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未成年時の飲酒・喫煙行為と規範意識との関係
人間教育専攻
臨床心理士養成コース 小松宏暢
1.問題と目的
今日,少年たちの非行や凶悪犯罪などがマス コミや新聞など多様なメディアで取り上げられ ているo~尚子に対しての研究は,麦島ら Q収賄,
末永ら (2001),大)11ら(1999)など各方面から 様々なアブοローチで行われている。未成年時の 飲描・喫煙行為は,手討すとは少し異なり「不良 行為とされている。少年警察活動規制第2条 6号によると「非行少年には詰当しないが,
故橋, [!史概深夜はし哨追いその抱自己又は他人 の官制金を害する行為Jと定義されており,具体 的な不良行為内容とじりえ ‑1飲酒Jr明~J
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暴走行為J
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深夜はし、かしリなどの行為が挙げられ ているのまた河本論文では,規範意識を「社会 における規則や,ノレールなどの価値刺断の基準 を,11間人が内面化して守っていこうとする姿勢J と定義する。本論文では少年非行をこれからさらに考えて いくきっかけとして不良行為jに含まれる未 成年時の餅酉・喫煙行為に焦点を当て,規範意 識と関連付けて考えていきたし、未成年時の飲 酒・喫煙行為は,非行と密接な関係があると考 えられ,並行して規範意識との関連性もあるの ではなし、かと予想される。そのうえで,規範意 識が低し1と飲酒e喫煙行為の経験率が高い, 逆 に 飲 酒e喫煙行為を組験しなかった者は規範 意識が高いのではなし百かという恨説のもと,研 究を進め3 考察していきたいと考える。
指 導 教 員 今 回 雄 三
2.方法
調査対象者はZ県にある X大朝三特完の学 生1年‑2年(心理・教育を学ぶ者)131名, Y 大学の学生1年(心理を学ヰミ者)77名の計208 名。有効回答者数は, 200名で、あったO性別の内 訳としいては,野
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主82名,対生118名で,平均年 齢は23.79蔵 明D=7.87)で、あった。質問紙は① 非行に対してのイメージなどの自由記述?臼井窃 橘)11(200η がi
乍成した規範意識尺度制使用し② 中 判 制
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ヲ③高校時代と,各時代を思い返し てもらうとし寸形で回答してもらった。告〉各時 代の喫煙に関しての質問p ⑤各時代の敵3
酉に関 しての費問の5部分育成であったO ②,Q
の規範意識尺度に関しては4件法で、回答を求めた。
3.結果と考察
臼井ら (2007)の規範意識尺度を使用して,
織協議}一改得点の調査を行った結果,中学時 代と高校時代を比較すると,中学時代の方の規 範意識得点が高いとし寸結果になったc 男性と 女性を比較すると,中判制~.高校日割℃ともに 女性の方が規範意識得点が高いという結果にな り,時代間・性差ともに有意な差が見られf。こ 中学時代と高;校時代に差が見られた背景には,
成長するにつれ個人の自由度も高くなり,許容 的になったことも要因ではないかと考えられる。
また, 23項目それぞれ中学時代・高校時代での 差をみるためにJ検定を行った結果,全23項目 のうち,中学時代の方が高かった9項百,高校
- 92 - 日射'‑1むの方が高か習った3項目に有意な差が認めら れ 丸 1項自は中特剖(‑cの方が高いということ に有意額向が認められた。差が認められた項目 ごとに見てみると,自己にのみ関係しているこ とに関しては中r郭寺代の方が高く,植者に危害 や不手Ij益を与える恐れのある項目は高校日制
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の 方が高くなったと考えられるc 各5寺守4むの手同T
経 験と規範意識の関係を調べてみると3中学時代e高校昇相tともに,有意な差が認められた。この ことから,規範意識得点と比較すると,得点の 高いf)頃に弓針子無関心群J,
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非行興味抑制群j,「荊子経験群jという結果になったO 各自制
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の 飲J留島喫煙行為の組験と規露経語能との関保を見 てみると,各日朝t
の飲酒行為経験,明重行為経 験ともに「全く無いjと「紺統的iとあるJ, 継 続的ではないが経験があるJ¥::1えそれぞれ有 意な差が認められた。各自制その欽調ー喫煙行為 時の罪思惑と規範 意識との関係につしγては3 飲 酒行為に関しては各時代とも「全然悪いと居、わ なかったjと「少し悪いと思った],r
あまり いと思わfよかったJには,それぞれ高意な差がられた。関聖行為に関しては中判寺代では [とても悪、いと患ったjと「全然悪いと患わな かったjには有意な差が認められたが9 高校時 代に関しては?有意な差は見られなかっ芦ユ規 範意識得点に関しては,罪悪感をより強く感じ ていた方が得点、が高いとしづ結果になった。飲 酒行為は,大ノ人から勧められることがあること
に加え3 お祝い等でし村主検
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ることが無し、と も考えられるため2 罪悪J惑もあまり強く感じな いのではないかと推察される。また,飲酒行為 を日常場面と切り離して品験するため,特別感 を感じることから3 規範意識と罪悪感には閥系 が見られたと考えられる。各酎'‑tの欽語。瞳型車 時の状況と規範意識との窮{系に関しては,中学時代匂高校時代ともに前酉行為時の周囲の状況 については有意な差は認められなかった。喫煙 行為に関しては各自割4むとも 11人j と「接数J,
「どちらもJのそれぞれに対して有意な差が官、
められた。本結果l主社会そ学校,家庭の規範 よりも仲間集団の規範を擾先した結果であると 考えられ,トつの要因として「譲数日どちらもj
と凡人」の規範読哉得点に差が認められたと 推察される。自由記述で回答を求めた項目に関 しては KJ法を参考にカテゴリー化を行った結 果,非行,少年に対するイメージ調査は「行動感 行為J,イメージJ,
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内面イ封生J,r
要因J,そ の他Jの5カテゴリーに分けられた。その中で「行動@行為J,
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イメージjといった「外的不 メージJの回答は,全体の77.09%となった。非行に走る一番の栗田につ
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、てのイメージ調査 は「家庭J,I家核引タトの)司illJ,r
心の問題j,不 満j,r
欲求不満jヌ「学校{期系Jの6カテゴリー に分けられ,r
家庭」と f割安以外の周辺」とし、った「環境jという回答が全体の71.63%という 結果になったり大半の人のイメージが似通って いることから,テレピや新聞などのマスメディ アをはじめとし不良少年などを題材としたマ ンガやドラマ,小説などに影響を受けているこ とが要国ではないかと考えられる。
4.今後の課題と展望
本研究では?飲酒・喫煙行為はともに「非行 総験」と同じく,規範意識と関係していること が明らかとなった。しかし,同じ「不良行為」
とされる餅酉と喫煙であるがラ規範欝龍との関 係に着目すると様々な相違点も見られた。そ こで,未成年時の飲調・喫煙行為と規範意識が どのように霊獲しあっているのかということを 明らかにすることが3 今後の課題であると考え
られる。