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サイバー 犯 罪 とは 警 察 庁 では コンピュータ 技 術 や 電 気 通 信 技 術 を 悪 用 した 犯 罪 を ハイテク 犯 罪 と 表 していました が 国 際 的 動 向 等 を 踏 まえ 現 在 は サイバー 犯 罪 と 表 しています サイバー 犯 罪 の 種 類 1 ネットワーク

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(1)

サイバー犯罪の現状と対策

愛知県警察本部 生活安全部

生活安全総務課 情報セキュリティ対策

調査官 河崎裕二

16回メディアアカデミー研究会

平成

16年11月19日

(2)

サイバー犯罪とは

警察庁では、コンピュータ技術や電気通信技術を

悪用した犯罪を「ハイテク犯罪」と表していました

が、国際的動向等を踏まえ、現在は「サイバー犯

罪」と表しています

サイバー犯罪の種類

1 ネットワーク利用犯罪

2 コンピュータ・電磁的記録を対象とした犯罪

3 不正アクセス禁止法違反

(3)

サイバー犯罪検挙件数(全国)

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

2000

H12

H13

H14

H15

件数

不正アクセス禁止法

違反

コンピュータ・電磁的

記録対象犯罪

ネットワーク利用犯罪

(4)

検挙事件

(1)

ネットワーク利用犯罪①

【児童買春違反・出会い系サイト規制法】 (平成16年3月・警視庁)  中学女子生徒が出会い系サイトに「高校生だよ」などと援助交際を求める書き込みをし た。この女子生徒はこれ以前の15年12月末、都内の男性と埼玉県内のホテルで会い2万 円を受け取ったと供述。男性は児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕、女子生徒 は出会い系サイト規制法違反で書類送検された。 【出会い系サイト規制法】 (平成16年3月・愛知)  出会い系サイトの掲示に「¥¥¥¥¥¥に困っている方、サポします。十代前半~十六 が希望。条件があえば高額ゲット・・・・。」などと書き込みし、対償を供与することを示し、 児童を異性交際の相手方となるよう誘引した。 【名誉毀損・わいせつ図画公然陳列】 (平成16年2月・愛知)  被疑者は被害者との性交場面を撮影したわいせつな図画等をファイル共有交換ソフト 「WinMX」を利用しインターネットで不特定多数が閲覧できるようにし、わいせつ図画を陳 列すると共に被害者の名誉を毀損した。

(5)

検挙事件

(2)

ネットワーク利用犯罪②

【詐欺】 (平成15年1月・兵庫)  インターネット・オークションに高級ブランドのバッグを売ると偽り、落札者から 代金約80万円を銀行口座に振り込ませてだまし取った。 【脅迫】 (平成15年2月・栃木)  インターネット上の小学校が運営しているの掲示板に「一週間後の何月何日に A町立B小学校の生徒を3人殺すと予告します。ひとりは「 ○○○○ 」にしま す。」などと実名を挙げて書き込みをし脅迫した。 【著作権】 (平成15年11月・京都)  ファイル交換ソフト「Winny」を利用して著作権者に無断でゲームソフトや映像 ソフトを不特定のユーザーに送信できる状態にし著作権を侵害した。 【公職選挙法違反】 (平成15年11月・愛知)  衆議院選挙の立候補者事務所に「*****じむしょきんじつばくはつなにも のかにころされる」等の電子メールを送信し脅迫により選挙の自由を妨害した。

(6)

検挙事件

(3)

コンピュータ・電磁的記録対象犯罪

【電磁的記録不正作出・詐欺】 (平成14年2月・大阪)  大阪の風俗店などで客の使ったクレジットカードの磁気データを抜き取られ、 偽造カードを製作、各地で不正に買い物に使用された疑いが強まり、滋賀県警 は支払用カード電磁的記録不正作出と詐欺容疑で市内風俗店など家宅捜索、 数人を逮捕した。スキマーと呼ばれる携帯型の装置で客のカード情報を転写す るスキミングという手口で磁気データーを抜き取っていた。 【電子計算機使用詐欺】 (平成15年1月・山形)  農業協同組合の臨時職員が、同組合の決済システムのオンライン端末を不正 操作し、約52万円を夫名義の口座に振込入金して財産上不法の利益を得た。

(7)

検挙事件

(4)

不正アクセス禁止法違反

【他人の識別符号を使用(なりすまし)】 (平成15年3月・警視庁)  他人の口座から金を不正に得る目的で、あらかじめインターネットカフェのパソ コンにキーロガーを仕組んで収集していた口座開設者のIDとパスワードを使用 して口座開設者が利用する銀行のインターネット・バンキング用の認証サーバ に、不正アクセスし、他人の口座から自己が他の銀行に架空名義で開設してい た口座に対して約1,600万円の送金を行った。 電子計算機使用詐欺、電磁的 記録不正作出でも検挙された。 【不正な情報の送りつけ(セキュリティホール攻撃)】 (平成15年10月・警視庁)  大学医学部付属病院のサーバーに不正アクセスしてホームページを改ざんし たほか、都内の高校や会社のホームページもそれぞれ改ざんした。少年は国際 ハッカーグループ? (興味本位でのホームページの書き換えを主に行ってい る)CyberLordsのメンバーで、犯行の動機として、「技術を誇示すればコンピュー タ関連企業に就職できると思った」と言っている。

(8)

トラブルの増加

ハイテク犯罪に関する相談受理状況(全国)

○詐欺・悪質商法に関する相談が20,738件で前年3,193件と比べて約7倍に増加。 ○この内、ほとんどが使った覚えのない有料コンテンツの利用料金を要求する、いわゆ る架空請求メールに関する相談と情報提供17,838件とほとんどを占める。 ○インターネット・オークションに関する相談が5,999件で前年と比べて約 1.5倍に増 加。 H12 H13 H14 増減 うち架空請求メールに関する相談 - - - 17,838 -1,301 2,099 3,978 5,999 2,021 2,896 3,282 2,261 4,225 1,964 1,884 2,267 2,566 2,619 53 1,352 2,647 2,130 2,329 199 505 1,335 1,246 1,147 -99 1,801 3,684 3,955 4,697 742 11,135 17,277 19,329 41,754 22,425 年 H15  区分 詐欺・悪質商法に関する相談 20,738 17,545 インターネット・オークションに関する相談 違法・有害情報に関する相談 名誉毀損・誹謗中傷等に関する相談 (インターネット・オークション関係を除く) 1,396 1,963 3,193 迷惑メールに関する相談 不正アクセス、コンピュータウイルスに関する相談 その他 合 計

(9)

被害・相談事例

(1)

1 インターネット・オークション  ○ インターネット・オークションでコンサートチケットを落札し、代金を振り込ん だがチケットが届かない、メールしても返事がなく、相手の勤務先に電話した らそのような者はいないと言われた。  ○ オークションでカーナビを入札したが、落札できなかったところ、出品者か ら「もう一台あるので直接取引きしないかともちかけられ」代金振込んだが、 その後まったく連絡が取れなくなった、オークションの補償制度も利用できな いので困っている。 2 詐欺・悪質商法  ○ 身に覚えのない有料アダルトサイトの利用料金や遅延損害金を請求する メールが届いた。  ○会員制のアダルトサイトに登録し数分使用し、5万円の請求が届き不本意だ が振込みしたところ、その債権代行業者を名乗る会社から50万円の振込み を請求するメールが送られてきた。

(10)

被害・相談事例

(2)

3 名誉毀損・誹謗中傷  ○ インターネット上の掲示板で1年くらい前から名前を出されて誹謗中傷を受 け最近では毎日の行動内容などの情報も書かれた上、携帯電話に「死ね」等 とメールで送られてくる。 4 迷惑メール  ○ 会社が送信した覚えのない宛先不明のメールが約200通ほど送信されて きた。会社のアドレスを無断で使用して迷惑メールが多数送信されているよ うだ。 5 違法・有害情報  ○ インターネット上の掲示板で自殺に関する情報交換し、自殺を助長するか のようなサイトがある。  ○ インターネット上で売春を斡旋しているようなサイトがある。  ○ 身に覚えの無い出会い系サイトの利用料金の請求が来た。

(11)

相談事例ごとの防護策

(1)

 インターネットオークション詐欺・トラブル 1. 入札の前に、商品の送料、品物の状態など、不明な点は出品者に質問してください。 入札後のトラブルをさけるためにも、オークションの評価欄を参考にしたり、疑問点を解 決してから入札に参加してください。 代金を先払いすることは危険がともないます。出品者への支払方法が選べる場合は、 できるだけ代金を先払いしない方法を選択してください。 2.  落札後は、出品者の住所、氏名、電話番号などを尋ねるなど、できる限り確認を取っ てから取り引きしてください。 3. 大手オークションサイトなどが用意している「利用上の約款」「保障制度」「トラブル口座 リスト」などは利用前に必ず確認しておく必要があります。 4. オークション相手の評価欄も確認する必要はありますが、相手の評価を必要以上に鵜 呑みにしたり、自分の評価欄を意識しすぎるのも危険を伴います。評価欄は別IDを取 得することで出品者自身が書き込むことも可能です。 5. オークションを何度も利用した経験のある人が「危険な取引」を行ってしまう背景には、 疑わしい相手だと思っても、評価欄に「悪いの評価を記載されることを恐れて、、、」との 話をよく伺います。

(12)

1. インターネット上でのオンラインショッピング・アンケートや掲示板などに、気軽に個人情 報を書いて送信しないようにしてください。 • そのサイトは個人情報の利用規約・ガイドライン等を明示しているか • アンケートは、暗号化等のセキュリティの措置をとっているか(SSL) • ショッピング時など何が必要な情報なのかを考慮する、必要性が不明な場合は、管理 者・主催者に問い合わせを行う。  2.  残念ながら現状は、インターネット上に限らず個人(顧客)情報の漏洩事案が後を絶ち ません、「コンビ二」「銀行」「テレビショッピング」「プロバイダ」「市・区役所」等々からの情 報漏洩が最近でもマスコミ等で取り上げられています。「必要以上の個人情報の提示をさ ける」ことを普段から心がけることで、情報漏えいによる被害から自らを防護する意識が 必要です。 3. パソコン、媒体、リサイクルシップ等への売却時に確実なデーターの消去を行うなど、廃 棄・リサイクル時の取り扱いにも注意が必要です。

相談事例ごとの防護策

(2)

 情報漏洩

(13)

1. 身に覚えが無い料金請求のメール、手紙、ハガキ、電報を受取っても、、言われるがま まに支払をする必要はありません。絶対に無視して下さい。 2. 連絡をしてきた債権回収業者と名乗る者に絶対に連絡を行わないようにし、電話が 掛ってきても、相手が知らない情報を絶対に漏らさないようにして下さい。相手はあなた の個人情報について一部分しか知りません。 3. 「利用されたコンテンツ未払代金の取立てのことで○○○○-○○○○-○○○○ま で、至急電話を」と言った内容のメールやはがき、電話があっても、身に覚えが無いこと であれば電話をする必要はありません。 4. 最近では、「入金をされない場合は、○○裁判所を通じて訴訟します。至急○○○○-○○○○-○○○○まで連絡を。」、「入金が確認されない場合は、、顧問弁護士を通じ て調査を開始します。至急○○○○-○○○○-○○○○まで電話をしてください。」な どと正規な請求かのように連絡を要求してくる場合が増えています。 5. 結論として、正規に契約し利用をした覚えのないサービスの請求に一切お金を支払う必 要はありませんし、相手にする必要もありません。

相談事例ごとの防護策

(3)

 不正請求メール(身に覚えのない請求)

(14)

相談事例ごとの防護策

(4)

 不正アクセス 1. 簡単なパスワードを使用しない。 2. OS(Windows等)やアプリケーション (ワープロソフト等)のセキュリティパッチ は最新のものを適用する。 3. ワクチンソフトを使用し、常に最新のパ ターンに更新しておく 4. 安全が確かめられないプログラムをイン ストールしない 5. 必要のない機能を利用しない

(15)

愛知県警察本部生活安全部生活安全総務課 情報セキュリティ対策係 電話 (052)-951-1611 愛知県警察ホームページ http://www.pref.aichi.jp/police/ 〃ハイテク犯罪対策 http://www.pref.aichi.jp/police/taisaku/high-tech/index.html @Police(警察庁セキュリティポータルサイト) http://www.cyberpolice.go.jp/

ご清聴ありがとうございました。

正しい知識と良識で有意義な

インターネット利用を

参照

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