教員養成における書写・書道教育の実践的研究III : 学習者の関心と実態
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(2) 106. ・基本的な文字遊びをしてみよう。 ・新しい書写の向かう方向 ・そして,教師に求められること。 2)基本的なことについて考えてみよう! ・手書き文字への科学の目 3)遥かなる漢字の旅・漢字の歴史 ・イメージの具体化?抽象化?象形文字のルーツ ・文字の基礎単位を覚えてみよう。 ・文字の書き方の歴史 4)再度,基本的なことを探ってみよう。 ・書写教育の学問的系統 歴史的流れの中で, 『習字』が与えられてきた位置付け。 学習指導要領で「表現」に存在したことによる, 『書写』と『書道』の混同。 『書写』指導者の現状と意識 『マンガ字』を考える中で,私自身が学んだこと。 ・文字に関して- 『書体』と『書風』 仮名というものについては,きちんと押さえをしておこう。 ・筆順について ・ 『許容』について 5)質の高い教育の担い手として- T ・書写教育の内面に,少し踏み込んで見よう。 現実を見つめる-筆順 教師への『信頼』ということ 書写の教師たるものの10か条? 6)字形-この不思議なもの ・字形について ・字形を整える上での細かな注意 接筆の工夫,横画の変化,縦画の変化,均整と均衡 ・実際の現場で直面する問題 ・字形要素の系統図 ・文字の概(外)形 7)毛筆書写に用いる用具・用材 ・用具・用材の種粉と扱いの注意 ・硬筆書写の用具 8)先生として,毛筆を活用するための技法編 ・実習までの準備 ・実習 基本点画,手本の見方,手本の書き方 9)活気ある授業の創造のために 朱墨と毛筆だけに頼らず,学習指導に創意工夫を凝らそう。 ・指導計画と指導方法.
(3) 107. 教員養成における書写・書道教育の実践的研究Ⅲ. ・書写における基本的学習指導過程 ・教具及び教育機器 10)書写・書道の歴史 ・実践教育を終えた多くの方々へ ・現実の小・中学校教育の中から,何を発見し,何を問題とするか。 ・ 『書写』の名称の変化 ll)書写・書道で使われる用語編 12)黒板の活用法と留意点 13)国語科書写学習指導案事例 学習資料21ページの「8) 先生として,毛筆を活用す るための技法編」部分を, 実際のページ組み事例とし て右に掲げる。 (実際の資料はB 5大) 現在の授業が,約50名を 対象としているため,筆等 の実物に触れさせることは できるとしても,時間内に 細かな部分の個別指導を行 うことは不可能である。そ のため,学習資料は視覚的 な理解が進むように図を掲 げ,各チェック・ポイント. に従った問い掛けと,基本 的解説を付記する形式をとっ ている。. 先生として 毛筆を活用するための技法編 凪」TSりuicin:H KDE山IXKCMK. 切です.. 3K3u E頂を.蝣I*MaiML;瓦UlaJka. S*MTP田E3Vl晋の崩roiiiuntE:. PHI回iiEJHHM刀riaz. 5Kリfjtmxxa間ヨ那ri*?問丸isan-i. のはKiについて、岐つかのことを述J<てお. mwrnr. l*し▲う.このmnrrt崩mjの納. SBZ3日m且. 品EKIirTiTaォ!CF ど. HIMり、 r*TAォjと. ram回れ虹[ilBali面ffiほBE*U. 3SEi胤UM3IIwKMS&. HHK2S9V. SEMMSil旧iil Hami昭r というITで、全てが/>'<. (i) tntでのqt■ 関川raり監esasr*T9. SXQfl蛸ESKfE!抗. Ill. IAいLtMilt.. 3i痛Lfilfla iiaiMiにBIIMf.'J凹. 項)川Jtのuptli il三しいですか.. 的fL絶miりの中でDML. 1叫Htm.t. j鯛MMと川Auint. ‖AA. ilはr.TiirsF. (HIIい.方It-,. N'tlfjljlit.Iiga lOKS. IォU【 Wil l. 凪v*M,vmmnR jWEaa. ajEEnii. 再jとして14IIIL、形・顔 肝いtnlIしていttt.. 川IllHHIE Ill'こt. ftdt. LUS4H L 田恩iサmaf*m ̄tiw:ttn*fH LKE7. (†Itolfitd. IToliollrlUMSItrllll. ) H H iEIIJ旦 甘LH.JMWT.I53ロEHEfiE r.拝を練LCしてお由lL▲う.. ④天侯へのサ!ォがあJtは))-今l. 3.学習者の実態 \r (2)nn ①書写・書道の学習経験 SOは1MI9∬崩WtX^mMmW,唱 で転≡≡≡≡空輸 的耶逮in n耶 拙論「教師に求められ mpt,awgitォ!-・蝣ォ男声が[9JHHl うか、ささやかrLことでt)いいからri',>の(h:珊) (耽れ) る『実技力』に関する考 HSBH3面ia. tiKj.1日iS 察I」 (実技教育研究第 5号)においても触れて- 21 いるように,小学校3 ・ 4年生段階での書写・習字塾への通塾経験は高い。しかし,そ れも僅か1-2年間の実態に止まり,情報量の増加とは全く逆行する形で,書写力への 対応は放置されたままの状態となる。進学のための学習塾への関心が,書写の陥没への 大きな要因となっていることは否定できない事実であるが,書写の学習指導が毛筆偏重 であること,日常の書写力向上への視点を喪失している場合が多いことなども,その一 因として掲げることができよう。 高等学校芸術科で書道選択をしたものは,各年度4 -6名程度に止まる。高等学校の.
(4) 108. 舶 鰍亨 3 -4年 生 鵬朋… L じ 印 l軸 vt 兵 Af t. Af t. ′ トセ ン ト. ′ トセ ン ト. ネ. 38. 92.7. ヲ せ. 16 41. A王. 41. 100.0. 11ノ l. 九. 32. 78.0. 98. 86.0. 耳. 38. 92.7. 86. 75 .4. 育. 39. 95. 1. 89. 78 .1. 田. 35. 85.4. lo∑. 89. 5. 何. 100. 87.7. 39.0. 65. 57.0. 100.0. 112. 98 .2 100.0. 29. 70.7. 67. 58 .5. 門. 37. 90.2. 106. 93. 0. 画. 23. 56.1. 91. 79. 8. w. 21. 51.2. 88. 77. 2. 良. 20. 48.8. 73. 64. 0. 良. 37. 90.2. 1 12. 98. 2. 鵬. ll. 26.8. 73. 64 .0. 」. 41. 100.0. 1 13. 99. 1. 盟. 27. 65.9. 93. 8 1. 6. 医. 10. 24.4. 87. 76 .3. 塞. 28. 68.9. 78. 68. 4. 感. 7. 17.1. 66. 57. 9. 祭. 33. 80.5. 89. 78▼ 1. 袋. 21. 51.2. 77. 67.5. 磨. 33. 80.5. 90. 78. 9. 萱. 23. 56.1. 102. 89.5. 悲. 26. 63.4. 71. 62.3. 脂. 19. 4 6. 3. 96. 84⊥ 2. 珊舶il-Tr串. 芸術選択における書道選択率の下降が報じら れて久しいが,本学学生についても同様に, 美術・音楽に続いて第3位の選択状況しか示 していない。現場において工芸担当の教師が ほとんど存在せず,芸術4科と言っても,実 質は3科での開講であることを考えれば最下 位の選択率であり,書写・書道への理解や知 識は,極めて稀薄な状態と言っても過言では あるまい。 ②書写・書道への知識 左に筆順の調査結果を掲げる。対象となっ ているのは, 『書道・書写講義』受講の学 部学生41名と,広島大学附属中学校第一学年 114名である。正しい筆順の定着度は,学年 が上であるから高いというものではない。そ の意味では,学年や年齢との相関はない。し かし,教師として教壇に立ち,小・中学生の Eg語教育や文字指導にあたる者としては,定 着度が低い。小・中・高等学校教育の中で系. 統的な筆順指導を受けていないこと,日常生 活での文字への関心の薄さが,この結果を生 じさせたと考えられる。 この傾向は筆順に限らず,学年別漢字配当 表への関心の薄さとしても現れる。対象が小 学校児童である資料作成において,学年配当 外の漢字が新出漢字としての注も付けられず, 不用意に用いられることも多い。 先に掲げた学習資料21ページの「8)先生 として,毛筆を活用す るための技法編」部分 についても,教室の先. 導者である教師であれば当然の『筆と硯の位置関係』を,下図A のように示したのは, 41名中僅かに4名に過ぎない。書写・書道 という専門的な知識部分とは関係なく,教室の整備・授業の効率 化を考えれば,容易に正解を導けるにも関わらず,不用意に図B の配置を例示してしまう。図Bの配置では,筆が床上に落下する のを止めることはできない。. ③学習への関心 授業の開始にあたって,毎年度,次のような調査項目で実態調査を実施している。 1)書写・書道の学習経験 学校教育の授業としての経験 社会教育の塾としての経験.
(5) 教員養成における書写・書道教育の実践的研究Ⅲ. 109. 2)高等学校芸術科の選択科目と授業内容 3)これまで受けてきた書写・書道の学習への感想 4)これからの学習への希望 ①での学習経験の状況は,この実態調査の1)・2)によってもたらされる。これま での学習-の感想の主なものは, 小・中学校国語科書写 ・とにかく文字を筆で書くばかりだった。 ・道具の準備に時間が掛かり,面倒であった。 ・毎時間,同じことの繰り返しで退屈した。 ・毛筆が主であった。 高等学校芸術科書道 ・何か難しい古典を学習した。 ・大きな作品を書いて,展覧会に出した。 ・印を作ったのが面白かった。 などであるが,総じて印象は薄く,知識として定着もしていない。この感想の対立点に 存在する「毛筆ばかりでない授業」 ・ 「退屈しない授業」は,新しく始まる講義-の希 望として必ず挙げられるが,余りに当然な事項であるので深くは触れない。 学習内容として関心が高いものに, 「字形」 ・ 「筆順」 ・ 「行書」がある。文字を書 写する上で,真っ先に視覚でとらえられる「字形」と,その「字形」を実現するための 「筆順」が上位を占めることは予想できるO 「字が上手でないのせ-」や「筆順が良く分 からないので-・」という自らの未到達部分を挙げ,授業を到達に向けた学習機会として とらえようとするのも,例年,変わりのない現象である。 速書につながる「行書」の学習は,新しい学習指導要領の告示により,日常書写力向 上のための中心的題材として位置付けられることとなった。 『マンガ字』に象徴される だけでなく,児童・生徒の書字・書写力の低下は深刻な状態を呈している。情報教育が 学校教育の中で定着を始め,挙ってOA化-と傾斜する中,消失することのない人間が 手書きするという行為部分は,ともすれば放置されがちである。このような中で, 「行 書」への関心は指導者側で大いに高まっている。前掲の学習者の「行書」への関心は, 速書や日常書写力向上という立場から発せられたものではない。多くの場合,続け書き される姿態美への興味・関心である。しかし,その学習動機を手掛かりとし,学習の深 みへと導いていくよう,学習指導を展開していきたいものである。 4.学習の中での発見と新しい書写教育観 「1学期間の講義で,書写に関して何か新しい発見はありましたか?」という問いに対 する,発見を認める学習者の意見には次のようなものがある。 ま ず大 き な発 見 は, 書 道 . 書 写 が (今 まで考 え て いた ほ ど) 堅 苦 しい もの で な い と い う こ とで す ○ そ の ほか , 字 形 や漢 字 の成 り立 ち∴ 書 道 用 具 の置 き方 な ど です ○ 大 学 生 の 方 が, 中 学 生 よ り も筆 順 を知 らな い とい う こ と も… ! ?. この講義を受ける前には全く気にもとめなかったのに,最近,すごく気になり始め たのが『筆順』です。実地教育中にも,指導教官に注意されたのですが,生徒の前で.
(6) 110. 黒板に書く時の心構えが増えたような気がします。 小 . 中学 校 で 受 け て きた 書写 の授 業 と い うの が, た だ 字 を練 習 して清 書 し, そ して 提 出 す る とい う流 れ の もの だ った0. しか し, 書 写 の 時 間 に, 興 味 を持 た せ るた め に漠. 字 の成 り立 ち な ど取 り入 れ て もお か し くな い こ とだ と い う こ とが 分 か った○ ま た, 自 分 が授 業 す る時 , あ ま り うま く書 けな い 子 に ど うす れ ば よ い か と い う こ と も分 か っ て よか った。 講 義 の 内 容 の ほ とん ど全 部 が, 私 に と って は新 しい こ と だ つた と思 い ま す0 そ の 中 で , 一 番 プ ラ ス に な った こと は, 今 まで書 写 と聞 く と苦 手 で 嫌 いで , で きれ ば 避 け た い と思 って い た の で す が, この講 義 を通 して, い ろい ろな 視 点 を 与 え られ, 書 写 も結 構 面 白 い もの だ と, 自分 の 中 の書 写 の 見方 が 変 わ った こ と だ ろ う と思 い ま す0 特 に 印象 に残 って い る の は, 『兵 教 大 』 と紙 を 破 る作 業 で あ っ た○ 普 段 , 何 気 な く 書 い て い る文字 も, 実 は一 画 一 画 そ れ ぞ れ組 み合 わ さ って いて , 複 雑 な形 を して い る こ と が身 に しみ て 分 か った。 ま た, 自分 の文 字 の書 く位 置 が , 枠 組 み の下 の線 に合 わ せ て 書 く とい う こ と も指 摘 して い た だ き, 気 付 く こと が で きた ○ さ ら に, 5 0音 の ひ ら が なで も, 実 は 大 小 な どの 大 き さ関 係 が あ る こ とが 分 か り, い ろ い ろな発 見 が あ った○ 書 道 と書 写 の違 いが あ る こ と を知 りま した 0 塾 で 習 う書 道 も, 小 . 中 学 校 で 習 う書 写 も, どち ら も出 来 上 が っ た作 品 の優 劣 を問 う芸 術 だ と思 って い ま した が , 書 写 は 正 確 な字 一 を書 く こ とが ね らいで , 芸 術 で は な く国 語 科 の 中 に位 置 付 け られ て い る こ と を 知 り ま した○ 漢 字 と い う もの を , 今 まで は単 に書 くと きの 手 段 と して しか 見 て い な か っ た け ど, 少 し深 く考 え られ る よ うに な りま した0 例 え ば, ど うや って 漢 字 が で き た の か, ど う した ら整 った字 が 書 け るの か とか ‥.0 特 に漢 字 の 成 り立 ち は, と て も興 味 深 く, 楽 し か つ た です 。 そ れ か ら, 一 学 期 問 の何 よ りの 成 果 は, 『書 く』 と い う こ と に 関 し て科 学 的 な知 識 を持 て た こ とで す 0 今 ま で, 感 覚 で 何 と な く きれ い に書 いた つ もりで した。 ( で も, 人 に 教 え る時 に は , そ れ で はだ め で す よ ね). ま る字 に も原 因 が あ つた とは 知. ら なか っ た0 毎 時 間 , 新 しい 発 見 が あ つ た と思 う。 記 憶 に残 って い る もの と して は, 「漢 字 の 成 り立 ち」 「習 字 を す る 時 の 道具 の配 置」 「漢 字 の書 き順 」 な ど な ど0 『些 細 な こ と だ が 大 切 な こ と』 を多 く学 べ た と思 う0 ま た講 義 の 内 容 に, ふ と挟 ま れ る現 場 で 注 意 す べ き こ と も参 考 に な った 0 字 形 の 整 え方 の講 義 の と こ ろで , 左 右 の組 み 立 て の漢 字 にお け る字 形 構 成 に, 法則 が あ る こ と を新 し く知 り ま した0 ただ 字 形 を 正 し く整 え る こ と だ け を 注 意 して も, そ れ は抽 象 的 でわ か りづ らい こ とで す が , 法 則 に あて は め る と い う指 導 な ら, 子 ど もた ち に もわ か りや す い と思 い ます 。. 総回答数45の内, 9例を原文のまま掲げた。書写・書道-の理解や知識が稀薄な状態に おいては,学習者の興味・反応を示す内容を,とりあえずは関心度の高い内容と位置付け, 傾向性を探ることが必要となろう。全体の回答傾向を,本研究Iで示した表2 「指導事項.
(7) 教員養成における書写・書道教育の実践的研究Ⅲ. 111. 一覧と受講学生の反応・意見」にあてはめ,比較して分析する。 辞義 におけ る指導部 項. 9 別上 の H. U. 咋. 9. ?生 鴫応 (lif t) %. 2. 悶上 c)関. 咋. 皮. 守 生 の 鵬 (tは) ,`. 文字 と曹 写. ◎. 2 8. 48.3. ◎. 4. 8.9. 捻. 省写教 育の位 追付 け. ◎. 3 1. 53.4. ◎. 2 1. 4 6. 7. 論. 学 習指呼 要W Iと背写. ○. 7. 12.1. △. 4. 8.9. 1 2. 20- 7. ◎. 1 5. 3 3.3. 8. 13.8. (⊃. a. 6.7. 1 5. 25.9. 杏. 新 しい時 代の曹写. △. 文. 姿勢 . 執 筆の方 法. (〕. 也. 軍. 用兵 . 川村の特 質. ○. 当. の. 凍字 の点 木瓜 画. △. 教. IT. 溌字 の字 形. ○. 節. き. 仮名 の字形. △. と. 方. 文字 の成 立. ◎. 1 2. し. と. 文字 の配躍 . 配 列. △. 6. ド. 知. 指導計 画の作成. ○. 学. 識. 学 習指 導 法の研 究. ◎. 習. 秤. 授 山作 品の処理. す. 価. 批f. べ き. 指. 写. 皮. ○. 9. 2 0.0. ◎. 4. 8.g. ◎. 1 8. 4 0.0. ○. 3. 6.7. 20.7. ◎. 1 4. 3 1.1. LO.3. △. 1. 2.2. 3 3. 56.9. ㊨. 2 3. 5 1.1. ○. 3 1. 53.4. A. 3. 6.7. ○. 1 0. 17.2. ○. 1. 2.2. 学 習Pi 料の作成. ○. 1 0. 7.2. A. 1. 2.2. 導. 教科晋 の活用法. △. 2. 3. 4. △. 堺. の. 実態調査 . ア ンケー ト. △. 1. 7. △. 項. 工. 日常化. ◎. 1 0. 17. 2. ㊨. 6. 13.3. 夫. 他の教科 との閑避. △. 2 5. 43. 1. △. 3. 6. 7. 教師 と しての在 り方. ◎. 1 5. 25.9. ◎. l l. 24.4. Pj!論学 習 と実技. ○. 1 3. 2 2.4. △. 3. 6.7. 秤仙. l l. 19.0. ○. 1.. 指導事項一覧と受講学生の反応(校数凶答) 1990咋皮58名、 1992*1-:皮45名を調査の対象としている。 1990・1992年度に,学生が学習効果として反応を示したものの上位は, 舶. 指. 導. 単. 項 (1990年 度 ). 指. 導. 事. 項 ( 19 9 0 *r-皮 ). 5 6.9% ) 53.4% ). 学 習 指 導 法 の研 究. 2. 学習指導 法の研究 (33名 晋 毎 教 育 の 位 剛 寸け ( 3 1名. 朝写 教 育 の 位 躍 付 け ( 2 1名. 46.7% ). 3. 授山作品 の処理. ( 3 1名. 53 .4% ). 改革 の 字 形. 40.0% ). 4. 文 字 と省 写. (28名. 4 8.3% ). 新 しい 時 代 の 書 写. ( 15 名. 3 3 . 3 9` ). 5. 他 の 教 科 との 関 迎. (25名. 4 3 . 1 9` ). 文字 の 成 立. ( 14名. 3 1. 1 % ). 1. ( 23 名 ( 18 名. 51.1% ). である。教員養成課程に所属する学生であるだけに,当然のこととして,学習指導に直接 関わる事項についての関心は高い。しかし,第1位に置かれた「学習指導法の研究」は, 単なる指導法-の関心というだけでない。第2 ・ 4位の「書写教育の位置付け」 ・ 「文字 と書写」 ・ 「新しい時代の書写教育」と関連しながら,新しい書写教育観を生じさせ始め ている。.
(8) 112. 国語科と芸術科にそれぞれ分属しながら, 『書写』と『書道』の内容における区別は極 めて不明確である。その実態は,本学書写書道研究室共同研究による『国語科書写におけ る学習の系統性に関する実証的研究I』 (1991. 9兵庫教育大学言語表現学会)の中に明 らかである。当該研究の中で,桔梗陽次・森由美子の2名は159名を対象とした調査結果 を掲げ,次のように考察を加えている。 設問『書写』と『書道』では、何が違うと恩いますか。御FBaJという言動屯何機しま1恥そのイメージ軌でFさしも 『書 写 』 に つ い て 書 写 は書 き写 す こ とだ と思 う0. 1. 筆 (毛 筆 ). 30 名. 38. o. 芸術. 18 名. 『書 道 』 に つ い て 83. 書 道 は 自 由 に書 くO 負脈 す る0. 書 写 は 硬 筆 だ と 思 う0. 26. 書道 は毛 筆 だ と思 う0. 28. 3. 堅 い . 墨 (の に お い). 書 写 は整 っ た字 の 練 習 で ある0. 12. 書 道 は道 を極 め る。. 21. 4. 精 神 統 一. 14 名. 書 写 は学 校 で 習 う0. 10. 書 道 は芸 術 で あ る0. 20. 5. 習字. 1 1名. 6. 掛 け軸. 10 名. 書 写 は硬筆 と毛 筆 の両 方 であ る0. 4. 各 15 名. 7. 中国 . 草 書. 各 8名. 8. 心 .伝 統. 各 7名. 9. 道. 6名. 10. 日本 の 昧. 5名. ll. 古 風 . 習 字 の兜 ト 静 寂 . 厳 しい 各 4名. 12. 良 .面倒 . 奥深い .離 別 .姿勢 一黒. 各 3名. 《考察≫ (彰(略) ② 『書道』 -の国走的イメージ (略) このイメージの固定化は,通称『書道』あるいは『習字』と全てのものが呼称され ることにより,国語科書写の社会的位置付けへも影響を与え続けている。この点こそ が,国語科書写として「文字を正確に理解する」 ・ 「正しく表現する力を養う」 ・ 「文字に対する関心を深める」を目標としているにもかかわらず, 『書道的誤解』を受 け続けている部分ではないだろうか。さらに, 「毛筆で半紙に書く」のだから同じよ うなものという意識は,指導者側には指導理念の上での混乱を,学習者の側には学習 目的の混乱を引き起こさせている。 ③ 『書写』 ・ 『書道』区別の必要性 (略) 未だに書道的な立場から, 「書写は書道のための予備学習である。」という人達もい ると聞く。 『書道』か『書写』か-・。些細なこととして済まされてしまいそうな僅か な語の差の中に,根本的な指導目標・内容に及ぼす部分が隠れているように患える。 今後,書写が国語科書写として正しく位置付けられていくためには, 『書写』という 語を『意識化』させていくことも必要なことではないだろうか。 書写と書道の違い,書写指導で扱う内容の再認識等を含み,新しく形成され始めて いる書写教育観は,次のようにまとめることができよう。. 書写指導においては,文字を書くという技術的部分の伸長だけを考えた反復学習を 展開するのではなく,文字への理解を深めたり,意識を高めるといった部分にまで配.
(9) 教員養成における書写・書道教育の実践的研究Ⅲ. 113. 慮することが必要である。実習に際しても,毛筆書写に偏ることなく,生徒たちの日 常書写について実態把握を行い,時代や生活にあった書写用具の選定と活用を求める べきである。文字を媒介とした学習が展開されること,学習形態が類似すること等, 確かに書道と共通する部分は多い。しかし,安易に芸術体験を与え書写の学習を終了 させるのではなく,言語や文字に関する知識や技能を,どのように『力』として定着 させるのかを考え,日常の学習指導に当たらなければなるまい。. 5.学習指導にあたる指導者への視点 先に引用した「教師に求められる『実技力』に関する考察I」には,学習者が求める教 師像に関する調査例が掲げてある。 (調査事例略) -専門的技術・知識がいかに優れていようと,それだけで教師とはな り得ない。つまり, ①指導理念の確立 ②周到な指導計画と教材研究 ③授業実践力の育成 ④学習者の理解と状況把握 ⑤学習指導への創意・工夫 などが,常に意欲的・創造的に教師の内面で形成され続けていることを,学習者たち は希望し,期待していると言えよう。 - (略) 大学生に講義を行う私自身が,ここで言う学習者が求める教師像分析の対象であるこ とに間違いはない。以来,各講義の終了時点での授業者-の分析を,繰り返し実施して いる。. 述べられる肯定的要素は,次年度も継続可. 放P'l I")操l帥鵬uどうでしたか?. 説 明 . 訴 義 の 方 法 -こつ い て 帥 りやすbL, た. 普通. わ的 【くかった. らえられるものは,課題として考察を加えな. 0. ければなるまい。備考として記述されるもの. 6. 3 9. 能の内容であるが,普通あるいは否定的にと. を例示する。 教 材 の 研 究 . 準 備 -こつ い て l i であ1 た. 普通. 4 2. 柏 分であった. 3. .0. 《説明・講義の方法について》 ・自分のペースが遅いので,先生の説明に ついていけなかった。 ・手厳しい言葉が返ってきたりして,怖い. 内. 容. l i であった 3 5. に. つ. 普通 2. い. て. もつと& えて& し いこと糾 った 8. 時もあった。 ・少々,早口であったように思います。 《内容について》 ・字形(字配りなど)について,もう少し だけ,詳しく教えていただきたかった。. ・字形について。私は書道をやっていなかったので,何についても知らないこと の方が多そうなので-0 ・実際現場で,どのような授業方法があるのか。 ・どれだけ他に内容があるのか分からない。.
(10) ilE!. ・余りうまく書けない子への指導について。 ・文字の成り立ちといったことだけではなく,大変抽象的ですが,歴史的なこと も,もっと知りたかったのですが。 ・行書についての説明を,もっと詳しくして欲しかった。 ・実際の書写の授業をどう組み立てるのかということについて。 ・もっと,いろいろ。 「説明・講義の方法について」で触れられるのは,話法の問題である。説明・講義の 方法が客観的にみて妥当かという視点ではなく,学習者の主観から,自らのペースやリ ズムとの違和感を唱える傾向がある。書写・書道のような実習を伴う学習指導において は,多くの場合,示範する上での技法が優先され,説明のための話法は付随的な位置付 けしか与えられない。今後,課題となる部分である.学習資料を作成しているというこ とが,逆に説明を早く,かつ省略しがちという欠点を生じさせていることは指摘の通り である。 「内容について」で掲げられるのは, 4で述べたと同様,方法論的なものに集中しが ちである。しかし,視覚的に確認できる形態としての字形や,対処的な方法論への関心 は,必要ではあるが本質的なものではない。将来,現場で日常的に展開される学習指導 を考えれば,方法論的な部分への手当ては必要であろうが,表層的な技法の教授は勧め られるものではない。方法-の視点と並行して,文字自体-の研究や教材・単元-の切 り込みがなされて,初めて学習は深まりを見せ始めるものであろう。 以上, 「学習指導にあたる指導者への視点」について述べてきたが,この時期の学習 吉・_雄ユ点が, PW法に,t、>- --たfr盟のでは極上乍て1盟約で表層iV.>,-も蝣0!"'蝣" りやすいことを指摘し,まとめに代えたい。 6.新しい書写の授業の創造に向けて 中学校国語科書写の学習指導において, 『許容』の学習は興味深い位置付けを占めて いると言える。それは,許容される書き方を知ることが,小学校国語科書写で6年間に わたって蓄積してきた, 『標準とされる書き方』への価値観の解体を意味するからであ る。構築されてきた価値観が解体し,次に生じる価値観のもとに新しい言語生活が展開 されていく状況は,衝撃的かつ刺激的である。この学習を起点として,児童・生徒の言 語生活は新しい局面を迎え,飛躍的に拡大していく。起点とは,新しい学習・価値観を 引き出していく『契機』と換言することもできよう。前述の価値観の解体が終着を意味 したのではなく,新しい言語生活を始める起点となったように,書写を考える上で何を 『契機』とするか,学習全体を通した大きな課題となっている。 先に述べたように,国語科書写と芸術科書道の区別は判然としてない。これは学習者 である本学学生についても同様である。これまでのささやかな『習字』体験から,書写 とはこのような学習が展開されるものと想像し,期待や失望を繰り返す。そのような既 成の観念に彩られた書写教育観を解体し,新しい教育観を形成していく契機となるのが, この『書道・書写講義』の学習活動であろうO作成される学習資料の冒頭に「『書写』 って何だろう?」 ・ 「基本的なことを考えてみよう!」という題材が設定され,さらに 繰り返して「再度,基本的なものを探って見よう。」が置かれるのも,全てこのための 連続的な学習行為である。徹底した既成観念の解体の中から,新しい書写教育への視点 と授業創造への工夫が生じてくるはずである。.
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