• 検索結果がありません。

平たん性と乗り心地の相関性に関する検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "平たん性と乗り心地の相関性に関する検討 "

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

設置した加速度計

クラス 路面の凹凸等の測定方法 IRIの算出方法 1 水準測量

間隔250mm以下の水準測量で縦断プ ロファイルを測定し、QCシミュレーショ ンによりIRIを算出する。

2 任意の縦断 プロファイル測定装置

任意の縦断プロファイル測定装置で 縦断プロファイルを測定し、QCシミュ レーションによりIRIを算出する。

3 RTRRMS(レスポンス型道路 ラフネス測定システム)

RTRRMS(レスポンス型道路ラフネス 測定システム)で任意尺度のラフネス 指数を測定し、相関式によりIRIに変 換する。

4 パトロールカーに乗車した 調査員の体感や目視

パトロールカーに乗車した調査員の 体感や目視によりIRIを推測する。

平たん性と乗り心地の相関性に関する検討

独立行政法人土木研究所 正会員 ○寺田 剛 独立行政法人土木研究所 正会員 久保 和幸

1.まえがき

舗装の乗り心地を評価する IRI(国際ラフネス指数)が注目されている。この IRI は、乗り心地の観点から舗装 路面を評価するための世界共通指標として世界銀行から提案され、世界各国において舗装の供用性能に乗り心地 を取り入れる際の性能指標として採用される傾向にある指標である。日本においては、国土交通省の道路メンテ ナンス技術小委員会からの緊急提言に基づく、「インフラの健全性診断のための総点検」における路面評価や、

高速道路の路面管理における評価等の指標に IRI が活用されている。しかし、我が国においては、「舗装構造に 関する技術基準」や「維持修繕要綱」で、平坦性が定められており、IRI については,研究段階あるいは試験的な 導入段階である.

これまでに、路面性状測定車から求めた平坦性と IRI の換算式1)等が提案されているが、今回、プロフィルメ ータから求めた平坦性(3mσ)と各種方法(ディップステック、MRP、加速度計、路面性状測定車)から求めた IRI 及び乗り心地を評価できる RN(ライドナンバ)との相関性について検討を行ったので報告する。

2.検討方法

平坦性(3mσ)と以下に示す4種類で算出した IRI 及び RN との相関性を調べた。

(1)平たん性の測定方法

平たん性は、既存方法であるタイヤ式のプロフィルメー タを用いて3mσ求めた。

(2)検討した IRI 測定装置と換算方法

IRI を算出する方法は表-1に示したようにクラス1~

4があるが、今回の検討ではクラス1~3に相当する方法と路面性状測定車による方法を検討した。

①ディップステック(写真-1参照)及び MRP(写真-2参照)のプロファイルから IRI に変換

ディップステックは、25cm ピッチごとに縦断プロファイルを測定し、また、MRP はレーザー式で 1cm ピッチ ごとに縦断プロファイルを測定して、クォーターカーシミュレーションソフト(ProVAL 3.2) を用いて IRI を算 出した。ディップステックはクラス1に相当する水準測量で、MRP はクラス2に相当する任意の縦断プロファイ ル測定装置である。

②乗用車の走行輪バネ下に設置した加速度計から IRI に変換(写真-3参照)

あらかじめ水準測量で算出しておいた IRI と加速度から求めた相関式を用いて、測定した加速度から IRI を 算出した。加速度はクラス3に相当する方法である。

③路面性状測定車のプロファイルから IRI に変換(写真-4参照)

表-2に示す7台の路面測定車を用いて各車の条件で縦断プロフィルメータを測定し、IRI を算出した。

(3)RN の算出方法

写真-1

ディップステック

写真-2

MRP

写真-3

加速度計設置状況

写真-4

路面性状測定車の一例

キーワード 路面性状、平坦性、IRI、RN、相関性

連絡先 〒305-8516 茨城県つくば市南原1-6 独立行政法人土木研究所舗装チーム TEL 029-879-6789

表-1 路面の凹凸等の測定方法と IRI の算出方法

土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月)

‑1247‑

Ⅴ‑624

(2)

y = 1.23x + 0.28 R = 0.97

0 2 4 6 8 10 12 14

0 1 2 3 4 5 6

プロフィルメータによるσ(mm)

測定IRI(mm/m)

測定車 A B C D E F G

50 40 30 50

40 30

20 1.5m 20

IRI算出方法のための 縦断プロファイル測定 平坦性測定(3mσ)

測定速度

(Km/h) 計測間隔 測定速度 (Km/h)

50

0.01m 0.1m 0.1m 0.25m

0.1m 0.25m 50

0.25m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m

計測間隔 0.25m 30

40

30 40

RN は、ディップステ ックで計測した縦断プ ロファイルをフィルタ ー処理し、ProVAL 3.2 の IRI 解析ソフトに同 梱された算出ソフトを 利用して算出した。

(4)測定箇所

①舗装走行実験場(大ループ 870m):ディップステック、MRP、

加速度及びRNの相関を求める測定を実施した。10m ごとにデ ータを算出した。

②つくば市内の道路:平たん性のレベルの違う 5 箇所(1 箇所 300m)で路面性状測定車の相関を求める測定を実施した。

3.検討結果

図-1に平たん性とディップステックによる IRI との関係を、図

-2に平たん性と MRP による IRI との関係を、図-3に平たん性と 加速度計による IRI との関係を、図-4 に平たん性とRNの関係を、

図-5に平たん性と路面性状車による IRI との関係を示す。その結 果、相関係数は、ディップステックは 0.88、MRPは 0.87、加速 度計は 0.73、RNは 0.89、路面性状測定車は 0.97 であり、路面 性状測定車がもっとも相関が高く、加速度計が一番低かった。加 速度計が一番低かったのは、加速度計は縦断プロファイルを直接 求めるものではなく、自動車の振動から求めるものであるととも に、あらかじめ別の水準測量で求めた IRI との変換式から推定す るため精度が低いことが原因と思われる。これらのことから、路 面性状測定車やディップステック、MRP から求めた IRI 及び RN は、

0.77 以上と相関が良く、平たん性の代替として有効であることが 分かった。また、平たん性と RN と関係を図-6に示す。相関係数 は 0.88 と高く、どちらも乗り心地の評価として問題ないと思われ る。

4.あとがき

今回、路面性状測定車 やディップステック、

MRP

から求めた

IRI

及 び

RN

は、平たん性の 代替として有効である ことが分かった。しかし、

今回の結果は限定した 路面での結果であるた

め、今後は、更に多くの実道で調査を行い、乗り心地を評価でき る方法を提案する予定である。最後に本調査にご協力頂いた開発 虎ノ門コンサルタント(株)國分様始め関係各位に感謝の意を表し ます。

参考文献

1)舗装性能評価法(平成

25

年版 ):公益社団法人日本道路協会、

平成

25

4

月、p73

y = 0.859x + 0.8596 R= 0.88 0

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

0 2 4 6 8 10 12 14

プステックによるI(mm/m)

平たん性σ (mm)

y = 0.8058x + 1.0372 R = 0.88 0

2 4 6 8 10 12 14

0 5 10

MRPによるI(mm/m)

平たん性σ (mm)

y = 0.345x + 2.43 R = 0.73 0.0

1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0

0 2 4 6 8 10 12 14

加速度計によ(mm/m)

平たん性σ (mm)

y = 3.9195e-0.19x R= 0.89

0 1 2 3 4 5

0 5 10

RN

平たん性σ (mm)

y = 4.6623e-0.22x R= 0.88

0 1 2 3 4 5

0 5 10 15

RN

I R I (mm/m)

図-1 σとディップステックによる IRI との関係

図-2 σと MRP による IRI との関係

図-4 σと RN との関係

図-5 平たん性と路面性状車による IRI の関係 表-2 路面性状測定車の測定条件

図-6 IRI と RN との関係 図-3 σと加速度によるIRIとの関係

土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月)

‑1248‑

Ⅴ‑624

参照

関連したドキュメント

身体的要因については,作業療法士が測定者,保健師 補助者となってデータ収集した.筋力は握力と膝伸展時

中村:クルマエビの神経分泌に関する研究一Ⅸ 4

下部せん断箱にGMをセットし,右端を固定する. GMのサイズは240 mm×450 mmである.上部せん断箱

経験者が非常に少ない状態であった。一 方、HPLC 測定は検査、測定機関におい

垂直位を保つように指示し,両上肢はベッド上につ かせた.この時,非測定側下肢が台上に接地した状 態で測定を実施した(図 )

これらの結果を見る限りでは,明らかに N R

本研究ではダイレクト型スラリーアイス生成装置の構造

性能の評価結果 (1) 舗装路面としての基本的な性能 1) 平たん性(縦断凹凸量の標本標準偏差σ) (ⅰ) 測定方法