間 接 税 と 所 得 分 配
松 野 賢 吾
要 目 一租税と所得分配
二 間接税負接の補償可能性
三 租 税 活 幕
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現代国家経済の諸問題は其性質上常に貨幣経済の聞返である︒国家は貨幣則ち貨幣収入を必要とする︒此の貨
幣故人の源泉となるものは貨幣を以て行はるゝ個別経済の交換流通と所得分配︑換言すれば貨幣収入の成立であ
る︒此の貨幣的なる交換流通と所得分配とは主として技術的生産と技術的治虫とを基礎として行はるゝもので
あるが︑現代団家は貨幣収入を拉得せんとするに雷りて︑主として貨幣的なる交換流通と所得分配の過程に侵犯
するを婁する︒換言すれば団家は貨幣叡 − 之を以て国家は其租税需宴を充足する − が出現し成立する所の過
程に侵犯するを要する︒
間接税と所得分配一二五
商 業 と 経 済
一一
一六
牧入獲得在日的とする租税の徴牧に蛍りて︑図家は合理性の原則に従ひ個別経済の貨僻牧入に侵犯する︒此慮
に租税の所得分配的側面を見るを得るの理である︒
租税の分配攻策的意義に針する認識は︑特に獄逸の同家主義的枇合政策閣一
e汲││前世紀の六十年代以来獄逸事
界 に
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ーに負ふものである︒其の時代の最も重なる代表者たりしワグネルが
租殺の枇命日攻策的目的在日以も強く主張し︑岡家経済に封する其の論述の基礎としたる一平は人の良く知る所である︒
ワグネル'に依れば︑租税は其の目的の見地より︑﹁純財政的意義の租税﹂とつ枇合政策的意義の租税﹂の二種に分
にれる︒前者は財政需要充足を目的とするものであり︑後者は自由主義経溌生活の下に於て財産及び所得の分配
に幾更を加へる事を目的とするものである︒此の課税の二つの日的││財攻的並に枇合政策的ーーに封する認識
は財攻患の成立以来︑特に課税の作用を止︑研究間内に取入れて以来︑常に提示せられ来りたる所である︒乍然︑
此の二つの日的は︑若し課税に際して遁仲間なる方法の用ひらる L 時は︑決して相互に読離するものではない︒換
一一一目すれば︑財吹上合目的々なる課税に依りて同時に分配攻策的目的の到達せられ得るものである︒
ワグネルの時代に於ける祉合攻策的財玖手段は累進的所得税であつに︒所得税こそは財玖々策的寵児であり︑
公正なる所得分配在寅現する理想税であった︒新税は其賦課を受くる者に課税標準の決定生誕るものなるが故
に︑図家の活動在ば少く共原則的には最低度に制限し︑経済自由の理念には誌も忠貨なるものであつに︒大陸的
狐逸的なる統一的所得税は賢際に於て粗税申舎に依る課税の
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完全なる資現在示すものであつに︒十九世紀の h
中 葉 ジ ョ ン ・ ス チ ュ ア l ト・ミルは所得税の本質的要素︑にる累進税率身以て財庵浸牧(の O
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の理恕冶賀現せしめたる所得税は日以も公正なる諜税方法なりと看られた︒爾・来泉進的所得税は比較的短期間に於
て成く行はる込に至つ大ものである︒
従来同家は白山なる所得形成を許容し︑此の白山に成立したる所得は和税の方式を以て︑同家職能の遂行に利
川する引何度に取上けられた︒同・家は大なる所得より比較的に大なる金額を秘税'として取上ぐる事に由りて理惣的
課税に利注するものとなし仁︒然るに戦後に於ては枇合攻策的見地よりしてより均等なる所得分配の符に累進的
所得税の提供し得るもの k み在以て満足するを符ぎるに至った︒則ち岡家は所得成立後に於ける所得課税よりも︑
山中ろ白己の湖町↑恕に従ひ所得の成立に針して千沙し︑所符分配の桃成守左右せんとした︒斯る干渉が有放なるに従
︑ ︑
ひ︑岡家は泉進的所得税の均衡化的役割身必要とする事より少きものとなっーにゥ加之︑或は個人の所符消費に封
して制限を加へ︑或は企業者が労働者の匁に枇合的施設を匁す事を強制する一等︑所得者の相税類似の負鈴の増加
が財攻上の組械妓化を磁らす理由となり︑所得税の地伏に封しでも反省が加へらる=に至ったり
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於て消投税も財政上の却一山よ'りして不可快のものである︒消費税則ち租税在負散財する尚日聞の賀入より生宇る相税
も・亦勿論所ねより支挑はる︑ものにして︑結局他の日的に使川せられ符べき所得の縮小となる︒従って組税に悶
間接枕と防相付分間
‑一
二七
商 業 と 経 済
.一二八︐
る所得の強制獲得は二つの過程‑い於て並存する事となる︒則ち一は所得に封する直接課税にして︑此は立法者の
意思に従ふも直接に租税義務者の所得より徴牧せらる i ものである︒二は所得に封する間按課税にして︑此は商
品買入に際して負隠せらる込所のものである︒
直妓課税と間接課税との間隔は左棋大なるものでは芯い︒凡そ机税は其の木来的に課せらる﹄場所に於て必宇
しも負指せらる h ものではない︒所得税と雄︑時嫁可能性を有する事既に山氏く知らると川である(拙著︑間接税
の研究︑第七辛参照)︒租税負捻が課税椛力の意思に従ひ︑叉は・課税椛力の芯忠とは別個に︑躍に経清法則の結果
として︑常に治設者
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l 常該租税と直接叉は間接に関係する泊技者
1 1
の方向に時嫁せらるお事は︑少く共正常
の同民経済に於ける慣行的なる過棋である︒果して然︒︐とすれば︑所得税も梓しく消設税に接近する事となる︒
蓋︑結局に於て所得税と雄︑治設の負隠となるからである︒従って生産者に課せらる込所得税は事賃上消費者の消
設を困難ならしめ︑治究者に課せらるム所得税も亦同誌に党︑治投冶困難ならしめる︒所得税の治設に及依す所の
新る作用は久しく知られ来れる所にして︑ レバンスが直接治的孔税ぞ以て所得税に代へんと提議せる事は肢に古き
に遡 る( ]・ 問︒ ぺ包 括也 九日
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強調せられ来ったものである
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り成き税野在提供し︑仲間時去一而化したる所得税快之在補填するに﹁外的特徴に従ふ﹂租税を以てすべきそ救ふるに ︑ 事情の下に於て︑新富者階級の不充分なる和税申告に直面して︑戦後の研究は︑所得と消費との関係に就き︑ょ ︑ l 口同に探る)が︑戦後撹乱したる経済 ︒
至った︒此の﹁外的特徴に従ふ﹂組税は︑依りて以て所得に課税せんと欲し大るものであるが︑明かに消設般に他
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所得課税と泊投課税との近似性在後見する心やよりして︑机税制度に於ける主貼を所得税(直接税)より消費税
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ハ間接税)の方向により多く移動せしめんとする努力も︑若干是認し符る所である︒資際の経験は夏に之を強化す
る︒則ち所得税はおき一般的文化と波法せる道義的意義守有する国民経潰に於て遁活なる租殺であるが︑斯る同
民経消に於ても︑卒静︑平和なる後肢の時代︑者百なる繁栄の時代に於て︑立ハ牧入は雌保せられる︒乍然︑若し図
民経消に於て可なり久しまに瓦る撹飢を生中る時は︑少く北ハ過渡的には︑財政的見地よりして遁常なる消費課税
︑ ︑
方法そより強く要求するの必要を生ホノるであらう︒戦後財政困難に陥入りたる諸凶に於ける取引税の放果は充分
に之缶百設するものである︒
間接税と所得分配一二九
商 業 と 経 済
一三
O
間接税の逆進税的・反枇合的なる作用は一般に認めらるよ所である︒乍然︑若し組税制時嫁や租税分散の現象よ
り立論し︑此の現象と所得分配との関聯を考ふる時は︑組税の将・米と課税の牧入性に闘しでも亦重要なる結論を
符るであらう︒従来財玖々一策冶指導する所の思考過程に於て︑組税特に間接税の所得分配に及依す作用が充分に
前究せられ宇︑屡々 f 石川地せられ来りしは大なる快陥と云はねばならない︒蓋︑現時の貨館経済と貨常流通の上に
打立てられたる祖税は︑百際生活の必要に従って殆んか﹂自動的に後肢し来れるものにして︑多くの租税種類は枇
合的並に岡民経掛的職能の深見せられて賢施せられたるものではなく︑作品作用に封する必要なる研究の加へられ
て施行せらる込に至りにるもの少きものである︒
此慮に現代同家経演に於ける経廷の少く共半ば以上は間接税牧入に依りて支耕せられ・居る一平に注意在排はねば
ならない︒間接税の主要なる特色は其租税容般と源泉とは交換流通の過程に於て出現する低格額に包含せられ︑
直接税の如く年度末に帳簿に存する所得︑則ちより正しく云へば所得残高是捕捉するものに非守して︑若干の貨
幣額が所得となる以前︑末記流通の中に存する貨幣初が債格制として
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此の債格額が合計年度の終りに現はる l
る所得に箆更する前に
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捕捉せらる=が如き方法を以て現代的貨情的交換流通に佼犯する一平に在る主)︒流通に l
於ける債格額の若干部分が純粋の所得残高(終笹口牧入残高)となるものなるが故に︑間接税が直接税に封立して︑
交換流通や所得分配に関聯して︑比校的に多くの祖税牧入の獲得せらる L 理山が明白となる︒
註
此の故にパラスが間接税・直接税なる名僻に代へて侭格税・残高税戸町宮町田洋
22 ロ・岡山
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ゆるなる名僻を用ひるは
迎首である︒拙若︑間接税の研究︑七一一良以下参照︒
︑ ︑
問題の重貼は交通税・泊投税の如き間接税を︑より枇合的に形作る事に依わて什件︑牧入性守引上けんとするに荘
る︒忠ふに間接税に依りて惹起せられ穴る生活設の引上が賃銀・俸給の相感寸る引上に於て補償せらる二時は︑
生活投の引上が或る枇合階級(例へば材労働者や下級口実)に蹄して補償せらる斗事に山わて間接税は牧入性大とな
ハリ得る︒此の日的の震には際立指数別ち机税在・課せらる込消費財叉は交通財の.債総際貢が或る一枇合階級の生前提
を幾パーセント際立せしむ可︑きかを示す指数が作らる込事を市立する︒例へば此も大なる牧入在来けつよのる消去
税たる酒税に於て︑一泊の若干の償給総責が労働者叉は下級官吏の坐活費幾パーセント引上ぐるやか}計算しなけれ
ばならない︒斯くして斯の枇合階級は俸給叉は賃銀の引上に山りて︑生活費を上昇せしめたるパーセント丈の補
的在受けなければならない︒之を基礎として生産者又は一民主に封しては蛍該商品の債指制限そ決定すべき一平とな
る ︒ 斯 く の 如 品 川 庭 内 山 は 分 配 地 杭 に 及 一 ほ す 租 税 の 作 用 が ︑ 公 盆 M 人は利害関係者の見地よ h りして︑若干の制約在受く
る一平に他ならない︒総ての消費税又は交遇税は債松山宝去として︑之守諜せらるよ刑托財の.位以刊在者十パ│七︑〆ト
際立せしめ︑債純水準在引上ける︒此の償給総貨は枇九百の交換流通の過程に介入する︒今や此虎に生中る利税特
嫁が最も成汎なる泊究者階級例へば持働者・下級山口支に去りて停止し︑日記等の人々に依りて負捻せらる与一時は︑
全く反枇八百的なる作川を生中る︒別ち貧之なる凶民階級の生活設が際立し︑彼等が此の際立をば賃銀叉は俸給の
上に斡嫁せざる限 h り︑其生活は低下するであらう︒斯くの如︑申立方法則ち間接税に山りて惹起したる生活費騰貨を
間接税と防符分配
一 一 一 一
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一 一 一 一 一 一
賃銀又は俸給の引上を以て補償する事は︑既惑の如く租税の反社合的作用身排除する︒何となれば︑交漣税叉は
消費税の昔︑隠者は今や弊働者や下級官吏に非守して︑交換流通祉合︑換 A
一 一
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に若干の債絡水準の引上や責捻しなければならない総ての枇合階級であるからである︒和税負捻に伴って生中る
賃銀叉は俸給の引上は種々なる商品の債格際貢をも結果するであらう事も亦自然の事である︒従って種々なる商
品の債格騰貴は︑一般的なる依椛水準の引上として︑蛍該交遇税又は消投税の引上又は新設に封寸る補償在意味す
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一 一
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的に枇舎に惹起するものである︒杭税分散とは租挽負捻が多くの枇合階級に配分せられ︑ 一般的なる債椛水準の
振興に於て現はる L 所の租税韓嫁の一般的披張である︒従って枇舎の一部に於ける租税に由る低椛騰貴は全枇合
之在負一億し︑償椛騰貴の資捻は一定階級に封して偏肢に課せらる L 事なき事となる︒蓋︑より大なる所得はより
高き債総に相廃するものなる事をも注目する時︑立パ負陰の偏岐に課せられざる事が明かとなる︒此の際貢波動の
循環は若干の調和在以て交換流通に挿入せられ得るものである
2 3
通常考へらるよ所に従へば︑経漕過程に於ける債絡の決定は︑生産財に於ては前進的方向に於て︑消費財に於
ては後進的方向に於て作用身及依すものである︒例へば煉瓦の債総際貨は建築物を高位ならしめ︑従って借家人
の負挽在大ならしむる事となる︒反之︑消費財たる食料品の債絡騰巾廷は必然的に賃銀の引上冶惹起し︑賃銀の引
上は更に全工業生産物の債絡を引上ぐるであらう︒乍然︑此の主張は此の例に於て容易に宥るを得るが如く︑全
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る も の で は な い
︒ 何 と な れ ば 単 に 是 丈 や 以 て し て は
︑ 最 初 の 尚 日 間 際 立 の 結 果 と し て 経 済 の よ り 皮 き 池 山 刊 に 於 て 泌 じ 主 さ る ミ 所 の 作 川 身 長 後 ま で 解 明 す る も の で は な い か ら で あ る
︒ 償 旅 勝 賞 の 資 捻 は 其 商 品 が 消 費 者 に 到 注 す る に 到 る ま で
︑ 全 般 の 後 化 に 於 て 其 向 日 間 に 隠 件 す る も の に し て
︑ 消 費 者 が 結 局 に 於 て 際 立 の 質 捻 在 引 受 く る も の で あ る
︒ 煉 瓦 の 依 椛 際 立 の み な ら 守
︑ 食 料 品 の 位 以 仰 際 立 も 亦 結 局 に 於 て 前 記 持 働 者 の 生 産 物 在 購 入 せ ざ る 可 か ら ざ る 人 々 の 資 限 と な る で あ ら う
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56
現代間接課税の設民と北ハ収入性とに取りて︑生産者と消費者︑企業者?と持働者︑租税義務者と国家とを或程度に於て手
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形交換所に知似するが如き前都関係に背らすべき租税分散枇合を創法せんとする考へはパラスの最近解明したる所一であ
る・︒パラスは次の如く説明する︒
現代の貸付的交換流通と所符分間とは回んかの貨体制度・支抑制民・信用制度の限界と制限との中に行はる与ものである
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此の限界と制限との結問内に於て︑貸付を以てする取引と流泊とに依りて︑殆んど自動的に給付と反封給付︑債務左前
拙との均衡を仰げたる一位合が形作られてゐる︒此の流通批合並に所得分配一位人口は設券銀行に依りて創造せ
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れ管理せらるる文抑組織を有し︑夜券銀行は手形交換所の如き政能を玲一行しづ
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ある︒現代国家の領域内に於て行はるλ
交換流謡印ち文抑給付は︑正確に交ね所と同一なる包括的組紋を以て清算せらる
L
ものと一氏ふを符ないとしても︑設歩銀行と其管理する全文抑制民との聞係は交ね所の組叫に於ける現象に若しく知似するものである︒仮令︑所得分配位合に於ては総
ての人は中央勘定聞に白己の交扶助定を有せず︑制人の収入と支出とは記服せられず︑又交換所に於けるが如く其貸
倍が相殺せらる︑土中無さにせ上︑総ての人は中央授が銀行に依りて夜行せ
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銀行券の分立並に共流通に関聯を有七︑'斯して相互計算と相互相殺なる特性が閥抗せられてゐる︒悲し波多銀行︑より夜行せらるふ銀行谷の分立が交換流諮
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商 業 と 経 済
一三
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銀行券の大さより大であるーーの島理を可能ならしむるものとすれば︑銀行券流通社人民に於ては特に現代の小切手制度・嘗座勘定制度並に其他の文抑簡易化制度と結合して︑貸借に依る所得分配と交換流通の 領域に於て︑全く自動的に債務支排と債樫取立との統轄が行はれる︒斯の如き交換流通・所得分配・債務支抑・債樫取 立の統轄の中に於て︑国家も亦参加賞事者として最も多方面にして最も大なる関係を有する︒何となれば︑国家は総て の人に課税し︑総ての人は何等かの資格の下に貨幣的分け前を同家工り獲得するものなるが故である︒斯くて振替制度
︑と清算制度との中に於て意識的に管理せらる
λ
計算に封して交換流活・所得分配・並に図家経済の有ずる関係は︑多く の機能に於て︑相互に類似性を有するものである︒而して比の交換流通・所得分配・国家探河は現代図家の領域内に於 て自動的に行はれ︑多かれ少かれ何れも交換聞の職能を想起するが如き若干の職能を前提とする︒此の相互間の類似性
︑ ︑
は商品買買と貨幣流動とか活没にして迅速であればある程︑而して貨併経済がより完全に溌注すればする夜︑大なるも
のである︒(同
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パラスは以上の如き見地上りして︑時来の租税制度の全部又は一部に於て交換所に類似する庭置を取入る
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事は可能ならざるやの問題を提起する︒其一五ふ所は則ち現代の貨時的所得分配と交換流通の若干部分を︑租税持政又は租枕分散の
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事象と関聯して︑意識的に而して組織的に交換制度の如く博成し︑以て祖税特に間接枕を上り白劫的により現代的に形
成し︑租税給付能力をも引上げんとするに在る︒以下主としてパラスの所論を間流一ずるω
今︑同家が組税惇嫁と債は川水準決定なる方法在立識的に右の如︑号︑方向に川ふるとすれば︑同家に取りでは間抜
税の領域に於て始んか﹂限りなき可能性が典へられる︒斯の種の・課税は特定なる同民階級が負推する代りに︑
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2 ‑ 5 1
25 として繰返さる込交換流通並に所得分配の循環に於て︑各此合階級の牧入と支出との相互に佼入し H 一
相互に逆流する絶えざる要素として負指せられ得るの事質に依りて賞現する所である︒勿論斯る過程は︑生産者又
は商人に依りて要求せらる込所の債絡が公盆的に統制せられ︑ 一定の限界内に保持せらる込事に依りて補修せら
るよぜ要する︒何となれば︑俸給又は賃銀を以て補償せらる﹄促椛総長は︑賢際上︑計算の基礎に存する債絡を
越えざる場合に於てのみ補償せらる可きが放である︒之か一換︐一一目すれば次の如くなる︒則ち﹁基礎的なる計算に於
ては︑交遇税・消投税等が勢働者又は使川人の生活費冶幾何布引上ぐるや在算定す可きであるのみなら示︑交通
の各部門に於て版良債絡が幾何杭引上けらる可ぎやか}決定しなければならない︒斯くして消費税叉は交遇税を・謀
せらると向日聞の債椛騰立の限界は︑則ち一耽合叉は交換流通に於ける韓嫁可械性の限界守示すものである﹂と︒
債総形成の仲紛性と其多方一而なる相互作用と守考ふる時は︑如何なる方向︑如何なる在皮に︑若干尚品の債椛
騰立が全交換流通の債椛形成の上に作川沿及一以すや
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完全に決定する事は恐らく不可能である Q
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て︑組税の負除額在賃銀叉は俸給の引上の服保に於て補償し得る一事会承認する限り︑其商品の消費者をして若干
の位協刊要素従って若干の机磁の負段
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主として消費税又は交通税
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間接税と所得分配
一三
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商 業 主 経 済
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持働者又は使用人の所得の幾パーセントが租税又は租税引上の忽に要求せらる=や︒
賃銀叉は俸給の引上に山りて賢現すべき計割的組税特嫁叉は租税分散に依りて︑持働者叉は使用人は如
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何なる担任皮に補償を受くるや︒口起伏寸の人々に封して租税負縫の全部が補償せらる h )
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(‑‑一) 以上の総てを考慮して︑労働者又は使用人の分け前となる賃銀又は俸給が引上けらる可きや否ゃを算定
しなければならない︒換言すれば︑組税指数と騰貴指数とを基礎として資現せらるべき賃銀引上叉は俸給引
上の剖合が決定せられねばならない︒
具 鰹 的 に は ・ 次 の 如 く 考 ふ る 事 が 出 来 る ︒
大衆消費品に封し鴨川しま間接税の賦課叉は間接税引上(交遇税・消費税・関税・手数料)の行はる込一時は︑蛍該
尚口聞の債格が祖磁の匁に一定パーセント丈騰貴する事に依りて︑務働者父は使用人に於て如何なる様相似の支出増
加居生宇るやが決定せられねばならない︒此の増加したる支出は階級に感じ賞︑粍皮に感じて賃銀引上叉は俸給引
上の方式を以て補償せられねばならない︒・夫︑ぎに常該商品の販資促絡に批判して︑交換流通の各段階に於ける(生
‑居者・卸商・仲買商・小寅商)其最高限告決定するを要する︒此の最高債椛の決定は︑賃銀引上の作用冷停止せ
しむる程度に於て︑蛍該向日聞の債絡騰貴在防止するものである︒同時に品川
m該商品促旅の一般償給水準に封する制
合は︑犯税夏時の賢現の大さそ意味し︑之在決定するであらう︒
以上の如く考ふる時は︑所得分配と交換流通とにより直接に佼入する経清的・技術的慮置を行ふを得なければ
ならない︒則ち此の目的と彪置とに遁蛍なる若干の祖税容慌に封し︑生産者・消費者並に図・家の有する利害関係
在考慮して︑組税清算の制度的なる賢明が恕像せられ得る︒消費税又は交遇税是認せらる?商品の生産者が商品
を流通に鷲らす時に︑北ハ向日聞に針して獲得す可き償絡の抑込まる込中央施設冶設くるものと仮定せよ
oよわ正し
く一京代ば︑利税冶訳せらると肋品の換貨は此の中央機闘を通 C て行はれ︑債絡牧入は此の機関の手に入る︒従つ
て此の機関は品高債総の決定と向日開供給の管理とに依りて︑租税特嫁並に租税分散の限界と其可能性在裁決する
ものである︒非︑は消費向日間の依絡に租税額を加算して賃銀と俸給の粍皮在決定し︑同家に封しては租税額を鷲ら
し︑生産者に射しては││勿論組税額丈柊除して││債務牧入申管理らすであらう︒総て是等の場合︑右の中央施
設は朴川談交通税・泊投挽守諜せらる込商品を生産する各工場の労働者や使用人に封しでも其賃銀身直接に引渡す
等の事に依りて補完せられ作る︒清算組織の外に立つ其他の交揃一部分は総定せられにる償給と賃銀とに自動的に
調和するであらう︒租税分散の確保の行はれ得べき間接税を課せらる込商品の数多きに従ひ
1 1
ー 其
間 接
税 に
出 り
て惹起せらる込生活設際立が賃銀又は俸給の引上に於て自動的に補償沿見出寸半身訟味する│11其れ丈間接税の
作用は枇九百に於ける.位協仰水準の波動の中に融解せらる土事大にして︑斯くして租税汽捻は絶えざる循環に於ける
位協仰水準引上の中に沈滅する十字となる︒机税に依りて芯起する償給際立に岱りて︑多くの人々は日記に件ひて所得
間接税と所符分配
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商 業 と 結 決