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TitleExpression of BMI1 and ZEB1 in epithelial-mesenchymal transition of tongue squamous cellcarcinomaAuthor(s), Journal, (): -URLhttp://hdl.handle.net/10130/3419Right

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Academic year: 2021

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Title

Expression of BMI1 and ZEB1 in epithelial‑

mesenchymal transition of tongue squamous cell carcinoma

Author(s) 栗原, 絹枝 Journal , (): ‑

URL http://hdl.handle.net/10130/3419

Right

(2)

氏名 栗原 絹枝

学位 博士(歯学)

学位記番号 第2043号(甲 第1277号)

学位授与年月日 平成26年 3月31日 学位授与の要件 学位規則第4条第1項 論文審査委員 主査 柴原 孝彦 教 授

副査 井上 孝 教 授 副査 片倉 朗 教 授 副査 橋本 貞充 准教授

学位論文名 Expression of BMI1 and ZEB1 in epithelial-mesenchymal transition of tongue squamous cell carcinoma

学位論文内容の要旨

1.研究目的

上皮間葉移行は上皮細胞を間葉化する現象で、胚形成、創傷治癒、上皮系腫瘍の発癌や浸潤、進展、の 3つの異なる生物学的環境において生じる重要な現象である。本研究では、上皮間葉移行の指標となる上 皮系マーカーの E-cadherinおよび間葉系マーカーのVimentin, 幹細胞の自己修復機能を制御する重要な PcGタンパクであるBMI1, 上皮間葉移行の主な調節因子といわれているZEB1を用いた。BMI1やZEB1 はさまざまな癌で異常が見られており、癌の浸潤や転移への関与が報告されている。しかし舌扁平上皮癌 におけるこれらの役割は未だ明らかになっていない。今回我々は、舌扁平上皮癌の発癌過程における上皮 間葉移行へのBMI1およびZEB1の役割について研究した。

2.研究方法

本研究では、2種類の舌扁平上皮癌培養細胞を用いたコラーゲンゲル浸潤モデル実験と64例の舌組織病 変(舌浸潤癌32例および異型上皮32例)を用いた免疫組織化学染色およびリアルタイムRT-PCR分析を 行い、BMI1, ZEB1, Vimentin,E-cadherinのタンパク質およびmRNAレベルでの発現を評価した。

3.研究成績および考察

3つの上皮間葉移行から、E-cadherinの発現抑制は上皮間葉移行の特徴であり、上皮系腫瘍の浸潤に関 与していることも解ってきている。本研究の舌扁平上皮癌細胞による浸潤モデル実験では、非浸潤細胞に 対し浸潤細胞では、E-cadherinのタンパク質発現が減少しており、Vimentin,BMI1, ZEB1のタンパク質

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発現が増加していた。舌組織においては、隣接する正常上皮と比較すると、中等度~重度異型上皮および 浸潤癌でE-cadherinのタンパク質およびmRNAレベルでの発現が減少しており、Vimentin, BMI1は浸 潤癌においてタンパク質およびmRNAレベルでの発現が増加していた。またZEB1はタンパク質レベルで の発現は筋層まで浸潤している浸潤癌で増加が見られ、mRNAレベルでは浸潤癌での発現の増加が見られ た。以上の結果よりin vivo, in vitroいずれにおいても浸潤先端部ではBMI1とZEB1の発現の増加に伴い、

E-cadherinの発現の減少とVimentinの発現の増加が見られ、舌扁平上皮癌のEMTの誘導と浸潤の促進 に関与していることが示唆された。

4.結論

BMI1とZEB1は舌扁平上皮癌のEMTおよび癌の浸潤、進展の推進因子として重要なマーカーである と考えられた。

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最終試験の結果の要旨および担当者

報 告 番 号 甲 第1277号 氏 名 栗原 絹枝

最終試験担当者

主 査 柴原 孝彦 教 授 副 査 井上 孝 教 授 片倉 朗 教 授 松坂 賢一 准教授

最終試験施行日 平成26年 1月27日

試 験 科 目 オーラルメディシン・口腔外科学

試 験 方 法 口頭試問

試 験 問 題 主題ならびに関連問題

結 果 の 要 旨

本審査委員会は主題ならびに関連問題について最終試験を行った結果、十分な学識を 有することを認め、合格と判定した。

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学位論文審査の要旨

本論文は上皮系腫瘍の浸潤や進展、転移を引き起こす重要なステップである上皮間葉移行に着目し、舌 扁平上皮癌の発癌過程における上皮間葉移行へのBMI1とZEB1の役割について検討した。その結果、舌 扁平上皮癌の浸潤においてBMI1およびZEB1の発現の増加に伴いE-cadherinの発現が減少、Vimentin の発現が増加し、上皮間葉移行が生じていることをin vivo, in vitroでも確認できたことを報告した。

本審査委員会はまず、本研究の中で重要な概念である上皮間葉移行をタイトルに追加することを検討し た。次に舌扁平上皮癌細胞のコラーゲンゲル浸潤実験における細胞浸潤の判定基準や舌組織標本の選定方 法、免疫組織化学染色の判定部位など主にMaterial and Methodについて質疑が行われ、討論を行った。

さらに研究の核となる結果の図表についても検討を加えた。これらに対して概ね妥当な解答が得られた。

以上より、舌扁平上皮癌の浸潤においてBMI1およびZEB1は上皮間葉移行に関連する重要な因子であ ることが示された。

本研究で得られた結果は、今後の口腔がんの進歩,発展に寄与するところであり,学位授与に値するも のと判定した。

参照

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