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第2章港区の観光に関する現状と課題

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Academic year: 2021

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港区の観光に関する

現状と課題

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(1)人口 ① 人口の推移 住民基本台帳によると、港区の人口は、平成8(1996)年に 15 万人を割って以降、大規模集合住 宅の供給などにより増加傾向にあります。平成 29(2017)年2月 15 日には、昭和 38(1963)年 以来、54 年ぶりに 25 万人を突破しました。 図表 14:港区の人口の推移 出典:「住民基本台帳」(港区)を基に、各年1月1日の数値を掲載 ② 昼間人口、夜間人口及び昼夜間人口比率 国勢調査によると、港区の昼間人口は約 94 万人に達し、東京都内で最も多く、全国でも 14 番目に 多くなっています。また、昼夜間人口比率は、千代田区、中央区に次いで 3 番目の約 387%となって います。 図表 15:昼間人口、夜間人口及び昼夜間人口比率の推移 出典:「国勢調査」(総務省) 図表 16:昼間人口の比較(上位 10 位+港区) 図表 17:昼夜間人口比率の比較(上位 10 位) 出典:「平成 27 年国勢調査」(総務省)を基に、政令指定都市及び東京都の区市町村で比較

1 港区の観光に関する現状

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16 H15 H14 H13 H12 H11 H10 H9 H8 (人) 149,716 152,320 152,630 154,370155,394 159,246 162,691 164,171 166,954 170,971 176,781185,610 195,066 198,859 201,543205,599 208,397 231,538 235,337 240,585 243,977 249,242253,639 0 250,000 500,000 750,000 1,000,000 H27 H22 H17 H12 H7 昼夜間人口比率 昼間人口 夜間人口 (人) (%) 849,786 586.5 525.5 489.0 432.0 386.7 144,885 159,398 185,861 205,131 243,283 837,658 908,940 886,173 940,785 0 200 400 600 800 (人) 0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 (14 位)港区 さいたま市広島市 川崎市 神戸市 京都市 福岡市 札幌市 名古屋市横浜市 大阪市 3,543,449 3,416,060 2,589,799 1,959,740 1,704,218 1,608,216 1,571,625 1,302,487 1,211,020 1,175,579 940,785 (%) 0 1000 2000 大阪市 品川区 豊島区 台東区 文京区 新宿区 渋谷区 港区 中央区 千代田区 1,461 431 387 240 233 158 153 143 141 132

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③ ③③ ③ 外国人住民数外国人住民数外国人住民数外国人住民数 港区には多くの外国人が居住しており、外国人住民数は 2 万人前後で推移しています。総人口に占め る外国人の割合は、約8%となっています。 図表 図表図表 図表 18181818:外国人住民数の推移:外国人住民数の推移:外国人住民数の推移 :外国人住民数の推移 出典:平成 24 年以前は「外国人登録原票」、平成 25 年以降は「住民基本台帳」を基に、各年 1 月 31 日の数値を掲載 港区の外国人住民数を国籍別にみると、中国が 3,785 人(19.0%)と最も多く、次いで韓国及び朝 鮮 3,469 人(17.5%)、米国 3,238 人(16.3%)となっています。 図表 図表図表 図表 19191919:外国人住民の国籍:外国人住民の国籍:外国人住民の国籍 :外国人住民の国籍 出典:「住民基本台帳」を基に、平成 30 年 1 月 31 日の数値を掲載 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 (人) 19,994 21,228 21,915 22,083 21,717 21,503 20,343 18,976 18,284 18,535 18,828 19,186 19,874 中国人 3,785(19.0%) その他 6,107(31.8%) 韓国及び朝鮮 3,469(17.5%) 米国 3,238(16.3%) 英国 874(4.4%) フィリピン 1,030(5.2%) フランス 820(4.1%) ドイツ 381(1.9%)

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(2)宿泊施設 (2)宿泊施設 (2)宿泊施設 (2)宿泊施設 ① ① ① ① 宿泊施設数及び客室数の推移宿泊施設数及び客室数の推移宿泊施設数及び客室数の推移宿泊施設数及び客室数の推移 港区内の宿泊施設数及び客室数は、平成 24(2012)年以降増加を続けており、客室数 26,247 室 は東京都全体 154,869 室の 16.9%を占め、都内で最も多くなっています(平成 29(2017)年 3 月 31 日現在)。 図表 図表 図表 図表 2020:港区内の宿泊施設数及び客室数の推移2020:港区内の宿泊施設数及び客室数の推移:港区内の宿泊施設数及び客室数の推移:港区内の宿泊施設数及び客室数の推移 図表図表 21図表図表212121:都心4区の客室数:都心4区の客室数:都心4区の客室数:都心4区の客室数 出典:「年報(福祉・衛生行政統計)」(東京都)を基に作成 ② ② ② ② 延べ宿泊者数の推移延べ宿泊者数の推移延べ宿泊者数の推移延べ宿泊者数の推移 港区内の延べ宿泊者数3は、4 月から 5 月、7 月から 8 月及び 12 月が多い一方、1 月から 3 月に落 ち込みが見られます。また、外国人の割合は3割から 4 割程度で推移しており、近年やや増加傾向にあ ります。 図表表表表 22222222::::延延延延べべべべ宿宿泊宿宿泊泊泊者者者者数数の数数ののの推推推推移移移移 出典:「宿泊旅行統計調査」(観光庁)を基に港区政策創造研究所が作成 3 各日の全宿泊者数を足し合わせた数。 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 H29.3 H28.3 H27.3 H26.3 H25.3 H24.3 H23.3 H22.3 H21.3 0 30 60 90 120 150 20,155 3,130 3,787 3,972 5,290 5,469 5,562 5,337 5,641 6,219 23,285 23,385 22,507 23,921 24,275 24,690 24,727 25,290 26,247 113 112 109 112 115 117 120 124 132 19,598 18,535 18,631 18,806 19,128 19,390 19,649 20,028 客室数 宿泊施設 ホテル 旅館 港区 26,247 (16.9%) その他 (東京都内) 80,390 (51.9%) 千代田区 14,050 (9.1%) 中央区 15,904 (10.3%) 新宿区 18,278 (11.8%) 0 200 400 600 800 3月 (42) 2月 (40) H29 1月 (42) 12月 (46) 11月 (40) 10月 (43) 9月 (43) 8月 (42) 7月 (44) 6月 (45) 5月 (44) 4月 (47) 3月 (42) 2月 (44) H28 1月 (44) 12月 (48) 11月 (48) 10月 (46) 9月 (44) 8月 (45) 7月 (48) 6月 (44) 5月 (46) H27 4月 (46) 外国人割合 ( )内は回答施設数 外国人 日本人 0 25 50 75 100 (千人) (%) 244 200 192 217 200 179 206 195 202 153 175 142 249 591 194 190 209 178 202 219 190 213 182 169 178 587 622 553 615 660 563 595 592 622 501 509 403 548 520 569 571 551 556 521 520 490 470 343 423 362 397 460 384 390 397 420 349 334 261 342 354 330 360 392 349 337 331 417 630 338 332 292 41.6 32.1 34.6 35.3 30.3 31.7 34.6 33.0 32.5 30.5 34.5 35.2 42.1 35.4 36.5 36.7 31.2 36.7 39.3 36.5 33.8 35.1 34.4 37.9

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③ ③③ ③ 実宿泊者数の推移実宿泊者数の推移実宿泊者数の推移実宿泊者数の推移 港区内の実宿泊者数4は、7 月から 8 月及び 12 月が多い一方、1 月から 3 月に落ち込みがみられま す。また、外国人の割合は2割から 3 割程度で推移しており、近年やや増加傾向にあります。 図表 図表図表 図表 23232323:実宿泊者数の推移:実宿泊者数の推移:実宿泊者数の推移 :実宿泊者数の推移 出典:「宿泊旅行統計調査」(観光庁)を基に港区政策創造研究所が作成 ④ ④④ ④ 平均宿泊数の推移平均宿泊数の推移平均宿泊数の推移平均宿泊数の推移 港区内の平均宿泊数(延べ宿泊者数÷実宿泊者数)は、日本人が 1.5 日弱、外国人が 2 日強程度で推 移しており、日本人と比べて外国人の方が長く滞在する傾向にあります。 出典:「宿泊旅行統計調査」(観光庁)を基に港区政策創造研究所が作成 4 宿泊手続きをした人数。 図図図表表表表 22224444::::平平平平均均宿均均宿宿宿泊泊泊泊数数の数数ののの推推推推移移移移 0 100 200 300 400 500 3月 (42) 2月 (40) H29 1月 (42) 12月 (46) 11月 (40) 10月 (43) 9月 (43) 8月 (42) 7月 (44) 6月 (45) 5月 (44) 4月 (47) 3月 (42) 2月 (44) H28 1月 (44) 12月 (48) 11月 (48) 10月 (46) 9月 (44) 8月 (45) 7月 (48) 6月 (44) 5月 (46) H27 4月 (46) 外国人割合 ( )内は回答施設数 外国人 日本人 0 20 40 60 80 100 (千人) (%) 115 94 87 102 93 79 91 89 89 73 82 68 114 354 81 85 101 84 90 100 83 101 89 82 87 351 398 354 393 415 358 378 382 407 322 324 257 287 328 369 370 346 349 329 333 323 303 236 304 266 292 322 279 287 293 317 249 242 189 240 205 243 268 286 256 249 246 319 420 244 241 261 32.9 23.6 24.7 25.8 22.5 22.1 24.0 23.3 22.0 22.6 25.3 26.4 32.3 28.3 26.0 27.3 22.6 26.1 28.6 25.2 24.1 26.6 25.3 28.7 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3月 (42) 2月 (40) H29 1月 (42) 12月 (46) 11月 (40) 10月 (43) 9月 (43) 8月 (42) 7月 (44) 6月 (45) 5月 (44) 4月 (47) 3月 (42) 2月 (44) H28 1月 (44) 12月 (48) 11月 (48) 10月 (46) 9月 (44) 8月 (45) 7月 (48) 6月 (44) 5月 (46) H27 4月 (46) 外国人 日本人 日本人+外国人 (日) 1.45 1.39 1.36 1.36 1.43 1.38 1.36 1.36 1.32 1.40 1.38 1.38 1.42 1.72 1.36 1.35 1.37 1.36 1.35 1.34 1.31 1.38 1.33 1.35 2.11 2.12 2.19 2.14 2.15 2.26 2.26 2.20 2.26 2.11 2.14 2.10 2.18 2.39 2.23 2.08 2.13 2.24 2.19 2.30 2.10 2.06 2.07 2.05 1.67 1.56 1.56 1.56 1.59 1.57 1.57 1.55 1.53 1.56 1.57 1.57 1.67 1.91 1.59 1.54 1.54 1.59 1.59 1.58 1.50 1.56 1.52 1.55

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⑤ ⑤ ⑤ ⑤ 宿泊業、飲食サービス業の売上の推移宿泊業、飲食サービス業の売上の推移宿泊業、飲食サービス業の売上の推移宿泊業、飲食サービス業の売上の推移 港区内の宿泊業、飲食サービス業の売上は、平成 23(2011)年が 4,434 億円、平成 25(2013) 年が 4,613 億円であり、東京都内で比較して最も大きな規模を誇ります。また、全国の政令指定都市と 港区を比較した場合、平成 25(2013)年で、大阪市、名古屋市、横浜市に次ぐ 4 番目の規模を誇り ます。前述のとおり、港区には東京都内で最も多くの宿泊施設及び客室があることや、都内で最大の昼 間人口を有するなど、多くの人々が港区を訪れることから、東京都内や全国と比較して宿泊業、飲食サ ービス業の売上規模が大きくなっています。 図表 図表 図表 図表 2525:港区内の宿泊業、飲食サービス業の売上(平成2525:港区内の宿泊業、飲食サービス業の売上(平成:港区内の宿泊業、飲食サービス業の売上(平成:港区内の宿泊業、飲食サービス業の売上(平成 232323 年・平成23年・平成年・平成年・平成 2525 年2525年年年5555 出典:「経済センサス(平成 24 年・平成 26 年)」(総務省・経済産業省)を基に作成 図表 図表図表 図表 26262626:宿泊業、飲食サービス業の売上比較(平成:宿泊業、飲食サービス業の売上比較(平成:宿泊業、飲食サービス業の売上比較(平成 25:宿泊業、飲食サービス業の売上比較(平成252525 年)年)年)年) 出典:「経済センサス(平成 26 年)」(総務省・経済産業省)を基に作成 5 平成 24 年経済センサスは平成 23 年 1 月~12 月の売上、平成 26 年経済センサスは平成 25 年 1 月~12 月の売上を集計している。 【 【 【 【平成平成平成平成242424年経済センサス24年経済センサス----活動調査年経済センサス年経済センサス 活動調査活動調査活動調査】】】】 【平成【【【平成平成平成26262626年経済センサス年経済センサス----基礎調査年経済センサス年経済センサス 基礎調査基礎調査基礎調査】】】】 <東京都内の比較(上位 10 位まで)> <全国主要都市との比較(上位 15 位まで)> 港区 4,43393百万円 (13.0%) その他(東京都内) 21091百万円 (58.9%) 千代田区 3,21758百万円 (9.5%) 中央区 2,80626百万円 (8.3%) 新宿区 3,53257百万円 (10.4%) 港区 4,61285百万円 (12.8%) その他(東京都内) 21,93995百万円 (60.8%) 千代田区 3,95924百万円 (11.0%) 中央区 2,82846百万円 (7.8%) 新宿区 2,75896百万円 (7.6%) (百万円) 0 400,000 800,000 1,200,000 川崎市 広島市 仙台市 渋谷区 新宿区 中央区 札幌市 京都市 神戸市 福岡市 千代田区 港区 横浜市 名古屋市 大阪市 937,091 557,384 534,256 461,285 395,924 375,449 335,920 330,853 300,057 282,846 275,896 223,518 201,209 190,467 175,489 (百万円) 461,285 395,924 282,846 275,896 0 200,000 400,000 600,000 世田谷区 台東区 大田区 豊島区 品川区 渋谷区 新宿区 中央区 千代田区 港区 223,518 148,074 128,969 128,703 117,080 156,024

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(3 (3(3 (3)観光資源)観光資源)観光資源)観光資源 ① ①① ① 観光スポット観光スポット観光スポット観光スポット 港区には、台場、六本木、汐留、麻布十番といった人気のスポットや、青山、麻布、赤坂、高輪、芝 浦といった個性豊かな街並み、国際的に知名度の高い歴史的・文化的資源や美術館、人情味あふれる商 店街等、魅力あふれる観光スポットが集積しています。 しかし、東京都の「平成 28(2016)年度国別外国人行動特性調査」によると、訪都外国人旅行者が 多く訪れた場所は、新宿・大久保、浅草、銀座、渋谷、秋葉原の順となっており、港区内は 8 位に原宿・ 表参道・青山、9 位にお台場・東京湾、11 位に六本木・赤坂が続くものの、上位との差が大きいことが 分かります。 図表図表図表図表 27272727:外国人観光客の:外国人観光客の:外国人観光客の:外国人観光客の港区内港区内港区内港区内訪問場所訪問場所訪問場所訪問場所 図表図表図表図表 28282828:訪都外国人旅行者の:訪都外国人旅行者の:訪都外国人旅行者の:訪都外国人旅行者の東京都内東京都内東京都内東京都内訪問場所訪問場所訪問場所訪問場所 出典:「港区観光動態基礎調査(外国人来訪者調査)」(港区) 出典:「平成 28 年度国別外国人行動特性調査報告書」 (東京都)を基に作成 ② ②② ② 文化財文化財文化財文化財 港区内の文化財は、国指定が 216 件、東京都指定が 37 件、 港区指定が 131 件となっています。 (P.117~121 参照) ③ ③③ ③ 劇場・ホール、美術館・博物館等劇場・ホール、美術館・博物館等劇場・ホール、美術館・博物館等劇場・ホール、美術館・博物館等 港区内には、主要なもので、劇場・ホールが 26 施設、美術館・博物館等が 36 施設あります。 (P.122 参照) (サントリーホール(赤坂)) (増上寺と東京タワー(芝公園)) (%) 0 20 40 60 80 神宮外苑 芝公園 赤坂サカス フジテレビ本社ビル 麻布十番商店街 国立新美術館 森美術館 新橋駅西口 SL 広場 増上寺 泉岳寺 第三台場・お台場海浜公園 表参道・青山通り・骨董通り 赤坂 レインボーブリッジ 東京ミッドタウン アクアシティお台場 六本木ヒルズ 六本木 東京タワー 61.0 33.0 31.5 22.5 18.0 16.4 14.7 13.8 11.9 10.3 10.1 9.0 7.8 7.6 7.5 6.6 6.4 6.4 6.1 (n=1,050) (%) 0 20 40 60 80 新橋・汐留 品川 築地 六本木・赤坂 池袋 お台場・東京湾 原宿・表参道・青山 上野 東京駅周辺・丸の内・日本橋 秋葉原 渋谷 銀座 浅草 新宿・大久保 56.9 48.2 48.1 43.9 41.2 37.4 36.8 34.1 28.0 22.8 19.5 18.3 11.4 10.2 (n=12,959)

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④ 大使館等 港区には、82 の大使館等が所在し、全国で最も多くの大使館等 が集まっています。 (P.122 参照) ⑤ 主要民間放送テレビ局 港区には、主要民間放送テレビ局 5 局の本社が全て所在しており、情報発信基地として、全国及び世 界とつながっています。 ⑥ 新幹線、羽田空港、東京港等の交通ネットワーク 港区は、新幹線が発着する品川駅をはじめ、羽田空港と都心を結ぶモノレール等の駅や、竹芝桟橋・日 の出桟橋の航路ターミナルなど、様々な交通網により全国及び世界と結ばれる玄関口、結節点としての 機能を有しています。 (駐日オランダ王国大使館(芝公園)) (東京モノレール) (出典:東京モノレールホームページ) (左から、TBS本社ビル(赤坂)、日本テレビ本社ビル(汐留)、テレビ朝日本社ビル(六本木)、テレビ東京本社ビル(六本木)、フジテレビ本社ビル(台場)) (羽田空港国際線ターミナル) (出典:東京モノレールホームページ) (竹芝客船ターミナル) (出典:東京港客船ターミナルホームページ) (JR 品川駅 新幹線のりば(南口)) (4)異なる魅力を持つ 5 つの地区 港区には、芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦港南の 5 つの異なる 魅力を持つ地区があります。また、各地区には総合支所が置かれ、 それぞれの地区版計画書を策定し、独自性のある事業を展開して います。(P.123~124 参照)

互いに支え合う ぬくもりと安心に包まれたまち「芝」

芝地区は、交通の要所で JR 新橋駅や浜松町駅をはじめ、東京メトロ、都営地下鉄、東京モノレ ール、ゆりかもめなど、多くの駅と鉄道網を有しており、商業地、飲食店街、ビジネス街として にぎわいを見せています。東京タワーや増上寺などの観光名所、旧芝離宮恩賜庭園などの豊かな 緑、海の玄関口である竹芝ふ頭もあります。今後も虎ノ門などで大規模な開発が計画されていま す。

生活者優先の、安全で安心して快適に住み続けられる国際・文化都市

麻布地区は、高台や低地など起伏に富んだ坂の多いまちで、国立新美術館をはじめ、歴史と文化、 芸術資源が豊富です。区内にある大使館の半数以上が麻布地区にあり、外資系企業が集まる国際都 市の一面を持っています。また、閑静な住宅街、工場や商業、繁華街など、多様な顔を持っていま す。 ・地域をつなぐ!交流の場 づくりプロジェクト ・芝地区発・新虎 ディショナルプラン ・芝地区歴史・文化の発信 ・地域情報の発信 主な観光関連事業 ・麻布地区麻布フェスタ ・麻布地区地方交流事業 ・麻布未来写真館 ・麻布国際ふれあい事業 ・地域情報の発信 主な観光関連事業

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④ 大使館等 港区には、82 の大使館等が所在し、全国で最も多くの大使館等 が集まっています。 (P.122 参照) ⑤ 主要民間放送テレビ局 港区には、主要民間放送テレビ局 5 局の本社が全て所在しており、情報発信基地として、全国及び世 界とつながっています。 ⑥ 新幹線、羽田空港、東京港等の交通ネットワーク 港区は、新幹線が発着する品川駅をはじめ、羽田空港と都心を結ぶモノレール等の駅や、竹芝桟橋・日 の出桟橋の航路ターミナルなど、様々な交通網により全国及び世界と結ばれる玄関口、結節点としての 機能を有しています。 (駐日オランダ王国大使館(芝公園)) (東京モノレール) (出典:東京モノレールホームページ) (左から、TBS本社ビル(赤坂)、日本テレビ本社ビル(汐留)、テレビ朝日本社ビル(六本木)、テレビ東京本社ビル(六本木)、フジテレビ本社ビル(台場)) (羽田空港国際線ターミナル) (出典:東京モノレールホームページ) (竹芝客船ターミナル) (出典:東京港客船ターミナルホームページ) (JR 品川駅 新幹線のりば(南口)) (4)異なる魅力を持つ 5 つの地区 港区には、芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦港南の 5 つの異なる 魅力を持つ地区があります。また、各地区には総合支所が置かれ、 それぞれの地区版計画書を策定し、独自性のある事業を展開して います。(P.123~124 参照)

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芝地区は、交通の要所で JR 新橋駅や浜松町駅をはじめ、東京メトロ、都営地下鉄、東京モノレ ール、ゆりかもめなど、多くの駅と鉄道網を有しており、商業地、飲食店街、ビジネス街として にぎわいを見せています。東京タワーや増上寺などの観光名所、旧芝離宮恩賜庭園などの豊かな 緑、海の玄関口である竹芝ふ頭もあります。今後も虎ノ門などで大規模な開発が計画されていま す。

生活者優先の、安全で安心して快適に住み続けられる国際・文化都市

麻布地区は、高台や低地など起伏に富んだ坂の多いまちで、国立新美術館をはじめ、歴史と文化、 芸術資源が豊富です。区内にある大使館の半数以上が麻布地区にあり、外資系企業が集まる国際都 市の一面を持っています。また、閑静な住宅街、工場や商業、繁華街など、多様な顔を持っていま す。 ・地域をつなぐ!交流の場 づくりプロジェクト ・芝地区発・新虎 ディショナルプラン ・芝地区歴史・文化の発信 ・地域情報の発信 主な観光関連事業 ・麻布地区麻布フェスタ ・麻布地区地方交流事業 ・麻布未来写真館 ・麻布国際ふれあい事業 ・地域情報の発信 主な観光関連事業

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出典:「ここからはじまる物語(港区政要覧 2017)」(港区)

未来に向け共存できるまち 赤坂・青山 ~魅力あふれる国際都市へ~

赤坂地区は、古い歴史、伝統・文化に彩られた地域です。江戸時代に武家屋敷町としての整備が 始まり、江戸城の外堀だった溜池が明治中頃に埋め立てられ、赤坂周辺は黒塀の料亭などが建ち並 ぶ華やかな界隈となりました。区内では標高の高いエリアで、今も山の手の屋敷町の風情を残して います。 ・ ・ ・広げよう交流の輪 ・地域情報の発信 主な観光関連事業

緑・歴史・人を育む、安全なまち

高輪地区は、武蔵野の貴重な自然が息づき、赤穂義士で有名な泉岳寺など歴史的な街並みが残っ ています。戸建住宅が多く、5 地区の中で人口が最も多い地区です。芝浦港南地区とともに、JR 田町駅と品川駅間の新駅設置や、リニア中央新幹線品川駅開業が計画されるなど、更なる飛躍と可 能性を持ったエリアです。 ・高輪今昔物語 ・ ・地域情報の発信 主な観光関連事業

快適で温かみのある運河と海辺の未来都市・港区ベイエリア

芝浦港南地区は、港区の中でも若いまちです。相次ぐ大規模マンションの建設により、人口がこ の 10 年で 2 倍以上になり、今後も増加が予想されます。芝浦運河やレインボーブリッジ、お台場 海浜公園などがあり、都会の中でも水辺の自然を感じることができます。 ・水辺のまち魅力アップ事業 ・水辺フェスタ ・自治体間交流促進事業 ・ ・地域情報の発信 主な観光関連事業

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平成 28(2016)年度に実施した「港区観光動態基礎調査」6の結果から、日本人観光客及び外国人 観光客に関して、次のような課題が浮かび上がりました(P.82~116 参照)。 (1)日本人観光客 (1)日本人観光客 (1)日本人観光客 (1)日本人観光客 ① ① ① ① 港区観光の満足度港区観光の満足度港区観光の満足度港区観光の満足度 全体では、「大変満足」「満足」「やや満足」を合わせた割合は 70.4%となり、性別では「女性」、年代 別では「70 歳代以上」、宿泊・日帰り別では「宿泊」の満足度が高いことが分かります。 図表 図表図表 図表 29292929:港区観光の満足度(性:港区観光の満足度(性:港区観光の満足度(性別:港区観光の満足度(性別別、年別、年、年、年代別代別、代別代別、、宿泊・日、宿泊・日宿泊・日宿泊・日帰り別帰り別帰り別)帰り別))) 6 第3次港区観光振興ビジョン策定の基礎資料として、平成 28 年度に港区産業・地域振興支援部観光政策担当が実施した調査。

2 基礎調査から見えてきた課題

基礎調査から見えてきた課題

基礎調査から見えてきた課題

基礎調査から見えてきた課題

出典:「港区観光動態基礎調査(日本人来訪者調査)」(港区) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 日帰り(n=204) 【宿泊/日帰り】  宿泊(n=702) 70歳代以上(n=151) 60歳代(n=151) 50歳代(n=151) 40歳代(n=151) 30歳代(n=151) 【年代別】  20歳代(n=151) 女性(n=389) 【性別】   男性(n=517) 全   体 (n=906) 大変満足 満足 やや満足 普通 やや不満 不満 大変不満 8.9 7.9 10.3 11.9 12.6 7.3 7.3 6.6 7.9 8.8 9.3 36.3 25.2 27.7 32.7 26.7 30.4 41.1 23.1 24.2 28.5 31.8 25.8 25.8 25.8 32.5 39.7 20.5 30.5 29.8 25.8 35.8 44.4 21.9 24.5 49.7 25.2 17.2 38.3 25.9 25.4 29.4 22.5 35.8 1.00.00.3 1.40.40.6 0.70.70.7 2.6 0.00.7 1.30.00.7 0.70.00.7 2.0 0.00.7 1.30.00.3 1.0 1.0 1.0 1.20.20.4 61.2% 73.0% 82.8% 72.9% 62.9% 67.5% 64.2% 72.2% 74.5% 67.3% 70.4% ※ ※「大変満足」、「満足」と「やや満足」を合わせた割合 (%)

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また、主目的別の満足度をみると、「美術館・博物館鑑賞」(81.4%)、「庭園」(81.3%)が高い一方、 「コンベンション等への参加」(52.5%)では約5割が満足していないことが分かります。 図表 30:港区観光の満足度(主目的別) 出典:「港区観光動態基礎調査(日本人来訪者調査)」(港区) ② 案内表示の内容 案内表示の内容について、「数量」、「わかりやすさ」ともに約 4 割の観光客が満足するにとどまってい ます。 図表 31:案内表示の内容(数量) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 その他(n= 243) 行祭事・イベント見物(n= 130) コンベンション等への参加(n= 61) 買物・飲食(n=221) 庭園(n= 16) 遊園地・テーマパーク(n=100) 美術館・博物館鑑賞(n= 97)  【主目的】  文化財鑑賞(n= 38) 全   体 (n=906) 大変満足 満足 やや満足 普通 やや不満 不満 大変不満 8.9 7.9 8.2 13.0 12.5 10.9 8.2 5.4 7.8 36.3 25.2 27.7 36.8 23.7 28.9 45.4 27.8 18.6 41.0 25.0 19.0 50.0 18.8 12.5 39.4 26.2 21.7 18.0 26.2 45.9 42.3 24.6 26.9 28.4 23.9 37.0 2.6 0.00.0 2.0 0.00.0 6.3 0.00.0 0.9 0.90.0 1.6 0.0 0.0 0.00.00.8 2.1 0.00.8 1.2 0.20.4 60.1% 72.3% 52.5% 76.5% 81.3% 79.0% 81.4% 68.4% 70.4% ※ ※「大変満足」、「満足」と「やや満足」を合わせた割合 (%)

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また、主目的別の満足度をみると、「美術館・博物館鑑賞」(81.4%)、「庭園」(81.3%)が高い一方、 「コンベンション等への参加」(52.5%)では約5割が満足していないことが分かります。 図表 30:港区観光の満足度(主目的別) ② 案内表示の内容 案内表示の内容について、「数量」、「わかりやすさ」ともに約 4 割の観光客が満足するにとどまってい ます。 図表 31:案内表示の内容(数量) 出典:「港区観光動態基礎調査(日本人来訪者調査)」(港区) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 日帰り(n=204) 【宿泊/日帰り】  宿泊(n=702) 70歳代以上(n=151) 60歳代(n=151) 50歳代(n=151) 40歳代(n=151) 30歳代(n=151) 【年代別】  20歳代(n=151) 女性(n=389) 【性別】   男性(n=517) 全   体 (n=906) 十分だった ほぼ十分だった 普通 やや足りなかった 足りなかった 9.2 8.9 9.5 13.2 11.3 8.6 5.3 7.9 8.6 8.8 10.3 33.1 53.8 34.8 53.2 30.8 54.5 32.5 52.3 30.5 53.0 27.2 62.3 33.8 54.3 29.1 57.0 45.7 43.7 36.2 51.0 22.5 63.2 3.9 1.3 2.1 1.0 2.00.0 4.0 1.3 2.0 0.0 0.0 4.6 2.0 2.6 3.3 2.0 2.8 1.1 2.9 1.0 2.9 1.1 32.8% 45.0% 54.3% 37.0% 39.1% 35.8% 41.8% 45.7% 40.3% 43.7% 42.3% ※ ※「十分だった」と「ほぼ十分だった」を合わせた割合 (%)

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図表 32:案内表示の内容(わかりやすさ) 出典:「港区観光動態基礎調査(日本人来訪者調査)」(港区) (2)外国人観光客 ① 港区観光の満足度 全体では、「大変満足」「満足」「やや満足」を合わせた割合は 88.8%となり、日本人観光客と比べて、 満足度が高いことが分かります。居住地別にみると、「台湾」が最も高く 95.4%となり、次いで、「中国」 94.2%、「ヨーロッパ」90.3%の順となっています。一方、「韓国」は 81.6%にとどまっています。 図表 33:港区観光の満足度(居住地別) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 日帰り(n=204) 【宿泊/日帰り】  宿泊(n=702) 70歳代以上(n=151) 60歳代(n=151) 50歳代(n=151) 40歳代(n=151) 30歳代(n=151) 【年代別】  20歳代(n=151) 女性(n=389) 【性別】   男性(n=517) 全   体 (n=906) わかりやすかった ややわかりやすかった 普通 ややわかりにくかった わかりにくかった 16.7 16.8 16.5 16.6 16.6 11.9 14.6 18.5 21.9 17.1 15.2 19.9 57.3 22.1 55.9 17.0 59.1 21.2 60.9 21.2 55.6 18.5 64.2 19.2 57.0 14.6 57.0 24.5 49.0 21.7 55.3 13.7 64.2 5.4 2.1 4.8 0.4 1.30.0 5.3 1.3 5.3 0.7 0.0 6.6 2.6 7.9 2.0 4.0 5.1 0.9 4.9 2.0 5.1 1.1 28.9% 38.8% 46.4% 33.1% 33.8% 30.4% 37.8% 37.8% 33.5% 38.9% 36.6% ※ ※「わかりやすかった」と「ややわかりやすかった」を合わせた割合 (%)

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図表 32:案内表示の内容(わかりやすさ) (2)外国人観光客 ① 港区観光の満足度 全体では、「大変満足」「満足」「やや満足」を合わせた割合は 88.8%となり、日本人観光客と比べて、 満足度が高いことが分かります。居住地別にみると、「台湾」が最も高く 95.4%となり、次いで、「中国」 94.2%、「ヨーロッパ」90.3%の順となっています。一方、「韓国」は 81.6%にとどまっています。 図表 33:港区観光の満足度(居住地別) 出典:「港区観光動態基礎調査(外国人来訪者調査)」(港区) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 その他(n=106) オーストラリア(n=82) 東アジア(n=79) ヨーロッパ(n=155) 韓国(n=141) 台湾(n=177) 中国(n=174) 米国・カナダ(n=136) 全   体 (n=906) 大変満足 満足 やや満足 普通 やや不満 不満 大変不満 無回答 37.9 61.8 29.9 18.6 25.5 53.5 26.6 50.0 45.3 43.7 7.2 24.3 51.7 12.6 65.5 11.3 42.6 13.5 7.1 35.5 9.0 51.9 6.3 12.7 11.0 32.9 34.9 4.7 12.3 12.5 1.5 1.1 3.4 1.7 4.0 11.3 1.3 0.6 2.5 3.7 2.4 1.9 0.9 0.1 8.8 2.3 84.9% 86.6% 84.8% 90.3% 81.6% 95.4% 94.2% 87.6% 88.8% ※ ※「大変満足」、「満足」と「やや満足」を合わせた割合 (%)

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また、主目的別の満足度をみると、「美術館・博物館」(95.7%)が最も高く、全ての主目的で9割を 超えています。 図表 34:港区観光の満足度(主目的別) 出典:「港区観光動態基礎調査(外国人来訪者調査)」(港区) ② 観光案内所、無料 Wi-Fi などの通信環境等 外国人観光客の「食事」から「ホスピタリティ」までの 10 項目の満足度をみると、「大変満足」「満 足」「やや満足」を合わせた割合は、おおむね 8 割以上ですが、「無料 Wi-Fi などの通信環境」及び「観 光案内所」の満足度が8割未満であり、他の項目と比較して低くなっています。 図表 35:項目別満足度 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 美術館・博物館(n=117) テーマパーク(n=154) 日本の酒を飲むこと(n=174) 日本のポップカルチャーを楽しむ(n=176) 日本の歴史・伝統文化体験(n=283) 日本の日常生活体験(n=286) 繁華街の街歩き(n=377) ショッピング(n=405) 自然・景勝地・庭園観光(n=439) 日本食を食べる(n=615) 大変満足 満足 やや満足 普通 やや不満 不満 大変不満 無回答 40.8 39.5 44.3 51.0 54.4 47.2 49.4 48.1 50.4 44.2 7.3 46.9 43.0 6.9 39.2 5.9 5.7 35.7 36.4 9.1 6.3 35.1 8.0 5.8 40.9 41.0 7.7 2.0 1.7 2.9 2.9 4.0 4.5 4.0 1.1 2.1 1.8 2.5 3.4 0.6 0.9 4.3 3.4 5.2 45.3 43.5 5.9 4.6 2.4 0.7 95.7% 94.8% 92.5% 92.7% 92.6% 92.3% 94.2% 94.1% 92.3% 94.7% ※ ※「大変満足」、「満足」と「やや満足」を合わせた割合 (%)

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また、主目的別の満足度をみると、「美術館・博物館」(95.7%)が最も高く、全ての主目的で9割を 超えています。 図表 34:港区観光の満足度(主目的別) ② 観光案内所、無料 Wi-Fi などの通信環境等 外国人観光客の「食事」から「ホスピタリティ」までの 10 項目の満足度をみると、「大変満足」「満 足」「やや満足」を合わせた割合は、おおむね 8 割以上ですが、「無料 Wi-Fi などの通信環境」及び「観 光案内所」の満足度が8割未満であり、他の項目と比較して低くなっています。 図表 35:項目別満足度 出典:「港区観光動態基礎調査(来訪者調査)」(港区) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 ホスピタリティ 外国の文化・習慣を踏まえた対応 安心・安全な滞在に向けての対応 街なかの様子、印象 無料Wi-Fiなどの通信環境 観光案内所 多言語での情報提供 交通機関 買 物 食 事 大変満足 満足 やや満足 普通~無回答 30.8 35.9 26.2 23.8 24.8 35.5 43.5 28.3 37.2 43.6 8.6 43.9 12.8 43.2 13.5 17.0 39.2 11.2 25.7 27.6 15.9 31.7 44.0 6.6 13.9 35.6 6.5 14.4 9.4 47.0 15.3 38.3 17.3 7.4 7.1 17.0 26.6 45.5 10.3 17.6 82.6% 84.7% 85.6% 86.1% 72.4% 74.2% 82.9% 87.2% 83.0% 82.4% ※ ※「大変満足」、「満足」と「やや満足」を合わせた割合 (%)

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③ 外国人来訪時のトラブル 区内の観光関連施設からみた外国人来訪時のトラブルとして、「言葉の問題」(51.7%)、「予約のキャ ンセル(取消の無連絡含む)」(19.2%)、「マナー、習慣の違いによるトラブル」(17.5%)の割合が高 くなっています。そのうち、宿泊施設では、他の施設と比較して「予約のキャンセル」(47.9%)の割合 が 5 割弱と高くなっており、「その他」では、「返品に関する習慣の違い」などの回答がありました。 図表 36:外国人来訪時のトラブル(全体) 図表 37:外国人来訪時のトラブル(施設別) 出典:「港区観光動態基礎調査(観光関連施設におけるインバウンド対応状況調査)」(港区) 出典:「港区観光動態基礎調査(観光関連施設におけるインバウンド対応状況調査)」(港区) ④ 外国人受入時の懸念事項 区内の観光関連施設からみた外国人観光客受入時の懸念事項として、「言葉の問題」(60.7%)、「マナ ーの問題」(27.4%)、「キャンセルした際の注意事項等の説明・徹底」(22.6%)、「多言語対応に費用が かかる」(22.6%)等、言語、マナーや習慣の違いを懸念している施設が多いことが分かります。そのう ち、宿泊施設では、他の施設と比較して「マナーの問題」(38.0%)、「キャンセルした際の注意事項等の 説明・徹底」(39.4%)の割合が高い一方、商業施設では、他の施設と比較して「多言語対応に費用がか かる」(50.0%)の割合が高くなっています。 図表 38:外国人受入時の懸念事項(全体) 図表 39:外国人受入時の懸念事項(施設別) 51.7 19.2 17.5 11.5 9.4 8.5 8.1 6.4 0.9 25.2 6.0 0 10 20 30 40 50 60 無回答 困ったこと、トラブルはほとんどない その他 施設、サービスに対する不満 日本客への影響 Wi-Fi環境 クレジットカード・デビットカード使用の決済関係 料金・支払(税金・サービス料等)のトラブル マナー、習慣の違いによるトラブル 予約のキャンセル(含む取消の無連絡) 言葉の問題 (n=234) (%) 宿泊施設(n=71) 観光・文化関連施設(n=50) 商業施設(n=10) 飲食関連施設(n=73) 物品販売関連施設(n=30) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 無回答 困ったこと、トラブルはほとんどない その他 施設、サービスに対する不満 日本客への影響 Wi-Fi環境 クレジットカード・デビットカード使用の決済関係 料金・支払(税金・サービス料等)のトラブル マナー、習慣の違いによるトラブル 予約のキャンセル(含む取消の無連絡) 言葉の問題 57.7 52.0 60.0 49.3 40.0 47.9 10.0 26.8 20.0 6.8 13.3 25.4 12.7 6.0 3.3 11.3 15.5 15.5 15.5 22.0 10.0 4.2 3.3 4.0 11.0 27.4 53.3 8.2 3.3 14.0 4.1 6.7 2.0 4.0 3.3 10.0 1.4 1.4 12.3 8.0 10.0 5.5 30.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 8.2 (%)

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③ 外国人来訪時のトラブル 区内の観光関連施設からみた外国人来訪時のトラブルとして、「言葉の問題」(51.7%)、「予約のキャ ンセル(取消の無連絡含む)」(19.2%)、「マナー、習慣の違いによるトラブル」(17.5%)の割合が高 くなっています。そのうち、宿泊施設では、他の施設と比較して「予約のキャンセル」(47.9%)の割合 が 5 割弱と高くなっており、「その他」では、「返品に関する習慣の違い」などの回答がありました。 図表 36:外国人来訪時のトラブル(全体) 図表 37:外国人来訪時のトラブル(施設別) ④ 外国人受入時の懸念事項 区内の観光関連施設からみた外国人観光客受入時の懸念事項として、「言葉の問題」(60.7%)、「マナ ーの問題」(27.4%)、「キャンセルした際の注意事項等の説明・徹底」(22.6%)、「多言語対応に費用が かかる」(22.6%)等、言語、マナーや習慣の違いを懸念している施設が多いことが分かります。そのう ち、宿泊施設では、他の施設と比較して「マナーの問題」(38.0%)、「キャンセルした際の注意事項等の 説明・徹底」(39.4%)の割合が高い一方、商業施設では、他の施設と比較して「多言語対応に費用がか かる」(50.0%)の割合が高くなっています。 図表 38:外国人受入時の懸念事項(全体) 図表 39:外国人受入時の懸念事項(施設別) 出典:「港区観光動態基礎調査(観光関連施設におけるインバウンド対応状況調査)」(港区) 出典:「港区観光動態基礎調査(観光関連施設におけるインバウンド対応状況調査)」(港区) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 無回答 その他 免税手続き対応がむずかしい 日本人のお客様と同じ利益率を維持できるかが心配 海外のクレジットカードや銀聯カードの利用ができない この先、ずっと外国人観光客がくるかがわからない 外国語ができるスタッフが雇用できるかが心配 多言語対応に費用がかかる キャンセルした際の注意事項等の説明・徹底がむずかしい マナーの問題で日本人のお客様に影響がないかが心配 言葉の問題 (%) 60.7 27.4 22.6 22.6 16.7 10.7 7.7 4.7 4.7 11.5 (n=234) 4.3 宿泊施設(n=71) 観光・文化関連施設(n=50) 商業施設(n=10) 飲食関連施設(n=73) 物品販売関連施設(n=30) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 無回答 その他 免税手続き対応がむずかしい 日本人のお客様と同じ利益率を維持できるかが心配 海外のクレジットカードや銀聯カードの利用ができない この先、ずっと外国人観光客がくるかがわからない 外国語ができるスタッフが雇用できるかが心配 多言語対応に費用がかかる キャンセルした際の注意事項等の説明・徹底がむずかしい マナーの問題で日本人のお客様に影響がないかが心配 言葉の問題 60.6 68.070.0 58.9 50.0 38.0 22.0 39.4 8.0 21.9 13.3 16.9 12.7 26.0 3.3 19.7 2.8 5.6 1.4 8.0 20.0 11.3 26.7 10.0 8.2 0.0 13.3 16.4 8.0 8.2 0.0 8.0 0.0 10.0 8.2 2.7 20.5 34.0 50.0 23.3 10.0 20.0 20.0 6.7 10.0 10.0 0.0 0.0 0.0 10.0 2.8 0.0 16.7 0.0 24.7 (%)

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港区では、平成 24(2012)年3月に「観光先端都市 MINATO の実現」を目標に掲げ、「第 2 次港 区観光振興ビジョン」を策定しました。その後、東京 2020 大会の開催決定や外国人観光客の増加等を 踏まえて、平成 27(2015)年3月に「第2次港区観光振興ビジョン後期計画」を策定し、計画事業を 着実に実施してきました。 図表 40:「第 2 次港区観光振興ビジョン後期計画」の主な取組と課題 施策 主な取組 課題 1 効果的観光 プロモーシ ョンの実施 (1)観光情報の収集・管理と発信手段の構築 ・区ホームページやデジタルサイネー ジ等を活用し、ワールドプロモーシ ョン映像を発信 (日本語・英語・中国語・ハングル) ・商店街イベントの情報収集と情報誌発行(夏・秋に新聞折込) ・港区の「匠」に焦点を当てた「ものづくり・商業観光フェア」 を隔年開催 ・スマートフォンアプリケーション「港区まち歩きナビ」「東 京 AR」を提供、観光情報メールマガジンを週1回配信 ・多言語対応した観光マップ、観光ガイドブック、歴史観光ガ イドブック、商店街まちあるき MAP を作成・配布 ・SNS を活用した外国人記者による外国人目線での観光情報 を発信(英語・中国語・ハングル) ・シティプロモーションシンボルマーク、シティプロモーショ ンクルー認定事業による協働型プロモーションの実施 ・世界最大級の旅の祭典「ツーリズム EXPO ジャパン」出展によるプロモ ーションの実施 (2)観光客目線に立った情報発信の充実、強化 ・多言語対応した観光マップ、観光ガイドブック、歴史観光ガ イドブック、商店街まちあるき MAP を作成・配布【再掲】 ・季節やテーマに応じた観光情報誌「とっておきの港区」を区 内宿泊施設の客室に配置 (日本語・英語・中国語・ハングル併記、年 4 回) ・区と港区観光協会のホ ームページに観光情報 が分散し、コンテンツ 更新が不十分 ・スマートフォンアプリ ケーション、観光情報 メールマガジンの利用 者数が伸び悩む ・港区観光協会ホームペ ージが外国語とスマー トフォンに未対応 ・(仮称)港区観光応援団 を未設置(区にゆかり のある著名人等との連 携・PR) ・マスメディアと連携し た広報・宣伝が不十分

3 第2次港区観光振興ビジョン後期計画の取組状況と課題

(日本語) (英語) (中国語) (ハングル) 2 世界的な観 光都市とし ての環境づ くり (1)東京・日本の玄関口としての観光案内機能の充実 ・港区観光インフォメーションセンタ ーにおいて多言語による観光案内 を実施(区設 1 か所、民設2か所) ・多様な文化・習慣等への理解を 深める冊子を作成・配布

・公衆無線 LAN サービス「Minato City Wi-Fi」 を各地区総合支所、台場、主要駅周辺を中心に 提供 (2)外国人観光客の受入体制の強化 ・港区観光ボランティアガイド育成講 座、スキルアップ講座を開催 ・港区観光協会、港区観光ボランティ アと連携したボランティアガイド ツアーを実施 ・オーダーメイドの多言語対応マニュアル及びツールの作成 を支援 ・区設の観光インフォメ ー シ ョ ン セ ン タ ー が JNTO の外国人観光案 内所カテゴリー1にと どまる ・ピクトグラム 7を活用 した表示シールを未作 成 ・交通案内ボランティア を未設置 3 観光資源の 発掘・活用 と観光ルー トの創出 (1)多彩な港区の魅力を活かした観光資源の開発 ・観光ガイドブック、歴史観光ガイドブック、観光情報誌「と っておきの港区」、「ハレノヒ」、観光情報メールマガジンで 多様な観光ルートを紹介 ・港区観光協会、港区観光ボランティ アと連携したボランティアガイド ツアーを実施【再掲】 ・伝統工芸の紹介冊子を作成・配布、 ワークショップの開催 ・大使館等周遊スタンプラリーやワー ルドカーニバルの開催により、世界 各国との交流を促進し、区の魅力を 国内外に発信 ・港区観光協会、観光関係事業者との 定期的な情報交換を実施 ・MICE8誘致に向けた民間の活動を 支援(プロモーション映像 DVD や 法被の貸出、観光情報誌の提供等) ・伝統工芸士の高齢化に より、見学・体験等の実 施が困難 ・小笠原諸島や伊豆七島 と港区の一体的な観光 ルートが未構築 7 物事や行動、概念などを見てすぐに理解しやすいように単純化したイラストの総称。 8 M:Meeting(企業系会議)、I:Incentive(企業の奨励・研修旅行)、C:Convention(国際会議)、E:Exibition/Event(展示会・見本市、 イベント等)の総称。

(21)

港区では、平成 24(2012)年3月に「観光先端都市 MINATO の実現」を目標に掲げ、「第 2 次港 区観光振興ビジョン」を策定しました。その後、東京 2020 大会の開催決定や外国人観光客の増加等を 踏まえて、平成 27(2015)年3月に「第2次港区観光振興ビジョン後期計画」を策定し、計画事業を 着実に実施してきました。 図表 40:「第 2 次港区観光振興ビジョン後期計画」の主な取組と課題 施策 主な取組 課題 1 効果的観光 プロモーシ ョンの実施 (1)観光情報の収集・管理と発信手段の構築 ・区ホームページやデジタルサイネー ジ等を活用し、ワールドプロモーシ ョン映像を発信 (日本語・英語・中国語・ハングル) ・商店街イベントの情報収集と情報誌発行(夏・秋に新聞折込) ・港区の「匠」に焦点を当てた「ものづくり・商業観光フェア」 を隔年開催 ・スマートフォンアプリケーション「港区まち歩きナビ」「東 京 AR」を提供、観光情報メールマガジンを週1回配信 ・多言語対応した観光マップ、観光ガイドブック、歴史観光ガ イドブック、商店街まちあるき MAP を作成・配布 ・SNS を活用した外国人記者による外国人目線での観光情報 を発信(英語・中国語・ハングル) ・シティプロモーションシンボルマーク、シティプロモーショ ンクルー認定事業による協働型プロモーションの実施 ・世界最大級の旅の祭典「ツーリズム EXPO ジャパン」出展によるプロモ ーションの実施 (2)観光客目線に立った情報発信の充実、強化 ・多言語対応した観光マップ、観光ガイドブック、歴史観光ガ イドブック、商店街まちあるき MAP を作成・配布【再掲】 ・季節やテーマに応じた観光情報誌「とっておきの港区」を区 内宿泊施設の客室に配置 (日本語・英語・中国語・ハングル併記、年 4 回) ・区と港区観光協会のホ ームページに観光情報 が分散し、コンテンツ 更新が不十分 ・スマートフォンアプリ ケーション、観光情報 メールマガジンの利用 者数が伸び悩む ・港区観光協会ホームペ ージが外国語とスマー トフォンに未対応 ・(仮称)港区観光応援団 を未設置(区にゆかり のある著名人等との連 携・PR) ・マスメディアと連携し た広報・宣伝が不十分

3 第2次港区観光振興ビジョン後期計画の取組状況と課題

(日本語) (英語) (中国語) (ハングル) 2 世界的な観 光都市とし ての環境づ くり (1)東京・日本の玄関口としての観光案内機能の充実 ・港区観光インフォメーションセンタ ーにおいて多言語による観光案内 を実施(区設 1 か所、民設2か所) ・多様な文化・習慣等への理解を 深める冊子を作成・配布

・公衆無線 LAN サービス「Minato City Wi-Fi」 を各地区総合支所、台場、主要駅周辺を中心に 提供 (2)外国人観光客の受入体制の強化 ・港区観光ボランティアガイド育成講 座、スキルアップ講座を開催 ・港区観光協会、港区観光ボランティ アと連携したボランティアガイド ツアーを実施 ・オーダーメイドの多言語対応マニュアル及びツールの作成 を支援 ・区設の観光インフォメ ー シ ョ ン セ ン タ ー が JNTO の外国人観光案 内所カテゴリー1にと どまる ・ピクトグラム 7を活用 した表示シールを未作 成 ・交通案内ボランティア を未設置 3 観光資源の 発掘・活用 と観光ルー トの創出 (1)多彩な港区の魅力を活かした観光資源の開発 ・観光ガイドブック、歴史観光ガイドブック、観光情報誌「と っておきの港区」、「ハレノヒ」、観光情報メールマガジンで 多様な観光ルートを紹介 ・港区観光協会、港区観光ボランティ アと連携したボランティアガイド ツアーを実施【再掲】 ・伝統工芸の紹介冊子を作成・配布、 ワークショップの開催 ・大使館等周遊スタンプラリーやワー ルドカーニバルの開催により、世界 各国との交流を促進し、区の魅力を 国内外に発信 ・港区観光協会、観光関係事業者との 定期的な情報交換を実施 ・MICE8誘致に向けた民間の活動を 支援(プロモーション映像 DVD や 法被の貸出、観光情報誌の提供等) ・伝統工芸士の高齢化に より、見学・体験等の実 施が困難 ・小笠原諸島や伊豆七島 と港区の一体的な観光 ルートが未構築 7 物事や行動、概念などを見てすぐに理解しやすいように単純化したイラストの総称。 8 M:Meeting(企業系会議)、I:Incentive(企業の奨励・研修旅行)、C:Convention(国際会議)、E:Exibition/Event(展示会・見本市、 イベント等)の総称。

(22)

(2)まち歩きルートの再構築と一元管理 ・古川、運河、東京湾等の水辺資源を 活用した舟運ツアーを実施 ・観光ガイドブック、歴史観光ガイ ドブック、観光情報誌「とっておき の港区」、「ハレノヒ」、観光情報メ ールマガジンで多様な観光ルート を紹介【再掲】 (3)広域連携による観光振興の推進 ・東京モノレール浜松町駅コンコース に港区、品川区、大田区の3区の観 光協会が合同で観光インフォメー ションコーナーを設置 ・東京モノレール羽田空港第1ビル駅 に東京モノレールと、港区、品川区、 大田区の3区の観光協会が合同で パネルを設置 ・特別区全国連携プロジェクトと連携 し、区外での観光 PR を実施 ・ミナコレと連携したま ち歩きツアーを未実施 ・自転車シェアリングや ちぃばす等の活用が不 十分 ・全国交流物産展や歴史 フォーラムで全国各地 域と連携する一方、広 域的な周遊性の高い事 業は未実施 4 安全・安心 で快適な港 区観光の実 現 (1)緊急時における観光客への情報の提供 ・観光・街区案内標識の新設、盤面更新を実施

・公衆無線 LAN サービス「Minato City Wi-Fi」を各地区総合 支所、台場、主要駅周辺を中心に提供【再掲】 ・緊急情報配信システムと連動し、防災情報メール、みんなと 安全安心メール等を区ホームページ、Twitter、Facebook、 デジタルサイネージにより情報発信 (英語・中国語・ハングル) ・防災マップ等の配布、防災アプリの情報提供 ・災害時に外国人に正確な情報を提供するとともに、意思疎通 がスムーズに行えるよう国際防災ボランティアを育成 (2)バリアフリーの観点からの観光振興の推進 ・バリアフリー対応の観光ルートを開発 し、バリアフリーまち歩き MAP を作成・ 配布 ・区内の公共施設、交通施設、公園、公衆 トイレ等のバリアフリー設備情報等を まとめたオンラインによるバリアフリ ーマップを作成 ・スマートフォンアプリ ケーションに防災情報 コンテンツを未整備 ・港区観光協会ホームペ ージに防災情報コンテ ンツを未整備 ・多言語対応したバリア フリーまち歩き MAP を未作成 港区では、港区基本計画の策定や見直しの際に、港区に住み、働き、学ぶ区民等が主体となって、意見 を出し合い、区に提言を行う区民参画組織「みなとタウンフォーラム」を運営しています。 「港区基本計画(平成 27(2015)年度~平成 32(2020)年度)」の後期 3 年の見直しに当たり、 76 人がタウンフォーラムに参加し、街づくり、防災や子育てなどテーマ別の 6 つのグループ会議に分 かれて活動した結果を提言書として取りまとめています。そのうち、観光分野についての主な提言は、次 のとおりです。 図表 41:みなとタウンフォーラムからの観光分野に関する提言の概要 出典:「みなとタウンフォーラム第 4 グループ【産業・国際化・観光・文化分野】提言書」 港区では、5つの地区で区民参画組織を運営し、各地区総合支所の事業に対する提言書を取りまとめ ています。そのうち、観光分野についての主な提言は、次のとおりです。 図表 42:各地区区民参画組織からの観光分野に関する提言の概要 地区 提言内容 芝地区 新虎通り周辺のにぎわいの創出と魅力の発信 麻布地区 六本木の安全・安心の推進、地域とのふれあいを求める外国人への支援 赤坂地区 地域の魅力の発掘・発信、国際交流の促進、赤坂親善大使の認知度向上 高輪地区 商店街マップの配布拡充と広報の強化 芝浦港南地区 お台場発 O・MO・TE・NA・SHI 事業 出典:「港区基本計画・地区版計画書の見直しに向けた提言書」

4 みなとタウンフォーラムからの提言(平成 29(2017)年 3 月)

① 住民や観光客等の相互情報発信、民間の観光情報の活用、Wi-Fi 環境の充実 ② 近隣自治体と連携した取組、情報発信 ③ 来訪者の関心や目的に沿ったプロモーションの展開 ④ 東京 2020 大会に向けた国際体験の取組 ⑤ 多様な文化への理解や多くの来訪者を受け入れる心のゆとりの醸成 ⑥ 観光スポットに魅力的なストーリー、メッセージを設定 ⑦ 集客に効果的な観光ルート設定 ⑧ 観光ボランティアによる観光情報の掘り起こし ⑨ 文化芸術、エンターテイメントの観光資源化 ⑩ 連携自治体とのつながりの活用 ⑪ 施策に対する効果や課題の分析

5 各地区区民参画組織からの提言(平成 29(2017)年 3 月)

(23)

(2)まち歩きルートの再構築と一元管理 ・古川、運河、東京湾等の水辺資源を 活用した舟運ツアーを実施 ・観光ガイドブック、歴史観光ガイ ドブック、観光情報誌「とっておき の港区」、「ハレノヒ」、観光情報メ ールマガジンで多様な観光ルート を紹介【再掲】 (3)広域連携による観光振興の推進 ・東京モノレール浜松町駅コンコース に港区、品川区、大田区の3区の観 光協会が合同で観光インフォメー ションコーナーを設置 ・東京モノレール羽田空港第1ビル駅 に東京モノレールと、港区、品川区、 大田区の3区の観光協会が合同で パネルを設置 ・特別区全国連携プロジェクトと連携 し、区外での観光 PR を実施 ・ミナコレと連携したま ち歩きツアーを未実施 ・自転車シェアリングや ちぃばす等の活用が不 十分 ・全国交流物産展や歴史 フォーラムで全国各地 域と連携する一方、広 域的な周遊性の高い事 業は未実施 4 安全・安心 で快適な港 区観光の実 現 (1)緊急時における観光客への情報の提供 ・観光・街区案内標識の新設、盤面更新を実施

・公衆無線 LAN サービス「Minato City Wi-Fi」を各地区総合 支所、台場、主要駅周辺を中心に提供【再掲】 ・緊急情報配信システムと連動し、防災情報メール、みんなと 安全安心メール等を区ホームページ、Twitter、Facebook、 デジタルサイネージにより情報発信 (英語・中国語・ハングル) ・防災マップ等の配布、防災アプリの情報提供 ・災害時に外国人に正確な情報を提供するとともに、意思疎通 がスムーズに行えるよう国際防災ボランティアを育成 (2)バリアフリーの観点からの観光振興の推進 ・バリアフリー対応の観光ルートを開発 し、バリアフリーまち歩き MAP を作成・ 配布 ・区内の公共施設、交通施設、公園、公衆 トイレ等のバリアフリー設備情報等を まとめたオンラインによるバリアフリ ーマップを作成 ・スマートフォンアプリ ケーションに防災情報 コンテンツを未整備 ・港区観光協会ホームペ ージに防災情報コンテ ンツを未整備 ・多言語対応したバリア フリーまち歩き MAP を未作成 港区では、港区基本計画の策定や見直しの際に、港区に住み、働き、学ぶ区民等が主体となって、意見 を出し合い、区に提言を行う区民参画組織「みなとタウンフォーラム」を運営しています。 「港区基本計画(平成 27(2015)年度~平成 32(2020)年度)」の後期 3 年の見直しに当たり、 76 人がタウンフォーラムに参加し、街づくり、防災や子育てなどテーマ別の 6 つのグループ会議に分 かれて活動した結果を提言書として取りまとめています。そのうち、観光分野についての主な提言は、次 のとおりです。 図表 41:みなとタウンフォーラムからの観光分野に関する提言の概要 出典:「みなとタウンフォーラム第 4 グループ【産業・国際化・観光・文化分野】提言書」 港区では、5つの地区で区民参画組織を運営し、各地区総合支所の事業に対する提言書を取りまとめ ています。そのうち、観光分野についての主な提言は、次のとおりです。 図表 42:各地区区民参画組織からの観光分野に関する提言の概要 地区 提言内容 芝地区 新虎通り周辺のにぎわいの創出と魅力の発信 麻布地区 六本木の安全・安心の推進、地域とのふれあいを求める外国人への支援 赤坂地区 地域の魅力の発掘・発信、国際交流の促進、赤坂親善大使の認知度向上 高輪地区 商店街マップの配布拡充と広報の強化 芝浦港南地区 お台場発 O・MO・TE・NA・SHI 事業 出典:「港区基本計画・地区版計画書の見直しに向けた提言書」

4 みなとタウンフォーラムからの提言(平成 29(2017)年 3 月)

① 住民や観光客等の相互情報発信、民間の観光情報の活用、Wi-Fi 環境の充実 ② 近隣自治体と連携した取組、情報発信 ③ 来訪者の関心や目的に沿ったプロモーションの展開 ④ 東京 2020 大会に向けた国際体験の取組 ⑤ 多様な文化への理解や多くの来訪者を受け入れる心のゆとりの醸成 ⑥ 観光スポットに魅力的なストーリー、メッセージを設定 ⑦ 集客に効果的な観光ルート設定 ⑧ 観光ボランティアによる観光情報の掘り起こし ⑨ 文化芸術、エンターテイメントの観光資源化 ⑩ 連携自治体とのつながりの活用 ⑪ 施策に対する効果や課題の分析

5 各地区区民参画組織からの提言(平成 29(2017)年 3 月)

(24)

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図表 32:案内表示の内容(わかりやすさ)  出典: 「港区観光動態基礎調査 (日本人来訪者調査) 」 (港区) (2)外国人観光客 ① 港区観光の満足度全体では、 「大変満足」 「満足」 「やや満足」を合わせた割合は 88.8%となり、日本人観光客と比べて、満足度が高いことが分かります。居住地別にみると、「台湾」が最も高く 95.4%となり、次いで、「中国」94.2%、「ヨーロッパ」90.3%の順となっています。一方、「韓国」は 81.6%にとどまっています。 図表 33:港区観光の満足度(居住地別) 0
図表 32:案内表示の内容(わかりやすさ)  (2)外国人観光客 ① 港区観光の満足度 全体では、 「大変満足」 「満足」 「やや満足」を合わせた割合は 88.8%となり、日本人観光客と比べて、 満足度が高いことが分かります。居住地別にみると、 「台湾」が最も高く 95.4%となり、次いで、 「中国」 94.2%、 「ヨーロッパ」90.3%の順となっています。一方、 「韓国」は 81.6%にとどまっています。  図表 33:港区観光の満足度(居住地別)  出典: 「港区観光動態基礎調査 (外国人来訪者調査)

参照

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