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物権 物件 ではない 債権 債券 ではない 2

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(1)

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(2)

債権

物権

「物件」ではない

(3)

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財産権

物権

債権

・物権とは、モノを直接・排他的に支配する権利 ・債権とは、特定の人に、一定の行為を要求できる権利

物権法定主義

(4)

占有権 所有権 地上権 永小作権 入会権 地役権 留置権 質権 先取特権 抵当権 用益物権 担保物権 法定 担保物権 約定 担保物権 本権 物権 債権 物件 制限物権 登記できる物権 (典型担保) (非典型担保) 仮登記担保 譲渡担保 財産権 一物一権主義 所有権留保

(5)

Copyright © 2011 Dokugaku.TV All 5 抵当不動産 A(留置権)占有 B(抵当権) C(質権) D(先取特権) 所有権 =>

(6)

占有権 所有権 地上権 永小作権 入会権 地役権 留置権 質権 先取特権 抵当権 用益物権 担保物権 法定 担保物権 約定 担保物権 本権 物権 債権 物件 制限物権 登記できる物権 (典型担保) (非典型担保) 仮登記担保 譲渡担保 財産権 一物一権主義 所有権留保

(7)

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「物権」10種の「シャレ方」

占有権 所有権 地上権 永小作権 入会権 地役権 留置権 先取特権 質権 抵当権

1000品、ゴチィ、リサ、何て、(イイ人)

おしゃれ「宅建呪文」

(8)

・ゴ

(イ

せ(ん):占有権 し :所有権 な(な):→チー(7)→地上権 中国語の7 ご→こ:(永)小作権 チ:地役権 い:入会権 り:留置権 さ:先取特権 な(ん):→なな→7→質権 て:抵当権

(9)

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物権の効力(優先的効力①)

二重譲渡

売主

物権相互間の優先的効力

①物権成立の前後により優先権が決まる。

②登記の有無により優先権が決まる。

(10)

物権の効力(優先的効力②)

債権に対する物件の優先効力

物件に対抗できる債権の例外 ①登記した不動産賃借権(民法605条) ②借地上に登記ある建物を所有(借地借家法10条) ③借家の引渡しを受けていれば対抗力をもつ(借地借家法31条)

(11)

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物権の効力(物権的請求権)

①物権的返還請求権

②物権的妨害排除請求権

③物権的妨害予防請求権

占有訴権

(12)

物権変動

物権の発生、変更、消滅

①物権変動の原因

・原始取得

・承継取得

②公示の原則

公示方法

・不動産物権変動

→登記

・動産物権変動

→引渡し

・立木・未分離の果実

→明認方法

公信の原則 ⇔ 外観法理(表権法理)

(13)

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引渡しの種類

①現実の引渡し

(現実に引き渡す)

②簡易の引渡し

(借りている物をを買う)

③占有改定

(販売店に明日、引き取り にくる、と言う)

④指図による占有移転

(倉庫業者に在庫品は、別の会社に売った、と言 う)

(14)

1.占有権

物を事実上支配する状態(占有)そのものを要件として 生まれる権利(物権) 物権 占有権 本権(所有権、)

(15)

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占有権の成立要件

① 所 持

(16)

占有の種類

自己占有(

直接占有)

自分自身で占有している

代理占有

(間接占有)

ヒトの助けで占有している

A.

自主占有

所有の意思あり:オレの物だとの意思がある

B.

他主占有

所有の意思なし:ヒトのものだとの意思がある

.

悪意占有

自分の物ではないことを知りながら占有している

.

善意占有

自分の物だ信じて、ヒトの物を占有している

(17)

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占有権の効力:

占有訴権

①占有回収の訴え

②占有保持の訴え

③占有保全の訴え

①物権的返還請求権

②物権的妨害排除請求権

③物権的妨害予防請求権

CF)

物件的請求権

占有を奪われたときから1年以内。 妨害がなされている間もしくは妨害が消滅していから1年以内。 妨害の危険がある間もしくは工事着手から1年以内。

(18)

占有訴権(過去問)

(問題) 占有回収の訴えは,占有を侵奪した者の特定承継人が占 有侵奪の事実を知っている場合に限り,当該特定承継人 に対して提起することができる。 占 有 者 侵 奪 者 特 定 承 継 人 占有回収の訴え 真の持ち主 ドロボーさん ドロボーさん から盗品を買ったヒト ・特定証券人 =買主 ・一般承継人(包括承継人)=相続人

(19)

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2.所有権

物権 占有権 本権 制限物権 所有権

所有権とは、

物に対して、「使用」、「収益」、「処分」

を独断でできる権利=包括的な権利

制限物権 ① 用益物権(使用・収益のみができる権利) 制限物権 ② 担保物権(処分のみができる権利)

(20)

所有権のキーワード

共同(共同の所有権)

共同所有の形態 ①

共有

(例)共同購入の別荘 →各員が独立した所有権を持つ 各員が持分を持ち、自由に持分を処分できる ②

総有

(例)入会地 →各員は独立した所有権を持たない(持分がない) 団体だけが処分権を持つ ③

合有

(例)組合財産 →各位は独立した所有権を持つが 自由に各員の持分を処分することができない

持分

総有は村有

(21)

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共有の効果

・各共有者が、その持分に応じて共有物の全部を

使用することができる。

共有物の管理

共有者が単独で行える。

→保存行為

共有者の持分の価格に応じて過半数で行える。

→利用行為、改良行為

共有者の全員の同意を必要とする。

→共有物の変更・処分

(22)

⑤代理人の能力と権限

_(2)

法定代理人 権限の定め有 定めに従う ○保存行為:権限有 ○利用行為:権限有 ○改良行為:権限有 ×処分行為:権限無 民法の規定による 権限の定め無 任意代理人

・代理人の権限

管 理 行 為

代理人はリホ。リホが、管理、しよう。

(23)

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共有の効果

・各共有者が、その持分に応じて共有物の全部を

使用することができる。

共有物の管理

共有者が単独で行える。

→保存行為

共有者の持分の価格に応じて過半数で行える。

→利用行為、改良行為

共有者の全員の同意を必要とする。

→共有物の処分行為、変更行為 管理費は、共有者の持分に応じて負担する 各共有者、自分の持分は、単独で自由に処分できる

(24)

共有物の管理(補足)

●共有者が単独で出来ること。

・持分権に基づく主張

-分割請求(5年を限度とする不分割特約可能)

→現物分割、価格賠償、代金分割

-登記請求、時効中断、損害賠償請求など

●共有持分の価格の過半数をもってできること。

-賃貸契約の締結・解除・取消し、賃料増額

●全員の同意がないとできないこと。

-共有山林の伐採、売却・売買の解除

(25)

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共有物の持分の帰属

●持分の放棄

共有者の一人が持分を放棄した場合、その持分

は、他の共有者に帰属する。

●共有者の死亡

共有者の一人が相続人なく死亡し、特別縁故者が

いない場合、その持分は、他の共有者に帰属する。

●抵当権の帰属

共有地全体に抵当権が設定され後に現物分割され

ても、抵当権はなお、共有物全体の上に付着する。

(26)

地上権 永小作権 入会権 地役権 物権 占有権 本権 制限物権 所有権 制限物権 ① 用益物権(使用・収益のみができる権利) 制限物権 ② 担保物権(処分のみができる権利) 用益物権 制限物権

用益物権

(27)

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永小作権

入会権

他人の土地で、小作料を支払い、耕作又は牧畜をする物権 存続期間 20年以上50年まで 村落共同体などが、共同体の構成員であることを資格として、山 林原野を総有し、マキや肥料として落ち葉の採取、キノコ狩 りなどの共同利用を行う慣習的な物権

(28)

地上権

地役権

工作物または竹林の所有などを目的として他人の 土地を使用する権利のこと ↓ 工作物=建物、広告塔、塀、電柱、トンネルなど土地に 定着する人工物 他人の土地を自己の土地の便益のために利用する権利

(29)

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(1)地上権

(2)地役権

(3)借地権

(4)土地賃借権

法定地上権

通行地役権

借地借家法

(1)+(4)

債権

他人の土地を利用する権利

(30)

法定地上権の成立要件

① 抵当権設定当時、土地と建物が同一人の所有である。 ② 土地・建物のどちらか一方または両方に抵当権が設定。 ③ 抵当権の実行(競売)により、土地と建物の所有が異なる、 ことになった。 ↓ 建物所有者のために、法定地上権が成立

(31)

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法定地上権の性質

①法定地上権の設定は、特約で排除することはできない ②建物の保存登記がなくとも、建物が存在すれば、法廷 地上権は成立する。 ③建物のみに抵当権が設定されたのち、抵当権実効 前に土地が譲渡された場合でも法定地上権は成立 する。 ④「土地に対する抵当権設定当時に存在した建物が火 災で焼失し、抵当権実効前に同様の建物が再築された 場合も、法定地上権は成立する。 ⑤抵当権者が更地に建物建築を承諾していた場合でも、 抵当権設定時に建物が存在しなければ、法廷地上権 は成立しない。 ⑥一番抵当権の設定時、土地と建物の所有者が異なっ ていれば、二番抵当権設定時に土地と建物が同一人と なっていたとしても、法廷地上権は成立しない。

(32)

地役権

他人の土地を自己の土地の便益のために利用する権利 自分の土地:要役地(ようえきち) 他人の土地:承役地(しょうえきち) ↓ 地役権の設定行為で定めた目的に従って、 要役地のために承役地に設定する権利 事例) 通行地役権 眺望地役権(観望地役権)

(33)

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地役権の性質

①要役地と承役地とは隣接している必要はない。 →当事者の合意で自由に承役地の場所や方法を決めることができる。 ②地役権は、要役地と分離して処分することはできない。 ③第三者が承役地を時効取得すると、地役権は原則として消滅する。 ④原則として無償である。 ⑤共有地の場合 1)要役地、承役地の共有者は、自己の持分のみ地役権を消滅させる ことは、できない。 2)共有者の一人が地役権を時効取得すると、他の共有者も地役権を 取得する。 ⑥通行地役権は、取得時効も消滅時効もありえる。 取得時効:継続かつ外形上認識できるのものに限り時効取得できる 消滅時効:財産権の消滅時効により消滅

囲繞地通行権

(いにょうち

-)

囲繞地 → 隣接していなければならない。 囲繞地 → 原則として有償である。

(34)

通行地役権 囲繞地通行権 根拠 民法が定める物権の一つ 民法が定める相隣関係の一つ 成立 当事者の合意(契約)による 一定の条件で発生(契約不要) 必要があれば開設できる 有償無償 原則無償 ・有償契約可能 原則有償 ・分筆で袋地ができた場合は無償 通行の方法 合意(契約)で定める 必要にして最も囲繞地の損害の少ないことろ 登記 第三者に対抗するためには原則登記が必要 ・承役地が第三者に譲渡された場合は、登 記無く地役権を主張可能 登記は不要 時効 承役地を時効取得されると消滅 消滅時効にかかる 取得時効できる 囲繞地を時効取得されても存続 消滅時効にかからない 取得時効という概念はない

通行地役権と囲繞地通行権の違い

(35)

Copyright © 2011 Dokugaku.TV All 35 県道 国道 AB 共有地 C D E 分筆で袋地ができた場合の囲繞地通行権 県道 国道 C D E B A 通路

(36)

占有権 所有権 地上権 永小作権 入会権 地役権 留置権 質権 先取特権 用益物権 担保物権 法定 担保物権 約定 担保物権 本権 物件 制限物権 抵当権

担保物権

交換価値

(37)

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留置権

(法定担保物権) 他人の物の占有者が、その物に関して生じた債権の弁済 を受けるまで、その物を留置できる権利。 (留置権発生の要件) ①他人のものを占有している。 ②債権が目的物に関連して発生したものであること。 ③債権が弁済期にあること。 ④占有が不法行為によって始まったのではないこと。

牽連性

(38)

アパートの入居者の留置権主張

①入居者が必要費を支出した時は、留置権を主張できる。 ②入居者が有益費を支出した時は、留置権が否定される ことがある。 ③家賃滞納により契約解除された場合は、必要費をもって 留置権を主張できない。 ④造作買取請求権は留置権を行使できない。 ⑤敷金返還請求権は留置権を行使できない。

(39)

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先取特権

(法定担保物権)

・一般の先取特権

・動産の先取特権

・不動産の先取特権

共益費、社員の給料、葬式費用、日用品の代金 不動産の賃貸料、旅館の代金、旅客又は荷物の運送費など 不動産の保存・工事・売買に関する費用

(40)

留置権

質権

先取特権

担保物権

法定 担保物権 約定 担保物権

抵当権

約定担保物権

(質権、抵当権)

(41)

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質権

債権者が、債権の担保として債務者もしくは第三者から 預かったものを債務の弁済が行われるまで占有し、その 占有物について他の債権者に先立って自己の債権の弁済 を受ける権利 善管注意義務 流質契約の禁止 物上保証、不動産質、権利質 (物上保証人) ・例外的に使用収益権がある ・そのため、利息が請求できない

(42)

質権の性質

①質権の目的物は、譲渡可能なモノでなければならない。 →法律が質入を禁止しているモノがある。 ②質権成立には、質権設定の合意(契約)と目的物の引渡しが要件となる。 →例外あり。(占有改定による引渡しでは、質権を設定できない) ③質権者が、質物の占有を奪われたときは、 占有回収の訴えによって、質物を取り返す ことができる。

要物契約

(43)

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留置権

質権

先取特権

担保物権

法定 担保物権 約定 担保物権

抵当権

抵当権

(44)

抵当権

(民法369条)

1. 抵当権者は、債務者又は第三者が占有を

移転しないで債務の担保に供した不動産に

ついて、他の債権者に先立って自己の債権

の弁済を受ける権利を有する。

2. 地上権及び永小作権も、抵当権の目的とす

ることができる。

抵当権→流質契約は可能(抵当直流れ)

(45)

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抵当権の内容

①抵当権の効力とその範囲

②抵当権の優先弁済効力

③抵当不動産の第三取得者の保護

④物上代位

⑤根抵当権

(46)

①抵当権の効力とその範囲

担保物権の通有性

(担保物権に共通する効力)

・付従性

・随伴性

・不可分性

・物上代位性

抵当権は、数字の2が4つ(5つ)だ。

「ふ」じゅうせい→「ふ」=2 随伴性→「づ」→「ツー」=2 「ふ」かぶんせい→「ふ」=2 「ぶ」つじょう→「ふ」=2 「つ」うゆうせい →「ツー」=2

(47)

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付従性

「債権なくば、担保権なし」の原則

随伴性

「債権移転すれば、担保権も移転」の原則

不可分性

「全額弁済までは、担保権は、担保目的物全体に及ぶ」の原則

共同抵当

物上代位性

「交換価値の変形物にも優勢弁済権 の効力が及ぶ」の原則

(48)

石灯

抵当権の効力の範囲(1)

①抵当権の効力は、抵当権の目的物のみを範囲とする。 ②抵当権の効力は、目的物の付加一体物に及ぶ。 →弱い附合の従物はCase by Caseとなる。 主物⇔従物 ・抵当権設定当時、石灯籠が存在しない 場合は、抵当権の効力は及ばない。 ・逆に、抵当権設定当時から、石灯籠が 存在していた場合は、抵当権の効力が及ぶ。 ③抵当権の効力は、果実には及ばない。 (原則) →ただし、債務不履行があれば及ぶ。 天然果実⇔法定果実

元物

(49)

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抵当権の効力の範囲(2)

・後順位抵当権者がいる場合は、抵当権者の元本に関する 利息請求ならびに遅延利息(遅延損害金)は、満期(競売開始) より、さかのぼって最後の2年分の利息に限り、取り立てること ができる。 A銀行の取り分 元本500万円 + 利息×2年間分 + 遅延利息×2年間分 第一抵当 A銀行 500万円融資 第二抵当(後順位抵当権者) B銀行 300万円融資 被担保債権 合計800万円 競売価格 600万円 甲地 抵当権の目的物

(50)

抵当権設定後に、設定者が更地に建物を築造

抵当権設定時 抵当権行使時(競売時)

更地 家あり

(51)

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②抵当権の優先弁済効力

抵当権→「債権者平等の原則」の例外 ・一般債権者と抵当権者 →抵当権者は一般債権者より優先的に弁済される ・抵当権者相互 →抵当権の登記の順番にようり優先的に弁済される。

(52)

③抵当不動産の第三取得者の保護

抵 当 権

抵当権設定者 抵当権者 抵当不動産の第三取得者 代価弁済 抵当権消滅請求

(53)

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抵当不動産の第三取得者が抵当権を消滅させる方法

代価弁済 →抵当権者の求めに第三取得者が応じて抵当権消滅 抵当権消滅請求 →第三取得者の求めに抵当権者が応じて抵当権消滅 請求を拒否すると、抵当権消滅請求の送達から

2ヶ月以内

に抵当不動産を競売しなければならない。 (抵当権消滅請求ができない者) 主たる債務者、保証人、包括承継人、停止条件付第三取得者

滌除

第三取得者は、抵当権の消滅時効を主張できる。

(54)

④物上代位

担保権の目的物が他の価値を有するに至ったときは、 担保権は、その価値変形物についても効力が及ぶ。 (抵当権は、交換価値を把握する)

(55)

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抵 当 権

抵当権設定者 抵当権者

物上代位

火 災 に よ り 消 失

火災保険会社

保険金

(56)

抵 当 権

抵当権設定者 抵当権者 1000万円融資

火 災 に よ り 消 失 保険金

火災保険会社

物上代位

差押え

(57)

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まぎらわしい法律用語

物上代位

債権者代位権

物上保証人

代物弁済

代価弁済

火事で消失した家に支払われる火災保険を差押える 債務者が火災保険を請求しないので、債権者が請求する 友人の借金のカタに、自分の土地を担保に提供した人 借金が返済できないので、自分の車を渡した 代価弁済と抵当権消滅請求権

(58)

⑤根抵当権

抵当不動産がある、「リボ払い」借金みたいなもの。 リボ払い 根抵当  契約当事者 個人⇔法人 法人⇔法人  行使できる取引限度 予め決めた限度額 予め決めた極度額 (ただし限度額まで借りられない場合も)  取引 貸金 貸金の他、相手企業の商品  借金が無い(全額返済した) リボ契約消滅しない 根抵当権消滅しない(付従性はない)  担保の目的物 無い 在る  元本の確定 債務不履行時 元本確定期日、定めがない場合は、 抵当権実行時 極度額 根抵当権には、付従性と随伴性がない 抵当権設定者→3年後(2週週間後確定) 抵当権者 →いつでも請求可 定めが 無い場合

(59)

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根抵当権の性質

●根抵当権としてカバーされる債権の範囲(被担保債権の内容) ①特定の継続的取引契約から生じた債権 ②一定の種類の取引から生じた債権 ③特定の原因に基づく債権 ④手形、小切手に関係する債権 →包括根抵当の禁止 ●元本確定前の根抵当権の条件変更 (担保の目的物に他の利害関係者がいる場合) ①被担保債権の範囲の変更(根抵当権の内容の変更) →自由に変更できる(登記しなけばならない) ②債務者の変更 →自由に変更できる(登記しなけばならない) ③極度額の変更 →利害関係者の承諾が必要

(60)

付従性 随伴性 不可分性 物上代位性 優先的 弁済効力 留置的 効力 登記の可否 留置権 ○ ○ ○ × × ○ × 先取特権 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 質権 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 抵当権 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 根抵当権 × × ○ ○ ○ × ○

担保物権の特徴

抵当不動産 A(留置権)占有 B(抵当権) C(質権) D(先取特権) D>(B,C)>A ①先取特権(D) ②登記の順序(B,C) ③留置権(A)

(61)

Copyright © 2011 Dokugaku.TV All 61 占有権 所有権 地上権 永小作権 入会権 地役権 留置権 質権 先取特権 抵当権 用益物権 担保物権 法定 担保物権 約定 担保物権 本権 物権 債権 物件 制限物権 登記できる物権 (典型担保) (非典型担保) 仮登記担保 譲渡担保 財産権 所有権留保

(62)

非典型担保

・仮登記担保

・譲渡担保

・所有権留保

売買代金の回収を担保するため、代金が完済されるまで 引渡しを終えた目的物の所有権を売主の元に留保する。 代金が完済されない場合は、目的物の所有権を債権者に 移転することを予め契約し、その権利を仮登記しておく。 →仮登記担保法が根拠法 →判例により →判例により 担保目的物の所有権を法律形式上、債権者に移し、債務者 からの弁済があれば、所有権を再び債権者に返還する。 →担保目的物の使用収益権は債権者にとどまる。

(63)

Copyright © 2011 Dokugaku.TV All 63 宅建業者は、自ら売主として売却した宅地建物の割賦販売を行った ときは、代金の10分の3を越える支払いを受けた後は、担保の目的 で、当該宅地・建物を譲り受けはならない(宅建業法43条2)

宅建業法

8種制限(所有権留保、譲渡担保禁止)

宅建業者は、自ら売主として売却した宅地建物の割賦販売を行った ときは、代金の10分の3を越える支払いを受けた後は、原則として、 引き渡す迄に、登記その他売主の義務を履行しなけばならない。 (宅建業法43条1) 所有権留保の制限 譲渡担保の制限

参照

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