5. Xstrata plc (エクストラータ社)
1.企業概要 本社 スイス・Zug(ツーク) 主要事業 〔鉱種〕 石炭開発、非鉄金属開発、製錬、クロム・バナジウム合金、製錬技術 〔Cu,Zn,Pb,Ni,Au,Ag,Cr,V,原料炭,燃料炭〕 従業員数 約 43,000 人(請負 16,000 人を含む) 決算日 12 月末日 主要関連会社 (2006 年末現在) Xstrata (Schweiz)AG: スイス,持株会社(100%) Xstrata Holdings Pty Ltd: 豪,持株会社(100%)Xstrata South Africa (Pty)Ltd: 南ア,持株及び石炭・Cr・V 生産(100%) Xstrata Coal Pty Ltd : 豪、持株会社(100%)
Ernest Henry Mining Pty Ltd: 豪,銅生産(100%) Minera Alumbrera Limited: アンティグア,銅生産(50%) Mount Isa Mines Limited: 豪,銅・亜鉛・鉛生産(100%) Xstrata Tintaya SA: ペルー、持株会社(100%) McArhur River Mining Pty Ltd: 豪,亜鉛生産(100%)
Asturiana de Zinc SA: スペイン,亜鉛製錬(San Juan de Nieva:100%) Falconbridge Limited: 加,銅・ニッケル・亜鉛生産(100%)
Britannia Refined Metals Limited: 英,鉛製錬(Northfleet:100%) Xstrata Zinc GmbH: ドイツ,亜鉛製錬(Nordenham:100%)
2.財務状況 (mUS$)
年度 2006 2005 2004
売上高 Group turnover〔①〕 17,632 8,050 6,462
当期純利益 Profit for the year(attributable profit)〔②〕 2,352 1,706 1,067
売上高利益率〔③=②/①〕 13.3% 21.2% 16.5% 資産 Total assets 〔④〕 47,216 14,819 12,286 流動資産 Current assets 8,443 2,703 2,237 負債 Total liabilities〔⑤〕 27,494 6,682 4,961 流動負債 Current liabilities 6,612 2,390 1,250 純資産 Net Assets 〔⑥=④-⑤〕 19,722 8,137 7,325
探鉱費 Exploration Spending Totals ※ 147.2 27.3 19.3
※探鉱費は Major Company Exploration Profile (Metals Economics Group 2007)による。
Xstrata:財務状況の推移〔“2005+”として Falconbridge との合算状況を示す〕 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2005+ 2006 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 売上高 当期利益 当期純利益率 (mUS$)
3.主要鉱産物の生産・開発状況 〔※鉱山名(所在国,権益比率):生産量は権益分〕 年度 2006 2005 2004 ‘06 年度の世界シェア等 銅鉱(kt) 964.898 400.151 372.424 第 4 位(6.4%) Mount Isa(豪 NWQ,100%) 194.135 177.482 170.197 Alumbrera(亜 Catamarca,50%) 90.072 93.659 88.220 Ernest Henry(豪 NWQ,100%) 83.968 129.010 114.007 Collahuasi(チリⅠ,44%) 193.609 187.890 Collahuasi(チリⅠ,44%) 精鉱中含量 (167.289) (161.192) Collahuasi(チリⅠ,44%) SX-EW カソード (26.320) (26.698) Antamina(ペルー Ancash,33.75%) 129.675 126.438 Tintaya(ペルー EP,100%) 115.047 73.927 Tintaya(ペルー EP,100%) 精鉱中含量 (78.318) (73.927) Tintaya(ペルー EP,100%) SX-EW カソード (36.729) (35.491) Lomas Bayas SX-EW(チリⅡ,100%) 64.312 63.147
Kidd Creek(加 O,100%) 50.405 42.737
Sudbury(加 O,100%) 22.714 27.303 Brunswick(加 NB,100%) 9.000 6.000 Raglan(加 Q,100%) 6.281 6.276 Montcalm(加 O,100%) 5.680 5.200 粗銅(t) 829.666 220.263 236.252 Townsville(Mt.Isa:豪 NQ,100%) 212.721 220.263 236.252 Altonorte(チリⅡ,100%) 281.992 297.386 Horne(加 Q,100%) 184.989 146.952
Kidd Creek(加 O,100%) 129.000 111.200 Sudbury(加 O,100%)マット中含量 20.964 20.798
電気銅(t) 872.425 219.198 237.621 第 4 位(5.0%)企業として第 3 位
うち SX-EW カソード(kt) 127.361 125.336 第 6 位(4.7%)
Townsville(Mt.Isa:豪 NQ,100%) 209.188 219.198 237.621
CCR(加 Q,100%) 368.319 304.184
Kidd Creek(加 O,100%) 127.900 111.217
Nikkelverk(ノルウェー Kristiansand,100%) 39.657 38.681 Collahuasi SX-EW(チリⅠ,44%) 26.320 26.698 Lomas Bayas SX-EW(チリⅡ,100%) 64.312 63.147 Tintaya SX-EW(ペルー EP,100%) 36.729 35.491
モリブデン鉱(t) 3,747 2,669 第 9 位(2.0%:企業では第 8 位) Antamina(ペルー Ancash,33.75%) 2,268 2,515 Collahuasi SX-EW(チリⅠ,44%) 1,479 154 亜鉛鉱(kt) 813.987 384.811 281.782 第 2 位(7.7%:企業では第 1 位) Mt. Isa(豪 NWQ,100%) 209.914 231.167 191.433 McArther River(豪 NT,75→100%) 135.538 153.644 90.349 Brunswick(加 NB,100%) 271.838 265.768 Kidd Creek(加 O,100%) 144.006 113.711
Antamina(ペルー Ancash,33.75%) 52.691 62.216
※注:Kidd Creek の亜鉛鉱生産量はアニュア ルレポートに明記されていないため、地金生 産量と同値を掲載した。
亜鉛地金(kt) 869.687 648.907 646.166 第 2 位(8.2%:企業では第 1 位)
San Juan de Nieva(スペイン Asturias,100%) 502.834 501.413 491.720 Nordenham(ドイツ Nordenham,100%) 151.475 147.494 154.446 Kidd Creek(加 O,100%) *hydrometallurgical plant 144.006 113.711
CEZ Refinery(加 Q,25%) 66.600 68.100
General Smelting(加 Q,100%) 4.772 6.659
鉛鉱(kt) 227.831 194.040 139.538 第 3 位(6.1%:企業では第 2 位) Mt. Isa(豪 NWQ,100%)粗鉛中含量 118.311 159.557 139.538 McArther River(豪 NT,75→100%) 30.089 34.483 19.659 Brunswick(加 NB,100%) 79.431 75.353 鉛地金(kt) 237.355 161.350 125.938 第 3 位(6.3%:企業では第 2 位) Northfleet(英 Northfleet,100%) 162.737 161.350 125.938 Brunswick smelting(加 NB,100%) 69.846 76.116 General Smelting(加 Q,100%) 4.772 6.659 金鉱(t) 14.503 15.193 15.054 第 18 位(0.6%)企業として第 17 位
Alumbrera(亜 Catamarca,50%) 8.829 8.053 9.847 銅精鉱中+dore 中 Ernest Henry(豪 NWQ,100%) 3.283 5.201 4.436 銅精鉱中 Tintaya(ペルー EP,100%) 1.247 1.013 銅精鉱中 Mototolo(南ア,50%) 0.002 PGM 生産副産物 金(ドーレ:t) Alumbrera(亜 Catamarca,50%) 1.141 0.926 0.771 銀鉱(鉛精鉱・粗鉛中:t) 477 353 363 第 8 位(2.5%:企業では第 7 位) Mt. Isa(豪 NWQ,100%)粗鉛中含量 195 353 329 McArther River(豪 NT,100%) 鉛精鉱中 36 43 33 Brunswick(加 NB,100%) 246 286 銀地金(t) 466 369 279 Northfleet(英 Northfleet,100%) 255 369 279 Brunswick smelting(加 NB,100%) 212 254 PGM 鉱(kg) Mototolo(南ア,50%) 213 プラチナ鉱(kg) Mototolo(南ア,50%) 132 パラジウム鉱(kg) Mototolo(南ア,50%) 79 ニッケル鉱(kt) 80.849 81.823 第 4 位(5.7%) Falcondo(ドミニカ Bonao,85.3%)※フェロニッケル中含量 25.313 24.454 Falcondo(ドミニカBonao,100%ベース)※フェロニッケル中含量 (29.675) (28.668) Raglan(加 Q,100%) 23.704 22.917 Sudbury(加 O,100%) 20.932 25.203 Montcalm(加 O,100%) 10.900 9.249 ニッケル地金(kt) 107.287 109.340 第 5 位(7.9%:企業では第 3 位) Nikkelverk(ノルウェー Kristiansand,100%) 81.974 84.886 Falcondo(ドミニカ Bonao,85.3%)※フェロニッケル中含量 25.313 24.454 Falcondo(ドミニカ Bonao,100%ベース)※フェロニッケル中含量 (29.675) (28.668) コバルト鉱(kt) 1.183 1.348 Sudbury(加 O,100%) 0.697 0.900 Montcalm(加 O,100%) 0.486 0.448 コバルト地金(kt) 7.294 7.444 Nikkelverk(ノルウェー Kristiansand,100%) 4.927 5.021 Sudbury(加 O,100%)マット中含量 2.367 2.423 ニッケル・銅マット(kt)Sudbury(加 O,100%) 112 114 ク ロ ム 鉱 (kt)Boshoek,Eden,Horizon,Kroondal,Kroondal OC,Thorncliffe,Helena,Waterval(南ア,79.5%) 2,489.1 2,865.2 3,354.9 第 3 位(15.6%※注:’05 年順位) フェロクロム(kt) 958.6 1,121.7 1,225.4 バナジウム鉱(kt) Maloma(スワジランド,100%) 432 272 683 五酸化バナジウム(t) 9,820 9.147 9.555 フェロバナジウム(t) 4,907 4,936 5,791 Rhovan(南ア,100%) 4,907 4,592 5,910 Swazi Vanadium(スワジランド,100%) 345 1,150
ボーキサイト(kt) St.Ann(ジャマイカ,50%) 2,444.0 1,872.5 第 14 位(1.3%:企業では第 13 位) アルミナ(kt) Gramercy refinery(米,50%) 589.5 588.3 第 19 位(0.8%:企業では第 16 位) アルミニウム(kt) New Madrid Primary Plant(米,100%) 253.6 245.5 第 21 位(1.1%:企業では第 16 位)
アルミ製品(kt) Norandal USA(米,100%) 215.1 199.9 石 炭(mt) 58.5 47.1 59.2 原料炭(mt) Oaky Creek,Newland,Collinsville(豪,55%) 5.5 4.7 6.5 一般炭(mt) 53.0 42.4 52.7 豪州産(mt)Cumnock(84%),Liddell(67.5%),Macquarie Coal JV(80%),Mt Owen(100%),Narama(50%),Oakbridge Group(74.1%,68.3%),Ulan(90%),United(95%),Rolleston(75%) 36.5 35.5 33.5 南ア産(mt)iMpunzi,Mpumalanga,Tavistock(74%) 7.0 6.9 19.2 コロンビア産(mt)Cerrejon(33.3%) 9.5
*注 1)Mount Isa、MacArther River、Ernest Henrry、Alumbrera は旧 MIM 資産 *注 2)Reocin 鉱山は 02 年で閉山
*注 3)Nordenham は、旧 Metaleupe 資産
*注 4)05 年9月 22 日、日鉱金属㈱は 60%出資する ANT ミネラルズが保有する McArther River 亜鉛・鉛鉱山の権益 25%を Xstrata に譲渡すると発表。 4.沿革 Xstrata 社は、南アにおいてクロム鉱業を中心とした活動を行っていたが、この数年の内 (2001~ 02 年) に石炭部門と亜鉛部門を買収により取得して急成長を遂げている。この拡大は、Xstrata 社の 最大の株主(40%)である Glencore International 社(本社スイス・バール)の事業の再編という側面もある。 その後、2003 年の MIM 社(豪)及び 2006 年の Falconbridge 社(加)の買収により、操業地域と生産品 目は拡大し、2006 年末時点の株式時価総額で世界非鉄・資源企業のなかで第 5 位の地位を占める に至っている。
1926 年:・Xstrata 社の前身である“Suedra Holding S.A.”が、南米における電力やインフラ投資を目 的としてスイス Zug で設立された。
1990 年:・Glencore International 社が Suedra Holding S.A.の実質的な権益を取得して、非鉄ビジネ スへの道を歩み始めた。
1998 年:・南アフリカのフェロクローム生産会社 CMI を 215mUS$にて買収する。
1999 年:・事業の実態に則して社名を”Xstrata”に改称した。(因みに“Xstrata”とは“eXtraction(採 掘)”+“strata(地層)”を組合わせたもの)
2000 年:・スペインの亜鉛・鉛生産会社 Asturiana de Zinc S.A.を買収する。
2002 年:・3 月、Xstrata 社はロンドン株式取引所に上場。新株発行により 1,335.3mUS$を調達すると ともに、Glencore International 社の豪州と南アの石炭部門(Enex)の資産を 2.57bUS$で買 収した。同社は規模と分散を重視しており、鉱種や国の多角化により安定したキャッシュフ ローを生み出し、リスク分散を可能にするとしている。この観点から、同年 11 月に MIM 社 買収を明らかにした。Xstrata 社の 02 年売上高は 1,991mUS$、純利益は 175mUS$であっ たが、1,406mUS$で MIM 社を買収(関連会社を含めると約 3.3bUS$)することによって、世 界最大級の銅・鉛・亜鉛鉱山(Mount Isa 鉱山)をはじめ、McArthur River(75%), Ernest Henry, Alumbrera(50%)を取得した。それ以前に Xstrata 社は資産の 43%と純利益の 56%を 南アの鉱山事業に依存していたが、MIM 社取得によりそれぞれ 19%と 27%に軽減し、豪主 体に分散を実現することとなった。
・12 月、子会社の Asturiana de Zinc社を介して Nordenham 亜鉛製錬所(独 Bremerhaven) を Metaleurop 社から 100mUS$にて買収合意。 2003 年:・豪州競争消費委員会は、Xstrata 社の MIM 社の買収について、豪州内の石炭産業の競 争力低下にはならないとして承認した。同年 5 月の Xstrata 社の株主総会、6 月の MIM の 株主総会で承認され、この買収劇は完了した。03 年における Xstrata 社の業績は、売上 高 3,481.6mUS$(前年比 92.4%増)、純利益は 307.8mUS$(前年比 107.8%増)と大幅な増益 を記録したが、言うまでもなく MIM 買収が大きく寄与した。 その反面、負債額は、MIM の
負債額 1,180.9mUS$が加算され、02 年の 573.9mUS$から 2,221.5mUS$に急増した。MIM 買収後、MIM 本社の人員削減、探鉱活動の既存鉱山周辺限定、ノンコア事業の権益売 却により、03 年は 13.3mUS$の経費が削減された。
・5 月 10 日、2 月以降休止していた Windimurra バナジウム鉱山・製錬所(豪)の再開は今後 も行わない旨を発表した。
2004 年:・Mount Isa の Black Star 亜鉛・鉛鉱において、露天掘採掘(27.6mAus$)の開始を発表。 ・8月 31 日、ペルーLas Bambas 銅鉱床の開発オプション権を落札。10 月1日、ペルー政府
と正式契約を締結。
・10 月、WMC Resources 社は、Xstrata 社から買収オファーのあったことを発表した。 Xstrata としては、豪州における生産シェアが銅 34%、亜鉛 22%、石炭 21%程度であったとこ ろ、WMC 買収により銅 58%、亜鉛 22%、ニッケル 49%、石炭 21%とし、豪州銅製錬の全量 (Mount Isa と Olympic Dam)、ニッケル製錬の大部分を傘下に収めることを狙った。 2005 年:・1月、子会社の Xstrata Alloys は、南ア・Mpumalanga 州に Char 生産拠点を有する African
Carbon Group を買収(63mUS$)し、フェロクロム製造コストの要となる還元剤の安定確保を 図った。
・1月、Forestal Los Lagos(チリ、林業)を 4mUS$にて売却。
・4月、Windimurra バナジウムプロジェクトを Precious Metals Australia Limited に売却合意。 ・5月、南米(アルゼンチン、チリ、ペルー)での銅事業拠点をチリ Santiago に設けたと発表。 ・5月 4 日、子会社の Xstrata Alloy 社と Merafe Resources 社(南ア)が実施している
Xstrata-Merafe クロム事業で、Samancor 社(南ア)から南アの Kroondal 鉱山と Marikana 鉱 山をそれぞれ 16mUS$、29.1mUS$で獲得し、Xstrata 社負担分は 29.5mUS$と発表。 ・6月 3 日、WMC の買収者は BHP Billiton と決定し、Xstrata の買収操作は失敗した。 ・8月 3 日、子会社の Xstrata Alloys 社(南ア)は、Mototolo 白金族鉱山開発プロジェクト
(年産計画 Pt4.1t、Pd2.6t、生産開始 07 年第 3 四半期)を Anglo Platinum 社(南ア)と共同 開発することを発表。 ・8月 15 日、Falconbridge 社の株式 19.9%を Brascan 社(カナダ、資産管理会社)から約 2.047bCan$(1.703bUS$相当、1 株当たり 28Can$)で獲得したと発表。 ・8月 30 日、市場外で非カナダ投資家から Falconbridge の 37 万株を購入することで、 20.01%に引上げると発表。また、9 月 5 日、その後の従業員ストックオプションの実行により、 一旦 19.99%に下がったが、非カナダ投資家から市場外で約 18 万株を追加購入し、同社 シェアが 20.04%になる予定で、この 20%超過分の購入については、カナダ当局の承認が 条件となると発表。
・9月 22 日、Xstrata Zinc 社は ANT Minerals 社(日鉱金属 50,豊羽鉱山 16.7,丸紅 16.7, 三井物産 16.7%)が所有していた McArther River 鉱山の 25%権益の完全買収合意を発表。 (手続きは同年下期中に完了し、100%権益を取得。買収額の公表なし。)
・11 月 CODELCO とのチリ第 II 州の Tuina II 鉱区で共同探鉱に関する合意
・12 月、Morenci 銅山(米アリゾナ、Phelps Dodge85+住友グループ 15%)の銅精鉱浸出設備と して IsaMill(2.6MW)の納入(06 年半ば)を成約。
2006 年:・2月、子会社の Xstrata Coal、モンゴルでの石炭鉱床探査権 75%取得。
・3月1日、Glencore が所有する世界最大級の一般炭炭鉱 Cerrejon(セレホン、コロンビア、資源 量 900mt 以上)の 33.3%権益の買収(1700mUS$)を発表。(他権益は BHP Billiton、Anglo American がそれぞれ 33.3%)
・3月、Universal Resources 社(豪)を 5mUS$で買収。
・3月、Las Bambas(ペルー)の探鉱結果(300mt,Cu1.1%)を公表。
・5月 16 日、Tintaya 銅山(ペルー)の権益に関し、周辺の未開発鉱区(Antapaccay、 Corrocohuaico)を含め BHP Billiton から買収することで合意。買収金額は 750mUS$(負債 額 116mUS$含む)。Xstrata は、2008 年 7 月~09 年 6 月間に銅価格が規定レベルに達し た場合、あるいは 2020 年までに Antapaccay 鉱区または Corrocohuaico 鉱区が開発に至 った場合、追加金を支払う契約。
・5月 17 日、Falconbridge の株式 80%を 16.1bC$(14.5bUS$)で買収する計画を発表。(1株 当り 52.5C$)
・7月 11 日、Xstrata は Falconbridge の買収提示額引上げ(1株当り 52.5→59C$、80%買収 総額 17.1bUS$相当)、Phelps Dodge、Inco による Falconbridge の友好的買収提案に対 抗。
・11 月 1 日、Falconbridge の一般株 100%買収手続きが完了。2005 年以降の買収総額は 18.8bUS$。
・12 月 21 日、Tampakan 銅・金鉱床(フィリピン)の 62.5%権益を Indophil 社から買収(27mA$) ・第 4 四半期、PGM 開発事業 Mototolo(南ア)の生産開始(07 年末までに本格生産に達す
る見通し:Pt 2.6t/y、Pd 4.1t/y)。これにより PGM に参入を果たした。
2007 年:・4 月2日、ニッケル、コバルト及びフェロニッケルの販売権を Glencore International 社に譲 渡。(既にバナジウム、フェロクロム及び銅の販売権は Glencore が保有。)
・4 月、Falconbridge 買収により取得した Noranda Aluminum 社を米国の投資会社 Apollo Management 社に総額 1.15bUS$で売却。これは Noranda Aluminum の事業規模や上流 部門の資産を検討した結果、世界的規模での事業展開は期待できないとの結論に達し たため。売却資産には Century Aluminum との合弁で所有する米 Louisiana 州の Gramercy 製錬所、ジャマイカの St.Anne ボーキサイト鉱山、100%所有の Tennessee 州の 製錬所及び Tennessee 州、North Carolina 州、Arkansas 州所在の 3 圧延工場を含む。 ・6月、ニッケル生産社 LionOre Mining International(本社:加 Tronto)の買収を巡り、 Norilsk Nickel と競ったが、最終的に Norlisk Nickel が 6.8 bCan$(6.79mUS$)にて買収 に成功し、Xstrata は買収に失敗した。
・8 月、南アのプラチナ生産社 Eland Platinum 社を 1bUS$にて買収することで合意。 ・10 月、豪州のニッケル生産会社 Jubilee Mines 社を総額 3.1bAus$( 2.9b US$)で買収す
る提案を行った。同社の 2006 年のニッケル鉱生産量は 11kt である。
・12 月 12 日、Xstrata の他社への身売りを含む M&A の協議が進行中であることをニュース リリースした。
5.事業内容
Xstrata は MIM 及び Falconbridge を中心とする大型買収を行うことにより、短期間に世界的な非 鉄・資源企業に成長し、現在石炭,銅、ニッケル、鉛・亜鉛、フェロクロムなどの生産を世界の 18 ヶ国 で行っている。事業は下記 7 部門に分けて展開されているが、Xstrata Technology は新技術の開発・ 販売(ISAMILL, ISASMELT, Jameson Cell など)にあたっている。2006 年の売上高から見ると、銅、亜 鉛・鉛及び石炭の 3 部門が主力で全体売上高の 81.4%を占めている。2006 年には南アでの PGM 分 野が新たに加わった。
Xstrata: 部門別・売上高、税引前利益、売上高営業利益率(2006 年、2005 年)
2006 年 2005+年 (※) 2005 年
Revenue EBIT Revenue EBIT Revenue EBIT
分野 売上高 税引前利益 売上高営 業利益率 売上高 税引前利益 売上高営 業利益率 売上高 税引前利益 売上高営 業利益率 銅 7,007 2,252 32.1% 6,429 2,006 31.2% 2,008 920 45.8% 亜鉛・鉛 3,721 547 14.7% 1,953 299 15.3% 1,449 239 16.5% ニッケル 1,678 614 36.6% 2,146 597 27.8% クロム 748 118 15.8% 798 142 17.7% 798 142 17.7% バナジウム 199 105 52.8% 318 176 55.2% 318 176 55.2% PGM 12 11 91.7% 石炭 3,617 906 25.0% 3,400 1,077 31.7% 3,400 1,077 31.7% アルミ 530 98 18.5% 1,077 106 9.8% 製錬技術 120 22 18.3% 77 10 12.7% 77 10 12.7% 定常経費 -163 -66 -66 合計 17,632 4,510 25.6% 16,198 4,345 26.8% 8,050 2,496 31.0% ※ 注:2005+として Falconbridge の合算を示す。
Xstrata: 売上高、税引前利益、売上高営業利益率の推移(2006 年度) Xstrata+Falconbridge: 売上高、税引前利益、売上高営業利益率の推移(2005 年度+) Xstrata: 売上高、税引前利益、売上高営業利益率の推移(2005 年度) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 石炭 銅 亜鉛・ 鉛 ニッ ケル アルミ クロム バナ ジウ ム PGM 製錬技術 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 売上高'06 税引前利益'06 売上高営業利益率06 2006年 (mUS$) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 石炭 銅 亜鉛 ・鉛 ニッケル アル ミ クロ ム バナ ジウ ム PGM 製錬 技術 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 売上高'05 税引前利益'05 売上高営業利益率'05 2005年+ (mUS$) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 石炭 銅 亜鉛 ・鉛 ニッ ケル アルミ クロム バナ ジウ ム PGM 製錬技術 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 売上高'05 税引前利益'05 売上高営業利益率'05 2005年 (mUS$)
Xstrata: 分野別売上高の推移(“2005+”として Falconbridge の合算状況を示す。)
Glencore-Xstrata グループの近年における M&A 状況 〔出典:Raw Materials Group ほか〕
年 買収者 権益
(%) 対象(所有者) 所在国 鉱種
金額 (mUS$)
Glencore 12 Nikanor 英 Cu 587.1
100 Austal Coal(交渉中) 豪 原料炭 mA$557
100 Anvil Hill Coal Mine(Centennial Coal 社) 豪 一般炭 838
100 Jubilee Mines 豪 Ni 2,900
100 Eland Platinum 南ア PGM 1,000
2007
Xstrata
100 Lionore Mining International Ltd*不成立 カナダ Ni 5,600 62.5 Tampakan 銅・金鉱床(Indophil) フィリピン Cu,Au,Mo 27
100 Tintaya 銅山(BHP Billiton) ペルー Cu 750
80 Falconbridge 社 カナダ Ni,Cu,・・ 14,484
2006 Xstrata
33.3 Cerrejon 炭鉱(Glencore の権益) コロンビア 一般炭 1,700
Xstrata 20 Falconbridge 社 カナダ Ni,Cu,・・ 1,689
Glencore 22.7 Kazzink カザフ Zn 110
2005
Xstrata 13 Universal Resources Ltd 豪 Cu 5 Glencore 65 Alumina Partners of Jamaica(KACC(米)) ジャマイカ Al 165 Xstrata 100 Las Bambas Deposit(CENTOROMIN) ペルー Cu 121 Xstrata 100 WMC Resources Ltd *不成立 豪 BM、U 5,441 2004
Xstrata 89 Xstrata – SA Cr JV 南ア Cr 1,133
Xstrata 4 Indophil Resources NL 豪 Cu 1
Glencore 10 Minara Resources Ltd 豪 Ni 99 Xstrata 5 Tampakan Copper Deposit (Indophil) フィリピン Cu 1 Xstrata 100 Xstrata Queensland(旧 MIM 資産) 豪 BM 2,960 2003
Xstrata 50 Ravenswood Au assets(Haoma) 豪 Au 13
Glencore 100 Evergreen Aluminum LLC 米 Al 25 Xstrata 100 Nordenham Smelter (Metaleurop:仏) 独 Zn 100
Glencore 60 Philippine Associated S.&R.Corp(Pasar) フィリピン Cu 2002
Glencore 49 Urad Huoqi Zn Mine(China gov’t) 中国 Zn 18 Xstrata 53 Asturiana de Zinc SA スペイン Zn 487 Glencore Century Aluminium Co 米 Al 25 2001
Glencore 93 West Indies Alumina Co(Alcan) ジャマイカ Al 175 Glencore 100 Kubikenborg Aluminium AB スウエーデン Al
Glencore 9 Metaleurop SA(Preussag AG:独) 仏 BM
Glencore 90 Nkana Copper・Cobalt Mine(ZCCM) ザンビア Cu 43 2000
Xstrata 40 Windimurra Vanadium Mine(PMA) 豪 V 17 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 2001 2002 2003 2004 2005 2005+ 2006 PGM アルミ ニッケル 製錬技術 銅 バナジウム クロム 亜鉛・鉛 (mUS$)
Glencore 1 Anaconda Nickel Ltd 豪 Ni 6 Glencore 38 Philippine Associated S&R Corp(Pasar HD) フィリピン Cu 86 1999
Xstrata 9 Windimurra Vanadium Mine(PMA) 豪 V 5 Xstrata 89 Chromecorp Holdings Ltd 南ア Cr 217 Xstrata 11 Chromecorp Holdings Ltd 南ア Cr 36 1998
Xstrata 100 Consolidated Metallurgical Industries(JCI) 南ア Cr 183 Glencore 45 Asturiana de Zinc SA(Banesto) スペイン Zn 317 Glencore 20 Murrin Murrin Ni Mine(Anaconda Nickel ) 豪 Ni 45 Xstrata 82 Rhoex (Pty) Ltd(Glencore) 南ア V 61 1997
Xstrata 100 Vanadium Technology (Glencore) 南ア V 82 Glencore 23 Mount Holly Aluminium Smelter(Alumax) 米 Al
Glencore 15 Gold Mines of Australia 豪 Au 16 1996
Xstrata 79 Rhoex (Pty) Ltd 南ア V 43
1995 Glencore 15 Metaleurop SA(Preussag AG) 仏(独) BM 40
上記計(1996~2006) 30,497
Xstrata 社は、2002 年、ロンドンでの株式公開と合わせ 15.0bUS$以上の資金調達を行ってきた。 2003 年5月 15 日付、JOGMEC ロンドン事務所報告によれば、IMMM(鉱業技術者協会)主催のロン ドンでの「象を買う:規模と分散の重要性」と題された Devis 社長(南アの電力会社 Eskom 社や Billiton 社で財務担当役員を経験)の講演から同社の経営方針は次のようである: ・株式総額において上位 5 社が全体に占める比率は、90 年 23%が、2003 年には 44%になっている。 ・少数の企業が鉱産物を生産する利点は、需要に見合った合理的な生産を行えること。 鉱山業界は、需要以上に生産して鉱産物価格の崩壊を招くという愚かな行為を繰り返してきた。 多数の小規模生産者より、少数の大規模生産者の方が需要の変動に対処しやすい。 ・大手鉱山会社が行うべきことは、新規プロジェクトを抑制すること、生産削減に備えること。 ・鉱山企業買収に関し、買収による成長の余地は小さくなりつつあり、残っているのは、南米の家族 経営の鉱山会社や、南アの PGM 鉱山会社くらいである。 ・当社は規模と分散を重視しており、鉱種や国の分散は安定したキャッシュフローを生み出し、リス クを分散させる。鉱種・国のみならず、短期プロジェクトと長期プロジェクトの分散、初期プロジェク トと後期プロジェクトの分散という点も考慮すべきである。 ・少なくとも市場で強い立場にある鉱種を 3 つ以上持つことが必要。 ・規模の点では、ジュニアカンパニーから多くの類似性のある案件を取込むことによってリスク管理 のスキルと経験を向上させるというメリットがある。 Xstarata:売上高(生産地域別) 2001 2002 2003 2004 2005 2006 米州 26 5 280 727 850 8,550 豪州 11 727 1,531 3,202 4,086 4,815 欧州 267 400 675 915 1,209 2,594 アフリカ 310 677 997 1,621 1,906 1,673 合計 614 1,809 3,482 6,465 8,050 17,632 Xstarata:売上高(販売先地域別) 2001 2002 2003 2004 2005 2006 欧州 450 815 1,482 2,328 2,964 6,532 アジア 105 647 1,301 2,883 3,391 5,279 米州 41 86 247 314 711 4,584 豪州 0 130 237 556 655 922 アフリカ 17 68 152 274 236 228 中近東 34 108 108 92 87 合計 614 1,779 3,527 6,462 8,050 17,632
Xstrata: 売上高(生産地別)の推移 Xstrata: 売上高(販売先・地別別)の推移 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 米州 豪州 欧州 アフリカ (mUS$) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2001 2002 2003 2004 2005 2006 米州 豪州 欧州 アフリカ 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 欧州 アジア 米州 豪州 アフリカ 中近東 (mUS$) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2001 2002 2003 2004 2005 2006 欧州 アジア 米州 豪州 アフリカ 中近東
・規模と分散重視の観点から、MIM 社を買収した。これにより、規模拡大、鉱種と地域の分散が可 能となり、特に売上に占める南アの比率が小さくなる。逆に豪州の比率が大きくなるが、豪州は投 資先として安定した国で、同資産は良質であり、現在の金属価格が続いたとしても、取得当時の 売上と利益を伸ばすことが可能であると同時に、既存分野の成長を図ることもできる。その結果、 この買収は EBITDA(金利・税金・償却前利益:会計制度や財務方法によらない利益水準の比較 ができることから、国際間や異業種の買収の際に指標として用いられることが多い)を増大するも のと評価できる。 上記に見るとおり、Xstrata 社は、事業目標として、地域的にも鉱種的にも多様化した鉱山業の推 進、付加価値の創出を挙げている。売上高と税引前利益について過去の年度を比較すると石炭、 銅、亜鉛・鉛の事業が加わり大きく貢献している状況が見える。2005 年度は特に銅価上昇により収 益性が非常に大きくなっている。売上高は、石炭 45%、銅 26%、亜鉛・鉛 19%、クロム及びバナジウム 9%であるが、税引前利益では、銅 41%、石炭 43%、クロム・バナジウム 11%、亜鉛・鉛 4%となっている。 また、売上高を生産地域別で見てみると、2001 年当時には南アに集中していたが、MIM 買収に 伴い 2002~04 年度には豪州に急増した。2006 年は Falconbridge 買収により米州の割合が大きく増 加し、主体がアフリカから徐々に米州に M&A により次第に移行してきている。 販売地域別ではアジアと欧州の伸びが著しく、2006 年は特に欧州の伸張が著しい。
以上のとおり、MIM と Falconbridge の買収は、Xstrata の企業戦略に合致したものであり、また金属 価格高騰期に合わせて、即効的にその効果が得られている。
(1) 銅 <銅鉱山>
2003 年6月、Xstrata 社は、MIM 社の買収によって同社が保有していた豪州における Ernest Henry(エルネスト・ヘンリー)及び Mount Isa(マウンタイザ)、アルゼンチンの Alumbrera (アルンブレラ)の主要銅山 を傘下に収めた。さらに 2006 年 6 月にペルーの Tintaya(ティンタヤ)鉱山の BHP Billiton からの買収及 び 2006 年 11 月の Falconbridge 社の買収により、チリ Collahuasi(コジャワシ)鉱山やペルーAntamina(ア ンタミナ)鉱山などの有力鉱山を獲得して、2006 年の銅鉱生産量は前年の倍増となり、Xstrata は現在 世界第 4 位の銅鉱生産業者(Raw Material Data) となった。Xstrata の銅生産は豪州、北米及び南米 の 3 地区において行われている。 豪州ユニット(North Queensland) Mount Isa 鉱山(豪 NWQ) 2006 年の坑内掘粗鉱生産量は採掘鉱石生産量の増加(前年比 11%増)及び粗鉱品位の向上 (3.36%⇒3.42%)により、精鉱生産量は史上最高の 194kt を記録した。同山は権益分の生産量におい て Xstrata の最大の銅山である。Enterprise 銅鉱区の 3500 銅鉱体へのアクセス坑道が 2006 年末に 完成し 12 月に初出鉱となった。 Ernest Henry 鉱山(豪 NWQ) 選鉱機の稼働率を保守・運転計画の改善により 94%に引き上げることが出来たが、粗鉱品位を計 画的に前年比 27%低い 0.89%としたため、精鉱生産量は銅含有量ベースで前年度比 35%減の 84kt となった。 以上により豪州ユニットの 2006 年の銅鉱生産は 2005 年に比べて 9%減の 278kt であった。 Xstrata:銅埋蔵量 〔※注:Xstrata の埋蔵量は資源量の内数である。〕 南米ユニット(チリ、アルゼンチン、ペルー) 南 米 ユ ニ ッ ト の 銅 鉱 生 産 量 合 計 は Tintaya 鉱 山 及 び Falconbridage 所 有 の 2 鉱 山 (Collahuasi/Antamina)の買収により、2005 年比 5 倍増の 465kt となったが、これは Xstrata の全生産 量の約 59%に相当する。
Alumbrera 銅・金山(50%権益所有、アルゼンチン San Juan 州)
生産量は 6%増となった。しかし、2006 年の生産は粗鉱品位の低下により 4%減となっている。 Xstrata:銅埋蔵量 〔※注:Xstrata の埋蔵量は資源量の内数である。〕 鉱床・鉱山名称 Cu Zn Pb Mo Au Ag Cu Zn Pb Mo Au Ag 銅鉱床・鉱山〔豪、2006年6月30日時点、100%ベース〕 Ernest Henry(OC) 61 0.9 0.5 0.5 28.5 Ernest Henry(UG) Ernest Henry(計) 61 0.9 0.5 0.5 28.5 Mount Isa(UG) 86.7 2.7 2.3 Mount Isa(OC) Mount Isa(計) 86.7 2.7 2.3 銅鉱床・鉱山〔南北米、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Antamina(Cu Ore) 311 1.1 0.2 0.038 9.6 3.6 0.5 0.12 2988 Antamina(Cu-Zn Ore) 122 1.1 2.8 0.009 20.2 1.4 3.5 0.01 2460 Antamina(計) 433 1.1 0.9 0.030 4.9 3.9 0.13 5447 Bajo de la Alumbrera(OC) 50 383 0.4 0.5 1.7 182.7 Collahuasi(S) 1727 0.9 0.029 1.4 15.3 0.50 2460 Collahuasi(O+M) 31 1.0 0.3 Collahuasi(計) 1758 0.9 0.028 1.4 15.6 0.50 2460
Kidd Creek Div.(UG)* 100 21 2.0 5.3 0.17 51.7 0.4 1.1 0.03 1085
Lomas Bayas(OC) 100 245 0.3 0.8 Tintaya(OC) 100 111 1.3 1.5 3099 0.9 0.2 0.001 0.020 0.1 2.9 27.8 5.1 0.03 0.63 211.2 8992 1923 0.9 0.3 0.002 0.018 0.1 4.0 18.2 5.1 0.03 0.35 119.8 7615 埋蔵量計(100%ベース) 埋蔵量計(権益分) 100 100 100 44 権益 (%) 埋蔵量(Proven+Probable) 鉱量 (mt) 品位 (Cu・Zn・Mo(%)、Au・Ag(g/t) 金属量 (Cu・Zn・Mo(mt)、Au・Ag(t) Xstrata:銅資源量 〔※注:Xstrata の資源量は埋蔵量を含む。〕 鉱床・鉱山名称 Cu Zn Pb Mo Au Ag Cu Zn Pb Mo Au Ag 銅鉱山〔豪、2006年6月30日時点、100%ベース〕 Ernest Henry(OC) 62 0.9 0.46 0.5 28.7 Ernest Henry(UG) 44 1.4 0.70 0.6 30.8 Ernest Henry(計) 106 1.1 0.56 1.2 59.5 Mount Isa(UG) 233 2.1 4.9 Mount Isa(OC) 277 1.2 3.3 Mount Isa(計) 510 1.6 8.2 銅鉱山〔南北米、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Antamina(Cu Ore) 573 1.0 0.1 0.033 9.7 5.8 0.8 0.19 5581 Antamina(Cu-Zn Ore) 195 1.1 2.5 0.010 19.0 2.1 4.8 0.02 3706 Antamina(計) 768 1.0 0.7 0.027 12.1 7.8 5.6 0.20 9287 Bajo de la Alumbrera(OC) 50 403 0.4 0.47 1.8 188.5 Collahuasi(S) 4021 0.8 0.029 32.0 1.16 Collahuasi(O+M) 34 1.0 0.3 Collahuasi(計) 4055 0.8 0.029 32.4 1.16
Kidd Creek Div.(UG)* 100 24 2.2 5.7 0.19 55.2 0.5 1.3 0.04 1296
Lomas Bayas(OC) 100 350 0.3 1.0 Tintaya(OC) 100 150 1.3 0.13 2.0 19.2 銅鉱床(探鉱中)〔南北米、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Antapaccay North(OC) 142 0.7 0.005 0.10 1.8 0.9 0.01 14.7 253 Antapaccay South(OC) 330 0.8 0.006 0.16 1.7 2.6 0.02 54.2 547 Antapaccay (計) 472 0.7 0.006 0.15 1.7 3.5 0.03 68.9 799 Las Bambas(OC) 100 508 1.1 0.10 5.8 0.11 50.8
Kidd Mine D,Stage2(UG)* 100 8 1.8 5.7 0.23 80.9 0.1 0.5 0.02 671
El Morro(OC) 70 716 0.6 0.49 4.0 349.7 8069 0.8 0.1 0.001 0.019 0.09 1.5 68.3 7.4 0.06 1.51 736.6 12053 5382 0.9 0.1 0.001 0.016 0.10 2.2 48.1 7.4 0.06 0.86 537.4 12053 preF/S・F/S段階の銅鉱床・鉱山〔アジア・大洋州、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Tampakan(フィリピン) 62.5 2000 0.59 0.23 11.8 460.0 Frieda River(PNG) 72.0 434 0.60 0.38 2.6 164.9 El Pachon(アルゼンチン) 100 資源量計(100%ベース) 資源量計(権益分) 権益 (%) 資源量(Measured+Indicated+Inferred) 鉱量 (mt) 品位 (Cu・Zn・Mo(%)、Au・Ag(g/t) 金属量 (Cu・Zn・Mo(mt)、Au・Ag(t) 100 100 100 100 44 Collahuasi 銅山(チリⅠ州) 2006 年の Xstrata 権益分(44%)の銅生産量は銅精鉱中含有量 167,289t、SX-EW カソード 26,320t 計 193,609t、モリブデン精鉱は 2006 年に本格生産となり精鉱中金属含有量 1,479t であった。
Antamina 銅・亜鉛・モリブデン鉱山(ペルーAncash 県)
2006 年 11 月の Falconbridge 社買収により、同社保有権益 33.75%を確保した(パートナー:BHP Billiton 33.75%、Teck Cominco 22.5%、三菱商事 10%)。2006 年 11 月、精鉱フィルター、ペブルクラッ シャー、ベルトコンベヤーの更新などからなる選鉱場の増強計画(投資額 37mUS$)が承認され、 2008 年1月から増強ベースでの操業が開始される。 Tintaya 銅山(ペルーEP 県) 2006 年 5 月 BHP Billiton 社より買収したもので、2005 年の粗鉱生産量は鉱山地域住民との抗争 で 1 ヶ月に亘る操業停止により 6.09mt であったが、2006 年は 76%増の 10.7mt に回復し、銅量ベー スでも 73.9kt から 78.3kt に6%増となった。Xstarata は同山買収後、周辺探鉱を行い、新規鉱量を 確保してマインライフを少なくとも 2017 年まで延長している。2006 年 10 月、破砕系の 11%増強・改 善計画が承認され 8mUS$が予算化され、2007 年6月に完成の見通し。
Lomas Bayas SX-EW 銅山(チリⅡ州)
生産能力を 15%増強しカソード生産量を 75kt/y とする計画と3km地点に隣接する Forutuna de Cobre 鉱床を開発することで現状の終掘予定年 2012 年を 2020 年まで延長する計画に関する PreF/S が実施されており、2007 年内に判断が下される。
北米ユニット(カナダ) Kidd Creek(加 Ontario)
”Mine D”の拡張計画が完成したことにより、粗鉱生産量は 6%増えて 2.5mt となった。この Mine D の拡張完成により、埋蔵量は 14.6mt 増加して、鉱山の寿命も 2016 年まで延長されることになった。 同山の 2006 年の精鉱生産量は銅量ベースで 18%増の 50.4kt であった。 Xstrata の主要権益保有銅山による鉱石生産: 2006 年(05 年) オペレーション名 権益 (%) 粗鉱生産量 (mt) 粗鉱品位 (%, Au:g/t) 採鉱法 含有量(kt) Ernest Henry (エルネスト・ヘンリー:豪) 100 10.8(11.5) 0.89 (1.21) Cu 0.44 (0.60) Au OP 84 (129) Cu 3.3 (5.2) Au Mount Isa (マウンタイザ:豪) 100 6.2(5.6) 3.42 (3.36) Cu UG 194 (177) Cu Alumbrera (アルンブレラ:アルゼンチン) 50 15.5(16.7) 0.56 (0.57) Cu 0.71 (0.63) Au OP 180 (187) Cu 17.6 (16.1) Au Kidd Creek (キッド・クリーク、カナダ) 100 2.5(2.4) 2.05 (1.99) Cu UG 50 (42) Cu Collahuasi (コジャワシ、チリ) 44 23.7(17.9) 1.00(1.11) Cu OP 167 (161) Cu Antamina (アンタミナ、ペルー) 33.75 11.1(12.1) 1.38 (1.36) Cu OP 129 (126) Cu Tintaya (ティンタヤ、ペルー) 100 10.7(6.1) 1.35 (1.43) Cu 0.33 (0.15) Au OP 78.3 (73.9) Cu 1.2 (1.0) Au (上記数字は Alumbrera が 100%生産量・含有量であるが、Collahuasi 及び Antamina については Xstrata の権益分)
<銅製錬所>
銅製錬は従来の豪州の Townsville 製錬所(Mount Isa)での生産に加えて、カナダ Quebec 州の Horne 製錬所、Ontario 州の Kidd Creek(Sudbury Montreal)製錬所及び、チリⅡ州の Altonorte 製 錬所で粗銅が生産され、カナダ Quebec 州の CCR 精製所で電気銅が生産されている。また、SX-EW カソードは、チリ Collahuasi、Lomas Bayas、ペルーTintaya で行われている。2006 年の粗銅及び電気 銅生産量は、それぞれ 809kt 及び 872kt であった。 Townsville 製錬所(豪) 2007 年中に溶錬・精製能力を 300kt/y に拡張される。2006 年生産は粗銅・地金とも9月の ISASMELT 炉の改修工事やそのため原料供給が途絶えたため減少した。 Kidd Creek、Horne 製錬所(加) 2006 年の生産はストライキがなかったことにより好調であった。特に CCR 精製所では CVRD/Inco の Sudbury からのアノード供給契約に基づく生産も加わって史上最高の 368kt の生産を記録した。
Altonorte 製錬所(チリⅡ) 銅精鉱処理能力を 30%アップし 1.2mt として、粗銅製錬能力を 400kt/y とする拡張計画に関する F/S が 2006 年に完了し、承認後、2007 年に建設工事が開始され、2009 年に拡張ベースでの操業 に達する計画で世界で4番目の溶錬炉能力を有する製錬所となる見通し。 Xstrata の主要権益保有製錬所による電気銅生産: (生産量は権益分) オペレーション名 権益% 年産能力 生産量(2006) 生産量(2005) Townsville 溶錬・精製所(豪) 100 280 kt 209,188 t 219,198 t Kidd Creek/Horne 製 錬 所 CCR 精製所(加) 100 370 368,319 304,184 Collahuasi SX-EW(チリ) 44 60 26,320 26,698 Lomas Bayas SX-EW(チリ) 100 65 64,312 63,147 Tintaya SX-EW(ペルー) 100 35 36,729 35,491 (2)亜鉛・鉛
<亜鉛・鉛鉱山>
Xstrata 社の亜鉛鉱石生産は、MIM 社の買収による豪州の Mount Isa 鉱山と McArthur River 鉱 山及び Falconbridge 買収によって獲得したカナダ Brunswick 鉱山とペルーAntamina 銅・亜鉛鉱山に て行われている。
亜鉛・鉛 埋蔵量 〔※注:・Xstrata の埋蔵量は資源量の内数である。・Antamina は銅埋蔵量に記載されている。〕 鉱床・鉱山名称
Cu Zn Pb Au Ag Cu Zn Pb Au Ag
亜鉛鉱床・鉱山〔豪、2006年6月30日時点、100%ベース〕
Mount Isa:Black Star(OC) 32.3 5.12 3.13 60.9 1.7 1.0 1968
Mount Isa:Open Pit(OC) 100
Mount Isa(計) 32.3 5.12 3.13 61 1.7 1.0 1968 George Fisher:South(Hilton:UG) 18.4 8.14 5.73 127 1.5 1.1 2331 George Fisher:North(UG) 100 26.4 8.56 4.24 82 2.3 1.1 2161 George Fisher(計) 44.8 8.39 4.85 100 3.8 2.2 4492 Lennard Shelf(UG) 50 3.0 7.30 1.80 0.2 0.1 McArther River:(OC) 45.4 9.70 4.20 43 4.4 1.9 1952
McArther River:Woyzbun South(UG) 100
McArther River:(計) 45.4 9.70 4.20 43 4.4 1.9 1952 亜鉛鉱床・鉱山〔加、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Brunswick(UG) 100 12.8 0.4 9.70 4.20 43 0.05 1.1 0.4 1317 Perseverance(UG) 100 5.0 1.1 13.78 0.30 26 0.05 0.7 1.5 130 143.3 0.1 8.25 3.90 0.01 69 0.10 11.8 5.6 1.5 9858 141.8 0.1 8.26 3.93 0.01 70 0.10 11.7 5.6 1.5 9858 埋蔵量計(権益分) 埋蔵量計(100%ベース) 権益 (%) 埋蔵量(Proven+Probable) 鉱量 (mt) 品位 (Cu・Zn・Pb(%)、Au・Ag(g/t) 金属量 (Cu・Zn・Pb(mt)、Au・Ag(t) 亜鉛・鉛 資源量 〔※注:・Xstrata の資源量は埋蔵量を含む。・Antamina は銅埋蔵量に記載されている。〕 鉱床・鉱山名称 Cu Zn Pb Au Ag Cu Zn Pb Au Ag 亜鉛鉱床・鉱山〔豪、2006年6月30日時点、100%ベース〕
Mount Isa:Black Star(OC) 34.5 5.29 3.40 65.7 1.8 1.2 2266
Mount Isa:Open Pit(OC) 100 336.7 4.01 2.66 64.43 13.5 8.9 21693
Mount Isa(計) 371.2 4.12 2.73 65 15.3 10.1 23959 George Fisher:South(Hilton:UG) 45.9 9.65 6.63 137 4.4 3.0 6268 George Fisher:North(UG) 100 87.4 9.39 4.20 82 8.2 3.7 7129 George Fisher(計) 133.3 9.48 5.04 101 12.6 6.7 13398 Lady Loretta(UG) 75 11.7 16.1 5.7 95 1.9 0.7 1107 Lennard Shelf(UG) 50 2.7 8.5 2.1 0.2 0.1 McArther River:(OC) 148.9 11.11 4.85 49 16.5 7.2 7273
McArther River:Woyzbun South(UG) 100 8.3 14.00 5.60 58 1.2 0.5 481
McArther River:(計) 157.2 11.26 4.89 49.33 17.7 7.7 7754 亜鉛鉱床・鉱山〔加、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Brunswick(UG) 100 16.9 0.4 9.39 3.75 110.7 0.07 1.6 0.6 1871 Perseverance(UG) 100 5.2 1.3 15.82 0.38 30 0.07 0.8 2.0 154 698.2 0.02 7.19 3.71 0.003 69 0.1 50.2 25.9 2.0 48242 693.9 0.02 7.15 3.70 0.003 69 0.1 49.6 25.7 2.0 47965 資源量計(権益分) 権益 (%) 資源量計(100%ベース) 資源量(Measured+Indicated+Inferred) 鉱量 (mt) 品位 (Cu・Zn・Pb(%)、Au・Ag(g/t) 金属量 (Cu・Zn・Pb(mt)、Au・Ag(t)
147 年間操業をしていたスペインの Reocin 鉱山は、2003 年 3 月に鉱量枯渇により閉山となった。 これは想定内で Xstrata Zinc は次のとおり代替の亜鉛精鉱を確保済みである。
Mount Isa 亜鉛オペレーション
粗鉱生産量 4.7mt は前年度比 1.2%の微減であったが、亜鉛精鉱生産量は 210kt で前年度比 9% 減であった。
① George Fisher 鉱(Mount Isa、OP)
2006 年の粗鉱生産量 2.6mt で前年比 7%増であった。特に下期には採掘計画の改善、鉱山機械の 入替え、採掘法の改善により目覚しい生産性を得た。また、6 月には新規のペースト充填プラントが 稼動を開始した。2007 年下期に粗鉱生産能力を 3.1mt/y に更に拡張する計画で投資額は 26mAus$。
② Black Star 亜鉛・鉛鉱(Mount Isa、OP)の新規開発
Mount Isa 鉱山の Black Star 亜鉛・鉛鉱の新規開発は 2005 年 2 月に開始された。同年度内の粗 鉱生産量は 1.4mt であったが、2006 年には 2.1mt となった。マインライフ 11 年と計画されている。 George Fisher 亜鉛・鉛鉱山の精鉱と合わせて Mount Isa 選鉱場で処理されている。
③ Mount Isa 鉛鉱の終掘 2005 年は 0.8mt を出鉱し前年比 9%増となったが、80 年間の採掘によって鉱量枯渇し 12 月末日を もって終掘した。これを Black Star からの鉱石生産が補う。 ④ Mount Isa 鉛・亜鉛選鉱場 給鉱量の増、操業改善等により亜鉛精鉱生産量は 457kt と前年比 23%増、鉛精鉱は 278kt と 29% 増となった。 ⑤Mount Isa 鉛製錬所 精鉱の増産により粗鉛の生産量は 160kt で 14%増となった。 McArther River 鉱山(豪 MRM) ① 100%所有化 2005 年下期中に Xstrata は、ANT ミネラルズ(日鉱 60%、丸紅 20%、三井物産 20%:92 年設立)が 保有する MRM の権益 25%を買収し 100%所有することとなった。 ② 露天掘への切り替え 坑内掘作業は 2006 年に終結したが、粗鉱生産量は 1.9mt と前年比 3%増となった。生産の大部 分は露天掘の試験操業によるものである。2006 年 10 月に露天掘りへの切り替へが豪連邦及び北部 準州政府から正式に承認され、今後すべて露天掘り生産となる。追加マインライフ 25 年を目指し、イ ンフラなどの拡張工事が実施される予定である。2006 年粗鉱の Zn 品位は前年の 11.9%から 10.9%に 低下し、精鉱中亜鉛量も 136kt と前年 153kt の 11%減となった。 Xstrata:主要権益保有鉱山による亜鉛鉱石生産 2006 年〔2005 年〕 オペレーション名 権益(%) 粗鉱生産量(mt) 粗鉱品位(%, Ag:g/t) 精鉱中含量** Mount Isa (マウンタイザー:豪) 100 4.6〔4.4〕 6.6 〔7.0〕Zn 3.9 〔4.7〕Pb 80.4 〔111.9〕Ag 210 〔231〕Zn 118 〔160〕Pb 195 〔353〕Ag McArthur River (マッカーサーリバー:豪) 75→100 1.8〔1.7〕 10.9 〔11.9〕Zn 4.2 〔4.9〕Pb 136 〔154〕Zn 30 〔34〕Pb 35 〔43〕Ag Brunswick (ブランズウィック:加) 100 3.55〔3.57〕 8.7(8.6)Zn 3.4 (3.4) Pb 108 (107) Ag 271 (265) Zn 79 (75) Pb 34(33) Ag Antamina (アンタミナ、ペルー) 33.75 11.2(12.0) 0.7 (0.9) Zn 52.7 (62.2)Zn ※注 : 2005 年9月 22 日付けで、Xstrata の McArthur River の権益比率は日本企業連合との合意により 100%となった。
(McArther River の精鉱中含量は 100%表示。)
Brunswick 鉱山
Falconbridge 買収により獲得した鉱山で、カナダ New Brunswick 州 Bathurst にあり、Xstrata
所にて処理されるが、亜鉛精鉱は直接外販されるか、カナダQuebec 州にある CEZ 製錬所(Xstrata
権益25%)向けに出荷される。2006 年の生産量は亜鉛 271,838 t、鉛 79,431t であったが、埋蔵・
資源量減少により、2010 年に閉山の予定である。同鉱床は世界最大のインジウム鉱床としても知
られる。
<製錬所>
亜鉛の製錬は、スペインの San Juan de Nieva (Asturiana de Zinc)、ドイツの Nordenham とカナダの CEZ 及び Kidd Creek 製錬所で行われている。
San Juan de Nieva Refinery(亜鉛・鉛製錬所)
2003 年 4 月、Sun Juan de Nieva Refinery において新たな Oleum Plant(発煙硫酸プラント:生産能 力 52kt)が操業を開始した。この生産によって、Xstrata Zinc 社は新たな硫酸市場を得たことになる。 2006 年の亜鉛地金生産量は 502,834t であったが、同製錬所は世界最大の生産規模を誇っている。 原料の精鉱の 5 分の 1 は Xstrata の Mt. Isa 鉱山と Brunswick 鉱山から供給されたが、今後はこれら 自社内の供給分が増えて、2007 年には 3 分の 1 程度になるものと見られる。電気料金が 12%値上が りしたが、エネルギー効率を 25 kW/t に改善して、この値上がり分を一部相殺している。
Xstrata:主要権益保有製錬所による亜鉛・鉛地金生産
オペレーション名 権益(%) 年産能力 生産量(2006) 生産量(2007)
San Juan de Nieva(スペイン) 100 Zn 503 kt 502,834 t 501,413 t Nordenham Refinery(独) 100 Zn 151 kt 151,475 t 147,494 t Kidd Creek (加 ) 100 Zn 144 kt 144,006 t 113,711 t CEZ Refinery (加)* 25 Zn 275 kt 66,600 t 68,100 t Northfleet(英) 100 Pb 180 kt 162,737 t 161,350 t (※ CEZ Refinery の生産量は Xstrata の権益分である)
(3)ニッケル Xstrata は 2006 年 11 月に銅・亜鉛・ニッケルを生産するカナダの Falconbridge 社を買収したが、こ れにより世界 4 位のニッケル事業・資産を手にすることが出来た。 ニッケル埋蔵量〔※注:Xstrata の埋蔵量は資源量の内数である。〕 鉱床・鉱山名称 Ni Cu Co Pt Pd Ni Cu Co Pt Pd ニッケル鉱床・鉱山〔加、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Falcondo(OC) 85.3 52.7 1.21 0.64 Koniambo(OC) 49 62.5 2.40 1.50 Montcalm(UG) 100 4.1 1.38 0.64 0.06 0.03 Raglan(UG,OC) 100 14.7 2.80 0.78 0.41 0.11 Sudbury(UG) 100 7.0 1.10 1.46 0.08 0.10 141.0 1.90 0.17 2.68 0.24 101.4 1.80 0.24 1.83 0.24 埋蔵量計〔100%ベース〕 埋蔵量計〔権益分〕 鉱量 (mt) 品位 (Ni・Cu・Co(%)、PGM(g/t) 金属量(Ni・Cu・Co(mt)、PGM(t) 権益 (%) 埋蔵量(Proven+Probable) ニッケル資源量〔※注:Xstrata の資源量は埋蔵量を含む。〕 鉱床・鉱山名称 Ni Cu Co Pt Pd Ni Cu Co Pt Pd ニッケル鉱床・鉱山〔加、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Falcondo(OC) 85.3 67.5 1.5 1.01 Koniambo(OC) 49 231.6 2.3 5.30 Montcalm(UG) 100 4.2 1.38 0.64 0.06 0.03 Raglan(UG,OC) 100 25.8 3.03 0.83 0.78 0.22 Sudbury(UG) 100 18.7 1.58 2.17 0.30 0.40 Araguaia(OC) 100 91.0 1.5 1.37 Fraser Morgan(UG) 100 7.4 1.80 0.55 0.07 0.12 0.16 0.13 0.04 0.01 0.91 1.16 Kabanga(UG) 50 46.0 2.71 0.38 0.20 0.25 0.26 1.25 0.18 0.09 11.57 11.76 Nickel Rim South(UG 100 13.8 1.7 3.30 0.04 1.8 2.0 0.23 0.23 0.46 24.84 3.40 Onaping Depth(UG) 100 15.8 2.60 1.15 0.06 0.44 0.50 0.41 0.18 0.01 7.00 7.97 521.8 2.08 0.25 0.11 0.08 0.05 10.84 1.28 0.56 44.32 24.29 370.8 1.99 0.32 0.14 0.10 0.05 7.36 1.19 0.52 38.53 18.41 資源量計〔100%ベース〕 資源量計〔権益分〕 権益 (%) 資源量(Measured+Indicated+Inferred) 鉱量 (mt) 品位 (Ni・Cu・Co(%)、PGM(g/t) 金属量(Ni・Cu・Co(mt)、PGM(t)
ニッケル事業はカナダ Ontario 州の Sudbury 鉱山・製錬所及び同 Ontario 州の Montcalm 鉱山と 同 Nuavik 準州の Raglan 鉱山が中心となっていて、他にノルウェーKristiansand に Nikkelverk 製錬 所がある。さらに中米のドミニカには Falcondo を所有していて(Xstrata の権益 85.3%、残りはドミニカ 政府と Redstone Resources が保有)ニッケル鉱石を採掘し、Bonao の製錬所にてフェロニッケルを生 産している。 Xstrata: 権益保有主要ニッケル鉱山の埋蔵量と生産量(2006 年) オペレーション名 権益% 鉱量 mt 品位(Ni%) 採掘法 生産量(権益分 t) Sudbury(加) 100 7.0 1.10% UG 20,932 Montcalm(加) 100 4.1 1.38% UG 10,900 Raglan(加) 100 14.7 2.80% UG/OP 23,704 Falcondo(ドミニカ) 85.3 52.7 1.21% OP 25,863 一方、Xstrata は下記の新規プロジェクトも鋭意進めている。これらは Falconbridge 時代から進めら れて来た案件で、いずれも世界最大級のニッケル開発プロジェクトである。 Koniambo プロジェクト(ニューカレドニア) 本プロジェクトはニューカレドニアの North Province にある量的及び品位的に世界最大級の未 開発ニッケル資源を開発して、フェロニッケルを生産するもので、Xstrata49%、SMSP(Societe Miniere du Sud Pacifique=North Province の投融資局)51%の共同事業である。埋蔵量は 62.5mt, 品位 2.4%で、2005 年 12 月に当局の開発許可を入手して現在建設作業中である。Xstrata の投資 金額は 3.8bUS$で、これは同社にとって過去最大のものである。露天掘り鉱山を開設するとともに、 ニッケル製錬所、港湾及び 350MW の石炭火力発電所を建設する計画である。生産開始は 2011 年と見込まれ、2013 年からフル操業に入り年産 60kt の予定である。鉱山寿命は 25 年。
Kabanga プロジェクト(タンザニア)
本プロジェクトは Barrick Gold 社との 50/50 の合弁事業で、タンザニア北部の Kabanga ニッケル 鉱床を開発するものである。2006 年末現在の資源量は 46mt で、ニッケルの他に銅、コバルト、プ ラチナを含有する(品位 Ni2.7%)。F/S は 2008 年半ばに開始される予定で、Xstrata はこれまで 50mUS$の資金を投下したが、さらに今後 95mUS$を投資する見込みである。 Raglan 鉱山のインフラ整備(加 Quebec) 2006 年の探査結果により資源量 2.67mt、品位 Ni3.0%、Cu0.8%を追加し、現在の資源量の総量 を 25.7mt、品位 Ni3.0%、Cu0.9%とした。2006 年 11 月、既存の Deception 積出港(年間9ヶ月間、 Quebec 市のニッケル・銅選鉱場に鉱石を運搬する。35 年経過)の改善費用として 45mUS$が承認さ れた。鉱山サイトの住宅設備(短期滞在用 60 戸、長期滞在用 210 戸)の建設が投資額 44mUS$によ り 2007 年第 1 四半期~2008 年第 1 四半期間に実施される。
Nickel Rim South ニッケル鉱山開発(加 Ontario)
Xstrata の既存のニッケル鉱山や選鉱設備がある Sudbury ベーズンの東端に位置する。現在、 2009 年に生産開始(坑内掘粗鉱生産量 1.25mt/y)に向けて開発中で進捗率は 60%である。 Fraser Morgan ニッケル鉱山開発(加 Ontario)
Sudbury の Fraser 鉱山に隣接して位置するプロジェクトで、2006 年 11 月、preF/S、鉱量計算のた めのボーリング調査、機材調達、Fraser 鉱山坑内 3400foot レベルのインフラ改良を含む第1段階の 開発投資計画16mUS$が承認された。これは 2007 年第 2 四半期に完了の計画。引き続く開発段階 は順次実施され、ニッケル地金 7200t/y の生産開始は 2009 年までに急がれる。 リサイクリングプラント建設(加 Ontario・Sudbury) 詳細設計とパイロットプラント試験が 2006 年上期末に終了し、2006 年9月、Sudbury ニッケル製錬 所に新規リサイクリング・プラントの建設が開始された。初期投資額は 19mUS$で生産開始は 2007 年 7月が予定されている。同プラントはニッケル・コバルト触媒、ニッケルスラッジ、リチウムイオン・ニッケ ル金属hydride 廃電池を原料として受け入れる。
(4) その他
その他鉱業資産として PGM、バナジウム、ボーキサイト、クロマイトを有する。
Mototolo は Anglo Platinum50%、Xstrata37%の JV で UG2 鉱を対象とした坑内掘鉱山開発プロジ ェクトで 2006 年 10 月に Pololwane 選鉱場が運転を開始し 2007 年2月より本格生産(Pt4t/y)に入る。
その他鉱業資産の埋蔵量〔※注:Xstrata の埋蔵量は資源量の内数である。〕
鉱床・鉱山名称
3PGM+Au V2O5 Al Cr2O3 SiO2 3PGM+Au V2O5 Al Cr2O3 SiO2 PGM鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点〕 Mototolo(UG) 100%ベース 29 3.81 110 権益分 11 3.81 41 バナジウム鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点〕 Rhovan(OC) 100 48.6 51.4 25 ボーキサイト鉱床・鉱山〔ドミニカ、2006年12月31日時点〕 St.Ann(OC) 100%ベース 27.8 23.8 6.61 権益分 13.9 23.8 3.31 クロマイト鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Waterval West(UG) 79.5 19.9 35.0 6.96 Kroondal(UG,OC) 79.5 14.6 31.4 4.58 Kroondal Gemini(UG,OC) 50 23.5 34.4 8.08 Marikana East(UG) 73.3 6.2 34.3 2.13 Thorncliffe(UG,OC) 79.5 51.9 38.9 20.2 Helena(UG,OC) 79.5 4.9 38.3 1.88 Townlands Extension9(UG) 79.5 21.7 40.7 8.83 142.7 36.9 52.6 106.1 37.1 39.3 37 50 クロマイト埋蔵量計(権益分) 権益 (%) 埋蔵量(Proven+Probable) 鉱量 (mt) 品位 〔PGM,Au(g/t)、その他(%)〕 含有量 〔(PGM,Au(t)、その他(mt)〕 クロマイト埋蔵量計(100%ベース) その他鉱業資産の資源量〔※注:Xstrata の資源量は埋蔵量を含む。〕 鉱床・鉱山名称
3PGM+Au V2O5 Al Cr2O3 SiO2 3PGM+Au V2O5 Al Cr2O3 SiO2 PGM鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点〕 Mototolo(UG) 100%ベース 54.6 3.98 217 権益分 20 3.98 80 バナジウム鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点〕 Rhovan(OC) 100 202.4 51.1 103 ボーキサイト鉱床・鉱山〔ドミニカ、2006年12月31日時点〕 St.Ann(OC) 53.4 23.9 12.8 権益分 26.7 23.9 6.39 シリカ鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Rietvley(OC) 27.4 97.5 26.7 権益分 21.9 97.5 21.4 クロマイト鉱床・鉱山〔南ア、2006年12月31日時点、100%ベース〕 Waterval West(UG) 79.5 17.2 41.0 7.05 Kroondal(UG,OC) 79.5 14.4 42.9 6.17 Kroondal Gemini(UG,OC) 50 18.4 42.9 7.89 Marikana East(UG) 73.3 8.5 43.2 3.67 Thorncliffe(UG,OC) 79.5 73.2 40.7 29.8 Helena(UG,OC) 79.5 91.6 39.1 35.8 Horizon/Chromeden(UG,OC) 79.5 24.4 42.2 10.3 Wonderkop(UG) 79.5 6.5 40.1 2.61 Townlands Extension9(UG) 79.5 15.0 41.7 6.26 De Grooteboom(UG,OC) 79.5 1.4 40.5 0.57 Boshoek(OC) 79.5 23.5 39.8 9.36 Klipfontein/Waterval Reserve(UG) 79.5 134.6 41.9 56.4 Marikana West(UG) 73.3 5.5 41.0 2.26 434.2 41.0 178 338.9 41.0 139 クロマイト資源量計(100%ベース) クロマイト資源量計(権益分) 37 50 80 権益 (%) 資源量(Measured+Indicated+Inferred) 鉱量 (mt) 品位 〔PGM,Au(g/t)、その他(%)〕 含有量 〔(PGM,Au(t)、その他(mt)〕
6.探鉱戦略 (1)概要
2006 年の探鉱費は Falconbridge 分 80.8mUS$、Xstrata 自身 42.1mUS$、計 122.9mUS$であった。 2007 年予算額は 228.3mUS$と Ivanhoe Mines を超えて第 1 位となっている。
(2)対象鉱種 2007 年 の 探 鉱 予 算 は 、 銅 が 127.9mUS$ ( 56.0% ) 、 ニ ッ ケ ル 81.3mUS$ ( 35.6% ) 、 亜 鉛 ・ 鉛 18.9mUS$(8.3%)、PGM0.2mUS$(0.1%)という内訳となっており、銅とニッケルに注力されている。 (3)対象地域・探鉱段階 圧倒的に中南米主体で全体の 48%を占め、カナダ 16.5%、アフリカ 13%、東南アジア・太平洋 12%、 豪州 10.5%に向けられている。
探鉱段階は Late Stage & F/S が主体で 77.2%を割り当て、次いで Mine site が 21.1%であり、Grass Roots は 1.8%と低い。
(4)最近の動向
① El Pachon 銅・モリブデン鉱床(アルゼンティン・San Juan)
2006 年から PreF/S が開始され、インフラ整備の選択肢の検討、20,500m のボーリング調査、環境 ベースライン調査が 2007 年末までに完了するとされている。
② Mount Isa 鉱床(豪・QL)
鉱石確定調査の結果、7mt を獲得した(1年分の坑内掘鉱量相当)したほか、周辺探鉱により低品 位の 500 鉱体(72mt、品位 Cu1.2%)を把握した。この資源量に加え更に外域の 1100 鉱体に関する PreF/S が 2007 年に開始される。Queensland 州北西部の Mount Isa-Cloncurry 地域の探鉱活動は 継続される。
③ El Morro 鉱床(チリⅡ、70%(パートナーは Metallica Resources))
2006 年、La Fortuna 鉱体のグリッドボーリング(50m グリッド、深度 600m、総延長 68,800m、ほとん どがコアボーリング、選鉱試験用試料採取用大口径 16 孔・4877m を含む)が実施された。この結果を 基に 2006 年内に PreF/S が完了し 2007 年には F/S が計画されている。Xstrataha 鉱石確定調査の 結果、7mt を獲得した(1年分の坑内掘鉱量相当)したほか、周辺探鉱により低品 ④ Tintaya 鉱床(ペルー) ピット周辺探鉱・埋蔵量拡張計画が 2006 年内に実施され、2007 年も継続される。Tintaya 鉱山か ら9km地点に近接する Antapaccay 鉱床の探査の結果、資源量 472mt、品位 Cu0.74%と評価されて おり、コアボーリング調査(延長 40,000m)と PreF/S に7Aus$が承認され、2007 年内に実施される。 ⑤ Las Bambas 銅鉱床(ペルー・Cotabamba)
2006 年には Chalcobamba・Ferrobamba・Sulfobamba の3鉱体を対象として 100,000m のコアボーリ ング調査が実施された。また Charcas、Azuljaja 鉱徴地に対しては初期ボーリング調査が実施された。 これまでの Xstrata が実施したボーリング総延長は 156,000m となった。これを基に資源量は 508mt、 品位 Cu1.14%、Mo0.022%、Au0.11g/t(cut-off 品位 Cu0.5%)と評価された。2007 年には主に上記3 鉱体を対象に 85,000m の追加ボーリングが計画されている。また、2006 年には2ヵ年計画の環境ベ ースライン調査が開始された。同鉱床は 2003 年 8 月 31 日に実施された Las Bambas 銅鉱床の開発 オプション権譲渡の入札において、Xstrata 社が応札したメジャー三社(CVRD, BHP Billiton, Phelps Dodge)に競り勝ち、121mUS$で落札したもの。スカルン鉱床で、4 鉱体(Chalcobamba・Ferrobamba・ Sulfobamba・Charcas)から構成され、入札当時の埋蔵量は 40.5mt(品位 Cu2.2%)、資源量は 5 億t以 上(品位 Cu≧1%)とされ、Antamina 級の規模が期待された。2004 年8月、Xstrata は 91mUS$により Las Bambas の開発選択権を行使した。
⑥ Tampakan 銅金鉱床(フィリピン)
2006 年 12 月 21 日、Xstrata は同鉱床の 62.5%の権益を取得する選択権を行使した。これにより Xstrata は 2007 年3月 30 日までに権益取得条件を履行することで同プロジェクトの主導権を取得す る。2006 年にはパートナーの Indophil Resources 社独自の予算と管理による Pre F/S が完了し9月に Xstrata に開示された結果を受け、9月 30 日~12 月 21 日間の独自予算による追加的事項履行の行 使を選択した。現状の資源量は 2bt、品位 Cu0.59%、Au0.23g/t(cut-off 品位 Cu0.3%)と見込まれる。 2007 年内に本格的な F/S で評価されるべき開発条件の更なる改善に関する調査が実施される。 Xstrata が当プロジェクトに参入した時点でパートナーである Indophil Resources 社により予備調査は 実施済みで、フィリピンの鉱業法改訂と公開された鉱量計算データ(900mt、品位 Cu0.7%、Au0.3g/t (カットオフ Cu0.4%))がインセンティブとされた。
⑦ Frieda River 銅金鉱山(PNG)
Xstrataha は Frieda River 銅・金斑岩銅鉱床の 72%の権益を有し、パートナーは Highland Pacific 17%、OMRD(海外鉱発)11%である。Xstrata は 2012 年までの5ヵ年間に 10.8mUS$の現金支払い と F/S の実施により隣接する高品位の Nena 銅・金鉱床の 72%権益を取得する選択権を有する。 本鉱床(Horse-Ivaal-Trukai)斑岩銅金鉱床の資源量は 434mt、品位 Cu0.60%、Au0.38g/t、Nena 浅熱水性銅・金鉱床の資源量は 42.7mt、品位 Cu3.09%、Au0.59g/t であり、更に資源量が増加する ポテンシャルを有している。現在、インフラに関する調査と両鉱床の選鉱試験が実施されている。 ⑧ Araguaia ニッケル鉱床(ブラジル) ニッケル・ラテライト鉱床で2鉱床からなり 2006 年に 26,000m のコアボーリングが実施された。資源 量は増大しつつあるが、現状は 61.8mt、品位 Ni1.63%(cut-off 品位 Ni1.2%)とされている。良好な探 査結果に基づき、2007 年はボーリング延長が 50%増で実施される。 ⑨ Falcondo ニッケル鉱床探鉱(ドミニカ)
Loma Ortega 鉱山の操業延長のため、Loma Ortega 3 地区で探鉱が開始され、2007 年内に完了の 計画。操業中のプラントから 25km の Loma Miranda 地区では 1980 年代にボーリング探査が実施さ れた結果、資源量 12.4mt、品位 Ni1.58%が得られており、2007 年の探鉱対象となる。
⑩ Raglan ニッケル鉱床探鉱(加 Quebec)
2006 年の探査結果により資源量 2.67mt、品位 Ni3.0%、Cu0.8%を追加し、現在の資源量の総量 を 25.7mt、品位 Ni3.0%、Cu0.9%とした。