第4学年1組 国語科学習指導案 指導者 ○○ ○○ ○○ ○○ 1 単元名 調べたことの中心が伝わるように発表しよう 「伝え合う」ということ 2 学習の構想 このような子どもだから このような教材で このような指導で 〈本単元におけるキャリア教育の視点〉 このような子どもに ○ 発表をするとき、自分の考えを意欲的に話そうとしている子は増えてきており、みんなに分かってもらうとうれしいと 感じている子もいる。何について話すのか大まかに考えていても、思いつくままに話す子が多く、伝えたいことを事柄 ごとにまとめ、そのつながりを考えながら話すことのできる子は少なく、今後指導していく必要がある。 ○ 友達の発表を聞くことは、「友達の考えが分かる」「いろいろなことを知ることができる」と言う理由で好きな子が多い。 しかし、発表に対する質問や感想は、話の中心に沿ったものではないことがある。 ○ 発表をするとき、顔を上げて相手を見て話すことが少しずつ意識できるようになってきている。しかし、相手や場に 応じた音量や速さについてはまだ十分ではなく、これから指導が必要である。 本単元は、教材文の初めにある「わたしたちは、いろいろな方法で伝え合い、分かり合い、ささえ合って生きていま す。たくさんの人たちと、より深く分かり合うには、どうしたらいいでしょうか。」を学習のゴールとして設定している。自分 が興味ある課題を見つけ、体験や読書などを通して調べ、発表し合い、そこから自分が考えたことをまとめ、交流すると いうこの教材は、一人一人が、より深く分かり合うために自分はどうしたらいいのかという考えをもつために、適していると 考えられる。また、友だちに調べたことの中心が伝わるように発表するには、事柄を整理し、構成を考え、音量や速さに 気をつけて話すことが必要であり、伝え合いを確かにする力を育成するために適していると考えられる。 ○ つかむ段階では、まず今自分が知っている「伝え合う」方法を出し合わせ、たくさんの人とより深く分かり合うために どうすればよいかについて考えを深めるという学習の見通しを持たせ、学習計画を立てる。次に写真などの資料提示 によって、点字や手話など通常とは異なる伝え合いに目を向けさせ、さまざまな伝え合いの方法があることに興味を 持たせたい。さらに、資料「手と心で読む」を読み取らせ、これからいろいろな本などを読んでいく際にも作者の思い を感じ取りながら読むことの大切さを知らせたい。 ○ さぐる段階では、まず、点字や手話など目や耳の不自由な方々の伝え合いについて、自分の課題を見つけて調べ ていけるようにする。その際、調べ方には、いろいろな本を読んだり、アイマスクや点字などを体験したり、身の回りで 見つけたものや興味のあるものなどについて調べたりすることなどがあることを提示する。次に、自分の課題を明確に させ、課題について調べたものを事柄ごとにカードに書き留めさせておく。その中から、一番伝えたいことを選ばせ、 分かりやすくまとめさせる。それから、「知らせたいことの中心」をはっきりさせ、「調べたことと方法」や「感想」とを分 け、モデル提示によって「初め・中・終わり」の発表全体の組み立てを工夫させる。発表の練習では、話し方の対比モ デルを提示することによって話し方の工夫を見つけ、二人一組でチェックカードをもとに相互評価させながら練習をさ せる。そして、明らかになった自分の話し方の課題についてグループごとの練習をさせ、よくなったところを見つけた りアドバイスしたりさせる。 ○ あらわす段階では、発表会を設定することで意欲的に取り組ませたい。自分の発表について、自己評価をさせたり 友達同士で感想を述べ合ったりして、発表会を振り返らせる。「伝え合う」ということについて、自分の考えを持ち感想 を交流することにより、「伝え合う」ことについてのものの見方・考え方が広まるようする。 ○ 伝え合い分かり合うためには、いろいろな方法があることに興味を持ち、その特徴について調べたりまとめたりした ものを、聞き手に分かりやすく伝えようとする。 ○ クラスの友だちに自分の考えが分かるように筋道を立てて話をすることができる。 ○ 話の中心に気をつけて聞き、自分の感想をまとめることができる。 ○ 相手やその場の状況に応じて、丁寧な言葉で、適切な音量や速さで話すことができる。 (人間関係形成能力) 知らせたいことの中心をはっきりさせ、筋道を立てて話したり、話の中心を聞き取 ったりすることができる。
3 単元指導計画 (総時数14時間) 学習過程 学 習 活 動 指導上の留意点 評 価 つかむ ② 1 さまざまな伝え合いの方法につい ての発表会をすることを話し合い、 学習計画を立てる。 (1) 題名や冒頭文を手がかりに、伝 え合う方法を出し合い、単元のねら いをつかみ、学習計画を立て、見通 しを持つ。 ① (2) 資料「手と心で読む」の内容を読 み取る。 ① ○ 写真を提示し、さまざまな伝 え合いの方法があることへの興 味を持たせる。 ○ 誰とどのような方法で伝え合 っているのか、「伝え合う」と言う 言葉を意識させ、言葉のマップ 作りをする。 ○ この学習の活動の流れをつ かませる。 ○ 調べる活動を進めるために、 作者の思いを感じ取るということ の視点をとらえさせながら、読む ことの大切さを知らせる。 ○ 発表会への意欲をもち 単元全体の見通しを持つ ことができる。 ○ 作者の思いを感じとりな がら読み取ることができる 。 さぐる ⑨ 2 調べたいことを決め、発表の材料 集めをする。 (1) 自分がどんなことを調べたい か課題を決め、調べ方を知る。 ① (2) 自分の課題について調べる ③ ・ 調べたことをカードに書く。 ・ 集めた事柄の中から、選ぶ。 (3) 調べたことをまとめる。 ・ 発表全体の組み立てを考える 。 ・ 発表に必要な資料の準備をす る。 (4) 発表のしかたを工夫する。 ② ・ 話し方の工夫を考え、二人一組 ○ 課題を決めていけるように、 いろいろな本を準備したり、身 の回りで思いつくものをみんな で話し合ったりする。 ○ 点字に限らず、手話など目や 耳の不自由な方々の「伝え合 い」について考えさせる。 ○ 調べる方法には、どんなもの があるのか話し合わせる。 ○ 調べた一つの事柄について 一枚のカードにまとめさせてお く。 ○ 調べたことの中から、一番伝 えたいことを選ばせる。 ○ 話し始めと結びを考え、発表 全体を組み立てるようにさせる。 ○ モデル提示をし、組み立ての 工夫を考えさせる。 ○ 聞き手の方を向いて話せるよ うに発表メモには、項目とキー ワードを書かせる。 ○ 言葉では説明するのに難しい ことを、資料として準備させるよ うにする。 ○ 話し方のモデルを提示し、対 比させることによって、よりよい ○ 自分の調べたいことを 決めて、発表する材料を 探そうとしている。 ○ 次の観点にポイントを絞 りまとめている。 ・何のために作られたのか ・どのように使われているか ・便利なこと、不便なこと ・発見したこと ○ 伝えたい中心をはっきり させて、「調べたことと方 法」「知らせたいことの中 心」「感想」の組み立てで 原稿を書いている。 ○ よい話し方の工夫を見 つけるために、話し合うこ とができる。
で練習する。 (本時)1/2 ・ グループごとに発表の練習をす る 。 話し方について話し合わせる。 ○ 二人組みで練習し、チェック カードをもとに聞き合うことによ り、自分の課題をはっきりさせる 。 ○ 二人一組で練習したときの話 し方の課題をもとに、話し方カ ードのチェック項目を各自で作 成させ、練習させる。 ○ 友達に聞いてもらったり、録 音したりして練習させる。 ○ 聞き手によく伝わるよう な話し方を考え練習し、自 分の課題を見つけてい る。 ○ 友達の発表を、話の中 心に気をつけて聞き、自 分の課題を改善できる。 あらわす ③ 3 発表会を開く。 ② 4 「伝え合う」とはどういうことかにつ いて感想を書き、交流する。 ① ○ 聞き手を意識して話したり、 中心に気をつけて聞いたりさ せる。 ○ 「伝え合う」ことについて、自 分の考えを持てるようにする。 ○ 場や聞く人の人数に 応じて、音量や速さを変え て、発表にふさわしい言 葉遣いで話をしている。 ○ 「伝え合う」ということに ついて 自分の考えをまと めている。 4 本時の学習 (1) 日 時 平成20年11月5日(水) 第5校時 第4学年1組教室及び総合ルーム (2) 主 眼 ○ 聞き手によく伝わる発表にするために話し方の工夫を考え、それをもとに練習し、自分の話し方の課題を見 つけることができる。 (3) 授業仮説 本時学習において、次のような活動を仕組めば、聞き手によく伝わる話し方の工夫に気付き、自分の課題を見 つけることができるであろう。 ・ 二つの話し方のモデルを提示し、対比させることによって、聞き手によく伝わる話し方について考えさせる。 ・ みんなで話し合った「聞き手によく伝わる話し方」をもとにした話し方チェックカードを使って、二人一組で発表 練習を聞きあい、互いの改善点を助言する。 (4) 準 備 (教師) 話し方モデルのビデオ、話し方チェックカード、 振り返りカード、 (児童) 発表資料 ○ ゆっくり、はっきり ○ まとまりごとの間 ○ 資料を見せるタイミング ○ 接続語と指示語使い方 ○ 事実と感想の区別 〈聞き手によく伝わる話し方〉
(5) 展 開 学習活動 支援・留意点 評 価 1 前時の学習を振り返り、本時のめ あてを確認する。 2 よりよい話し方をするために大切 なことを話し合う。 3 「聞き手によく伝わる話し方」を いかして練習し、自分の課題を見 つける。 4 本時の学習を振り返り、次時の 学習の確認をする。 ○ 前時までに、発表のメモと資料の 準備を終わらせたことを想起させ る。 ○ 本時は、聞き手によく伝わるような 発表にするために、話し方の工夫 について考え、練習していくことを 確認する。 ○ 二つの話し方のモデルをビデ オ提示し、対比させることによっ て、よりよい話し方について気付 かせる。 ○ ビデオから、聞き手に視線を向け る大切さにも気付かせる。 ○ 二人一組で、話し方チェックカ ードを使って聞き合うことにより、自 分の課題をはっきりさせる。 ○ 難語句等については、言い換え たり、補足説明をすることによって 分かりやすくなることを伝える。 ○ よりよい発表になるように、課題を 見つけ合ったり、工夫が見られたり していた組を紹介し、広げる。 ○ 次時は、グループで発表を聞き 合い、お互いのいいところやアドバ イスを伝え合うことを知らせる。 ○ 聞き手によく伝わるような話し方 の工夫に気付いている。 ○ 聞き手によく伝わるような話し方 を工夫して、練習をしている。 ※ 発表 ○ 練習をする中で、自分の課題を見 つけている。 聞き手によく伝わるような話し方にするために発表の練習を聞き合い、自分の課題を見つけよう。 キャリア教育の視点(人間関係形成能力) 「聞き手によく伝わる話し方」の視点に基づいて、自分の話し方の課題を見つけることができる。 ○ ゆっくり、はっきり ○ まとまりごとの間 ○ 資料を見せるタイミング ○ 接続語と指示語使い方 ○ 事実と感想の区別 〈聞き手によく伝わる話し方〉