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高齢者の居住安定確保プラン 第2章 東京の高齢者を取り巻く状況

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(1)東京都の高齢者の人口推計 ○ 2010(平成 22)年の国勢調査による都内の 65 歳以上の高齢者は、約 264 万 人で、総人口(「年齢不詳」を除く。)に占める割合(高齢化率)は 20.4% となっています。 ○ 今後も高齢者人口は増加が続き、2025(平成 37)年には 332 万人(高齢化 率は 25.2%)、2035(平成 47)年には約 377 万人(高齢化率は 29.8%)に達 すると見込まれています。 239  213  173  150  142  142  148  148  142  131  120  112  831  864  879  871  869  870  885  879  865  854  826  777  89  106  124  153  191  230  264  308  324  332  350  377  (1,297万人) (1,318万人) (1,266万人) 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400 1,500 昭和55年 (1980) (1985)60年 平成2年(1990) (1995)7年 (2000)12年 (2005)17年 (2010)22年 (2015)27年 (2020)32年 (2025)37年 (2030)42年 (2035)47年 (万人) 生産年齢人口(15歳以上65歳未満) 7.7% 25.2% 年少人口(15歳未満) 20.4% 高齢者人口(65歳以上) 29.8% 推計 高齢化率(全国) 高齢化率(東京都) 9.1% 23.0% 30.3% 33.4% (注)( )内は総人口(年齢不詳は除く。)。1 万人未満を四捨五入しているため、内訳の 合計値と一致しない場合がある。 資料:総務省「国勢調査」[1980(昭和 55)年から 2010(平成 22)年まで] 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(全国)」(2012(平成 24)年 1 月) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2013(平成 25)年 3 月) [2015(平成 27)年から 2035(平成 47)年まで]

第1節 人口構造の状況

<東京都の人口の推移と推計> 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (2)首都圏における高齢化 ○ 2010(平成 22)年から 2025(平成 37)年までの東京都の高齢者人口の増加率 は、首都圏の他の 3 県(埼玉県・千葉県・神奈川県)と比べて低くなって います。一方、増加数は、高齢者人口、後期高齢者人口ともに東京都が全 国 1 位と予測されています。 11.3 47.8 51.8 62.8 9.6 68.0 4.7 3.7 2.3 3.2 1.9 46.9% 36.2% 35.3% 34.5% 33.2% 25.7% 11.6% 11.5% 10.7% 10.0% 9.0% 0 10 20 30 40 50 60 70 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 沖縄県 千葉県 埼玉県 神奈川県 滋賀県 東京都 山口県 山形県 高知県 秋田県 島根県 (万人) <1位> (1位) (2位) (47 位) (3位) (46位) (45位) (44位) (43位) (4位) (5位) (13位) 59.0 52.8 69.7 69.5 51.3 76.2 4.2 3.0 4.3 1.8 2.7 100.5% 95.3% 88.4% 83.4% 78.6% 62.6% 21.9% 17.4% 16.9% 15.5% 14.8% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 110% 埼玉県 千葉県 神奈川県 大阪府 愛知県 東京都 岩手県 秋田県 鹿児島県 島根県 山形県 (万人) (1位) (2位) (47 位) <1位> (46位) (45位) (44位) (43位) (3位) (4位) (5位) (8位) <後期高齢者人口(75 歳以上)の増加率・増加数の推計値 (2010(平成 22)年→2025(平成 37)年)> 資料:総務省「国勢調査」(2010(平成 22)年) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2013(平成 25)年 3 月) <高齢者人口(65 歳以上)の増加率・増加数の推計値 (2010(平成 22)年→2025(平成 37)年)> 資料:総務省「国勢調査」(2010(平成 22)年) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2013(平成 25)年 3 月) 第2章

(3)

(3)第 1 号被保険者の要介護度別認定者数の推移 ○ 要介護(要支援)認定者数は毎年増加しています。また、要介護度別の割 合に大きな変化はありません。 (注)経過的要介護:平成 18 年度の介護保険制度改正により、平成 17 年度までの「要支援」 は「要支援 1」に、「要介護 1」は「要支援 2」及び「要介護 1」になり、細分化された。 これに伴って、改正前に受給可能とされていたサービスと新制度において受給可能なサ ービスとに差が生じる利用者が発生したため、段階的に新制度へと移行するために設け られた区分である。基本的には平成 18 年 4 月時点で「要支援」の認定を受けた人が対 象とされた。平成 17 年度までの「要支援」及び「要介護 1」の割合は、それぞれ平成 18 年度以降の「要支援 1」と「経過的要介護」及び「要支援 2」と「要介護 1」の割合 に相当している。 資料:厚生労働省「介護保険事業状況報告」 <要介護度別認定者数の推移 [東京都]> 平成12年 4月末 平成15年 4月末 平成18年 4月末 平成21年 4月末 平成24年 4月末 平成25年 4月末 平成26年 4月末 合計 169,543人 284,699人 364,260人 393,674人 458,009人 490,060人 512,644人 21,662人 38,747人 ― ― ― ― ― 12.8% 13.6% ― ― ― ― ― ― ― 5,470人 52,541人 64,063人 73,788人 78,770人 ― ― 1.5% 13.3% 14.0% 15.1% 15.4% ― ― 4,325人 51,256人 58,273人 62,541人 65,588人 ― ― 1.2% 13.0% 12.7% 12.8% 12.8% ― ― 54,632人 ― ― ― ― ― ― 15.0% ― ― ― ― 41,827人 82,891人 110,655人 62,154人 80,764人 90,741人 97,431人 24.7% 29.1% 30.4% 15.8% 17.6% 18.5% 19.0% 30,810人 54,723人 54,737人 68,929人 81,590人 84,200人 87,881人 18.2% 19.2% 15.0% 17.5% 17.8% 17.2% 17.1% 25,601人 38,224人 47,974人 62,391人 60,387人 62,156人 64,561人 15.1% 13.4% 13.2% 15.8% 13.2% 12.7% 12.6% 27,193人 36,161人 46,574人 51,525人 57,908人 60,374人 62,442人 16.0% 12.7% 12.8% 13.1% 12.6% 12.3% 12.2% 22,450人 33,953人 39,893人 44,878人 55,024人 56,260人 55,971人 13.2% 11.9% 11.0% 11.4% 12.0% 11.5% 10.9% 要介護3 要介護4 要介護5 経過的要介護 要介護1 要介護2 要支援 要支援1 要支援2 第2章

(4)

第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (4)後期高齢者の要介護認定率と人口増加 ○ 後期高齢者の要介護認定率は、前期高齢者の約 6.9 倍となっています。 第1号 被保険者数 要介護 (要支援) 認定者数 要介護 認定率 前期高齢者 1,511,234人 70,904人 4.7% 後期高齢者 1,373,122人 441,740人 32.2% 約6 .9倍 ○ 後期高齢者は、2015(平成 27)年に都内総人口の 1 割を超えて約 147 万 人となり、今後は、後期高齢者が大幅に増加し、2020(平成 32)年には後 期高齢者の数が前期高齢者の数を上回ることが見込まれています。 94 116 132 143 160 153 135 146 174 59 75 98 122 147 171 198 203 203 153 191 230 264 308 324 332 350 377 0% 5% 10% 15% 20% 25% 0 50 100 150 200 250 300 350 400 平成7年 (1995) 12年 (2000) 17年 (2005) 22年 (2010) 27年 (2015) 32年 (2020) 37年 (2025) 42年 (2030) 47年 (2035) (万人) 推計 後期高齢者人口割合(全国) 11.1% 9.4% 15.0% 16.0% 18.1% 20.0% 後期高齢者人口割合(東京都) 後期高齢者人口(75歳以上) 前期高齢者人口(65~74歳) (万人) 推計 後期高齢者人口割合(全国) 11.1% 9.4% 15.0% 16.0% 18.1% 20.0% 後期高齢者人口割合(東京都) 後期高齢者人口(75歳以上) 前期高齢者人口(65~74歳) <高齢者人口の推移> 資料:厚生労働省「介護保険事業状況報告(月報)」(2014(平成 26)年 4 月分) <年齢別の要介護認定率> 後期高齢者人口の大幅な増加 (注) 1 万人未満を四捨五入しているため、内訳の合計値と一致しない場合がある。 資料:総務省「国勢調査」[1995(平 成 7)年から 2010(平 成 22)年まで] 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(全国)」(2012(平成 24)年 1 月) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2013(平成 25)年 3 月) [2015(平成 27)年から 2035(平成 47)年まで] 第2章

(5)

(1)単独(一人暮らし)・夫婦のみ世帯の推移 ○ 2010(平成 22)年の国勢調査による都内の一般世帯総数は約 638 万世帯 で、そのうち世帯主が 65 歳以上で夫婦のみの世帯(以下「高齢夫婦世帯」 という。)は約 50 万世帯(総世帯に占める割合は 7.8%)、高齢者単独世帯 は約 62 万世帯(総世帯に占める割合は 9.8%)となっています。 ○ 東京都における一般世帯総数は 2025(平成 37)年までは増加すると見込ま れ、とりわけ、後期高齢者単独世帯が大幅に増えると予測1されています。 一般世帯総数は 2025(平成 37)年以降、減少に転じる見込みですが、高齢者 世帯は増加傾向が続くと予測されています。 26 39 50 62 78 85 89 95 104 29 38 45 50 58 61 62 64 67 439 460 480 526 531 533 530 516 490 495 537 575 638 666 679 681 675 661 0 100 200 300 400 500 600 700 800 平成7年 (1995) 12年 (2000) 17年 (2005) 22年 (2010) 27年 (2015) 32年 (2020) 37年 (2025) 42年 (2030) 47年 (2035) (万世帯) 推計 その他の一般世帯 高齢夫婦世帯 高齢者単独世帯 1 国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」(2014(平成 26)年 4 月)による。

第2節 高齢者世帯の状況

(注)高齢者単独世帯は世帯主が 65 歳以上の単身世帯をいう。1 万世帯未満を四捨五入 しているため、内訳の合計値と一致しない場合がある。 資料:総務省「国勢調査」[1995(平成 7)年から 2010(平成 22)年まで] 国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」(2014(平成 26)年 4 月) [2015(平成 27)年から 2035(平成 47)年まで] <単独・夫婦のみ世帯の推移> 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (1)年齢階級別世帯人員 1 人当たりの平均所得金額 ○ 世帯主の年齢階級別の世帯人員 1 人当たりの平均所得金額を見ると、世 帯主が 65 歳以上の世帯では、約 194 万円で、他の年齢層と比較して大きな 差はありません。 323.7万円 545.1万円 648.9万円 720.4万円 526.2万円 406.3万円 433.2万円 169.9万円 173.0万円 198.3万円 247.1万円 212.4万円 186.8万円 193.7万円 0 100 200 300 400 500 600 700 800 29歳以下 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳以上 (再掲) 65歳以上 (万円) 1世帯当たり平均所得金額 世帯人員1人当たり平均所得金額 1世帯当たり 平均所得金額 537.2万円 世帯人員 1人当たり 平均所得金額 203.7万円

第3節 高齢者の所得の状況

<世帯主の年齢階級別にみた 1 世帯当たり・世帯人員 1 人当たり平均所得金額(全国)> 資料 : 厚生労働省「国民生活基礎調査」(2013(平成 25)年) 第2章

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住宅に居住している世帯数:647万世帯(100%) 65歳以上の世帯員のいる世帯 205万世帯(31.6%) 442万世帯(68.4%)その他の世帯 単身 76万世帯 (11.7%) 夫婦のみ 52万世帯 (8.0%) その他 77万世帯 (11.9%) 41万世帯 39万 世帯 60万世帯 155万世帯 207万世帯 21万世帯 6万 世帯 10万世帯 5万世帯 3万 世帯 0.4万世帯 0.2万世帯 0.3万世帯 56万世帯 8万世帯 3万世帯 4万 世帯 4万世帯 13万世帯 11万世帯 持家 公社 UR 公営 住宅 民営 借家 給与住宅 ほか 単身 223万世帯 (34.5%) 夫婦のみ 56万世帯 (8.7%) その他 163万世帯 (25.2%) (1)高齢者の住まいの現状 ○ 2013(平成 25)年の住宅・土地統計調査によると、都内において住宅に居 住している世帯約 647 万世帯のうち、65 歳以上の世帯員のいる世帯(約 205 万世帯(31.6%))について見ると、持家は約 7 割、借家は約 3 割となってお り、その他の世帯(持家は約 4 割、借家は約 6 割)に比べ持家の比率が高くな っています。 ○ また、上記の住宅以外に高齢者施設等1の入所者は約 10 万人(2015(平成 27)年 3 月 1 日現在)となっています。 1 高齢者施設等の整備状況については、P20~P21 参照

第4節 高齢者の住まい等の状況

借 家 持 家 約7割 資料:総務省「住宅・土地統計調査」(2013(平成 25)年) 約3割 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 41.4 (54.4) 38.7 (75.2) 7.6 (72.6) 31.1 (75.8) 20.9 (27.5) 6.1 (11.7) 1.8 (17.3) 4.2 (10.3) 4.9 (6.5) 2.7 (5.2) 0.5 (4.7) 2.2 (5.4) 8.4 (11.1) 3.8 (7.4) 0.5 (4.7) 3.3 (8.1) 0.4 (0.5) 0.2 (0.4) 0.1 (0.9) 0.2 (0.4) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 65歳以上の 単身世帯総数 76.1(100) 65歳以上の 夫婦世帯総数 51.5(100) いずれか一方のみが 65歳以上の夫婦 10.5(100) 夫婦とも65歳以上 41.0(100) 高齢者世帯の住宅の所有関係 持家 民営借家 公社・UR 公営住宅 給与住宅ほか 万世帯 (%) うち (2)高齢者世帯の住宅の所有関係 ○ 都内において住宅に居住している高齢者世帯のうち、65 歳以上の夫婦世帯 は 75.2%が持家であるのに対し、65 歳以上の単身世帯は 54.4%が持家であ り、単身世帯は、夫婦世帯よりも持家の比率が低くなっており、借家の比率 が高くなっています。 資料:総務省「住宅・土地統計調査」 (2013(平成 25)年) (注)65 歳以上の夫婦世帯 ア 夫又は妻のいずれか一方のみが 65 歳以上の夫婦のみの世帯 イ 夫及び妻のいずれも 65 歳以上の夫婦のみの世帯 第2章

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(3)高齢者の居住している持家の面積 ○ 都内においては、65 歳以上の単身及び高齢夫婦の持家世帯の約 44.5%が 100 ㎡以上の住宅に住んでいます。一方で、持家世帯のうち 4 人以上世帯の 4 割以上が 100 ㎡未満の住宅に住んでいます。 資料:総務省「住宅・土地統計調査」(2008(平成 20)年)を基に国土交通省推計 持家世帯類型別の床面積構造(平成20年) 0 10 20 30 40 50 60 70 65歳未満の単身 65歳以上の単身 高齢夫婦 その他の2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人以上世帯 (万世帯) ~49㎡ 50㎡~69㎡ 70㎡~99㎡ 100㎡~149㎡ 150㎡~ 4人以上世帯の持家住宅の約43.6% は100㎡未満(約30万世帯) 65歳以上の単身及び高齢夫婦 の持家住宅の約44.5%は100 ㎡以上(約26万世帯) (33.4%) (53.5%) (35.2%) (47.4%) (注)高齢夫婦 夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの世帯 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (4)住宅のバリアフリー化の状況 ○ 都内の住宅で、手すりがあるなど高齢者等のための設備がある住宅の割合 は、住宅全体の 47.0%となっています。 所有形態別に比較すると、持家は 67.6%に高齢者等のための設備があるの に対し、借家は 33.5%にとどまっています。 資料:総務省「住宅・土地統計調査」2008(平成 20)年 資料:総務省「住宅・土地統計調査」(2013(平成 25)年) 13.1 15.6 11.7 10.0 21.6 33.5 23.9 34.5 25.1 33.6 53.6 67.6 17.2 23.3 17.1 20.2 34.8 47.0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 道路から玄関まで 車いすで通行可能 段差のない屋内 廊下などが車いす で通行可能な幅 またぎやすい 高さの浴槽 手すりがある 高齢者等のための設備がある (%) 全体 持家 借家 第2章

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(5)民間賃貸住宅における入居制限の状況 ○ 民間団体の調査によると、民間賃貸住宅の入居制限を行っている家主は全 体の 19.6%となっています。 入居制限を行っている家主のうち 40.6%が単身の高齢者は不可とし、 34.9%が高齢者のみの世帯は不可とする入居制限を行っています。 また、入居制限の理由を見ると、「家賃の支払いに対する不安」、「居室内で の死亡事故等に対する不安」などが高い割合となっています。 0.6% 6.4% 6.5% 20.5% 30.7% 34.9% 39.1% 40.6% その他 母子(父子)世帯は不可 小さい子どものいる世帯は不可 障害者のいる世帯は不可 生活中心者が離職者の世帯は不可 高齢者のみの世帯は不可 外国人は不可 単身の高齢者は不可 4.5% 16.9% 19.1% 40.4% 47.2% 50.6% 53.9% 59.6% その他 生活サイクルが異なることへの不安 入居者以外の者の出入りへの不安 住宅の使用方法に対する不安 習慣・言葉が異なることへの不安 他の入居者等との協調性に対する不安 居室内での死亡事故等に対する不安 家賃の支払いに対する不安 入居制限を 行っていない 80.4% 入居制限を 行っている 19.6% 入居制限の理由 入居制限の対象 入居制限を行っている家主の割合 (注)調査地域 全国 資料:財団法人日本賃貸住宅管理協会調べ「民間賃貸住宅の管理状況調査」(2010(平成 22)年) 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (6)希望する高齢期の住まい ○ 65 歳以上の在宅の高齢者に対して、希望する高齢期の住まいについて聞い たところ、「在宅で暮らしたい」人の割合が最も高く、58.7%となっています。 在宅で 暮らしたい 58.7% 健康なうちに、 高齢者向け 住まいに 住み替えたい 5.9% 介護が必要に なったら、 高齢者向け 住まいに住み 替えたい 20.6% その他 1.8% 分からない 13.0% 総数=3,279人 (注1)本調査において、高齢者向け住まいとは、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、軽費老 人ホーム(ケアハウス)、サービス付き高齢者向け住宅、シルバーピアを指す。 (注2)「介護が必要になったら、特別養護老人ホームに入居したい」と回答した人の割合は 10.3% となっている(「介護が必要になったら、高齢者向け住まいに住み替えたい」の内数)。 資料:東京都福祉保健局高齢社会対策部「在宅高齢者の実態調査」(2013(平成 25)年度) 第2章

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(7)高齢期に備えた住み替え先として望ましい居住形態 ○ 都内において、高齢期に住み替えを考えている世帯に「高齢期における住 み替え先として望ましい居住形態」を調査したところ、「サービス付きの高 齢者向け住宅」が 23.4%と最も高くなっています。次いで「わからない・そ の他」21.8%、「持家(一戸建)」16.7%、「都道府県・市区町村営、都市再 生機構・公社などの賃貸住宅」15.5%、「有料老人ホームなどの居住施設」 9.7%の順となっています。 資料:東京都都市整備局「住生活総合調査 調査報告書(東京都)(2008(平成 20)年)」 3.0 3.7 6.0 9.7 15.5 16.7 21.8 23.4 0 5 10 15 20 25 30 わ か ら な い ・ そ の 他 持 家 ( 一 戸 建 ) 都 道 府 県 ・ 市 区 町 村 、 都 市 再 生 機 構 ・ 公 社 な ど の 賃 貸 住 宅 有 料 老 人 ホ ー ム な ど の 居 住 施 設 持 家 ( 共 同 住 宅 ) 友 人 同 士 な ど グ ル ー プ で 居 住 す る 住 宅 民 営 の 賃 貸 住 宅 (%) サ ー ビ ス 付 き の 高 齢 者 向 け 住 宅 わ か ら な い ・ そ の 他 持 家 ( 一 戸 建 ) 都 道 府 県 ・ 市 区 町 村 営 、 都 市 再 生 機 構 ・ 公 社 な ど の 賃 貸 住 宅 有 料 老 人 ホ ー ム な ど の 居 住 施 設 持 家 ( 共 同 住 宅 ) 友 人 同 士 な ど グ ル ー プ で 居 住 す る 住 宅 民 営 の 賃 貸 住 宅 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (8)在宅療養の希望の有無 ○ 都民の約 42%が長期療養の必要がある場合に、在宅での療養を続けたいと 思っていますが、そのうちの約 60%は実現は難しいと回答しています。 在宅療養の希望の有無 そう思う 42.1% わからない 10.8% そう思わない 47.0% 在宅療養の実現性 実現は難しいと思う 59.7% 実現可能 だと思う 22.3% わからない 18.0% 資料:東京都生活文化局「スポーツ・保健医療に関する世論調査」(2012(平成 24)年 2 月) 第2章

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(9)都内の住宅数、世帯数、空き家率の推移 ○ 2013(平成 25)年における都内の住宅ストックは約 736 万戸1であり、総 世帯数約 651 万世帯に対し約 1.13 倍と、住宅数が世帯数を約 85 万戸上回っ ています。 また、空き家についてみると、2013(平成 25)年の都内の空き家総数は約 82 万戸2となっています。空き家率は、1958(昭和 33)年以降上昇してきま したが、1998(平成 10)年の 11.0%以降は、ほぼ横ばいで推移しています。 1 ここでいう住宅ストックとは住宅総数であり、居住世帯のある住宅総数は約 647.3 万戸 2 空き家数は、住宅総数(約 735.9 万戸)から居住世帯のある住宅数(約 647.3 万戸)を除いた居住世帯 のいない住宅数(約 88.7 万戸)から、昼間だけ使用しているなどの一時現住者のみの住宅数(約 6.0 万戸) 及び建築中の住宅数(約 1.0 万戸)を除いた戸数 資料:総務省「住宅統計調査」、「住宅・土地統計調査」 1958 S33 1963 38 1968 43 1973 48 1978 53 1983 58 1988 63 1993 H5 1998 10 2003 15 2008 20 2013 25 住宅数(万戸) 182.4 251.4 313.9 379.6 423.9 452.8 481.8 530.0 567.0 618.6 678.1 735.9 世帯数(万世帯) 179.2 264.2 311.6 360.6 387.8 406.5 433.9 472.0 499.4 548.0 598.1 650.5 1世帯当たり住宅数 1.02 0.95 1.01 1.05 1.09 1.11 1.11 1.12 1.14 1.13 1.13 1.13 空き家率(右目盛) 2.2 2.7 4.0 5.6 8.1 8.7 8.5 9.9 11.0 10.8 11.1 11.1

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(万戸、万世帯) (%) 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (10)高齢者向け住宅の整備状況 都内の高齢者向け住宅(サービス付き高齢者向け住宅等、シルバーピア、 東京シニア円滑入居賃貸住宅)の整備状況は以下のとおりです。 ○ 本プランにおける「サービス付き高齢者向け住宅等」とは、サービス付き 高齢者向け住宅、東京都高齢者向け優良賃貸住宅1及び独立行政法人都市再生 機構が管理する高齢者向けの優良な賃貸住宅2のことを指します。 ・ サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者の居住の安定確保に関する法律 に基づき登録3を受けた住宅で、バリアフリー構造等を有し、職員が日中常 駐するとともに、生活相談サービス、安否確認サービス、都の独自基準4 ある緊急時対応サービス等が提供される住宅です。2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の登録状況は 9,623 戸です。 ・ 東京都高齢者向け優良賃貸住宅及び独立行政法人都市再生機構が管理する 高齢者向けの優良な賃貸住宅とは、バリアフリー化され、緊急時対応サービ スの利用が可能な住宅です。2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の整備状況は、 それぞれ 1,124 戸、5,139 戸です。 ○ シルバーピアとは、バリアフリー化され、緊急時対応サービス及び安否確 認システムなどが整備された公的賃貸住宅(都営住宅、区市町村住宅等)で す。2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の整備状況は 10,142 戸です。 ○ 東京シニア円滑入居賃貸住宅5とは、都で定める一定の基準6を満たす高齢者 の入居を拒まない賃貸住宅です。2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の登録状況 は 73,241 戸です。 1 東京都高齢者向け優良賃貸住宅:地域優良賃貸住宅制度要綱に基づく地域優良賃貸住宅の供給計画につ いて認定を受けた、サービス付き高齢者向け住宅以外の住宅で、高齢者世帯が入居し、都が定める一定の バリアフリー構造等を有し、緊急時対応サービス及び安否確認サービスの利用可能な賃貸住宅をいう。 2 高齢者向けの優良な賃貸住宅:バリアフリー化された住宅として、高齢者の居住の安定確保に関する法律 に基づき、国の補助等を受けて整備された住宅。収入に応じて家賃減額を受けられる住宅もある。都内の住 宅は、独立行政法人都市再生機構が管理している。 3 サービス付き高齢者向け住宅の登録は、2012(平成 24)年 4 月 1 日から都知事が指定した登録機関である 公益財団法人東京都福祉保健財団で実施している。 4 都の独自基準については、P43 サービス付き高齢者向け住宅の登録基準の強化を参照 5 東京シニア円滑入居賃貸住宅には、専ら高齢者世帯又はその配偶者を賃借人とする賃貸住宅(東京シニア 専用賃貸住宅)も含まれている。 6 都で定める一定の基準については、P45 東京シニア円滑入居賃貸住宅の主な登録基準を参照 第2章

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<高齢者向け住宅の整備状況> サービス付き高齢者向け住宅等 15,886戸 サービス付き高齢者向け住宅 9,623戸 東京都高齢者向け優良賃貸住宅(民間事業者) 1,124戸 高齢者向けの優良な賃貸住宅(都市再生機構) 5,139戸 シルバーピア 10,142戸 都営住宅 4,277戸 区市町村住宅 5,625戸 都市再生機構 240戸 東京シニア円滑入居賃貸住宅 73,241戸 2015(平成27)年3月1日現在 第2章

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第2章 東京の高齢者を取り巻く状況 (11)老人ホーム1の整備状況 都内の老人ホームの整備状況は以下のとおりです。 ○ 特別養護老人ホーム(指定介護老人福祉施設)は、身体上又は精神上著し い障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受け ることが困難な要介護者を対象に、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日 常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことを目的と する施設です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在で 471 施設あり、定員総数は 42,006 人です。 ○ 軽費老人ホームは、低額な料金で、家庭環境、住宅事情等の理由により居 宅において生活することが困難な老人を入所させ、食事の提供その他、日常 生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在で 54 施設あり、定員総数は 2,917 人です(都 市型軽費老人ホームを除く。)。 また、軽費老人ホームの一類型である都市型軽費老人ホームは、都市部を 中心とした地域において居室面積基準や職員配置基準の特例を設けて利用料 を低廉化し、見守り機能を備えた施設で、2010(平成 22)年度に開始した制 度です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在で 40 施設あり、定員総数は 676 人です。 ○ 養護老人ホームは、65 歳以上の者であって、環境上の理由及び経済上の理 由により居宅において養護を受けることが困難なものを入居させ、養護する ことを目的とする施設です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在で 34 施設あり、定員総数は 3,553 人です。 ○ 有料老人ホームは、老人を入居させ、入浴・排せつの世話、食事の提供、 洗濯・掃除等の家事、健康管理のいずれかを提供する施設です。介護サービ スの提供方法によって、介護付(ケア付)有料老人ホーム2、住宅型有料老人 ホーム3、健康型有料老人ホーム4の 3 類型に分類されます。 1 老人ホーム:本プランにおける「老人ホーム」は、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、養護老人ホー ム、有料老人ホーム、認知症高齢者グループホームとする。 2 介護付有料老人ホーム:介護保険の特定施設入居者生活介護の指定を受けており、介護サービスは施設が 直接提供する。 3 住宅型有料老人ホーム:介護が必要になった場合には、訪問介護等の外部の在宅サービスを利用する。 4 健康型有料老人ホーム:介護が必要になった場合には、退去する。 2015(平成 27)年 3月 1日現在で 665 施設あり、定員総数は 41,278 人です。 第2章

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場合は、有料老人ホームに該当しますが、サービス付き高齢者向け住宅の登 録を行った場合には、有料老人ホームの届出義務が免除されています。 ○ 認知症高齢者グループホームは、要介護者であって認知症であるもの1につ いて、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練 を行うものです。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在で 557 施設あり、定員総数は 9,425 人です。 施 設 種 別 定員(人) 特別養護老人ホーム 42,006 軽費老人ホーム 3,593 うち、都市型軽費老人ホーム 676 養護老人ホーム 3,553 有料老人ホーム 認知症高齢者グループホーム 9,425 計 1 要介護者であって認知症であるもの:要支援2であって認知症であるものを含む。 <老人ホームの定員 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在> その他の介護保険施設 【介護老人保健施設】 急性期の治療後、在宅生活への復帰を目指す要介護者に対し、施設サービス計画に 基づき看護、介護、医療、日常生活上の世話を行う施設です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の定員数:20,325 人 【介護療養型医療施設(介護療養病床)】 比較的長期にわたって療養を必要とする場合に入院して利用する施設です。 2015(平成 27)年 3 月 1 日現在の病床数:5,017 人分 41,278 99,855 第2章

参照

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2 前項の規定は、地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 252 条の 19 第1項の指定都 市及び同法第 252 条の

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重点 再掲

購読層を 50以上に依存するようになった。「演説会参加」は,参加層自体 を 30.3%から

中学生 高校生 若年者 中高年 高齢者 0~5歳 6~15歳 16~18歳 19~39歳 40~65歳

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