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北方領土奪還作戦6

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Academic year: 2021

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北方領土奪還作戦6

Eiji Oishi

大石英司

立 ち 読 み 専 用

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口  絵 挿  画  安 田 忠 幸 地 図 作 製  山 影 麻 奈 D T P  平 面 惑 星

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  目  次 第 一 章  プ ロ パ ガ ン ダ 11 第 二 章  敗 残 兵 35 第 三 章  得 撫 島 61 第 四 章  濃  霧 87 第 五 章  ゾ デ ィ ア ッ ク 113 第 六 章  ハ ー モ ニ ー ・ ダ ウ ン 139 第 七 章  撤 退 戦 165 第 八 章  草 原 地 帯 193

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登場人物紹介

【日本・自衛隊】

海上自衛隊 倉田耕作 海将。元海上幕僚長。KE作戦指揮官。ヘリコプター 搭載型護衛艦“ひゅうが”に座乗。 古守武 二佐。海幕防衛部所属。作戦幕僚。 岩尾啓祐 一尉。はやぶさ型高速ミサイル艇“しらたか”艇長。 木下茂 三尉。“しらたか”機関長。 松平慶子 民間人通訳。徳川家に繋がる名家のお嬢様。 陸上自衛隊 奥平通雄 陸将補。択捉島守備隊長。 音無誠次 二佐。特殊部隊「サイレント・コア」隊長。コードネ ーム:マエストロ 土門康平 三佐。「サイレント・コア」小隊長。コードネーム: コンマス 司馬光 三佐。「サイレント・コア」小隊長。コードネーム:ハ ーモニー 漆原武富 一曹。ロシア語の能力を買われて西方普連から異動。 コードネーム:バレル 福留弾 三曹。父もたたき上げの陸自隊員。コードネーム:チェ スト。 待田晴郎 三曹。コードネーム:ガル。 田口芯太 士長。コードネーム:リザード。 由良慎司 士長。西方普連から漆原が連れてきた狙撃兵。コード ネーム:ニードル 井伊翔 士長。電気及び電子関係に強い。コードネーム:リベット。 比嘉博実 一士。コードネーム:ヤンバル

【ロシア連邦軍】

バレーリー・ガルージン 中佐。ウダロイ級Ⅰ型ミサイル駆逐艦

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“アドミラル・トリブツ”艦長。 セミョーン・ブルダエフ 大佐。海軍歩兵を率いる。 ジーン・サハロフ 大佐。第三七航空軍親衛重爆撃師団。戦略爆 撃機“ブラックジャック”隊隊長。 ニルファー・ハムザ 少佐。“ブラックジャック”ダイヤ機(サ ハロフ機)機長。 マリーネ・ボロディン 中佐。“ブラックジャック”クラブ機機長。 イェゴール・ポポフ 少佐。Ka‐27“へリックス”対潜ヘリ、 バイカル1号機機長。 ゲンナジー・ソムレンコ 少将。ロシア第十一航空軍参謀長。 ハイリッヒ・ゼブラ 少将。ドイツ系ロシア人の集団・第七親衛 空挺師団「ゼブラ部隊」団長。 ルドルフ・バイツマー 中佐。「ゼブラ部隊」作戦参謀。 ヘルベルト・ビッターマイヤー 中佐。「ゼブラ部隊」中隊長。 イフゲニー・ビヤンカ 少佐。参謀本部情報総局の特殊部隊「ス ペツナズ」小隊指揮官。 ユアン・グリマス 中佐。「スペツナズ」作戦参謀。 マキシム・ゾンダーク 中尉。「スペツナズ」隊員。 ジョルジュ・アレンスキー 中佐。第三六山岳連隊第一強行偵察 中隊隊長。 アルトゥール・カレーリン 少佐。第三六山岳連隊第一強行偵察 中隊副隊長。 ウリャノフ・ファラガット 中尉。第三六山岳連隊第一強行偵察 中隊隊員。 ビショップ・コワルスキー 伍長。第三六山岳連隊第一強行偵察 中隊隊員。狙撃兵。

【FSB(ロシア連邦保安庁)】

ドルチェ・プロコイエフ 中佐。特殊部隊「アルファ」隊長。 バイロン・リー 大尉。「アルファ」隊員。 アイズリ・チェコフ 中尉。「アルファ」隊員。 アンドレ・ワシリー 少尉。「アルファ」隊員。 エゴール・ガムザ 曹長。「アルファ」隊員。

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北 方 領 土 奪 還 作 戦 6

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11 第一章 プロパガンダ

章 

  ロ シ ア 軍 に よ っ て 択 えとろふ 島 で 核 兵 器 が 使 用 さ れ た と い う ニ ュ ー ス が 世 界 を 駆 け め ぐ り 、 日 本 の お 茶 の 間 に 飛 び 込 ん で き た 深 夜 、 ま さ に そ の 瞬 間 、 択 捉 島 東 端 で は 、 再 び 大 規 模 な 戦 闘 が 起 こ ろ う と し て い た 。   海 上 自 衛 隊 側 の 指 揮 艦 〝 ひ ゅ う が 〟 の C I C で 、 古 もりたけし 二 佐 は や っ と C N N か ら A W A C S の レ ー ダ ー 情 報 に 視 線 を 移 し た 。   択 捉 島 の 東 に 位 置 す る 得 ウルップ 撫 島 の 島 陰 か ら 突 如 と し て 出 現 し た バ ッ ク フ ァ イ ア 爆 撃 機 か ら ミ サ イ ル が 発 射 さ れ た 。 K H ︲ 31P 〝 ク リ プ ト ン 〟 対 レ ー ダ ー ・ ミ サ イ ル 、 そ し て 無 数 の 対 地 巡 航 ミ サ イ ル だ 。 こ ち ら の 対 応 は そ の 直 後 で 、 ペ ト リ オ ッ ト ・ ミ サ イ ル が 次 々 と 発 射 さ れ た 時 に は 、 す で に バ ッ ク フ ァ イ ア は ミ サ イ ル を 撃 ち 尽 く し 、 回 避 行 動 へ と 入 っ て い た 。   ペ ト リ オ ッ ト の 同 時 処 理 能 力 を 持 っ て し て も 、 バ ッ ク フ ァ イ ア が 発 射 し た ミ サ イ ル の 数 は 多 す ぎ た 。 ペ ト リ の 三 つ の シ ス テ ム が 同 時 に 三 〇 発 か ら の ミ サ イ ル を 処 理 し て 迎 撃 ミ サ イ ル を 発 射 し た が 、 ほ ぼ 同 数 の ミ サ イ ル が そ の 弾 幕 を す り 抜 け て 直 進 し て く る 。   そ れ に 対 し て 、 防 空 の 最 後 の 砦 、 山 中 に 隠 れ て い た V A D S 対 空 機 関 砲 シ ス テ ム が 火 を 噴 い た 。   五 発 、 一 〇 発 と 撃 ち 落 と し た が 、 二 〇 発 は デ ィ フ ェ ン ス 網 を 突 破 し て 突 っ 込 ん で 来 る 。 そ の ほ と ん ど が 対 レ ー ダ ー ・ ミ サ イ ル と 、 巡 航 ミ サ イ ル だ っ た 。   次 々 と 山 肌 に 命 中 し て 爆 発 を 繰 り 返 す 。 攻 撃 が 終 わ っ た 時 に は 、 作 動 し て い る ペ ト リ オ ッ ト ・ シ ス テ ム は 僅 か に 一 基 。 対 し て 、 こ ち ら が 撃 墜 し た バ ッ ク フ ァ イ ア は 二 機 の み だ っ た 。   そ の 頃 、 空 挺 を 載 せ た 敵 の 主 力 航 空 部 隊 は 、 択 捉 島 沖 、 七 〇 キ ロ を 南 下 中 だ っ た 。 ま だ ミ サ イ ル は 撃 っ て こ な い 。 昨 夜 の 経 験 か ら 言 え ば 、 ロ シ ア 軍 は 、

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12 発 射 し た ミ サ イ ル に 紛 れ て 空 挺 が 乗 る 航 空 機 を 接 近 さ せ る は ず だ 。 だ と す れ ば 、 対 地 ミ サ イ ル を 発 射 す る の は 、 海 岸 線 に 接 近 す る ぎ り ぎ り の 瞬 間 に な る は ず だ っ た 。   迎 え 撃 つ の は 、 囮 おとり 役 の 二 〇 三 飛 行 隊 の イ ー グ ル 戦 闘 機 だ 。 一 八 機 が 真 正 面 か ら 襲 い か か る 。 そ れ に 対 応 し て 、 敵 編 隊 の 先 陣 を 務 め る ミ グ ︲ 31戦 闘 機 と ス ホ ー イ 27フ ラ ン カ ー 戦 闘 機 が 速 度 と 高 度 を 上 げ 始 め た 。   そ れ は 、 海 面 す れ す れ を 飛 行 す る 二 〇 一 飛 行 隊 隊 長 の 金 かねみやけい 二 佐 か ら も 良 く 見 え た 。 ア フ タ ー バ ー ナ ー を 焚 い て 敵 編 隊 が 上 昇 し て い く 。   金 宮 は 、 翼 端 灯 を 点 灯 さ せ て 翼 を 振 る と 、 無 線 封 止 解 除 を 宣 言 し た 。 彼 ら の 主 目 標 は 戦 闘 機 で は な く 、 第 一 に ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク 爆 撃 機 、 第 二 に バ ッ ク フ ァ イ ア 爆 撃 機 だ 。   一 八 機 の イ ー グ ル 戦 闘 機 が 、 突 如 、 ロ シ ア 軍 戦 爆 連 合 部 隊 の 右 翼 後 方 に 出 現 し た 。 そ こ は 最 大 の ウ イ ー ク ・ ポ イ ン ト だ 。 次 々 と ミ サ イ ル を 発 射 す る 。 一 機 た り と て 陸 上 に 近 づ け る 気 は な い よ う だ っ た 。   ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク の 四 機 編 隊 を 率 い る ジ ー ン ・ サ ハ ロ フ 大 佐 は 、 コ ク ピ ッ ト か ら 身 を 乗 り 出 し て 、 右 翼 側 を 見 た 。 ミ サ イ ル が 引 く 排 気 口 の 火 点 を 無 数 に 確 認 し た 。   大 佐 は 、 今 夜 は 昨 夜 の よ う に は い か な い こ と を 瞬 時 に 悟 っ た 。 爆 撃 部 隊 と は 行 動 を 別 に す る し か な い 。 彼 ら が 搭 載 し て い る の は 爆 弾 や ミ サ イ ル で は な く 生 身 の 兵 隊 な の だ 。 一 個 小 隊 の 空 挺 を そ れ ぞ れ 爆 弾 倉 に 搭 載 し て い た 。   大 佐 は 、 自 ら 無 線 を 開 い た 。 ﹁ 各 機 、 コ ー ス 変 更 せ よ 。 蘂 しべとろ の 真 上 に 入 る の は 危 険 過 ぎ る 。 最 悪 の 場 合 は 、 海 軍 歩 兵 と 同 じ 東 側 へ 大 き く 寄 っ て 構 わ な い ぞ 。 最 低 で も 対 空 機 関 砲 の 射 程 外 へ 抜 け よ ﹂   悪 い が 、 バ ッ ク フ ァ イ ア に は 盾 に な っ て 貰 う し か な い 。 確 実 に 部 隊 を 降 下 さ せ た か っ た 。 囮 の ミ サ イ

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13 第一章 プロパガンダ ル を 次 々 と 発 射 す る 。 バ ッ ク フ ァ イ ア も や っ と ミ サ イ ル 攻 撃 を 開 始 し た 。 こ れ で 陸 上 部 隊 は 、 ミ サ イ ル へ の 対 応 に 忙 殺 さ れ る だ ろ う 。 上 空 で は 、 戦 闘 機 同 士 の 激 し い 戦 い が 始 ま っ て い た 。   地 形 追 随 マ ッ プ の モ ニ タ ー に 、 海 岸 線 が 見 え て く る 。 ﹁ 機 長 、 こ の 神 かむだけ か ら 西 に 一 本 尾 根 が 延 び て い る だ ろ う 。 こ の 西 側 に へ ば り つ く よ う に 飛 ん で く れ 。 そ う す れ ば 、 蘂 取 方 向 か ら は レ ー ダ ー の グ ラ ウ ン ド ・ ク ラ ッ タ ー に 溶 け 込 む 形 に な っ て ミ サ イ ル を 撃 た れ ず に 済 む だ ろ う ﹂ ﹁ 了 解 、 針 路 を 修 正 し ま す 。 さ す が に 敵 も バ カ じ ゃ あ り ま せ ん ね ﹂ ﹁ そ う い う こ と だ な ﹂   機 長 の ニ ル フ ァ ー ・ ハ ム ザ 少 佐 が 針 路 を 微 調 整 す る と 、 残 り の 三 機 が そ れ に 従 っ た 。 バ ッ ク フ ァ イ ア は 、 敵 の 地 上 部 隊 を 潰 す の が 目 的 だ が 、 こ ち ら は 違 う 。 安 全 な コ ー ス を 取 る の が 最 優 先 だ 。 ﹁ 雲 底 、 だ い ぶ 低 そ う で す よ ﹂ ﹁ あ あ 。 お 陰 で 助 か る 。 敵 の 戦 闘 機 部 隊 は 、 味 方 が 雲 の 上 に 誘 おび き 出 し て く れ る ﹂   四 機 の 編 隊 は 、 雲 の 下 へ と 突 っ 込 ん だ 。 当 然 の こ と だ が 、 雲 を 抜 け て も 海 面 は 真 っ 暗 だ っ た 。 島 に は 明 か り は 無 い は ず だ っ た が 、 西 の 方 で 炎 が 見 え た 。 ど う や ら ペ ト リ 攻 撃 部 隊 は 一 定 の 戦 果 を 上 げ た よ う だ 。 ﹁ あ れ は い い 目 印 に な る な ﹂   バ ッ ク フ ァ イ ア の 編 隊 が 右 翼 に 現 れ た 。 そ の 中 の 一 機 が 突 然 火 だ る ま に な っ て 海 面 へ と 突 っ 込 ん で 行 く 。 後 方 か ら ミ サ イ ル を 喰 ら っ た 様 子 だ っ た 。 バ ッ ク フ ァ イ ア が 一 斉 に チ ャ フ ・ フ レ ア を 発 射 す る 。 海 面 が 綺 麗 に 照 ら し 出 さ れ た 。 幻 想 的 な 光 景 だ っ た 。 ﹁ 空 挺 に 降 下 用 意 の 合 図 を ﹂ ﹁ 減 速 モ ー ド 開 始 し ま す ﹂   速 度 を 落 と し た 状 態 で な い と 、 空 挺 降 下 は 出 来 な い 。 一 番 危 険 な 場 所 で 、 一 番 危 険 な 行 為 を し な け れ

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14 ば な ら な い の だ 。 ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク 爆 撃 機 は 、 可 変 翼 を 開 い て 速 度 を 落 と し 始 め た 。 ﹁ 全 機 無 事 だ な ﹂ ﹁ は い 、 健 在 で す ﹂   対 地 高 度 三 〇 〇 メ ー ト ル は 確 保 し な け れ ば 、 地 上 か ら の 格 好 の 目 標 に な る 。 い っ た ん 下 が っ た 機 首 が 徐 々 に 上 が り 始 め た 。 彼 ら の 右 翼 を 飛 ぶ バ ッ ク フ ァ イ ア 爆 撃 機 の 編 隊 が 次 々 と 離 脱 し て ゆ く 。 ﹁ 爆 弾 倉 開 き ま す ﹂   海 岸 線 を 突 破 す る の は あ っ と 言 う 間 だ っ た 。 兵 が 飛 び 降 り て 機 体 が 徐 々 に 軽 く な る 。 ﹁ 高 度 を 下 げ た ま ま 、 ま だ 五 〇 キ ロ は 飛 ば な き ゃ な ら な い ぞ 。 た ぶ ん 島 の 向 こ う に は 敵 艦 隊 が い る ﹂   四 機 の ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク 爆 撃 機 は 、 無 事 に 空 挺 を 降 下 さ せ て 太 平 洋 へ と 離 脱 し つ つ あ っ た 。   第 二 〇 一 飛 行 隊 の 副 隊 長 ・ 源 げんどうしん 三 佐 は 、 ミ サ イ ル を 撃 ち 尽 く し 、 バ ル カ ン 砲 も 使 い 切 る 直 前 だ っ た 。 だ が 、 自 分 た ち の ミ ス で 恵 にわ を 焼 き 尽 く す こ と に な っ た だ け に 、 ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク 爆 撃 機 だ け は 自 ら の 手 で 葬 り た か っ た 。 ﹁ ブ ー マ ー 、 こ ち ら タ イ タ ン 。 ミ サ イ ル 残 弾 は あ る か ﹂ ﹁ こ ち ら ブ ー マ ー 、 バ ル カ ン 砲 弾 が あ と ほ ん の 二 斉 射 で す ね ﹂ ﹁ よ し 、 い っ た ん 雲 の 上 へ 出 て 、 敵 を 追 う ぞ 。 燃 料 が 無 く な っ た ら 天 てんねい へ 降 り る ﹂   神 威 岳 を 左 手 に 見 る よ う に 高 度 を 上 げ た 。 同 時 に 敵 を 警 戒 さ せ な い よ う レ ー ダ ー を 切 る 。 雲 の 上 に 出 た 。 海 自 が 先 に 撃 墜 し や し な い か と 心 配 に な っ て く る が 、 敵 は そ ん な ヘ マ は す ま い 。 俺 が 駆 け 付 け る ま で 無 事 で い て く れ よ と 祈 っ た 。   島 を 過 ぎ 、 護 衛 隊 群 上 空 を 通 過 し て 雲 の 下 へ と 出 る 。 前 倒 し で 装 備 さ れ た 赤 外 線 捜 索 ・ 追 跡 装 置 に 、 超 低 空 で 南 南 東 へ と 針 路 を 取 る 四 機 の ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク が 映 っ た 。

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16   源 藤 は 躊 躇 わ ず に ア フ タ ー バ ー ナ ー を 焚 く と 、 後 方 か ら 襲 い か か っ た 。 バ ル カ ン 砲 の 射 程 に 最 後 尾 の 機 体 を 捉 え た 瞬 間 、 レ ー ダ ー の 火 を 入 れ る 。 途 端 に チ ャ フ ・ フ レ ア の 花 が 開 い た 。 ﹁ あ い に く だ が 、 こ っ ち は バ ル カ ン だ ﹂   短 く 二 斉 射 を く わ え る と 、 パ ッ と 火 が 点 っ た 。 エ ン ジ ン が 爆 発 し 、 一 気 に 高 度 が 下 が る 。 海 面 に 激 突 す る 寸 前 、 コ ク ピ ッ ト ご と 脱 出 し て パ ラ シ ュ ー ト が 空 中 に 開 い た 。 続 い て 僚 機 も 、 そ の 前 方 を 飛 ん で い た 機 体 に バ ル カ ン 砲 を お 見 舞 い す る 。 こ ん な 高 度 と 位 置 関 係 で は 、 相 手 に 勝 ち 目 は な か っ た 。 こ ち ら も 海 面 へ と パ ラ シ ュ ー ト で 降 り て い く 。   一 応 の 礼 儀 と し て 、 海 自 に 位 置 を 報 しら せ て や ろ う と 思 っ た 。   陸 上 自 衛 隊 特 殊 作 戦 群 隷 下 の 特 殊 部 隊 ・ サ イ レ ン ト ・ コ ア の 一 個 小 隊 を 率 い る 土 もんこうへい 三 佐 は 、 ブ ラ ッ ク ジ ャ ッ ク 爆 撃 機 が 、 チ ャ フ ・ フ レ ア を 撒 き な が ら 、 空 挺 を 降 下 さ せ る シ ー ン を 神 威 岳 の 稜 りょうせん 上 か ら 眺 め て い た 。   優 美 な 機 体 だ と 思 っ た 。 そ し て 見 事 な 作 戦 だ 。 バ ッ ク フ ァ イ ア 爆 撃 機 を 囮 に し て 、 肝 心 の 部 隊 を 安 全 に 降 下 さ せ た の だ 。   兵 士 達 は 、 地 上 へ と 落 下 し て い く フ レ ア の 光 を 頼 り に パ ラ シ ュ ー ト を 操 っ て い た 。 爆 撃 機 が 去 る と 、 上 空 に は 戦 闘 機 の 爆 音 が 残 っ た 。 だ が 、 雲 の 上 で の 戦 い は ど っ ち が 優 勢 な の か 、 地 上 で は 解 ら な か っ た 。   バ ッ ク フ ァ イ ア が 放 っ た ミ サ イ ル の 類 たぐい は 、 ほ と ん ど 海 岸 線 を 越 え る こ と が な か っ た 。 今 回 も ま た 、 十 十 重 の 防 空 網 が そ れ を 阻 止 し た の だ 。 た だ 、 ほ ん の 二 箇 所 ほ ど 、 火 の 手 が 上 が っ て い る の は こ こ か ら で も 解 っ た 。 一 発 か 二 発 、 地 上 ま で 辿 たど り 着 い た ミ サ イ ル が あ っ た の だ ろ う 。   苦 労 し て 空 挺 の 数 を 減 ら し た の に 、 こ う 毎 晩 増 援 を 送 り 込 ま れ て は か な わ な い と 思 っ た 。   土 門 は 、 早 速 そ こ か ら 観 測 し た 位 置 を 迫 撃 砲 中 隊

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17 第一章 プロパガンダ に 伝 え て 、 地 上 に 降 り た ば か り の 敵 を 一 二 〇 ミ リ R T で 攻 撃 さ せ た 。 敵 の 思 惑 は 早 い 内 に 砕 く ― 。   か な り の 広 範 囲 に わ た っ て 降 下 し て い た の で 、 迫 撃 砲 弾 の 威 力 は 限 定 的 だ ろ う が 、 敵 を 震 え 上 が ら せ る こ と は 出 来 る 。   部 隊 長 の 音 おとなし は 、 今 頃 戦 車 や 装 甲 車 を 蘂 取 側 の 東 側 へ 渡 さ せ 、 ず ら り と 並 べ て 迎 え 撃 つ 準 備 を し て い る は ず だ 。 気 の 毒 だ が 、 連 中 は ほ ん の 数 キ ロ 前 進 す る の が 関 の 山 だ ろ う 。   そ の 音 無 誠 せい 二 佐 は 、 ク ル ス 改 が も た ら す 情 報 を 元 に 、 て き ぱ き と 命 令 を 下 し つ つ 、 択 捉 島 守 備 隊 司 令 を 務 め る 奥 おくひらみち 陸 将 補 と 共 に 、 衛 星 チ ャ ン ネ ル の 臨 時 ニ ュ ー ス に 見 入 っ て い た 。   発 端 は C N N だ っ た 。 C N N が 、 択 捉 島 で 核 兵 器 が 使 用 さ れ た 、 と ス ク ー プ し た の だ 。 彼 ら は 、 放 射 能 汚 染 さ れ た 戦 闘 服 の 欠 片 を ガ イ ガ ー カ ウ ン タ ー で 計 っ て み せ 、 そ の 患 者 が 入 院 し て い る と さ れ る 大 学 の 付 属 病 院 前 か ら 中 継 さ せ た 。   続 い て 、 C N N の ス ク ー プ を 拝 借 す る と い う 形 で 、 N H K と 全 民 放 が 従 っ た ら し か っ た 。 今 は 各 局 と も 、 そ の 病 院 の 玄 関 に 中 継 車 を 出 し て レ ポ ー ト し て い る 。 職 員 が あ わ た だ し く 出 入 り し て い た が 、 誰 も ﹁ 何 も 話 せ な い ﹂ の 一 点 張 り で 、 病 院 側 の 記 者 会 見 が 開 か れ る か 否 か す ら 不 明 だ っ た 。 ﹁ だ か ら 民 間 病 院 な ん て 巻 き 込 む な と 言 っ た の に ⁉﹂   奥 平 が 舌 打 ち し て 毒 づ い た 。 ﹁ な ん で わ ざ わ ざ ア メ リ カ の 国 防 総 省 は 、 C N N の ス ク ー プ を 認 め た ん だ 日 本 政 府 が 窮 地 に 立 た さ れ る こ と は 解 っ て い た だ ろ う に ﹂ ﹁ だ か ら 、 ア メ リ カ は リ ン グ に タ オ ル を 投 げ た ん で す よ 。 こ れ 以 上 の 犠 牲 は 無 益 だ か ら 、 自 衛 隊 は 北 海 道 に さ っ さ と 引 き 揚 げ ろ と ﹂ ﹁ そ こ ま で 深 謀 遠 慮 が あ っ て の 話 か な ぁ 。 意 外 に 状 況 判 断 が で き な い 連 中 が 口 を 滑 ら せ た と か 、 あ る い は 、 そ の 消 息 筋 は 記 者 が で っ ち 上 げ た 架 空 の 人 物 と

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18 か 、 そ う い う こ と じ ゃ な い の か ﹂ ﹁ い え 、 そ の リ ー ク 元 は 実 在 し ま す よ 。 ヴ ォ ス ト ー ク と い う 愛 称 を 知 っ て い る の は ご く 一 部 の 専 門 家 だ け で す か ら ﹂ ﹁ あ の 女 通 訳 の 松 まつだいら さ ん だ っ て 知 っ て い た じ ゃ な い か ﹂ ﹁ 彼 女 は 特 別 で す よ 。 と に か く 、 今 、 世 論 調 査 を や っ た ら 、 政 府 の 支 持 率 は 一 晩 で 三 〇 ポ イ ン ト か そ こ い ら は 落 と す で し ょ う ね ﹂   N H K の 記 者 が 、 核 兵 器 が 使 わ れ た 以 上 、 自 衛 隊 側 の 死 者 は 千 人 単 位 に 上 のぼ る か も 知 れ な い 、 と 病 院 前 か ら リ ポ ー ト し て い た 。 一 度 使 わ れ て 引 き 金 を 引 く 敷 居 が 下 げ ら れ た 以 上 、 こ れ か ら は 頻 繁 に そ の 種 の 兵 器 が 使 用 さ れ る か も 知 れ な い 、 と も 言 っ て い た 。   ま る で 脅 し だ と 思 っ た が 、 そ こ に は 、 音 無 も 同 感 だ っ た 。   元 は と 言 え ば 、 国 くなしり ・ 択 捉 の 頭 文 字 を 取 っ て K E 作 戦 と 名 付 け ら れ た 北 方 領 土 奪 還 作 戦 は 、 一 人 の 男 の 野 望 に 基 づ く 。   そ の 奪 わ れ た 領 土 に ル ー ツ を 持 つ 北 海 道 出 身 に し て 元 幹 部 自 衛 官 だ っ た 総 理 秘 書 官 の 野 むらしん が 作 戦 の ア ウ ト ラ イ ン を 考 え た 当 人 だ っ た 。   つ い 一 週 間 前 ま で 地 を 這 う よ う な 支 持 率 だ っ た 総 理 大 臣 の 支 持 率 は 、 奪 還 成 功 と 共 に 急 激 に 跳 ね 上 が っ て い た 。   政 権 に と っ て は 支 持 率 浮 揚 の た め の 計 画 に 過 ぎ な か っ た が 、 野 村 に と っ て は 、 人 生 を 賭 け た 作 戦 だ 。 撤 退 な ど あ り 得 な い 話 だ っ た 。 彼 が 永 田 町 に 張 り 巡 ら せ た ネ ッ ト ワ ー ク に は 、 支 持 率 が 急 浮 上 し た こ と で 、 政 権 と し て の 目 的 は 達 し た 。 あ と ロ シ ア の 面 子 を 立 て つ つ 、 い か に 丸 く 収 め る か で 、 こ の ま ま 領 土 保 守 に 固 しゅう す る こ と に 意 味 は 無 い 、 と い う 囁 き も 届 い て い た 。   今 回 の 核 攻 撃 の リ ー ク は 、 彼 に と っ て は 非 常 に 拙 まず い 状 況 だ っ た 。 一 番 避 け ね ば な ら な い 事 態 で 、 こ こ

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19 第一章 プロパガンダ か ら ど う 挽 ばんかい す る か が 大 問 題 だ っ た 。   陸 上 自 衛 隊 内 に 作 っ た 心 理 作 戦 班 は 、 当 然 こ う い う 状 況 も 想 定 し て い た 。 自 衛 隊 が 大 き な 犠 牲 を 払 い 、 そ れ が ニ ュ ー ス と し て 流 れ た と い う 想 定 で 、 い く つ か の 作 戦 が 練 ら れ て い た 。   彼 ら は そ れ を 、 騒 音 を 騒 音 で も っ て 消 去 す る こ と か ら ﹁ ノ イ ズ ・ キ ャ ン セ ラ ー 作 戦 ﹂ と 呼 ん で い た 。   パ ブ リ シ テ ィ な ら 、 野 村 も お 手 の 物 だ 。 何 し ろ 、 自 分 の 親 分 を 一 国 の 宰 相 に ま で 出 世 さ せ た の だ か ら 。 核 攻 撃 に 関 し て も 、 実 際 に ヴ ォ ス ト ー ク が 使 用 さ れ て か ら 、 そ れ に 対 応 す る 物 語 が い く つ か 用 意 さ れ て い た 。 一 番 無 難 な も の は 、 護 衛 艦 が 被 弾 し 、 火 傷 に よ る 負 傷 者 を 若 干 出 し た 、 と い う も の だ 。 後 送 さ れ る 患 者 が 多 い 場 合 は 、 隊 員 を 満 載 し た 輸 送 機 同 士 が 滑 走 路 上 で 衝 突 し ⋮ ⋮ 、 と い う 筋 書 き が あ っ た 。   だ が 、 こ れ は お 手 上 げ だ っ た 。 C N N が 報 じ る 前 の 国 内 報 道 だ っ た ら 、 そ れ が 広 ま る 前 に 手 を 打 て る 。 し か し 、 C N N は 、﹁ 消 息 筋 ﹂ と い う 形 な が ら 、 国 防 総 省 の お 墨 付 き ま で 貰 っ て い た 。   こ ち ら の 広 報 戦 略 を 根 底 か ら 覆 す よ う な 衝 撃 だ っ た 。 外 務 省 は 、 国 防 総 省 が そ の ニ ュ ー ス に 同 意 し た こ と を 訝 いぶか し ん だ 。 ア メ リ カ は タ オ ル を 投 げ た が っ て い る ⋮ ⋮ 、 と い う 噂 が 一 斉 に 永 田 町 周 辺 の 外 交 筋 を 駆 け め ぐ っ た 。   電 話 を 三 〇 本 ば か り か け ま く っ た 。 外 務 省 を ど や し つ け 、 ア メ リ カ 大 使 館 に 抗 議 し 、 ア メ リ カ 政 界 と の 太 い パ イ プ を 持 つ 財 界 の 要 人 に ま で 文 句 を 言 っ た 。   ノ イ ズ ・ キ ャ ン セ ラ ー 作 戦 に 関 し て 、 そ の 間 陸 幕 か ら 二 度 作 戦 具 しん が あ っ た が 、 い ず れ も 突 っ ぱ ね た 。   時 間 稼 ぎ が 出 来 る の は 夜 明 け ま で だ 。 そ れ ま で に 、 ニ ュ ー ス が 軟 着 陸 す る 手 は ず を 整 え な け れ ば な ら な い 。 核 攻 撃 の 否 定 、 こ れ は 絶 対 要 件 だ が 、 自 衛 隊 が 犠 牲 を 払 い つ つ あ る こ と を ど こ ま で 認 め る か 、 そ れ も 問 題 だ 。   野 村 は 総 理 官 邸 地 階 の オ ペ レ ー シ ョ ン ・ セ ン タ ー の ブ ー ス に 篭 も り 、 最 後 に 、 K E 作 戦 の 指 揮 艦 を 務

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20 め る 護 衛 艦 〝 ひ ゅ う が 〟 に 秘 話 回 線 で 電 話 を 繋 が せ た 。   目 の 前 の 一 七 イ ン チ ・ モ ニ タ ー に ﹁ サ ウ ン ド ・ オ ン リ ー ﹂ と テ ロ ッ プ が 流 れ て い る 。 相 手 が 出 る ま で 、 そ れ を 無 言 の ま ま 眺 め て い た 。   ロ シ ア の 反 応 は ま だ 無 か っ た 。 モ ス ク ワ は 夕 方 か ら 夜 へ と 向 か う 時 間 帯 だ 。 ロ シ ア と し て は 、 し ば ら く は ダ ン マ リ を 決 め 込 ん だ 方 が 得 策 だ ろ う 。 核 な ん て 、 自 分 か ら 使 い ま し た ⋮ ⋮ 、 と 自 慢 す る よ う な も の じ ゃ な い 。   相 手 が 出 る と ﹁ 戦 況 は い か が で す か ﹂ と 尋 ね た 。 派 遣 艦 隊 司 令 の 倉 くらこうさく 海 将 が ﹁ ま た 敵 は 空 挺 の 増 援 に 成 功 し ま し た が 、 位 置 が か な り ず れ た 模 様 で す 。 蘂 取 の 部 隊 は 健 在 で す ﹂ と 応 じ た 。   ペ ト リ オ ッ ト を 擁 よう す る 防 空 任 務 部 隊 が 相 当 痛 い 目 に 遭 っ た ら し い こ と を 野 村 は 聞 か さ れ て い た が 、 野 村 も 倉 田 も そ の こ と に は 触 れ な か っ た 。 ﹁ 士 気 は ど う で す か ﹂ ﹁ 何 し ろ 、 ほ と ん ど の 部 隊 が 無 傷 で す 。 ノ イ ズ さ え 入 ら な け れ ば 、 わ れ わ れ の 士 気 は 極 め て 旺 盛 で す ﹂ ﹁ 申 し 訳 あ り ま せ ん 。 司 令 。 あ の ニ ュ ー ス は 想 定 外 だ っ た 。 陸 幕 が い ろ い ろ と カ ウ ン タ ー を 練 っ て い る が 、 こ れ と い う の が 無 い ﹂ ﹁ で は B プ ラ ン は な し で す か ﹂ ﹁ A プ ラ ン で の 軟 着 陸 を 探 っ て い ま す 。 ま ず 国 防 総 省 が 、 昼 前 の 記 者 会 見 で 、 ヴ ォ ス ト ー ク の 存 在 を 否 定 し ま す 。 核 兵 器 が 使 用 さ れ た こ と を わ れ わ れ は 確 認 し て い な い 、 と い う 声 明 を 出 さ せ ま す 。 火 消 し も 向 こ う に さ せ ま す ﹂ ﹁ そ れ は 賢 明 な 判 断 だ と 思 い ま す 。 し か し 、 東 京 で も 話 題 に な っ て い る と 思 い ま す が 、 そ も そ も 国 防 総 省 か ら リ ー ク が あ っ た こ と で 、 ア メ リ カ の 意 図 を 訝 し む 声 が あ る の で は あ り ま せ ん か ﹂ ﹁ 当 然 、 そ こ が 問 題 に な る 。 直 接 前 線 の 指 揮 官 と 話 し 合 う べ き だ と 思 っ た の も そ れ が 理 由 で す 。 あ ち こ ち を 突 い て み ま し た が 、 こ の こ と に 政 治 的 な メ ッ セ

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★ ご 覧 い た だ い た 立 ち 読 み 用 書 籍 は P D F 形 式 で 、 作 成 さ れ て い ま す 。 こ の 続 き は 書 店 に て お 求 め の 上 、 お 楽 し み く だ さ い 。

参照

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