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フィリピンの投資環境 政治 外交 軍事 政体フィリピンの政体は 行政府の長としての大統領を元首とする立憲共和制である 三権分立制度が確立されているほか 公務員の不正や汚職を調査 訴追するオンブズマン制度が 1987 年に設置され 行政監察院 ( オンブズマン事務局 ) が独立機関としてその任にあたっ

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フィリピンの投資環境

政治、外交、軍事

政体

フィリピンの政体は、行政府の長としての大統領を元首とする立憲共和制である。三権分立制 度が確立されているほか、公務員の不正や汚職を調査、訴追するオンブズマン制度が 1987 年に設 置され、行政監察院(オンブズマン事務局)が独立機関としてその任にあたっている。

元首

フィリピンの大統領は、国民による直接選挙によって選ばれ、任期は 6 年で再選は禁止されて いる。大統領には、閣僚や大使等の任命権、裁判官任命権、軍の統帥権、戒厳令発令権、恩赦、予 算案提出権、法案の拒否権がある。 2017 年 12 月時点でのフィリピン国家元首は、2016 年 5 月の選挙で当選 し、同年 6 月 30 日に就任したロドリゴ・ドゥテルテ大統領である(任期は 2022 年 6 月末まで)。ドゥテルテ大統領は、フィリピン南部のミンダナオ島 にある最大都市ダバオの市長を合計 7 期 21 年務め、凶悪犯罪が横行してい た同市の治安を劇的に改善させるとともに汚職撲滅を推進した実績を持つ。 ダバオ市で成果を挙げた犯罪と汚職の撲滅を全国で展開することを主な公 約に掲げ、市長としてリーダーシップを発揮した経験や政策を実現に移す政 治的実行力から変化を求める国民の支持を得て第 16 代大統領に選出されて いる。ドゥテルテ大統領の経済方針は「社会経済アジェンダ 10 項目」として 以下の内容が公表されている。 ① 財政、金融及び貿易政策を含む現行のマクロ経済政策の維持・継続 ② 累進的かつ効率的な税制改革と税務強化 ③ 外資規制緩和による産業の競争力強化 ④ インフラ投資支出の加速 ⑤ 地方振興(農業部門と地方企業の生産性向上や観光推進) ⑥ 土地管理強化(土地所有保障と管理体制の改善) ⑦ 人的資源開発(観光と保健の拡充、雇用に見合う技能訓練) ⑧ 科学技術やクリエイティブ・アートの促進 ⑨ 社会保障プログラムの改善(貧困者向けの現金給付など) ⑩ 家族計画の推進(家族計画、出産計画、性の多様性の受容と理解、それらを促進させるた めの教育の充実を 4 本柱に 2012 年にリプロダクティブ・ヘルス法が施行されている。)

国会

フィリピンの国会は上・下二院制となっている。上院は最大で 50 議席、任期は 6 年で、連続三 選は禁止されている。下院は最大で 200 議席、任期 3 年で、連続四選は禁止されている。下院の 286 議席のうち、小選挙区の議席が 229、政党リスト制(比例代表制)が最大 57 議席となってい る。国会には、大統領弾劾権、戒厳令取消し権、閣僚や政府高官の人事承認権などがある。条約 の批准を行うのは上院である。 ドゥテルテ大統領

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第 2 章 政治、外交、軍事 図表 2-1 フィリピンの国会概略 定員 任期 選挙規定等 被選挙権 主な権限 上院 50 6 年 三選禁止 全議席全国区 フィリピン国籍、 読み書き可、35 歳以上、 2 年以上居住 条 約 批 准 権 、 弾 劾 権 、 戒 厳 令 取 消 権 、 閣 僚 や 政府高官の人事承認権等 下院 200 3 年 四選禁止 全議席の 20%は政党リ スト制 、それ 以外は 小 選挙区制 フィリピン国籍、 読み書き可、25 歳以上、 1 年以上居住 予算・関税・公債起債に 係 る 法 案 起 草 、弾 劾 発 議等

内閣

フィリピンの内閣は、大統領、副大統領、官房長官、大臣等から構成される。 図表 2-2 フィリピン閣僚名簿(2018 年 6 月 15 日時点) 役職 氏名 大統領 ロドリゴ・ドゥテルテ 副大統領 レニー・ロブレド 官房長官 サルバトール・メディアルディア 大統領府長官 レオンシオ・エバスコ 農地改革大臣 ロサリナ・ビストヨング 農業大臣 エマヌエル・ピニョール 予算管理大臣 ベンジャミン・ディオクノ エネルギー大臣 アルフォンソ・クスィ 環境天然資源大臣 ロイ・シマツ 教育大臣 レオノア・ブリオネス 財務大臣 カルロス・ドミンゲス 外務大臣 アラン・ピーター・カエタノ 保健大臣 フランシスコ・ドゥケ 3 世 司法大臣 ヴィタリアノ・アギーレ 労働雇用大臣 シルベストレ・ベリョ 3 世 国防大臣 デルフィン・ロレンザーナ 公共事業道路大臣 マーク・ビリヤール 科学技術大臣 フォートゥナト・デラ・ペニャ 社会福祉開発大臣 ヴァージニア・オロゴ 貿易産業大臣、BOI 長官 ラモン・ロペス 内務自治大臣 カタリノ・クイ 観光大臣 ワンダ・コラソン・テオ 運輸通信大臣 アーサー・トゥガーデ 国家経済開発庁長官 アーネスト・ペルニア フィリピン経済特区(PEZA)長官 チャリト・プラザ 大統領首席補佐官 クリストファー・ゴー 広報業務担当大臣 マーティン・アンダナール 平和プロセス担当大統領顧問 ヘスス・ドュレーザ 大統領報道官 エルネスト・アベリャ 大統領首席法律顧問 サルバドル・パネロ 国家安全保障会議議長 ヘルモヘネス・エスペロン (出所)ジェトロ資料より作成

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フィリピンの投資環境

政党

フィリピンは多党制である。単独で政権を担える政党はなく、選挙の度に様々な連立グループ が形成されてきた。 2016 年 5 月の大統領選において選出されたドゥテルテ大統領が所属する政党は、PDP・ラバン 党である。選挙後、ナショナリスタ党、ラカス党及び民族主義国民連合と連立政権の樹立につい て合意している。その後、国民統一党も連立政権に加わっている。 自由党は、下院においては 116 の議席を有し、議会における大きな影響力を持っている。自由 党は野党であるものの、多くの同党所属議員は PDP・ラバン党との連携及び将来的な連立に向け ての支援について言及している。 図表 2-3 フィリピンの主要な政党 陣営 政党名 主要メンバー 下院 議員数 上院 議員数 与党連合 Nacionalista Party (NP) (ナショナリスタ党)

• Alan Peter Cayetano (Senator)

• Cynthia Villar (Senator) 23 3 Nationalist People’s Coalition

(NPC)

(民族主義国民連合)

• Win Gatchalian (Senator)

• Loren Legarda (Senator) 42 3 Laban ng Demokratikong

Pilipino (LDP) (民主の力)

• Sonny Angara (Senator)

2 1 Partido Demokratiko Pilipino

(PDP・Laban) (PDP・ラバン党)

• Rodrigo Duterte (President) • Aquilino Pimentel Ⅲ (Senate

President)

3 1 Lakas-Christian Muslim

Democrats (Lakas-CMD) (ラカス党)

• Danilo E. Suarez (Minotiry Floor

Leader) 4 0

National Unity Party (NUP) (国民統一党) • Albert Garcia • Roberto Puno 23 0 野党連合 Liberal Party (LP) (自由党)

• Leni Robredo (Vice-President)

• Franklin Drilon (Senator) 116 6 United Nationalist Alliance

(UNA)

(統一国民連合)

• Nancy Binay (Senator)

• Manny Pacquiao (Senator) 11 4 Akbayan • Risa Hontiveros (Senator) 0 1 (出所)各政党ホームページ等より作成

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第 2 章 政治、外交、軍事

行政単位

フィリピンの行政単位は、Region と呼ばれる 15 の行政区、National Capital Region (NCR)又は Metro Manila と呼ばれるマニラ首都圏、1 つの自治区(ムスリム・ミンダナオ自治区)、1 つの行政 地域(コルディリエラ行政地域)という、計 18 の行政管区に分けられている。 図表 2-4 フィリピンの行政区分 (出所)アジア経済研究所編『アジア動向年報 2017』の図を引用 URL:http://hdl.handle.net/2344/00049011 地方自治機構としては、日本の県にあたる州(Province)が 81 州あり、その下に州を構成する 市(City)又は町(Municipality)がある。市や町の下には、更にバランガイと呼ばれる最小自治単 位があり、バランガイの長(バランガイ・キャプテン)や評議員も住民による選挙で選出される。

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フィリピンの投資環境 図表 2-5 各行政単位の数 区分 数 Region(リージョン) 18 Province(州) 81 City(市) 145 Municipality(町) 1,489 Barangay(バランガイ) 42,036 (注)2016 年 12 月末日時点 (出所)ジェトロ「アジア動向年報 2017 年版」より作成

司法

9 現行のフィリピン憲法は 1987 年に制定されたものである。この憲法は、1986 年にエドサ革命 によってマルコス権威主義体制が崩壊した翌年の 1987 年 2 月、国民投票による承認を経て制定さ れた。長期にわたる権威主義的な独裁政権であったマルコス体制への反省から、1987 年憲法には 大統領の権限集中を排除し、司法府の独立性を制度的に補完する条項が加えられた。 フィリピンの司法システムは、最高裁判所の下に控訴裁判所、地方裁判所、都市圏裁判所や町 (Municipality)レベルの裁判所という 3 階層の下級裁判所を持つ 4 つの階層で構成されている。 また、その他に特別裁判所として、汚職など公務員による犯罪を扱う公務員特別裁判所(サンディ ガンバヤン)や、憲法の規定によって設けられた公務員委員会、選挙委員会、会計検査委員会な ども準司法機関として位置づけられている。これらの委員会は、憲法によって各々の所轄事項に 対しては調停及び仲裁に関する権限を付与されている。 9 司法に関しては、全般的に知花いづみ「フィリピンにおける司法制度の枠組み」(ジェトロ アジア経済研究所、 2012 年)http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/2011/pdf/114_ch5.pdf を参照、一部引用した。

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第 2 章 政治、外交、軍事 図表 2-6 フィリピンの司法制度 (出所)知花 いづみ「フィリピンにおける司法制度の枠組み」(ジェトロ アジア経済研究所、2012 年)に 掲載された図を参考に作成

外交

外交政策の枠組み

フィリピン外務省(Department of Foreign Affairs: DFA)は、現行の 1987 年憲法における外交政 策の枠組みを規定する重要な条項として以下の 2 項を挙げている。 ① 第 2 条第 1 項: フィリピンは、国家政策遂行手段としての戦争を放棄し、一般に受容さ れた国際法の原則を国内法の一部分として採用し、全ての諸国の平和、平等、正義、自由、 協力、そして友好を政策として堅持する。 ② 第 2 条第 7 項: 国家は、独立した外交政策を追求する。他の国家との関係においては、 主権、領土保全、国益、自決権を最重要に考慮する。 また、共和国法 7157 号(1991 年フィリピン外交サービス法)では、フィリピン外務省の責任と して以下の外交三本柱を定義している。 (1) 国家安全保障の強化 (2) 経済外交の推進 (3) 海外のフィリピン人労働者の権利、福祉、利益の保護 最高裁判所 会計委員会 Commission on Audit 選挙委員会 Commission on Elections 国家労働関係委員会等 National Labor Relations Commission

控訴裁判所

地域裁判所 税控訴裁判所

Court of Tax Appeals 公務員委員会 Civil Service Commission

サンディガンバヤン (公務員特別裁判所)

Sandiganbayan

シャリーア裁判所 Shari’a Trial Court

シャリーア巡回裁判所 Shari’a Trial Circuit

Court 都市圏裁判所

Metropolitan Trial Court ミュニシパル裁判所 Municipal Trial Courts

ミュニシパル裁判所 Municipal Circuit Trial Courts

上告 上告

上訴

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フィリピンの投資環境 基本的外交姿勢 ドゥテルテ大統領は、2016 年の就任当初は特にその型破りな言動が国際社会の注目を集めた。 2016 年には強硬な違法薬物取締強化を人権侵害だと非難する欧米諸国や国際機関、それに国際人 権団体などに対して激しい言葉の応酬を繰り広げている。 ド ゥ テ ル テ 政 権 の 外 交 方 針 は 必 ず し も 定 ま っ て い な い も の の 、 実 利 優 先 の 「 自 主 外 交 (independent foreign policy)」を標榜し、従来重視してきたアメリカとの関係について、同盟関係 は維持しながらも一定の距離を置く一方で、中国及びロシアとの関係も構築する外交政策に修正 しようとする傾向が伺える。同時に経済協力や防衛協力面で日本との関係強化を図る姿勢を持っ ている。 アメリカとの関係 対米関係は、ドゥテルテ大統領が駐留米軍の早期撤退を求めるなどといった発言から、防衛協 力で米国に接近した前政権から「アメリカとの決別」に転じるかと推測される過激な発言はあっ たものの、実際には大きな関係の変化があったわけではなく、一定の距離を置きながらも基本的 な同盟関係は維持している。例えば、定期的な合同軍事演習については一部規模を縮小しながら 継続されており、また、ミンダナオ・マラウィ市の対テロ作戦では、米軍が諜報活動の支援や装 備品の供与を行っている。 米国はフィリピンの輸出シェアの 15%を占め、米国によるフィリピンのビジネス・プロセス・ アウトソーシング(BPO)産業への投資・雇用へ依然大きな影響を持ち、米国には約 350 万人の 出稼ぎ労働者がいる点、フィリピン国民の米国に対する信頼度が 70%であるのに対して(Social Weather Station 2017 年 3 月世論調査)、一方で中国に対する同信頼度が 34%(同左)と不信感が強 い点を考慮すると、過度な対米関係の修正は経済面及び政治面におけるドゥテルテ大統領のリス クとなることが予想される。 中国との関係 ドゥテルテ大統領は、前政権の反中路線から一転し、一側面(南シナ海問題)にとらわれない、 多面的な関係の構築を目指している。例えば、2016 年 12 月には中国が主導するアジアインフラ 投資銀行への正式加盟を決定している。南シナ海領有権をめぐる問題に関しては、2016 年 7 月の ハーグの仲裁裁判所が中国の主張を退けフィリピンに有利な判決を下したが、本判決を事実上棚 上げし、中国が求める二国間協議による解決に同意することで見返りとして総額 240 億ドル相当 の経済協力を中国から取り付けている。また、ASEAN サミットにおいても、南シナ海における海 洋進出を図る中国を名指しで非難する共同声明の採択を目指していた前大統領時代と異なり、 2017 年 11 月にマニラで開催された ASEAN サミットでは議長国として中国批判を率先して回避 している。ただし、中国による南シナ海の軍事拠点化は、両国の火種となる可能性もある。

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第 2 章 政治、外交、軍事 日本との関係 ドゥテルテ大統領は親日家であり、日本とは良好な関係を構築している。安倍首相とは 2017 年 11 月の ASEAN サミット時を含めて計 5 回の会談を行い、良好な関係を維持している。これまで の日比首脳会談では、日本側はフィリピンを戦略的パートナーとして位置づけており、両国の関 係強化を確認している。また、フィリピンは日本からの経済協力や海上安全保障をめぐる防衛協 力を取り付けている。例えば、2017 年 1 月の首脳会談時には、安倍首相は ODA 及び民間投資を 含め今後 5 年間で 1 兆円規模の支援を行う旨を表明している。また、海上自衛隊練習機 TC-90 が 無償で譲渡されることになり、フィリピン海軍の海上監視能力の向上が期待されている。

軍事/国防

フィリピン国軍(Armed Forces of the Philippines: AFP)は、陸、空、海軍から成る。大統領が軍 の統帥権を持ち、兵役は志願制、国軍士官学校(Philippine Military Academy)はルソン島北部のバ ギオにある。兵力は、正規軍が約 22 万人、予備役が約 43 万人である。

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フィリピンの投資環境 ひとくちメモ 2: 国民に支持されるドゥテルテ大統領 ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、2016 年 6 月の就任以降多数の死者を伴う麻薬撲滅運動、オバマ前米 国大統領に対する厳しいコメント、テロリストに対する軍事作戦等強硬姿勢等によりその動向が国際的 にも注目される大統領であるが、国民からは概ね継続して高い支持率を得ている。 民間調査会社パルスアジアによると、ドゥテルテ大統領は就任直後に 91%と歴代大統領で最高の支持 率をが記録している。2017 年 3 月の同調査では、違法薬物撲滅政策での人権侵害の批判を受け 76%ま で下落したが、2017 年 12 月末時点ではミンダナオ地方マラウィ市を占拠した過激派の制圧、汚職撲滅 対策を推進した実績により 82%の高支持率まで回復している。

就任 1 周年を前に Social Weather Station により行われた世論調査でも 66%の国民が大統領に満足 していると回答し、過去最高の支持率が得られている。2018 年 1 月に公表された同社の直近の調査にお ける満足度調査では 70%まで支持率が上昇し、過去最高の記録が更新され国民からの指示は引き続き高 いといえる。 ひとくちメモ 3: 日本からの政府開発援助 フィリピンは、日本と東南アジア・中東・欧州諸国を結 ぶ海上輸送路上に位置するため、地政学的な重要性が高い。 また、ともに米国の影響を強く受けており、国際政治面で のつながりも強い。そうした中、戦後賠償の開始は他のア ジア諸国に比べて遅れたものの、1968 年度には円借款事業 が始まり、2015 年までの円借款累計額は 2 兆 7,161 億円に 達した。その他に、毎年それぞれ数十億円規模の無償資金 協力や技術協力を行っており、現在では日本はフィリピン に対する最大の ODA(政府開発援助)供与国であり、JICA にとっても累計円借款供与額として、フィリピンはインド ネシア・インド・中国に次ぐ規模になっている。 支援分野としては、運輸インフラ、投資環境改善、海上安全、災害リスク軽減・管理、農業農村開発、 教育、保健、ミンダナオにおける平和と開発、台風災害復興事業と幅広い。現在でも、運輸インフラ面 の支援としてマニラ首都圏近郊の主要都市であるスービック‐クラーク‐マニラ‐バタンガス地域の交 通網を整備し、一極集中しているマニラの都市化への対応、特に深刻化する交通渋滞に対応するため、 日本の経験・技術等を活用した総合的な支援が展開されている。 我が国の年度別・援助形態別実績 (単位:億円) 年度 円借款 無償資金協力 技術協力 2011 年 682 58 65 2012 年 618 36 58 2013 年 687 110 61 2014 年 195 26 63 2015 年 2,756 10 66 累計 27,161 2,800 2,393 (出所)外務省「国別データブック」 日本の ODA により実施された

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