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都市間高速道路と都市高速道路の 交通容量に関する比較考察

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Academic year: 2022

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(1)

都市間高速道路と都市高速道路の 交通容量に関する比較考察

石田 貴志 1 ・松下雅行 2 ・割田博 3 ・Jian XING 4 ・野中康弘 5

1

正会員 株式会社道路計画(〒

170-0013

東京都豊島区東池袋

2-13-14

マルヤス機械ビル)

E-mail: [email protected]

2

非会員 首都高速道路株式会社(〒

100-8930

東京都千代田区霞が関

1-4-1

日土地ビル)

E-mail: [email protected]

3

正会員 首都高速道路株式会社(〒

100-8930

東京都千代田区霞が関

1-4-1

日土地ビル)

E-mail: [email protected]

4

正会員 株式会社高速道路総合技術研究所(〒

194-8508

東京都町田市忠生

1-4-1

E-mail: [email protected]

5

正会員 株式会社道路計画(〒

170-0013

東京都豊島区東池袋

2-13-14

マルヤス機械ビル)

E-mail: y_nonaka @doro.co.jp

階層区分に応じた道路交通サービスを提供するにあたっては,道路の持つ機能を明確にすることが必須 である.とりわけ,トラフィック機能が卓越した高速道路においては,渋滞を抑制し高速移動を担保する ことが求められることから,計画・設計時に交通容量を把握していることが重要である.しかし,道路構 造が大きく異なる都市間高速道路と都市高速道路において,統一的な交通容量判読方法を基にした比較は なく,これらの差異は不明である.また,従来都市高速道路では合流を原因とした渋滞が多かったが,近 年では放射道路の下り線や中央環状線において,サグ渋滞もみられるようになった.本稿では,サグ部の 渋滞を対象として,統一的な交通容量判読手法に基づき,都市間高速道路と都市高速道路の交通容量を渋 滞発生時交通量

/

渋滞発生後捌け交通量に区分して比較するとともに,交通容量の変動要因について考察 する.

Key Words : highway capacity, traffic congestion, interurban expressways, urban expressways

1.

はじめに

階層区分に応じた道路交通サービスを提供するにあた っては,道路の持つ機能を明確にすることが必須である.

とりわけ,トラフィック機能が卓越した高速道路におい ては,渋滞を抑制し高速移動を担保することが求められ ることから,計画・設計時に交通容量を把握しているこ とが重要である.しかし,道路構造が大きく異なる都市 間高速道路と都市高速道路において,統一的な交通容量 判読方法を基にした比較はなく,これらの差異は不明で ある.また,従来都市高速道路では合流を原因とした渋 滞が多かったが,近年では放射道路の下り線や中央環状 線において,サグ渋滞もみられるようになった.

本稿では,サグ部の渋滞を対象として,統一的な交通 容量判読手法に基づき,都市間高速道路と都市高速道路

の交通容量を渋滞発生時交通量/渋滞発生後捌け交通量 に区分して比較するとともに,交通容量の変動要因につ いて考察する.

2.

分析方法

(1) 交通容量の判読方法

都市間高速道路における交通容量の判読方法を明確に 示したのは,平成7年度~10年度に(社)交通工学研究 会内に設けられた「高速道路の交通容量に関する調査検 討委員会(委員長:越正毅 日本大学理工学部教授)」

である.それらをまとめた報告書

1)

や岡村ら

2)

によると,

渋滞発生時交通量は渋滞発生直前の15分間フローレート,

渋滞発生後捌け交通量は渋滞流中のフローレートと定義

1

(2)

し,観測値として議論することとなった(図-1).

当委員会で渋滞発生時交通量を15分間フローレートと したのは,複数ボトルネックを対象に図-2に示す5種類 のフローレートを判読した結果,最も主観の値に近いの は15分間フローレートであること,主観の最頻値は15分 間であったためとしている

2), 3)

本研究では,この方法に従い判読した交通容量をもと に,都市間高速道路と都市高速道路を比較考察する.

(2) 交通容量の比較分析方法

都市間高速道路の交通容量は,筆者らが実施した既往 研究の結果を使用する

4)

.一方,都市高速道路について は,首都高速道路のボトルネックを対象に,交通量速度 変動図より日々の交通容量を判読する.これらの交通容 量は渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量に区分し た上で,影響要因別の比較分析を行う.

なお,交通容量に与える影響要因として,降雨の有無 や明暗があることが知られている

4), 5)

.本研究において も,影響有無や影響度合いを分析するため,以下にこれ ら影響要因の区分方法を示す.

降雨のデータは,気象庁のホームページに掲載されて いる1時間毎の降雨量とする.具体的には,分析対象地

-1

渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量の判読方法

1)

-2

渋滞発生時交通量算出にあたっての比較対象

3)

図-3 都市間高速道路の対象箇所

表-1 都市間高速道路の対象箇所

名称 kp

1 上河内SA付近 109.100 110.075 H21.7.17~H22.7.15 2 塩谷BS付近 114.700 115.682 H11.7.15~H18.3.31 3 荒川橋付近 116.700 117.610 H11.7.15~H18.3.31 4 矢板IC付近 118.600 119.672 H11.7.15~H18.3.31

5 上河内SA付近 110.900 110.071 H18

6 前橋IC付近 92.100 92.990 H19~H23

7 群馬BS付近 95.700 96.700 H19~H23

8 渋川伊香保IC付近 101.900 102.850 H19~H23.3.16

9 群馬BS付近 95.700 94.800 H19~H22

10 貝塚IC付近 27.000 26.340 H15・H18

11 穴川中IC付近 24.700 26.340 H18

12 深大寺BS 4.700 5.110 H17

13 調布IC合流 6.700 6.310 H17

14 国立府中IC 15.100 16.160 H17

15 小仏TN 37.900 40.430 H17

16 上野原IC 49.300 48.090 H17

17 日野BS 20.710 19.700 H17

18 元八王子BS 32.810 30.700 H17

19 四日市IC付近 60.500 58.540 H21.3~H22.2

20 67kp付近 66.000 67.170 H21.3~H22.2

21 68kp付近 68.200 69.200 H21.3~H22.2

22 岡崎IC付近 291.400 292.340 H18

23 295kp付近 295.400 296.430 H18

24 岩津BS付近 299.400 300.420 H18

25 豊田JCT付近 303.200 302.150 H18

26 日進地区 319.400 320.370 H18

27 295kp付近 295.400 294.430 H18

28 297kp付近 297.400 296.440 H18

29 豊田JCT付近 304.000 302.150 H18

30 312kp付近 313.100 312.010 H18

31 東郷PA付近 319.400 318.350 H18

32 蝉丸TN 476.560 476.220 H23

33 ケンカ山 485.320 486.250 H23

34 旧山科BS 483.420 480.500 H23

35 近畿道 新幹線交差 5.750 5.060 H20.1~3

36 九州道 広川IC先 110.000 111.520 H23

※  は都市近郊部(平日型)のボトルネック   東名

名神 京葉道路

中央道

東名阪道 No. 路線 上下

関越道

ボトルネック名称 対象車両

感知器(kp) 対象期間

東北道

(3)

点に最も近い気象観測所を選定した上で,交通容量を算 出した対象時間のうち1時間でも0.5mm以上の降雨があ った場合を降雨時とする.

明暗については,昼・薄暮・夜に区分することで分析 する.理科年表の日出・日入時刻より季節別に日出・日 入時刻を30分単位で丸めた上で前後30分を薄暮とする

(例えば冬の日出が6:00~7:00の場合,5:30~7:30を薄暮 とする).

3.

対象箇所の概要

(1)

都市間高速道路

都市間高速道路の分析対象箇所は,前述の先行研究

4)

で対象とした55箇所のうち,片側車線数が2車線の36箇 所とする(前頁図-3および表-1).なお,これらボトル ネックの渋滞原因はサグやトンネルである.

(2)

都市高速道路

都市高速道路の分析対象箇所は,図-4および表-2に示 す5箇所とする.これらは,いずれも片側車線数が2車線 である.

No.1の池尻付近(下)は,池尻入口~三軒茶屋出口間

にボトルネックがあり,サグが原因と考えられている.

午前と午後に渋滞が発生する.

-4

都市高速道路の対象箇所(首都高速道路)

-2

都市高速道路の対象箇所(首都高速道路)

No.2の高井戸付近(下)は,永福入口~高井戸出口の

サグが原因と考えられており,夕方から夜間にかけて渋 滞が発生する.

No.3の鹿浜橋付近(上)は,東領家出口~鹿浜橋入口

のサグが原因と考えられている.朝に渋滞が発生するが,

下流側の江北JCTの渋滞が延伸することも多く,鹿浜橋 付近の渋滞発生後捌け交通量が判読可能な時間帯は短い.

No.4の千住新橋付近(内)は,千住新橋入口~扇大橋

出口のサグが原因と考えられており,午後に渋滞が発生 することが多い.

No.5の扇大橋付近(外)は,扇大橋入口~千住新橋出

口のサグが原因と考えられており,午後に渋滞が発生す ることが多い.

4.

交通容量の比較分析

(1)

全体傾向

図-5は,都市間高速道路と都市高速道路の交通容量に ついて,無降雨時の全時間帯を対象に,渋滞発生時交通 量と渋滞発生後捌け交通量に区分して整理した結果であ る.図中のサンプル数は分析対象としたボトルネック数 と一致し,1サンプルを構成する値は各ボトルネックで 日々観測された交通容量の平均値である.

渋滞発生時交通量についてみると,都市間高速道路

(計)における36ボトルネックの平均値は3,334台である.

都市高速道路の平均値は3,137台/時であり,都市間高速 道路(計)より197台/時(6%)低い.

都市間高速道路は,都市近郊で平日に渋滞が発生する ボトルネックの交通容量が高いことから,「都市近郊」

と「地方部」に区分する.なお,都市近郊のボトルネッ クは前頁の表-1を参照されたい.都市近郊は3,574台/時,

地方部は3,142台/時であった.都市高速道路の渋滞発生 時交通量は,都市間高速道路(都市近郊)より437台/時

(12%)低く,都市間高速道路(地方部)と同様である.

渋滞発生後捌け交通量は,都市間高速道路(都市近郊)

が3,217台/時で最も高く,次いで都市高速道路の2,915台/

時(▲302台/時,▲9%),都市間高速道路(地方部)の

2,731台/時(▲486台/時,▲15%)である.

図-5 交通容量(無降雨・全時間帯)

1 3号渋谷線 池尻付近 5.830 H26.9~H26.10

2 4号新宿線 高井戸付近 11.760 H26.9~H26.10

3 川口線 鹿浜橋付近 2.870 H26.9~H26.10

4 中央環状線 千住新橋付近 33.940 H26.9~H26.10

5 中央環状線 扇大橋付近 33.050 H26.9~H26.10

No. 路線 上下 対象車両

感知器(kp) 対象期間 ボトルネック名称

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

3334 3574

3142 3137

2947 3217

2731 2915 2000

3000 4000 5000 6000

都市間 (計) N=36

都市間 (都市近郊)

N=16 都市間 (地方部)

N=20 都市

N=5 都市間

(計) N=36

都市間 (都市近郊)

N=16 都市間 (地方部)

N=20 都市

N=5

凡例 最大値 85%タイル値 15%タイル値 平均値 最小値

3

(4)

図-6 明暗別交通容量(無降雨)

(2)

明暗別

前述の分析結果は,明暗を考慮していない.都市間高 速道路と都市高速道路における交通容量の大小関係につ いて考察するため,図-6に昼・薄暮・夜別の交通容量を 示す.夜の都市高速道路において,渋滞発生時交通が観 測されていないものの,全ての区分において渋滞発生時 交通量は,都市間高速道路(都市近郊)>都市間高速道 路(地方部)≒都市高速道路であり,渋滞発生後捌け交 通量は,都市間高速道路(都市近郊)>都市高速道路>

都市間高速道路(地方部)という大小関係になっている.

5.

交通容量の影響要因分析

(1)

渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量 図-7は渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量を比

図-7 渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量の関係

(無降雨・全時間帯)

※分析サンプル数が3サンプル以上の地点を対象

図-8 無降雨・降雨別の交通容量比較結果(全時間帯)

較したものである.プロットは,1つのボトルネックに おける当該区分の平均交通容量である.また,図中に記 載した数値は,各ボトルネックの渋滞発生時交通量に対 する渋滞発生後捌け交通量の低下率について平均したも のである.渋滞発生後捌け交通量は渋滞発生時交通量よ り低く,その減少率をみると,都市間高速道路は10~

13%であるのに対し,都市高速道路は7%である.都市

高速道路は,渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量 の差が小さいと考えられる.

(2)

降雨

無降雨・降雨別の交通容量比較結果を図-8に示す.渋滞発生 時交通量は,都市間・都市高速道路にかかわらず無降雨時に比 べて降雨時の方が7%低い.また,渋滞発生後捌け交通量は

6~8%低い.都市間高速道路と都市高速道路の減少率に

大きな差はなく,降雨による影響は同程度と考えられる.

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 渋

滞 発 生 後 捌 け 交 通 量( 台

/ 時)

渋滞発生時交通量(台/時)

都市部(N=16) 地方部(N=20)

▲10.0%

▲13.1%

都市間高速道路

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 渋

滞 発 生 後 捌 け 交 通 量( 台

/ 時)

渋滞発生時交通量(台/時)

都市高速道路(N=5)

▲7.0%

都市高速道路

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 降

雨( 台

/ 時)

無降雨(台/時)

都市部(N=11) 地方部(N= 9)

▲7.1%

▲7.4%

渋滞発生時交通量(都市間)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 降

雨( 台

/ 時)

無降雨(台/時)

都市高速道路(N=5)

▲7.4%

渋滞発生時交通量(都市)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 降

雨( 台

/ 時)

無降雨(台/時)

都市部(N=12) 地方部(N=13)

▲7.7%

▲6.1%

渋滞発生後捌け交通量(都市間)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 降

雨( 台

/ 時)

無降雨(台/時)

都市高速道路(N=5)

▲5.9%

渋滞発生後捌け交通量(都市)

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

3357 3597

3180 3132 3001 3279

2811 2953

2000 3000 4000 5000 6000

都市間 (計) N=33

都市間 (都市近郊)

N=14 都市間 (地方部)

N=19 都市

N=5 都市間

(計) N=32

都市間 (都市近郊)

N=13 都市間 (地方部)

N=19 都市

N=5

凡例 最大値 85%タイル値 15%タイル値 平均値 最小値

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

3290 3533

3048 3151

2902 3135

2730 2950 2000

3000 4000 5000 6000

都市間 (計) N=28

都市間 (都市近郊)

N=14 都市間 (地方部)

N=14 都市

N=5 都市間

(計) N=33

都市間 (都市近郊)

N=14 都市間 (地方部)

N=19 都市

N=5

凡例 最大値 85%タイル値 15%タイル値 平均値 最小値

薄暮

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

2863 3073

2759 2754 3014

2520 2869

2000 3000 4000 5000 6000

都市間 (計)

N=3 都市間 (都市近郊)

N=1 都市間 (地方部)

N=2 都市

N=0 都市間

(計) N=19

都市間 (都市近郊)

N=9 都市間 (地方部)

N=10 都市

N=4

凡例 最大値 85%タイル値 15%タイル値 平均値 最小値

(5)

(3)

明暗

図-9は,昼と薄暮,昼と夜の交通容量を比較した結果 である.昼と薄暮をみると,都市間高速道路は渋滞発生 時交通量,渋滞発生後捌け交通量ともに薄暮が2~4%低 下しているのに対し,都市高速道路は1%未満であり,

影響は小さい.また,昼と夜を みると,都市間高速道 路は7~10%低下しているが,都市高速道路は3%にとど まる.総じて,都市高速道路は,明暗の影響が小さいと いえる.

≪昼と薄暮の比較≫

≪昼と夜の比較≫

※分析サンプル数が3サンプル以上の地点を対象

図-9 明暗別の交通容量比較結果(無降雨)

6.

個別ボトルネックに着目した交通容量分析

これまでは,1つのボトルネックに対して平均交通容 量を与えることで,マクロ的に交通容量を分析した.こ こでは,都市間高速道路(都市近郊),都市間高速道路

(地方部),都市高速道路の3区分に対し,代表的かつ 交通容量が平均的なボトルネックを各1つ選定し,日々 の交通容量に基づく分析を行うことで,更なる考察を加 える.なお,選定したボトルネックは表-3のとおりであ り,無降雨・昼を対象とする.

(1)

ばらつき

図-10は各ボトルネックの交通容量分布である.渋滞 発生時交通量,渋滞発生後捌け交通量とも,都市間高速 道路に比べて,都市高速道路のばらつき(標準偏差)が 小さい.都市高速道路の交通容量は,都市間高速道路に 比べて安定している.

-3

個別ボトルネックに着目した交通容量分析の対象箇所

-10

交通容量分布(無降雨・昼)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 累

加 構 成 率 (

% )

渋滞発生後捌け交通量(台/時)

都市間(都市近郊)

:N=598 都市間(地方部)

:N=14 都市

:N=21

渋滞発生後捌け交通量

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 累

加 構 成 率 (

% )

渋滞発生時交通量(台/時)

都市間(都市近郊)

:N=441 都市間(地方部)

:N=15 都市

:N=14

渋滞発生時交通量

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 薄

暮( 台

/ 時)

昼(台/時)

都市高速道路(N=5)

+0.7%

渋滞発生時交通量(都市)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 薄

暮( 台

/ 時)

昼(台/時)

都市高速道路(N=5)

±0.0%

渋滞発生後捌け交通量(都市)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 夜(

/ 時)

昼(台/時)

都市高速道路(N=0) 渋滞発生時交通量(都市)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 夜(

/ 時)

昼(台/時)

都市高速道路(N=4)

▲2.8%

渋滞発生後捌け交通量(都市)

単位:台/時

諸元 都市間

(都市近郊) 都市間 (地方部) 都市

最小値 2492 2904 2884

15%タイル値 3400 2993 3072

平均値 3612 3234 3195

85%タイル値 3824 3500 3361

最大値 4308 3612 3396

標準偏差 232 227 153

サンプル数 441 15 14

単位:台/時

諸元 都市間

(都市近郊) 都市間 (地方部) 都市

最小値 2565 2426 2820

15%タイル値 3218 2708 2897

平均値 3427 2812 3001

85%タイル値 3636 2978 3096

最大値 3806 3003 3150

標準偏差 197 156 92

サンプル数 598 14 21

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 薄

暮( 台

/ 時)

昼(台/時)

都市部(N=12) 地方部(N=14)

▲2.2%

▲3.1%

渋滞発生時交通量(都市間)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 薄

暮( 台

/ 時)

昼(台/時)

都市部(N=11) 地方部(N=19)

▲3.8%

▲2.8%

渋滞発生後捌け交通量(都市間)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 夜(

/ 時)

昼(台/時)

都市部(N= 1) 地方部(N= 1)

▲10.2%

▲6.9%

渋滞発生時交通量(都市間)

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 夜(

/ 時)

昼(台/時)

都市部(N= 7) 地方部(N= 9)

▲8.1%

▲8.7%

渋滞発生後捌け交通量(都市間)

当該BN 平均

当該区 分 平均

当該BN 平均

当該区 分

都市間高速道路

平均

(都市近郊) 京葉道路 貝塚IC付近 3,612 3,597 3,427 3,279 都市間高速道路

(地方部) 東北道 塩谷BS付近 3,234 3,180 2,812 2,811 都市高速道路 中央環状線 扇大橋付近 3,195 3,132 3,001 2,953

※交通容量は無降雨・昼を対象

渋滞発生時交通量 (台/時) 区分 路線 上下 ボトルネック

名称

渋滞発生時交通量 (台/時)

5

(6)

図-11 交通容量集計時の平均大型車混入率(無降雨・昼)

※小型車換算係数は1.7

図-12

PCU

にみる交通容量分布(無降雨・昼)

-13

大型車混入率と交通容量の関係(無降雨・昼)

(2)

大型車混入率

対象とした

3

ボトルネックの交通容量を集計した際の 平均大型車混入率を図-11に示す.なお,車両感知器で 検知する大型車は,都市間高速道路で車長

5.5m,都市

高速道路で

6.0mである.都市間高速道路(都市近郊)

10%,都市間高速道路(地方部)は 4~5%,都市高速

道路は

19~22%であった.都市高速道路は平均的に大型

車が多い.

大型車の影響をみるため,日々の交通容量について大 型車を小型車換算する.図-12に示すPCUでみると,渋 滞発生時交通量,渋滞発生後捌け交通量ともに,大小関 係は,都市間高速道路(都市近郊)>都市高速道路>都 市間高速道路(地方部)であり,実台数と概ね同様の傾 向である.

なお,図-13の大型車混入率と交通容量の関係では負 の相関があり,大型車混入率が高いほど交通容量が低く なる傾向にあるものの,それ以上に同一混入率の中での 交通容量の分散の大きさが目立つ.

7.

まとめと今後の課題

本研究では,交通量速度変動図より判読した日々の交 通容量(渋滞発生時交通量と渋滞発生後捌け交通量)に ついて,都市間高速道路と都市高速道路の片側2車線道 路を比較分析した.その結果,渋滞発生時交通量の大小 関係は,都市間高速道路(都市近郊)>都市間高速道路

(地方部)≒都市高速道路であり,渋滞発生後捌け交通 量は,都市間高速道路(都市近郊)>都市高速道路>都 市間高速道路(地方部)であることを確認した.都市高 速道路は,大型車混入率が高いものの,PCUで比較して も同様の傾向であり,交通容量の差は大型車混入率以外 の道路構造や車群形成状況が影響していると考えられる.

また,都市高速道路の交通容量について,都市間高速 道路との比較から整理すると,渋滞発生時交通量に対す る渋滞発生後捌け交通量の低下量は,都市間高速道路に 比べて都市高速道路の方が低い.降雨の影響は同程度で あるが,明暗(昼・薄暮・夜)の影響は都市高速道路は 小さい.そもそも,都市高速道路は日々の交通容量の分 散が小さく,安定的であることを確認した.

今後は,更なる都市高速道路の交通容量分析を行い,

比較サンプル数を増やすことで,都市間高速道路と都市 高速道路の道路幾何構造(幅員や路肩等の横断方向、サ グを構成する勾配等の縦断方向)の影響を比較考察する 必要がある.また,都市高速道路については,片側3車 線道路の分析も必要である.これらをもとに,性能照査 型道路設計を行う際の基礎的な知見を蓄積することが望 まれる.

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

9.9

4.8

21.7

10.4

4.4

19.1

0 5 10 15 20 25 30

都市間 (都市近郊)

N=441

都市間 (地方部)

N=15 都市 N=14

都市間 (都市近郊)

N=598

都市間 (地方部)

N=14 都市 N=21

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 累

加 構 成 率 (

% )

渋滞発生時交通量(PCU/時)

都市間(都市近郊)

:N=441 都市間(地方部)

:N=15 都市

:N=14

渋滞発生時交通量

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 累

加 構 成 率 (

% )

渋滞発生後捌け交通量(PCU/時)

都市間(都市近郊)

:N=598 都市間(地方部)

:N=14 都市

:N=21

渋滞発生後捌け交通量

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000

0 10 20 30 40

渋 滞 発 生 時 交 通 量( 台

/ 時)

大型車混入率(%)

都市間(都市近郊)

:N=441 都市間(地方部)

:N=15 都市

:N=14

渋滞発生時交通量 渋滞発生後捌け交通量

2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000

0 10 20 30 40

渋 滞 発 生 後 捌 け 交 通 量( 台

/ 時)

大型車混入率(%)

都市間(都市近郊)

:N=598 都市間(地方部)

:N=14 都市

:N=21 単位:PCU/時

諸元 都市間

(都市近郊) 都市間 (地方部) 都市

最小値 2562 3036 3125

15%タイル値 3608 3106 3447

平均値 3861 3341 3680

85%タイル値 4103 3559 3893

最大値 4624 3713 3988

標準偏差 254 222 245

サンプル数 441 15 14

単位:PCU/時

諸元 都市間

(都市近郊) 都市間 (地方部) 都市

最小値 2592 2454 3031

15%タイル値 3382 2742 3157

平均値 3676 2900 3403

85%タイル値 3926 3079 3658

最大値 4182 3127 3679

標準偏差 246 189 199

サンプル数 598 14 21

(7)

参考文献

1)

日本道路公団: 都市間高速道路の交通容量マニュアル

(平成

11

年版)作成業務報告書

,

日本道路公団技術 部, 2000.

2)

岡村秀樹, 渡辺修治, 泉正之: 高速道路単路部の交通容 量に関する調査研究(上), 高速道路と自動車, Vol.44,

No.2, pp.31-38, 2001.

3)

(社)交通工学研究会: 平成

7

年度~平成

10

年度 高 速道路の交通容量に関する調査検討報告書(日本道路 公団委託)

,

(社)交通工学研究会

, 1999.

4)

石田貴志

, Jian XING:

都市間高速道路における交通容

量の現状と課題, 土木計画学研究・講演集, Vol.47,

2013.

5)

割田博, 赤羽弘和, 船岡直樹, 岡村寛明, 森田綽之: 首都 高速道路におけるキャパシティボールの抽出とその 特性分析, 土木計画学研究・講演集, Vol.29, 2004.

(2015. 4. 24 受付)

A STUDY ON THE COMPARISON OF TRAFFIC CAPACITY OF URBAN AND INTERURBAN EXPRESSWAYS

Takashi ISHIDA, Masayuki MATSUSHITA, Hiroshi WARITA, Jian XING and Yasuhiro NONAKA

7

参照

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清水建設株式会社 正会員 ○山田 竜太郎, 東京都水道局 正会員 加藤 卓 東京都水道局 正会員 齊藤 恭央, 清水建設株式会社 正会員 古川 美典

首都高速道路(株)     正会員  ○蒲  和也    首都高速道路 ( 株 )     正会員    永田  佳文 日本大学道路(株)     正会員    前島 

都市計画道路整備計画の対象道路.

1 134 東京・神奈川 東名高速道路 上り 海老名 JCT ~横浜町田 2 126 神奈川・東京 東名高速道路 上り 東名川崎~東京 3 1₀7 神奈川・東京 東名高速道路 下り 横浜町田~海老名