第3学年
体育科学習指導案
6月17日 植水小学校 教諭 渡邉 由紀 1 単 元 名 ティーボール(ゲーム) 2 運動の特性 (1)一般的特性 ・2つのチームが攻撃と守備を交替し、ボールを投げる、打つ、捕るなどをしながら得点を競い合う 運動である。 (2)児童からみた特性 ・ヒットを打ったり、相手をアウトにしたり、チームが勝ったりすると楽しい運動である。 ・ボールを打ちやすくしたり、アウトにしやすくしたりするなど行い方やルールを工夫してゲームを 行うと楽しい運動である。 ・投げる、打つ、捕るなどといった基本的な動きが身に付いていないと楽しめない運動である。 3 児童の実態 本学級の児童は、明るく元気で活発な児童が多い。休み時間には、男女共に鬼ごっこやドッジボー ルなどを楽しんでいる児童が多い。しかし、運動に対して苦手意識を感じ、室内で読書などをして過 ごす児童もいる。そこで、週に一度、みんなで体を動かし楽しむ機会を設けているが、友達と十分に かかわり合っているとは言えない。やはり、思い切り体を動かすとともに、友達と協力することがで きるようにする必要がある。 (1)新体力テストの結果から(平成20年5月実施) 省略 (2)意識調査から(平成20年5月実施) ① ボール運動は好きですか? はい 28名 嫌い 1名 ② ゲームで勝つために、大切なことは何だと思いますか? ・練習すること。 21名 ・チームワーク、協力しあうこと。 11名 ・チームで作戦をたてること。 8 名 ・全力で戦うこと。 10名 ③ 楽しくゲームするためには、何が大切だと思いますか? ・ルールを守ること。 18名 ・仲良くする。 11名 ・悪口を言わない。 3名 ・力を合わせること。 2名 ④ もし、自分のチームが負けたらどうしますか? ・励まし合う。 10名 ・勝った相手チームに拍手する。 13名 ・作戦を立て直す。 5名 ・練習をする。 3名 ・負けても、文句を言わない。 4名 ⑤ もし、自分のチームが勝ったらどうしますか? ・喜ぶ。 26名 ・相手チームを励ます。 9名 ・相手チームも頑張ったから拍手する。 5名4 教師の指導観 ・技能面、リーダー性、人間関係等を考慮した男女混合チームを編成したり、友達どうしで励まし合 っている児童を認め、全体に広めたりするなどにより、チームで協力して運動することができるよ うにする。 ・チームで協力し安全に短時間で準備や片付けを行わせることにより、ゲームの時間を十分に確保す ることができるようにする。 ・誰もが楽しめる簡単なルールでゲームを行うことにより、チームで作戦や練習方法を工夫すること ができるようにする。 ・投げる、打つ、捕るなどの基本的な動きを毎時間、体力アップメニューに取り入れることにより、 技能を確実に身に付けられるようにする。 ・バットやラケットなどを選んで打つことにより、用具を選ぶ楽しさや思い切り打つ喜びを味わうこ とができるようにする。 5 単元の目標 (1)ルールやマナーを守り、友達と協力しながら、進んでゲームに取り組むことができるようにする。 〔関心・意欲・態度〕 (2)チームに合った作戦や練習方法を工夫することができるようにする。 〔思考・判断〕 (3)投げる、打つ、捕るなどの動きを身に付け、ゲームをすることができるようにする。 〔技能〕 6 単元の評価規準 7 単元の計画 (1)学習過程 ①単元の取り上げ方 運動への関心・意欲・態度 運動についての思考・判断 運動の技能 ・励まし合い教え合いながら、 協力して練習やゲームを行お うとする。 ・ルールやマナーを守り、勝敗 を素直に認めようとする。 ・チームに合った作戦や練習方 法を考えたり工夫したりして いる。 ・投げる、打つ、捕るなどの簡 単な技能を身に付け、ゲーム をすることができる。 学年 第1 学年 第2学年 第3学年 運動(時間数) ドッジボール(9) シュートボール(6) ティーボール(8) 1 2 3 4 ⑤ 6 7 8 12 37 ○ オ リ エ ン テ ーション ・学習のねらい や進め方、学 習の約束など を知る。 ・準備運動と体 力アップメニ ューの行い方 を知り、行う。 ・試しのゲーム を行う。 集合、整列、挨拶、健康観察 準備運動、体力アップメニュー、用具の準備 用具の片付け、学習カードの記入、整理運動、まとめ、挨拶 ねらい1 約束や ルールを覚 え て、ゲームを楽しむ。 (リーグ戦) ねらい3 作戦を工夫して、ゲー ムを楽しむ。 (トーナメント戦) <ゲームの流れ> ①整列、挨拶、ファイトコール ②1回戦(表3分・裏3分) ③作戦タイム、チーム練習 ④2回戦(表3分・裏3分) ⑤結果発表 ⑥整列、あいさつ、握手 ⑦チームでの話し合い ねらい2 ルールを工夫して、ゲ ームを楽しむ。 (リーグ戦)
②学習過程 本時は○印 5/8 時 (2)学習と指導・評価 段階 学習のねらい・活動 指導・評価(指導○、評価規準◆) 評価方法 は じ め 45 分 × 1 1 集合、挨拶、健康観察をする。 2 学習のねらいと進め方、学習の 約束やルールを知る。 3 チーム編成をする。 4 準備運動と体力アップメニュー の行い方を知り、行う。 5 用具の準備をする。 6 約束やルールを知り、試しのゲ ームを行う。 7 用具の片付け、整理運動をする。 8 本時のまとめをする。 ○素早く集合、整列できるようにする。 ○掲示物と学習カードを活用し、学習のねら いや進め方、ルールの確認などを行い、学 習の見通しをもてるようにする。 ○準備運動と体力アップメニューについて、 教師と体育授業サポーターの示範を見せ ながら説明し、正しい行い方を理解させ る。 ○投げる、打つ、捕るなどの動きのポイント を押さえる。 ○安全な準備・片付けの仕方を提示する。 ○ルールや約束を守って取り組んでいる児 童を称賛する。 ◆ルールや約束を守って、運動しようとす る。 【関】 行動観察 学習カード な か ① 45 分 × 2 1 集合、挨拶、健康観察をする。 2 準備運動と体力アップメニュー を行う。 3 ねらいを確認する。 4 約束やルールを守り、ゲームを 行う。 5 用具の片付け、整理運動をする。 6 本時のまとめをする。 ○服装等についても確認する。 ○必要に応じて体育授業サポーターの示範 を行い、正しい行い方ができるようにす る。 ○約束やルールを十分に理解できるように、 ルールやマナーを守っているチームを称 賛し、全体に広めるようにする。 ○チームで励まし合ったり、教え合ったりす るように言葉かけをする。 ◆ルールやマナーを守り、勝敗を素直に認め ようとする。 【関】 ◆ボールを思い切り投げたり、打ったりする ことができる。 【技】 行動観察 学習カード <体力アップメニュー> ①的当てゲーム ②ゴロ・バウンドキャッチゲーム ③バッティングゲーム ねらい1 約束やルールを覚えて、ゲームを楽しむ。 (リーグ戦) <基本のルール> ・捕球後、守備全員がアウトゾ ―ンで「アウト」と言って座 るまでに、一塁、二塁‥と進 塁するごとに1点、2点‥が 入る。
8 本時の学習と指導(5/8時) (1)ねらい ・チームで協力し合いながら、進んで練習やゲームをすることができる。 〔関心・意欲・態度〕 ・ゲームを楽しくするルールを考えたり、工夫したりすることができる。 〔思考・判断〕 ・ボールを投げる、打つ、捕るなどしてゲームをすることができる。 〔技能〕 (2)準備 ・チームカード ・掲示資料 ・ラジカセ ・マイク ・バッティングティー ・カラーボール ・バット ・ラケット ・ラッパ ・かご ・ビブス ・チーム作戦板 (3)展開 段階 学習内容・活動 ○指導上の留意点 ◆評価 な か ② 45 分 × 3 1 集合、挨拶、健康観察をする。 2 準備運動と体力アップメニュー を行う。 3 ねらいを確認する。 4 約束やルールを守り、ゲームを 行う。 5 用具の片付け、整理運動をする。 6 本時のまとめをする。 ○元気よく挨拶できるようにする。 ○よい動きをしている児童に演示させ、意欲 を高めるようにする。 ○工夫した新しいルールを確認する。 ○チームで励まし合い教え合いながら、練習 しているチームを称賛するなどして、お互 いのよさを認め合う雰囲気をつくる。 ○ゲームでの困っている点などを取り上げ、 ルールを工夫できるようにする。 ◆チームで励まし合い教え合いながら、練習 やゲームを行おうとする。 【関】 ◆ゲームを楽しくするルールを考えたり、工 夫したりしている。 【思】 行動観察 学習カード ま と め 45 分 × 2 1 集合、挨拶、健康観察をする。 2 準備運動と体力アップメニュー を行う。 3 ねらいを確認する。 4 約束やルールを守り、ゲームを 行う。 5 用具の片付け、整理運動をする。 6 本時のまとめをする。 ○児童の表情等からも健康状態を把握する。 ○体力アップメニューの内容とゲームとの かかわりを取り上げ、意欲を高めるように する。 ○作戦タイムでは、マニュアルに沿って話し 合い、作戦や練習方法を修正できるように する。 ○教師は負けが込んでいるチームに多くか かわり、作戦について助言するなどして意 欲を高めるようにする。 ◆作戦やその作戦に合った練習方法を考え ている。 【思】 ◆ボールを投げる、打つ、捕るなどしてゲー ムをすることができる。 【技】 ○単元全体を振り返り、友達のがんばりやチ ームの協力などについて全体で認め合え るようにする。 行動観察 学 習 カ ー ド ねらい2 ルールを工夫して、ゲームを楽しむ。 (リーグ戦) <予想されるルール> ・打つ前に、守備ラインより前で 守らない。 ・ベースを踏むのと「アウト」の 声が同時ならば、得点となる。 など ねらい3 作戦を工夫して、ゲームを楽しむ。 (トーナメント戦) <予想される作戦> ・守備のいないところをねらっ て打つ。 ・ライン際をねらって打つ。 ・ちらばって守る。 など
導 入 12 分 1 集合、挨拶をする。 2 本時の学習内容を確認する。 3 準備運動と体力アップメニューを行 う。 ○服装の確認、健康観察を行う。 ○掲示資料から、学習の見通しをもてるようにする。 ○音楽を活用し、効率的に準備運動を行えるように する。 ○体力アップメニューでは、体育授業サポーターの 示範により正しい行い方で取り組めるようにす る。 ○動きの伸びを評価するような言葉かけを行い、さ らに意欲を高めるようにする。 展 開 25 分 4 めあてを確認する。 5 ゲームをする。 <作戦の例> ○工夫した新しいルールについて、確認する。 ○新しいルールを意識した動きや作戦ができるよう に働きかける。 ○チームの仲間と励まし合ったり教え合ったりして いる児童を称賛し、全体に広める。 体力アップメニュー ①的当てゲーム ②ゴロ・バウンドキャッチゲーム ③バッティングゲーム めあて2 ルールを工夫して、ゲームを楽しもう。 (リーグ戦) 予想されるルール ・打つ前に、守備ラインより前で守ら ない。 ・ベースを踏むのと「アウト」の声が 同時ならば、得点となる。 など ①整列、挨拶、ファイトコール ②1回戦(表3分・裏3分) ③作戦タイム、チーム練習 ④2回戦(表3分・裏3分) ⑤結果発表 ⑥整列、あいさつ、握手 ⑦チームでの話し合い Aコート B コート Cコート 朝礼台
対戦相手
Aコート イエローサンダー vs かがやくホワイト B コート レッドファイヤー vs グリーンファイター Cコート ブルーライオンズ vs パープルパール チーム強化まもり練習 1ゴロ・フライキャッチ 2交代キャッチ 3キャッチ&ゴー チーム強化打げき練習 1スイング 2チームミニゲーム 3ゴロ・フライを打つま と め 8 分 6 用具の片付け、整理運動をする。 7 学習のまとめをする。 ①学習カードの記入 ②感想発表 ③教師の話 8 挨拶をする。 ◆チームで励まし合い、教え合いながら、進んで練 習やゲームをしようとする。 【関】 ◆みんながさらに楽しめるようなルールを発表した り、書いたりしている。 【思】 ◆ボールを投げたり、打ったり、捕ったりなどして ゲームをすることができる。 【技】 ○本時のめあてに即して、感想発表や教師の話をす る。 9 資料(学習カード等) 省略