後期高齢女性の
QOLと居住歴 ・生活 ・健康状態 との関連
森下 路子
1・川崎 涼子
1・中尾理恵子
1・半揮 節子
2要 旨
A町の75歳以上の後期高齢 の独居女性32 名の生活状況の実態 を把捉 し,高齢者のQOL や社会活 動 と,居住歴 ・健康 ・生活状況 との関連 を見 た.その結果,
1)A
町の75 歳以上独居 の女性 は,平均居住年数3
9年,ひ とり暮 らし年数1
6.5年であった.
2
)い きい き社会活動チェ ック表 による社会活動 は全般 に低 く,その中で個人的活動 はわずかに高かった.
3)高齢者のQOL
質問表 によるQOLでは,同年齢の女性 と比較 して,経済的ゆ とり満足感 ,健康満足感が 低か った.
4)QOLを高める要因 としては,個人活動,食事 を自分でつ くる,毎 日風 呂に入 る,低 くす る要因 として
は,一人暮 らし年数,年齢,外 出制限,不眠であることが示唆 された.
保健学研究
19(2):31‑41,2007 Key Words後期高齢女性,高齢者のQOL ,社会活動 ,一人暮 らし年数,居住年数
二
二 1 ‑ 一 三‑
1 は じめに
平成1
5年度 に
A町では介護給付適正化特別対策事業の 一環 として介護保険事業状況の分析 を行 った.町の委託 を受けて分析 を行 った結果,軽度の要介護認定割合お よ び要介護認定 を受 けていて介護サー ビス未利用者の割合 がB県内で もっ とも高かった. また,要介護認定 を受 け ている人では7
5歳以上の女性 の割合が高 く,その中で独 居者の割合が高 くなっていた. したが って,7
5歳以上の 独居女性の動向によ り,今後介護ニーズが急増す る可能 性がある と考 えられた.
そこで,要介護認定 を受 けている高齢女性が独居生活 を続 けてい くことので きる要因 と継続で きな くなる要因 を探 ることが重要である と考 え,調査研究 を企画 した.
本研究の 目的は,
A町の介護認定 を受 けている7
5歳以上 の独居女性の生活の実態 を把握 し,生活や健康状態,宿 住歴 と高齢者 の
QOL,社会活動 との関連 を明 らかにす
ることである.
2
研究方法 1)対象
平成1
6年
4月現在で,住民票 よ り要介護 の認定 を受 け ている7
5歳以上の独居女性43 名 を抽 出 した.その中か ら, 入院中の人 1名,実質同居 の人
3名,認知症 な どの問題 で聞 き取 り調査が不可能 な人の
6名 を除 く
33名 と,住民 票では同居であるが実質 ひ とり暮 らしである 1名 をあわ せ た計
34名 に対 し
,A町役場の保健 師によって調査の説 明 と同意 を得 る手続 きを行 った.その うち同意の得 られ た人32 名 を対象 とした. これは
A町の要介護認定 を受 け
ている実質独居 の後期高齢女性41 名の7
8%にあた り,質 介護認定では要介護度
Ⅰ:18名,要介護度
Ⅱ:14名であっ た.
2
)調査方法
調査員 2名が訪問 し,インタビューによる聞 き取 り調 査 を行 った.インタビュー時間は3
0分か ら 1時間程度で あった.調査 内容 は,家妖厘,居住歴,健康の状態,既 往歴 ,生活 の状態 ,社会活動 の状況 ,QOL ,家屋 の状 況,介護サー ビスの利用状況 な どである.
社会活動 については橋本 らが開発 した 「い きい き社会 活動 チ ェ ック表
」1)を もちいた. この指標 は,個人 の, 特 に高齢者 を対象 とした社会活動 レベル を 「 個人活動」,
「 社会参加 ・奉仕活動」 , 「 学習活動」, 「 仕事」 の
4つの 領域か ら評価 をお こなうものであ り,全 国の市町村 な ど で高齢者 を対象 とした調査 な どに利用 されている
2).QOLについては,太 田 らが開発 したQOL
質問表
3)を 用いた.QOL 質問表 は
6つの下位尺度,①生活活動力,
②健康満足感,③ 人的サポー ト満足感,④経済的ゆ とり 満足感 ,⑤精神的健康,⑥精神 的活力か ら構成 されてお り,全体 で1
9項 目であ る. さらに,安梅 ら(
2000)4)による社会関連性指標 の中か ら,生活の安心感 に関す る項 冒 (
2項 目) と生活 の主体性 に関す る項 目 (
4項 目) を 選択 した.
また,調査訪問時 に,対象者の了解 を得 て,家屋 内の 手す り ・段差の状況,対象者の住居か ら通 りに出るまで の地形,バス停 までの距離等 について,調査員が調査票 に記入 した.
1
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
2自治医科大学看護学部
3
)分析方法
まず,各項 目別 に単純集計 を行 い,その後点数化 を し て項 目同士 の関連 をみた.い きい き社会活動調査 では, 回答枝 のカテ ゴリに
2点,
1点,
0点の点数 を付 し,領 域 ごとに合計 し,点数が高いほ ど活動が活発 とした.仕 事 は
1項 目のみであ り,従事 しているを
3点, していな い を 1点 とした. また,その点数 を橋本 らの分類 に沿 っ て,高活動 ・中活動 ・低活動 に分 け,先行研究 との比較 を行 った.QOL質問表 につ いて は, 回答枝 の カテ ゴ リ を 1点 ,
0点 と点数化 し,得 点 の高 い もの ほ どQOL が 高 くなるように した.
6つの尺度 ごとの集計 と全体 の合 計得 点 を算 出 した.
6尺度の質問数が異 なるため に レー ダーグラフ表示 には,満点 を 1とした割合 で表示 した.
要 因同士 の相 関の検定 には
Spearmanの順位相 関お よび
Mann‑Whitneyの
U検定 を用 い,両側検定で有意水準
10%未満 を傾 向あ り
,5%未満 を有意 とした.
3
結 果 1)調査対象 の属性
調査対象 の高齢独居女性
32名 の年齢 は
75歳か ら
92歳 ま での範 囲で あ り,平均
83.4(±3.9)歳 で あ った. 回答 の得 られた
29名 中
27名が仕事 を した ことが あ り,その業 種 は道路工事 ,電気工事 ,塗装工事 など重労働 を してい た人
11名,農業
2名,商売 ( 行商 を含 む)
4名,食堂や ホテルな どサー ビス業
3名,和裁 な どの内職
3名,看護 婦 や教 師各 1名,業種不 明
2名 であった.
2
) ひ とり暮 らし歴 と現住所 の居住歴
ひ と り暮 らし歴 は 1年か ら
60年 と幅広 く,平均
16.5年 であった.
10年末滴の人 は
11 名
(34%)であ り
,10年以
表
1.対象 の属性 お よび居住歴等
人数
%75‑79
歳
5 16% 80‑84歳
14 44%賢
85‑89歳
11 34%分
90歳以上
2 6%仕 仕事 な し
2 6%事 仕事 あ り 27
84%磨 不 明
3 9%10
年 未満
11 34%一 人 暮 ら し 歴
1
0‑20年未満
11 34% 20‑40年未満
6 19% 40年以上
3 9%不 明
1 3%10
年未満
3 9%居 1
0‑30年 未 満
7 22%住
塵
30‑50年 未 満
9 28% 50年以上
13 41%保健学研究 上
20年未満
11 名
(34%),20年以上
40年未満
6名
(19%),
40年以上
3名
(9%),不 明 1名
(3%)であ った.覗 住所 の居住歴 は
1年か ら
79年 と幅広 く,平均
39.0年であっ た.
50年以上 の人が
13名
(41%),
10年未満 は
3名 (
9%)であ った.
ひ と り暮 らしの きっかけは,「 夫の死」が
21名
(66%)と最 も多 くみ られた. また,以前 の居住地 については,
A町やその周辺が
17名
(53%)と最 も多 く,
B県内,九 州圏内,九州圏外 が各
5名
(16%)であった.
3
)家族歴
対象者 の家族 については,子 どもと兄弟 について調べ た.未婚 の人や子 どものいない人 は
5名
(16%)であっ た.残 りの
27名 に子 どもがあ り,その平均 の子 ども数 は
3.3名 であ った.子 ど もの居住 地 につ いては,複 数 の子 どもがいて居住地が さまざまであったため,対象者 の一 番近 くに住 む子 どもを地域別 に分 けてみた
.A町あるい はその周辺 に住 む子 どもがい る人が一番多 く
,20名 ( 全 体 の
63%)であ った.
次 に兄弟 については,対象者の年代 では兄弟数が多 く, すで に死亡 したな ど,記憶 が定かで ないので,生存 して いる兄弟数 のみ を尋ねた.生存 している兄弟がいる人が
23名
(72%)であ り, い ない人が
8名
(25%),不 明が 1名
(3%) であ った. い る人 の兄弟数 の平均 は
2.5人 であ った.兄弟 の現住地 については,聴取が難 しく,聴 取で きた ものは,県外 が多 か った.
4
)健康 の状態
現在 の病気 については全員がある と答 えてお り,平均
2つの病名 を持 っていた.多 い ものか ら高血圧
17名
(53%)
,整形疾患
15名
(47%), 白内障 ほか 目の疾患
11名
(34%)であ った. その他 ,心臓病
5名 ,脳梗 塞
3名 , 糖尿病
2名 な どであった.
身体 の痛 み については
26名
(81%)がある と答 えてお り
6名
(19%)が ない と答 えていた.身体 の痛 みが ない と答 えた
6名の平均年齢 は
86歳 と高齢 であった.痛 みの ある
26名 については,平均
2か所 の痛み を訴 えてお り, 一番多いのが下肢 の痛 み
69%であ り,次 いで腰 の痛 み
50%,上肢 の痛み
31%であった.
現在通 院 しているのは
32名 中
31名 でお り,通 院回数が 週
3日以上 である人が
10名
(32%)であ り,週 1回か ら
2回が
11 名
(35%),月 に
1回か ら
3回が
8名
(26%), その他 ・不 明は 2 名 (6 %)であ った.
過去 1年 間の入 院歴 のある人 は
13名
(41%), ない人
18名
(56%),不 明
1名
(3%) であ った.入 院期 間は
1週 間か ら
6ケ月 までであ り,
1週 間以 内
4名 ,
1ケ月
以内
3名 ,
2ケ月
〜3ケ月
3名
,4ケ月
〜6ケ月
3名 で
あ った.入 院の原 因 とな った病気 は,整形疾患系
5名
( 内容 としては,骨折 , リハ ビリ,痛み な ど),循環器系
5名 ( 脳梗塞 ,心臓病 な ど),その他肝臓疾患 や検査 入院
な ど
3名であった.
年齢が高い ことか らすべ ての既往歴 を聞 き取 るのが難 しいため,主 たる既往歴 を尋ねた.あると答 えた人は
27名
(84%)であ り, ない と答 えた人は
3名
(9%),不 明 2 名 (6 %)であった.ある と答 えた人の平均 の病気 の数は
1.6であ り,その内容 はさまざまであった.
眼 につ いて は, 「普通 に見 える」 と答 えた人 は
24名
(75%),「 やや不 自由」 と答 えた人は
8名
(25%)であっ た.めがね を常用 してい る人は
14名
(44%),常用 して いない人 は
18名
(56%)であった.普通 に見 える と答 え た人の うち
,14名 はめがねを使用 していなかった.
耳 については
,「 普通 に会話がで きる
」25名
(78%),「 やや大 きい声で
」7名
(22%)であった.補聴器 を使 用 している人 は
2名のみであった.
歯については,入れ歯 を使用 している人は
31名
(97%), していない人
1名
(3%)であ り,現存 している歯の数 を尋ねると0本
11 名,
1‑5本が
11 名,
6‑10本が
6名,
10本以上が
3名であ り,最 も多 く残 っていた人は
23本で あった.
5
)生活 について ( 表
2) (1)食事 について
食事の回数が
1日
3回と答 えた人は
27名
(84%)であっ た.食事時間については,一定 している人
18名
(560/o), だいたい一定 していると答 えた人 は
12名
(380/o)であっ た.
食事 を誰が作 るかでは,ほとん ど自分で作 ると答 えた 人は
22名
(69%)であ り,半分 くらい 自分で作 る と答 え た人が
6名
(19%),作 らない人
4名
(13%)であった.
半分 くらい,あるいは作 らない と答 えた
10名の うち配食 サー ビス を利用者 は
8名,デイサービス利用者 は
5名で あった.その他 に,近所 な どか らの差 し入れがあった.
食事 について特 に困っていることがある と答 えた人 は
8名
(25%)であ り,その内容 は,入れ歯 に関す る もの が
3名,お金がかかるのでサービスを利用で きない
2名, 買い物 など面倒
2名,水分管理が面倒 1名であった.
( 2) 睡眠について
睡眠時間については,
8時 間以上が
13名
(41%),
6時間未満が
5名
(15%)であった.床 につ く時間が決まっ ていない と答 えた人は 1名 (
3.%)に過 ぎず,決 まって い る
12名
(38%),だいたい決 まってい る
19名
(59%)であった.
眠れない ことがあるかの質問にある と答 えた人が
3名
(9%),時にある
15名
(47%),ない
14名
(44%)であっ た.眠剤使用 については今 回聴取で きていない.
( 3) 入浴 について
入浴 については毎 日入浴す るが
14名
(44%),
1日お きが
12名
(38%)であった.入浴 について特 に困ってい ることがある と答 えた人 は
13名
(41%)で,冬季 の寒 さ の問題
3名,浴槽 な どの設備 の問題
3名,足の痔痛,義 足 な どの問題
3名,め まいな ど倒れた ときの心配がある
2
名, 自宅では入浴不可能
1名であった.
( 4) 転倒 について
過去
1年間に転倒 の経験があ りと答 えた人は
13名
(41%), な し
19名
(59%)であった. 日常生活の中で転ぶ ことが 怖い と感 じる人は
20名
(63%),怖 くて外 出を控 える人 は
7名
(22%)であった.
( 5) その他 の 日常生活
テ レビや新 聞 ・雑誌 を読む頻度,洗濯掃 除,庭仕事 な どの頻度 について,「よ くす る
」をみる と,「テ レビ」,
表 2. 独居女性 の生活状況
人数
%1
日
3回
27 84%食事の回数 日によって変る
3 9% 1日
2回
2 6%ほとんど自分
22 69%半分 くらい
6 19%作 らない
4 13% 8時 間以上
13 42% 7‑8時 間
7 23%睡眠時 間
6‑7時 間
6 19%5‑6
時 間
3 10%5
時 間未満
2 6%ある
3 9%眠 れ な い こ
とがあるか 時にある
15 47%ない
14 44%人数
%毎日する
14 44%1
日おき
12 38%週
1‑2回
6 19%転倒の経験あり
13 41%転倒が怖
い 20 84%怖 くて外出を控える
7 22%テレビをよく見る
20 84%新聞雑誌をよく見る
15 47%洗濯掃除をよくする
14 44%庭仕事をよくする
13 41%趣味 ・稽古事
10 31%散 歩や体操
8 25%「 新 聞 ・雑誌」,「 洗濯 ・掃 除」,「 庭仕事」の順 になってお り,テ レビは
6割 を,新 聞 ・雑誌や庭仕事 をよ くす る人 は
4割 を超 えていた.
6)社会活動 ( い きい き社会活動 チ ェ ック票) ( 表 3) 対象者の社会活動では,個 人活動 の中の近所づ きあい や買い物 の項 目でいつ もしている と答 えた人の割合が高 くなっていた.次 いでお墓参 りであった.逆 に社会参加 や学習活動 ,仕事 については,
7割 か ら
9割の人が して いない と答 えていた.
7)QOL
について ( 表
4)QOL
の下位 項 目の生活活動力 で は, で きてい る と回 答 した人 は, 金銭 管 理
31名
(97%), 食事 の支度
27名
(84%)
,一 人 で外 出で きる
18名
(56%)で あ った. 人 的サ ポー ト満足感 では周 囲の人 とうま く行 っている人
30名
(94%),友人 との付 き合 いに満足
29名
(91%),家族 との付 き合 いに満足
28名
(88%)であった.一方,健康 については健康である と答 えた人は
12名
(38%)と少 な く,体調が優 れない と答 えた人 は
15名
(47%),気分 よ く過 ごせ る
24名
(75%)であ った.「 将来 に不 安 を感 じ る
」な ど精神 的健康 では,感 じる と答 えた人が,調査対
保健学研究 象 の
14名
(44%)であ った.金銭面 につい ての
QOLで は,小遣 い には満足 しているが
21名
(66%),金銭 に余 裕 の あ る人 が
14名
(44%)で あ った . 精 神 的 活 力 の
QOL
の うち 「 将来 に夢 や希望 が ある」 と答 えた人 は
12名
(38%)であった.
生活 の安心感 の
2項 目の, 「困 った ときに相談 にの っ て もらえる人がい る」 と 「緊急時 に手助 け して くれる人 がい る」 はそれぞれ
27名
(84.
4%)
,30名
(94%)であっ た.生活 の主体性 の
4項 目については, 「 健康」 と 「 規 則 的 な生活 習慣 」 に
31人
(97%)が気 を付 けてい た.
「 生活 の しかた を自分 な りに工夫 してい る 」 は
26名
(81%)
,「 物事 に積極 的に取 り組 む」 は
18名
(53%)であ っ た.
8
)住環境 について
住居内の環境 についての集計結果 を図 1に示 した.令 居室の使 い勝手 を開いてみ る と,居 間,台所, トイ レ, 寝室 は
94%,90%,90%,89%の人が使 い勝手が よい と 答 え,玄関 と風 呂場 は
80%,75%とやや低 か った.段差
は玄 関で
94%,風 呂場 で
76%がある と答 えていた.段差 の多 い玄 関 と風 呂場 の手す りの設置状況 は,風 呂場で
40%,玄関で
61%がついていなか った.
表 3. 「 い きい き社会活動 チ ェ ック表」結果
いつ もしている 時々 している していない
個人活動
( ∋近所づ きあい をす る
( ∋生活用 品や食料 品の買い物 をす る ( 参デパ ー トで買い物 をす る ( 動近 くの友人や親戚 を訪問す る ( 9遠方の友人や親戚 を訪問す る ( む国内旅行 をす る
⑦外 国旅行 をす る
( むお墓参 りな どお参 りをす る
⑨運動 スポーツをす る
⑲ レクリエーシ ョン活動 をす る
171347
1
41
104320 23 58
8259670357:r: 77365119322122322
社会参加 ・奉仕活動
⑪ お祭 りや盆踊 りな どの地域行事 に参加す る
⑫ 町内会や 自治会 の活動 に参加す る
⑬ 老人 クラブ ( 老人会) に参加す る
⑭趣味 の会や仲 間 うちの活動 に参加す る
⑮ ボラ ンテ ィア、奉仕活動 に参加す る
⑮特技 や経験 を人 に伝 える活動 に参加す る
55
5 5
21
322 3
30
455 4
70
222 2
23
学習活動
⑰ 町内の公民館講座 、健康教室 に参加す る
⑬ 町外 の カルチ ャーセ ンターの学習活動 に参加
⑩企業 ・新 聞社主催 の講演会 などに参加
⑳ シルバ ー人材 セ ンターの活動 に参加 仕事 ㊧収入のある仕事 に従事 している
4
0
2112 31
01 2430
2929一28表
4.QOLお よび生活の安心感 ・自立感の単純集計結果
はい いい え
尺度 項 目
人数
%1
) ひ と りで外 出がで きる
2) 日用 品の買 い物 ( ∋生活活動力
3)食事 の支度
4)
金銭管理
5) 身の回 りの こと
18 56% 14 44% 32 22 69% 10 31% 32 27 87% 4 13% 31
31 97% 1 3% 32
32 100% 0 0% 32 6
)健康 であ る
( 参健康満足感
7)気分 良 く過 ごせ てい る
12 38% 20 63% 32 24 75% 8 25% 32 15 47% 17 53% 32 9
)周 囲の人 とうま くい っている
30 97% 1 3% 31( 9人的サ ポー ト満足感
10)友人 とのつ きあい に満足
29 940/0 2 60/0 31
ll)家族 とのつ きあい に満足
28 88% 4 13% 32( む経済 的満足感
12)小遣 い に満足
21 68% 10 32% 3113)
お金 に余裕が あ る
14 44% 17 53% 31
17)
将来 に夢 や希望 があ る
12 38% 20 63% 32⑥ 精神 的活力
18)趣味 を持 ってい る
20 63% 12 38% 32 19)生 き甲斐 を持 ってい る
21 66% 11 34% 32生活 の安心感 1) 困 った ときの相 談相手が い る
27 84% 5 16% 32 2) 緊急 時 に手助 けがあ る
30 94% 2 6% 321)生活 の仕 方 を工夫す る
生活 の 自立感
2)物事 に積極 的 に取 り組 む
3)健康 に気 をつ け る
4)生活 は規則 的である
31 97% 1 3% 32 31 97% 1 3% 32 26 81% 6 19% 32 18 56% 14 44% 32
*匿ヨは逆転項 目で,「はい」のほうがQOLが低 くなる
m
‑ ‑Eeme‑‑‑Wb‑H‑mZmemEL. . ‑ . ‑ . ‑ . ‑ . ‑ . . . ‑ . 班‑............‑.....棚 淡............Ⅷ‑.....‑...‑.‑.‑.‑.......‑
‑ 怒 . .
. 懲耶‑ 漆‑.. .
. 1. .r . ..班㌍雌誕況‑樅‑疏‑i ‑ ‑ ‑ 敬
‑ ‑‑A‑図
1.住居内の環境 について
*不明 を除いた数 を分母 として%を計算 したため分母が異 なる
9)調査員 による住居周辺の環境
調査員が調査訪問時 に,対象者の住居 を取 り巻 く環境 を調査 した.その結果,対象者の住居周辺の環境 は,坂 道,階段 ,段差があるところが多 く,平坦であったのは 1
1件( 34%)のみであった. しか し平坦であって も車椅 子で玄関までいけるところは4件 ( 1 3%) とわずかであっ た.住居周辺道路 の交通量が少 ない と感 じた ところは
18件
(56%)と多 く,公共交通機関であるバスの停留所が 近い といった便利 のいい ところに居住 している人は
18名
(56%)
であった.
10)
介護保険サー ビスの利用状況 と要望 ( 図
2)介護保険サービスの利用状況 は,多い順 にホームヘル
プサー ビス,住宅改修 であ り, これ らは
4割 を超 えてい
る.デイサー ビスやデイケアは
3割前後 であ り, これ ら の利周が比較的少 ない.サー ビス をまった く利用 してい ない人 は
3名,住宅改修 な ど介護保 険サ ー ビス を一時的 に利用 しているが, 日常 的 に利用 していない人 は
5名 で あった.つ ま り,あわせ て 8 名 ( 25%) の人が 日常 的 に 介護保 険サ ー ビス を利用 してい ない状況 にあった.
保健学研 究
ll)QOLや社会活動 と日常生活,居住歴 の関連
QOL
, い きい き社 会活動 ,居住年 数 ,一 人暮 ら し年 敬,年齢 それぞれの相 関 を
Spearmanの順位相 関 を用 い て検討 した.その結果 を表
5に示す.次 に,一人暮 らし 磨 ( 1 0 年未満 とそれ以上),子供 の居住 地 ( A 町周辺 と それ以外 ),食事 を自分で作 るか,人浴 回数 ,睡眠等 の
訪問看護 ケアマネの訪問 デイケア 福祉用具 配食サー ビス デイサー ビス 住 宅改 修 ホームヘルプ サー ビス利用なし
卜
0
1 0 20 3 0 40 5 0 6 0
図 2. 介護保険サ ー ビスの利用状況
表 5.
QOL,社会活動 と居住年数 ,一人暮 らし年数 ,年齢 ,相互の相 関
(Spearmanの順位相 関) 上部 :順位相関係数,下部
:N数
(▲ P<0.1
*
P<0.05 **P<0.01 両側検定)表 6・
Mann‑WhitneyのU検定 上部 : Z値 下部 :それぞれの平均値
QOL
QOL生活 活動力 個 人活動 社会参加 l一驚 L l居住年数 l 年齢 居 一 人暮 ら し
1 :10年未 満 ( 1 1 名)
‑0.3152.7 ‑0.64
4.2‑1 . 7 1 2 7 ^ . 6 ‑0 . 3 5 7 . 9 ‑0 . 5 4 0 2 . 5 ‑1 . 9 8 6 ^ 1 . 6
住 磨
2 :10年以 上 ( 2 0 名)
123 4.01 5 . 6 76 3 85 8 46
‑2.11* .07*
1 . 6 2 8 1 1 1 0 . 坐 食事 1 :作 る
を自分 で 全て ( 2 3名)
13.1 ‑3.80**4.6 二217.28 . 4 ニO . 1 6. 0 二1 . 3 6 . 5 9 8 3 3 . 0
活 管
慣 新 聞 .雑誌 ・ . . 芋 .
‑1.42 5 ‑0.34 ‑1.2 1 ‑1 . 5 2 ‑I . 9 3 ▲ ‑0 . 莱 . 壬 . : ̲
3.9 16.38 . 1 2 1 . 1 4 5 . 3 8 4.
身 凍 守 ・ ヽ
聴力
二14 4 二O . ‑14 7
体 1 :困 らない ( 2 5名)
4.01 8 . 5 8
.4
82.・ 華 蒸 塞 ) 二o 1 4 1 1 ㌻ :
・..:皐等身体 の痛 み ‑0. 91
‑0.53 ‑0.45‑0
.3 3
‑ 0.6 3 ‑1.461 :あ る ( 26名 ) . 6
4.2 16.4 8.01 6
.8
40.0 82.82 :ない (6至 )
3.8 15.7 7,1 55
3 48 86.0‑2. 88 1 1 4 2
‑1. 3..73 0.7087‑0
.05 1 1
‑ i 6 2512 ‑0.108383外 出控 2 :し ゝ 1 :す ス̲ る ない (7名) ( 24型
.43116.6.051 1
医 痩 早 福 祉 の
阜
通 院状 況 ‑0 . 1 0 ‑2 . 0 4
* ‑0.84 ‑0.63‑0
.4
4 ‑ 0.4 7 ‑0.351 :週 3日〜 ( 1 0 名) 1 2 . 4 4.
6 17.0 8.0 18.0 4 1.1 83.・ .‑ 列車チ 誓 ス ・ 吊 鞍
日常生活項 目,健康 関連項 目,お よび介護サービスの利 用状況 の回答 を
2つ に区分 し,それ らとQOL ,個人活 動,社会活動,一人暮 らし年数,居住年数,年齢 との相 関 を
Mann‑Whitneyの
U検定で検討 した ( 表
6).4
考 察
A
町は
B県内の市町村 の中で も独特 の歴史 を持 ち,覗 在 に至 っている.第二次世界大戦の前後 には,石炭産業 や造船業が盛んで人口が一時期
2万人を超えた ときもあっ た.その後昭和
30年代 に造船業,炭鉱業が撤退 し,人口 が激減 し町は再建団体 になった ことがある.そ して昭和
40年代後半か ら,県 による土木事業 と大型企業の進出が
(▲ P<0.1
*
P<0.05 **P<0.01両側検定)始 ま り,一転 して財政の比較的恵 まれた町へ と変 った.
しか し,それ以外 の産業 に見 るべ きものが な く,人口の 流出の歯止めはかかっていない状況である.社会状況 を 踏 まえなが らの考察 を試みた.
1
)後期高齢独居女性 の健康状態 と生活,社会活動 ,周 辺 の環境
平均年齢8 3. 4歳 の独居女性高齢者32 名 の居住年数 は平
均
39.0年であ り
,50年以上の居住年数の人が
4割 を超 え
ていた.前 の住所地 については
A町周辺が約半数で残 り
が長崎県内 ・九州圏内 ・九州圏外 と散在 していた.また,
職業歴で,道路工事 ・日雇いな どの土木建築業や,電気
工事 ・塗装 な ど重労働業務 に従事 していた人の割合が高 く,これらの結果から,
A町における第二次大戦前後の人 口の流入 と産業の推移の影響 をうかがい知ることができる.
6
割 を超 える人 に周辺地域 に子供の居住地があ り,衣 族 との付 き合い,周辺 との付 き合い,友人 との付 き合 い に対す る滴足度 はそれぞれ
9割前後 と高 くなっていた.
さらに生活の安心感で も,相談相手がいる人は
84%,緊急時の手助 けがある人 は9
4%と高い.これ らか ら,家族 や近所 の支援 などの人的サポー トに対す る満足度 は非常 に高い ことが推測 される.
健康状態 については,平均 2つの病名 を持 ってお り, 下肢 ・腰 な どの身体の痛みを持つ ものが
8割であ り,
1名 を除 く
31名が通院を していた.また,過去
1年 間の由 の入院経験 も4 割が持 ってお り,その内容 は整形疾患, 循環器疾患 な どであった.これ らの ことか ら病気 を持 っ ている様子が窺 えた. しか し,体調がす ぐれない と回答 した ものは
47%にす ぎず,健康であると答 えた人は38%,保健学研究 気分 よ く過 ごせ るは7
5%と高 く,病名 を持 っていること
と, 自覚的な健康観 とは一致 しない ことが窺 えた. しか し一方で,
4割 もの人が過去
1年 間で入院経験 を持 って いることは, これか ら先 も入院す る可能性が高いことが 示唆 され,健康状態が安定 している とは言いがたい.
高齢者 のQOLについては,今 回の調査 で は,同 じ
83歳の女性 の調査 ( 前 田 ら,2
002)5)の調査 に比べ て
QOLが低 い傾 向がみ られた ( 図
3参照).前 田 らの調査 は, 独居 に限っていないため単純 に比較 はで きないが,生活 活動力や人的サポー ト,精神 的健康 に差が見 られず,経 済的ゆ とり満足感や健康満足感が低 い とい うことは,
A町の歴史的な背景お よび個人の職業歴 と関連があるので はないか と考 え られる.
一方,社会活動調査 は,同年齢 だけを扱 った比較で き る調査 デー タが見 られないため,玉腰 ら
(1995)5)の
65歳 以上の女性2,
787名のデー タと比較す ると ( 図4) ,社会 活動 は全般的 に低い傾向にあった.
図3.QOLの結果 と前 田 ら
(2002)5)の調査 との比較
*各尺度 の満点を 1とした割合で算出 した.
l圏高活動 国中活動 □低活動
本調査
蓋 栗 玉腰らの調査 l 0%
〜.. ... .... ...............;現 題 榊 濯楯勝 助瀬 棚轍鮒 .鮒鼎粘轍済
鶴撒槻 責据搬 擢
志 栗 本調査
貨 志 玉腰らの調査:;...7...:...:..,..‑..i....: :.....‑
栗 本調査
賢
玉腰らの調査柵 本調査
卓
玉腰らの調査図 4. 社会活動の結果 と玉腰 ら
(1995)の調査※ との比較
※玉腰 らの調査 (65歳以上の女性 :N‑2787) 社会活動指標の平均的な数値 (1995年) 活動の分類の基準
個人的活動 低活動 (10‑15点)中活動 (16‑20点) 高活動 社会参加 低活動 (6‑ 7点)中活動 (8‑lo貞) 高活動 学習活動 低活動 (4点) 中活動 (5点) 高活動 仕事 低活動 (0点) 高活動 (3点)
社会活動の中の 「 社会参加」 では,老人 クラブなどの 項 目があるが,実際 に
A町では,高齢化 を理 由に休眠状 態の老人 クラブがあ り,中央の公民館 で実施 されている 活動‑の参加 も,今 回の対象では低か った.
一方で,個人活動 は他のカテゴリに比べ るとやや高 く, その中の項 目で 「 近所づ きあい
」「 生活用品 ・食料 品の買 い物」 の項 目が 「 いつ もしてい る 」 「 やや してい る」 を あわせ る と約
8割であった.また,生活行動 の中で 「 食 事 を誰がつ くるか
」が,ほ とん ど自分でつ くると答 えた ものが約
7割であ り,つ くらない と答 えた ものは 1割強 にす ぎなか った. さらに,「 新 聞 ・雑誌 を読 む」 をよ く すると答 えた人 , 「 庭仕事」 をよくすると答 えた人が各々
4割であった.これ らの ことか ら,社会活動 は全般 に低 いが,生活 に密着 した買い物行動,食事 を作 る行動や庭 仕事,近所づ きあいなどは比較的行 っていることが窺 え た.生活行動 の 自立度 は比較的高い と考 える.
また,QOLの下位項 目の人的サ ポー ト満足度 が
9割 前後 と非常 に高いこと,困った ときの相談相手 ( 84%) , 緊急時のサポー ト ( 94%) があることなどか ら,独居高 齢者 を取 り巻 く人的サポー ト体制は比較的あるのではな いか と思 われる.
一方で高齢者の住宅環境 は,高齢者本人 は使い勝手が よい と判断 している ものの段差があ り,手す りの取 り付 けが十分でな く,調査員の観察では,室内で転倒 などの 危険があると判断 された住居がい くつかみ られた.これ らは,今後転倒 を起 こした場合,寝つ くことつ ま り入院 す るとい うことにつなが りやすい.予防 とい う観点か ら 住宅対策が必要であると考 えられた.特 に,玄関の段差 は,高齢者 自身の要望 はないが,使用頻度が高い ことか ら, きめ細かい対応が必要である.
2)QOL
や社会活動 と日常生活,居住歴 の関連
QOL
, い きい き社会活動 ,居住年数,一人暮 らし年 敬,年齢 それぞれの相関 をSpe
armanの順位相関 を用 い てみる と,QOL 得点 と居住年数や一人暮 らし年数,午 齢 とは関連が見 られなかった.
QOL
得 点 との相関が有意 にみ られたのは,い きい き 社会活動の個人活動であ り,社会参加 とは傾 向がみ られ た.個人活動 は生活活動力,精神活力 とも相関がみ られ, 社会参加 は生活活動力 と有意 に相関があ り,精神活力 と
は傾向があった.本調査 の対象 は,個人活動が比較的活 発であったことか ら,個人活動が活発であることが生活 活動力 ,精神活力 を高 め,全体 としてQOLを高 めてい
る と考 え られる.
一人暮 らし年数 は,個人活動 と精神 的健康 で負 の相 関 傾 向がみ られ, この ことは一人暮 らし年数が長 くなると 個人活動が下が り,精神 的健康が低 くなることを示唆 し ている. また,年齢 は,QOL の精神 的健康 と社会活動 の社会参加 に有意差があ り,年齢が高 くなるほど満足度 が低 く,活動が低 くなっていた. これ らの ことよ り,‑
人暮 らし年数が長 くなること,年齢が高 くなることは精 神 的健康 を低 くす る要因であ り,かつ個人活動 あるいは 社会参加 を低 くす る要因であることが示唆 された.
Mann‑Whitney
のU 検 定で生活状況 か らQOL ,社会 活動 を見 る と,「 食事 を自分 で作 る
」人がそ うでない人 よ り,QOL 得 点,生活活動力,個 人活動が高 くなって いた.毎 日入浴 をす る人で個人活動が高い傾向がみ られ た.それ以外 の生活 に関する項 目に関連が見 られなか っ た ことか ら,生活の中では自分 で食事 を作 ることが特 に 重要である と考 える. また毎 日入浴 をす ることも関連が ある と思われる.
子供 の居住 地か ら,QOL ,社 会活動 を見 る と,
A町周辺でない人の方が,生活活動力が高 くなっていた.ひ とり暮 らし年数は逆 に長い傾 向があることか ら,子供が 近 くにいない ことで生活活動力が高 くなっている可能性 が示唆 された.
健康 に関連す る項 目については, 「 転倒 が 怖 くて外 出 を控 える」 人や不 眠のある人 にQOL 得 点が低 くなって お り,身体 の痛みや,過去 1年 間の入院状況,通院状況 な どの項 目では関連がみ られなかった.逆 に,通院が週 に3日以上 である とQOL の生活活動力が高 くなってい た.このことは,高齢者 にとって,通院は単 に診療 を受 けるだけの意味ではない ことを示唆 している.高齢者の
QOLを高 めるためには,転倒予 防や不 眠 に対 しての支援が必要 と考 える.
介護サー ビスの常時利用の有無や要介護認定 は,すべ ての項 目に有意差がみ られ なか ったこ とか ら,QOL や 社会活動 との関連 は少 ない と考 える.
以上のことより,個人活動が活発 であ り,食事 を自分 で つ くる, 毎 日風 呂 に入 る な どの活動 をす る こ とが
QOLを高 めているこ と,一人暮 らし年数や年齢 ,外 出制 限,不 眠が
QOLを低 くす る要 因であることが示唆 された. また子供の居住が
A町周辺でない人 に生活活動力 が高い傾向があることが分か った.
5
ま と め
A
町の要介護認定 を受 けている
75歳以上の独居女性 に 聞 き取 り調査 を行 い,以下の ことがわかった.
1)A
町の
75歳以上独居 の女性 は,平均居住年数
39年, 平均 ひとり暮 らし年数
16.5年であった.
2
)い きい き社会活動チェック表 による社会活動 は全般 に低 く,その中で個人的活動 はわずかに高かった.
3
)大田らによる高齢者のQOL 質問表 によるQOL では, 同年齢の女性 と比較 して,経済的ゆ とり満足感 ,健康 満足感が低かった.
4
)高齢独居女性 の
QOLを高め る要因 としては,個 人活動 ,食事 を自分でつ くる,毎 日風呂に入 る,であ り,
低 くする要因 としては,一人暮 らし年数や年齢,外 出
制限,不 眠であることが示唆 された.
謝 辞
本調査 にご協力いただいた高齢者の皆様 ,町の関係職 員の皆様 に深 くお礼 申 し上げます. また,調査員 として 参加 していただいた方 にお礼 申 し上 げます.
文 献
1
)橋本修二,他 :高齢者 における社会活動指標の開発 . 日本公衆衛生誌
44:760‑768,1997.2
)高橋美保子,他 :「い きい き社会活動チ ェ ック表
」による地域高齢者の社会活動 レベルの評価 .日本公
保健学研究 衆衛生誌
47:936‑944,2000.3
)太 田寿城 ,他 :地域高齢者 のための
QOL質 問票の 開発 と評価.日本公衆衛生誌
48:258‑267,2001. 4)安梅勅江,他 :高齢者の社会関連性評価 と生命予後.
日本公衆衛生誌
47:127‑133,2000.5
)前 田 清,他 :高齢者 の
QOLに対 す る身体活動習 慣の影響.日本公衆衛生誌
49:497‑506,2002.6