田顧客の21世紀へのブレークスルーを実現するソリューション
日立製作所の新ソリューション体系``cyberfront”
一時代を勝ち抜く情報戦略企業を支えるために-NewlnformationSystemsSo山tion
Framework"Cyberfront”
l高野みさこ
檀原可- 〟ねα如れざゐ戊〟Z〝伽椚∂α和花々α乃∂ 米井達哉萩野美穂 〃オゐ0月βgオ乃07七由桝】勺殆ど才ビジネス
サクセスファクター
Ag佃y(俊敏性) 州ormationTechno10gy(情報技術) US Ome「 暮OnComputer Communication Contents byCo=aboration
新ソリューション体系
化cyber†rontI, 新しいビジネス領域に 対応したソリューション "So山tionmax” 業務課畏を解決する ビジネスソリューション ソリューション基盤 日立製作所の新ソリューション体系"Cyberfront” 日立製作所は.21世紀を勝ち抜く情報戦略企業を支援する新ソリューション体系``cyberfront''を整備した。``cyberfront''は新しいビジネス領 域に対応したSoluttonmaxシリーズを柱として,企業のブレークスルー実現を目指す。 規制緩和やビッグバンなどにより,顧客の経営環境は 厳しさを増している。しかし一方,本格的なネットワーク時代を迎え,さまざまなビジネスチャンスも生まれて
いる。口立製作所は,このような新たなビジネスチャン
スにチャレンジする企業を支援するため,新ソリューション体系"Cyberfront''を整備し,顧客の視点に立った
ソリューションの開発,提供を推進する。 Cyberfrontでは,顧客の新たな事業機会を展開するた め,顧客の事業環境とその課題にいち早く着日し,これを解決するため,最先端の情報技術を駆使したソリュー
ションをSolutionmaxシリーズとして提供していく。Solutionmaxとは,昨今の産業,社会構造改革の中で形成
されつつある新たなビジネス領域・形態に対応したソリ ューションであり,個々の業務課題に対する袴数のビジ ネスソリューションによって構成する。また,ソリュー ションの品質を高め,顧客への迅速な適用を叫能とする ため,ソリューション基盤を整備した。 さらに,的確なソリューションを提供して顧客の事業 展開をより確実なものとするために,日東製作所は,今 までにない分野のサービスに踏み込んでいる。国内外の先進企業とのアライアンスを積極的に進め,より広範か
つ迅速な問題解決を図る。また,高品質かつスピーディ ーなサービス提供のため,専門技術者によるサービス実 施体制を整備した。ト1立製作所は,顧客の立場に立ち,一歩進んだソリュ
ーションを提供することにより,情報戦略を駆使して21
世紀を勝ち抜こうとする企業のよきパートナーとして, 顧客ビジネスのいっそうの発展を支援する。はじめに
R立製作所は,1996年5月に情報システムビジョンとし
て"FOREFRONT withCyberspace''を発表し,``Net-workedComputing''をベースに,企業流動や社会i乃動,家庭生活をグローバルなネットワーク平間で営む,人間
性豊かな高度情事脱上会を創造することを目指してきた1)。
その後の情報技術の進展は目覚ましく,インターネッ
トやイントラネット,エクストラネットの発達,エレク トロニックビジネスの進展などに見られるように,顧客のi再動する社会で,【j立製作所の描く高度情報社会が現
実のものとなりつつある。このネットワーク時代では,企業,またはJ政府や自治体などの公共団体でも,情報シ
ステムを活用したビジネスシステムの再構築は必須とな りつつある。このような状況を背景に,R立製作所は,顧客の問題
を顧客の視点で考え問題解決を図る,新ソリューション
体系"Cyberfront”を整備した。 ここでは,R.寸二製作所の新ソリューション体系"Cyber-front''について述べる。雇頁客の環境の変化と経営課題
2.1ネットワーク時代における環境の変化
産業・社会構造の変化や技術革新が進む中で,企業・社会活動は,大きな「変革+の時代を迎えている(図l参照)。
ネットワーク化の進展によって加速化した本格的なグ ローバルコンペティション時代では,多様化するエンド ユーザーの個別のニーズを取り込んだ商品企画や,市場 の動き,在庫を的確に把握する価格戦略など,個別ニー 外部環境の変化 ズに対応したマーケテイング戦略が市場を創造する。ま た,生産から販売までの全ビジネスプロセスの最適化を 凶り,市場や外部環境の変化に,よりスピーディーに村応できるビジネススキームの構築も必要不可欠となる。
一心,規制の緩和やネットワーク化の進展は,従来と
は異なる新しいビジネスの領域・形態の出現を促す。金 融ビッグバンによる銀行・証券・保険業の融合,介護保険導入にfFう自治体福祉・医墳・民間サービス団体など
の連携の加速,新技術によって可能になる消費者小口決 済を見込んプご銀行・信販会社・小売業の連携など,新事業開拓の勤きが加速している。
2.2 顧客の経営課題 多様化する巾場ニーズや新しいビジネス領域・形態に 対応するために,顧客にとっては,従来の事業展開の方法から脱却した,新しいビジネスモデルの構築や新しいビジ
ネス領域など,未知の分野への挑戦が必須となっている。
このネットワーク時代でのビジネス
サクセス ファク ター(ビジネスの成功要因)は,以下の4J烹である。 (1)Breakthrough(現状突破):市場機会とみずからの 強みを見極めた新事業領域の開拓 (2)Agility(俊敏性):変化する環境に柔軟かつ迅速に 対応できる企業体質の構築 (3)Customer Relationship(顧客との関係):顧客との関係に軸を置いた経営の展開
(4)InformationTechnology(情報技術):上記3点を
実現するための,ネットワークなど新技術を駆使した情
報システムの活用日立製作所のソリューションは,この4点の実現を支
援する。 産業構造の変化 規制緩和・ビング/〈ン グローバルコンペティション 募集種,海外企業参入合札提携 社会構造の変化 高齢化・少子化の進展 ライフスタイルの多様化 環境問題の高まり 技術革新 ネットワーク化の進展 インターネット光ファイバ網 エレクトロニックビジネスの進 多様化する市場ニーズヘの対応 新しいビジネスの領域・形態への対応  ̄て ̄1 ̄ ̄′ ̄} ̄ ̄):′丁写汗亡t -一芸… ̄;奇スカスタマイゼーショ差_::■葵…2泌;蔽:▲ん-′∴ノミ′ノごか.-′,_、l_人ノ"_W_〃▲、M・▲_.一、.一ゾ‖-ト血戯 ;三 ̄■三世竺  ̄扇・重・:・.三:・. ̄=蔓く、:・′--ヲ整嚢聾薫蒸室.′箋・-;-て章票ノ虫
ィ雪叫′、巾■宮古デポン ̄÷≡Y≡≦⊇-ミ■二浮草鰐姦二■… ̄こ嚢-、-コ酢 ̄欄王7之
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三⊇⊆≡・■==…欝
銀行 証券 医療 自治体 信 小売業 情報システムによる新ビジネス展開 ビジネスサクセスファクター lnformationTechnolo9y(情報技術) 図1 顧客の環境変化と 経営課題 本格的なネットワーク時 代の到来に伴い,多様化す る市場ニーズや従来とは違 った新しいビジネス領域・ 形態に対応するためには, 情幸艮システムによるビジネ ス展開が必須となる。604 日立評論 Vol.80No.9(1998-9) ビジネス
サクセス
ファクター
実現の考え方
顧客のビジネス サクセス ファクターを実現するためには,"ComputerCommunicationContentsbyCollabo-ration''の考え方が必要である(図2参照)。
昨今の情報システム技術の発達は,フレキシブルかつ 大量のデータ処理を実現し(Computer),さまざまな顧 客や組織との迅速なコミュニケーション(Communica-tion)を可能にした。これらに加え,ネットワークの発達は,画像や音声を含めた高度な情報をリアルタイムに扱
うことや,企業捕動に必要な精度の高い情報の収集・蓄
積・分析・活用(Contents)を可能にしつつある。競争の
激化した市場で,このContentsをいかにビジネスに活用できるかが,企業の勢衰を決定する。
以上のComputer,Communication,Contentsを実現 し,戦略的かつスピーディーなビジネス展開に欠かせな いものが``collaboration(協業)''である。複数のプレー ヤーが▼往いの得意分野でのノウハウ・リソースを相互に提供し合う協業関係の構築が,迅速かつ的確な課題の解
決に必要となる。Computer Communication Contents
byCollaboration Cont飢tS Ollaboration mmunication ●Compute「: 高性能でフレキシブルな情報システム ●Communication: さまざまな顧客や組織との迅速なコミュニケーション ●Contents: アクションに必要な情報そのものや,その蓄積, 分析,活用 ⊂:〉これからは,"Contents”をいかにビジネス に活用するかが,企業の勢衰を決定する。 ●Collaboration: 複数のプレーヤーが互いの得意分野で,ノウハウ やリソースを相互に提供し合う協業関係 図2 ビジネスサクセス ファクター実現の考え方 日立製作所は,顧客のビジネス サクセス
ファククーを"Com-puter communication Contents by Collaboration''の考え方に基づい
て実現する。 ``computercommunicationContentsbyCollabora-tion”による顧客のビジネス サクセス ファクターの実 現は,ネットワークを所用する環境の整いつつある今だ、
からこそ ̄吋能であると考える。日立製作所は,この考え
にのっとり,顧客の経営に役立つベストなソリューショ
ンを提供する。新ソリューション体系"Cyberfront''
Cyberfrontは,顧客のどジネスの発展に必要となる, 顧客の新しいビジネス領域に合わせて整備した日立製作 所の新しいソリューション体系である。本格的なネットワーク時代に対応して,顧客のビジネスのブレークスル
ーを強力に支援する。
4.1新しいビジネス領域・形態に対応したソリューション
"solutionmax規制緩和や金融ビッグバンなど,経済・社会の構造変
化に伴って出現しつつある新しいビジネス領域・形態への対応は,顧客の緊急の課題である。日立製作所は,新
しいビジネス領域に対応する ソリ ューションを "solutionmax''としてシリーズ化した。例えば,金融ビッグバンを勝ち抜くためのソリューションを"Solution-max for
Finance''として提供する(この特集の別論文
「令融ビッグバンソリューション+参月別。今後,新しい ビジネス領域に対応したソリューションを順次シリーズ 化する考えである(図3参月別。 4.2 顧客の経営課題を解決する「ビジネスソリューション+ 「ビジネスソリューション+は,Cyberfrontで顧客のビ ジネス サクセス ファクターを実現する具体策であり, Solutionmaxを構成する要素である。ビジネスソリュー ションは,顧客の業務課題にいち早く着日して問題を解 決するために,業務・システム計画からシステムの構 築・運用プロセス全般にわたって一貫したサービスを提 供する(図4参照)。各ソリューションでは,顧客に適切 なサービス,ソフトウェア,ノ、-ドゥェアをあらかじめ 一式用意している。 また,ビジネスソリューションでは,顧客のニーズや 予算に合わせて裡数のサービス選択パターンを用意し, より顧客の立場に立った提案を目指している(表1参照)。 4.3 ソリューション基盤
これらのソリューションの適用に際しては,最新の情
報システム技術や製品を核として整備したソリューショ
ン基盤により,的確かつ迅速に顧客へ導入する体制を整
えている。Solutionmax
屑甜
ビノグバン対応.′ 金融業務ソリューションしJUl+
流通 NetworkObjectp】aza亨;官業ヲ桁三タヰソト
Compasspo「t ビジネスソリューション 福祉 ERP フロント TWX-21 ソリューション基盤 ●lC≠フード モバイルコンピューティング CTl 注:略語説明 ERP(EnterpriseResourcePlanning) CTl(Compリーe卜Telephonylntegration) 図3 新ソリューション体系"Cyberfront'' 日立製作所は,顧客のビジネス サクセス ファククーの実現を図 るソリューション体系を整備した。 既存資産と新情報環境をシームレスにつなぐ,分散オ ブジェクト技術を応用した"NetworkObjectplaza'',世界的に見ても先進的な,R_屯製作所のセキュリティ技術
基盤を整備した"Secureplaza”,決済分野に強い口立製作所の非接触ICカード技術などが代表的なソリューシ
ョン基盤である(図3参月別。的確なソリューション提供のために
激変する競争環境下での顧客にとっては,多様化かつ
高度化するビジネス命題に対応可能な新しいソリューションが必要である。
H立製作所は,新たな顧客命題に対応するため,今ま
でにない分野のサービスに肺み込み,ソリューションを 強化した。自社製品・サービスだ■けによらず,各分野の ビジネスソリューション 業務・システム計画立案支援サービス システム構築サービス 顧客の 業務余産車
システム運用サービス 共同センターサービス ハードウェア パッケージ その他の サービス 基盤 ソフトウェア 歯-図4 ビジネスソリューション 顧客の業務課題にいち早く着目し,問題解決のために企画から運 用まで一貫したサービスを実現する。 表1 ソリューション選択のパターン ソリューション選択のパターンは,顧客のニーズによって多様で ある。 顧客のニーズ(例) 選択パターンと特徴 ビジネス,業務に 即した情報システ ムを構築したい。 業務・システム計画からシステム構築 までを実施するバク【ン。さまざまな 先進企業との広範囲な連携により,顧 客にべストなシステムが構築可能 情報システム:運用 要員を抱えずに, システム構築後,運用段階でのアウト システム運用の負 ソーシングを勧めるパターン。運用負 荷,コストを削減 したい。 荷の軽減,コストの抑制が可能 すぐにでも事業を 共同センターサービスを利用するバク ーン。システム構築が不要。他ユーザ 低コストで立ち上 -との施設・アプリケーションの共同 げたい。 利用により,顧客はコストの大幅抑制 が可能先進企業とのアライアンスを積極的に進め,顧客の広範
幽な問題解決を図る。さらに,高占占質かつスピーディー なサービス提供のために,専門技術者によるサービスー夷施体制を繁偏した。
5.1新サービス,新技術の提供 本柄杓なネットワーク時代を迎えて,顧客のビジネス はエレクトロニックビジネスを視野に入れた広がりを見 せつつある。J顧客のこのビジネスの広がりを実現するため,口立製作所は,ソリューションを構成するサービス
や技術の分野を以下のように拡大し, ̄充実させている。(1)業務・システム計画立案支援
ビジネス領域の拡大に応じて顧客の企画業務の支援を
強化するため,業務・システム計両立案文授メニューを 充実した。 (2)SI(SystemIntegration) 製造業である口立製作所のノウハウを生かして提供す るERP(EnterpriseResourcePlanning)パッケージ,米l玉1 PrismSolution社と提携して提供するデータウェアハウ スなど,これからのビジネスや業務に必要となる製品を 拡允している。 (3)システム運用 低コストでより信頼性の高いシステム環境を実現させるため,システム運用代行やシステム運用のアウトソー
シング(外部委託)サービス,システム運用管理,ネット ワーク管理,セキュリティ運用管理を提供する。 (4)共同センター共同バンキングや投資信託など,アプリケーションの
共1司利用により,低料金を実現した共同センターサービ スを強化している。 (5)サービスプロパイデイング606 日立評論 Vol.80No.9(1998-9) オープンネットワーク環境下でビジネスヘの耳えり込み が ̄叶能になってきた電了一認証や企業間EC(Electronic Commerce)などのサービスを,信頼性の高いIl立製作所 のセキュリティ技術を用いて提供する。 5.2 アライアンスによるベストなセレクションの実現