投資スタンスと初値メド ブックビルディング参加 Aggressive 初値投資 Passive+ 初値メド 4600 円~5000 円 市場の注目度 ★★★★ 想定仮条件レンジ 2100 円~2300 円 予想 PER 25.8 倍(連)~28.3 倍(連) 予想トレーディングレンジ 期間:上場後 1 年を想定 2500 円~9000 円 予想 PER 30.7 倍(連)~110.6 倍(連) ※★印は 5 段階評価 日 程 仮条件提示 6 月 12 日 ブックビルディング期間 6 月 16 日~6 月 20 日 公開価格決定 6 月 23 日 申込期間 6 月 24 日~6 月 27 日 払込日 7 月 1 日 上場日 7 月 2 日 類似会社 2 社 平均 PER 30.5 倍 → 2,482 円 フルスピード<2159> 34.1 倍(連) → 2,775 円 サイバーエージ<4751> 26.8 倍(連) → 2,181 円 (PER は 6 月 11 日前場の会社側予想ベース) ポイントサイト「EC ナビ」、ポイン ト交換プラットフォーム「PeX」等の ポイントを活用したオンラインメデ ィアを企画・運営するメディア事業な どを展開する。 マザーズ上場のネット広告関連の IPO として、初値の人気化が期待でき る案件となりそうだ。インターネット 広告関連のインフラ提供企業として は、24 日にマザーズ上場予定のフリ ークアウト<6094>の初値形成の影響 を受ける可能性が高い。フリークアウ トの初値は高騰が予想されるが、その 後の株価も初値水準を維持していれ ば、同社にも連想感が働くだろう。 一方、市場からの調達額が約 100 億円と大型案件であることは警戒材 料となる。ただし、約 80 億円を集め たサイバーダイン<7779>が公開価格 比+130%の初値を付けたことを考慮 すると、十分に吸収可能とみられる。 なお、第 3 位株主にはサイバーエー ジェント<4751>が名を連ねているほ か、売上高の約 16%がヤフー<4689> 向けであるなど、ネット関連の大型企 業との関係も安心感につながるだろ う。公開価格を 2300 円と想定し、初 値メドを 4600 円~5000 円、ブックビ ルディングへの参加スタンスを 「Aggressive」、初値投資スタンスを 「Passive+」とする。
業績推移 ( 百万円・% ) 決算期 売上高 伸び率 経常利益 伸び率 純利益 伸び率 2010/9 2,671 - 184 - 74 - 2011/9 2,460 -7.9% 317 72.2% 178 139.7% 2012/9 2,472 0.5% 500 57.7% ▲ 561 - 2013/9 3,075 24.4% 717 43.3% 567 - 2014/9 予 - - - - - - 連結業績推移 ( 百万円・% ) 決算期 売上高 伸び率 経常利益 伸び率 純利益 伸び率 2012/9 8,138 - 4 - ▲ 151 - 2013/9 9,858 21.1% 529 13093.5% 309 - 2014/9 予 14,000 42.0% 1,504 184.3% 900 190.8% 2014/3 2Q 7,283 - 1,002 - 601 - 予想 EPS/配当 単独:-円 連結:81.38 円(上場時発行済株式数で試算)/0.00 円
業 績 コ メ ン ト
2014 年 9 月期の連結業績は、売上高が 前期比 42.0%増の 140.00 億円、経常利益 が同184.3%増の15.04 億円と増収増益の 見通しとなっている。 足元では、メディア事業は「EC ナビ」 「PeX」「リサーチパネル」を中心とした会 員向け事業が堅調に推移している。これら のメディアにおいて、新規会員の獲得や会 員の定着率を向上させる施策の実施によ り、アクティブユーザー数は順調に増加し ているほか、会員 1 人当たりの収益性も継 続的な施策の実施により増加している。 アドテクノロジー事業は、国内景気の回 復期待感に伴う広告市場の活性化に支え られ、堅調に推移している。メディア事業 で培ったノウハウを最大限に活用し、SSP 「Fluct」を軸に営業活動を続けてきた。 SSP では媒体社の広告収益を最大化する ための仕組み作りや利便性向上の施策に より、媒体社数の増加及びそれに伴う広告 主からの利用率、信用度の向上により、業 績は堅調に推移した。 なお、通期計画に対する第 2 四半期末時 点の進捗率は、売上高 72.83 億円で 52.0%、経常利益 10.02 億円で同 66.6% と概ね順調な推移となっている。 2012/9期 2013/9期 2014/9期予 百万円 連 結 業 績 動 向 売上高 経常利益 純利益基本概要 所在地 東京都渋谷区神泉町 代表者名(生年月日) 代表取締役社長兼 CEO 宇佐美進典(昭和 47 年 10 月 12 日生) 設立 平成 11 年 10 月 8 日 資本金 3 億 7262 万円(平成 26 年 5 月 29 日現在) 従業員数 新規上場会社 118 人 連結会社 280 人 (平成 26 年 4 月 30 日現在) 発行済株式数(上場時) 11,059,100 株(予定) 公開株式数 公募 500,000 株 売出 3,300,000 株 (オーバーアロットメントによる売出 570,000 株) 想定公開規模 91.8 億円~100.5 億円(OA含む) 事業内容 メディア事業、アドテクノロジー事業他 売上高構成比率 ( 2013/9 期 実績 ) 品目 金額 比率 メディア事業 4,881 百万円 49.5 % アドテクノロジー事業 4,035 百万円 40.9 % その他インターネット関連事業 941 百万円 9.6 % 合 計 9,858 百万円 100.0 % 幹事証券団 ( 予定 ) 証券会社名 引受株数 引受シェア 主幹事証券 野村證券(株) 未定 未定 幹事証券 みずほ証券(株) 未定 未定 幹事証券 大和証券(株) 未定 未定 幹事証券 (株)SBI証券 未定 未定 幹事証券 マネックス証券(株) 未定 未定 幹事証券 豊証券(株) 未定 未定 幹事証券 岡三証券(株) 未定 未定 幹事証券 岩井コスモ証券(株) 未定 未定 幹事証券 東海東京証券(株) 未定 未定 幹事証券 いちよし証券(株) 未定 未定
大株主上位 10 位 順位 株主名 保有株数 保有シェア 1 ポラリス第二号投資事業有限責任組合 5,637,000 株 46.23 % 2 宇佐美進典 1,588,800 株 13.03 % 3 (株)サイバーエージェント 1,343,400 株 11.02 % 4 VOYAGE GROUP 社員持株会 781,200 株 6.41 % 5 (株)電通デジタル・ホールディングス 450,000 株 3.69 % 6 永岡英則 394,200 株 3.23 % 7 みずほキャピタル(株) 94,500 株 0.78 % 8 青栁智士 79,200 株 0.65 % 9 小賀昌法 57,600 株 0.47 % 10 古谷和幸 49,200 株 0.41 % 10 佐野敏毅 49,200 株 0.40 % 合計 10,524,300 株 86.32 % その他情報 手取金の使途 サーバ及びソフトウェア等への設備投資資金、採用費及び人件費、広告宣伝費等の運 転資金として、具体的には以下の使途に充当する予定。 (1)メディア事業における会員の増加、アドテクノロジー事業における広告取引の増加、契 約媒体社の増加等に伴うシステム負荷の軽減、事業運営の安定化、業務効率化を目 的としたサーバ及びソフトウェア等への設備投資資金として。 (2)事業拡大のための優秀な人材の採用と継続的な育成を目的とした採用費及び人件 費として。 (3)知名度向上や EC ナビ、PeX、リサーチパネル等のメディア事業の会員獲得等を目的と した広告宣伝費として。 (4)上記(1)~(3)以外の残額は、サービス運用におけるシステム保守費用等の運転資 金として充当する予定。 関係会社 (株)リサーチパネル(連結子会社)メディア事業 (株)VOYAGE MARKETING(連結子会社)メディア事業 (株)adingo(連結子会社)アドテクノロジー事業 (株)Zucks(連結子会社)アドテクノロジー事業 連結子会社は上記のほか 15 社 香港胡椒蓓蓓広告有限公司(持分法適用関連会社)その他インターネット関連事業 VC売却可能分(推定) 1 社 94,500 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外) 直近有償第三者割当 年月日 2012 年 12 月 27 日 割当先 宇佐美進典、永岡英則、VOYAGE GROUP 社員持株会ほか 5 名 発行価格 290 円 ※株式分割考慮後
銘 柄 紹 介
同社グループは、同社と連結子会社 19 社及び持分法適用会社 1 社で構成され、ポ イントサイト「EC ナビ」、ポイント交換プ ラットフォーム「PeX」、アンケートモニタ ーサイト「リサーチパネル」など、ポイン トを活用したオンラインメディアを企 画・運営するメディア事業と、インターネ ット媒体社に対して広告収益の最大化を 支援するためのプラットフォーム「Fluct」 を運営するアドテクノロジー事業の 2 つ を主力事業として展開している。加えて、 同社グループでは、これまでの事業開発の 知見を活かして、その他インターネット関 連事業として複数の新規事業を展開して いる。 メディア事業は、主にポイントを活用し た「EC ナビ」「PeX」等のメディアを企画・ 運営している。各メディアののべ会員数は 660 万人(2014 年 3 月末現在)である。サ ービスの具体的な内容は以下のとおり。 「EC ナビ」は、無料登録ユーザーが提 携ショップでのショッピングやスポンサ ーサイトへの訪問や資料請求、ゲームやア ンケートへの回答など様々な手段を通じ て、ポイントを貯められるオンラインメデ ィアである。貯めたポイントは同社グルー プのポイント交換プラットフォーム「PeX」 を通じて、現金やマイレージ、各種ギフト 券などに換えることができる。主な収益源 は、提携ショップでのショッピングやスポ ンサーサイトへの訪問や資料請求等に応 じた手数料、各種広告掲載料となってお り、収益の一部をユーザーにポイントとし て還元し、ユーザーメリットを最大化させ ることで利用ユーザー数を伸ばしてきた。 「PeX」は、無料登録ユーザーが様々な オンラインサービスで貯めたポイントを PeX ポイントに交換でき、現金や航空会社 のマイレージ、Amazon ギフト券・iTunes ギフト券等の各種ギフト券や、T ポイント や nanaco 等の各種ポイント等に交換する ことができる。 アドテクノロジー事業は、主に PC やス マートフォンの媒体社に対して広告収益 を最大化させるための広告配信プラット フォームである「Fluct」やモバイル広告 プラットフォームである「Zucks」の企画・ 運営等を行っている。 「Fluct」は、独自の広告配信最適化ア ルゴリズムを保有しており、数ある広告の 中でも利用メディアに応じて高い精度で の最適な広告を配信できること、純広告の 配信が可能なこと(アドサーバ機能)や PC・モバイル・スマートフォン全てに対応 しておりデバイス横断管理が可能なこと が特徴となっている。これにより、5,000 以上のメディア(2014 年 3 月末現在)が 利用し、配信インプレッション(広告表示) 数は 200 億 imp/月(2014 年 3 月実績)と なっている。 同事業は、「Fluct」を通じて配信された DSP やアドネットワーク等からの広告収 益が主な収益源となり、そこから媒体社に 対して広告掲載料を支払う事業構造とな っている。 その他インターネット関連事業は、アジ アに特化したグローバルなオンラインリ サーチ事業、ソーシャルメディアを活用し たプロモーション・マーケティング支援事 業、採用イベントの開催や人材紹介などイ ンターネット関連企業を中心とした新卒 採用活動の支援事業、インターネット領域 におけるスタートアップ/アーリーステー ジの企業への支援や出資を行っている。投資の ポ イ ン ト
マザーズ上場のネット広告関連の IPO として、初値の人気化が期待できる案件と なりそうだ。インターネット広告関連のイ ンフラ提供企業としては、24 日にマザー ズ上場予定のフリークアウト<6094>の初 値形成の影響を受ける可能性が高い。フリ ークアウトの初値は高騰が予想されるが、 その後の株価も初値水準を維持していれ ば、同社にも連想感が働くだろう。 また、今年マザーズに上場した 5 社の公 開価格から初値までの平均上昇率は 109%と極めて高いことも追い風となろ う。一方、市場からの調達額が約 100 億円 と大型案件となることは警戒材料である。 ただし、約 80 億円を集めたサイバーダイ ン<7779>が公開価格比+130%の初値を付 けたことを考慮すると、十分に吸収可能と みられる。とりわけ、直近ではマザーズ指 数に底入れ感が強まっていることも支援 材料になる。 業績面については、2014 年 9 月期の売 上高が前期比 42.0%増、経常利益が同 184.3%増と大幅な増収増益の見通しとな っている。2013 年 9 月期から業績は急速 に伸長しており、ビジネスモデルからも高 成長中のベンチャー企業とのイメージが 湧きやすいとみる。 なお、第 3 位株主にサイバーエージェン ト<4751>が名を連ねているほか、売上高の 約 16%がヤフー<4689>向けであるなど、 ネット関連の大型企業との関係も安心感 につながるだろう。公開価格を 2300 円と 想定し、初値メドを 4600 円~5000 円、ブ ックビルディングへの参加スタンスを 「Aggressive 」、初値投資スタンスを 「Passive+」とする。《 重要事項(ディスクレーマー) 》 株式会社フィスコ(以下[フィスコ]という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社 の承諾のもと提供しています。 “JASDAQ INDEX” の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。 掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した客観性ある数値や情報源をもとにフィスコが作成・表示したものであり(掲載され ている表やグラフの出所は記載の通り)、誇大、扇動的、虚偽の表示を決して含むものではありませんが、その内容及び情報の正確 性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものではありません。 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およ びその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは 堅く禁じられています。 フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではなく、投資判断に ついての断定的な判断を提供するものではありません。 本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響によ り、その価値を増大または減少する事もあり、価値を失う場合があります。 本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大する事を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行 った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません、 フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 以上の点をご了承の上、ご利用ください。 投資スタンスの見方 Aggressive (アグレッシブ) 積極的参加 投資収益率 100%以上が見込まれる案件 Active (アクティブ) やや積極的参加 投資収益率 50%以上が見込まれる案件 Passive+ (パッシブ・プラス) やや消極的参加 投資収益率 20~50%未満が見込まれる案件 Passive- (パッシブ・マイナス) 消極的参加 投資収益率 0~20%未満であり、マイナスの可能性がある案件 Negative (ネガティブ) 参加見送り 投資収益率がマイナスになる可能性が予想される案件 《利益相反に関する開示事項》 株式会社フィスコ(以下[フィスコ])は、契約に基づき、新規公開株に関するレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を 契約先証券会社より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業 の選定はフィスコが独自の判断に基づき行っているものであり、契約先証券会社を含む第三者からの指定は一切受けておりませ ん。 担当アナリスト並びにフィスコと本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。