76
10 心情をとらえよう
類 題
問 1 線 ① ﹁ 日本へ行ってみたいな ﹂ とありますが ︑ ミルじい さんは日本をどんな国として思いえがいていますか ︒﹁〜 国 ︒﹂ の形で ︑ 文中のことばを使って十字で書きなさい ︒
問 2 線 ② ﹁ もう船乗りをやめてもいい ﹂ とありますが ︑ そう 思うのはなぜだと考えられますか ︒ よいものを次のうちから 選
えらび ︑ 記号で答えなさい ︒ ア 故郷を 離
はなれ日本にずっと住み 続
つづけたいから ︒ イ 願
ねがいがかなったら思い 残
のこすことがないから ︒ ウ 日本には船乗りよりもよい仕事があるから ︒ エ 長い間船乗りの仕事をし続けて 疲
つかれたから ︒
問 3 線 ③ ﹁ よっぱらいのように ﹂ とありますが ︑ このときの ミルじいさんの気持ちとしてよいものを次のうちから選び ︑ 記 号で答えなさい ︒ ア 口がうまく回らないほどおどろいている気持ち ︒ イ おみやげを買わずにうまくごまかしたい気持ち ︒ ウ 何度も同じことをいうほど 大
たい変
へんうれしい気持ち ︒ エ 思い通りにならなくて ︑ 少しもどかしい気持ち ︒
問 4 にあてはまることばとしてよいものを次のうちから選
5 10
15 20
次の文章を読んで ︑ あとの問いに答えなさい ︒
ミ ル じ い さ ん は ま ず し い船乗り で し た ︒ 若
わかい と き か ら つ ぎ つ ぎ に外 国の旅を つ づ け て き ま し た の で ︑ も う い ま で は た い が い の国は知っ て いるのでした ︒ ところがただ一つ日本を知らなかったのです ︒ いつも ︑ イ ン ド を通っ て 支
し那
なへ や っ て く る じ い さ ん の船は ︑ 上
シャン海
ハイで用を す ま す と ︑ そこから 故
こ郷
きょうのフランスのほうへかえっていってしまうのです ︒ ﹁ 日本へいってみたいな ︒ そしたら ︑ もう船乗りをやめてもいい ︒﹂
じいさんは長いあいだ ︑ 海のむこうにある 桜
さくらのさく小さな島国を ︑ 絵のように美しく目にうかべながら ︑ 心につぶやくのでした ︒
このじいさんが ︑ ある日船長から ︑ こんどの 航
こう海
かいには日本までい くことになった ︑ と聞かされたときのよろこびようたらありません でした ︒ ﹁ セルゲイ ︑ おじいさんはね ︑ 日本へいくんだよ ︑ 日本へ ︒ おまえ には ︑ なにをおみやげに買ってきてやろうね ︒﹂
じいさんは ︑ その 晩
ばん家へかえると ︑ まごのセルゲイをつかまえて ︑ よっぱらいのように いくどもいくどもいうのでした ︒ ﹁ ぼ く ︑ 大
たい将
しょうの着た赤い よ ろ い が ほ し い な あ ︑ か ぶ と に 龍
りゅうの と ま っ た ︒﹂
セルゲイはいいました ︒ いつか絵本で ︑ 日本の大将が ︑ まえだて のついたかぶととひおどしのよろいを着て ︑ 戦
せん争
そうにいくいさましい 姿
すがたを見たことがあったからです ︒ ﹁ よし ︑ よし ︒﹂
じいさんはにこにこしていいました ︒ ミルじいさんは ︑ 船が長い波の上の旅をつづけているあいだも ︑ 毎日のように受け持ちの 甲
かん板
ぱんのそうじをしながら日本の港へついた
1
注
①②
③
77
10 心情をとらえよう
び ︑ 記号で答えなさい ︒ ア むねをわくわくさせていました イ 不
ふ安
あんでしかたがありませんでした ウ 気が遠くなるような思いがしました エ いらいらと落ち着きませんでした 問 5 線 ④ ﹁ 百五十円です ﹂ とありますが ︑ どんな言い方だっ たと考えられますか ︒ よいものを次のうちから選び ︑ 記号で答 えなさい ︒ ア あたたかく ︑ やさしい言い方 ︒ イ 暗く ︑ あわれむような言い方 ︒ ウ 強く ︑ おどかすような言い方 ︒ エ つめたく ︑ そっけない言い方 ︒ 問 6 線 ⑤ ﹁ すこし ︑ たかいです ﹂ とありますが ︑ このときの ミルじいさんの 心
しん情
じょうとしてよいものを次のうちから選び ︑ 記号 で答えなさい ︒ ア セルゲイがほしがっていたおみやげを買っていってやれな いという 絶
ぜつ望
ぼう感 ︒ イ こっとう屋の主人はわざと高い 値
ね段
だんをいったのにちがいな いという 不
ふ信
しん感 ︒ ウ 自分の話す日本語がきちんと 伝
つたわっていないのかもしれな いという不安感 ︒ エ もしかしたら ︑ いくらか値段をまけてもらえるかもしれな いという 期
き待
たい感 ︒
ときのことを考えて ︑ ︒ じいさんの船は ︑ インド ︑ 支那 とすぎて ︑ やがてようようのことで日本につきました ︒
じいさんは ︑ 船が 神
こう戸
べや 横
よこ浜
はまの港にとまっているあいだじゅう ︑ めずらしい日本の町まちを見物するために ︑ 背
せの高い体をすこしま えこごみにして ︑ せっせと歩きまわりました ︒ そして大きな 百
ひゃっ貨
か店
てんで ︑ 首の動くはりこの 虎
とらだとか ︑ くちばしでかねをたたくやまがら だとか ︑ いろんなめずらしいものを買い集めて ︑ 持っていたお 給
きゅう金
きんをおおかた使いはたしました ︒
あるこっとう屋の店先で ︑ セルゲイのいったのにそっくりの ︑ 龍 のついたかぶとと赤いよろいを見つけだしたのは船が 出
しゅっ帆
ぱんしようと する前の日でした ︒ ﹁ やァ ︑ セルゲイのほしがっているよろいだ ︒ よしよし買っていっ てやろう ︒﹂
じいさんは ︑ さっそく店にはいっていって ︑ 船の中でならいだし たばかりのまずい日本語でたずねました ︒ ﹁ これ ︑ いくらですか ︒﹂ ﹁ 百五十円です ︒﹂
こっとう屋の主人は ︑ じろりとじいさんのみすぼらしい服を見て ︑ ぶあいそうに答えました ︒
じいさんは ︑ 百五十円と聞いて ︑ がっかりしましたが ︑ それでも ねんのため ︑ ﹁ すこし ︑ たかいです ︒﹂ と ︑ ことばをつづりつづりもうしました ︒ ﹁ いくらならよろしいのですか ︒﹂
そこで ︑ じいさんは ︑ もういくらもはいっていない が ︑ ま ︑ ぐ ︑ ち ︑ を調 べました ︒
︵塚
つか原
はら健
けん二
じ郎
ろう﹃海からきた 卵
たまご﹄︶注 支那=第二次世界大戦までの中国の古いよび方
︒ ④⑤25 30
35 40
45
80
10 心情をとらえよう
●副詞 次の文の にあてはまることばをあとから選び ︑ それぞれ記号 で答えなさい ︒ ⑴ 足がいたいので 歩こう ︒
⑵ 家に帰ると気持ちが する ︒ ⑶ 子どもが 道路に 飛
とび出した ︒ ⑷ 道がこおって すべる ︒
⑸ まちの明かりが 光っている ︒ ア きらきら イ つるつる ウ ほっと エ ゆっくり オ いきなり
次の文の にあてはまることばをあとから選び ︑ それぞれ記号 で答えなさい ︒ ⑴ わたしは わすれものをしてしまうことがある ︒
⑵ わすれものをしないように気をつけなさい ︒ ⑶ その道具は 大きいそうだ ︒
⑷ 心配したようなことは なかった ︒ ア いつも イ ほとんど ウ ときどき エ かなり
1 2
例題 次の文の にあてはまることばをあとから 選
えらび ︑ それぞれ 記号で答えなさい ︒ ⑴ 妹が 笑
わらう ︒ ⑵ あの国は 広い ︒ ⑶ 君は 来なかったのか ︒ ア なぜ イ しくしく ウ にっこり エ たいへん 解き方 あとのことばに注意して ︑ ふさわしいことばを選びましょう ︒ ⑴ どのように ﹁ 笑う ﹂ のか ︑﹁ 笑う ﹂ 様子を表すことばを選びます ︒ ⑵ どのくらい ﹁ 広い ﹂ のか ︑﹁ 広い ﹂ 程
てい度
どを表すことばを選びます ︒ ⑶ ﹁ ⁝⁝ か ﹂ と た ず ね る 言 い 方 と 組 み 合 わ せ て 使 う こ と ば を 選 び ます ︒
﹁ な ぜ ・ し く し く ・ に っ こ り ・ た い へ ん ﹂ の よ う に ︑ そ れ だ け で 意味がわかることばで ︑ 形は 変
かわらずに ︑ どんな様子か ︑ どれくら いの程度かを表すことばを 副
ふく詞
しといいます ︒
答え ⑴ ウ ⑵ エ ⑶ ア
︿ 副詞の三 種
しゅ類
るい﹀ ・﹁ どのように ﹂ か ︑ 動きなどの様子を表すもの ︒ ふと ・ さっと ・﹁ どのくらい ﹂ か ︑ 程度を表すもの ︒ 少し ・ とても ・ あとの決まった言い方と組み合わされるもの ︒
この湖は まるで 海の ようだ ︒
そんなことは まったく 知ら ない ︒
81