日本の景気指数CIに関する一考察
著者
根岸 紳
雑誌名
経済学論究
巻
68
号
3
ページ
207-219
発行年
2014-12-20
URL
http://hdl.handle.net/10236/13413
日本の景気指数
CI
に関する一考察
A Note on the Composite Indexes
of Business Cycle Indicators in Japan
根 岸 紳
The research question of this paper is whether one Composite Index of Business Cycle Indicators in Japan goes ahead of the other Composite Index or not. By Granger causality test, the leading index of the Composite Indexes in Japan precedes the coincident index and the coincident index precedes the lagging index. And the index of investment climate of the leading index, the index of producer’s shipment(investment goods) of the coincident index and business expenditure for new plant and equipment at constant prices of the lagging index are closely linked with each another component series. Therefore the series associated with fixed capital formation play a large role in Japanese business cycles.
Shin Negishi
JEL
:
C12, E32
キーワード:景気動向指数 CI、Granger の因果検定、先行指数、一致指数、遅行指数 Keywords:Composite Indexes, Granger causality test, leading index,
coinci-dent index, lagging index
1. はじめに
1)内閣府が毎月公表している
CI
景気動向指数は、先行指数、一致指数、遅行
指数の
3
種類からなっている。先行指数の採用系列は
11
系列、一致指数の採
用系列も
11
系列、遅行指数の採用系列は
6
系列からなり、それぞれ採用系列
を合成し、
3
種類の景気指数が作成されている。
しばしば採用系列の選択について問題点が指摘され、例えば、先行指数はほ
1) 計算や図表作成には EViews7.2、Excel2010 を利用した。んとうに先行性があるのか、一致指数の採用系列は生産系列に偏りすぎている
のではないかなどの問題点が、例えば飯塚[
2008
]
、福田[
2009B
]などに取
り上げられている。本稿では、このような問題点の改善策を考える第一歩とし
て、まずそれぞれの指数の採用系列間の関係について深掘りしたい。具体的に
は、採用系列間の連動性について、先行性をもつ系列はどれなのか、遅行性を
もつ系列はどれなのか、あるいはフィードバック性(お互いに影響し合ってい
る関係)をもつ系列はどれとどれなのかについて検出することを試みる。例え
ば、先行指数は
11
の採用系列から構成されているが、この
11
の系列の中でも
ほかの系列へ影響をよく及ぼす先行性のあるもの、逆に他の系列から影響をよ
く受ける遅行性のあるもの、またほかの系列によく影響を与えるし、同時に他
の系列から影響をよく受けるフィードバック性が高いものがあると思われる。
もちろん、先行指数だけでなく、一致指数についても、遅行指数についても、
それぞれの系列の先行性、遅行性、フィードバック性を探ってみたい。このよ
うな作業を行うことによって、それぞれの指数の特徴がさらに明らかになるか
もしれないし、指数の採用系列の妥当性についても何かヒントが得られるかも
しれない。
分析方法は異なるが、周波数領域で得られる情報に基づいて景気動向指数を
改善する方策を模索した分析が、田邊靖夫[
1999
]で行われている。田邊の方
法はスペクトル解析であるが、われわれの方法は
Granger
因果検定という時
系列分析である。
2. 先行指数は一致指数に、一致指数は遅行指数に、先行しているか
この節では先行指数が一致指数に先行しているか、一致指数が遅行指数に先
行しているかの先行テストを行う。データ期間は
1985
年
1
月から
2014
年
6
月までであるので、データサイズは
342
である。
まず、
CI
の先行指数、一致指数、遅行指数を以下のように表現し、この
3
指数の推移は(表
1
)に示した。
CILEAD
:先行指数
CICOIN
:一致指数
CILAG
:遅行指数
(表 1)先行指数 CILEAD、一致指数 CICOIN、遅行指数 CILAG の推移
るために、
Granger
の因果検定を行う。この方法は時系列分析であるので、ま
ず変数の単位根検定を行う。
ADF
検定の結果は(表
2
)の通りであり、拡張
項のラグ次数は
SIC
基準で決めている。
(表 2)先行・一致・遅行指数の ADF 検定 㻭㻰㻲᳨ᐃ ᖐ↓௬ㄝ㻔䠖༢᰿䜢ᣢ䛳䛶䛔䜛㻕䛜ᡂ䜚❧䛴䛾㻼್ ☜ᐃ㡯䛾ᐃᘧ ඛ⾜ᣦᩘ ୍⮴ᣦᩘ 㐜⾜ᣦᩘ 䛺䛧 㻜㻚㻣㻝㻣㻢 㻜㻚㻣㻜㻝㻟 㻜㻚㻡㻤㻣㻠 ᐃᩘ㡯䛾䜏 㻜㻚㻜㻝㻥㻠 㻜㻚㻜㻞㻡㻥 㻜㻚㻜㻜㻥㻥 ᐃᩘ㡯䛸䝍䜲䝮䝖䝺䞁䝗 㻜㻚㻜㻝㻢㻣 㻜㻚㻜㻥㻟㻡 㻜㻚㻜㻠㻡㻥 䝷䜾ḟᩘ 㻟 㻞 㻡(表
2
)の数値である
P
値とは
MacKinnon
[
1996
]の片側
P
値であり、帰
無仮説(単位根を持っている)を採択するか棄却するかの判断を行う統計値で
あり、帰無仮説が成立している時の確率値である。確定項がなしの場合、すべ
ての指数で、帰無仮説は採択されている。有意水準
5%
のもとでは、一致指数
の確定項が定数項とタイムトレンドの場合、帰無仮説が採択されている。すべ
てのケースで帰無仮説が否定されることが望ましいので、
ADF
検定ではどの
指数も単位根を持つ可能性があると判断する。そこで次に一階階差で
ADF
検
定を行ったところ、すべてのケースで単位根をもつ仮説が棄却された。
Granger
の因果検定
変数値をすべて一階階差に変換して、
Granger
の因果検定を行った。この
結果は(表
3
)に示されている。この検定における帰無仮説は、表側から表頭
に影響を与えない、あるいは表側は表頭より先行していない、または表側が表
頭を引き起こさない、という仮説である。この仮説が成立する確率値
P
値が
(表
3
)に示されている。この場合の
P
値は検定統計量
F
の上側
5%
点の値で
ある。
先行指数は一致指数より先行、一致指数は遅行指数より先行していることが
わかる。この結果から、現在の指数は先行指数、一致指数、遅行指数の順に先
行しているので先行性の問題はないと言える。興味深いのは、遅行指数が先行
指数より先行している可能性を示している点であり、これは陸上競技のトラッ
クで、一周遅れのランナーが先頭のランナーより前で走っているケースである。
(表 3)先行・一致・遅行指数の Granger 検定結果 ᖐ↓௬ㄝ䠖⾲ഃ䛾ᣦᩘ䛿⾲㢌䛾ᣦᩘ䛻ඛ⾜䛧䛶䛔䛺䛔 ᩘ್䛿ᖐ↓௬ㄝ䛜ᡂ䜚❧䛳䛶䛔䜛䛸䛝䛾㻼್ 䝷䜾ḟᩘ㻩㻝 ඛ⾜ᣦᩘ ୍⮴ᣦᩘ 㐜⾜ᣦᩘ ඛ⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻤㻣 ୍⮴ᣦᩘ 㻜㻚㻟㻞㻢㻡 㻜㻚㻜㻜㻟㻜 㐜⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻞㻜㻠㻠 㻜㻚㻡㻡㻤㻥 䝷䜾ḟᩘ㻩㻞 ඛ⾜ᣦᩘ ୍⮴ᣦᩘ 㐜⾜ᣦᩘ ඛ⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 ୍⮴ᣦᩘ 㻜㻚㻟㻟㻣㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㐜⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻟㻝㻞 㻜㻚㻣㻣㻜㻜 䝷䜾ḟᩘ㻩㻟 ඛ⾜ᣦᩘ ୍⮴ᣦᩘ 㐜⾜ᣦᩘ ඛ⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 ୍⮴ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㐜⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻠㻞 㻜㻚㻤㻣㻣㻥 䝷䜾ḟᩘ㻩㻠 ඛ⾜ᣦᩘ ୍⮴ᣦᩘ 㐜⾜ᣦᩘ ඛ⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 ୍⮴ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻜㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㐜⾜ᣦᩘ 㻜㻚㻜㻜㻤㻤 㻜㻚㻤㻢㻣㻞3. 先行指数を構成する採用系列間の連動性
先行指数の採用系列の中の投資環境指数のデータが
2014
年
3
月までしか公
表されていない(
2014
年
8
月現在)ので、データ期間は
1985
年
1
月から
2014
年
3
月までとする。データサイズは
339
である。
先行指数の採用系列は
11
からなり、それぞれの系列の変数名を次のように
定義しよう。
L1
最終需要財在庫率指数
L2
鉱工業生産財在庫率指数
L3
新規求人数(除
学卒)
L4
実質機械受注
L5
新設住宅着工床面積
L6
消費者態度指数
L7
日経商品指数(
42
種)
L8
長短金利差
L9
東証株価指数
L10
投資環
境指数(製造業)
L11
中小企業売上見通し
まずはこの
11
系列間の相関係数を求めてみると、
(表
4
)のようになった。
L1
と
L11
の相関が一番高く、
L6
と
L11
がそれに続く。
L11
は他の系列と
の相関が相対的に高く、先行指数の中で
L11
中小企業売上見通しは中心的な
動きをしているのかもしれない。
(表 4) 先行指数を構成している採用系列間の相関係数行列 㻸㻝 㻸㻞 㻸㻟 㻸㻠 㻸㻡 㻸㻢 㻸㻣 㻸㻤 㻸㻥 㻸㻝㻜 㻸㻝㻝 㻸㻝 㻝 㻸㻞 㻜㻚㻣 㻝 㻢 㻝 㻸㻟 㻙㻜㻚㻟㻟㻠 㻙㻜㻚㻜㻟㻞 㻝 㻸㻠 㻙㻜㻚㻞㻢㻠 㻙㻜㻚㻞㻜㻝 㻜 㻚㻣 㻣 㻡 㻝 㻸㻡 㻙㻜㻚㻝㻟㻥 㻙㻜㻚㻠㻣㻥 㻙㻜㻚㻟㻣㻠 㻜㻚㻜㻟㻡 㻝 㻸㻢 㻙㻜㻚㻢㻣㻢 㻙㻜㻚㻢㻡㻤 㻜㻚㻞㻤㻞 㻜㻚㻞㻡㻣 㻜㻚㻞㻤㻟 㻝 㻸㻣 㻙㻜㻚㻟㻣㻟 㻜㻚㻜㻞㻤 㻜㻚㻟㻞㻣 㻜㻚㻝㻠㻟 㻙㻜㻚㻠㻡㻡 㻜㻚㻞㻢㻣 㻝 㻸㻤 㻜㻚㻟㻟㻝 㻜㻚㻜㻢㻟 㻙㻜㻚㻜㻤㻠 㻜㻚㻜㻜㻡 㻜㻚㻞㻠㻥 㻙㻜㻚㻞㻝㻣 㻙㻜㻚㻠㻥㻠 㻝 㻸㻥 㻙㻜㻚㻠㻠㻝 㻙㻜㻚㻡㻢㻤 㻙㻜㻚㻜㻢㻟 㻜㻚㻞㻠㻟 㻜㻚㻢㻣㻢 㻜㻚㻡㻞㻡 㻜㻚㻜㻜㻜 㻙㻜㻚㻝㻣㻢 㻝 㻸㻝㻜 㻙㻜㻚㻟㻡㻞 㻙㻜㻚㻝㻢㻥 㻜 㻚㻣 㻝 㻟 㻜㻚㻡㻜㻢 㻙㻜㻚㻟㻜㻣 㻜㻚㻝㻞㻤 㻜㻚㻜㻤㻣 㻜㻚㻝㻠㻥 㻙㻜㻚㻝㻡㻡 㻝 㻸㻝㻝 㻙 㻜㻚㻣 㻤 㻜 㻙㻜 㻚㻣 㻟 㻞 㻜㻚㻞㻥㻥 㻜㻚㻟㻟㻝 㻜㻚㻞㻥㻞 㻜㻚㻣㻣 㻥 㻜㻚㻞㻟㻡 㻙㻜㻚㻜㻢㻣 㻜㻚㻡㻟㻜 㻜㻚㻟㻞㻤 㻝Granger
の因果検定
次に時系列分析を行うので、変数の単位根検定を行った。
ADF
検定の結果、
変数そのままでは単位根を持つので、変数の一階階差で
ADF
検定を行った結
果、一階階差は単位根を持たないことがわかった。変数をすべて一階階差にし
て、
Granger
の因果検定を行った。その結果は、
(表
5
)にまとめられている。
ラグ次数について、
LAG1
はラグ
1
、
LAG2
はラグ
2
、
LAG3
はラグ
3
である。
(表
5
)は(表
3
)と同じく
P
値を掲載している。この
P
値は、帰無仮説(:
(表 5)先行指数を構成する採用系列間の Granger 因果検定:P 値 㻸㻭㻳㻩㻝 㻸㻝 㻸㻞 㻸㻟 㻸㻠 㻸㻡 㻸㻢 㻸㻣 㻸㻤 㻸㻥 㻸㻝㻜 㻸㻝㻝 㻸㻝 㻜㻚㻝㻝㻝㻞 㻜㻚㻝㻞㻡㻢 㻜㻚㻤㻥㻟㻠 㻜㻚㻞㻜㻤㻜 㻜㻚㻝㻜㻠㻝 㻜㻚㻜㻡㻥㻢 㻜㻚㻢㻡㻢㻥 㻜㻚㻡㻠㻞㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻡 㻜㻚㻝㻞㻡㻜 㻸㻞 㻜㻚㻜㻟㻥㻜 㻜㻚㻢㻢㻥㻤 㻜㻚㻡㻤㻡㻢 㻜㻚㻢㻟㻥㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻡 㻜㻚㻜㻣㻥㻥 㻜㻚㻤㻣㻞㻤 㻜㻚㻢㻣㻤㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻟 㻜㻚㻜㻡㻟㻝 㻜㻚㻥㻥㻥㻟 㻜㻚㻜㻞㻣㻝 㻜㻚㻝㻡㻟㻜 㻜㻚㻡㻜㻝㻝 㻜㻚㻡㻠㻢㻟 㻜㻚㻝㻣㻢㻣 㻜㻚㻢㻠㻝㻤 㻜㻚㻜㻝㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻝㻞 㻸㻠 㻜㻚㻜㻞㻜㻣 㻜㻚㻝㻞㻢㻞 㻜㻚㻜㻤㻢㻟 㻜㻚㻠㻠㻞㻞 㻜㻚㻢㻠㻡㻟 㻜㻚㻝㻣㻡㻥 㻜㻚㻥㻝㻢㻝 㻜㻚㻝㻟㻤㻣 㻜㻚㻤㻞㻝㻠 㻜㻚㻞㻠㻡㻜 㻸㻡 㻜㻚㻟㻟㻤㻢 㻜㻚㻝㻞㻝㻣 㻜㻚㻝㻤㻠㻤 㻜㻚㻞㻝㻡㻟 㻜㻚㻥㻝㻜㻤 㻜㻚㻞㻥㻞㻜 㻜㻚㻤㻝㻤㻥 㻜㻚㻞㻡㻟㻝 㻜㻚㻞㻥㻜㻣 㻜㻚㻝㻝㻢㻠 㻸㻢 㻜㻚㻜㻜㻝㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻣㻞㻞 㻜㻚㻞㻢㻝㻢 㻜㻚㻣㻝㻜㻠 㻜㻚㻣㻟㻜㻢 㻜㻚㻣㻟㻥㻜 㻜㻚㻜㻞㻡㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻣 㻜㻚㻜㻜㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻜㻞 㻜㻚㻜㻞㻣㻤 㻜㻚㻟㻢㻞㻤 㻜㻚㻝㻥㻝㻣 㻜㻚㻢㻡㻢㻡 㻜㻚㻟㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻣㻞 㻸㻤 㻜㻚㻣㻞㻥㻡 㻜㻚㻣㻣㻤㻢 㻜㻚㻜㻟㻝㻞 㻜㻚㻠㻠㻝㻣 㻜㻚㻟㻞㻜㻟 㻜㻚㻟㻠㻡㻣 㻜㻚㻢㻝㻜㻟 㻜㻚㻣㻣㻤㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻜㻥㻟 㻸㻥 㻜㻚㻝㻠㻥㻡 㻜㻚㻜㻤㻣㻝 㻜㻚㻠㻡㻝㻣 㻜㻚㻡㻜㻞㻢 㻜㻚㻣㻢㻣㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻞㻠㻣㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻟㻞㻞㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻸㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻜㻚㻞㻞㻥㻢 㻜㻚㻜㻝㻢㻞 㻜㻚㻝㻞㻝㻥 㻜㻚㻤㻝㻤㻝 㻜㻚㻤㻝㻝㻣 㻜㻚㻜㻡㻥㻣 㻜㻚㻝㻟㻡㻜 㻜㻚㻡㻢㻢㻞 㻸㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻥㻡㻜 㻜㻚㻢㻢㻣㻢 㻜㻚㻜㻣㻣㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻞 㻜㻚㻞㻞㻜㻝 㻜㻚㻝㻥㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻢㻟 㻸㻭㻳㻩㻞 㻸㻝 㻸㻞 㻸㻟 㻸㻠 㻸㻡 㻸㻢 㻸㻣 㻸㻤 㻸㻥 㻸㻝㻜 㻸㻝㻝 㻸㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻡㻥㻞 㻜㻚㻠㻥㻝㻣 㻜㻚㻞㻥㻜㻤 㻜㻚㻟㻡㻞㻟 㻜㻚㻝㻡㻟㻟 㻜㻚㻣㻠㻤㻤 㻜㻚㻞㻡㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻟㻠㻜㻥 㻸㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻠 㻜㻚㻞㻢㻟㻞 㻜㻚㻠㻥㻟㻞 㻜㻚㻜㻜㻣㻥 㻜㻚㻟㻝㻞㻟 㻜㻚㻥㻡㻞㻢 㻜㻚㻟㻞㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻟 㻜㻚㻝㻝㻟㻢 㻜㻚㻠㻞㻟㻥 㻜㻚㻜㻜㻞㻥 㻜㻚㻜㻥㻞㻟 㻜㻚㻣㻣㻡㻟 㻜㻚㻤㻥㻢㻝 㻜㻚㻞㻣㻞㻠 㻜㻚㻣㻡㻡㻡 㻜㻚㻜㻟㻢㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻸㻠 㻜㻚㻜㻝㻥㻤 㻜㻚㻝㻝㻟㻢 㻜㻚㻜㻠㻜㻟 㻜㻚㻡㻠㻝㻥 㻜㻚㻞㻣㻥㻜 㻜㻚㻞㻣㻟㻤 㻜㻚㻥㻣㻟㻡 㻜㻚㻟㻜㻟㻢 㻜㻚㻟㻠㻤㻡 㻜㻚㻟㻥㻜㻟 㻸㻡 㻜㻚㻟㻟㻞㻥 㻜㻚㻝㻣㻢㻡 㻜㻚㻠㻠㻟㻡 㻜㻚㻞㻣㻝㻡 㻌 㻜㻚㻤㻝㻟㻤 㻜㻚㻜㻟㻥㻡 㻜㻚㻥㻥㻞㻤 㻜㻚㻡㻞㻣㻤 㻜㻚㻢㻢㻜㻡 㻜㻚㻜㻣㻜㻝 㻸㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻢㻣㻢 㻜㻚㻝㻝㻥㻣 㻜㻚㻤㻜㻢㻢 㻜㻚㻣㻥㻟㻢 㻜㻚㻟㻟㻥㻥 㻜㻚㻜㻝㻣㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻠㻞 㻜㻚㻜㻝㻜㻝 㻜㻚㻠㻢㻥㻟 㻜㻚㻞㻢㻝㻡 㻜㻚㻟㻠㻡㻜 㻜㻚㻞㻥㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻤㻞 㻸㻤 㻜㻚㻤㻠㻢㻥 㻜㻚㻠㻥㻜㻤 㻜㻚㻜㻤㻥㻞 㻜㻚㻢㻟㻣㻤 㻜㻚㻟㻡㻡㻣 㻜㻚㻢㻡㻢㻤 㻜㻚㻣㻢㻠㻥 㻜㻚㻜㻞㻠㻣 㻜㻚㻜㻜㻞㻝 㻜㻚㻜㻢㻝㻝 㻸㻥 㻜㻚㻟㻠㻝㻤 㻜㻚㻝㻢㻣㻥 㻜㻚㻝㻡㻟㻝 㻜㻚㻞㻤㻜㻠 㻜㻚㻣㻝㻣㻟 㻜㻚㻜㻜㻝㻠 㻜㻚㻞㻜㻢㻡 㻜㻚㻜㻜㻞㻤 㻜㻚㻠㻟㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻝㻡 㻸㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻡㻣㻞 㻜㻚㻜㻜㻡㻡 㻜㻚㻜㻟㻣㻞 㻜㻚㻝㻟㻟㻠 㻜㻚㻤㻣㻜㻣 㻜㻚㻡㻡㻝㻤 㻜㻚㻜㻤㻠㻢 㻜㻚㻜㻞㻢㻝 㻜㻚㻣㻝㻥㻠 㻸㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻝㻟 㻜㻚㻠㻝㻥㻝 㻜㻚㻝㻝㻝㻞 㻜㻚㻜㻜㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻤㻥 㻜㻚㻟㻠㻥㻡 㻜㻚㻠㻞㻡㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻸㻭㻳㻩㻟 㻸㻝 㻸㻞 㻸㻟 㻸㻠 㻸㻡 㻸㻢 㻸㻣 㻸㻤 㻸㻥 㻸㻝㻜 㻸㻝㻝 㻸㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻡㻞 㻜㻚㻠㻞㻢㻝 㻜㻚㻠㻢㻡㻟 㻜㻚㻜㻥㻟㻣 㻜㻚㻝㻥㻡㻣 㻜㻚㻤㻟㻢㻞 㻜㻚㻠㻝㻤㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻟㻢㻤㻣 㻸㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻟㻢㻟 㻜㻚㻢㻟㻥㻜 㻜㻚㻜㻜㻠㻟 㻜㻚㻠㻥㻞㻣 㻜㻚㻥㻤㻟㻟 㻜㻚㻠㻤㻤㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻟 㻜㻚㻟㻝㻡㻢 㻜㻚㻡㻟㻝㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻝㻣㻜㻠 㻜㻚㻥㻣㻠㻥 㻜㻚㻟㻞㻟㻥 㻜㻚㻠㻜㻞㻣 㻜㻚㻢㻜㻠㻤 㻜㻚㻜㻞㻣㻤 㻜㻚㻜㻜㻟㻞 㻸㻠 㻜㻚㻜㻠㻤㻜 㻜㻚㻞㻞㻥㻥 㻜㻚㻜㻜㻟㻜 㻜㻚㻞㻢㻞㻢 㻜㻚㻢㻜㻥㻞 㻜㻚㻟㻣㻥㻜 㻜㻚㻥㻢㻝㻡 㻜㻚㻠㻜㻣㻢 㻜㻚㻝㻠㻟㻞 㻜㻚㻠㻥㻢㻞 㻸㻡 㻜㻚㻜㻞㻞㻟 㻜㻚㻟㻣㻥㻠 㻜㻚㻡㻥㻟㻥 㻜㻚㻠㻥㻠㻟 㻜㻚㻤㻡㻜㻠 㻜㻚㻜㻜㻣㻡 㻜㻚㻥㻥㻜㻠 㻜㻚㻢㻤㻟㻤 㻜㻚㻣㻞㻟㻝 㻜㻚㻜㻣㻥㻠 㻸㻢 㻜㻚㻜㻜㻞㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻝㻟㻣 㻜㻚㻞㻜㻠㻠 㻜㻚㻠㻞㻤㻟 㻜㻚㻥㻜㻡㻡 㻜㻚㻟㻣㻠㻤 㻜㻚㻜㻝㻝㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻡㻠 㻜㻚㻜㻜㻝㻠 㻜㻚㻢㻠㻞㻥 㻜㻚㻞㻥㻣㻣 㻜㻚㻝㻤㻤㻣 㻜㻚㻠㻤㻠㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻥㻝 㻸㻤 㻜㻚㻥㻢㻡㻣 㻜㻚㻡㻤㻞㻢 㻜㻚㻜㻣㻞㻟 㻜㻚㻝㻝㻡㻣 㻜㻚㻝㻣㻞㻠 㻜㻚㻣㻥㻝㻣 㻜㻚㻤㻝㻜㻣 㻜㻚㻜㻡㻠㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻝㻠㻜㻜 㻸㻥 㻜㻚㻟㻞㻟㻥 㻜㻚㻟㻞㻣㻝 㻜㻚㻝㻡㻜㻟 㻜㻚㻝㻢㻜㻞 㻜㻚㻜㻥㻤㻝 㻜㻚㻜㻜㻠㻤 㻜㻚㻞㻤㻢㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻥 㻜㻚㻣㻝㻝㻤 㻜㻚㻜㻜㻟㻢 㻸㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻣㻢㻣 㻜㻚㻝㻝㻝㻡 㻜㻚㻜㻜㻞㻞 㻜㻚㻝㻞㻡㻞 㻜㻚㻞㻞㻞㻡 㻜㻚㻣㻞㻠㻢 㻜㻚㻜㻜㻢㻞 㻜㻚㻜㻡㻠㻡 㻜㻚㻤㻡㻠㻟 㻸㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻟 㻜㻚㻜㻜㻥㻜 㻜㻚㻝㻡㻜㻠 㻜㻚㻜㻜㻟㻝 㻜㻚㻜㻝㻠㻣 㻜㻚㻡㻝㻟㻡 㻜㻚㻟㻠㻣㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻸㻭㻳㻩㻠 㻸㻝 㻸㻞 㻸㻟 㻸㻠 㻸㻡 㻸㻢 㻸㻣 㻸㻤 㻸㻥 㻸㻝㻜 㻸㻝㻝 㻸㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻤 㻜㻚㻜㻜㻤㻜 㻜㻚㻝㻡㻢㻟 㻜㻚㻢㻜㻤㻟 㻜㻚㻞㻠㻝㻤 㻜㻚㻜㻜㻤㻝 㻜㻚㻥㻞㻠㻝 㻜㻚㻠㻡㻤㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻠㻠㻡 㻸㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻞㻣㻟 㻜㻚㻢㻟㻢㻠 㻜㻚㻜㻜㻣㻣 㻜㻚㻞㻡㻠㻢 㻜㻚㻥㻥㻞㻢 㻜㻚㻡㻣㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻟 㻜㻚㻠㻟㻤㻤 㻜㻚㻤㻤㻤㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻞㻣㻟㻞 㻜㻚㻥㻣㻣㻞 㻜㻚㻞㻝㻤㻞 㻜㻚㻡㻞㻝㻟 㻜㻚㻢㻡㻝㻢 㻜㻚㻜㻜㻣㻝 㻜㻚㻜㻜㻣㻠 㻸㻠 㻜㻚㻜㻥㻡㻞 㻜㻚㻝㻤㻠㻣 㻜㻚㻜㻜㻡㻡 㻜㻚㻟㻝㻣㻡 㻜㻚㻢㻠㻝㻞 㻜㻚㻝㻟㻡㻣 㻜㻚㻥㻝㻥㻢 㻜㻚㻠㻣㻡㻠 㻜㻚㻜㻡㻞㻤 㻜㻚㻝㻞㻝㻤 㻸㻡 㻜㻚㻜㻢㻞㻤 㻜㻚㻡㻢㻞㻞 㻜㻚㻝㻝㻟㻡 㻜㻚㻠㻡㻡㻣 㻜㻚㻤㻢㻞㻝 㻜㻚㻜㻝㻜㻡 㻜㻚㻥㻤㻣㻤 㻜㻚㻥㻜㻜㻢 㻜㻚㻢㻥㻞㻠 㻜㻚㻝㻝㻜㻥 㻸㻢 㻜㻚㻜㻜㻟㻥 㻜㻚㻜㻜㻡㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻡㻝 㻜㻚㻟㻜㻜㻞 㻜㻚㻠㻠㻠㻠 㻜㻚㻥㻢㻣㻟 㻜㻚㻟㻣㻝㻥 㻜㻚㻜㻞㻟㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻢 㻜㻚㻜㻜㻟㻝 㻜㻚㻣㻥㻝㻥 㻜㻚㻜㻢㻝㻞 㻜㻚㻞㻜㻤㻠 㻜㻚㻜㻟㻡㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻡㻠 㻸㻤 㻜㻚㻥㻣㻝㻠 㻜㻚㻢㻠㻥㻥 㻜㻚㻜㻡㻝㻞 㻜㻚㻝㻡㻟㻞 㻜㻚㻜㻡㻢㻣 㻜㻚㻢㻠㻜㻞 㻜㻚㻥㻡㻣㻟 㻜㻚㻜㻢㻣㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻥㻠㻠 㻸㻥 㻜㻚㻜㻤㻢㻜 㻜㻚㻝㻢㻞㻤 㻜㻚㻜㻟㻥㻢 㻜㻚㻜㻝㻢㻢 㻜㻚㻝㻡㻟㻡 㻜㻚㻜㻝㻡㻝 㻜㻚㻠㻢㻟㻡 㻜㻚㻜㻜㻞㻡 㻜㻚㻞㻞㻜㻤 㻜㻚㻜㻜㻡㻤 㻸㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻤 㻜㻚㻜㻢㻢㻠 㻜㻚㻟㻜㻢㻣 㻜㻚㻜㻜㻣㻠 㻜㻚㻞㻝㻥㻝 㻜㻚㻜㻣㻢㻟 㻜㻚㻞㻤㻡㻟 㻜㻚㻜㻝㻝㻣 㻜㻚㻝㻜㻥㻞 㻜㻚㻤㻠㻢㻥 㻸㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻣 㻜㻚㻜㻞㻤㻠 㻜㻚㻞㻟㻥㻜 㻜㻚㻜㻜㻥㻢 㻜㻚㻜㻝㻣㻜 㻜㻚㻣㻡㻤㻟 㻜㻚㻢㻞㻣㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻞
ほかの系列への影響の大きさとほかの系列からの影響の大きさとの相対的な
比率から見てみると、
L7
日経商品指数(
42
種)
、
L9
東証株価指数は相対的に
他へ影響を及ぼすことが多く、
L1
最終需要財在庫率指数、
L4
実質機械受注、
L10
投資環境指数(製造業)は他から影響をよく受ける
2)。
L5
新設住宅着工床
面積は他の系列に対して影響をあまり与えないし、他からの影響は全くない。
価格(物価)
、株価の動きは先行指数の中でも先行性が高いことがわかる。
11
指標からなる系列は、
L5
を除いて相互連動し合っており、とくに
L10
投資環
境指数(製造業)、
L11
中小企業売上見通しはほかの系列との連動性が高い。
福田[
2009A
]
[
2009B
]によれば、
CI
先行指数の採用系列の中で、投資環
境指数
3)、東証株価指数、日経商品指数、消費者態度指数が先行性を発揮する
要因だと分析している。われわれの計測では、東証株価指数と日経商品指数の
先行性については確認されているが、投資環境指数についてはフィードバック
性の強さが得られている。
4. 一致指数を構成する採用系列間の連動性
採用系列の中の営業利益が
2014
年
3
月までしか利用可能でないので、デー
タ期間は
1985
年
1
月から
2014
年
3
月までであり、先行指数のデータ期間と
同じである。一致指数を構成している採用系列の変数名を以下のように定めた。
C1
鉱工業生産指数
C2
鉱工業生産財出荷指数
C3
大口電力使用量
C4
耐
久消費財出荷指数
C5
所定外労働時間指数(調査産業計)
C6
投資財出荷
指数(除輸送機械)
C7
商業販売額(小売業)
(前年同月比)
C8
商業販売
額(卸売業)
(前年同月比)
C9
営業利益(全産業)
C10
中小企業出荷指
数(製造業)
C11
有効求人倍率(除学卒)
まず、採用系列間の相関係数を求めた。
C1
鉱工業生産指数、
C2
鉱工業生
産財出荷指数、
C4
耐久消費財出荷指数はほかとの相関が高く、次に高いのは
C3
大口電力使用量、
C9
営業利益である。
2) 実質機械受注については、田邊[1999]も先行性が劣っていることを述べている。ただし、デー タ期間は 1973 年 4 月から 1996 年 12 月までである。 3) 総資本営業利益率(製造業)から長期利子率(長期国債 10 年新発債流通利回)を引いた指標。(表 6)一致指数を構成している採用系列間の相関係数行列 㻯㻝 㻯㻞 㻯㻟 㻯㻠 㻯㻡 㻯㻢 㻯㻣 㻯㻤 㻯㻥 㻯㻝㻜 㻯㻝㻝 㻯㻝 㻝 㻯㻞 㻜㻚㻣 㻡 㻣 㻝 㻯㻟 㻜㻚㻣 㻢 㻞 㻜 㻚㻥 㻟 㻝 㻝 㻯㻠 㻜㻚㻤 㻠 㻝 㻜 㻚㻤 㻞 㻠 㻜 㻚㻣 㻠 㻣 㻝 㻯㻡 㻜㻚㻜㻡㻤 㻙㻜㻚㻞㻡㻟 㻙㻜㻚㻠㻞㻡 㻜㻚㻜㻣㻢 㻝 㻯㻢 㻜㻚㻢㻣㻡 㻜㻚㻜㻣㻟 㻜㻚㻝㻡㻣 㻜㻚㻟㻝㻤 㻜㻚㻞㻡㻤 㻝 㻯㻣 㻜㻚㻜㻡㻠 㻙㻜㻚㻝㻣㻥 㻙㻜㻚㻟㻜㻤 㻜㻚㻜㻠㻟 㻜 㻚㻣 㻡㻞 㻜㻚㻝㻠㻣 㻝 㻯㻤 㻜㻚㻟㻤㻟 㻜㻚㻝㻝㻤 㻙㻜㻚㻜㻟㻜 㻜㻚㻞㻤㻟 㻜㻚㻢㻥㻞 㻜㻚㻟㻣㻢 㻜㻚㻢㻠㻡 㻝 㻯㻥 㻜㻚㻤 㻝 㻡 㻜 㻚㻣 㻟 㻣 㻜㻚㻢㻝㻟 㻜 㻚㻣㻡 㻜 㻜㻚㻟㻝㻤 㻜㻚㻟㻥㻢 㻜㻚㻟㻝㻜 㻜㻚㻡㻤㻤 㻝 㻯㻝㻜 㻜㻚㻡㻞㻠 㻙㻜㻚㻝㻠㻞 㻙㻜㻚㻜㻢㻣 㻜㻚㻝㻣㻥 㻜㻚㻟㻥㻜 㻜㻚㻥㻟 㻞 㻜㻚㻟㻝㻜 㻜㻚㻠㻠㻤 㻜㻚㻞㻥㻞 㻝 㻯㻝㻝 㻜㻚㻠㻢㻜 㻜㻚㻝㻜㻣 㻜㻚㻜㻟㻝 㻜㻚㻟㻡㻠 㻜 㻚㻣 㻝㻤 㻜㻚㻠㻥㻡 㻜㻚㻢㻜㻣 㻜㻚㻡㻤㻤 㻜㻚㻢㻠㻢 㻜㻚㻡㻠㻢 㻝
一般指数の採用系列についても
ADF
検定を行った結果、先行指数の結果と
同様、変数を一階階差することによって単位根を持たないことが確かめられ
た。従って、以下で行う
Granger
検定は一階階差を使ってすべて行った。
Grange
の因果検定
ほかの系列への影響の大きさとほかの系列からの影響の大きさとの相対的な
比率から見てみると、
C2
鉱工業生産財出荷指数と
C9
営業利益(全産業)の
先行性が高い。
C5
所定外労働時間指数(調査産業計)
、
C8
商業販売額(卸売
業)
(前年同月比)
、
C4
耐久消費財出荷指数が一致指数の中で相対的に他から
の系列の影響を受けているので先行性が低いと考えられる。
C6
投資財出荷指
数(除輸送機械)は他の系列との連動性が一番高く、逆に
C7
商業販売額(小
売業)は他の系列との連動性が一番小さい。このように一致指数系列の動きを
見ていると、投資財生産・出荷と消費財生産・出荷の関係では、投資が先に動
き、消費が後に動いている。また投資が動く前に営業利益が先行してそれが投
資につながっていると考えられる。
5. 遅行指数を構成する採用系列間の連動性
実質法人企業設備投資が
2014
年
3
月までしか公表されていないので、デー
タ期間は
1985
年
1
月から
2014
年
3
月までである。先行指数、一致指数と同
じ期間である。遅行指数を構成する採用系列の変数名を以下のように定義する。
LG1
第
3
次産業活動指数(対事業所サービス業)、
LG2
常用雇用指数(調
査産業計)
、
LG3
実質法人企業設備投資(全産業)
、
LG4
家計消費支出(全国
(表 7)一致指数を構成する採用系列間の Granger 因果検定:P 値 㻸㻭㻳㻩㻝 㻯㻝 㻯㻞 㻯㻟 㻯㻠 㻯㻡 㻯㻢 㻯㻣 㻯㻤 㻯㻥 㻯㻝㻜 㻯㻝㻝 㻯㻝 㻜㻚㻜㻝㻝㻡 㻜㻚㻜㻡㻟㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻢㻡㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻟㻣㻤 㻜㻚㻜㻞㻜㻥 㻜㻚㻜㻝㻟㻡 㻜㻚㻜㻜㻞㻠 㻜㻚㻜㻜㻣㻤 㻯㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻣㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻝㻜㻠 㻜㻚㻜㻜㻝㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻝㻞 㻯㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻞㻣㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻡㻠㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻠 㻜㻚㻟㻜㻡㻜 㻜㻚㻝㻞㻤㻞 㻜㻚㻝㻤㻟㻞 㻜㻚㻝㻥㻟㻥 㻜㻚㻜㻜㻝㻤 㻜㻚㻡㻥㻢㻝 㻜㻚㻞㻡㻝㻣 㻜㻚㻜㻠㻥㻝 㻜㻚㻢㻡㻟㻤 㻜㻚㻜㻝㻤㻡 㻯㻡 㻜㻚㻜㻝㻢㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻥㻜㻥㻞 㻜㻚㻤㻣㻞㻟 㻜㻚㻜㻜㻟㻠 㻜㻚㻥㻥㻢㻡 㻜㻚㻢㻜㻝㻜 㻜㻚㻣㻟㻠㻠 㻜㻚㻣㻣㻥㻠 㻜㻚㻝㻡㻣㻢 㻯㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻠㻤 㻜㻚㻜㻣㻟㻞 㻜㻚㻜㻞㻟㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻝㻣㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻠㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻣 㻜㻚㻢㻡㻤㻟 㻜㻚㻜㻠㻤㻤 㻜㻚㻥㻜㻡㻥 㻜㻚㻜㻠㻟㻟 㻜㻚㻤㻠㻢㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻣 㻜㻚㻜㻟㻞㻠 㻜㻚㻞㻟㻤㻝 㻜㻚㻟㻜㻜㻣 㻜㻚㻞㻡㻝㻜 㻯㻤 㻜㻚㻡㻤㻟㻟 㻜㻚㻣㻟㻤㻞 㻜㻚㻜㻢㻥㻢 㻜㻚㻜㻟㻜㻡 㻜㻚㻜㻞㻤㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻟㻝㻞㻥 㻜㻚㻤㻜㻟㻣 㻜㻚㻜㻝㻝㻥 㻜㻚㻞㻥㻥㻤 㻯㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻠㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻜 㻜㻚㻟㻟㻞㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻞㻜㻡 㻜㻚㻝㻢㻢㻟 㻜㻚㻜㻟㻥㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻝㻥㻜 㻜㻚㻠㻡㻝㻤 㻜㻚㻝㻡㻣㻢 㻜㻚㻝㻡㻤㻥 㻯㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻟㻢㻟 㻜㻚㻜㻜㻡㻢 㻜㻚㻜㻣㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻠㻤㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻟㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻭㻳㻩㻞 㻯㻝 㻯㻞 㻯㻟 㻯㻠 㻯㻡 㻯㻢 㻯㻣 㻯㻤 㻯㻥 㻯㻝㻜 㻯㻝㻝 㻯㻝 㻜㻚㻞㻟㻠㻞 㻜㻚㻜㻜㻝㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻝㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻣㻠㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻡 㻯㻞 㻜㻚㻜㻜㻞㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻥㻣㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻣 㻯㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻞㻟㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻟㻣㻜㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻠 㻜㻚㻞㻠㻡㻥 㻜㻚㻞㻢㻣㻢 㻜㻚㻝㻝㻡㻥 㻜㻚㻝㻝㻡㻠 㻜㻚㻜㻜㻢㻝 㻜㻚㻥㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻝㻞 㻜㻚㻜㻜㻣㻜 㻜㻚㻜㻝㻜㻟 㻯㻡 㻜㻚㻝㻝㻟㻣 㻜㻚㻜㻝㻡㻜 㻜㻚㻞㻣㻥㻢 㻜㻚㻡㻝㻜㻤 㻜㻚㻜㻝㻜㻝 㻜㻚㻞㻜㻥㻡 㻜㻚㻜㻜㻝㻥 㻜㻚㻠㻣㻡㻠 㻜㻚㻟㻥㻥㻞 㻜㻚㻜㻡㻠㻝 㻯㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻜㻚㻞㻥㻠㻢 㻜㻚㻜㻜㻥㻢 㻜㻚㻜㻝㻡㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻯㻣 㻜㻚㻤㻜㻤㻝 㻜㻚㻝㻣㻟㻣 㻜㻚㻞㻣㻟㻜 㻜㻚㻜㻥㻡㻠 㻜㻚㻥㻡㻥㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻤 㻜㻚㻝㻜㻡㻤 㻜㻚㻞㻥㻡㻣 㻜㻚㻠㻞㻞㻟 㻜㻚㻜㻡㻠㻟 㻯㻤 㻜㻚㻤㻞㻞㻟 㻜㻚㻣㻞㻢㻡 㻜㻚㻜㻞㻠㻤 㻜㻚㻜㻤㻞㻠 㻜㻚㻜㻝㻢㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻟㻞㻝㻣 㻜㻚㻝㻟㻡㻤 㻜㻚㻜㻠㻣㻢 㻜㻚㻜㻜㻝㻠 㻯㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻥㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻜 㻜㻚㻞㻜㻞㻡 㻜㻚㻜㻝㻞㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻥㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻞㻝㻢㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻤㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻯㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻝㻝 㻜㻚㻠㻣㻤㻡 㻜㻚㻜㻝㻟㻞 㻜㻚㻝㻠㻢㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻡㻢㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻝㻡㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻭㻳㻩㻟 㻯㻝 㻯㻞 㻯㻟 㻯㻠 㻯㻡 㻯㻢 㻯㻣 㻯㻤 㻯㻥 㻯㻝㻜 㻯㻝㻝 㻯㻝 㻜㻚㻞㻤㻤㻟 㻜㻚㻜㻜㻞㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻝㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻜㻟㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻯㻞 㻜㻚㻜㻜㻤㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻯㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻤㻢㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻡㻢㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻠 㻜㻚㻜㻠㻢㻝 㻜㻚㻜㻤㻡㻡 㻜㻚㻞㻝㻥㻠 㻜㻚㻞㻣㻟㻜 㻜㻚㻜㻝㻞㻣 㻜㻚㻢㻢㻞㻣 㻜㻚㻜㻜㻡㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻜㻚㻜㻡㻡㻞 㻜㻚㻜㻝㻟㻢 㻯㻡 㻜㻚㻝㻟㻟㻝 㻜㻚㻜㻡㻜㻟 㻜㻚㻜㻤㻟㻜 㻜㻚㻠㻜㻤㻢 㻜㻚㻜㻠㻢㻤 㻜㻚㻝㻝㻞㻝 㻜㻚㻜㻟㻠㻜 㻜㻚㻞㻞㻠㻤 㻜㻚㻤㻜㻜㻤 㻜㻚㻜㻜㻠㻟 㻯㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻞㻣㻜㻟 㻜㻚㻜㻝㻤㻠 㻜㻚㻜㻜㻠㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻞㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻣 㻜㻚㻥㻝㻜㻢 㻜㻚㻞㻡㻜㻥 㻜㻚㻠㻟㻜㻝 㻜㻚㻝㻤㻥㻟 㻜㻚㻥㻣㻞㻤 㻜㻚㻜㻜㻝㻣 㻜㻚㻝㻜㻤㻟 㻜㻚㻜㻡㻡㻤 㻜㻚㻣㻞㻜㻢 㻜㻚㻝㻜㻡㻝 㻯㻤 㻜㻚㻜㻞㻝㻠 㻜㻚㻝㻡㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻞㻢 㻜㻚㻜㻜㻟㻜 㻜㻚㻜㻜㻠㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻟㻠㻢㻞 㻜㻚㻝㻟㻢㻡 㻜㻚㻜㻟㻥㻣 㻜㻚㻜㻜㻞㻟 㻯㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻞㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻜 㻜㻚㻝㻣㻤㻝 㻜㻚㻜㻠㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻠 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻠㻟 㻜㻚㻜㻜㻝㻜 㻜㻚㻜㻠㻝㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻝㻥 㻜㻚㻟㻝㻣㻝 㻜㻚㻜㻞㻢㻣 㻜㻚㻝㻜㻞㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻝㻜㻞㻢 㻜㻚㻜㻜㻞㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻸㻭㻳㻩㻠 㻯㻝 㻯㻞 㻯㻟 㻯㻠 㻯㻡 㻯㻢 㻯㻣 㻯㻤 㻯㻥 㻯㻝㻜 㻯㻝㻝 㻯㻝 㻜㻚㻠㻠㻞㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻟㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻜㻠㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻡㻟 㻜㻚㻜㻝㻜㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻯㻞 㻜㻚㻜㻝㻢㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻞㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻜㻥㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻯㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻞㻡㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻟 㻜㻚㻜㻜㻡㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻠 㻜㻚㻜㻤㻝㻟 㻜㻚㻜㻥㻢㻞 㻜㻚㻜㻜㻣㻣 㻜㻚㻜㻡㻣㻟 㻜㻚㻜㻝㻤㻞 㻜㻚㻠㻠㻜㻢 㻜㻚㻜㻜㻣㻣 㻜㻚㻜㻜㻝㻠 㻜㻚㻜㻤㻟㻥 㻜㻚㻜㻜㻡㻝 㻯㻡 㻜㻚㻜㻝㻣㻢 㻜㻚㻜㻝㻣㻥 㻜㻚㻜㻡㻞㻥 㻜㻚㻟㻜㻜㻜 㻜㻚㻝㻝㻣㻤 㻜㻚㻝㻠㻡㻡 㻜㻚㻜㻝㻥㻞 㻜㻚㻝㻥㻢㻝 㻜㻚㻢㻢㻤㻤 㻜㻚㻜㻝㻣㻠 㻯㻢 㻜㻚㻜㻜㻝㻠 㻜㻚㻞㻜㻞㻝 㻜㻚㻜㻞㻞㻢 㻜㻚㻜㻝㻟㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻜㻞㻢 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻣 㻜㻚㻥㻢㻜㻤 㻜㻚㻠㻝㻞㻝 㻜㻚㻡㻥㻢㻞 㻜㻚㻞㻤㻢㻝 㻜㻚㻤㻢㻞㻞 㻜㻚㻜㻜㻣㻟 㻜㻚㻞㻞㻠㻣 㻜㻚㻜㻟㻢㻥 㻜㻚㻤㻟㻢㻤 㻜㻚㻜㻤㻥㻞 㻯㻤 㻜㻚㻜㻠㻠㻟 㻜㻚㻞㻝㻤㻣 㻜㻚㻜㻜㻢㻟 㻜㻚㻜㻜㻡㻤 㻜㻚㻜㻞㻠㻤 㻜㻚㻜㻜㻜㻞 㻜㻚㻞㻤㻢㻜 㻜㻚㻟㻢㻡㻥 㻜㻚㻝㻜㻤㻡 㻜㻚㻜㻜㻠㻜 㻯㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻝㻣 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻜 㻜㻚㻞㻤㻠㻥 㻜㻚㻜㻤㻠㻥 㻜㻚㻜㻜㻜㻝 㻜㻚㻜㻜㻡㻟 㻜㻚㻜㻜㻜㻡 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻝㻥㻟 㻜㻚㻜㻜㻞㻝 㻜㻚㻞㻜㻝㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻯㻝㻝 㻜㻚㻜㻜㻠㻟 㻜㻚㻟㻥㻞㻠 㻜㻚㻜㻡㻝㻢 㻜㻚㻞㻜㻥㻞 㻜㻚㻜㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻜㻝㻝 㻜㻚㻝㻜㻢㻜 㻜㻚㻜㻜㻥㻟 㻜㻚㻜㻜㻞㻠 㻜㻚㻜㻜㻝㻤
勤労者世帯)、
LG5
法人税収入、
LG6
完全失業率
まず、採用系列間の相関を(表
8
)で見てみよう。
(表 8)遅行指数を構成している採用系列間の相関係数行列 㻸㻳㻝 㻸㻳㻞 㻸㻳㻟 㻸㻳㻠㻌㻌㻌㻌㻌㻌 㻸㻳㻡 㻸㻳㻢 㻸㻳㻝 㻝 㻸㻳㻞 㻙㻜㻚㻝㻥㻟 㻝 㻸㻳㻟 㻜 㻚㻣㻝 㻡 㻜㻚㻠㻝㻞 㻝 㻸㻳㻠㻌 㻙㻜㻚㻟㻞㻟 㻜㻚㻠㻝㻟 㻙㻜㻚㻜㻞㻡 㻝 㻸㻳㻡 㻙㻜㻚㻟㻞㻢 㻜㻚㻣 㻠㻥 㻜㻚㻟㻟㻜 㻜㻚㻠㻞㻟 㻝 㻸㻳㻢 㻜 㻚㻣㻜 㻢 㻙㻜㻚㻢㻟㻜 㻜㻚㻝㻞㻣 㻙㻜㻚㻠㻤㻝 㻙㻜 㻚㻣㻟 㻠 㻝(表
8
)によれば、
LG1
第
3
次産業活動指数と
LG6
完全失業率の
2
系列が
他の採用系列との相関が相対的に強い。ただし、この中で
LG1
と
LG6
の相
関がプラスであるのは理解が難しい。
LG6
は
LG2
常用雇用指数との相関が期
待通りマイナスで得られているが、
LG1
は
LG2
との相関がほとんどない。第
3
次産業には多くの非正規雇用が雇われているので、完全失業率との関係は明
白ではないことが考えられるが、
LG1
と
LG6
の相関がなぜ見かけ上にしろプ
ラスになるのか、今後の検討にゆずる。
Granger
の因果検定
次に
Granger
の因果検定を行うので、変数に単位根があるかどうか
ADF
検
定を行った。先行指数、一致指数の結果と同様に、変数は単位根を持つので、
変数の一階階差について
ADF
検定を行ったところ、単位根を持たないことが
わかったので、
Granger
検定は変数の一階階差で行った。その結果は(表
9
)
の通りである。
LG3
実質法人企業設備投資(全産業)がほかの系列に一番影響を与え、
LG2
常用雇用指数(調査産業計)がほかの系列から一番影響を受けている。した
がって、
LG3
が遅行指数の中で一番先行しており、
LG2
が一番遅いことにな
る。連動性の高い系列は、
LG3
、
LG2
、
LG6
完全失業率である。
LG1
第
3
次産業活動指数と
LG2
との連動性は得られておらず、これは相関
と整合的である。他方、
LG1
と
LG6
との連動性は全く得られておらず、これ
は相関の結果と対照的であり、プラスの相関は見かけ上の可能性が高い。
(表 9)遅行指数を構成する採用系列間の Granger 因果検定:P 値 㻸㻭㻳㻩㻝 㻸㻳㻝 㻸㻳㻞 㻸㻳㻟 㻸㻳㻠 㻸㻳㻡 㻸㻳㻢 㻸㻳㻝 㻜㻚㻟㻜㻜㻠 㻜㻚㻤㻤㻢㻥 㻜㻚㻝㻜㻟㻠 㻜㻚㻢㻤㻤㻝 㻜㻚㻢㻡㻝㻠 㻸㻳㻞 㻜㻚㻟㻞㻝㻠 㻜㻚㻤㻝㻡㻣 㻜㻚㻤㻡㻝㻢 㻜㻚㻜㻢㻟㻤 㻜㻚㻜㻜㻝 㻟 㻸㻳㻟 㻜㻚㻝㻢㻞㻤 㻜㻚㻜 㻜㻜㻜 㻜㻚㻥㻤㻤㻝 㻜 㻚㻜㻜 㻥㻤 㻜㻚㻜㻥㻝㻥 㻸㻳㻠 㻜㻚㻝㻜㻤㻣 㻜㻚㻟㻠㻜㻥 㻜㻚㻡㻝㻣㻢 㻜㻚㻝㻡㻠㻤 㻜㻚㻟㻝㻣㻟 㻸㻳㻡 㻜㻚㻞㻟㻤㻠 㻜㻚㻤㻡㻞㻡 㻜㻚㻟㻠㻢㻞 㻜㻚㻝㻜㻡㻝 㻜㻚㻜㻠㻤 㻡 㻸㻳㻢 㻜㻚㻡㻥㻢㻜 㻜㻚㻝㻤㻠㻝 㻜㻚㻣㻜㻡㻟 㻜㻚㻠㻡㻡㻠 㻜㻚㻡㻜㻥㻞 㻸㻭㻳㻩㻞 㻸㻳㻝 㻸㻳㻞 㻸㻳㻟 㻸㻳㻠 㻸㻳㻡 㻸㻳㻢 㻸㻳㻝 㻜㻚㻠㻟㻣㻤 㻜㻚㻟㻡㻢㻥 㻜㻚㻞㻝㻜㻜 㻜㻚㻢㻠㻤㻥 㻜㻚㻤㻢㻜㻠 㻸㻳㻞 㻜㻚㻝㻣㻤㻡 㻜㻚㻡㻞㻜㻞 㻜㻚㻥㻟㻡㻤 㻜 㻚㻜㻞 㻥㻠 㻜㻚㻜㻜㻜 㻜 㻸㻳㻟 㻜㻚㻜㻞㻟 㻤 㻜㻚㻜 㻜㻜㻞 㻜㻚㻜㻡㻤㻟 㻜 㻚㻜㻜 㻜㻡 㻜㻚㻜㻞㻣 㻤 㻸㻳㻠 㻜㻚㻝㻟㻞㻜 㻜㻚㻜 㻝㻝㻥 㻜㻚㻞㻜㻢㻝 㻜㻚㻝㻥㻟㻢 㻜㻚㻠㻠㻝㻤 㻸㻳㻡 㻜㻚㻟㻤㻜㻥 㻜㻚㻜 㻟㻥㻢 㻜㻚㻝㻟㻜㻥 㻜㻚㻞㻥㻥㻡 㻜㻚㻜㻝㻞 㻣 㻸㻳㻢 㻜㻚㻡㻟㻣㻟 㻜㻚㻜 㻜㻡㻢 㻜 㻚㻜㻞㻜 㻣 㻜㻚㻡㻢㻥㻡 㻜㻚㻞㻜㻣㻜 㻸㻭㻳㻩㻟 㻸㻳㻝 㻸㻳㻞 㻸㻳㻟 㻸㻳㻠 㻸㻳㻡 㻸㻳㻢 㻸㻳㻝 㻜㻚㻝㻠㻟㻠 㻜 㻚㻜㻜㻝 㻤 㻜㻚㻝㻟㻞㻡 㻜㻚㻠㻢㻡㻥 㻜㻚㻤㻡㻢㻢 㻸㻳㻞 㻜㻚㻝㻜㻢㻜 㻜㻚㻜㻥㻞㻥 㻜㻚㻥㻢㻥㻞 㻜㻚㻜㻣㻜㻥 㻜㻚㻜㻜㻜 㻡 㻸㻳㻟 㻜㻚㻜㻝㻢 㻝 㻜㻚㻜 㻜㻜㻞 㻜㻚㻝㻡㻥㻢 㻜 㻚㻜㻜 㻜㻜 㻜㻚㻜㻟㻥 㻣 㻸㻳㻠 㻜㻚㻞㻞㻣㻤 㻜㻚㻜 㻝㻝㻜 㻜㻚㻞㻠㻡㻞 㻜㻚㻟㻤㻞㻣 㻜㻚㻠㻥㻝㻝 㻸㻳㻡 㻜㻚㻟㻣㻤㻞 㻜㻚㻜 㻜㻠㻤 㻜 㻚㻜㻜㻞 㻢 㻜㻚㻟㻢㻣㻥 㻜㻚㻜㻜㻣 㻟 㻸㻳㻢 㻜㻚㻠㻢㻡㻥 㻜㻚㻜 㻞㻡㻢 㻜 㻚㻜㻜㻜 㻜 㻜㻚㻡㻤㻜㻠 㻜 㻚㻜㻠 㻞㻟 㻸㻭㻳㻩㻠 㻸㻳㻝 㻸㻳㻞 㻸㻳㻟 㻸㻳㻠 㻸㻳㻡 㻸㻳㻢 㻸㻳㻝 㻜㻚㻜㻥㻠㻞 㻜 㻚㻜㻝㻠 㻠 㻜㻚㻞㻠㻝㻞 㻜㻚㻠㻝㻢㻠 㻜㻚㻥㻟㻞㻥 㻸㻳㻞 㻜㻚㻝㻤㻣㻠 㻜㻚㻟㻠㻟㻡 㻜㻚㻥㻥㻝㻢 㻜㻚㻝㻟㻢㻝 㻜㻚㻜㻜㻝 㻞 㻸㻳㻟 㻜㻚㻜㻜㻝 㻜 㻜㻚㻜 㻜㻜㻜 㻜㻚㻜㻥㻢㻟 㻜 㻚㻜㻜 㻜㻝 㻜㻚㻜㻞㻠 㻟 㻸㻳㻠 㻜㻚㻟㻣㻝㻟 㻜㻚㻜 㻞㻜㻝 㻜㻚㻢㻣㻣㻥 㻜㻚㻡㻝㻢㻠 㻜㻚㻞㻤㻞㻟 㻸㻳㻡 㻜㻚㻜㻟㻞 㻤 㻜㻚㻜 㻜㻥㻡 㻜㻚㻝㻢㻟㻜 㻜㻚㻢㻠㻤㻥 㻜㻚㻜㻝㻟 㻣 㻸㻳㻢 㻜㻚㻣㻠㻥㻟 㻜㻚㻜 㻞㻢㻜 㻜 㻚㻜㻝㻟 㻥 㻜㻚㻠㻟㻢㻝 㻜㻚㻝㻝㻜㻟
6. 結びに代えて
採用系列は、内閣府が公表しているデータそのままを使って、計測作業を
行っている。すなわち、
CI
指数を作成するときに行う加工操作(例えば対称
変化率を求めたり、基準化を行ったり、データの外れ値処理等)は行っていな
い。その意味では、われわれの計測による結果は限定的である。
各指数内での先行性の点からまとめると、先行指数では東証株価指数と日経
商品指数、一致指数では鉱工業生産財出荷指数と営業利益、遅行指数では実質
法人企業設備投資がそれぞれの指数の中で先行性を持っている。また、ほかの
系列との関連が大きい採用系列は、先行指数では投資環境指数、中小企業売上
見通し、一致指数では投資財出荷指数、遅行指数では連動性の高い系列はあま
りないがしいて挙げるとすれば実質法人企業設備投資、常用雇用指数、完全失
業率である。
上で見たように、投資関連系列のフィードバック性が高い。先行指数では投
資環境指数、一致指数では投資財出荷指数、遅行指数では実質法人企業設備投
資である。このことは、景気変動の主原因は投資ということを物語っているの
であろうか。
また、先行指数ならびに一致指数の採用系列間のフィードバック性は高い。
それに対して、遅行指数の系列どうしのフィードバック性は低い。遅行指数の
採用系列の数が
6
と先行指数、一致指数の
11
に比べ少ないのがひとつの要因
かもしれない。フィードバック性が高い系列が多いということは、先行指数、
一致指数の採用系列を減らせるのではないか。フィードバック関係の強い系列
はまとめることができるであろう。一致指数に関して、根岸[
2013
]は「採用
系列は
4
系列で十分である」ことを提案した。また、外国の一致指数の採用系
列の数も少ない。韓国の景気動向指数
CI
4)は先行指数
9
系列、一致指数
6
系
列、遅行指数
5
系列であり、韓国統計庁が公表し、アメリカの景気動向指数
CI
5)は先行指数
10
系列、一致指数
4
系列、遅行指数
7
系列であり、全米産業審
議会
Conference Board
が公表している。ただし、先行指数に関して、採用系
列の数が相対的に多いというのは、先行指数が一番重要だという証拠かもしれ
ない。景気について、現在の景気の水準がどうであるかよりもこれから景気は
どうなっていくのかという方が重要な情報なのかもしれない。福田[
2008A
]
4) 先行指数:在庫循環指数、消費者期待指数、生産者出荷指数(国内需要向け機械、除く自動車)、 建築注文受注(実質)、純交易条件、消費者物価指数、入職離職者比率、総合株価指数、利率ス プレッド。一致指数:鉱工業生産指数(全産業)、サービス産業指数(除卸売・小売)、建築物完 成額(実質)、国内市場出荷指数、輸入(実質)、雇用者数(除農林水産)。遅行指数:生産者在 庫指数、在庫指数、消費支出(全家計・実質)、消費財輸入(実質)、常用雇用者数、社債利回り。 5) 先行指数:平均週労働時間(製造業)、週平均失業保険申請件数、製造業新規受注(消費財と原材 料)、ISM 新規受注指数、製造業新規受注資本財(非防衛・除航空機)、新規民間住宅建設許可、 株価指数(500 普通株)、先行信用指数 LCI、長短金利スプレッド、消費者期待度指数。一致指 数:移転所得を除く実質個人所得、非農業雇用者数、工業生産、製造業・商業販売額(実質)。 遅行指数:失業の平均期間、在庫売上高比率(製造業と商業)、単位労働コスト(製造業)、平均 プライムレート、商工ローン、消費者割賦信用個人所得比率、消費者物価指数(サービス部門)。によれば、
Conference Board
も
OECD
も、景気指数は一致指数よりも先行
指数に重点を置いた形で公表されている。
先行指数は一致指数に先行し、一致指数は遅行指数に先行していることは確
かめられたが、それぞれの指数の採用系列について再構築の必要性があり、ど
のような系列を採用するべきか今後の課題であるが、その前に予測の分散分解
なども行いながら、採用系列間の関係をさらに明らかにしていかなければなら
ない。
参考文献MacKinnon,J.G.[1996],“Numerical Distribution Functions for Unit Root and Cointegration Tests,” Journal of Applied Econometrics, 11(6), 601-618. 飯塚信夫[2008]「景気関連統計(加工統計)の現状と課題」、『NIRA 研究報告書: 統計改革への提言「専門知と経験知の共有化」を目指して』、NIRA(総合研究 開発機構) 田邊靖夫[1999]「景気動向指数のスペクトル解析」、『日本統計学会誌』第 29 巻第 3 号、日本統計学会 永濱利廣[2008]「景気関連統計(一次統計)の現状と課題」、『NIRA 研究報告書: 統計改革への提言「専門知と経験知の共有化」を目指して』、NIRA 根岸紳[2013]「CI 一致指数の採用系列は 4 系列で十分」、景気循環学会 HP 会員 論文、景気循環学会 羽森茂之[2010]『ベーシック計量経済学』、中央経済社 福田慎一[2009A]「景気動向指数─グローバル・スタンダードとわが国独自の指標 作成に向けて─」、『景気とサイクル』、第 47 号、景気循環学会 福田慎一[2009B]「新しい景気指数の可能性について:わが国独自の指標作成へ向 けての課題」、『景気とサイクル』、第 48 号、景気循環学会 松浦克己、コリン・マッケンジー[2012]『EViews による計量経済分析[第 2 版]』、 東洋経済新報社