Cyclooxygenase‑2 promotes prostate cancer progression
著者 藤田 博
著者別名 Fujita, Hiroshi journal or
publication title
博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査 結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科
volume 平成15年7月
year 2003‑07‑01
URL http://hdl.handle.net/2297/15775
甲第1567号 平成15年3月25日 藤田博
Cyclooxygenase-2PromotesProstateCancerProgression (Cyclooxygenase-2は前立腺癌のprogression促進する)
学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目
上輪木々井一二佐 樹一磨正晃琢
教授 教授 教授 論文審査委員 主査
副査
内容の要旨及び審査の結果の要旨
Cyclooxygenase(COX)はアラキドン酸から様々な生理活性を有すプロスタノイドを産生する酵素で ある.誘導型isofbnnであるC〔Ⅸ-2は通常の組織ではほとんど発現していないが、近年大腸癌をは じめ種々の癌組織にその発現が認められており、cammogenesisやprogessionに関与すると考えられ れている.前立腺癌でも正常前立腺組織に比べて癌組織においてCOX-2が強く発現していると報告 されているが、前立腺癌におけるCOX-2の機能は不明である.本研究ではCOX-2と前立腺癌の関係 を調べるためにCOX-2がほとんど発現していない前立腺癌細胞株LNCaPにCOX-2を強制発現させ た細胞株(LNCaP-COX-2)を樹立し、コントロール(INCaP-neo)、親株と比較しながらCOX-Zの
機能を検討し以下の結果を得た。
1.細胞株間においてC〔Ⅸ-1の発現には有意差は認められなかったが、LNCaP-COX-2においてCOX-2 mRNA、蛋白質の発現が有意に冗進しており、薄層クロマトグラフィーを用いた検討でCOXP2蛋白
質の活性が確認された.
2.LNCaP-COX-2ではmvitroにおいてコントロール、親株に比べ有意に細胞増殖の冗進が認められ、
SCDmceを用いたmvivoの系でも造腫瘍能の冗進が認められた.
3.COX2の前立腺癌のprogessionに関与する因子を検討したところ、血管新生因子であるⅦGF のmRNA、蛋白質の分泌が冗進しており、mvivoでの造腫瘍能の冗進に血管新生の関与が示唆され
た.
4.LNCaPはアンFロゲン感受性前立腺癌細胞株でありAndrogenreceptor(AR)を有しているが、
LNCaP-COX-2ではAIRの発現冗進、ARの活性増加は認められず、LNCaP-COXP2の増殖促進にAR
は関与しないことが示唆された。逆にCOX-2を強制発現させるとAR活性の低下が認められ、前立
腺癌がホルモン感受性より非感受性へと変化する際におけるCOX-2の関与が推測された.以上の結果からホルモン不応性前立腺癌に対する治療薬としてCOX-2阻害剤であるNSAmsの有
用性が示唆された.
本論文は前立腺癌におけるCOX-2の関与を示し,前立腺癌治療に示唆を与える価値ある論文と評
価された。
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