115 一、月別罹患は二月最多く、季節的には冬期最多し。 二、、年齢的關係は満一一一〇歳に多く、 一五一二五歳之に亜ぐ。性別と罹病との關係は女子多く男子に倍す。之女子の學 校病院なるたぬ從業員の大部分は女子にして,爾本校養生の加はるに由らん、年齢も幼年簸に亜ぎ青年期に多きはこのため なるべし。 三、病竈は咽頭﹁ヂし最多く,鼻﹁ヂ是迄に亜津、喉頭﹁ヂ﹂は咽頭コヂLσ約八分の一にして、泥合型も多し。、主訴と病竈 との量定並に他趾的所見、磯病より﹁ヂ﹂症決定迄の臥敷・面痩と鷹用血清量、血清注射時より菌陰性に至る迄の日激、病竈 と全治日数とσ關係を観察せり。 四,﹁ヂ﹂菌立明方法と病難との關係は、咽頭﹁ヂ﹂の際は約三分〇一以上に而て塗抹請明可能なるも、鼻﹁ヂ﹂に於では培養 誰明に倹つもの多し。 五、家族感染は一戸例にして、同胞聞に多く一〇例に封し,﹂母子三例,、父子一例を示し、,しかも親が重篤なる症状を示す もの多し。筒再感染八例、三感染一例に就きて述べ・換防注射を受けし者の症駄を暴げたり。 六、合併症は八四例にして,血清病、淋巴腺炎多く、腎炎、中耳炎、麻疹、氣上枝炎、扁桃腺強盛炎、麻疹肺炎,氣管切 開後の皮下氣腫の順なり。 七、氣管切開を行ひしぼ一〇例にして、全喉頭﹁ヂ﹂の三分の︷に當甑、内死亡者三例あり。 八、全経過を親察せし入院患者一画五重、死亡者五例にして死亡率は四。七%なり。 惰﹃反射性難日暖及び覆尿症の治瞼例 東京女子馨學專門學校耳鼻咽喉科教室 河 井 芳 枝 本年夏期無料診療所ビ嫌いで業績性馨咳を主訴として小見科を訪れたる患者中胸部に何等異常なく扁桃腺肥大あるを以つ 第一一同[総倉ロ値開事 焼彫五巻 四穴九
116 第二回総會記事 第五巻 四七〇 て耳鼻科へ廻されたる者二例及び扁桃腺肥大事績性馨咳を主訴として直接耳鼻科を訪れたる者二例何れも中等度或は高度の 肥大ありしため扁桃腺切除術を行びしに直ちに馨暖消失せり。 叉夜尿を主訴とし小児科を訪れたるものにしで他に何等症状なく耳鼻科にて中等度或は高度の咽頭扁桃腺肥大を認め﹁ア デノイド﹂切除術を行ひしに全治或は輕快を見たり。 何れも扁桃腺肥大及び﹁アデノイド﹂に聴する反射性馨咳、反射性夜尿症なりと認めたり。