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-第6学年
道徳学習指導案
1.主題名 「かけがえのない生命」 資料名「生きてます、15歳。」(3-(2)生命尊重) (出典 日本標準「みんなで考える道徳」) 2.主題設定の理由 【児童の実態について】 本学級の子どもたちは、自分の生命が母親の体の中で大切に育てられ成長してきたことを学習 しており、生命は自他共に大切なものであると思っている。しかし、自分自身が必要とされてい ると実感している子どもは45%、自分のことが好きな子どもは60%、生きていて良かったと 実感している子どもは70%である。日常生活の中では、友だち同士のやりとりの中に生命を軽 視するような言動が見られる子や、困難なことがあると、すぐあきらめてしまうような子もいる。 そこで、自分の生命は多くの人に支えられ守られ愛されていることを実感し、かけがえのない 自分であることに気づき、自他を尊重しながらよりよい生き方を求めていこうとする心情を育て る学習が大切であると考え、本主題を設定した。 【ねらいとする価値について】 本主題では生命の「関連性・連続性」に着目させ、受け継がれ、引き継がれ、支えられて生き、 生かされている生命の大切さに気づかせていきたい。また、生命とは人とのかかわりの中ではじ めて実感できることであり、なにものにもかえ難いかけがえのないものである。自分自身を見つ め自分の生命について考えることによって、多くの人々の愛情や支えに気づかせたい。 そこで、自分の生き方について深く考え始めるこの時期に、親から子へと脈々と受け継がれて いる自分の生命、人々の支えがあって生きている自分を意識することから、共につながり支え合 って生きている生命を自覚させ、よりよく生きていこうとする見方・考え方・感じ方をとらえさ せる学習は意義深いと思われる。 【多くのものに支えられて生きている「いのち」を見つめるために】 学校行事「修学旅行」を通して、長崎方面の歴史的遺産にふれ、原爆の悲惨さを知り、平和へ の大切さや命の尊さについて学ばせる。次に総合的な学習の時間「命と向き合う人々に学ぼう」 を通して、生命の誕生に携わる人や困難な事に出会っても前向きに生きている人に出会わせるこ とで、様々な角度から生命をとらえさせ、より深く生命の大切さを実感できるようにさせたい。 そこで学んだことを生かして、道徳「生きてます、15歳。」や「かたうでの名コーチ 」で、 自分の生命は多くの人に支えられ守られていることを実感させたり、生命を輝かせて前向きに生 きていこうとする見方・考え方・感じ方をとらえさせたりしたい。最後に道徳「病から学んだこ と」を通して、どんな困難に出会っても自分らしくよりよく生きていこうとする心情を育てると 共に、学校行事「学習発表会」で自分自身が学んだことや考えたことを周りの人に発信すること で、生命を尊重しようとする心情をさらに高めていきたい。 これら一連の学習を通して、今生きていることに感謝する気持ちを持たせ、生命がかけがえの ないものである事に気づかせ、自他の生命を尊重しようとする心情を育てていきたい。 3.学習計画 【道 徳 の 時 間】 【教科・領域】 学校行事「修学旅行」 資料「生きてます、15歳。」3 -(2)生命尊重(本時) 平和の大切さ、命の尊さについて学ばせる。 自分の 生命 は多く の人 に支 えられ 守ら れてい るこ とに 気づかせ、よりよく生きようとする心情を育てる。 総合的な学習の時間 「命と向き合う人々に学ぼう」 資料「かたうでの名コーチ」1-(2)希望、勇気 ・助産師さんとの出会い 困難なことにも自分の力を信じて、くじけずに前向きに ・視覚障害者の方との出会い 生きていこうとする心情を育てる。 ・保健師さんとの出会い 命の大切さについて多面的にとらえさせる。 資料「病から学んだこと」3 -(2)生命尊重 自分自身や周りの人たちを大切にしながら前向きに生き 学校行事「学習発表会」 ていこうという心情を育てる。 「かけがえのない命」について 学んだ ことを発信する。 生命がかけがえのないものであることを知り、自他の生命を尊重する子ども2 -4.本時 (1)ねらい 自分の生命は多くの人に支えられ守られていることに気づかせ、よりよく生きていこうとする 心情を高める。 (2)各学習段階のポイント ○自分見つめ:自分の誕生について調べたことを思い出させることで、生命の誕生についての 自分の思いを見つめさせる。 ○価値さがし:超未熟児で出産し、育てたお母さんの気持ちや、「15歳になったわたし」の 気持ちを考えさせることで、自分の生命は多くの人に支えられ守られているこ とに気づかせる。 ○自分さがし:お家の人へ手紙を書く活動を通して、自分の生命は支えられ守られていること を実感し、よりよく生きていこうとする心情を高める。 (3)学習展開 段階 学習活動・予想される児童の考え 支 援 の 観 点 1.赤ちゃんの心臓の音や産声を聞き、自分の誕生に ○心音や産声を聞かせることで、生命に 自 ついて調べたことを思い出す。 ついて学習するという意識を持たせ 分 ・わたしは10ヶ月(40週)もおなかの中にいたそ る。 見 うだ。 ○総合的な学習の時間で、誕生について つ ・わたしが生まれたとき体重が、3500gあったそ 調べたことを思い出させ、価値への方 め うだ。 向付けをする。 / 大 切 な 自 分 の「いのち」 に つ い て 見 つ め 直 そ う。 2.資料「生きてます、15 歳。」をもとに話し合う。 ○資料は事前に読み聞かせておく。 (1)超未熟児でわたしを出産した、お母さんの気持 ちを話し合う。 ○ 「500 グラ ム」「卵ぐらい の大きさの 頭」「ボールペンと同じ大きさの身長」 価 超未熟児でわたしを産んだお母さんは、どんな気持 など、具体物を提示し、標準の赤ちゃ ちだったでしょう。 んの人形と比べさせながら、超未熟児 値 の赤ちゃんの様子を実感させる。 ・わたしの子どもは絶対に死なない。 さ ・お願い、生きて。 ○医師の「ここ二、三日が山でしょう。」 という言葉に着目させ、母親の生きて (2)お母さんはどんな思いで育てたか話し合う。 いてほしいという強い思いに触れさせ が る。 お母さんはどんな思いでわたしを育てていったの でしょう。 ○子育ての最中のエピソードを紹介して し 多くの人に支えられ、それにこたえよ ・絶対にわたしが助けてあげるからがんばって。 うとすることが、生きる力の原動力に ・自分の力で精一杯生きていってほしい。 なっていることをとらえさせる。 (3)15歳になったわたしの気持ちを話し合う。 「いのち」を見つめさせるための工夫 15歳になったわたしは、今どんな気持ちで生きて ○ 書く活 動を 取り 入れ 、自分 の考えを いるのでしょう。 まとめさせる。 ○自分の生命は多くの人に支えられ守 ・お母さんが必死に「生きよ。」とはげましている祈 られていることや、力強く生きる姿 りや熱のようなものが伝わり、わたしの生きる力に の素晴らしさに気づかせる。 なった。お母さん、ありがとう。 ・お母さんからもらった命。大切にしたい。 ・これからは、お母さんの願いに応えられるように、 / 自分の力で精一杯生きていく。 自 「いのち」を見つめさせるための工夫 分 3.お家の人へ手紙を書き、自分の命についての思い ○ お家の 人へ 手紙 を書 くこと で、かけ さ を振り返る。 がえのない自分の生命は、周りの人に が ・お母さんは大変な思いをして産んでくれたんだ。 支えられ守られていることを実感させ し ・お家の人は、私のことを大切に思っていたんだ。 る。 ・わたしの生命をたくさんの人が支えてくれていたん ○ 自分の 命を 大切 にし ていき たいとい だ。これからも大切にしていきたい。 う気持ちを高める。 ・前向きに頑張っていきたい。 ○心のノート「たったひとつの・・・」 の詩を紹介する。