音楽のアウトリーチにおける子どもを対象としたコンサートについての研究
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(2) 第1節 アウトリーチの定義. 視野に入れ,聴衆に対する理解をもち,聴衆との. 第2節 アウトリーチの意義. コミュニケーションが実現可能なコンサートづ. 第2章. 日本における. くりが実践できる演奏家の育成が求められてい. 音楽によるアウトリーチ活動の現状と課題. る。第二に,子育て支援センターにおいてのアウ トリーチでは,アウトリーチ継続の課題としてあ. 第1節 日本におけるアウトリーチ活動の. がっていた「アーティストやコーディネーター. 歴史的背景. (仲介者)との打ち合わせ,調整に時間と手間が. 第2節 大学におけるアウトリーチ活動 第3節 NPO団体におけるアウトリーチ活動. かかる」問題を克服し,実施先の二一ズを充分に. 第4節 学校教育におけるアウトリーチ活動. 反映しづつ実施者にも負担の少ない方法を考え. 第3章 音楽によるアウトリーチ活動の実践と考察. ていく必要がある。実施者が実施先にアウトリー. 第1節 「子どものためのコンサート. チのコンセプトやコンサート内容を的確に伝え る能力やマネジメント能力を習得しなければな. ・シリーズ」における実践. 第2節 子育て学習センターにおける実践. らない。. 第3節 考察. 子どもを対象としたアウトリーチでは,聴衆と. おわりに. なる子どもは多様であり,様々なタイプの子ども に対応できるプログラミングが求められた。とり. 3.建文の量夢. わけ,子育て学習センターのアウトリーチでは,. 第1章では,まずアウトリーチの定義を行い,. 保護者と子どもの新たな関係作りのきっかけと. アウトリーチの意義について述べた。第2章では,. なり,他の親子との関わりによって互いに刺激さ. 周本における音楽によるアウトリーチ活動につ. れたり,地域で子どもを育てるという意識が生ま. いて,大学による取り組み,NPO団体による取. れたりする。これにより,地域のつながりが強化. り組み,学校教育における取り組みから現‘状と課. されると考える。. 題を述べた。第3章では,筆者が2008∼2010年. アウトリーチ活動が単に音楽家による出張演. に実践した,神戸女学院での0歳児から高校生ま. 奏会に終わることなく,音楽家(実施者)と受け. でを対象とした「子どものためのコンサート・シ. 入れ側(実施先)がパートナーシップを組み,最. リーズ」,地域の子育て学習センターにおける未. 大限の効果をもたらすことができるように,対等. 就学児を対象とした「くるくる音楽紙芝居」につ. な立場で音楽について話し合い,協力しあえる関. いて実践報告と考察を述べた。. 係を築くことが大切である。また大学もそのキャ リア教育において,このような音楽のアウトリー. 4.まとめと今書ω課■. チ活動ができる人材の育成を考えるべきところ. 大学でのアウトリーチについては,大学にはあ. にきているのではないだろうか。. らゆる人的・物的・知識資源を開放し,地域の二 一ズに充分応えることが期待される。また,学生 に対するキャリア教育として,演奏家としての演 奏技術の向上のみに限らず,地域での演奏活動を. 一355一. 指導教員 木下 千代.
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