現地調査(計測)
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(2) VI‑337. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 3.現地調査 道路トンネルに使用する点検台車は、多様なトンネル断面に対応するため、熱源及びサーモグラフィを伸縮 回転可能なブームに固定する構造にした。 熱源の設定を検証するため、現地調査前に熱源通過前後のコンクリート表面温度の計測を行った結果、与熱 により表面温度が約 4℃上昇した。これは室内実験より求めた目標与熱量と同等であり、熱源種類と点検台車 の走行速度の設定が適当であることを確認した。 サーモグラフィ調査は、進行方向側ブームに熱源を、後方側ブームにサーモグラフィを取り付けた点検台車 をトンネル縦断方向に 2km/h で走行させ、与熱、計測を行った。1回の走行で幅 75cmの範囲を調査し、こ れを繰り返すことにより調査面全面を調査した。 4.調査結果 ひび割れの状況を写真−1 に、角度検知を行った調査結果を写真−2 に示す。角度検知は、周辺の温度分布 より、 表面から内部に進展するひび割れの角度を検知する手法1)である。写真−2 のひび割れに直交する線は、 傾斜角度を色で、傾斜方向を向きで表している。 漏水・付着物(すす)の状況を写真−3 に、調査結果を写真−4 に示す。漏水箇所は低温部として、付着物 のある場所は高温部として検出できた。漏水部については、目視で確認できない部分(写真−4 左上部)も検 出できた。 補修箇所の状況を写真−5 に、調査結果を写真−6 に示す。補修箇所が高温を示していることより、この部 分が浮いていると考えられる。. ひび割れ角度 0 20 45 60. 写真−1 写真−1 ひび割れ状況. 写真−2 写真−2 ひび割れ調査結果 漏水. 漏水. 付 着. 付 着. 写真−4 写真−4 漏水、付着物調査結果. 写真−3 写真−3 漏水、付着物状況. 写真−5 写真−5 補修箇所状況. 写真−6 写真−6 補修箇所調査結果. 5.まとめ 1)熱源について事前検討した結果、目標どおりの与熱量を得ることができた。 2)道路トンネルでも表層部の欠陥を検出でき、走行式コンクリート点検システムの実用化ができた。 3)今後、打音検査結果との照合を行い、検査結果の整合性を確認する。 (参考文献)1)大野ら:走行式トンネルコンクリート調査・診断システムの概要、セメント・コンクリート、No.656、pp68‑73、2001. ‑674‑.
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