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Live E!:〜活きた地球の環境情報〜 ディジタル環境情報の中で自律的な生成/流通/加工/共有に向けて:0.編集にあたって -人と分野と業界の繋がり-

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Academic year: 2021

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(1)● 小特集 ●. Live E! :. 〜活きた地球の環境情報〜. ディジタル環境情報の中で自律的な生成/流通/加工/共有に向けて. 編集にあたって. ここから生まれたモノはさまざまな分野に活かされ. ─人と分野と業界の繋がり─. ロジェクトを通して得られたモノをまとめることで,. ていると感じている.今回の特集では,Live E! プ これらの成果を紹介するとともに,プロジェクトで 得られたもう 1 つのモノを感じていただければと. 砂原秀樹(WIDE プロジェクト). 204. 考えている.  Live E! プロジェクトは,そもそも建物等に取り.  Internet of Things(IoT),ビッグデータ,オープ. 付けられるさまざまなセンサの情報を集めることで. ンデータ,データサイエンス,サイバーフィジカル. さまざまな応用ができるのではないかと考えたこと. システム.いずれもここ数年で注目されてきたキー. からスタートしている.温度,湿度,気圧,風向,. ワードである.しかし,こうしたキーワードが注目. 風速,雨量といった情報を共有することで,気象に. される以前からこれらのキーワードにつながる活動. 関する情報サービスの実現や防災・減災への応用が. が各所で行われてきている.今回取り上げる Live E!. できるだけでなく,実データを用いた教育の展開と. プロジェクトもその 1 つであり,2005 年 5 月にス. いったさまざまなことが可能であると考えたのであ. タートしている.当時は,ディジタル百葉箱(気象. る.この背景には,インターネットはディジタル情. センサ)をつなぎ情報収集するためにインターネッ. 報を通信/共有するための共通基盤であり接続方法. トを用いるという説明をしていた.しかしながら,. やその上で使われる応用には依存しないものである. 情報処理 Vol.58 No.3 Mar. 2017.

(2) という信念があった.情報を収集し共有する基盤さ. ニア会員セッションへと繋がっている.. え作ってしまえば,多様な展開ができると考えてい.  こうした状況を知っていただくため,まずプロジ. たのである.. ェクトの概要を江崎と砂原がまとめ,続いてこのプ.  また,こうした活動がさまざまな分野や業界の. ロジェクトの成果を基盤として標準化されたセンサ. 人々との出会いを生み,新しい考え方を導入できた. /アクチュエータ間の通信プロトコルである IEEE. ことが,もう 1 つの成果であると考えている.そも. 1888 について落合,山内が述べている.また,デ. そもの出会いは建築業界や建物の機器を扱う業界と. ータの活用にあたってその可視化が重要な役割を果. の出会いであり,これは IEEE 1888 を通じてグリー. たしているが,これについて木本,中山,井上(潔). ン東大プロジェクトへと繋がっていっている.また,. が整理した.最後に,教育現場での利活用という観. これらのデータを活用する気象あるいは防災という. 点で高岡,井上(博)がまとめている.. 科学の分野の方々の出会いも生み出している.さら.  Live E! プロジェクトの成果をご理解いただくと. に,防災・減災ということから公共機関とも出会う. ともに,プロジェクトとして重要な財であった「人,. ことができた.特に重要だったのは,教育という観. 分野,業界」との繋がりの大切さを感じていただけ. 点で出会った各高等学校などの先生方,そして生徒. れば幸いである.. たちである.新しいアイディアを提案し実現してく. (2017 年 1 月 6 日). る彼らと共に活動できたことは本当に楽しいモノで あり,その一部は第 78 回全国大会で実施したジュ. 情報処理 Vol.58 No.3 Mar. 2017. 205.

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