家 庭 、 学 校 、 社 会 に お け る 子 ど も の 道 徳 性 の 形 成 に 関 す る 調 査 研 究
一 一 中 国 と 日 本 の 比 較 一 一
学 校 教 育 専 攻 人 間 形 成 コ ー ス 拐 を玉娼
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問題の所在と研究の目的ここ数年、日本の学校現場では、不登校、い じめ、引き繕りなど、過去にはそれほど多発し ていなかったさまざまな現象が現れている。さ らに、近年の子供による重大事件の発生が増え、
子供の教育は剰充を続けている。
この点では中国も例外ではない。「一人っ子J 政策のため、物質的に豊かな環境で育てられた 子供たちは、大人たちに甘やかされ放題で、節 約、努力、忍耐、譲り合い、思いやりなどの美 徳を知らず、わがままで自己中心的になってい る。また多くの子供が親に対して過度に依存し ており、日常生活能力明虫自に問題を解決する 能力がかなり欠如している。
さらに、改革開放や市場経済の導入によって、
「拝金主義J、「個人主義jが氾濫して、子供の 道徳意識が希薄化し、他人、社会へのボランテ イア奉位精神を失し、かけている問題などが教育 界で憂慮すべき大きな問題となっている。子供 のしつけや道徳教育にもっと力を注ぐ努力をし なければならない。
中国では、長年、優れた人材を育てるため、
一方的に知識を重損してきた。道徳教育が子供 の生活と事離していた。急激な変化が行われて いる社会の中で、このようなさまざまな問題を 解決するために、有効な道徳教育改革が期待さ れている。その改革の方向性は子供たちの生活 の実態に基づいて見出されるべきであるD
指 導 教 官 伴 恒 信
本研究は日本と中国の児童の生活と意識に関 する質問寿南周査を行い、調査の分析に通じて両 国の子供たちの意識明子動に、どのくらいの違 いがあるのかについて調べる。そして道徳教育 に対する両国の共通点と相違点などを明らかに する。国際比較研究を通じて、子供たちに対し て、道徳教育のあり方を考察し、中国と日本に 直面しているさまざまな問題を解決する方向を 探っていきたい。
2.研究の概要
1 )対象:日本・中国の小学校5・6年生 2) 質問紙の構成内容(自記式質問紙調査
① 自分自身について
②学校における子どもの行動と意識
③家庭における子どもの行動と意識
④ 日常生活における行動と意識
⑤ 普段の生活スタイル 3.分析結果の総併句な考察
1) 学校での子どもたち
行動面に関しては中国の子どもは日本の子 どもより先生の言いつけや学校の決まりを良く 守り、積極的に学校の活動を参加していること がわかった。一方中国より日本の子どもたちは、
お互いに助け合う、他人と協力しようという意 識が強いことが明らかになったO
税制三指示することに対し、子どもが行動で 応えるかどうかは、あまり関連性が見られなか
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った。日本の耕市に比べて中国の税市は、対人 協力意識や自律性など日常生活において子ども たちに欠けている行動に対して注意をしている 傾向が強く見られ。そして日本の貌市は、子ど もに対して他人との関わりに関する指示をあま りしていないが、個人の生活態度に対する指示 はよくしていることが分かったo
教師に注意されたことに対して、中国の子ど もたちは積極的に受け止め、反発しようという 気持ちはあまり見られなかった口それに比べて、
日本の子どもたちは教師に注意されたことに対 して、比較的に消極的な態度で応じ、反発心が 生じていることがよく見られたロ
2)家庭での子どもたち
全体的に、両国とも親が「何しなさしリを 言う割合が高いほど、子どもの行動がよくでき ていることがわかった。中国の親が、日ごろか ら子どもたちにしっかりと注意をしているため、
子どもたちの行動もちゃんとできているように 見える。
また、中国の親たちは、ほかのことについて も細かく注意しているが、ほとんどの中国の親 は「一生懸命勉強しなさしリと注意しているこ
とがわかった。すべてのことに点数が優先、成 績が重野見されている中国では、子どもたちの 過重負担の問題が深刻なのである。
中国の親たちは日頃から日常生活について細 かい注意をすることで、子どもたちの行動をよ い方向に促す努力をし、なるべく叱ることのな いようにしてしも。しっかりほめて、伸び伸び、
と育てようとしていることがわかった。日本で は、普段の日常生活においては、細かい注意を あまりしなし対項向にあるが、たまに注意をした 時、子どもたちには親の意図がきちんと伝わっ ていないようにみえる。親の注意への反発心が
生じている子どもの数が多くなっているようで ある口
3) 公共の場での子どもたち
両国とも社会生活の中で、他人に対して、感 謝やお詫びの気持ちをきちんと伝えている子ど もが非常に多いD また公共の場では中国の子ど もの態度として、騒し、だり人に迷惑をかけたり することはいけないと十分理解しているし、実 際の行動として示していることがわかったo 日 本のこどもたちはときどき地べたに座り込んだ
り、夜コンビニやゲームセンターで遊んだ、りし て、ある程度好き勝手なことやっていることが わかった。
4)道徳の授業に関する比較
道徳の時間に関して、日本より中国の子ども たちは道徳の時間に対する意欲が高いと言える。
日本の場合は過半数の子どもは道徳の授業が楽 しくないと感じており、授業への取り組み方に 関しても消極的な面が強く、道徳の授業に魅力 を感じていないのではなし、かと考えられる。そ れについては、日本の教育現場の先生たちにと っては考えなければし、けない課題だと思う。子 どもたちの意欲を高めるために、指導方法の改 善が必要である。
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今後の課題本研究は菊怠者交社命こおナる子どもの道哲生 明 滅 こ う1てヰ国と日和つ雌樹子つがミ筆者。洞 察力が甘いゆえ、各イ則面については十分に角封も ることがで、きなかったように考える。調査結果 の考察において、問題の本質を見抜くことがで きないところがたくさんあった。今後研究を進 めていくにあたって、これらの問題点をふまえ、
今研究で、十分角針もられなかった各側面について、
もっと研究を続けていきたい。