• 検索結果がありません。

六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか~地域連携から伝える生物多様性~ 共生のひろば 12号 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか~地域連携から伝える生物多様性~ 共生のひろば 12号 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

共生のひろば 12 号(2017)

195

六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか

~地域連携から伝える生物多様性~

阿波田みのり 中原雨音 廣岡季陽里 西端実弥美 砂川真智子 成将希 吉田みやび

辻 彩乃(兵庫県立御影高等学校 環境科学部生物班)

はじめに

本校では平成 年度から兵庫県立人と自然の博物館・兵庫きのこ研究会と協力しながら六甲山のキ

ノコの調査を行っている。六甲山の再度公園(ふたたびこうえん)のキノコの多様性を多くの人に伝 えることが活動の目的である。長期モニタリングよりキノコの多様性を分析・確認し、企画展などで 標本を展示して、実際に多様性を多くの人に見せる活動を展開している。

調査方法

① ~ までのキノコの観察記録から、キノコの出現頻度などを調査

②キノコごとに気温と降水量の選好性を の式で算出し、好む環境を調査

③採取したキノコを標本化し、様々な場所で展示公開

結果と考察

① 年度の総確認種数は

種で新しく見つかった種 は、同定未確定種を含めて

種であった。

② 出現傾向を見ると全種数の

うちの半数近くを出現頻度 の低い種が占め、希少種が多 様性を支えていることが分 かった。

③ 出現頻度の高い 種の選

好指数を調べ、好む気温と降 水量を調べると、菌根菌に高 温多雨環境を好む傾向が見られた。

④ 年間で約 種、 点以上のキノコを標本化し企画展などで公開し、地域の方々に多様性

を伝えた。

モニタリング調査から、六甲山再度公園のキノコの状態を常に見守り、その魅力を地域に発信する ことで多様性への理解が進んだ。これからもこのような活動から、人々の環境への意識を高めていき たい。また多くの団体と連携しながら活動することで、教育現場から地域の活性化をこれからも広げ ていきたい。

11月 福井原子力センターでのキノコ展

7月 こどもキノコ観察会

参照

関連したドキュメント

非営利 ひ え い り 活動 かつどう 法人 ほうじん はかた夢 ゆめ 松原 まつばら の会 かい (福岡県福岡市).

Photo Library キャンパスの夏 ひと 人 ひと 私たちの先生 神学部  榎本てる子ゼミ SKY SEMINAR 人間福祉学部教授 今井小の実

海水、海底土及び海洋生物では、放射性物質の移行の様子や周辺住民等の被ばく線量に

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の

原田マハの小説「生きるぼくら」

ポスト 2020 生物多様性枠組や次期生物多様性国家戦略などの検討状況を踏まえつつ、2050 年東京の将来像の実現に相応しい

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3