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【プロジェクトを行う背景】

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スポーツトレーニング科学16:15,2015

学校教育で実施可能な児童生徒の体力と学習能力を増進する 運動プログラムの開発

高井 洋平,原村 未来,吉本 隆哉,福永 裕子,藤田 英二,山本 正嘉

【プロジェクトを行う背景】

 我が国の社会問題の一つに,子どもの体力および 学習能力の低下が挙げられる.それらは,子どもの 身体活動の減少が原因の一つと考えられている.学 校教育の体育授業数は減少しているという現状を踏 まえると,子どもの身体活動の機会を意図的に確保 する必要がある.運動トレーニング(レジスタン ストレーニングやエアロビックトレーニングなど)

が,発育期の子どもの体力および学習能力の向上に 有効であることは言われている.しかしながら,限 られた授業時間数のなかで,既存の運動プログラム を実践することは不可能である.

 我々は,体力および学習能力の向上を促す学校教 育で実践可能な運動プログラムの開発に取り組んで きた.昨年度までは,体力向上を目的とした運動プ ログラムの開発を行ってきた.その結果,思春期 の子どもに対して1日100回の自体重負荷でのスク ワット運動が,身体組成(体脂肪率,筋厚),最大 筋力および運動能力の向上に有効であるという知見 が得られた(Takai et al.,  2013).

【今年度の取り組み】

 昨年度の取り組みの成果として,横断的調査の結 果,年齢,性および経済的地位を考慮して統計的に 処理をした場合,新体力テストの成績(最大筋力,

敏捷性能力,持久力)と脳機能に関連が認められた

(原村ら,体力医学会,2014).このことは,体力が ある子どもほど,脳機能が高いことを示すものであ る.そこで,今年度は,5か月間の運動度レーニン が体力および認知機能を向上させるか否かを明らか にすることを目的に,以下の研究課題に取り組んだ.

① 自体重負荷運動トレーニングの特性

 運動トレーニングを介入するために,介入する運

動が強度と量を知る必要がある.また,学校教育の 一環で運動を行うため,短時間でトレーニング量を 確保する必要がある.その条件を満たす運動とし て,プライオメトリック運動が考えられることか ら,そのような運動中の強度(筋活動,心拍数)お よび代謝特性(乳酸,酸素摂取量)を定量すること で,運動プログラムの強度および量を決定する基礎 的情報を収集した.

(Haramura et al., 19th Annual Congress of European College of Sport Science,  2014で 一 部 発 表)

② 自体重負荷運動トレーニングの介入

 研究協力校の児童生徒を対象に,10月から2月の 5か月間の運動トレーニングを介入した.運動前後 に,身体組成,最大筋力,新体力テストを参考に運 動能力および認知機能を測定した.

【謝辞】

 これらの取り組みを進めるにあたり,研究協力校

の先生方,および保護者の皆様の多大なるご尽力と

ご協力のおかげで貴重なデータをとることができま

した.この場を借りて,お礼を申し上げます.

参照

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