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アレルギー性結膜炎 は、 Ⅰ型 ア レルギー反応 の代 表的な症状の一つで、主 に histamineが 関与 し、 日 の掻痔感、結膜の充血や浮腫 な どの症状 を呈す るこ とが知 られている。 そ こで、我 々はモルモ ッ トを用 い histamine点眼、抗原抗体反応 お よびアレルギー 反応への関与が示 唆 されているstlbstancepの注射 により、実験 的 アレルギ ー性 結膜 炎 モ デル を作 成 し、それ らに対す る各種抗 アレルギー薬 に影響 につ いて検討 した。
抗原誘発結膜炎 は、モ ルモ ッ トをegg albl皿inで 感作 し、 2週 間後 に抗原溶液 を点眼す る ことに より 惹起 させた。Histamine点 眼お よび抗 原溶液点眼 に より、10‑20分 を ピークとす る濃度依存 的な結膜炎 が観察 された。今 回使用 した抗 ア レルギー薬 の うち chlorphenira皿ineお よび ketotifenは、histan]ine 誘発 結膜 炎 を強 く抑 制 し、levocabastineお よび amlexanoxは抗 原抗体反応 に よる結膜 炎 の方 をより 強力 に抑制 した。Levocabastineお よび a皿lexanax は、抗原抗体反応 による結膜か らの histamine遊離 を抑制 し、涙液 中の histaⅡline含有 を有意 に減少 さ せ た ことか ら、肥満細胞 か らの chemicalmediator 遊離 を抑制す ることにより抗 ア レルギー作用 を発揮 す ることが示唆 された。
substancePは、点眼で結膜炎 を惹起 しなか った ので、眼険結膜下 に注射す るこ とによ り結膜炎 を誘 発 させた。その結果 10‑20分 をピークとする濃度依 存 的な結膜炎症状が観察 された。stlbstanceP誘発 結膜炎 に対す る各種抗 ア レルギー薬 の影響 を検討 し た と ころ、chlorpheniramine,ketotifenお よび levocabastineは有 意 な抑 制効 果 を示 した。 しか し、subatanceP誘発結膜炎が惹起 された際の結膜 組織 中の histamine含量 を測定 した結果、有意 な変 化 を示 さな かった。capsaicinを連 投 し結膜 中の substancePを洞渇 させた感作モルモ ッ トに、抗原 を点眼 した際、抗原抗体反応 に よ り生ず る血管透過 性 の克進 は抑制 された。
以上の成績 より、substance Pは hista皿ineを 介 さない経路でアレルギー性結膜炎 に関与 している 可能性 が示唆 された。
一般 講 演 (3)
喧吐 運動 の パ タ‑ ン を形 成 す る中枢 神 経機 構 、 その2
古我知成 ・福 田博 之
( 川
崎医科大 ・生理学教室)イヌやネコなどの肉食動物 の唯吐運動 は空 えず き の相 (retching)と そ れ に引 き続 く吐 出 の 相
(expulsion)に分 け られる。 数年前、我 々は、本研 究会で除脳 イヌの retching の cemtral pattern
generator (CPG)は延髄吻側の後顔面神経核 の背 内 側 の網様体 に存在する可能性 を報告 した。今 回は、
その後の研 究結果 を、1. Retchingの CPG‑ の カ イニ ン酸の微量投与の効果、2.Expulsionの CPG は どこに存在す るか、の2点 にフォーカス して紹介 した。
実験 は、 イヌをケ タミン麻酔下で除脳 し、非動化 して人工呼吸下で行 った。横 隔神経 と腹筋支配神鹿 の遠心性活動 を記録 し、両神経の同期 した リズ ミッ クな活動 を retchingと判定 した。Retchingは、
腹部迷走神経 を求心性 に刺激 して惹起 した。右側延 髄 をobexの 3mm吻側 で半側切断 したが、その後 も迷走神経刺激 により retching は引 き起 こされ た。左側延髄の後顔面神経核 の背内側近傍 を電気刺 激 して、retching が誘発 される部位 を探索 し、そ の部位‑ カイニ ン酸 (4.69 D]M) を微量注入 した。
注入後、約 2時 間経過 を観察 したが、迷走神経刺激 に よ るretchingは 消 失 した。 以 上 の 結 果 は retchingの CPGは後顔面神経核 の背 内側の網様体 に限局す る とい う前 回の報告 を支持する ものだ と考 え られる。
一方、我 々の実験 システムでは expulsionは通 常観察 されない。 この原 因は人工呼吸下では血 中炭 酸 ガスが一定 に保 たれるためではないか と考 え、迷 走神経刺激 に よる retchingの進行 中に人工呼吸器 をス トップ し、 炭 酸 ガス濃 度 を上 昇 させ た 時 、 retchingは expulsionへ と移行 した。 また、頚動 脈洞神経 を retchingの進行 中に求心性 に刺激 して も expulsion を誘発す ることが出来た。 この結果 は血 中 炭 酸 ガ ス 濃 度 の 上 昇 がretchingか ら expulsionへ の移行 に重要 な役割 を果た してい るこ とを示 してお り、 この実験後、炭酸 ガス濃度 をコン トロールする ことに より、定常的にexpulsionを誘 発す ることが可 能 になった。
次 に、retchingの CPGが存在 していると考 え ら れる後顔面神経核近傍の細胞 のexpu】sion時の活動 パ ターンを検討 した。同部位 にはexpulsion時のみ 特異 的 に働 く細 胞 が存 在 してお り、retchingと expulsionのCPGは混在 していることが示唆 された。
さらに、 この部 位 には expulsionの終了時 のみ特 異 的に働 く細胞 も兄いだ され、 この細胞 に よって一 連 の曜吐運動 (retchingとexpulsion)は終止 され ていることも考 え られる。
※※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 繋 ※※ 業 栽 ※ ※ ※繋 X・炎 ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※※
第 30 回 岡 山実験動物研 究会
平成7年12月1日 (金)午後 1時か らメルパ ル クOKAYAMA郵便貯金会館 において、岡山県新 技術振興財 団 との共催 で開催 された。
36 はじめに会長の栗本雅司所長 ((秩)林原生物化学
研究所 ・藤崎研究所)か ら開会の御挨拶があ り、そ の後、特別講演 に移った。
特別講演 1は 「家庭 を取 り巻 く害虫」と遷 して、
岡山ペス トコントロール協会事務局長の三宅 忠氏 が講演 された。
特別講演2は 「ゴキブリよもやま話
」
と題 してア ース製薬 (秩)研究部顧問の西村 昭先生が講演 され た。特別講演 1,2の司会は新井成之先生 ((秩)林 原生物化学研究所 ・藤崎研究所)が担当された。特別講演3は 「動物催眠一防衛行動 としての死ん だふ り
‑」
と遷 して岡山大学理学部の酒井正樹先生 が講演 された。この司会は三谷恵一先生 (岡山大 ・ 文学部)が担当された。講演終了後、休憩 をとり、事務局か ら会務報告が あった。その内容 を要約すると、①平成7年度の活 劫報告 (第29回研 究会 の開催、会報12号の発 行、理事会 ・常務理事会の開催) について、②平成 7年度の会計中間報告について、③第31回の研究 会の開催予定について、④研究会報 (第13号)の 発行 について、などであった。
会務報告後、特別講演4に移 った。この特別講演 の演題は 「細胞ガン化の機構
」
で、岡山大学医学部 の清水憲二先生が講演 された。この司会は片山泰人 先生 (岡山大 ・医学部)が担当された。この会 には約75名の参加者があった。会終了後 懇親会 が同会場 で開かれ、名誉会員の矢部芳郎先 生、田坂賢二先生 もご出席 された。会長の栗本雅司 所長の開会の御挨拶 につづいて、名誉会員の先生方 にも御挨拶 を頂 き、なごやかな雰囲気の中で会貞相 互の親睦を深めるとともに同研究会の今後の発展 を 誓いあった。
特別講演の内容は特別講演要旨に掲載 しています ので、御参照下 さい。
※ ※ ※X・※ ※ ※ ※ ※ ※紫 ※※ 兼 業 菜 ※ ※ ※ ※※※ X・※ X・繁 栄 発 ※ ※X・繋※溌 ※其 X・井
平 成 7 年 度 理 事会 報 告
平成7年度の理事会は2回行われた。第 1回 日は 7月1日 (土)12時30分か ら13時までノー ト ル ダム清 心女子大学 で、第2回 目は12月1日 (金)12時30分か ら50分 までメルパルクOK AYAMA郵便貯金会館で行われた。
第1回理事会
①平成6年度の活動報告 :岡山県新技術振興財団 との共催 による2回 (第27回、第 28回)研究会 の開催、第11号の研究会報の発行、常務理事会の 開催 (3回、5月17日、8月26日、10月26 日)、役貞選任の報告があった。
②研究会報12号の発行 :7月中に発行 される予
定であることが報告 された。
③平成6年度の会計報告 :平成6年度 (1月 1日
‑ 12月3 1日)の収入、支出、残高の状況につい て報告がなされ、中永征太郎先生、河本泰生先生の 監事によって 5月 26日会計監査がなされた。
④平成7年度の活動計画 :第 29回の研究会は本 日ノー トルダム清心女子大学において、また第30 回の研究会は12月上旬 にいずれも岡山県新技術振 興財団との共催で開催 される予定であることが報告 され、具体的な開催 日時、内容 については後 日の常 務理事会で検討することが了承 された。
第
2
回理事会①平成7年度の活動状況 :第29回の研究会がノ ー トルダム清心女子大学で開催 され、また第
30
回 の研究会が本 日 (12月1日)いずれも岡山県新技 術振興財団との共催で開催 されていること。 第12 号の研究会報が発行 され、会員 に送付 されたことが 報告 された。②平成7年度会計の中間報告 :平成7年 1月 1日 か ら11月30日までの収入、支出、残高の状況に ついて中間報告があった。
①次回 (第31回)の研究会の開催 :平成8年6 月頃に会員持ち回 りの会場 (川崎医大)で一般講演 を中心 に開催することが討議 された
④第13号の研究会報は平成8年7月に発行する 予定であるが、第30回の研究会を記念 して参加者 の写真 を掲載することが報告 された。