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第71回 東京医科大学免疫・アレルギー研究会

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Academic year: 2021

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一 675 一

東医大誌 62(6):675−677,2004

第71回

東京医科大学免疫・アレルギー研究会

日  時:平成16年5月25日(火)

時  間:午後5時00分〜午後7時45分

場所:東京医科大学病院本館6階臨床講堂 世話人:東京薬科大学薬学部臨床薬理学教室      教授 岡 希太郎

L 内因性エンドトキシンショックモデルへのNO合成酵素  阻害剤投与の影響について

(東京薬科大学薬学部 免疫学教室)

      滑田 祥子、斎藤 真紀、三浦 典子       安達 禎之、大野 尚仁

 マウスに免疫増強薬(βグルカン)と非ステロイド性抗炎 症薬(インドメタシン(IND))を併用投与すると、腸内菌叢 のトランスロケーションを惹起し、多臓器不全となる。この過 程では高サイトカイン血症、急性相蛋白質の増加、造血機能充 進など様々なパラメータに変化が起きている。今回は、炎症メ ディエーターとして働く一酸化窒素(NO)の関与について明 らかにするために、NO合成酵素(NOS)阻害剤(L−NAME)

の影響を解析した。その結果、L−NAME投与は致死作用を増 悪化させる傾向を示し、IND 25 mg/kg投与では、β一グルカン 共存下でのみ著しい致死活性が認められた。また、臓器中の菌 数が異常増加し、サイトカイン産生能も上昇し、肝障害も惹起 され全身性の炎症が確認された。以上のことから、本モデルに おいてNOは生体防御因子として働くことが明らかとなっ

た。

2.フォスファチジルセリンを構成脂質とするリボソームに   よるマクロファージからのTGF一βの産生誘導

(東京薬大・薬物送達学教室)

      大塚 正樹、新高 幸彦、四元 聡志       坂本 宜俊、土屋 晴嗣

機能におよぼす影響に関する検討は少ない。本研究では、フォ スファチジルセリンを構成脂質とする負電荷リボソーム(PS一 リボソーム)によるマクロファージからのTGF一β産生とNO 産生抑制効果との関連について検討した。

 【方法】C3H/HeNマウスから腹腔滲出細胞(PEC)を採 取し、PS一リボソームで処理後、 TGF一β mRNAおよびタンパ クレベルをそれぞれRT−PCR法およびELISA法にて測定し た。また、PS一リボソームによるMAP kinase familyの活性化 はWestern blotting法により検討した。

 【結果・考察】PS一リボソーム処理により、 TGF一βmRNA 発現およびタンパク産生が観察された。TGF一βmRNAおよ びタンパクの発現はERKl/2の選択的阻害剤の添加により有 意に抑制された。また、TGF一β中和抗体の添加によりPS一リボ ソームによるNO産生抑制効果は減少した。以上より、PS一リ ボソームはマクロファージに作用し、ERKI/2の活性化依存 的にTGF一βを産生し、 TGF一一fiのオートクライン的な作用に よりNO産生を抑制していることが示唆された。

3.アトピー性皮膚炎患者における末梢血単核細胞のスー  パー抗原応答性と免疫抑制薬感受性

(東京薬科大学薬学部 臨床薬理学教室)

      福島 悠代、杉田 栄樹、平野 俊彦       岡 喜太郎

(東京医科大学皮膚科学教室)

      伊藤 友章、齋藤万寿吉、小宅 慎一       坪井 良治

 【目的】 アトピー性皮膚炎(AD)の病変から高頻度に黄 色ブドウ球菌が検出される。我々は黄色ブドウ球菌が産生す るスーパー抗原(Sag)で刺激した健常者末梢血単核細胞

(PBMC)のステロイド感受性が低下することを見出した。本 研究ではAD患者を対象とし、 PBMCのSAg応答性及び免疫 抑制薬感受性を検討した。

 【方法】Concanavalin AまたはSAgに対するPBMC応答 性(Stimulation Index:SI)を算出した。またPBMCの幼若化

を50%抑制する薬物濃度IC5。値(ng/rnl)を求め、免疫抑制薬 感受性を検討した。

 【結果】 AD患者のSIが有意に低下し、免疫抑制薬感受性 は見かけ上葉進したと思われる。そのためSAgがAD患者の 薬物感受性に及ぼす影響は本検討からは明らかにはできな かった。またSI低下により、SAgがADの重症化に関与して いる可能性が考えられた。

 【目的】DDSキャリアーとしてリボソームに関する広範 な研究が行われているが、リボソームが相互作用する細胞の

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