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議題 (1) 平成 29 年度事業実績について 事業の実施状況 1. 啓発事業 (1) 人権尊重週間行事 12 月 4 日から10 日までの 福岡市人権尊重週間 期間中, 福岡市人権尊重推進委員会 (34 機関 団体 ) が中心になって, 人権が真に尊重され, 差別のない住みよい福岡市の実現をめざし

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平成 30 年度

福岡市人権啓発センター事業推進協議会

◆日 時:平成30年5月17日(木)10時00分~ ◆会 場:福岡市人権啓発センター 研修室 《次 第》 1.開会 2.市民局長挨拶 3.委員・職員紹介 4.会長・副会長の選任 5.議題 (1)平成 29 年度事業実績について …………1ページ (2)平成 30 年度事業計画について …………17 ページ 6.その他 7.閉会 《参考資料》 ・福岡市人権啓発センター概要 ・福岡市の人権啓発体系

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議題(1)平成29年度事業実績について

◇ 事業の実施状況

1.啓発事業 (1)人権尊重週間行事 12月4日から10日までの「福岡市人権尊重週間」期間中,福岡市人権尊重推 進委員会(34機関・団体)が中心になって,人権が真に尊重され,差別のない住 みよい福岡市の実現をめざし,人権を尊重する市民の集い,街頭啓発など各種事業 を実施した。 ① 人権を尊重する市民の集い 次項の表の通り,市内7会場で実施した。各会場では,住民票などが第三者から 取得された場合にお知らせする制度「事前登録型本人通知制度」,「差別落書きは人 権侵害」,「障害者差別解消法」,「ヘイトスピーチ許さない」及び「部落差別の解消 の推進に関する法律」について,区長や区人権尊重連絡会議会長から説明を行うと ともに,参加者全員に啓発チラシを配布し,制度の周知をはかった。 なお,平日に来場できない市民のため,毎年1会場は土曜日開催としているが, 昨年度は城南区において実施した。 また ア 時 間 午後 1 時 30 分~4 時 イ 参加者数(7区合計) 2,306 人

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2 第46回 福岡市人権尊重週間「人権を尊重する市民の集い」 期日 区 実践報告 会場 講師: テーマ: 講師: うすい  としお テーマ: 講師: とらい  まさえ テーマ: 講師: テーマ: 講師: いちりゅうさい はるみ テーマ: 講師: ゆあさ まこと テーマ: 講師: たじり   ゆきこ テーマ: 合計 2,306人 中央市民センター 中央区赤坂2丁目5番8号 西南学院大学チャペル 早良区西新6丁目2番92号 博多市民センター 博多区山王1丁目13番10号 西市民センター 西区内浜1丁目4番39号 南市民センター 南区塩原2丁目8番2号 251人 353人 講演講師(敬称略)・講演テーマ 参加者数 12/4 (月) 中 央 福岡市立福浜小学校 講演家,フルート・オカリナ奏者 福浜小学校における人権教育の取り 組み さくらい りょうこ(エスペランサ) 奇跡の復帰゛光のステージ゛へ 闘病・ひきこもりを乗り越えた先にあるもの 159人 12/4 (月) 早 良 大原校区人権尊重推進協議会 元朝日新聞論説委員・中央大学経済学部客員講師 考えよう 人の心を 人権を 臼井 敏男 部落差別をこえて~取材ノートから~ 老司小学校人権教育の取組 一龍斎 春水 中村久子伝 ~生きること,生かされていること~ 12/6 (水) 西 小規模多機能型居宅介護 「三丁目の花や」 落語家 「三丁目の花やの取り組みについて」 ~事業所のこと、地域との繋がりのこと ~ 露の 新治 新ちゃんのお笑い人権高座 ~笑顔でくらす,願いに生きる~ 12/7 (木) 南 福岡市立老司小学校 今までの活動と,これからの活動 ~PTA活動で行う人権啓発活動~ 湯浅 誠 貧困と人権 ~つながりの中で生きるために~ 12/8 (金) 東 若宮小学校PTA 社会活動家・法政大学教授 「地域で子どもをはぐくもう」~里 親制度への取り組みと体験談~ 12/9 (土) 城 南 NPO法人キーアセット及び 城南区在住の里親 つゆの  しんじ 475人 309人 講談師・声優 412人 347人 12/5 (火) 博 多 博多区男女共同参画代表者会 作家 「料理を作る男」ほか ~博多区男女共朗読劇~ 虎井 まさ衛 性同一性障がい~自分らしく生きるとは?~ スタディライフ熊本特別顧問 田尻 由貴子 「赤ちゃんポストは,それでも必要です」~ 子どもは未来の宝物~ 東市民センター (なみきホール) 東区千早4丁目21番45号 城南市民センター 城南区片江5丁目3番25号

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3 ② パンフレット配布(作成部数:834,000 部) 市政だより(12月1日号)と同時に全世帯に市政だよりタブロイド「考えよう みんなの人権」を配布した。 ③ 市政だより特集 人権尊重週間特集(12月1日号)・テーマは「多文化共生~認め合い,共に生 きる~」 ④ 人権尊重作品(ポスター・作文・絵手紙・標語)の募集と展示 ア 応募数 45,930 点 イ 入 選 315 点 ウ 作品展示状況 ・12 月4日(月)~10 日(日) 各区市民センター等 計7会場 タブロイド 「考えよう みんなの人権」 市政だより(12 月 1 日号) 人権尊重週間特集(1~4 面) 平成 29 年度 人権尊重週間ポスター

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4 ⑤ 街頭啓発 ア 区での啓発活動 区において,人権尊重推進委員をはじめ各団体と連携して,啓発活動を行い, 7区合計で326人の参加者のもと8,400個の啓発物(リーフレット・障がい 者施設で作られたメモ帳)を配布した。 ・東 区:11 月 30 日(木) 千早駅構内(JR・西鉄)西口,東口 ・博多区:11 月 28 日(火) 博多川端商店街 ・中央区:11 月 29 日(水) 新天町商店街サンドーム下歩道 ・南 区:11 月 27 日(月) 西鉄大橋駅 東口・西口 ・城南区:11 月 28 日(火) 城南区役所・地下鉄別府駅周辺ほか ・早良区:11 月 28 日(火) 西新商店街周辺 ・西 区:11 月 24 日(金) 地下鉄・JR姪浜駅前 イ 横断幕、懸垂幕の掲示、看板の掲示(市役所本庁舎等35か所): 11 月 17 日(金)~12 月 10 日(日) 平成 29 年度 街頭啓発 メモ帳(表) 平成 29 年度 街頭啓発 メモ帳(裏) 平成 29 年度 街頭啓発チラシ

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5 (2) ハートフルフェスタ福岡 2017〈みんなで集おう 心ふれあう人権広場〉 市民の人権意識の高揚を図ることを目的にハートフルフェスタ福岡実行委員会 (12機関・団体)を構成し,市民共働型のフェスティバルを市役所西側広場等で 開催した。 平成29年度は,「NO BORDER」を合言葉に,一人ひとりの壁をなくす 工夫として,車いす用のゴムマットやサインの四か国表示,ステージでは手話通訳 や要約筆記を導入した。 また,7月の北部九州豪雨で被災した朝倉市・日田市のブースを設置し,市民に 思いやりやお互いを支え合うことの大切さを伝え,被災地支援の機運醸成にも努め た。 さらに,住民票などが第三者から取得された場合にお知らせする制度「事前登録 型本人通知制度」,「差別落書きは人権侵害」,「障害者差別解消法」,「ヘイトスピー チ許さない」及び「部落差別の解消の推進に関する法律」のチラシを会場各所に配 置し,制度の周知を図った。 ハートフルフェスタ福岡 写真 講演会 ステージ・広場 期 間 9 月 29 日(金)~9月 30 日(土) 10 月 1 日(日) 会 場 福岡市人権啓発センター 研修室(あいれふ8階) 福岡市役所 西側ふれあい広場 内 容 ・講演会(5団体) ◇西側ふれあい広場 ・mon(もん)トーク&コンサート ・LinQ OG トーク&コンサート ・人権キャラクター紹介・団体紹介 ・間伐材フラワーポット作り 参加団体数 人権啓発センター利用登録団体(36 団体)障がい者施設等(28 団体) 参加人数 約21,000人(平成28年度 約19,000人)

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6 (3) 人権総合講座(ココロンセミナー) 市民に人権問題を身近なものとして捉えてもらうための講座を6回シリーズで 開催し,延べ274人の参加があった。 回 日時・場所 講師 テーマ 参加人数 第 1 回 6/10(土) 14:00~16:00 センター研修室 アジアに生きる会・ ふくおか会員 井上 幸雄 民族や国境を越えて,共に 生きる社会を目指して~外 国人支援活動の現場から~ 31人 第 2 回 7/8(土) 14:00~16:00 センター研修室 福岡市こども総合相談セ ンターこども支援課 里親係長 瀬里 德子 知ってください!里親制度 ~社会的養護における里親 制度~ 39人 第 3 回 8/19(土) 14:00~16:00 あいれふ講堂 漫画家 岡野 雄一 認知症になった母との日々 を振り返って 87人 第 4 回 1/13(土) 14:00~16:00 センター研修室 スペシャルオリンピックス 日本・常任理事補佐 渡邊 浩美 「障がい者スポーツと共生社 会」~スペシャルオリンピックスに見 る障がい者スポーツの社会的 可能性~ 55人 第 5 回 2/10(土) 14:00~16:00 センター研修室 ネ ッ ト ワ ー ク 医 療 と 人 権 (MERS)理事 花井 十伍 HIV / AIDS と人権 ~薬害エイズの経験から~ 21人 第 6 回 3/10(土) 14:00~16:00 センター研修室 元福岡市人権啓発センター 人権啓発推進指導員 高濱 圭子 部落の歴史と私 ~私は差別する側だった~ 41人

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7 (4)人権啓発リーダー応援講座 地域や企業などにおいて、人権啓発に取り組むリーダー等を対象とした講座を 開催した。 (5)ココロン映画会 市民に身近な映画を通して,人権について考えてもらい,人権についての理解や 認識を深めてもらうことを目的に,映画会を実施する。 第1回 ハンセン病に関する人権 ・タイトル 「あん」(2015 年/河瀬直美監督) ・内 容 元ハンセン病患者の高齢女性が尊厳を失わず生きようとする姿を 丁寧に紡ぐ人間ドラマ ・開催日時 平成 29 年 7 月 29 日(土)10:00~、14:00~(2回上映) ・場 所 福岡市市民福祉プラザふくふくホール ・入場者数 294人 日時・場所 講師・講座内容 参加人数 H30.2.24(土) 13:30-16:00 あいれふ7階 第2研修室 第 1 部 講座 「多様な性~性同一性障がいについて~」 第2部 グループワーク 「もしもあなたの子どもや同僚から,LGBT と 打ち明けられたら」 講 師:椎太 信 氏 20 人

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8 第2回 性的マイノリティ ・タイトル 「彼らが本気で編むときは、」(2017 年/荻上直子監督) ・内 容 母親に育児放棄された少女が叔父とその恋人に出会い,共同生活を するさまを描く。主人公は女性として人生を歩もうとするトランス ジェンダー。 ・開催日時 平成 29 年 10 月 27 日(金) プレミアムフライデー 12:20~,16:00~(2 回上映) *16:00~は上映終了後,荻上直子監督によるトークショーを行った。 ・場 所 福岡アジア美術館あじびホール ・入場者数 139人 (6)若年層の参加促進事業 既存の人権啓発事業の中に,若年層に向けたプログラムを組み入れて,若年層の 当該事業への参加促進を図るとともに,新たに大学との連携事業を試行し,若年層 の人権啓発事業への参加促進を図った。 ① ハートフルフェスタ福岡 2017 若年層に向けて,同年代のゲスト等をステージに迎え実施した。 (若年層の割合 35%) ② ココロン映画会(再掲) 若年層に関心の高い性的マイノリティをテーマとした「彼らが本気で編むと きは、」を上映し,映画監督によるトークショーを行った。 実施日:平成 29 年 10 月 27 日(金)プレミアムフライデー 会 場:福岡アジア美術館あじびホール 参加者数:139人(若年層の割合 13.6%)

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9 ③ 人権啓発ラジオ番組「こころのオルゴール」 若年層に人気のある FM 放送「SCHOOL OF LOCK」時間帯を活用した。 ④ 人権に関するマンガの閲覧・貸出 ⑤ 大学との連携事業「ココロンキャンパス」 福岡女学院大学講堂にて,若年層に関心の 高い性的マイノリティをテーマとした, 「彼らが本気で編むときは、」を上映し, 学生と映画監督のトークセッションを実施した。 実施日:平成29年10月28日(土) 場 所:福岡女学院大学 来場者:143人 (若年層の割合:52%) 2.広報事業 (1)マスメディアを活用した啓発活動 ① テレビCMスポット ・放送時期 7月及び12月の2回実施 ・内 容 7月(「巨大スマホ」篇)及び 12 月(「つながる音、つながる 想い」篇)に,30 秒のテレビCMスポットを制作・放送した。 ※12月は福岡県・北九州市と合同で実施 ・ 放 送 局 FBS福岡放送,RKB毎日放送,TNCテレビ西日本, KBC九州朝日放送,TVQ九州放送 【7月放送 「巨大スマホ」篇】 【12 月放送 「つながる音、つながる想い」篇】

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10 ② 人権啓発ラジオ番組「こころのオルゴール」 ・内 容 幅広い市民を対象に,人権問題を身近な問題として 捉えてもらうため,朗読形式による5分間の 人権啓発ラジオ番組として放送した。 なお,若年層への浸透を図るため, 若年層に人気のある FM 放送「SCHOOL OF LOCK」 時間帯も活用した。 ・放送日程等 FM福岡(全32回) (毎週月~金曜日) 期間:平成 30 年 1 月 4 日~2 月 2 日 平成 30 年 3 月 7 日~3 月 20 日 時間:22:55~23:00 KBCラジオ(全33回)(毎週月~金曜日) 期間:平成 30 年 2 月 5 日~3 月 6 日 平成 30 年 3 月 14 日~3 月 28 日 時間:9:25~9:30 (2)市政だよりによる広報 ① 人権8課題をテーマに,日常の身近な視点からの記事「人権スケッチ」を 市政だよりに3回(8月、2月、3月)掲載した。 ② 人権尊重作品の標語を市政だより1面下段に帯記事として毎回掲載した。 ③ 人権尊重週間特集(12月1日号)。テーマは「~多文化共生~認め合い, 共に生きる~」 (3)「ココロンセンターだより」の発行(発行部数:各 4,000 部) センター情報紙「ココロンセンターだより」を6月,9月,12月,3月の4回 発行し,市内の小・中・高等学校,公民館,校区人権尊重推進協議会,企業同和問 題推進協議会加盟会社,情報プラザ等に配布した。

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11 3.研修事業 地域団体や企業等を対象とした,派遣研修や集合研修を実施した。 また,住民票などが第三者から取得された場合にお知らせする制度「事前登録型 本人通知制度」,「差別落書きは人権侵害」,「障害者差別解消法」「ヘイトスピーチ 許さない」及び「部落差別の解消の推進に関する法律」のチラシを配布し,制度の 周知をはかった。 (1)地域団体を対象とした研修 PTAや地域の団体等の要望により,人権啓発推進指導員が講師となり,人権研 修を実施した。 (2)企業を対象とした研修 ①人権啓発センターにおける取組 ア 個別企業への派遣研修及び個別相談対応 企業からの要請に応じて,人権啓発センターから研修講師を派遣した。 また,各企業からの人権に関する相談に応じるとともに,研修教材の提供や 貸出しを実施した。 イ 指定管理者を対象とした研修 人権啓発センターを会場とし集合研修を開催するとともに,指定管理者から の要望に応じて,人権啓発センターから研修講師を派遣した。 ウ 福岡市企業同和問題推進協議会(同推協)との連携 同推協及び本市で実施している各種事業において,相互に緊密な連携を図り ながら啓発・研修等を実施している。また,同推協の依頼により,研修講師を 派遣した。 「福岡市企業同和問題推進協議会(同推協)」 ◆⽬的 ・会員企業が相互に連携して、同和問題の正しい理解と認識を深める。 ・同和地区住⺠の就職の機会均等を図る ◆設⽴ 1978 年9⽉ ◆会員数 455社(2018 年 4 ⽉ 27 ⽇現在) ◆理事・監事会 会⻑1社、副会⻑2社、理事5社、会計監事2社で構成 *2017 年 7 ⽉ 7 ⽇役員改選後 理事・会計監事会社 ・会⻑ ㈱福岡銀⾏ ・副会⻑ ㈱⻄⽇本新聞社、㈱⻄⽇本シティ銀⾏ ・理事 ㈱岩⽥屋三越、RKB毎⽇放送㈱、九州電⼒㈱,⻄⽇本鉄道㈱、⻄部ガス㈱ ・会計監事 ㈱九電⼯、九州旅客鉄道㈱ ◆主な事業内容 ・総会・記念講演/研修会・セミナー/その他(研修⽤テキスト、同推協ニュース、地域啓発活動) (同推協ホームページより抜粋)

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12 <派遣研修・集合研修の状況> ②福岡市人権・同和問題企業研修推進会議(八者協)における取組 福岡市内の公共職業安定所(福岡中央・福岡東・福岡南・福岡西),労働基準監 督署(中央・東),福岡市,福岡市教育委員会の8行政機関で組織し,企業におけ る人権意識の高揚,公正採用選考,働きやすい職場づくりなどの実現を目指した研 修を実施した。 ア 企業事業主研修会 福岡市内に事業所を置く企業の事業主,人事担当役員などの企業トップを対象 に,CSR(企業の社会的責任)や人権問題に関する理解と認識を深め,各企業 での取組に向け動機付けを行うことを目的として実施した。 イ 企業合同研修会 社内研修が困難と思われる小規模事業所(従業員 100 人未満)の従業員に研修 機会を提供し,人権問題の基礎的知識の修得を図ることを目的として実施した。 ウ 公正採用選考人権啓発推進員を対象とした研修会 公正採用選考人権啓発推進員(以下,「推進員」という。)は,職業安定行政の 課題である国民の職業選択の自由,就職の機会均等を確保し,雇用の促進をはか るために,一定規模以上(福岡県は従業員30人以上)の事業所を中心に,推進 員の設置を図っているものであり,公共職業安定所長が,事業所における選任状 況の把握や必要な研修等を実施した。 (ア)企業指導者研修会 新たに推進員となった人を対象に,推進員がその役割と人権・同和問題の基 礎的な認識を身につけ,各企業での人権教育・啓発に活かすことを目的として 実施した。 (1)地域団 体を対象と した研修 (2)企業を対象とした研修 派遣研修 集合研修 指定管理者 個別企業 指定管理者 同推協 研修回数 4回 52回 23回 36回 6回 研修参加者 161 人 2,098 人 400 人 1,160 人 127 人

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13 (イ)企業セミナー 推進員や推進員を設置している事業主等を対象に,推進員がさまざまな人権 課題と企業のかかわりについて理解と認識を深めることで,推進員設置事業所 の質的向上を図った。 また,公正採用選考について繰り返し公共職業安定所による説明を行うこと で,採用時における不適正事象の防止を図った。 <福岡市人権・同和問題企業研修推進会議の研修状況> 研修名 研修内容 参加社数 参加人数 企業事業主研修会 ◇平成 29 年7月 20 日(木)14:00~16:00 ◇「公正採用選考について」 ◇公共職業安定所 ◇講演 「LGBT のことそして人権 -誰もが生きやすい社会へ-」 ◇なんもり法律事務所 弁護士 南 和行 氏 ◇福岡市民会館 大ホール 1,028 社 1,074 人 企業合同研修会 ◇平成 29 年8月2日(水)~11 月 22 日(水) 14:00~16:15 の 12 回 ◇「企業と人権・同和問題」 ◇福岡市人権啓発推進指導員 ◇福岡市人権啓発センター研修室 298 社 366 人 企業指導者研修会 ◇平成 29 年8月9日(水)~11 月 21 日(火) 14:00~16:10 の8回 ◇「公正採用選考について」 ◇公共職業安定所 ◇講演「企業と人権・同和問題」 西尾 紀臣 氏 (県講師団講師) 加藤 陽一 氏 (県講師団講師) ◇「あいれふ」 講堂 646 社 661 人 企業セミナー ◇平成 30 年1月 12 日(金)14:00~15:35 ◇講演「女性の人権 ~マタハラ問題と安心して働ける職場づくり~」 ◇特定非営利活動法人 マタニティ・ハラスメント 対策ネットワーク 西日本エリア担当 山本 美紀 氏 ◇福岡市民会館 大ホール 693 社 733 人

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14 4 相談事業(人権啓発相談室) 「人権啓発相談室」において,さまざまな人権問題の学習や研修など人権に関す る相談に対応した。なお,人権相談は,週5日,人権擁護委員(人権相談員)と人 権啓発推進指導員を配置し実施した。 5 情報提供事業 (1)図書,ビデオ,DVD啓発資料等の閲覧・貸出 様々な人権問題・人権学習に関する図書・ビデオ・DVDの充実を図るため,登 録団体や市民から購入希望のあった作品について検討のうえ購入・収集を行った。 また,図書システムを活用し,図書・ビデオ・DVDのデータベース化を図り、 学習教材に関する情報提供及び貸出を行った。 若年層へ人権課題への関心を高めるための取組として,人権に関するマンガの閲 覧・貸出も行った。 (2)ホームページの運営 ホームページには,センターの事業案内をはじめ,人権情報コーナー,各種啓発 情報,イベント情報などを分かりやすく掲載している。 主なものとしては,ビデオ・DVD一覧、啓発講師の紹介,人権作品集、福岡市 が制作した「こころのオルゴール」,テレビCM作品などを紹介している。 (3)講師紹介事業 「人権学習啓発講師等リスト」をホームページに掲載し,講師紹介を行った。 ・講師リスト登載者 141人(平成30年3月末現在) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ イ ン ター ネ ト 等 犯 罪 被 害 者 等 刑 を 終 え て 出 所 し た 人 等 性 的 マ イ ノ リ ティ 様 々 な ハ ラ ス メ ン ト 家 庭 内 で の 問 題 う わ さ ・ 誹 謗 中 傷 等 そ の 他 そ の 他 の 相 談 等 平成29年度 166 172 2 8 2 1 22 3 1 5 0 0 0 12 11 10 57 52 *複数分野に関係する相談もあるため,相談件数と分野別内訳の合計は⼀致しない。 5 障 が い 者 6 外 国 人 7 H I V 感 染 者 等 研 修 ・ 学 習 相 談 ⼈権相談 ⼈権相談・その他の相談等 様々な人権 人 権 相 談 ・ そ の 他 相 談 等 1 同 和 問 題 2 女 性 3 子 ど も 4 高 齢 者

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15 ・分野別内訳(重複あり) 人権全般 90 人,同和問題 47 人,女性 33 人,子ども 71 人,高齢者 35 人, 障がい者 34 人,外国人 14 人,HIV感染者等 8 人,その他の人権問題 27 人 6 交流・連携事業 (1)利用登録団体交流会 ・日 時 平成 30 年3月3日(土)15:00~16:00 ・場 所 人権啓発センター研修室 ・講 師 喫茶・レストランオアシス 前田 美紀 氏 ・内 容 福岡市健康づくりサポートセンター内施設「喫茶・レストランオアシス」 との共同企画による障がい者問題の研修会を実施した。 (テーマ) 「共に生きる社会を目指して ~身近にある障がい者の皆さんが働く施設 知って,見て,利用しませんか~」 ・参加者 利用登録団体 17 人(15 団体) 一般参加者 11 人 計 28 人 (2)コミュニティスペース提供事業 様々な人権問題の各分野で活動している市民の自主的なグループに,情報交換や 交流の場としてミーティング等ができる交流室を提供した。 交流室には,室内に各登録団体の連絡ボックスを,室外壁面に情報交換ボードを 設置している。 7 調査・研究事業 人権問題に関する新聞記事及び校区人尊協だよりのほか,様々な人権問題に関す る教材・資料及び情報の収集を行った。

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16 8 人権啓発センター事業推進協議会等の開催 (1)人権啓発センター事業推進協議会(委員 21 人) 1回開催(平成 29 年5月 18 日開催) (2)人権尊重推進協議会(構成団体 34 団体) 2 回開催(平成 29 年7月6日,平成 29 年 10 月 30 日) ○福岡市人権尊重推進委員会小委員会は,「パンフレット小委員会」「市政だより 等小委員会」「市民の集い等小委員会」で構成 (3)ハートフルフェスタ福岡 実行委員会(委員 18 人) 2回開催(平成 29 年7月4日,平成 29 年8月 18 日開催) ○ハートフルフェスタ福岡 企画委員会は,8回実施 (4)同和問題啓発事業推進会議(委員 9 人) 2 回開催(平成 29 年4月 21 日,平成 29 年7月 20 日開催)

◇人権啓発センターの利用状況

利用登録団体分野別内訳 来館者数 利用登録 団体数 図書 DVD 等 貸出者数 研修室・交流 室利用件数 ホームページ アクセス数 36,234 人 うち夜間 7,952 人 176 団体 586 人 818 件 うち,利用登録 団体 491 件 67,115 件

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議題 (2) 平成 30 年度事業計画について

◇ 取組方針 同和問題・女性・子ども・高齢者・障がい者・外国人・HIV 感染者等などの人権問題 に対し,人権啓発事業を推進するとともに,さまざまな人権問題に関する相談,人権 研修・学習に関する相談に対応する。 平成30年度は,若年層の講演会等への参加促進について引き続き重点的に取り組 むとともに,性的マイノリティなど,新たに人権問題に関する正しい理解と認識の浸 透を図る。 ◇ 主な事業 1.啓発事業 (1)人権尊重週間行事(福岡市人権尊重推進委員会) 34の機関・団体で構成された福岡市人権尊重推進委員会が中心となって人権尊 重週間の啓発事業を実施する。 ①「人権を尊重する市民の集い」を各市民センターで開催(12 月4日~10 日) ② パンフレットの作成・配布 「人権尊重週間特集」を掲載した市政だより 12 月1日号と同時に全戸配布予定 ③人権尊重作品(ポスター・標語などの入選作品)の募集・展示 ④街頭啓発・横断幕・懸垂幕・看板の掲示 ・場 所 福岡市内各所(市役所本庁舎,区役所,公共職業安定所 等) ・参加者 福岡市人権尊重推進委員会、構成機関・団体委員等 (2)人権啓発フェスティバル「ハートフルフェスタ福岡 2018」 多くの市民が人権に触れ、考えるきっかけとなるよう、より市民に身近な「市民・ 行政共働型」イベントとして実施する。 ①パサージュ広場会場 ・日 時 平成 30 年 10 月 14 日(日) ・場 所 福岡市中央区天神「天神大丸パサージュ広場」 ・内 容 ミニステージ,人権啓発パネル展 等 ②あいれふ会場 ・日 時 平成 30 年 11 月 9 日(金)~11 日(日) 3日間 ・場 所 福岡市中央区舞鶴「あいれふ」10 階ホール,講堂,1階ロビー等 ・内 容 講演会,舞台イベントやコンサート,ココロン映画会(人権啓発セ ンター事業),利用登録団体の交流・活動発表,人権啓発パネル展 等

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18 (3)人権総合講座(ココロンセミナー) 市民に人権問題を身近なものとしてとらえてもらうための講座を6回シリーズ で実施する。 7月~8月,1月~3月に開催予定 第1回は子どもの人権,第2回はハンセン病に関する人権,第3回は障がい者の 人権をテーマに実施予定。 (4)人権啓発リーダー応援講座 地域や企業などにおいて、人権啓発に取り組むリーダー等を対象とした講座を開 催する。年1回開催(2月予定) (5)ココロン映画会 市民に身近な映画を通して、人権について考えてもらい、人権についての理解や 認識を深めてもらうことを目的に、映画会を実施する。 年3回開催(7月・11 月・3月の予定) 会場:あいれふホール等 内容:検討中 (6)若年層の参加促進事業 ココロンセミナーや映画会等において若年層に伝わるイベント等の検討・試行 2.広報事業 (1)テレビCMスポット さまざまな人権問題を市民の身近な問題として捉え,考えるための意識づけを図 ることを目的とする。 ・内 容 7月及び 12 月にテレビCMを放送する。 (2)人権啓発ラジオ番組「こころのオルゴール」 人権問題を身近な問題として捉えてもらうための意識づけを図るため,朗読形式 による5分間の人権啓発ラジオ番組を制作・放送する。また,放送終了後にシナリ オ及び音声を人権啓発センターホームページに掲載する。 (3)市政だよりによる広報 ・人権スケッチ(年3回) ・人権標語の掲載(毎号) (4)「ココロンセンターだより」の発行(年4回)

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19 3.研修事業 (1)人権学習・研修等に関する相談 (2)市民及び地域団体,企業,行政・外郭団体・指定管理者などの研修(派遣含む) 福岡市企業同和問題推進協議会の支援・助言 (3)福岡市人権・同和問題企業研修推進会議の運営 構成団体:公共職業安定所(福岡中央・福岡東・福岡南・福岡西)、 労働基準監督署(福岡中央・福岡東),福岡市,福岡市教育委員会 4.相談事業(人権啓発相談室) 人権相談については,月曜日から金曜日までの週5日実施する。月曜日と金曜日 は人権啓発推進指導員を,火曜日~木曜日は人権擁護委員(人権相談員)を配置す る。 5.情報提供事業 (1)図書,ビデオ,DVD啓発資料の閲覧・貸出 (2)ホームページの運営 (3)講師紹介事業 6.交流・連携事業 (1)人権尊重週間行事(福岡市人権尊重推進委員会) (2)人権啓発フェスティバル「ハートフルフェスタ福岡 2018」 (3)利用登録団体交流会

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20 Ⅰ 福岡市人権啓発センター概要 1 事業目的 福岡市人権啓発センターは、「福岡市人権教育・啓発基本計画」に基づき、市民一人ひとりの人権が 真に尊重される福岡市の実現を目指して、様々な人権問題の啓発を推進するとともに、市民の自発的な 取組を支援する。 2 基本姿勢 福岡市人権啓発センターは、 (1) 人権について総合的に学ぶための機会や必要な情報を提供する。 (2) 市民の豊かな発想や企画を引き出し、市民の手による市民参加型啓発を推進する。 (3) 市民や関係機関・団体の横断的な交流やネットワークの形成を促進する。 市民や関係機関・団体の横断的な交流やネットワークの形成に注力することで、「福岡市人権教 育・啓発基本計画」が掲げる「市民・行政共働型」の啓発を推進する「福岡市型」のセンターを目 指す。 3 機能及び実施事業 啓 発研 修事業 広 報 事 業 情 報 提 供 事 業 講 師 紹 介 事 業 市民や関係機関・団体の交流・連携促進事業 講師や啓発リーダーの交流・連携促進事業 市民企画支援事業 コミュニティスペース提供事業 情 報 収 集 事 業 調 査 研 究 事 業

参 考 資 料

Ⅰ 啓発推進機能 Ⅱ 情報提供機能 Ⅲ 交流・連携促進機能 Ⅳ 調査研究機能 Ⅴ 相談事業(人権啓発相談室)

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21 4 組 織 人権啓発センター 所長 人権相談係 5人 事業推進係 3人 人権啓発推進指導員 8人 5 施 設 (1) 愛 称 「ココロンセンター」 この愛称は、福岡市人権啓発センターが博多リバレインへの移転を期に、公募作品 の中から決定しました。 「あたたかい思いやりの心やお互いを支えあう心を育む社会が実現することを願 い、そのための『心のセンター』であるように」という思いを込められています。 (2) 場 所 〒810-0073 福岡市中央区舞鶴 2 丁目 5 番 1 号 あいれふ 8 階

(TEL 092-717-1237 相談TEL 092-717-1247 FAX 092-724-5162) (インターネットホームページアドレス http://jinken.city.fukuoka.lg.jp/) (3) 設置年月日 平成10年4月1日(福岡市役所内) 平成12年7月1日(博多リバレイン へ移転開設) 平成27年1月5日(福岡市健康づくりサポートセンター あいれふへ移転開設) (4) 施設構成 図書等閲覧コーナー、ビデオ・DVD 閲覧コーナー、研修室、交流室、相談室、 印刷コーナーなど(所蔵冊数等 図書:2,760 冊、ビデオ・DVD:749 本) (5) 延べ床面積 499.51㎡ ※平成 30 年3月末日現在 (6) 利用時間等 ア 利 用 時 間 午前10時から午後9時まで (但し、日曜日・祝日、12月28日は午後5時30分まで) イ 休 館 日 毎月最終火曜日(祝日の場合は、その翌日) 年 末 年 始(12 月 29 日から 1 月 3 日まで)

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22 Ⅱ 福岡市の人権啓発体系 ア, PTA指導者研修 (生涯学習課) (1) 人権教育研修 イ, 人権講座   (生涯学習推進課) ウ, 人権を考える集い (生涯学習推進課) エ, 単位PTA研修 (生涯学習課) オ, 公民館研修 (地域支援課,生涯学習推進課) 1.地 域 (2) 地域推進組織の育成 (人権・同和教育課) (3) ア, 研修センター研修,職場研修 (研修企画課) (1) 市職員研修 イ, 2.職 域 ウ, 人権啓発推進者研修 (人権推進課) エ, 人権行政関係嘱託員交流学習会(人権推進課) ア, 全市人権教育研修 (2) 教職員研修 イ, 校長・園長・人権教育担当者研修 (教育センター) ウ, 人権教育担当者研修 エ, オ, 人権教育[第三次取りまとめと人権8課題] (3) 企業研修 ア, 個別企業等への講師派遣等 イ, 福岡市人権・同和問題企業研修推進会議主催 人権意識を高める学習指導 局長・部長級職員人権行政研修(人権推進課) (人権尊重推進本部講演会) (人権啓発センター) 福岡市企業同和問題推進協議会の支援・助言 区人権啓発連絡会議の運営 (生涯学習推進課)

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