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雑誌名 静岡地学

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Academic year: 2021

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静岡科学館る・く・るの企画展における化石ワークシ ョップと展示のサポートについて : 静岡県地学会 中部支部活動報告

著者 坂田 尚子

雑誌名 静岡地学

巻 111

ページ 1‑2

発行年 2015‑06‑19

出版者 静岡県地学会

URL http://doi.org/10.14945/00024566

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─ 1 ─ 静岡地学 第 111 号( 2015 )

静岡科学館る ・ く ・ る

静岡科学館る ・ く ・ るの企画展における 化石ワークショップと展示のサポートについて

〜静岡県地学会中部支部活動報告〜

坂 田 尚 子

 平成 27 年 1 月 10 日(土)から 2 月 22 日(日)に静岡科学館る ・ く ・ るで開催された企画展「し ずおか自然体験ミュージアム」において,静岡県地学会中部支部として 2 つの事業に関わった.静岡 サイエンスミュージアム研究会との共催で実施された化石クリーニングワークショップと,川原の石 の展示の際のサポートである.

1 .化石クリーニングワークショップ

 化石クリーニングのワークショップは,掛川市 遊家から運んできた化石交じりの砂(掛川層群 大日層)を使って,期間中の毎土 ・ 日 ・ 祝日に 行われた(図 1,図 2).各日とも 1 回 20 分の体 験 で,13:30~,14:00~,14:30~,15:00~,

15:30~の 5 回ずつ行われた.1回 36 人体験が でき,16 日間ほぼ満席であったので,参加者総 数は 2,880 人となった.中部支部からの参加メン バーは,延原尊美,松本仁美,井出志津夫,久保 田実,櫻井美津夫,青木克顕,島田雅史,坂田算浩,

谷口裕美枝,宇根一輝,前朝琉,(敬称略)であっ た.科学館では,企画展開催前には,静岡大学教 育学部の延原尊美教授に講師を引き受けていただ いて,クリーニングと化石の見方について事前研 修(平成 26 年 11 月 16 日)を行った.サイエン スミュージアム研究会のメンバーとともに何人か の会員が受講し,ワークショップに備えた.

 ワークショップでは,完全な形をとどめた化石 は少なかったが,それでもキサゴの仲間,キリガ イダマシ,ツメタガイの仲間,ベンケイガイ,サ トウガイなど掛川層群で産出する貝化石で種類が

特定できる程度のものを見つけることができた.体験者は,貝化石を中心に数個ずつきれいにしたも 図 1.化石の種類について質問を受ける延原教授.

図 2.化石クリーニング会場の様子.

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─ 2 ─

のをお土産として持ち帰ることができ,残りの化石交じりの砂も持ち帰ることができたので,続きは 自宅で行えると大変好評であった.

2 .川原の石の展示

 企画展会場には,中央部に静岡県内の5河川(安倍川,天竜川,大井川,富士川,狩野川)の川原 の石を展示することによる約 10m の河川敷が再現された(図 3).その岩石の同定にも当支部より,

松本仁美,谷口裕美枝,坂田算浩(順不同)が科学館のサポートに当たった.川原の石の展示は,河 川ごとに石の色の違いが顕著に見られ,子どもだけでなく大人にも興味をもっていただけた.この企 画展では各展示ゾーンにワークシートを置き,集めると一冊の「My自然図鑑」が出来上がるという,

来館者により深く展示物を楽しんでもらえるような工夫がされており,川原の石のコーナーにもワー クシートが 2 枚配置された.その結果,川原にしゃがみこみ石を細かく観察する来館者の姿が多く見 られた(図 4).また,体験者からは川原に遊びに行くときは,石をじっくり見てみようという声を たくさんいただいた.

 このように,今回の静岡科学館の企画展に協力し関わりを持つことで,結果的に地学的な体験を 多くの市民に提供できたことは,意義深いことであった.(企画展開催中,会場を訪れた方はのべ 58,637 人)

図 3.企画展会場内の河川敷. 図 4.My 自然図鑑を手に石を観察している親子連れ.

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