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Filling 法による IH-NMR Imaging の空間解能向上法 はじめに 臨床に応用される核磁支洪鳴スベクトル (NMR MRS) を選択的に測定する, としては, 現在単一領岐 領域選択法が中心的技法で する. この各 voxel 内のスペク卜 Jレ中の着目する化合物のピーク蘭積を. 画

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シェア "Filling 法による IH-NMR Imaging の空間解能向上法 はじめに 臨床に応用される核磁支洪鳴スベクトル (NMR MRS) を選択的に測定する, としては, 現在単一領岐 領域選択法が中心的技法で する. この各 voxel 内のスペク卜 Jレ中の着目する化合物のピーク蘭積を. 画"

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(1)

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-明治錨灸大学脳神経外科教室 ・・明治銭灸大学 日・京都府立医科大学脳神経外科教室 雅宏・ 田中 ,守蔵・ 樋口敏宏・ 昭二日・ 堀川 義治目布 恵飛須俊彦 M ・ 生理学教室 西川弘恭 n 上回 聖... 要旨 脳内のエネルギー代謝やアミノ酸の代謝を 10 V1VQ で観察する方法として核磁気共鳴スベクトル

(N

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Speclroscopy) は欠かせないものとなりつつある.なかでも代謝化合物の脳内分布を知るこ とのできる Spectroscopic

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(S1)法は代謝画像を得る方法としてそ白応用が期待されている, 本研究ではこの SI 法を汗I-MRS に適応して得られるデータを,

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filling 処理によりデータ補間 し. 函像分解能を向上させた この結果, SI データの空間分解能が向上し.

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MRS) としては,現在単一領岐 を選択的に測定する, 領域選択法が中心的技法で ある 領域選択法では,傾斜磁場と狭周波数帯 域電波を併用する stim lJlated

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X

20mm

X

20mm の立方体内 の領域の 'H-MR8 を得るためには十分程度の時 閣を要するの.従って, 脳内の代謝化合物の分布 を,領域選択法で脳内の各点、について測定 L. 得 るには非常に長い時間を要する.これに対し,代 謝化合物の分布を調べるために, 領域選択法と併 用し,通常の磁気共鳴画像 (MRI)法で用いら れている磁場勾配による位置情報の慮り込み(位 相エンコード)法を MRS に応用した. 8p田tro­

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(81)法引)が提案され.実用化 されつつある. 81法は15-30 分程度の測定時間 を要するが,目的領域内を 1 ml以下の小領域

(

voxel)に分割して信号を得ることが可能である. 単一領域を選択する方法では脳全体に照射された 電波で,小さな領域のみの信号を取り出している のに対し. 81 法では同様に照射された電波で, 目的視野の大きな選択領域の信号を腕専するので, 単位時間内に得られる信号の量(信号取得効率) は 81法では著しく高い 言い替えると領域選択 法では選択外領域からでる信号を除いているが, SI 法では除去する領域外信号が少ないため信号 取得率が向上する.さらに SI 法では位相エンコー ドの数を増やすことにより得られる voxel の大き さを小古くすることが可能である

230mm

X

2

3

0

mmX20mm の voxel を選択し,位相エジコード 法により平面を 32X32 ステップで分割すると. voxel の大きさは 7

mmX

7

mmX20mm まで減少 する.この各 voxel 内のスペク卜 Jレ中の着目する 化合物のピーク蘭積を.画素(pixel) の信号強 度として画像を構築すると T 着目している代謝化 合物の分布を示す分解能 7mm の代謁画像が得ら れる.こうして得られた画像は pixel の予定い画像 で人の脳内の構造を表現するのには適切ではない. このため, この代謝画像の画像分解能を改善する 目的で,フーリエ変換前の SI データ列 (K 空間 データ)にゼロデータを追加する zero filling 法的 を用いた.本法によりフーリエ変換後の実空間に おけるデータを補間 L. 画像を構成する pixel 数 を 16倍以上に地加させ,画像を滑らかにすること が可能となる さらに zero filling 法は,画像デー タの実空間における平滑化処理とは異なり,元の データの pixel 数では表現できなつかった細かい 構造を,再現する効果もあり曾画質が改善される, 本研究では 32x32 マトリックスあるいは 16X 16 マ トリックスデータの SI データを128x 128マトリッ クスデータまで補間し,高解像度の代謝画像を得 るこを目的とした. 対象と方法 装置は臨床用 MR装置 Gyroscan

S

1

5

0.5 テス

ラ) MRl/S 装置を用いた 'H 共鳴周波数は 64 MHz. 測定に用いたコイルは頭部損影用のミラー 型ヘッドコイノレである. SI 測定に用いたパノレス シーケンスを図 l に示す.領域選択は double

SE

法を用いている 測定データマ ト リックスは 16X 16 マトリックスまたは 32X32 マトリックスである ケミカノレシフト軸は l∞OHz で, データポイント は 512 ポイントである. RF パルス繰り返し時間 は 2 s に設定したため.

32x

32 マトリックスデー タの測定時間は約34分間であった 位相エンコー ドにより画像化される平面の範囲を観測領域

(

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田t; VOI)とした.エコー l時間を TE とし TE= 136ms または TE=272ms を用いた. この l時間は 乳酸のメチ Jレ信号が J モジュレーションにより各々

(3)

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SE 法を用いた SI 法のパルスシーケンス 狭周波数帯以白 3 つの RF パルスと棺1料磁喝を用いて領域選択を行い l ド傾斜磁場を変化させ領成内信号を平面に展開する. 位相エンコー 下向きの信号.および上向きの信号となる時間で ある.データは Gyroscan のメインコ ンピュータ である VAX

1

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(DEC 社)から処理用コン ビュータである SPARC

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2

(Sun

Micrcト

systems 社)に Ethernet にて転送し処理した. Sl デー タの処理には Sunspecl ソフトウェア (Philips 社)を用いた データ処理は以下の手順 で処理を行った. ①時間南h データの低周波成分を除く(水信号の除 去) ②時間軸データをフーリエ変換する ③周波数布11データを有効な信号の領域のみ取り出 す (choline から乳酸までを選択) ④ k 空間の x 車IU データにぜロデータを加え K 空間 を拡張する ⑤ k 空間の x 軸方向をフーリエ変検する ⑥ k 空間の Y 軸データにゼロデータを加え K空間 を拡強する ⑦ k 空間の Y 軸方向をフーリエ変換する ⑧データを並べ変えて実空間のデータマトリ ック スを作成する ③各データのパワースベクト Jレをとる 団ro filling 法により 32x32 マトリックスまた は 16x16マトリ ックスを 128X128マトリ ックスデー タに拡張した.ステップ③にて行うデータの縮小 の度合はこの拡張された空間のデータサイズが

1

6

Mbyte 以下になるように設定した. 基礎実験の対象として用いた標単試料は.

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(Gd-DTPA) で緩和時間を短縮させた水を 満たした容器内に. 7.6mmol/1 の N-田etylー し alanine 水溶液を満たした直径 6cm のゴム球を

(4)

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4

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Fil1 ing 法による lH-NMR

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Imaging の空閥解能向上法 吊し作成した.臨床応用としては健常人 5 伊U. 脳 梗塞 3 例. 脳腹筋 2 例である. SI の測定は頭部 の水平断面の T ,強調画像もしくは T. 強調画像 を測定し.病巣を含む画像をもとに IH-SI の関心 領壕を決定した. 結 果

1

標準試料による基礎実験 標準試料に用いられた N-a田tyI・L-alanine の IH.NMR の信号は1.3 ppm にダプレットピークを.

2

ppm にシングレットピークを持つ化合物であ る.この標準話料の球の中心を通る断面で測定し た MRI (FOV=250mmX250mm. スライス厚 15 mm) を図 2 a に示す

FOV

/VO

I=250mm

X

2

5

0mm

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mm

X

I5mm.

32X32 マト

リックスの位相エンコードで測定した同一面内

の llH-SI を図 2 b に示す. IH-SI は N-acetyI-L­

alanine のシングレットピークから作成した.

N-図 2 補間された標準試料の 51 データ白画像に よる比較 (.)標準試料自 MRI.

(

b

)

32x32マトリックス画像, (c) 輔、淵された 128X128マトリックス画像

(5)

明治鎖灸医学第日号 61-69 (l

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6

5

a田tylーしalanine は球形内のみに存在するため球 状の画像が得られているが,輪郭は明確でない 同一のデータを日ro filling 処理により 128

x

1

2

8

マトリックスに補間して得た N-acetyl-L-a1 anine 画像を図 2 c に示す.図 2 c では球の輸郭が明確 になった.球の中心部から球外に至る放射南b上の 点のスベク ト Jレを下から順に並べたスベクト Jレ列 を図 3 に示す 図 2 b に相当するデータを図 3

a

に,図 2 c に相当するデータを図 3 b に示した. 32X32 マ トリックスのデータと 128X1287 トリ ッ クスのデータを比較すると,

128X

128マトリック スデータでは球の辺縁の変化が滑らかになってい る(図 3)

,

SI のスライス厚 (slice

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;

ST) による信号の感度を比較するため TE=

1

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ms

,

FOV=80m

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m

,

VOI=40mmX40

mmxST

,

l6X

167 トリックス 4 固有~算で測定 した標準試料の補間後の SI を図 4 に示す,

VO

I

は図 4 a 中に四角い枠で示した, ST=20mm の

l

a

)

調F7

図 3 データ補聞のスベヲトルによる比較

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a

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32x32 マトリックスデ タ,

C

b

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128X128マトリックスデータ.

S

I

を図 4 b に ST=10mm の SI

を図 6 c に示す, ST=10mm の画像では枠内の信号強度に比較し 周辺の雑音の強度の相対的増加が認められる.

2

臨床応用 脳腫協 (glioblastoma) 例の T,強調画像 (Gd­ DTPA 造影後)を図 5 a に示すー 伺一断面を FOV 古1250mmx250mm , VOI カ1

120mm

X

1

6

0

mmX20mm で観測l した 16X16 マトリックスデー タの 'H-SI を図 5 b に, 128X128マトリックスデー タの 'IH-Sl を図 5 c に示す 各画像とも脳内に 含まれる N-acetyl-asp町tate (NAA) の 2

ppm

のシングレットピークの面積をもとに作成した. NAA は神経細胞に存在し.騒筋細胞に存在しな いため.図 5 b ,図 5 c ともに服磁及び脳室の部 分の信号強度は低い. さらに 16X 16 マトリックス SI では再現されていない構造が 128X 128 マトリッ クス SI では現れている(脳室下部など) ,脳梗 塞例の T ,強調 MRI を図 6 a に, 32X32 マトリッ クス SI を図 6 b に,

1

2

8

x

128 に補間された SI を 図 5 c に示す.図 6 c では図 5 b に現れていない 脳室の輪郭が確認できる. 考察 データポイントの補間方法には一般的に 2 種類 ある.ひとつは画像が構築されている実空間にお ける補間法であり,他のひとつは実空間のデータ をフーリエ変換した K 空間における補間法である. このうち笑空間における補間法は pixel と pixel の閲の信号強度を直線または曲線の式で算出して 補間する方法が用いられている,この方法は着目 している橋間点の信号強度を周閣の数点から計算 するに過ぎない.一方 K 空間を拡張する zero filling 法では着目する補問点の信号強度を全体 の情報から再現するために.実空間補間では実現 できなかった高周波の変動が補問点の信号強度に 再現されることになる. このために zero

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法による補間で画像の分解能の改善を実現し, pixel を増加させることと合わせて画質の改善が なされる.コンビュータのメモリ容量による制限 のため,周波数軸の一部を切取り処理する本方法

(6)

6

6

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FiJling 法による lH-NMR

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Lm aging の空間解能向上法 でも上記の結果のごとく, 優れた空随分解能が得 られている.従って処理のメモリ容訟の大きさや 計算速度が十分になり,画質を改善するために全 体情報を使うとする本来の条件を満たし,田ro filling 処理後の K空間の 512x

128x

128 ポイント の全データをフーリエ変換すことが可能になるな らば. さらに空間分解能の改善が実現されるもの と考えられる. 通常,スライス厚がlO mm. 平函分解が 2

m m

図 4 スライスによる画質の比較 (a) 標準試料白 MRI. (b)20mm スライス厚の SI. (c)10mm スライス淳司 SI. 以下の MRI に認められる脳組織の構造として白 質と灰白質がある この両者では NAA や choline 化合物の構成成分比が異なる可能性がある 通常 の領域選択法では空間分解能は VOI で決まり, VOl は 10mm

x

10mm

x

10mm が下限であること から白質と灰白質を分離して測定することは困難 である.一方. 81 法では,元データの平面分解 能が 7mmX7mm でも.

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filling によって 2mmx2mm の平面分解能が得られるので,白

(7)

明治銭灸医学第 9 号 61-69 (1

9

9

1

)

6

7

質,灰白質の代謝化合物の違いを検出する上でも 有用となる.さらにスライス厚を荷くすることで 空間分解能は改善すると考えられるが,図 7 に示 されるスライス厚の比較によれば.スライス厚を lOmm にした SI データでは信号に対して雑音が 大きくなる.つまり,信号と雑音の比が小さくな り,雑音が重なった信号は精度が低下する この ことを改善する方法として表面コイルの導入やス ライス方向に位相エンコード法を施した 3

Dimen-図 5 データ補聞による脳腫寓例の NAA の 51 データの比較 (.)腫錦部を含む造l*後 (J)

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(

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32X32 マトリックス白 NAA 画像,

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2

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x

128マトリックスの NAA 画像

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(3D-SD 法の導入などが考えられ,現 在表面コイル法を中心に改良を加えている. まとめ

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filIing 法を用いて.測定された 16X 16 マ トリックまたは 32X32 マトリックスの 'H-SI デー タを 128

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128 マ トリックスデータに補間し.

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の空間分解能を向上させることができた.この得 られた各代謝化合物の高分解能画像は脳室や脳腫

(8)

総 Zero Filling 法による lH.NMR Spectroscopic Imaging の空間1解能向上法 湯の輪郭などの構造を反映した画像であり,今後 の脳代謝の研究に役立つデータであると考えられ る さらに表面コイルを併用することで信号強度を 増加させ画像化領域を小さくすることで,更に高 い分解能の Sl を得られることが期待された. 本研究の一部は平成 3 年度文部省科学研究'l'1 (No.03771779) および上原記念生命科学財団の 図 6 デ -9 補聞による脳梗塞例の choline 化 合物と creatlne の 51データの比鞍 (a) 梗塞部を含む1',強調 MRI,

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x32 マトリックスの SJ, (c)128X128 マトリックス白 Sl 研究助成を受けた. 文 献

1) Frahm J, Merboldt K D, and

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2) Fr.hm J

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参照

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