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急性錐体外路症状に対して切り替えか,対症療法か : 優先順位は,減量,切り替え,対症療法

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Academic year: 2021

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(1)

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事 捧 語 紙 怒 縫 砂 僧 マ 清 滝 時 U M 伊 匂 誠 港 事 h w e ぽ 汁 拘4 5 ぬ いん M n 句 協 の i υ 1 r め J f f t d J I g y - - 益 必 : 4e * t ’ J J 古 川 北 一JA , K シ必 円 4 2 1 f 7 l e t s a 建 t p l b 4 t ι v i 唱 宮 川 H リ11 ‘. 4 ・ 3 1 1 j 》 4 3 s l , S 1 1 6 4 ? i ! ’ ・ s f t I t u i l r , ; 3 i t 可 b - 学 イ 斗 A K T U 告 i d ふ 必 1 k t - n j f J i j h a s s A i, l ; F g v γ 手 t e a - - S F 4 、 e v v a s 言 、 J h t - R J s t ‘ 3 J 9 h f b 宅 〈 会 重 量 産 4 3 2 4 ‘ 受 益 警 s a e 3淳 5 6 4 j ; 司 ι 1 6金 ・ 1 2 句 史 ヨ n q i 1 9 2 a fri 鑑 ‘ 』 F : 、 31jt i l t h そ 唱 61496ihf d J 7 3 t p d 3 〜 J v i t ( 4 号 l i l t ; ・ ー : 、 品 川 F t

対症療法か

急性錐体外路症状に対して切り替えか,

一一優先順位は,減量切り替え,対症療法 大 森 哲 郎 * I I . 抗 パ 薬 併 用 は か つ て の 常 套 手 段 だ っ た 現在でこそ非定型抗精神病薬(非定型薬)の単 剤使用が統合失調症薬物療法の基本として受け入 れられているが,これは比較的最近のことであ る 。 日 本 へ の 非 定 型 薬 の 導 入 はenoidrepisr が 1 9 9 6 年,enipzanalo とqenipaiteu が2100 年,-ipira p r a z o l e が2006 年であり,これらの薬物の導入とと もに単剤治療が徐々に広まってきた。それまでの 定型抗精神病薬(定型薬)の時代には,-irepolah d o l のような抗精神病作用の強い薬物と-orprolhc mazine のような鎮静作用が強い薬物とを,適宜組 み合わせて使用することが多かった。すると勢い 用量は過剰となり, EPS の出現が高率となり,予 防的な抗パ薬の併用が常套手段となっていた。 非定型薬導入直前の時期(99796-119 年)に, 大学病院を主とする

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施設(

5

大学精神科,

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国 立療養所)で行われた入院患者対象の調査2)によ れば,退院時平均40 剤の向精神薬が処方され,う. ち8.1 剤が抗精神病薬であり 平均投与量は-rolhc promazine 換 算 で420mg であった。ldorieopalH とlevomepromazine またはenizamroprolhc の 併 用処方が30% を超えている。抗パ薬の併用は92 %の症例に及んでいる。 こうしてみると,急性EPS に対して切り替え か,対症療法かという本稿のテーマは,あらかじ め抗パ薬が併用されていたほんの20 年前にはそも そも成立しなかったことがわかる。このような臨 床疑問が設定されること自体に,ここ0 年ほどの2 Which siretteb rof eutca ladimarypartxe ,smotpmys ginhtcisw t h ecitohcyspitna drug arogdind ananainosnikarpint ug?dr *徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野 〔干385070-0 徳島市蔵本町3丁目158-1 〕 T e t s u r

o Ohmori : Department Pfo,yrtaihcys Tokushima -inU

v e r s i t y euatradG lhooSc Bfolaicdemoi .secneciS -5118-3 a-urK m o t o c h o , iT,amhsuko ,305-8070 n.apaJ め に ノtーキンソニズムやアカシジアなどの錐体外路 症状(EPS )の出現は抗精神病薬治療中にしばし ば遭遇する事態である。そのときに使用している 薬物を減量するか,別の抗精神病薬へ切り替える か,それとも抗パーキンソン薬(以下,抗パ薬) などによる対症療法によって切りぬけるか,この

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択の判断を迫られることになる。 実際のところは,治療場面(外来か入院か), 治療時期(導入期から維持期までに状態像(妄 想型,緊張型,操状態,うつ状態など), EPS の 程度と性質,それによる生活障害の程度,出現の タイミング(処方直後か増量後か),患者側の要 因(EPS の既往,年齢)などを勘案して判断して いる。すると一概には言えないということになっ てしまうが,原則がないわけで、はない。優先順位 として,第一に取るべき手段は減量,それが無理 なら切り替え,それも難しいなら対症療法,とい うのが私の原則である。その理由を以下に簡単に 述べておく。

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ま 1379 5)15( 2 0 1 7 N o . ,11 V o l . 02 臨床精神薬理

(2)

聞の抗精神病薬療法の進歩が現れていると言え とともに個体側の要因もあるので,

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つの薬物で る。 EPS が出現した場合には別の薬物へ変更してもや はり EPS が出現するリスクは少なくない。用量設 I I I .用量が上がれば EPS は出現する 定は慎重に行わなくてはならないのは言うまでも EPS の出現は定型薬の弱点でもあったが,投与 量の設定が高すぎた可能性が残る 。最近の脳機能 画像研究による抗精神病薬脳内ドーパミン受容体 占拠率の検討を見ると, EPS の出現につながる占 拠率80% に達するのは, reondripesi では 6mg 6> , o l a n z a p i n e ではg320m >で、あり,それぞれの臨床用 量 と軌を ーにするのに対し, holdrieopla の場合は 意外にも 3~4mg 程度. 41 )であることが示されてい る。かつての定型薬の使用方法で、は抗パ薬が必要 なのは当然であったのである 。 非定型薬にはそれぞれに適切な用量範囲が設定 されているから,常用量にとどまれば EPS は出現 しにくい。とはいえ,高用量になるほど EPS は出 現しやすくなるのは明らかであるO 少量で有効な 例ではむやみに増量する必要はないし安易な併 用療法は避けなければならない。EPS が生じたと きにはまずは用量過剰の可能性や安易な併用処方 の有無をチェックして,可能なら薬物の整理と減 量を図りたい。

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切り替える薬物の選択肢は多数ある ない。

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対症療法は最後の手段 切り替えの弱点は,次に選択する抗精神病薬で もEPS が発現しないという保証はないことと,治 療が振り出しに戻ってしまうことにある 。その方 策が取りにくいときは,抗コリン薬やベンゾジア ゼピン系薬物で急場をしのぐのは場合によっては 賢策となることもある 。安定維持のためにそれら の薬物の併用が長期的に必要な症例も存在するo しかし併用薬にはそれ自体の有害作用があるD 抗コリン薬には副交感神経系への影響に加え,中 枢で、は認知機能への影響もある 。ベンゾジアゼピ ン系薬物に関しては,眠気,鎮静,筋弛緩,脱力 などの短期的な副作用だけでなく.耐性や依存の 形成などの中長期的な副作用も生じる 。統合失調 症の治療期間は長期に及ぶ。できるだけ非定型単 剤治療を心がけるのを原則としたい。

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I

.

お わ り に 急性 EPS への対応の原則は,治療効果の持続 治療開始早々に EPS が出現してしまったときに が期待できればまずは減量,その見通しが乏しけ は,減量という方針は取りにくい。その場合は別 れば別の非定型薬への変薬で、あり,抗パ薬併用は の非定型薬に切り替えるのが多くのガイドライン あくまでも次善の策ないし窮余の策と心がけるの の説くところであるO 切り替えの有効性はエビデ がよいだろう 。 ンスが示しているし5),また経験的にも支持でき る。臨床場面や患者要因を考慮して複数ある非定 型薬のなかからいずれかを選ぶことになる 。 定型薬時代にはある程度の鎮静は治療に有用で あり, EPS の出現はやむをえないので、抗パ薬で、対 応するというのが基本治療方針であったが,現在 では鎮静を避け EPS を出現させずに QOL を保つ 治療が求められている 。EPS が生じた場合には切 り替えによって EPS の生じない適切な一剤を探す のがよい。 EPS の出現は他の副作用と同様に薬物側の要因 文 献 1 ) Hde ,ana ,.L nva ,ngegruB ,.M ,eyalavaL

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(3)

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d on PET-measured D2 and 5-HηA -pecer t o r acnypucco nicinerhpozihcs .stneitap Am. .J P s y c h i a t r y , 561 )6( : ,57-8968 .9991 3) ,ruapK ,.S,yksrupiZ RB., n,ngtoemiR G. ate:.l 5 -HT2 and D2 rrotpcee ycnapucco ofoeinpazanl i naienrhpozhics : a PET .noitagitsevni Am. .J P s y c h i a t r y , 551 )7( : ,82-9129 .8991 4) r,upaK ,.S,yksrupiZ R, J,seno e.C at:.l -noitaleR s h i p between dopamine D ()2 ,ycnapcuco inilc 岨 c a l ,esnopser and edis stceffe : a dndlibe-bluo PET sdyut ffedoosipe-tsri .ainerhpoizhcs Am. .J P s y c h i a t r y , 571 )4( : ,2045-15 0.002 5) Newcomer, ,.W.J ,neideW ,.J.P Buchanan, RW.: 1 3 8 1 )751( 2 0 1 7 N o . .11 V o l . 20 臨床精神薬理

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