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目 次 第 1 章政務活動費の概要 1. 政務活動費運用指針 1 2. 政務活動費の概要 1 (1) 改正の内容 1 (2) 政務活動費とは 1 (3) 法的性格 1 (4) 政務活動費の根拠法令等 2 3. 政務活動費の交付に関する条例 規程 規則 細則の概要 3 (1) 交付対象 3 (2) 交

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政務活動費運用指針

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目 次 第1章 政務活動費の概要 1.政務活動費運用指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.政務活動費の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (1) 改正の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (2) 政務活動費とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (3) 法的性格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (4) 政務活動費の根拠法令等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3.政務活動費の交付に関する条例・規程・規則・細則の概要 ・・・・3 (1) 交付対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (2) 交付額及び交付の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (3) 所属議員数の異動に伴う調整 ・・・・・・・・・・・・・・3 (4) 政務活動費を充てることができる経費の範囲 ・・・・・・・3 (5) 経理責任者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (6) 収支報告書の提出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (7) 領収書の添付義務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (8) 領収書を徴することができない場合 ・・・・・・・・・・・4 (9) 政務活動費の返還 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (10) 収支報告書の保存及び閲覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・5 (11) 透明性の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 第2章 使途基準の運用指針 1.政務活動費支出にあたっての原則 ・・・・・・・・・・・・・・7 2.実費弁償の原則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 3.按分の指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 (1) 按分の考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 (2) 按分の割合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 (3) 支出票への記載 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 4.使途についての説明責任 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 5.使途基準の指針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通信費、備品購入費) (1) 交通費・宿泊費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 (2) 文書通信費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (3) 備品購入費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

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☆政務活動費使途基準項目別の指針 ・・・・・・・・・・・・・・19 項目別表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 (1) 調査研究費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 (2) 研修費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 (3) 広報費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 (4) 広聴費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 (5) 要請・陳情活動費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 (6) 会議費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 (7) 資料作成費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 (8) 資料購入費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 (9) 人件費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 (10) 事務所費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 ☆政務活動費としての支出が不適切な事例 ・・・・・・・・・・・38 第3章 交付申請、出納等の手続き 1.出納手続きの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 2.交付申請から収支報告等の流れ ・・・・・・・・・・・・・・・42 3.領収書等の整理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 (1) 領収書の留意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 (2) 振込金受領証等の留意点 ・・・・・・・・・・・・・・・44 (3) 明細書等の写しの添付について ・・・・・・・・・・・・44 (4) 支払証明書兼交通費算定表の留意点 ・・・・・・・・・・44 (5) 領収書等の貼付方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・45 (6) 感熱紙の領収書等の扱い ・・・・・・・・・・・・・・・45 4.「支出票」起票上の留意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・46 ☆政務活動費使途基準の各項目共通の留意事項 ・・・・・・・47 ☆政務活動費使途基準別の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・49 〈参考資料〉 市原市議会政務活動費の交付に関する条例 ・・・・・・・・・・51 市原市議会政務活動費の交付に関する規程 ・・・・・・・・・・55 市原市議会政務活動費の交付に関する規則 ・・・・・・・・・・60 市原市議会政務活動費執行細則 ・・・・・・・・・・・・・・・68 〈各種様式〉 出張(行政視察 研究・研修会 要請・陳情)届 ・・・・・・・71

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出張(行政視察 研究・研修会 要請・陳情)報告書 ・・・・・72 使用自家用車届(兼変更届) ・・・・・・・・・・・・・・・・73 燃料代等計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 使用電話届(兼変更届) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・75 政務活動補助職員雇用届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・76 事務所設置届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77 支出票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78 支払証明書兼交通費算定表 ・・・・・・・・・・・・・・・・79 口座振込変更届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80 備品台帳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81 借受台帳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82 政務活動費出納簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83 郵券受払簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84 政務活動補助職員出勤記録表 ・・・・・・・・・・・・・・・85 領収書貼付用紙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86 電話使用料計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87

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第1章 政務活動費の概要

1.政務活動費運用指針 政務調査費の運用指針については、透明性の確保、より適正な執行を図る ことを目的に支出の判断基準として、平成24年4月分の交付から運用して まいりましたが、平成24年8月に地方自治法の一部を改正する法律が可 決・成立し、9月5日に公布されました。この中で、市議会議員の政務調査 費に関する規定も改正され、従来の「政務調査費」が「政務活動費」となる ことから、指針の改正をするものです。 なお、政務活動費に係る判例、判決や社会情勢の変化などに応じ、内容の精 査を適宜行い、見直しを図っていくものとします。 2.政務活動費の概要 (1) 改正の内容 ①「政務調査費」の名称が「政務活動費」に改められた。 ②交付の目的が「調査研究に資するため」から「調査研究その他の活動に 資するため」に改められた。 ③政務活動費を充てることができる経費の範囲は、条例で定めることとさ れた。 ④議長は、政務活動費について、その使途の透明性の確保に努めることと された。 (2) 政務活動費とは 政務活動費は条例に基づき、会派(所属議員が1人の場合を含む)が行う 調査研究、研修、広報、広聴、住民相談、要請、陳情、各種会議への参加等 市政の課題及び市民の意思を把握し、市政に反映させる活動その他住民福祉 の増進を図るために必要な活動(事項において「政務活動」という。)に要す る経費に対して交付されるものであり、政務活動以外の経費に充てることは できない。 使途については、透明性の確保を図るため、政務活動を行う会派の責任に おいて政務活動費の適正な執行管理に努めなければならない。 また、説明責任は会派に生じるため、慎重な取り扱いが必要となる。 (3) 法的性格 地方自治法第232条の2の規定に基づく補助金とされている。

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2 政務活動費の目的に沿った支出が前提であり、目的を逸脱した場合には、 取消しや返還の問題が生じる。また、その年度内に残金が生じたからといって、 翌年度に繰越すことはできない。 (4) 政務活動費の根拠法令等 ①地方自治法第100条(抜粋) 第14項 普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、その議会 の議員の調査研究その他の活動に資するため必要な経費の一部として、そ の議会における会派又は議員に対し、政務活動費を交付することができる。 この場合において、当該政務活動費の交付の対象、額及び交付の方法並び に当該政務活動費を充てることができる経費の範囲は、条例で定めなけれ ばならない。 第15項 前項の政務活動費の交付を受けた会派又は議員は、条例の定 めるところにより、当該政務活動費に係る収入及び支出の報告書を議長に 提出するものとする。 第16項 議長は第14項の政務活動費については、その使途の透明性 の確保に努めるものとする。 ②市原市議会政務活動費の交付に関する条例(P51参照) ③市原市議会政務活動費の交付に関する規程(P55参照) ④市原市議会政務活動費の交付に関する規則(P60参照) ⑤市原市議会政務活動費執行細則(P68参照) 略称の説明 「条例」 =「市原市議会政務活動費の交付に関する条例」 「規程」 =「市原市議会政務活動費の交付に関する規程」 「規則」 =「市原市議会政務活動費の交付に関する規則」 「細則」 =「市原市議会政務活動費執行細則」

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3 3.政務活動費の交付に関する条例・規程・規則・細則の概要 (1) 交付対象 議会における会派(所属議員が1人の場合を含む)に対し、市政に関する 調査研究その他の活動に資するため必要な経費の一部として交付する。 (条例第3条) (2) 交付額及び交付の方法 ①各月1日(基準日)における当該会派の所属議員数に月額10万円を乗 じて得た額を半期ごとに交付する。 ②各半期の最初の月に、当該半期に属する月数分を交付する。ただし、半 期の途中において議員の任期が満了する場合は、任期満了日の属する月 までの月数分を交付する。 ③半期の途中において新たに結成された会派に対しては、結成された日の 属する月の翌月分(その日が基準日に当たる場合は、当月分)から交付 する。 ④基準日に議員の辞職、失職、除名、死亡若しくは所属会派からの脱会又 は同日において議会の解散があった場合は、当月分の政務活動費は交付 しない。 ⑤交付月の15日に交付する。ただし、その日が日曜日、土曜日又は国民 の祝日に関する法律に定める休日に当たる場合は、その翌日とする。 ⑥前項までに定めるもののほか、交付の方法に関し必要な事項は、市長が 規則で定める。(条例第4条) (3) 所属議員数の異動に伴う調整 ①会派が、半期の途中において所属議員数に異動が生じた場合、異動が 生じた日の属する月の翌月(その日が基準日に当たる場合は、当月分) の末日までに政務活動費を追加交付又は返還しなければならない。 ②会派が半期の途中において解散したときは、解散の日の属する月の翌月 分(その日が基準日に当たる場合は、当月分)以降の政務活動費を返還 しなければならない。(条例第5条) (4) 政務活動費を充てることができる経費の範囲 会派が行う調査研究、研修、広報、広聴、住民相談、要請、陳情、各種 会議への参加等市政の課題及び市民の意思を把握し、市政に反映させる活 動その他住民福祉の増進を図るために必要な活動(次項において「政務活 動」という。)に要する経費に対して交付する。

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4 ②別表(P54参照)に掲げる政務活動に要する経費に充てることができ る。 ③政務活動費に充てることができる範囲に関し必要な事項は、議長が別に 定める。(条例第6条) (5) 経理責任者 会派は、政務活動費に関する経理責任者を置かなければならない。 (条例第7条) (6) 収支報告書の提出 ①会派の経理責任者は、議長が別に定めるところにより、政務活動費に係 る収入及び支出の報告書(以下「収支報告書」を、毎年4月30日まで に議長に提出しなければならない。(条例第8条・規程第2条) 収支報告書の提出は、別記第1号様式に、支出についての出納帳簿、領 収書、又はこれに準ずる書類その他議長が必要と認める証拠書類を添付 して行わなければならない。(規程第2条) ②議長は、内容を精査し、各会派代表者に関係書類の提出を求めることが でき、執行内容に適性を欠くものがあると認めたときは、会派代表者に、 その修正を勧告することができる。(細則6) ③議長は、条例第8条第1項の規定により提出された収支報告書の写しを 市長に送付するものとする。(規則第6条) ④会派が解散したときは、当該会派の経理責任者であった者は、解散のと きから30日以内に収支報告書を提出しなければならない。 (条例第8条第3項) (7) 領収書の添付義務(規程第2条・細則5(3)②) 政務活動費によって支払った経費については、その執行内容の支出を証す る領収書等証票類(写し)を添付する。 (8) 領収書を徴することができない場合 領収書を徴することができない場合には、それに代わる証票類を備える必 要があり、領収書に代わる添付書類として、次のようなものがあげられる。 ・口座振込の場合は、その振込金受取書を以って代えることができる。 ・会派又は所属議員の口座から、自動引き落としされている場合は、クレ ジットカード利用明細書又は通帳の写しを添付する。 ・やむを得ない事情により領収書を徴し得ない場合は、支出決定者の「支

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5 払証明書兼交通費算定表」(細則5⑶③ 様式9・P79参照)を添付す ることにより、これに代えることができる。 (9) 政務活動費の返還 交付を受けた会派は、交付を受けた年度の政務活動費の総額から、その年 度において第6条に規程する経費として支出した総額を控除して残余がある 場合、当該残余に相当する額の政務活動費を市長が規則で定める日までに返還 しなければならない。任期満了の場合においても同様とする。(条例第9条) (10) 収支報告書の保存及び閲覧 ①議長は、提出された収支報告書を、提出期限の日から起算して5年を経 過する日まで保存しなければならない。(条例第10条) ②会派の経理責任者は、支出について出納帳簿等の整理及び領収書等の証 拠書類を整理し、収支報告書の提出期限の日から起算して5年を経過す る日まで保管しなければならない。(規程第4条) ③何人も、議長に対し、収支報告書の閲覧を請求することができる。閲覧 の請求は、別記第2号様式により行うものとする。 (条例第10条第2項・規程第5条) (11) 透明性の確保 議長は、提出された収支報告書について必要に応じて調査を行う等、政 務活動費の適正な運用を期すとともに、使途の透明性の確保に努めるものと する。(条例第11条)

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第2章 使途基準の運用指針

1.政務活動費支出にあたっての原則 政務活動費の支出にあたっては、次に掲げる項目に留意のうえ、会派(議員) の責任において、適切に取り扱う。 ・市政に関する政務活動目的であること。 ・政務活動の必要性があること。 ・政務活動に要した支出や状況等の妥当性があること。 ・適正な手続きがなされていること。 ・支出についての説明ができるよう書類等が整備されていること。 2.実費弁償の原則 政務活動は会派(議員)の自発的な意思に基づき行われるものであることか ら、社会通念上妥当な範囲のものであることを前提としたうえで、市政に関 する政務活動に要した費用の実費に充当(実費弁償)することを原則とする。 3.按分の指針 (1) 按分の考え方 政務活動費を支出する上で、会派(議員)の行う活動は多岐に渡っており、 議会活動、選挙活動、政党活動、後援会活動等と多面的であり、明確に区分 することが困難であると考えられる。 このことから、政務活動及び政務活動以外の活動の実績に応じて按分、又 はその他合理的な方法による按分により充当できるものとする。 按分割合は、会派(議員)の責任において、状況に応じて適切に判断するも のとする。 (2) 按分の割合 按分割合は、会派(議員)活動の個々で異なるため、一律の按分割合を示す ことは不合理であることから、それぞれの会派(議員)の活動割合に応じ、各 会派で定め、按分率の積算根拠は明確にしておく。 (3) 支出票への記載 按分により政務活動費を支出する場合は「支出票」(細則5⑶①様式8・P 78参照)に、按分割合及び按分割合に基づく支出額を記載する。

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4.使途についての説明責任

政務活動費の交付を受けた会派(議員)は、条例等に基づき、議長

への収支報告書等の提出が義務付けられ、情報公開の対象となっ

ている。

また、政務活動費の使途は、政務活動のための経費として社会

通念上妥当な金額の範囲において、会派(議員)が自らの判断と

責任に基づき決定するものである。

このことから、会派(議員)は政務活動費の使途について、透

明性を確保するとともに、市民へ説明責任を果たさなければなら

ない。

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9 5.使途基準の指針 政務活動を目的とした、現地調査や視察等に要した交通費、宿泊費等は、そ の実費に政務活動費を充当できる。 現地調査にあたっては、国外への出張も可能とする(交通費・宿泊費への政 務活動費の充当限度額は、特別な事由がない限り「国家公務員等の旅費に関す る法律」に定める額とする)。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7参照)に 留意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 *交通費の充当にあたっては、公務出張との均衡を図るため、市原市特別 職の職員等の給与及び費用弁償支給に関する条例の例による。 *交通費=宿泊料+運賃実費相当額 宿泊料、航空賃、バス賃等は、実費相当額とする。 ただし、宿泊料は一夜につき16,500円を超える差額分は、自己負 担とする。 充当できるもの ・宿泊費 ①「市原市特別職の職員等の給与及び費用弁償支給に関する条例」に定め る額を上限とする宿泊料の実費とする。 ②主催者側において宿泊料が設定されている場合は、開催通知等に明記さ れている金額とする。 ③原則として県内宿泊は認めない。 ④県外への視察等の終了時において、公共交通手段等で帰庁が可能な場合 の宿泊は認めない。 ⑤旅行会社における企画旅行(宿泊パック)について利用を認める。パッ クを利用して出張した場合は、内容が分かる書類を添付する。 ・タクシー・レンタカー・マイクロバス代 次のいずれかに該当する場合に、タクシー・レンタカー・マイクロバス代 を充当できる。 a 他の公共交通機関に比べ経済的な場合。 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通信費、備品購入費) (1) 交通費・宿泊費

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10 b 他に利用できる公共交通機関がないか、運行本数が少ない場合。 c 緊急の場合等、合理的な理由がある場合。 ・鉄道、バス、飛行機、船舶賃 ①実費額に充当できる。 鉄道の駅(バスの停留所)間が100km 未満に限り、領収書の徴収が困 難な場合は「支払証明書兼交通費算定表」(細則5⑶③様式9・P79参 照)で対応する。 ※行程表の添付が必要。 ②実費弁償とすることから、割引制度を利用した場合は、割引後の金額に充 当できる。 ・高速道路料金、有料道路代 ①調査先の高速道路料金、有料道路代は実費額とする。 個別の支出ごとに移動区間、目的を明記する。 ②ETCを利用した場合は、料金を確認できる明細書を添付すること。 ・駐車場代 政務活動のために使用した場合の駐車場代に限り、充当できる。 何のために使用したか「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参照)に明記 する。 ・視察の相手方に持参する土産代 社会通念上妥当な範囲内に限り充当できる。 なお、要請・陳情先への土産代には充当できない。 ・公務視察の前後に連続して行う視察にかかる経費 日程等の関係により、委員会視察、公務視察の前又は終了後にやむを得 ず連続して行う政務活動のための視察にかかる経費に充当できる。 次の3点に留意する。 a 公務視察に支障が生じないこと(委員会視察の場合にあっては、正副 委員長の了承を得ること)。 b 公務の部分と政務活動の部分が、時間的、場所的、経済的に重複する ことなく明確に区分されていること。 c 旅費の充当にあたっては、政務活動のための視察を行うことによって 公務視察のみの行程と比較して経路が異なった部分、又は経路は同じ

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11 であっても日時が異なった部分に係る経費について、政務活動費から 充当する。 ・キャンセル代の支払い 次の4点のように、やむを得ない事情により、視察等が中止になった場 合はキャンセル代に充当できる。 なお、その場合は「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参照)の備考欄 等に理由を記載する。 a 公務による場合 b 災害による場合 c 本人の病気やけが等による場合 d 2親等以内の親族の死亡又は病気やけがにより本人が介護をしなけれ ばならない場合 等 充当できないもの ・自家用車の維持管理に要する費用(リース料、車検代等) ・レンタカーの任意保険 ・運転代行料 ・視察先での飲酒、懇親会代等 ・議員の親族が同行する調査旅費 ・市原市職員の旅費に関する条例に掲げる旅行雑費 等 留意事項 ●ガソリン代、電気代 ①日々の現地調査等に伴う自家用車又はバイクを使用した場合は、政務活動 のみで使用した実績が明確な場合は、その実費額とする。それ以外の場合 は、私的使用分(1/2)、政務活動以外の活動分(1/4)と按分し、 1/4を上限とした額を充当できる(原則「使用自家用車届(兼変更届)」 (細則4⑴⑤様式3・P73参照)により、市議会事務局に届け出た車両 1台に限る)。 ②ガソリン代、電気代を計算する場合には、各月の領収書を合計してから按 分する。なお、領収書は、各月ごとに整理し、「支出票」(細則5⑶①様式 8・P78参照)に添付する。 ③按分により生じた1円未満の端数は切り捨てるものとする。

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12 ●研修会、会議、現地調査等で市内に出張する場合 ●行政視察、研修、会議、要請・陳情活動等で、市外に出張する場合 公共交通機関を利用する場合 ①実費に充当できる。 領収書の徴収が困難な場合は「支払証明書兼交通費算定表」(細則5 ⑶③様式9・P79参照)で対応する。 ②出張者は、行程表を添えた「出張届」(細則4⑴①様式1・P71参 照)を、事前に会派代表者に申し出て承認を得ること。 ③出張者は、出張後速やかに「出張報告書」(細則4⑴②様式2・P7 2参照)を、経理責任者を経由して会派代表者に提出し、会派代表者 は「出張届」及び「出張報告書」を議長に提出する。 ④会派は「出張届」の写し、「出張報告書」の写し及び旅費明細書を「支 出票」(細則5⑶①様式8・P78参照)に添付する。 自家用車で市内出張等に赴いた場合(日々の活動) 実費相当額に充当できる。 実走行距離に対する政務活動に要した走行距離で金額を算出する。 × 1カ月の領収書の金額(円) 1カ月の政務活動に要した距離(km) 1カ月の総走行距離(km) (*1円未満切捨て) ※「出張届」「出張報告書」の作成は不要。 ※「燃料代等計算書」(細則4(1)⑤様式4)に記録する。 「行程表」「出張届」「出張報告書」は、原則会派ごとに作成する。 会派を超えて参加した場合は、それぞれの会派が作成する。 公共交通機関を利用する場合 実費に充当できる。 手続きは、上記「②~④」と同じ。

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13 ●行政視察 視察の範囲は、他の自治体の施策(先進事例)や市外の民間団体等への視察 とする。 ●宿泊、交通手段の計画 ①宿泊、交通手段の計画は、各議員の責任で行うものとする。 ※原則、公共交通機関を利用する。 ②交通費は、市原市職員の旅費に関する条例の規定に基づき計算する。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・出張届(細則4⑴①様式1・P71参照)、行程表、出張報告書(細則4 ⑴②様式2・P72参照) ①固定電話、携帯電話、インターネット、ファクシミリの使用料については、 政務活動で使用した実績が明確な場合は、その実費相当額とする。 ②固定電話、携帯電話、インターネット、ファクシミリの使用料については、 自宅設置機及び事務所設置機の場合は、それぞれ1台とする(市議会事務 局に「使用電話届(兼変更届)」(細則4⑶②様式5・P75参照)の提出 が必要)。 自家用車で市外出張に赴いた場合 実走行距離に対する政務活動に要した走行距離で金額を算出する。 ×1カ月の領収書の金額(円) 1カ月の政務活動に要した距離(km) 1カ月の総走行距離(km) (*1円未満切捨て) その他手続きは、P12「②~④」と同じ。 ※「燃料代等計算書」(細則4(1)⑤様式4)に記録する。 「行程表」「出張届」「出張報告書」は、原則会派ごとに作成する。 会派を超えて参加した場合は、それぞれの会派が作成する。 (2) 文書通信費

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14 事務所設置機の場合は「事務所設置届」(細則4⑸様式7・P77参照)が 提出されている場合に限る。 充当できるもの ・送料(新聞折り込み代、ポスティング代、切手代等) ・固定電話、携帯電話の基本料金、通話料 ・インターネットの使用料 ・議員の自宅のインターネットのプロバイダー料金 ・議員の自宅電話代やファクシミリの通信費 ・携帯電話の基本料金と通話料、通信料 等 ・海外通話料 充当できないもの ・議員の自宅電話やファクシミリ、インターネット等の設置工事費用 ・携帯電話本体の購入代金 ・携帯電話の2台目からの費用 ・政党活動、選挙活動及び後援会活動に伴う通信費 ・個人活動に伴う通信費 ・年賀状等のあいさつ状や慶弔電報代 等 留意事項 ●電話料 ①電話料とは、原則、電話やファクシミリの通信費、インターネットのプロ バイダーの基本料金、携帯電話の基本料金と通話料、通信料とする。 ②政務活動で使用した実績が明確な場合は、その実績額とする。それ以外の 場合は、私的使用分(1/2)、政務活動以外の活動分(1/4)と按分 し、1/4を上限とした額を充当できる(原則「使用電話届(兼変更届)」 (細則4(3)①様式5・P75参照)により、市議会事務局に届け出た固 定電話、携帯電話、ファクシミリ、パソコンに限る)。 ③電話料を計算する場合には、各月の固定電話等の領収書を合計してから按 分する。なお、領収書は各月ごとに整理し、「支出票」(細則5⑶①様式8・ P78参照)に添付する。 ④按分により生じた1円未満の端数は切り捨てるものとする。 ●切手、はがき代 ①広報紙等の郵送は、郵便区内特別郵便物等の割引を利用する等、安価にな 政務活動に使用した実績 が明確な場合に限る。

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15 るよう努めること。 また、郵便料金を別納するように努め、できる限り切手を使用しないこと とする。 ②切手、はがき代への充当にあたっては、領収書等に使途と件数を明記する。 ③切手、はがきの購入数は必要最小限とし「郵券受払簿」(参考様式 P84 参照)等を備え、管理すること。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・使用電話届(兼変更届)(細則4⑶②様式5・P75参照) ・電話料の分かる明細書 ・電話使用料計算書(参考様式 P87参照) ・郵券受払簿(参考様式 P84参照) 充当できるもの ・事務機器(パソコンやその関連機器、デジタルカメラ等)の購入、リース代 ・パソコンソフト 政務活動と関連があるものに限る(下記「充当できないもの」参照)。 ・事務用品(コピー用紙、封筒等)の購入、リース代 政務活動に必要な封筒に政務活動費を充当することは可能。 ただし、成果物(封筒)に会派名と議員名の印刷が必要。 ・備品(テレビや事務机 、 椅子等)の購入、リース代(P16、17参照) 等 充当できないもの ・自動車購入費、維持管理費 議員個人の資産形成につながるため、政務活動費を充当できない。 ・冷蔵庫や安楽椅子の購入費 ・慶弔用等のパソコンソフト購入費 ・絵画や骨とう品の購入費 ・名刺や議員の個人名のみを印刷した 封筒の作成、購入費 ・購入した物品の保証料 (3) 備品購入費 封筒の差出人の印刷について 可否 会派名のみ ○ 会派名+個人名 ○ 会派名+会派全員の氏名 ○ 個人名のみ ×

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16 ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された事務用品等の購入、リー ス代 ・下記「充当できる主な備品と使用年数」表以外の備品(テレビ、冷蔵庫、 ストーブ、応接セット等)の購入費 等 ☆政務活動費を充当できる主な備品 政務活動費で購入費用を充当できる主な備品は、下記の表のとおりとし、 使用年数と台数制限を定める。 追加すべき備品が生じたときは、その都度、市議会事務局と協議する。 充当できる主な備品と使用年数 備品名 使用年数 台数制限 事 務 所 で 使 用 す る 備 品 コピー機 5年 会派に1台 FAX電話 金属製のロッカー等 15年 木製の書棚等 8年 会派控室共用パソコン(サーバー用を除く) 4年 会派に1台 スキャナー 5年 プリンター シュレッダー 事 務 所 以 外 で 使 用 で き る 備 品 個人用パソコン(サーバー用を除く) 4年 1人1台 プリンター 5年 デジタルカメラ 5年 プロジェクター、スクリーン 会派に1台 ボイスレコーダー (参考)使用年数は税法上の耐用年数の基準による。 ●備品の要件 備品は、その性質または形状を変えることなく、比較的長期間にわたって使 用に耐える物で、購入価格が1万円以上の物とする。 1万円未満の物であっても、形状や性質が備品として扱うことが適当と認め る場合は、備品として扱うこともある。 ●資産形成にあたる備品の購入費やリース料には、政務活動費を充当できな い。 ●備品購入にあたっては、耐用年数を考慮すること。目的にかなう適正な台

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17 (個)数の範囲内で、政務活動費を充当できる。 ●パソコンやコピー機等、高額な備品(1件10万円以上)は、リース又は レンタル契約が望ましく、任期までの契約とする。 ●備品を購入、リース等する場合 ①購入した場合は「備品台帳」(細則7⑵様式11・P81参照)に、品名 や購入年月日等を記載し、会派で保管する。 また「政務活動費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58 参照)提出時に当該台帳(3月31日現在)をあわせて提出する。 ②リース、レンタル代への充当は可。 充当する場合は、会派又は議員本人が契約者になっているリース契約書の 写しを毎年「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参照)に添付する。 ③リース又はレンタルをした場合は「借受台帳」(細則7⑶様式12・P8 2参照)に品名や契約先等を記載し、会派で保管する。 また「政務活動費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58 参照)提出時に当該台帳(3月31日現在)をあわせて提出する。 ④会派の解散等、正当な理由がある場合に、リース契約を途中で解約したこ とで違約金が発生するときは、政務活動費を原則充当できる。 ●備品の管理 ①備品の保管及び使用は会派事務所内を原則とする。 会派事務所以外で使用できる備品に指定された備品は、事務所以外での 使用を認め、自宅での保管も可能とする。 ②各会派は所定の「備品台帳」(細則7⑵様式11・P81参照)を整理し、 備品ごとの管理責任者を定め、適切な管理に努めるとともに、「政務活動 費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58参照)提出時に当 該台帳(3月31日現在)をあわせて提出する。 ※改選や会派解散時は、その月の末日現在とする。 ③使用年数が過ぎ、かつ不用となった備品は、廃棄手続きを行った後、会 派の責任で処分できる。 ④備品の廃棄にかかる費用については、原則充当できる。 ⑤会派構成に変更があった場合等、備品の移動が必要な場合は、会派間で 協議し、適切な備品管理に努める。 ⑥会派が消滅した場合、使用年数に至っていない備品は市議会事務局が預 かり、協議の上、有効活用に努める(リースによる備品を除く)。

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18 備品を購入した場合 会派は備品台帳(細則7⑵様式11・P81参照)に必要事項を記入し「政 務活動費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58参照)提出時 に当該台帳(3月31日現在)をあわせて提出する。 備品を廃棄する場合 会派は備品台帳(細則7⑵様式11・P81参照)の廃棄年月日欄に記入 し「政務活動費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58参照) 提出時に当該台帳(3月31日現在)をあわせて提出する。 会派構成に変更が生じる等、備品を会派間で移動する場合 ①受領した場合は、必要事項を備品台帳(細則7⑵様式11・P81参照) に記入するとともに、備考欄に「○○(会派名)から受領」と記入する。 ②譲渡した場合は「廃棄(譲渡)年月日」欄に譲渡した年月日を記入し、 備考欄に「○○(会派名)へ譲渡」と記入する。 ③両会派は、備品台帳(細則7⑵ 様式11・P81参照)を「政務活動 費収支報告書」(規程第2条第1号様式・P57、58参照)提出時に 当該台帳(3月31日現在)をあわせて提出し、備品が移動したことを 事務局に報告する。 ●ソフトウェアの購入 ①ソフトウェア購入時に、明細書(領収書)の内容欄に商品名を明記する。 ②ソフトウェアは、政務活動用パソコンで使用するものに限る。 ③自己啓発的な意味合いが強く、調査研究と関連が薄いソフトウェアには政 務活動費を充当できない。 また、高額な商品等は、政務活動におけるソフトウェアの使用頻度や使用範 囲を考慮し、一般的に妥当であるとみなされるものにのみ充当できる。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・賃貸借契約書(物品を借りる場合) ・備品台帳(細則7⑵様式11・P81参照) ・借受台帳(細則7⑶様式12・P82参照) ・印刷した封筒(封筒を印刷した場合)

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19 政務活動費は、以下の項目・内容に従って支出できる(次ページ以後も参照)。 項目 内容 使途の対象となる主な例 調 査 研 究 費 会派が行う市の事務、地方行財政等 に関する調査研究及び調査委託に関 する経費 調査委託費、調査・鑑定・通訳・翻訳・図面作成等の委託料、印 刷製本費、文書通信費、自動車リース・レンタル代、交通費、宿 泊費、視察先入場料、視察先への土産代、キャンセル代 等 研修費 会派が研修会を開催するために必要 な経費、団体等が開催する研修会の 参加に要する経費 講師謝金、会場・機器借り上げ料、通訳・翻訳料、参加費、印刷 製本費、資料購入費、文書通信費、交通費、宿泊費、講師食事・ 茶菓子代 等 広報費 会派が行う活動、市政について住民 に報告するために要する経費 印刷製本費、作成委託費、原稿料、デザイン代、写真・映像等撮 影代、写真現像代、コピー代、文書通信費、送料(新聞折り込み・ ポスティング・切手代等)、会派のホームページやブログの開設・ 運営委託料・保守料等、会場・機器借り上げ料、通訳・翻訳料、 看板代、機材購入費、交通費、道路使用許可申請手数料、地域団 体等が主催する会合等の会費・年会費、茶菓子代 等 広聴費 会派が行う住民からの市政及び会派 の活動に対する要望、意見の聴取、 住民相談等の活動に要する経費 印刷製本費、会場・機器借り上げ料、茶菓子代、文書通信費、送 料(新聞折り込み・ポスティング、切手代等)、交通費 等 要請・陳情 活動費 会派が要請、陳情活動を行うために 必要な経費 印刷製本費、文書通信費、交通費、宿泊費 等 会議費 会派が行う各種会議、団体等が開催 する意見交換会等各種会議への会派 としての参加に要する経費 会場・機器借り上げ料、参加費、資料購入費、交通費、宿泊費、 茶菓子代、文書通信費 等 資 料 作 成 費 会派が行う活動に必要な資料の作成 に要する経費 印刷製本費、コピー代、写真現像代、パネル代、調査・鑑定・翻 訳・図面作成等の委託料、原稿料、事務機器購入・リース代 等 資 料 購 入 費 会派が行う活動に必要な図書、資料 等の購入に要する経費 書籍・電子書籍・DVD 等購入費、法規類の追録代、新聞購読料、 有料データベース利用料 等 人件費 会派が行う活動を補助する職員を雇 用する経費 給料、各種手当(通勤・残業手当等)、アルバイト賃金、社会保 険料 等 事務所費 会派が行う活動に必要な事務所の設 置、管理に要する経費 事務所の賃貸料・管理運営費(高熱水費等)、事務所駐車場賃借 料、文書通信費、備品・事務機器購入・リース代、ファイル・コ ピー用紙・筆記用具等事務用品購入費、ソフトウェア・パソコン 周辺機器購入費、交通費 等 (注 1)交通費…バス・電車・タクシー代、航空・船賃、高速道路通行料等 (注 2)すべての経費に領収書が必要。ただし交通費は支払証明書兼交通費算定表をもって充てることができる。 ☆政務活動費使途基準項目別の指針

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20 (1) 調査研究費 内容 会派が行う市の事務、地方行財政等に関する調査研究及び調査委託に関す る経費 充当できるもの ・調査委託、コンサルタント委託料 ・印刷製本費 ・文書通信費(P13参照) ・交通費(P9参照) ・宿泊費(P9照) ・キャンセル代 ・視察先への手土産代(社会通念上妥当な範囲内) ・視察にかかる旅行保険 等 充当できないもの ・市内でのタクシー代 ・レンタカーの任意保険代 ・職員の旅費規程に基づく旅行雑費 ・所属政党、支持団体及び関連団体等の大会への参加費 ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された経費 等 留意事項 ●関係書類の保管 契約書、領収書、成果物等の関係書類は、会派で保管する。 ●公務災害等の適用 調査研究にかかる活動には、公務災害等の適用がないため、個々の責任に より安全に留意して実施すること。 ●委託先の選定理由等を明確に 透明性の確保の観点から、委託先の選定理由等を明確にしておき、必要に 応じ、議員自らが説明責任を果たすこと。 また、委託内容が明確な契約を締結するよう留意する。

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21 ●関係団体等への調査委託 ①委託先が関係団体(議員が所属する団体又は密接に関係している団体) であっても、作業効率や必要性等、相当な理由がある場合は充当できる。 ②同じ団体や定額での調査委託は疑念が持たれるため、継続的な契約につ いては特に留意する。 ●関係団体等への共同調査委託 ①関係団体(議員が所属する団体又は密接に関係している団体)等への共 同調査委託であって成果品が同じものである場合は、それぞれ契約する のではなく、一本で契約する。 ②共同調査の必要性や金額の妥当性について、疑念が持たれないよう明確 にしておき、必要に応じ、議員自らが説明責任を果たすこと。 ●生計を一にする親族への調査委託 議員が生計を一にする同居の親族及び会派の議員の親族に調査委託を行う ことはできない。 ●補助職員への調査委託 補助職員に報酬を含む調査委託を行う場合は、その内容が、補助職員の給 与対象業務であり、その金額が妥当であり、かつ調査内容を明確に説明でき る必要がある。 なお、調査委託を受けた補助職員は、その報酬を所得として別途税務署に申 告することが必要となる。 ●議員自らが調査委託に参加すること ①委託先との関係性、委託料の妥当性について疑念が持たれやすいため、 参加すべきではない。 ②参加の必要性について、理由等を明確にしておき、必要に応じ、議員自ら が説明責任を果たすこと。 ●年度を跨いで行う調査委託 会計は単年度主義に基づいていることから、当該年度の契約の履行が完了し たものに限り、その経費に政務活動費を充当できるものとする。 成果物の納入も当該年度内となるため留意する。

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22 ●交通費等の支出 政務活動を目的とした、現地調査や視察等に要した交通費、宿泊費等につ いては、その実費に政務活動費を充当できる。 現地調査にあたっては、国外への出張も可能とする(交通費・宿泊費への政 務活動費の充当限度額は、特別な事由がない限り「国家公務員等の旅費に関す る法律」に定める額とする)。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7参照) に留意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・業務委託契約書(調査委託費を支出する場合) 契約書には、委託業務の名称、委託調査の目的、具体的な委託調査事項、契約 期間、業務委託料、委託先等を記入し、成果物と合わせて、会派で保存する。 ・出張届(細則4⑴①様式1・P71参照)、行程表、出張報告書(細則4⑴ ②様式2・P72参照)〔視察等、政務活動のため出張する(した)場合〕 このほか、行程表等、活動内容が確認できる資料 ・成果物(調査結果報告書、印刷物等) その他については「5.使途基準の指針 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通 信費、備品購入費)⑴交通費・宿泊費」(P9)参照。

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23 (2) 研修費 内容 会派が研修会を開催するために必要な経費、団体等が開催する研修会の参 加に要する経費 充当できるもの ・会場、機器借り上げ料 ・印刷製本費 ・講師謝金、送迎タクシー代 ・茶菓子代、食事代 食事代は講師の分に限る(社会通念上妥当な範囲)。 ・通訳、翻訳料 ・参加費、出席者負担金、会費 ・資料購入費 ・交通費(P9参照) ・宿泊費(P9参照) ・文書通信費(P13参照) 等 充当できないもの ・所属政党、支持団体及び関連団体等が主催する研修会、研究会の参加費 ・慶弔餞別費 ・個人の資質の向上が主たる目的となる講座(パソコンや英会話教室等)の 受講料、資料代 ・政務活動として認められない講演会等の会費 ・趣味や福利厚生を目的とする研修会、親睦会等の参加費 ・個人の立場で加入している団体の年会費及び会費 町内会費、ライオンズクラブ、ロータリークラブ、PTA会費、趣味の色彩の 濃い団体の会費 等 ・政務活動との関わりが希薄な団体の年会費及び会費 後援会費、振興会費、商工会費 等 ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された講演会等の開催費、参加 費 ・会派や議員間の懇親会等にかかる経費 等

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24 留意事項 ●関係書類の保管 研修会等を開催した場合又は他の団体が開催する研修会等に参加した場合 は、当該研修会にかかる案内や資料等の関係書類を会派で保管する。 ●交通費等の支出 政務活動を目的とした、研修会の出席等に要した交通費や宿泊費等につい ては、その実費に政務活動費を充当できる。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7)に留 意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・出張届(細則4⑴①様式1・P71参照)、行程表、出張報告書(細則4⑴ ②様式2・P72参照)〔視察等、政務活動のため出張する(した)場合〕 このほか、活動内容が確認できる資料 ・研修会の案内 その他については「5.使途基準の指針 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通 信費、備品購入費)⑴交通費・宿泊費」(P9)参照。

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25 (3) 広報費 内容 会派が行う活動、市政について住民に報告するために要する経費 充当できるもの ・広報紙、報告書等の印刷製本費、作成委託料 紙面全体として、会派の調査研究活動、議会活動及び市の政策について、報告、 宣伝するものに限る。 ・ホームページ開設、運営経費 会派の調査研究活動、議会活動及び市の政策について、市民に報告、宣伝する ものに限る。 ・会場、機器借り上げ料 ・茶菓子代 ・文書通信費(P13参照) ・交通費(P9参照) 等 充当できないもの ・議員個人の広報紙、ホームページ等にかかる費用 ・内容が議員個人の活動のPR、選挙活動、後援会活動となっているもの ・報告会等の参加者の飲食代 ・資産形成に該当する看板製作代 等 留意事項 ●関係書類の保管 成果物(作成した広報紙や報告書等)を会派で保管する。 ●報告会・広報紙等の発行に要する経費に充当できる。 議員個人の議員活動のPRにならないよう留意すること。 ●広報紙・ホームページの作成等 ①後援会等と共同して発行する広報紙等に政務活動費を充当する場合は、経 費の負担割合を考慮する。 広報紙が政務活動の一環として発行されるものであれば、配布先にかか わらず、政務活動費を充当できる。 ②議員個人の政治活動や経歴、成果、紹介等、個人のPRとなるものは充当

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26 できない。 ③広報紙等は部数や配布方法、印刷、配布等費用の内訳の分かる明細書と 成果物を添付する。 ④ホームページ運営経費(開設費、管理費等)に充当する場合は、ホームペ ージアドレスを領収書等に明記する。 ⑤広報紙やホームページを作成する場合は、会派名及び政務活動費で作成し たことを、それらに明記する。 ●広報紙の作成業務・発送業務の委託 広報紙の作成業務や発送業務等の委託料に政務活動費を充当できるが、下記 の点に留意する。 ①委託先の選定理由を明確にすること。 ②委託内容の分かる契約を締結すること。 契約書には、委託業務の名称、委託の目的、具体的な委託事項、契約期 間、業務委託料、委託先を記入する。 ③委託業務が完了したときは、当該業務により作成された広報紙等、実績の 分かる成果物を会派で保管する。 ●広報紙・ホームページ以外の広報媒体 ①広報媒体は広報紙やホームページに限らず、CDやDVD等の情報技術 を活用したものや、街頭で市政報告を行うための拡声器等多種多様なも のがあることから、目的にかなう範囲内で政務活動費を充当できる。 ②ブログは、市民に気軽に政策を伝えたり、市民と率直な意見交換をした りできる有効な手段の一つと考えられるため、政務活動費の目的を逸し ない範囲で運営できる。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・広報紙や報告書等の成果物 ・業務委託契約書(調査委託費を支出する場合) 契約書には、委託業務の名称、委託調査の目的、具体的な委託調査事項、契約 期間、業務委託料、委託先等を記入し、成果物とあわせて会派で保存する。

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27 (4) 広聴費 内容 会派が行う住民からの市政及び会派の活動に対する要望、意見の聴取、住 民相談等の活動に要する経費 充当できるもの ・政策や市政に関する要望、意見等を徴収するために会派が開催する意見交 換会等の経費 ・印刷製本費 ・会場、機器借り上げ料 ・茶菓子代(社会通念上妥当な範囲内) ・文書通信費(P13参照) ・交通費(P9参照) 等 充当できないもの ・政党活動、後援会活動及び個人活動にかかる経費 ・飲酒代 等 留意事項 ●関係書類の保管 広聴活動の内容が分かる資料を会派で保管する。 ●交通費等の支出 政務活動を目的とした、広聴会の出席等に要した交通費等については、そ の実費に政務活動費を充当できる。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7)に留 意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・広聴活動の内容が分かる資料 その他については「5.使途基準の指針 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通 信費、備品購入費)⑴交通費・宿泊費」(P9)参照。

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28 (5) 要請・陳情活動費 内容 会派が要請、陳情活動を行うために必要な経費 充当できるもの ・印刷製本費 ・文書通信費(P13参照) ・交通費(P9参照) ・宿泊費(P9参照) 等 充当できないもの ・食事代 ・要請、陳情先への土産代 等 留意事項 ●関係書類の保管 要請、陳情活動の内容が分かる資料を会派で保管する。 ●交通費等の支出 政務活動を目的とした、要請、陳情活動に要した交通費等については、そ の実費に政務活動費を充当できる。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7)に留 意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・出張届(細則4⑴①様式1・P71参照)、行程表、出張報告書(細則4⑴ ②様式2・P72参照)〔要請、陳情活動のため出張する(した)場合〕 このほか、活動内容が確認できる資料 ・作成した印刷物等、活動内容が分かる資料 その他については「5.使途基準の指針 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通 信費、備品購入費)⑴交通費・宿泊費」(P9)参照。

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29 (6) 会議費 内容 会派が行う各種会議、団体等が開催する意見交換会等各種会議への会派と しての参加に要する経費 充当できるもの ・会派が開催する関係団体、学識経験者との意見交換会開催費 ・会場、機器借り上げ料 ・資料印刷費 ・茶菓子代 ・参加費 ・資料購入費 ・交通費(P9参照) ・宿泊費(P9参照) ・文書通信費(P13参照) 等 充当できないもの ・議員同士の食事代 ・会派、議員間での懇談、懇親を目的とした会合に要する経費 ・懇親会や後援会等の会合の経費 ・選挙活動を目的とした会合の経費 ・酒宴と誤解を受けるような会合の経費 ・飲食を主たる目的とする会議の経費 ・講師以外への謝礼(司会等) ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された会議の経費 等 留意事項 ●会議費は、会派が政務活動を目的として勉強する勉強会や情報収集・意見 交換会に要する経費である。 ●関係書類の保管 開催通知文や会議の内容が分かる資料を会派で保管する。 ●会議の開催場所 開催場所は、メンバー、時間帯、茶菓子代、場所等、社会通念上妥当な範囲

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30 内でなければならない。 視察、研修等の一部として行うには不適切な場所(スナック、バー、カラオ ケボックス等)における経費、二次会等の経費に政務活動費は充当できない。 ●交通費等を支出するとき 政務活動を目的とした会議の出席等に要した交通費、宿泊費等は、その実費 に政務活動費を充当できる。 なお、その内容や金額は「政務活動費支出にあたっての原則」(P7参照) に留意し、社会通念上妥当な範囲のものでなければならない。 ●懇談会等への出席に要する会費 会派(議員)が所属していない他団体が主催する実質的な意見交換を目的と した会合に付随する(連続する)懇談会、意見交換会であって、会費の額が明 確に定められ、金額も社会通念上妥当な範囲のものである場合に限り、政務活 動費を充当できる。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・出張届(細則4⑴①様式1・P71参照)、出張報告書(細則4⑴②様式2 ・P72参照)〔会議等のため出張する(した)場合〕 このほか、活動内容が確認できる資料 ・作成した印刷物等、活動内容が分かる資料 その他については「5.使途基準の指針 ☆共通事項(交通費・宿泊費、文書通 信費、備品購入費)⑴交通費・宿泊費」(P9)参照。

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31 (7) 資料作成費 内容 会派が行う活動に必要な資料の作成に要する経費 充当できるもの ・印刷製本費 ・コピー代 ・写真現像代 ・パネル代 ・翻訳、原稿料 ・専門家による調査鑑定料、データ処理料、図面作成等の委託料 ・事務機器購入、リース代 等 充当できないもの ・調査研究と認められない活動の資料、私的資料の作成費、作成委託料 ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された資料の作成費 等 留意事項 ●関係書類の保管 成果物(作成した資料や現像した写真等)等は、会派で保管する。 ●資料作成等の業務を委託する場合 業務を委託する場合は「業務委託契約書」を作成し、その写し及び成果物 を「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参照)に添付する。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・業務委託契約書(委託料を支出する場合) 契約書には、委託業務の名称、目的、具体的な委託事項、契約期間、業務委託 料、委託先等を記入し、成果物と合わせて、会派で保管する。 ・成果物(鑑定結果報告書や印刷物等)

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32 (8) 資料購入費 内容 会派が行う活動に必要な図書、資料等の購入に要する経費 充当できるもの ・書籍や電子書籍、DVD、CD-ROM等購入費 ・住宅地図購入費 ・新聞購読料(適正な購読紙数の範囲で) ・法規類の追録代 ・有料データベース利用料 等 充当できないもの ・娯楽性の高い新聞(スポーツ新聞等)代 ・同一書籍等の購入費 同一書籍等の購入は、原則一人1冊とする。 ・図書カードの購入費 ・書画、骨董等の購入費 ・調査研究活動に関連しない書籍(福利厚生を目的としたもの、漫画、趣味 娯楽等の雑誌)、新聞等、調査研究と関連が薄く、市民から誤解を招くおそ れのある図書や雑誌の購入費 自己啓発的な意味合いが強く、調査研究と関連が薄い書籍や新聞等に政務活動 費は充当できない。特に他市で問題になっている、ファッションや趣味、ハウツ ー本、写真集、図録等は、市民から誤解を受けるおそれがあるので留意する。 ・政党活動、選挙活動又は後援会活動に限定された資料の購入費 等 留意事項 ●関係書類の保管 購入した書籍等の内容が分かるものを会派で保管する。 ●書籍やCD、DVD等の購入 書籍やCD、DVD等の購入費には、政務活動に資する範囲で政務活動費を 充当できる。 領収書に書籍、CD、DVD等の名称を記載する等、内容が特定できるよう にしておく。記載がないものには充当できない。

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33 ●会派と関係がある政党等の新聞、出版物の購入 ①政務活動に資する範囲で、政務活動費を充当できる。 ②資料として議員数分が必要になる等の場合は、必要部数に充当できる。 ③政党等を経済的に支援する目的での大量購入には、充当できない。 ●日刊紙の購読料 日刊紙は、各1紙に充当できる。 ただし、適正な購読紙及び部数の利用に努めるものとする。 ●改選期における定期購読 定期購読の期間は、議員の任期までとする。 改選の年度は、月払いとするか、改選前の5月に当月分として年間購読料の 2/12(2カ月分)を計上し、改選後に6月から3月分として、年間購読 料の10/12(10カ月)分を計上すること。 ●有料データベース利用料等 有料データベース利用料等については、内容が分かる資料を「支出票」(細 則5⑶①様式8・P78参照)に添付し、政務活動との関連性を記入する。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・購入した書籍等の内容が分かる資料 ・有料データベースの内容が分かる資料(利用した場合)

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34 (9) 人件費 内容 会派が行う活動を補助する職員を雇用する経費 充当できるもの ・政務活動の補助業務をする事務員を雇用する経費 (給料、アルバイト賃金、各種手当〔通勤・残業手当等〕、社会保険料等) 充当できないもの ・政党活動、選挙活動及び後援会活動に限定して雇用する場合の経費 ・私的用務で雇用する場合の経費 等 留意事項 ●雇用にかかる諸手続き(「政務活動補助職員雇用届」、出勤簿等の作成) ①政務活動補助職員を雇用するときは、労働基準法(昭和22年法律第4 9号)第15条第1項の規定による労働条件の明示のため交付した書面 等の写しを「政務活動補助職員雇用届」(細則4⑷②様式6・P76参照) に添付し、会派代表者を経由して議長に提出する。 ②勤務実態を明らかにするため、出勤簿(参考「政務活動補助職員出勤記録 表」〔P85参照〕)等を作成し、「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参 照)に添付する。 ③上記の他「給与支払い事務所等の開設届出書」の税務署への提出や、労働 基準監督署、社会保険事務所等への手続きが、雇用する人数に応じて必要 とされることに留意する。 ●賃金の設定 政務活動補助職員の雇用にあたっては、最低賃金法等の法令を遵守し、各会 派の業務内容、勤務条件等に見合った賃金となるよう、本市臨時職員の賃金体 系、勤務条件を参考にして設定する。 ●雇用契約 原則、会派の代表者が政務活動補助職員と雇用契約を締結し、事務所に派遣 する形態となる。

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35 ●議員親族の雇用 政務活動費が公費であるため、当該会派議員の家族および親族(2親等以内) を雇用することはできない。 ●後援会活動や政党活動等も担当させている場合【按分】 政務活動補助職員が政務活動の補助業務以外の活動にも従事している場合 は、政務活動実績の割合に応じて、合理的に説明可能な範囲で按分割合を設定 し、政務活動相当額を支出する必要がある。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・政務活動補助職員雇用届(細則4⑷②様式6・P76参照) ・出勤簿等の勤務実態が分かる書類(参考「政務活動補助職員出勤記録表」 〔P85参照〕) ・労働条件の明示のため交付した書面

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36 (10) 事務所費 内容 会派が行う活動に必要な事務所の設置、管理に要する経費 充当できるもの ・事務所の賃借料、管理運営費(光熱水費等) ・事務所に附設する駐車場の賃借料(来客用に限る) ・文書通信費(P13参照) 等 充当できないもの ・市議会議員本人又は親族(2親等以内)が所有する事務所の賃借料(議員 又は親族〔2親等以内〕が代表の法人所有も含む) ・他の市議会議員本人又は親族(2親等以内)が所有する事務所の賃借料(他 の市議会議員本人又は親族(2親等以内)が代表の法人所有も含む)。 ・事務所の賃借にかかる敷金、保証金、礼金、更新料等 ・事務所の土地、建物の購入費 ・事務所の建築工事費 ・事務所の警備費、火災保険料、修理代 等 留意事項 ●事務所の要件 事務所経費への政務活動費の充当にあたっては、政務活動がそこで行われて いる場合にのみ充当できるものであり、要件としては、下記のとおり「事務所」 としての形態を整えている場合に限られる。 ①外形上、事務所として認識できる形態を有していること。 ②事務所としての機能(事務所スペースを有し、事務用品、トイレ等を備え ていること。応接スペースは含めることができる)を有していること。 ③賃貸の場合は、原則として会派の議員が契約者となっていること。 ●自宅の一室は事務所として認めない。 ●事務所費の位置づけ 政務活動費が会派に対し交付されているため、所属議員の事務所が会派の支 部事務所として位置づけられていることが必要である。 つまり、会派が所属議員の事務所〔=会派の支部事務所〕の経費を負担する

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37 ということになる。 ただし、その際には、賃貸金額や使用面積等を明確にしなければならない。 ●事務所には、会派事務所を標榜する看板等を設置する。 ●事務所費に政務活動費を充当する場合 会派の代表者は、当該事務所の賃貸契約書の写し、会派事務所を標榜する看 板等が確認できる事務所外観写真及び当該事務所を中心とした周辺の住宅地 図の写しを添付し「事務所設置届」(細則4⑸様式7・P77参照)を議長に 提出する。 ●事務所を選挙活動等と共用している場合【按分】 事務所を後援会活動や選挙活動等と共用している場合は、事務所における政 務活動実績の割合に応じて、合理的に説明可能な範囲で按分割合を設定し、政 務活動相当額を支出する必要がある。 また、実態に即して事務所の賃貸借契約、電気、ガス、水道等の契約を、政 務活動用とそれ以外の活動用に分離することも、考慮すべき一つの手法と考え る。 ●賃貸借契約書の作成・保管 事務所の賃借料に政務活動費を充当する場合は、賃貸借契約書を作成し、保 管するとともに、その写しを「事務所設置届」(細則4⑸様式7・P77参照) を当該年度の最初の支出にかかる「支出票」(細則5⑶①様式8・P78参照) に添付する。 「事務所設置届」の記載事項に変更があった場合は改めて当該届を添付する。 主な関係書類 ・支出票(細則5⑶①様式8・P78参照) ・事務所設置届(細則4⑸様式7・P77参照)(事務所費に政務活動費を充 当する場合) ・会派事務所を標榜する看板等が確認できる事務所外観写真、当該事務所を 中心とした周辺の住宅地図の写し ・賃貸借契約書(事務所を借りる場合) 事務所の看板は、議員個人の政務活動用事務所の立て札及び看板として、 公職選挙法の規制を受けることになるため留意すること。

参照

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