• 検索結果がありません。

Ⅱ 外国人による投資の申告および許可申請 韓国の業種分類は 韓国標準産業分類 ( 統計庁告示第 号 ) の細目分類 (5 単位 ) による 細目分類された業種の総数は1,145 業種であるが このうち公共行政 外務 国防などのように外国人による投資の対象になり得ない業種 ( 添付資

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Ⅱ 外国人による投資の申告および許可申請 韓国の業種分類は 韓国標準産業分類 ( 統計庁告示第 号 ) の細目分類 (5 単位 ) による 細目分類された業種の総数は1,145 業種であるが このうち公共行政 外務 国防などのように外国人による投資の対象になり得ない業種 ( 添付資"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

外国人による投資の申告および許可申請

韓国の業種分類は「韓国標準産業分類(統計庁告示 第2015-311号)」の細目分類 (5単位)による。細目分類された業種の総数は1,145業種であるが、このうち公共行政、 外務、国防などのように外国人による投資の対象になり得ない業種(添付資料参照)61 業種を除く1,084業種を、外国人投資対象業種としている。 これらの業種に対する外国人による投資許容の可否は、外国人による投資が制限さ れる業種のみを選定して「外国人投資に関する規定」にて告示するネガティブリストシ ステムを採用している。上記の規定に告示されている業種は原則として外国人による 投資が許容されていないが、例外的に認可許容基準が設けられている場合には、当 該基準に合致する場合に外国人による投資が許容される。したがって、リストに出てい ない業種は自由化業種であり、外国人による投資が可能な分野である。 <外国人投資対象総業種(1,085種)> ・ 全面開放業種:1,054種 ・ 部分開放業種:28種(※許容基準を満たす場合のみ外国人投資可能) ・ 未開放業種:3種(原子力発電業 ‧ ラジオ放送業 ‧ 地上波放送業)

1) 制限業種

外国人による投資が制限される業種には、経済協力開発機構(以下、“OECD”)に 関する協約のうち、韓国に対するOECDに関する協約加入招待協定付属書1(資本移 動自由化規約に対する留保)の直接投資部門において、非居住者による国内直接投 資の留保内容および両者または多者間の投資に関する協約の付属書に規定される留 保内容との範囲内で、産業通商資源部長官と主務部長官とが協議して選定 ‧ 告示し た30業種(産業通商資源部告知*第2016-166号(2016年9月22日公告)、添付資料参 照)がある。

(2)

上記の30制限業種のなかで認可基準が設けられていない制限業種3業種は、外国 人による投資が不可能である(規定:産業通商資源部告示第2016-166号<外国人投 資に関する規定>)。 国内での発展段階および対内外経済政策との関係などを考慮して産業通商資源 部長官が主務部長官と協議して告示した基準に該当する場合には、外国人投資の認 可を受けることができる。 また、以下のような開放予告制限業種が設けられている(規定:産業通商資源部告 示第2016-166号<外国人投資に関する規定>)。 ① 外国人投資開放計画 持続的な外国人投資開放計画の推進を通じて、外国人投資開放が先進国の水準 に達することにより、経済の国際化を促進できるような態勢を整える。 ② 制限業種の開放 開放時期が予告されている制限業種は、その時期が到来した日付で制限業種リスト から削除されたもの(自由化業種)とみなす。 また、開放時期が部分開放または開放拡大となっている場合でその内容が規定さ れていない場合には、その開放時期が到来する前に産業通商資源部長官が主務部 長官と協議のうえ、許容基準を設けて告示する。

2) 自由化業種

外国人投資制限業種リストに入っていない業種は、申告のみで外国人による投資が 可能となる。 外国人投資促進法上、外国人による投資は、国内企業株式などの取得による外国 人投資、長期借款による外国人投資、非営利法人に対する拠出による外国人投資の 大きく3つに分けられる。

(3)

外国人投資形態は次の通りである。 国内企業株式などの 取得 新株取得 事前 申告 -新会社の設立 -既存の内国人企業または外国人投資企業の資 本増加に参加 既存株式取得 -韓国法人または韓国国民が営む企業がすでに 発行した株式などの取得 合併などによる 株式などの取得 事後 申告 -「資本市場および金融投資業に関する法律」によ る株券上場法人(同法第152条第3項による公共 的法人および個別法上の株式取得が制限される 企業は除外する)が発行した既存株式などを取 得 -外国人投資家が当該外国人投資企業の準備 金・再評価積立金などの資本繰入によって発行 される株式などを取得 -外国投資家が、当該外国人投資企業が他の企 業との合併、株式の包括的交換・移転および会 社分割時に、その所有していた株式などにより合 併、株式の包括的交換・移転および会社分割後 に存続または新設される法人の株式などを取得 -外国人が登録された外国人投資企業の株式など を外国人投資家から買入・相続・遺贈・贈与によ り取得 -外国人投資家が法により取得した株式などより生 じた果実の出資による株式などの取得 -外国人が転換社債・交換社債・株式預託証書そ の他これと類似したもので、株式などに転換・引 受または交換できる社債や証書を株式などに転 換・引受または交換した場合

(4)

非営利法人に対する 拠出 事前 申告 − 科学技術分野の韓国法人(設立中の法人を含 む)で研究人員・施設などに関して①および②の 要件をすべて備えている非営利法人として、外 国人が拠出金総額の100分の10以上かつ5千万 ウォン以上を、非営利法人と持続的な協力関係 を樹立する目的で当該法人に拠出するもの。① 独立した研究施設を備えていること、②科学技術 分野の学士学位の所持者として3年以上の研究 経歴を有するか、あるいは修士学位以上の学位 を有する研究専担履歴の常時勤労者数が5名以 上であること、または「統計法」第22条により統計 庁長が作成・告示する韓国標準産業分類による 自然科学および工学の研究開発業を行うこと − 外国人の非営利法人に対する拠出として非営利 法人の事業内容などに関して①または②のいず れか一つに該当する非営利法人に対する外国 人の拠出金額が5千万ウォン以上で拠出金総額 の100分の10以上の場合で、外国人投資委員会 が外国人による投資と認めるもの。①学術、芸 術、医療および教育振興などを目的として設立さ れた非営利法人で、該当分野の専門人材の養 成および国際交流の拡大のための事業を継続 的に行う場合、②民間または政府間の国際協力 事業を行う国際機構の地域本部である場合 長期借款方式の 外国人投資 事前 申告 − 海外親会社またはその親会社と資本出資関係に ある企業が貸し付ける償還期間5年以上の借款

(5)

外国人による投資の申告手続きは、外国人投資家が直接申告するか、または代理 人が行い、代理人の場合は委任状が必要となる。 手続きの流れは、新株取得の場合と既存株式取得の場合で異なるので、ケースごと にフローチャートでまとめると図表1-2、1-3のようになる。 事業妥当性検討 投資可能性の判断:韓国標準産業分類表 (統計庁告示)参照 個別法令上の投資許容の可否に対する確認 申告書の作成 (増資を含む) 申告書の提出 受託機関1 即時処理、申告済証の交付 資本財の導入 送金 外国為替銀行承認 外国為替銀行 通関 引出 資本金払込完了(法人設立) 外国人投資企業登録 受託申告機関 事後管理 受託申告機関および産業通商資源部 1 受託機関は外国為替銀行本店または支店、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)を指す。

(6)

合弁契約書または株式買収契約の締結 申告または許可申請書の提出 受託機関 即時処理(許可は15日) 株式売買代金送金 外国為替銀行 引出および株式購入金額の支払 外国人投資企業登録 受託機関 事後管理 受託機関および産業通商資源部 申告または許可申請を行う際に提出が必要となる書類は、韓国語または英語で記 載することとなっており、ケースごとに以下①~③の通りである。 ① 新株、既存株式、合併などを通じた株式取得による外国人投資 イ. 新株などの取得または拠出方式による外国人投資申告書/許可申請書2部 (添付資料2の[別紙第1号書式]参照) ロ. 代理人であることを証明する書類(委任状) ハ.外国人投資家の国籍証明書類1部(法人:登記簿謄本、個人:パスポートの 写し) ニ. その他:以下に該当する場合のみ提出

(7)

a) 産業財産権、知識財産権、その他これに準ずる技術およびこの使用に関 する権利を出資目的物として出資する場合 - 技術評価機関が評価した産業財産権などの価格評価内容を証明する 書類の写し1部 b) 外国人が国内にある支店または事務所を閉鎖して他の内国法人に転換 するか、外国人が株式などを所有している内国法人が解散し、当該支店・ 事務所または法人の清算によって当該外国人に分配される残余財産を 出資目的物として出資する場合 - 支店・事務所または法人の清算などによる残余財産であることを証明 する書類の写し1部 c) 借款、その他海外からの借入金の返済額を出資目的物として出資する場合 - 借款、その他海外からの借入金の返済額であることを証明する書類の 写し1部 d) 外国の有価証券市場に上場された外国法人の株式、外国人投資促進法 または外国為替取引法により外国人が所有している株式を出資目的物と して出資する場合 - 該当する株式であることを証明する書類の写し1部 e) 国内に所在する不動産を出資目的物として出資する場合 - 出資する不動産に対する外国為替取引法による資本取引申告済証の 写し1部 f) 外国人投資比率が10%未満で、当該企業と次の契約を締結して出資する 場合 ・ 役員の派遣または役員の選任ができる契約 - 役員の派遣または役員の選任如何を確認できる書類(総会、取締役 会、株主総会などの議事録などを意味する)の写し1部 g) 外国人投資促進法および外国為替取引法によって外国人が所有してい る韓国法人または韓国国民が営む企業の株式、持分または不動産を処 分した代金を出資目的物として出資する場合 - 株式などと不動産を処分した代金であることを証明する書類の写し1部

(8)

h) 既存株式の投資時、投資家が複数である場合、譲受人同士が特殊関係 者に該当するかを確認できる書類の写し1部 i) 合併などによる株式の取得時、株式または持分の取得を証明する書類の 写し1部 ② 非営利法人に対する拠出方式による外国人投資 イ. 新株などの取得または拠出方式による外国人投資申告書2部(添付資料2の [別紙第1号書式]参照) ロ. 代理人であることを証明する書類(委任状) ハ.外国人投資家の国籍証明書類1部(法人:登記簿謄本、個人:パスポートの 写し) ニ. その他:以下に該当する場合のみ提出 a) 独立した研究施設を備え、科学技術分野の学位を有する研究専担人員 の常時雇用規模が5名以上であるか、あるいは統計庁長が作成・告示す る韓国標準産業分類(以下、“韓国標準産業分類”)による自然科学およ び工学の研究開発業を行う非営利法人に拠出する場合 - 拠出する非営利法人が当該要件をすべて満たしていることを証明する 書類1部 b) 拠出金額が5千万ウォン以上で、学術、芸術、医療および教育の振興な どを目的に設立された非営利法人として、該当分野の専門人材の養成 および国際間交流の拡大のための事業を継続的に遂行するか、あるい は民間または政府間の国際協力事業を行う国際機構の地域本部である 非営利法人に拠出する場合 - 拠出する非営利法人が当該要件をすべて満たしていることを証明する 書類1部 ③ 長期借款方式の外国人投資 イ. 長期借款方式の外国人投資申告書2部 ロ. 海外親会社またはその親会社と資本出資関係がある企業および外国投資 家またはその外国投資家と資本出資関係がある企業であることを証明する 書類の写し1部

(9)

ハ.借款契約書の写し1部 ニ. 借款提供者の国籍証明書類1部(外国人投資申告をした海外親会社が借 款を提供する場合は除外する) 外国人による投資の申告および許可について、次に説明する。

1) 新株などの取得による外国人による投資の申告(法第 5 条)

法人設立または増資の際に発行される株式の取得による投資を行う場合、産業通 商資源部の業務受託機関である大韓貿易投資振興公社(KOTRA)または国内銀行 本・支店、外国銀行国内支店に申告する必要がある。 受託機関は外国人投資申告があった場合、遅滞なく申告人に申告済証を交付しな ければならない。 外国人投資家が申告した内容のうち、以下の内容を変更する場合にはあらかじめ 申告する必要がある。  外国人投資比率、外国人投資金額  外国人投資家の商号または名称および国籍  外国人投資企業の商号または名称および住所  外国人投資企業が経営している事業または経営しようとする事業  株式または持分の譲渡者  借款提供者、借款金額および借款条件(法第2条第1項第4号ロ目2による借款で ある場合に限る)  拠出金額および拠出条件(法第2条第1項第4号ハ目3およびニ目4による非営利 法人に対する拠出である場合に限る) 2 ロ. 次のいずれか一つに該当する者が当該外国人投資企業に貸し付ける 5 年以上の借款(当初の貸付契 約時に定められた貸付期間を基準とする) 1) 外国人投資企業の海外親企業 2) 1)の企業と大統領令で定める資本出資関係にある企業 3) 外国投資家(2009 年 1 月 30 日改正) 4) 3)の投資家と大統領令で定める資本出資関係にある企業

(10)

 その他外国人投資申告書または許可申請書、外国人投資企業登録申請書の 記載事項の変更

2) 既存株式などの取得による外国人による投資の申告または許可

(法第 5 条、第 6 条)

外国人(特殊関係者を含む)が韓国法人の既存株式を取得する場合(外国人投資 家と国内株主間の直接取引によるものと、証券取引所を通じて10%以上を取得するも のの2つのパターンがある)も申告対象である。 外国人が既存株式を取得する場合には、資本市場と金融投資業に関する法律によ る取得を除いては当該外国人と企業の株主が直接既存株式の売買取引契約を締結 する方式で行わなければならない。ただし、許可対象である防衛事業法による防衛産 業体の既存株式などを取得しようとする場合は除外する。 申告は、産業通商資源部の業務受託を受ける大韓貿易投資振興公社(KOTRA) または国内銀行本 ‧ 支店、外国銀行国内支店で取り扱う。ただし、許可対象業種の場 合の許可申請は産業通商資源部となる。 また、申告は即時に処理され、許可は対象の場合は15日(15日の範囲内で1回延長 可能)である。 なお、外国人投資家が申告した内容のうち、以下の内容を変更する場合にはあらか じめ申告する必要がある。  外国人 投資比率、外国人投資金額  外国人投資家の商号または名称および国籍  外国人投資企業の商号または名称および住所  外国人投資企業が経営している事業または経営しようとする事業  株式または持分の譲渡者 3 ハ. 外国人が外国人投資促進法により科学技術分野の大韓民国法人(設立中の法人を含む)として研究 人材・施設などに関して大統領令で定める基準に該当する非営利法人と継続的な協力関係を樹立する目 的でその法人に拠出するもの 4 ニ. その他外国人の非営利法人に対する拠出で、非営利法人の事業内容などに関して大統領令で定める 基準に従って、第 27 条による外国人投資委員会が外国人投資と認めるもの

(11)

 借款提供者、借款金額および借款条件(法第2条第1項第4号ロ目4による借款 である場合に限る)  拠出金額および拠出条件(法第2条第1項第4号ハ目5およびニ目6による非営利 法人に対する拠出である場合に限る)  その他外国人投資申告書または許可申請書、外国人投資企業登録申請書の 記載事項の変更

3) 制限業種を営む企業の株式などの取得

外国人は制限業種を営む企業の総売上高のうち、制限業種の売上高比率が100分 の1以下である場合は投資に制限はない(同施行令第5条第2項)。 しかし、外国人が当該企業の株式などを取得後、当該企業の総売上高のうち制限 業種の売上高比率が100分の1を超えることになった場合は、その事業年度の決算確 定日から6ヶ月以内に当該外国人の投資許容比率を超えて取得した株式などを韓国 国民または韓国内の法人に譲渡しなければならない。ただし、やむを得ない事由があ る場合には産業通商資源部長官の承認を得て6ヶ月の範囲内で譲渡期間の延長がで きる(同施行令第5条第3項)。 さらに、外国人は外国人による投資が禁止される業種および部分的に許容される業 種をともに営む企業に対しては投資することができず、制限業種を2つ以上営む企業 の株式などを取得する場合には、外国人の投資許容比率が一番低い業種の外国人 投資比率をその取得限度とする(同施行令第5条第4項)。

参照

関連したドキュメント

(J ETRO )のデータによると,2017年における日本の中国および米国へのFDI はそれぞれ111億ドルと496億ドルにのぼり 1)

 トルコ石がいつの頃から人々の装飾品とし て利用され始めたのかはよく分かっていない が、考古資料をみると、古代中国では

14.純旅客用は、平成 30

• 1つの厚生労働省分類に複数の O-NET の職業が ある場合には、 O-NET の職業の人数で加重平均. ※ 全 367

この調査は、健全な証券投資の促進と証券市場のさらなる発展のため、わが国における個人の証券

第 2

6.医療法人が就労支援事業を実施する場合には、具体的にどのよう な会計処理が必要となるのか。 答