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いにしえの心と現代とのつながりを考え、魅力にせまる 「竹取物語」

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Academic year: 2021

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第1学年 国語科学習指導案

1 単元名 いにしえの心と現代とのつながりを考え、魅力にせまる 「竹取物語」から 2 指導にあたって 単元の目標 ○昔話「かぐやひめ」の原典であることを知り、関心をもって読み、自分の考えを持つことができる(関心・ 意欲・態度) ○仮名遣いの違いを理解し、文語独特のリズムを味わい、古典の文章に読み慣れることができる。(言語事項) ○資料から文章や図などを引用して説明したり、考えたことを文章にしたりすることができる。(書くこと) ○音読などを通して古文に親しみ、文章の内容や優れた表現を読み味わうことができる。(読むこと) ○調べたことを元に自分の考えを伝え合い、質問したり記録したりすることができる。(話すこと・聞くこと) 子どもの実態 5学年で「竹取物語」冒頭部分の暗唱をしてきている。簡単な作品の概要の知識もあり、アンケート によれば、本作品をほぼ全員知っており教材には親しみを感じている。しかし、生徒のイメージは「か ぐやひめ」であり、その原典となると、文語文が難しく少し不安を感じている。本単元では、物語を深 く知ることで生まれる不思議さやおもしろさに気づき、発表への強い意欲を促したい。また、わかりや すく説得力のある説明の工夫を考え、評価し合う活動を通して、自信へとつなげたい。そしてそのこと がこれからの表現活動に生かされることを期待したい。 教材について 「竹取物語」は現存する日本最古の物語であり、伝 奇物語という文学ジャンルに属している。誰もが知っ ている「かぐやひめ」の原典であり、1000 年以上もの 昔から読み継がれてきたものである。にもかかわらず、 現代のファンタジーや SF にも通じるものがあり、今な お様々な形で多くの著書が出版されている。長く読み 継がれてきた理由には、作品の持つ大きな魅力が隠さ れている。特に主人公である「なよたけのかぐやひめ」 は月の国の人であり、人間とは異なる不思議な力と美 しさをもつ。また、五人の貴公子はそれぞれ強い個性 があり、そのエピソードにはウイットに富んだ言葉遊 びが含まれており、現代に通じる人間の醜さや皮肉も 盛り込まれ興味をひく作品である。 そこで、作品の魅力を明確にすることで、昔の人々 の思いに触れさせたい。 指導について まずは、既習の冒頭部の暗唱から、文語のリズムや 歴史的仮名遣いの読みに慣れさせる。現代語にはない 言葉を抜き出し、口語訳をさせ、他の四人の貴公子の エピソードや富士山の名前の由来や活火山の事実を知 らせる。そのうえでそれらについての知識をもつ生徒 に発表させ、興味をもたせる。また、文語に不安を感 じている生徒のために、絵本「かぐやひめ」を用い、 読み聞かせを生徒相互ですることにより物語のあらす じを想起させる。そのうえで 1000 年以上経過しても、 なお語り継がれてきた本教材について、その理由を探 ることで、魅力を考える学習に取り組ませる。作品の 魅力とは、ストーリー性や登場人物、場面設定など様々 なものが考えられるが、本単元では、固定せずにその 魅力を導き出し、交流させたい。なお、あらかじめ「エ キスパート オブ 竹取」を決めることを知らせ、伝 え方や資料の提示の仕方などにも工夫をさせたり、説 得力のある発表になるよう評価し合ったりすること で、考えを広めさせたい。 学習の系統性 <第5学年> ・声に出して楽しもう 今も昔も 「竹取物語」「枕草子」「平家 物語」冒頭部の暗唱 <中学校第1学年> ・月に思う ・蓬莱の玉の枝 ・今に生きる言葉(故事成語) <中学校第2 学年> ・枕草子 ・平家物語・扇の的 ・仁和寺にある法師「徒然草」 ・漢詩の風景 <中学校第3 学年> ・君待つと(万葉・古今・新 古今) ・夏草(「おくのほそ道」) ・論語

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3.指導計画(全 9 時間) 配 時 手 だ て 学 習 活 動 と 内 容 指導上の留意点 l(4e 評価規準 配時 つ か む 1 小学校での学習を振り返り、「竹取 物語」のPR文を書くための学習計画を 確認する。 ・冒頭部分を暗唱する。 ・単元の計画をプリントで確認する。 ・提示されたPR文のモデルを読む。 〇ガイダンスを行い、最終目 標(PR文を書く)に対し、ど ん な 学 習 が 必 要 か を 確 認 し、見通しを持たせる。 〇PR文は小5を対象に理解 できるように、注意点を確認 させる。 関:単元の学習活動を確認し、 めあてを書くことができる。 (自己評価表) 関:モデルPR文を読んで感想 を書くことができる。(自己評 価表) 1 さ ぐ る 2「竹取物語」音読し、意味を確認する (1)絵本「かぐや姫」の読み聞かせをし、 物語のあらすじを理解する (2)歴史的仮名遣いを学び、本文を音読 し、古語の確認をする。 (3) 貴公子たちの失敗談を確認する。 ・くらもちの皇子以外のエピソード ・「恥を捨てる」「あえなし」「堪え がたし」「かいなし」などの言葉遊 びのおもしろさ 3 学習課題を確認し、課題に取り組む。 (1)学習課題を確認する。 魅力を伝えるための課題 ・説明内容の把握・自分の考えの確認 ・古文の引用・発表に有効なフリップ (2)PRポイントを探し、フリップの下 書きをする。 ・かぐや姫の不思議な力 ・貴公子の エピソード ・言葉遊び ・翁と媼 のかぐや姫への愛情 ・現代とのつながり(共通性) (3) 魅力をうまく伝えられるフリップを 工夫して作成する。 (4) それぞれの発表を班で交流し合う。 (5)「エキスパート オブ 竹取」を決 める。 (6)「竹取物語」の魅力について、他の 意見と自分たちの考えを比べたり、付 け加えたりしながら考えを広げる。 〇グループに分かれて読み聞 かせをさせる。 〇電子黒板を使用し、古文の 読みに慣れるため、リズムよ く音読する。 〇絵本を提示し、エピソード を想起させる。 〇効果的に発表できるように パワーポイント(技術科と連 携)の使い方を学習させる。 〇課題を確認できるよう「プ レゼンテーションのてびき」 を参照させる。 〇 プ レ ゼ ン の モ デ ル を 提 示 し、具体的な活動をイメージ させる。 〇分からないところを補うこ とができるようペアで活動さ せる。 ○ペアの組み合わせは生徒の 意見を参考に教師が決めてお く。 〇「エキスパート オブ 竹 取」の発表は全体で交流でき る よ う 電 子 黒 板 を 利 用 さ せ る。 言:現代では用いられてい ない言葉を本文から指摘 できる。(国語ノート) 読・言:言葉遊びについて 理解できる(学習プリン ト) 読:「竹取物語」のおもし ろいところを指摘でき る。(学習プリント) 関:効果的なフリップを作 ることができる。(自己評 価表) 話: プレゼンで竹取物語 の魅力を伝えることがで きる。(自己評価表) 聞:プレゼンを聞き、自分 の考えを広げることがで きる。(自己評価表) 2 1 2 1 本 時 ま と め る 4「竹取物語」の魅力についての様々な 発表を受け、PR 文を書く。 ・ 自他の意見との共通点や新しい意見な どを手がかりに、前時のフリップを挿絵 にして「竹取物語PR」を作成する。 〇書き留めたメモをもとに他 の意見を取り入れ、文章をま とめさせる。 〇小5を対象にすることを再 確認させる。 書:他の意見を取り入れて 「竹取物語」の魅力を文 章にすることができる。 (学習プリント) 2 1000 年前から読み継がれている「竹取物語」の魅力を探ろう

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4 本時 (1) 本時の目標 ①自分たちの考えをプレゼンすることで、「竹取物語」の魅力を伝えることができる。 ②自他の意見を考察し、「竹取物語」の魅力について、考えを広げることができる。 (2) 本時 平成 年 月 日( ) 限目 場所 教室にて (3) 展開 〇T1 ●T2 学習活動と内容 指導上の留意点 形態 つ か む 5 分 1 前時の学習をふり返り、本時のめあてを確認 する。 ○学習の見通しがもてるよう「自己評価 表」と「てびき」を用意させる。 ○生徒の言葉から、めあてを導き出す。 個 一斉 さ ぐ る 35 分 2 竹取物語の魅力をそれぞれ班の中でプレゼンテ ーションする。 (1)プレゼンテーションの目的を確認し、発表の準 備をする。 (評価ポイント) 説得力のある説明で魅力をプレゼンする。 (2)それぞれが考えた PR ポイント(「竹取物語」) をプレゼンテーションする。 主人公(かぐや姫)/五人の貴公子/物語設定/ 現代との共通点/人物設定/作者の主張/ (3)わかったことやよかった点をメモにとり、評価 し合う。 3「エキスパート オブ 竹取」を選ぶ。 (1)それぞれのグループごとに1組選出する。 (2)選ばれたプレゼンを全体で確認し、その内容の よさを考える。 ○●一度リハーサルをさせる。 ○「てびき」の評価ポイントを確認する。 ●学習プリントを参考に、選ぶポイントを 明確にさせる。 ●タイマーを2分でセットする。 ●一人につき6枚のシールを配り、評価さ せる。 ○●シートを回収して、集計する。 ●代表発表用の電子黒板(パワーポイン ト)の準備をする。 ○質問や意見を出させる。 ペア ペア 班 個 一斉 ま と め る 10 分 4 今日の授業を振り返り、学習のまとめをする。 (1)「竹取物語」の魅力について、新しい発見をし たり、再確認したりしたことを交流する。 (2)交流してわかったことや感想を書く。 (わかったこと) ・ストーリーだけでなく、登場人物そのものの おもしろさがある ・たくさんの不思議があり想像することができる。 (3)なぜ、1000 年以上もの間、語り継がれてきた のか予想したことを発表し、次時につなげる。 ・今日の発表でわかったことや感想を書く ○学習プリントのまとめの欄に発表につ いて感じたことを書かせる。 ○2~3人に発表させる。 ○●自己評価表に記入させる。 一斉 個 一斉 一斉 個 めあて 「竹取物語」の魅力を伝えるプレゼンを通して考えを広げよう。 まとめ 発表を聞いて、想像したり、人物設定やストーリーのおもしろさを味わったりできるなど、 魅力がたくさんあることに気づき、考えが広かった。

参照

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