第5学年2組 体育科学習指導案
1 単元名 5の2クロスカントリー2009(体力を高める運動) 2 授業の構想 子どもの実態 ○外で体を動かして元気よく遊ぶ子どもが多い。しかし、体を動かすことを苦手とする子どもが数人いる。 (関心・意欲・態度) ○できるようになりたいことや自分のめあてをつくることはできるが、動きの観点に沿って自分や仲間の 動きを分析し、それをもとにアドバイスをすることができる子どもは少ない。 (思考・判断) ○日常の遊びでは、サッカーや鬼ごっこなど決まった部位しか動かしていないことが多い。体力テストの 結果から、反復横跳びや20mシャトルランは全国平均を上回っている。しかし長座体前屈では男子が 約6㎝女子が約4㎝、握力では男子が約2㎏女子が約1.5 ㎏全国平均を下回っている。 (技能) ○同じグループの仲間を応援することはできる。しかし、ハイタッチをするなど全身で喜びを表すまでに は至っていない。 (かかわり合い) 単元の目標 ○自分の体の動きや体力に関心をもち、体力を高めるための計画を立て、それに沿って進んで運動に取り 組み、記録が伸びる喜びを感じながら意欲的に活動することができる。 (関心・意欲・態度) ○体力を高めるためのそれぞれの運動を通して、運動の仕方を理解したり課題を解決するために場を選択 したり工夫したりして、自分に合った運動計画を立てることができる。 (思考・判断) ○自分の課題に合った場やクロスカントリーでの運動を楽しむことを通して、体の柔らかさ・巧みな動き・ 力強い動き・動きを持続する能力などの体力を身につけることができる。 (技能) ○同じグループの仲間と声をかけ合いながら楽しんで類似運動をしたり、仲間の動きとモデルを比較しな がら観点に沿って互いの動きを見合い、その原因や課題解決の方法についてアドバイスをしたり励まし たりして、できるようになったことを喜び合ったりすることができる。 (かかわり合い) 仲間とかかわり合っている子どもの姿 〔ひたる段階〕 類似運動ゲームを通して、その日のグループの仲間を応援したり、できたときに「やっ たね。」と喜び合ったり、失敗したときに「大丈夫だよ。」と励まし合ったりしている姿。 〔たかめる段階]同じグループの仲間と互いの動きを見合い、仲間の動きとモデルを比較しながら「回数 が増えたね、すごいよ。□□がもう少しだよ。」と喜び合ったり励まし合ったり、「○○ だから、□□したらいいよ。」と根拠をはっきりさせて、課題の解決方法をアドバイス している姿。 指導の立場 本単元の指導にあたっては、「5の2クロスカントリー2009」を通して、自分の体力の課題を解決 するために、同じグループの仲間と互いの動きを見合い、仲間の動きとモデルを比較しながらその違いな どについて声をかけ合ったりアドバイスしたりする活動を行う。その中で、仲間と励まし合いながら自分 の体力を高め、その体力をクロスカントリーの中で生かすことができるようにしたい。そのためにまず、 つかむ段階では、学習のめあてやグルーピング、約束事などを伝え、学習の見通しをもたせる。次に、ひ たる段階では、毎時間チームメートを変えて類似運動ゲームを行い、いろいろな仲間とかかわる中で自分 の体を前に曲げたり後ろに反らせたり、バランスよく移動したり、胸・腹・腕などの筋肉を使って物や体 を移動させたり、リズムよく跳んだりする感覚をつかませる。また、このとき、仲間を応援したり励まし たりするなどのかかわり合う姿を身につけさせていきたい。そして、たかめる段階では、仲間とかかわり ながら自分の体力を高めるための運動の仕方を理解させる。また、クロスカントリーを通して自分の体力 の高まりを試させていく。ここでは、掲示した観点となる言葉やモデルの動きと仲間の動きを比較してそ の違いや原因、課題解決の方法についてアドバイスしながら自分の体力を高めていきたい。最後に、まと める段階では、「5の2クロスカントリー2009」を開き、自分の記録の伸びを実感させたりお互いの がんばりを認め合ったりさせることで、充実感や達成感を味わわせていく。また、再度体力テストを実施 し、自分自身の体力の向上を実感させる。3 単元計画(5時間)
1
2
3(本時)
4
5
〔つかむ段階〕
○学習の見通しをも
ち、めあてをつか
む。
○スポーツテストの
結果を確認し、今
の自分の体力を知
る。
「5の2クロス
カントリー200
9をしよう。
」
○グルーピングや約
束事(安全面、態
度面)について知
る。
・男女混合の3グル
ープ(8・8・7)
をつくる。
・グループの仲間と
協力して記録を伸
ばしていく。
○場の工夫の仕方、
準備の仕方につい
て知る。
○ 類 似 運 動 を 楽 し
む。
〔ひたる段階〕 ☆ゲームは、その日のチームメートとチーム対抗戦で行う。
〔たかめる段階〕
(1)
〔まとめる段階〕
○記録と記録の伸
びを確かめる。
・グループ
・個人
○自分のがんばり
や仲間のがんば
りを賞賛し合う。
(2)
【体の柔らかさ】
(知恵の輪)【巧みな動き】
(順番並び)【力強い動き】
(チェーン)【動きを持続する能力】
(三角サーキット) 全員で手をつなぎ、手を離 さないで一つの円になる。 指示された順番に 平均台の上に並び、 一人ずつ渡る。 跳んだら、右に回って 次の縄を跳ぶ。 一 方は腕を 組み合 ったチ ェーンをつくる。一方はそ れをくずす。5の2クロス
カントリー
2009(体力
測 定 会 ) を し
よう。
体力を高めるための運動の仕方を知り、自分や仲間の体力を高めよう。
クロスカントリーをして、自分の体力の伸びを確かめよう。
【体の柔らかさ】
『ブリッジスネーク』 『お手玉運び』【巧みな動き】
『タッチコーン』 『やじろべえ』【力強い動き】
『パワーロープ』 『フィッシング』【動きを持続する能力】
『長縄サーキット8』【体の柔らかさ】
『スポンジとり』 『ブリッジ』【巧みな動き】
『バランスボード』 『ロープ引き』 パイプの直径を大きくする、両足を片足にする 〔基本ルール〕①4人組2チームが兄 弟チーム②前半・後半で交代する。 ③時間を計測する。 左右のコーン に触れ、進む。 おもりを落と さず、平均台 を渡る。 綱 を 引 い て 進む。 胸 や 腕 の 筋 肉 を 使 っ て 釣り上げる。 4 人 が 順 番 に 次 々 と 同 じ 調 子 で跳ぶ。 5秒間曲げ、板の目の枚数の増減 を高まりとする。 体を左右に動かしながらバランスを 取る。時間の伸びを高まりとする。 ブリッジし、仲間を 通す。 取ったら、隣の仲間 のかごに入れる。【動きを持続する能力】
『長縄サーキット8』【力強い動き】
『機関車ダッシュ』『逆立ちじゃんけん』 ゴムの本数を増やす、壁と人の角度を鋭角にする 10秒間引き合ったり逆立ちし たままじゃんけんをする。 4人が順番に次々と同じ調子で跳ぶ。続けて 跳べた回数や時間を高まりとする。 ※チームの仲間で協力し合い、声をかけ合ったり励まし合ったりしている姿 ※仲間の記録の伸びを喜び合い、がんばりを認め合う姿 ※仲間の動きと掲示物を比較し、その違いや原因、課題解決の方法についてアドバイスする姿 ※仲間の記録の伸びを喜び合い、がんばりを認め合う姿 *仲間に寄り添い、声をかけたり励まし合っている姿 ねらい1 ねらい24 主眼 ○ 自分の課題(体の柔らかさ・巧みな動き・力強い動き・動きを持続する能力)に合った場で仲間と動きを見合い、動き の観点にそってアドバイスをし合ったり、グループ対抗のクロスカントリーで励まし合ったり協力し合ったりして楽し く活動できるようにする。 (かかわり合い) ○ 仲間と協力して課題を解決するために自分の課題に合った場で運動する中で、体を前に曲げたり後に反らせたり、バラ ンスよく移動したり、腹・胸・腕などの筋肉を使って物や体を移動させたり、リズムよく跳んだりすることで自分の体 力を高めることができるようにする。 (技能) 5 準備 平均台 縄 スポンジ バランスボード ロープ ゴム付きロープ お手玉 台 コーン おもりと棒 マット ローラー付き台 ケンステップ 6 展開(3/5時間) 学習活動 かかわりあいの姿(○)と支援(※) つ か む ひ た る た か め る ま と め る 1 前時の学習を振り返り、本時のめあてをつかむ。 2 類似運動を楽しむ。 ・知恵の輪 ・順番並び ・チェーン ・三角サーキット ○体力を高める運動の4つの動きに慣れさせること 3 仲間と協力して、体力を高める運動を楽しむ。 (1) 自分の課題に合った場を選び、仲間とかかわり合いながら運 動をする。 ・見てほしいところを仲間に知らせてから跳ぶ。 ・仲間の動きを見た後、必ず一言アドバイスをする。 (2) グループでクロスカントリーを通して、体力の高まりを試 す。 4 本時の学習を振り返る。 ・ 自分の記録の伸びや仲間からのアドバイス、仲間のがんばり や仲間との協力などについて発表する。 ※前時までの学習が分かる掲示物を提示することで、前 時学習を振りかえり、本時のめあてをつかませる。 ○仲間と仲良く、励ましたり協力したりしてできたこと を喜び合っている。 ※運動の種類が確認できるようにするために、それぞれ の動き方を掲示する。 ○仲間の動きと掲示したモデルや観点とを見比べ、よく できているところを知らせたり、できていない細かな 部分の体の動きについてアドバイスをしている。 ※どこをどう見合うのかというアドバイスの仕方を明確 にさせるために、観点を示した掲示物を提示する。 ○運動している仲間に声をかけたり、励ましたり、それ ぞれが分担した役割を協力したりしている。 ※伸びを記録させるために学習ノートを準備する。 ○動きの観点やモデルをもとにしたアドバイスについて 発表したり、友達のがんばりを素直に認めて、気持ち よく拍手したりしている。 自分や仲間の体の特徴に気づき、教え合いながら自分や仲 間の体力を高めよう。