教
科
公 民
科
目
現代社会
履修学年
1 年
単 位 数
2単位
最新図説現社(浜島書店)
教 科 書
現代社会(第一学習社)
副 教 材
現代社会ノート(第一学習社)
現代社会10 分間テスト
(山川出版社)
1教科・科目の目標
①現代社会の基本的な問題として,地球環境問題,資源・エネルギー問題,科学技術の発達と生命倫理,
情報化の進展などを取り上げ,現代社会をとらえる枠組みとしての幸福,正義,公正の視点を理解します。
②現代社会の特質及びそこに生きる青年期の自己形成の課題について考えるとともに,よりよく生きるこ
とを追求した先哲の基本的な考え方について理解します。
③民主政治の基本的な考え方,日本国憲法の基本原理,日本の政治機構などについて理解し,現代の政治
の諸課題について考察します。
④法の支配の意義を理解するとともに,現代社会における法の働きなどについて学び,裁判員制度に代表
される国民の司法参加の意義について考察します。
⑤現代の経済の仕組みを市場や国民経済の観点から理解するとともに,日本の経済の動きを学び,消費者
問題や雇用と労働,社会保障の現状と課題などについて考察します。
⑥国際経済の動向をグローバルな観点から理解するとともに,国際社会の諸課題について考察し,国際社
会に生きる日本の役割について考えます。
2学習内容
現代社会はグローバル化,少子高齢化,情報化など,社会の急速な変化が進んでいます。そのなかで,私
たちは,倫理や社会,文化,政治,法,経済,国際社会など,現代社会を多様な角度から理解することが求
められています。また,これらの学習と関連して,現代社会に生きる人間としての在り方生き方について
も考察していきます。
まず第1編では,現代社会の諸課題を取り上げ,それらを「幸福」「正義」「公正」の視点から学習しま
す。
次に第2編では,青年期と自己形成,現代の民主政治,法の意義と役割,現代経済と福祉,国際社会と
人類の課題を取り上げ,現代社会に生きる人間としての在り方生き方について考察します。
最後に第3編では,第1編,第2編で学習した成果を発揮すべく,持続可能な社会の形成に参画するた
めに,課題を探究する学習を行います。
これらの学習を通じて,現代社会の基本的な問題について主体的に考察し,公正に判断するとともに,
人間としての在り方生き方について考察する力を身につけることを目指します。
3学習方法
①授業…予習についてはとくに必要ではありませんが,授業をしっかり聞き,板書を書き留めておいてく
ださい。板書以外にも重要だと思うところはノートに書き留めることも大切です。常に美しいノートづく
りを心がけてください。また,資料集を活用して授業内容をより深く理解してください。新聞やテレビか
ら得られる情報をもとに,日頃から世界の動きをつかんでおくことも大切です。実際に起こっている出来
事との関係をつかむことによって,学習内容の理解がより進みます。
②家庭学習…実際の社会生活の中で起こるさまざまな事象に興味を持つようにしてください。最近のセン
ター試験では時事問題が出題される傾向が多く見受けられ,教科書の内容だけでは対応できない場合もあ
ります。また実際に起きている問題に対して,自分なりの意見を持つことができるようになってください。
③課外授業…3年次に,早朝補習と長期休業中の補習を予定しています。
④新聞・テレビ等の活用…新聞・テレビ等のニュースについて,内容をしっかり理解するように心がけてく
ださい。家族の意見を聞くのもいいでしょう。
4評価の方法
定期考査の成績,現代社会ノート,課題プリントやレポートなどの提出物,授業に取り組む態度などで
総合的に評価します。
5その他
授業は,あくまでも必要最低限のものに過ぎません。現代社会を理解するためには、日頃からの自主学
習が大切です。新聞やテレビ等の情報を積極的に活用し,時事問題に関する世論や評論などに日頃からな
じんでおくように努めてください。特に,受験対策の小論文では,正確な文章表現とともに,問題に対す
る鋭い分析が重要になってきます。なお、成績不振の場合は,常時指導だけでなく,長期休業中に個別に
課題学習を行います。
学
習
計
画
〔科目名
現 代 社 会
〕
学期
学 習 項 目
学 習 内 容・方 法
第1 編 私たちの生きる社会 地球環境・資源エネルギー,科学技術と生命の問題などに
ついて,具体的な事例をとりあげながら考えていきます。
第2 編 現代社会と人間としての 1.人生における青年期の意義を,自分自身の問題として
あり方生き方 考察します。自己形成の重要性や,青年と社会のかかわり
方など,社会の一員として考え,行動する姿勢を養ってい
第1 章 現代に生きる青年 きます。
第7章 現代に生きる倫理 2.古今東西の先哲の教えに学び,人間の人間たるゆえん
や,考えることの意義について考察します。
1 学 期
第2 章 個人の尊重と法の支配 1.人類の多年にわたる営みの成果としての民主政治の意
第3 章 現代の民主政治と政治参加 義と,その原理についてびます。
の意義 2.日本国憲法の成立過程と,日本国憲法における基本的
人権の保障を,憲法の条文や具体的な人権問題を通して考
えます。さらに日本国憲法における平和主義の意義につい
ても学習します。
3.日本国憲法下におけるわが国の政治の基本的しくみを
学び,現実の政治の中でどのようにルールが運用されてい
るかを考察します。また,国民の政治参加の形態である選
挙や世論形成,地方自治などについても考えていきます。
第2 編 現代社会と人間としての 1.資本主義経済社会の基本的なしくみを学習します。市
あり方生き方 場機構の原理をふまえ,経済の特質を生産活動と企業の視
点から考えます。そして,市場原理の限界から政府活動の
第4 章 国際政治の動向と日本の 必要性を導きだし,財政や金融の活動について,その役割
役割 を学習していきます。
2.戦後のわが国の経済発展を中心に,高度成長・景気変
動・国際化などの日本経済の特質について学習します。そ
第5 章 現代の経済社会と私たちの して,経済発展の目標が生活の向上と福祉の実現にあるこ
2学 期 生活 とを踏まえて,真の豊かさとは何かについても考察します。
また,消費者問題や公害問題,労働問題などから,わが国
の福祉の問題点についても学習していきます。
3.少子・高齢化,高度情報化,国際化といった課題が経
済や社会に与える影響について考察していきます。
第2 編 現代社会と人間としての 1.国際経済の基本的枠組みと,日本経済を取り巻く動向
あり方生き方 について学習します。特に,現代社会では経済のボーダー
レス化・グローバル化が進展し,新しい経済秩序が形成さ
第6 章 国際経済の動向と日本の れつつあることを理解します。
3 学期 役割 2.国際政治の基本的なしくみと,現状および問題点を学
習します。冷戦終結後の国際的課題について,日本の今後
のあり方を国際協調や平和主義の視点から考えていきま
す。
3.南北問題への積極的な取り組みや,経済協力など,日
本が国際経済の分野において果たすべき役割について考え
ていきます。
第3 編 ともに生きる社会をめざして 「個人と社会」「社会と社会」「将来世代と現役世代」の
みっつの関係において、課第追求型の学習を行います。
教
科
公 民
科
目
21世紀を生きる
履修学年
1年(人文社会)
単 位 数
1単位
なし
教 科 書
なし
副 教 材
適宜,現代社会の資料集
〈最新図説現社〉(浜島書店)
新聞記事等を使用
1教科・科目の目標
①現代社会の基本的な問題である,地球環境問題,民族紛争,労働問題,情報化の進展など様々な国内課
題,地球規模の課題を取り上げ,現代社会をとらえる枠組みとしての幸福,正義,公正の視点を理解す
る。
②国際社会の仕組みと動きを経済,政治の観点から理解するとともに,国際社会の諸課題について考察し
国際社会に生きる日本の役割について考えます。
③時事問題を扱い,現代社会に対する興味関心とともに,グループワーク,ディスカッション,レポート
作成などを通して広い視野と論理的思考力の育成を目指します。
2学習内容
現代社会はグローバル化,少子高齢化,情報化など社会の急速な変化が進んでいます。そのなかで,現代
社会をとらえる枠組みを学習すると同時に,倫理や社会,文化,政治,法,経済,国際社会など,現代社会
を多様な角度から理解することが求められています。また,これらの学習と関連して,現代社会に生きる
人間としての在り方生き方についても考察していきます。
これらの学習を通じて,現代社会の基本的な問題について主体的に考察し公正に判断するとともに,人
間としての在り方生き方について考察する力を身につけることを目指します。
3学習方法
①授業
現代をとりまく様々な国内・グローバル課題を取り上げます。問題の根底にある基本的な知識理解はも
ちろん,新聞記事や書籍などの読み取りや映像からの要点の書きとめなど,基本的なスキルを身につけつ
つ,グループワークやディスカッション,レポート作成を通して,論理的思考力の育成を目指します。
大学・企業等の外部機関との連携による座談会を行うなど,見方・考え方を広げます。
②家庭学習
日頃から新聞やテレビから得られる情報をもとに世界の動きをつかんでおくことも大切です。実際に起
こっている出来事との関係をつかむことによって,学習内容の理解が進みます。
4評価の方法
必要な場合はテストを実施,平常点(レポート,授業中の発表の回数や態度等の評価など)とあわせて
総合的に評価をします。
5その他
週に1回の授業では,扱うことのできる課題は限られます。小論文や面接などの入試の他,最近は英作
文等で社会問題に対する意見が求められることが多くなってきています。正確な文章表現とともに,問題
に対する鋭い分析が益々重要になっていますので,日頃から新聞やニュースなどに興味をもち,内容やそ
れに対する意見をまとめていくなど,工夫してみてください。
学
習
計
画
〔科目名
21世紀を生きる
〕
学期
学 習 項 目
学 習 内 容・方 法
・身の周りの課題について考える。 少子・高齢化に関わる問題や雇用・労働問題の他,貧困
・国際貢献について考える(1)。 や飢餓,地球環境問題などについて,具体的な事例をとり
1学期 あげながら考えていきます。
ディスカッションやレポート作成などを行いながら,視
野を広げるとともに,論述のスキルを磨きます。
・国際貢献について考える(2)。 国際機関等の活動を通して,個人として出来ること,日
本として出来ることなどについて考えていきます。
2学期 企業研修や大学の出前授業などを利用しながら,今後の
・多文化共生について考える。 多文化共生の在り方について考えていきます。
グループワークやレポート作成などを行いながら,視野
を広げるとともに,論述のスキルを磨きます。
・国際政治・国際経済に関心を持つ。 映像や資料,論説文なども利用しながら,時事的な問題
を取り上げ,日本の今後の進路を国際協調や平和主義の視
3学期 点から考えていきます。
資料の読み取りなどのスキルを身につけるとともに,グ
ループでの発表や個人でのレポート作成などを通して,主
体的に考察し,判断する力の育成に努めます。
教
科
公 民
科
目
政治・経済
履修学年
3 学 年
単 位 数
3単位
要点マスター政治・経済演習ノート
教 科 書
政治・経済
副 教 材
(東京書籍)
(東京書籍) 政治・経済資料2019(とうほう)
2019 ニューコンパスノート(とうほう)
1.教科・科目の目標
「政治・経済」は,こんにちの世界と日本を理解するうえで誰にとても必要な科目です。21世紀は,
アメリカ合衆国での同時多発テロというショッキングな事件で幕を開けました。さらに,それに続く戦争
や民族対立の激化,核兵器をはじめとする大量破壊兵器の拡散の問題など,国際情勢は混迷を深めていま
す。現在,新たな国際社会の枠組みづくりの模索が続いているところです。経済分野では,巨大なマネー
の流れがグローバル化で一体となった世界経済を飲み込み,現在のEUのように,時に各国を混乱におと
しいれています。また,先進国は軒並みその経済的地位を後退さる一方,巨大な市場や安価な労働力,国
によっては豊富な資源を背景に新興国が経済力を増し,経済地図の変化が起こりつつあります。世界の政
治・経済のバランスの中で存立している日本においても,世界の状況は無関係ではありません。これまで
日本社会を支えてきた制度の根幹が揺らぎ,国民は将来への不安を抱えています。こうした世界と日本を
前に,基本的な知識や考え方を吸収しながら,現実の政治や経済に関心を持ち,自分なりの考え方を身に
つけてほしいと思います。
2.学習内容
「政治・経済」は次の3分野からなります。
①<現代の政治>民主政治についての基本原理を理解させるとともに,人権保障や議会制民主主義に関す
る知識を深め,望ましい政治のあり方について学びます。民主主義の理念が日本の政治制度の中にどのよ
うに生かされているかを学習し,あわせて,基本的人権を保障する制度としての国家の体制を学んでいき
ます。それらを踏まえたうえで将来の主権者として,民主政治の重要性を理解し,正しい世論をつくりあ
げ政治に反映させる方法を考えていきます。さらに,国際政治に関する客観的理解に努め,それに基づい
て,国際政治の諸問題について,日本の国際的地位と役割について考えます。
②<現代の経済>19 世紀の自由主義経済から現代に至る資本主義経済の発展と変容を踏まえて,政府の経
済活動の意義と役割について,また社会主義経済の仕組みや現状も学習します。現代経済の仕組みを理解
し,経済と国民生活とのかかわりや現代経済の課題を認識し,現代経済の働きとその意義について学習し
ます。また,国際経済に占める日本の地位や役割について考え,今後全世界が平和的共存を目指すため,
日本はどのような役割を担うべきかを考えます。
③<現代社会の諸課題>経済発展と福祉の向上との関連について理解し,そこにおける主要な課題につい
て考えます。また国際社会の相互依存関係の深化を学び,国際社会の共通の課題を取り上げ,国際的視野
と多様な観点から考えます。
3.学習方法
①授業
「政治・経済」の予習では,事前に教科書に目を通しておく程度で十分です。授業での学習内容を事前
に把握し,主体的に取り組む姿勢を持って下さい。授業中は,内容を聞き,板書をまとめていくのはもち
ろん,板書以外にも説明の中で重要だと思うところはノートに書き留め,要領よくまとめていくことが大
切です。しっかりとしたノートづくりを心がけてください。また,副教材(資料集など)を利用して,疑
問に感じたことなど授業内容を各自で深める事も大切です。また日頃からメディアから得られる情報をも
とに世界の動きをつかんでおくことで,学習内容の理解がすすみます。
②家庭学習
教科書で学習した内容が実際の社会生活の中で検証できるようにしてください。最近のセンター試験
では時事的な内容の問題が出題される傾向がありますから,教科書の内容だけでは十分対応できない場
合もあります。実際に起きている問題に対して,認識を深めておくと良いでしょう。
②課外授業
3年次に早朝補習と放課後補習,長期休業中の補習を実施しています。
④新聞・テレビの活用
新聞・テレビのニュースをはじめ各記事をしっかり見るように心がけてください。
4.評価の方法
定期考査の成績,ノート・課題プリント・レポートなどの提出物,授業に取り組む態度などで総合的に
評価します。
5.その他
授業は,高校の授業のなかで必要最小限の取り組みにすぎません。特に復習を大切にして下さい。ま
たメディアからの情報を積極的に活用し,時事問題に関する評論などに日頃からなじんでおくと良いでし
ょう。小論文では文章力とともに問題に対する視点が重要になってきます。また,成績不振の場合は,常
時指導だけでなく長期休業中に課題学習を行います。
学
習
計
画
〔科目名
政治・経済
〕
学期
学 習 項 目
学 習 内 容・方 法
第2章 現代の経済 ・こんにちの経済を、企業、家計、政府の役割、市場によ
る調整、世界経済における相互依存などの視点から理解す
る。
1節 現代の資本主義経済 ・経済活動の特徴、資本主義経済の発達と変容、資本主義
経済の特徴について学習し、経済活動の意義について考え
る。さらに、経済のグローバル化が生活に及ぼす影響につ
いて考える。
2節 現代経済のしくみ ・経済主体の役割、市場のしくみ、国民所得、経済成長、
金融のしくみ、財政の役割を学習し、経済活動がどのよう
に調整されているか考える。
1学期
3節日本経済の発展と産業構造の変化 ・日本経済の発達のながれ、中小企業問題、日本の農業、
4節福祉社会と日本経済の課題 国民の生活、環境・公害問題、労働問題、社会保障の役割
について学習し、多様な課題にどのように取り組むべきか
考える。
5節 国民経済と国際経済
・商品・資本の国際取引、国際収支、資本主義経済の展開、
南北問題を学習し、世界経済と日本経済のかかわりについ
て考える。
第1章 現代の政治
5節 現代の国際政治 ・国際政治と国際法の意義、国際連合の成立と活動、東西
冷戦終結後の国際政治、核軍縮や管理について学習し、国
際政治と日本の関係について考える。
1節 民主政治の基本原理 ・民主政治の本質を世界のおもな政治体制と関連させて理
解する。
・基本的人権の意義、法の支配、民主政治の発達と人権の
2学期 発達、世界の政治体制、20 世紀の教訓を学習し、民主政
治の課題は何か考える。
2節 日本国憲法の基本原理 ・日本国憲法の成立、日本国憲法における平和主義、基本
的人権の保障の内容を学習し、今日における日本国憲法の
意義を理解する。
3節 日本の政治機構 ・日本の国会、内閣、裁判所、地方自治のしくみを学習し、
民主主義がどのように実現されているか理解するととも
に、他の国の制度とくらべて今後の課題は何か考える。
4節 現代日本の特質と課題 ・戦後政治の流れと日本の特徴、政党と選挙、行政機能の
優位、世論の役割について学習し、日本の政治がかかえる
問題について考える。
第3章 現代社会の諸課題
1節 日本社会の諸課題 1 少子高齢社会において社会保障はどうあるべきか
2 地域社会を活性化するにはどうすればよいか
3 どのようにして若者の労働環境を改善するか
3学期 4 中小企業の活路はどこに
5 どうする日本の食と農
2節 国際社会の諸課題 1 地球環境にやさしいエネルギーをどう確保するか
2 経済援助は貧困を削減できるか
3 パレスチナ問題とは何か
4 地球社会で日本がなすべきことは何か
教
科
公 民
科
目
倫 理
履修学年
3 年
単 位 数
3単位
アプローチ倫理資料PLUS
教 科 書
高等学校新倫理(清水書院)
副 教 材
(とうほう)
新倫理ワークノート(清水書院)
倫理10 分間テスト(山川出版社)
1
教科・科目の目標
倫理という言葉は,「社会生活のうえで互いに尊重すべき共通的な原則」を意味しています。人類は長
い歴史のなかで,こうした原則についてすぐれた思想を生み出してきました。人間愛や人間尊重の思想,
自由平等の理念などがそれにあたります。私たちはそうした思想を手がかりに,しっかりとした人生観や
世界観をもつことが求められています。さらに,生命倫理や環境倫理,国際化など現代の諸課題にも目を
向け,自己の課題とつなげて考えることも重要です。
この科目では,すぐれた思想や現代の諸課題を学ぶことによって,自分の在り方生き方についての思索
を深めるとともに,とかく自己中心的になりがちと指摘される現代人が,自分自身の心と行動を反省し,
他者と共にどう生きていくかを考え,よりよき人格形成に努めることを目標としています。
2
学習内容
「倫理」は次の5分野を学習します。
①現代に生きる自己の課題…人間とは何か,青年期の意義と自己形成について学びます。
②人間としての自覚と生き方…人生における哲学,宗教,芸術の持つ意義等について理解し,人間の存在
や価値にかかわる基本的な課題を探求します。
③現代社会と倫理…人間の尊厳と生命への畏敬,民主社会における人間のあり方,自然や科学技術と人間
とのかかわり等について,近現代の西洋思想から学びます。
④国際社会に生きる日本人の自覚…日本人に見られる人間観,自然観,宗教観等の特質について,風土や
伝統,外来思想の受容に触れながら理解を深めます。
⑤現代の諸課題と倫理…生命と倫理,環境と倫理,現代の家族や地域社会の課題,情報社会・グローバル
社会における課題,人類の福祉と国際平和について学習していきます。
3
学習方法
①授業…倫理の授業では,まず教科書を熟読し,資料集などで引用されている思想家の著作にもできる
だけ目を通し,先人の基本的な考え方やキーワードとなる用語を理解することから始めます。先哲の思想
を概観した上で,生命倫理,環境倫理,国際化,情報社会といった現代社会の諸問題について,自分自身
の頭で考え,課題を追求することもめざします。ワークノートは教科書に準拠したものを使い,教科書の
学習に基づいた重要事項を整理します。問題演習に関しては,前期は基本問題を中心に基礎を固め,後期
からはセンターレベルの問題にもチャレンジします。
②家庭学習…授業だけでは知識の定着は不十分です。前期は副教材である 10 分間テストを使って基礎・
基本を固める学習をしてください。センター試験の出題範囲は多岐にわたっており,すべての分野をまん
べんなく学習する必要があります。そのため,2学期からはマーク問題を中心に,数多くの問題に取り組
めるように,家庭学習の時間をしっかり確保しください。
③課外授業…早朝補習と長期休業中の補習を予定しています。
④その他…現代社会の諸問題に対応するため,新聞等で今の情報をしっかり身につけておきましょう。
4
評価の方法
定期考査の成績,ワークノートや10 分間テスト等の提出,テスト直しや復習の徹底,授業に取り組む態
度等で総合的に評価します。成績不振の場合は,常時指導だけでなく,長期休業中に個別に課題学習を行
います。
5
その他
倫理はセンター試験で高得点をねらえる科目です。1年生で履修する現代社会の知識が定着していれば,
他の科目に比較して暗記量は少なくてすみます。しかし「趣旨問題」(読み取り)が毎年出題され,知識
だけでなく内容理解が問われます。丸暗記ではなく,読解力・思考力を高めるようにしましょう。
学
習
計
画
〔科目名
倫
理
〕
学期
学 習 項 目
学 習 内 容・方 法
第1 編 現代に生きる自己の課題 「私」とは何であろうか。なぜ,何のために「私」は存在
しているのだろうか。そもそも「人間」とは何であろうか。
第1 章 人間とは何か 人は誰でもこの疑問にぶつかりながら,またその答えを模
索しながら生きてゆく。自らの体験や悩みを振り返ること
第2 章 青年期の課題と自己形成 をとおして,「私」とは,また「人間」とは何かを考えな
がら,他者と共に生きる社会について学ぶ。
第2編 人間としての自覚と生き方 紀元前6 ~ 5 世紀にはじまる数百年間は,哲学・宗教・倫
理のすぐれた思想体系が生まれ,その後の思想の源流とし
第1 章 人生における哲学 て,人類に大きな影響を与えるようになった時代である。
なかでも,ギリシア思想,ユダヤ教,キリスト教,仏教,
1学期 中国の儒教等はその代表的なものである。これらの思想は,
第2 章 人生における宗教 それぞれ独自の性格を持ち,さまざまな人生観や世界観を
私たちに見せてくれる。私たちがみずからについて考える
出発点として,これらの思想にあらわれた「人間としての
第3 章 人生の知恵 自覚」について学ぶ。
第4 章 人生における芸術
第3編 現代社会と倫理 人間尊重や合理的精神,民主社会の倫理は,いずれも近代
西ヨーロッパ社会において形成され始めた思想である。こ
第1 章 現代の倫理的課題 うした思想は 15 世紀以降しだいに明確さを帯び,18 世紀
に至って確立され,19 世紀以降に世界に広まっていった。
第2 章 現代に生きる人間の倫理 しかし今日では,近代の西欧文明がもたらした功罪の検証
もまた,重要視されている。科学的なものの見方とはどの
ような考え方であり,民主的で自由な社会の実現はなぜ大
切とされるのか。近現代の西洋思想のなかにある自然や人
間の捉え方について,自己の生き方にかかわる課題として
理解を深める。
第3編 現代社会と倫理 古今東西の先哲の思想に関する原典の日本語訳を読み,人
間としての在り方生き方に関わる情報を読み取る技能を身
第1 章 現代の倫理的課題 につける。
第2 章 現代に生きる人間の倫理
第4編 国際社会に生きる日本人の 国際社会に生きる私たちにとって,異なる文化を持った人
自覚 々との相互理解は,大きな課題である。そのためにも現代
人には,自国についての深い知識をもつことが必要とされ
第1 章 日本の風土と外来思想の ている。ものの考え方や特質,伝統文化など,日本人に脈
2学期 受容 々と受け継がれている考え方や,感じ方の特徴を学び,自
己の人間形成にかかわることがらとして改めて見つめなお
し,国際社会に生きる自覚を高める。
第2 章 現代の日本と日本人として
の自覚
第5 編 現代の諸課題と日本人として 自然や科学技術に関わる諸課題,他者との協調や共生,福
の自覚 祉,文化と宗教,平和などについての倫理的課題を探求し
ていく。
3学期 1年間のまとめ 1年間の総復習を行ない,まとめとする。