理 学 療 法 学 第41 巻 第
3
号147
〜
158
頁 （2014
年 ）研
究論文 （
原
著）
変形 性股 関節症
に
罹 患
し
て
人
工
股
関
節
置換術 を
受
け
た
患
者
の
身体機能
や
活
動
に
術前
お よ び
術後
の
運
動
介
入
が
及
ぼ
す影響
＊一
ラ
ン
ダ
ム
化
比
較試験
に
対す
る シ
ス
テ
マテ
ィ
ック レ ビ
ュー
お よ び
メ
タ
ア
ナ リ
シ
ス
ー
梅 原 拓 也
1
）
＃田 中
亮
2
）
金
口
瑛
典
3
）
要旨
【
目的
1
本 研 究
の 目的
は，
変 形 性
股 関節
症（
股OA
）
に罹
患 して人 工股 関 節 置 換 術 （
THA
） を 受 け
た患 者
に対 す
る術 前
お よ び術
後
の運動介
入 が．
身
体
機
能
お よ び活 動
に及
ぼす 影 響
をあ き ら
か にす
る こ とであ
っ た。
【
方 法1
本 研 究の デザ イン は，
シ ス テマ テ イ ック レビュー
およびメ タ アナ リシ ス であ
っ た。4
つ の 電 子 デー
タベー
スを使
用 して運動 介 入
が身体 機 能
お よ び活動
に及
ぼす 影響 を調
べた
ランダム化 比 較 試 験 （
以 下，RCT
）
を収集
し た。
身
体 機 能
お よ び活 動
に及
ぼす 運 動
の効 果
につ い て，
実験 群
とコ ント
ロー
ル群
の 差の デー
タ を 統 合 し た。
結 果
のエ ビ デ ンス レベ ルはGRADE
シ ス テ ム を用
い て判 定
した。【
結
果】
13
編
のRCT
論 文
が抽 出 さ
れ た。術 前
の運 動 介 入
に より効 果 が 認 め ら れ た
ア ウ トカムは，
Harris
Hip
score（
以 下．
HHS
）
，
歩
行
・
階 段 昇 降
・
トイ
レ移 乗
・
椅 子 移 乗 開 始
日 であ
った
。
術 後
の運 動 介
入，
特
に特 定
の運動
介
入 の追加
により効 果
が認
め ら れ たアウ トカ ム は，
股
関節
外転
の筋 力
，
最 大
酸
素摂 取
量，
お よ び歩
行 率
であ
っ た。効 果 が 認
めら
れた
ア ウ トカ ムのエ ビ デン ス レベル は，
HHS
が「
高 」
，
歩
行 開始
日が「
低 ⊥ そ
の他 が 「
中 」
であ
っ た。【
結 論 】 術 前
の運 動 介 入
お よび術 後
の通常
の リハ ビリテー
シ ョ ンプロ グ ラ ム に追加
さ れ た運動
介
入によっ て，
身体 機 能
お よび活 動
は改 善す
る という
エ ビデン スが示
さ れ た。
キ
ー
ワー
ド人
工股 関 節 置 換術
，
身体 機 能
，
メタ ア ナ リ シス は じ め に人工
股
関節 置 換 術 （
Total
且ip
Arthroplasty
：以 下，
THA
）
は．
変
形性 股 関節 症 （
Hip
Osteoarthritis
：以 下，
股
OA
） 末 期 患 者
に適 用 さ れ
る治療 方 法
であ
るD
。 そ し て，
THA
の術前
も しく
は術 後
に おい て は，
運 動 介
入 を 中 心 と し た 理学 療 法
が実 施
さ れる。梅 原
ら 2）に よ ると，
術前
お よ び術 後
の運 動 介 入
は．
股
OA
に罹 患
し てTHA
を受 け
た 患者
の在 院
日数
に影 響 を
及ぼす
という質
の高
い ＊Effects of Preeperative or PostDperative Exercise
Interventions
onPhysical Function and Activity in Patients with
Hip
Osteoarthritis
Undergoing Total Hip Arthroplasty：ASystematic
Review
and Meta・
analysis of Randomized Contro且ed Trials1＞社 会福 祉 法 人恩 賜 用団済生会呉病院リハ ビリテ
ー
ショ ン室（〒737
−
0821 広 島県呉市三条2−
／−
13）Takuya Urnehara
，
PT：Department of Rehabititation．
’
Saiseikai
Kure Hospital
2） 広 島 国 際大 学総 合リハ ビ リ テ
ー
ショ ン学部リハ ビリテー
ション学 科Ryo Tanaka
，
PT：Hiroshima Internationat University，
Departmentof Rehabilitation
．
Faculty of Rehabilitation3） 広 島 国 際大 学 大 学 院 医 療
・
福祉科学研究科Akinori KaneguchL PT：Graduate School of Medical Techno且ogy
and Health Welfare Science
，
Hiroshima lnternational University＃ E
−
man ：start．
umeO421 ＠gmail．
com（受付日 2013年 10 月 29 日／ 受 理日 2014年2月27日） エ ビ デ ンスが
あ
る。在 院
日数
の短 縮
に は，
杖 歩 行 獲
得
日数
3）が影響
し，
杖 歩 行 獲 得
には，
疼 痛
4）や歩 行 能 力
4 ＞5） とい っ た身体 機 能
や活 動
の レベ ルが影 響
する。
その た め，
在 院
日数
の短 縮
の背 後
には，
術 前 お
よ び術 後
の運 動
介
入 に よ る身
体 機 能
や活 動
の改 善
があ
ると予 想 さ
れ る。
運 動 介 入 が 身 体 機 能 お よ び 活
動
に及
ぼす 影 響
を検 討
した ランダム
化
比較 試験 （
Randomized
Controlled
Trial
；以 下
，RCT
）
はいく
つ か報 告
さ れて い る 6−
9＞。
wallis
らlo）は，
THA
術 前
の運動 介 入
の効 果 を検 討
し たRCT
に対
してシス マ テ ィッ ク レビュー
お
よび
メタ ア ナ リ シスを行
い，
運 動介
入 が身体 機 能
お よ び活 動
に及
ぼす 影 響 を
報
告 してい る。
Wallis
らlo）は，
術 前
の運 動 介
入 による股
関節 外
転の 関節
可動
域（
Range
ofMotion
：以 下．
ROM
）
，
お よ びthe
Western
Ontario
andMcMaster
Universities
Arthritis
Index
（
以 下，
WOMAC
）
で評 価
さ れた
身体 機 能
へ の有 意
な効 果
は認
められ な
い が，
疼 痛
“？
Harris
Hip
score（
以下
，
HHS
）
へ の有 意 な 効 果
は認
め ら れ たこ と を 報 告 し た
。
し か し な が ら，
Wallis
らlo）は
，
疼 痛
と股 関節 外 転
ROM
に限
っ て術 前
のデー
タを統
合 し
て おり
，
THA
後
のデー
タ は扱
わ れていな
い。
そのNII-Electronic Library Service
148
理学 療 法学 第41
巻 第3
号 た め，
術前
の運動 介
入に よ る 術後
の疼 痛
お よ び 股関 節 外
転ROM
に 及 ぼ す 効 果 は 検 証 さ れてい ない。
ま た
，
術 後
の運動 介 入
がTHA
術 後
の身体 機 能
お よ び活 動
に及
ぼす 影 響
を検 討
してい た論 文
には，
シ ス テマ テ ィ ック レ ビュー
を実 施
し たMonaco
らll）．
Minns
Lowe
ら12），
お よ びメ タ アナ リシ スを実 施 し
たVissers
ら13）があ
る。 し か しなが ら，
Monaco
ら ll） やMinns
Lowe
ら12）の シ ス テマ テ ィッ ク レビュー
に は以下
の よう な 問 題
が指 摘
でき
る ；1
） 研 究
デザ イ
ンがRCT
以 外
の一
次
研究
が含
ま れ ている た め，
エ ビデン スの信
頼性
の高
さ が保 証
さ れ ない，2
）
術後 早
期 だけ
で なく術 後
1
年
以 上 経 過 し ている 対象
者も含
ま れ ている た め，
エ ビデ ン．
スの一
般 化の範 囲 が あい まい と な る，3
）
研 究テー
マ に 合 致 している が 分析
に含
ま れていない論
文14）15｝が あ る。
ま た，Vissers
ら13 ）のメ タ ア ナ リ シスに は，
研 究
デ ザ インがRCT
以外
の一
次 研 究
だけ
で なく
，
介
入方 法
が 運動 以 外
の一
次 研 究 も含 ま れ
てい る。そ
のた め，
運 動 介 入
に よ る真
の効 果
につ い て信 頼 あ
るエ ビ デン スを 明確
に でき
ない といっ た問 題が指 摘
でき
る。
より信 頼性
の高
い運
動 介 入
の効 果 を検 証 す
る に は，
上 記
の問題 点 を 考慮
しな
け れ
ばな らな
い。そこ で
，
本研 究
で は，
研 究
デザ インをRCT
に限定
し，
術 前
の運 動 介 入 ま た
は術 後
1
ヵ月
以内
に開 始
さ れた 運 動
介
入の研究
デー
タ か らメ タア ナ リシス を行
い，
股
OA
に罹 患
してTHA
を 受
けた患 者
の術 前
および術 後
の運動
介
入 が身体 機 能
お よ び活動
に 及 ぼす 影響 を検 討 す
るこ とを 目的
と した
。
方 法本 研 究
のデザ
インは，
シス テマテ ィ ッ クレビュー
お よ びメ タ ァ ナ リ シ ス であ
っ た。
1．
研 究 選 択
の適 格 基 準
以 下の
組
み入
れ基 準
に合 致
した臨 床 試 験
を本 研 究
の対
象
に含
めた
。（
1
）研 究
デザ イ
ンがRCT
であ
る，
（
2
） 対
象 者
は股
OA
により
THA
を施行
してい る，
（
3
） 介
入 手段
は運 動
であ り術 前
の運動 介
入の有
無 も し く は 術 後4
週以 内
に実 施 し
てい る，
（
4
） 別
の研 究
と対 象 者
が 重複
し て いな
い，
（
5
）
ア ウ トカ ム に身 体 機 能
ま た は活 動
が含
ま れ てい る，
（
6
） 言 語
が英 語
であ
る。
本 研 究
では，
術 後 早 期 の運 動 介 入
の影 響
を検 討
し た かっ たこと，
お よ び 日本で使 用 さ れ
てい る多 く
の ク リニ カル パ スは在
院 日 数 が4
週16）17）以内
と想 定
さ れている こと を考
慮 して，
術 後4
週 以 内
の運 動 介 入
の効 果
を検 証
してい た論
文 に 限定
し た。
論 文
の選 択
は，2
名
の研
究者
が 独 立 し て 行っ た。
2．
研究 資 料
の収 集
2012
年
3
月 ま
で の臨 床 研
究の 論 文 を，PubMed ，
Study
’ Group Slze Meanres onseStandarddeviation
Experlmenta1
η 1，
綱 1r ∫41
，
Controi
η 2，
刑2厂
∫ 4z尸
Ni＝
・
nlE ＋nZi（n、厂 1）sdl
、
＋ （η2、
−
1）∫dl、 Si＝
N
匚
一
2
MDi
＝
mli−
M2iSM ・・
一
撃
（
・一
、。 3．
，）
L
L 図 1
平 均 値 差 と標準化 平 均 値 差の計算式
PEDro
，
Cochrane
Central
Register
ofControlled
Trials
，
Comulative
Index
toNursing
＆Allied
Health
の
電 子
デー
タベー
ス に て検 索
し た．
検 索 式
は，
PubMed
の場合
「
arthroplasty，
replacemen しhip
」
，
「
osteoarthritis，
hip
」
，
「
exercise⊥
お よ び「
exercise therapy 」のMesh
Terms
を使
用 して行
っ た。
電 子デー
タベー
スの検
索 に加 え
て，
論 文 を網 羅 的
に収 集 す
る た め にハ ン ドサー
チ を行
っ た。身体 機 能
も しく
は活 動
に関 す るデー
タの平 均，
標 準 偏 差 も
しく
は標 準 誤
差 あるい は95
％信
頼 区 間 が 報告
さ れてい た論 文
を本 研 究
の分析 対 象
に含
め，
そ れ 以外
を除 外
し た。3
．一
次 研 究
の質
の評 価一
次 研 究 の質
は，PEDro
ス ケー
ル に て評 価 し
た。PEDro
スケー
ルは10
項 目 か ら な り，
得 点
が高
いほ ど研
究
デザ インの質
が高
い こと を 意味 す
る。
評 価
は，
2
名 （
梅
原
，
田中）
が 独 立 し て 行っ た。
評価
の結
果 が異
な る場 合
は，
合 議 を 行っ て2
名の合 意 が 得 ら れた結
果を採
用 した。
4．
デー
タの統 合
一
次 研 究の デー
タを 統 合 す
るため の要 約 指 標
と して，
平 均値 差
また は標 準 平 均 値
差 を使
用 し た。
ま た，
平 均 値差 と標 準 平 均 値 差
の計 算 式
を．
図
1
に記 載
し た。
デー
タの統 合 には
，
Review
Manager
5
（
Cochrane
Information
Management
System
）
を使
川 し た。
統 合モ デル は，
統合 す
る デー
タの異 質 性 を検 定
し，
その結 果
に よっ て 選 択 した。
具体
的に は，
異 質性
を認
め ないデー
タ に は 固定 効
果モ デ ル に よ る統 合 結 果
を，
異 質 性 を 認 め る 場 合 は変
量効 果
モ デ ル による統
合結
果 を そ れ ぞ れ 採 用 し た。異 質性
の判 定 指 標
には12
を使
用 し た。
これら
の統 計 解 析
は有
意水 準
5
％ で検 定
し た。
N工 工一
Eleotronio Library人 工 股関
節置換 術前 後
の 運動
介入 が身
体 機 能・
活動
に 及 ぼす 影 響 149 統計 量未 記載9編 除外 い るも
のがあ
れば
，
活 動 時
の値 を採 用 し た
。RCT
論 文
か ら抽
出 さ れ た数値
は，
小 数 点第
2
位 を 四 捨 五 入 し記 載 し た。抽 出 さ
れ たRCT
論 文
は，
術 前
の運動 介 入
の効 果
を 検 証
してい た5
編
17−
21），
と術 後
の運 動 介 入
の効 果
を検 証
して い た8
編 14）15）24−
29 ＞であっ た。
特に，
術 後の運 動 介 入
の効 果
を検 証
して いたRCT
論 文
では，
術 後
の早 期 運 動 介 入 （
2
編 ）
24＞25）お よび術 後
の通 常
の リハ ビ リ テー
シ ョンプロ グラ ム（
以 下，
リハ プログラ ム）
に追加 され た 運 動 介 入 （
6
編 ）
14）15）26−
29）が扱 わ れ
て いた。 選 択論 文13編 図2
論 文の収 集と選 択 の 過 程5．
エ ビデン ス レベ ル結 果のエ ビ デ ンス レベ ル は
GRADE
シス テム 18 ）を 用 い て判 定 し
た。GRADE
システム に よ れ ば，
研 究
の限界
，
結 果
の非
一
貫性
，
エ ビデ ン ス の非 直 接 性
，
不 精 確 さ
，
出
版
バ イア ス の5
項
目が エ ビデ ン ス の質
に影 響
を与
える。
こ れ ら5
項 目
につ い て，
統 合
さ れ たデー
タの ア ウ トカム ご と に検
討
し，
そ れ ぞ れのエ ビ デン ス レベ ル を判 定
し た。
結
果
1
．
研究
の選択
電
子
デー
タベー
ス での検 索
の結 果
を，
図
2
に示 す
。
あ
ら か じ め 設定
してい た組
み 入 れ 基準
に 合致 す
るRCT
論
文20
編 が 抽 出 さ れ た。
さ ら に，
参 考 文 献 か ら組 み 入 れ基 準
に合 致 す
る2
編
のRCT
論 文 を
ハ ン ドサー
チ に て追
加
し，
合 計
22
編
が分 析
の対 象 候 補 と
なっ た。 そ のう
ち，
身体 機 能 も
し く は活 動
の デー
タの 平 均，
標 準 偏 差 も し く は標 準 誤
差 あ るい は95
％信 頼 区 間
が報 告
さ れてい た論
文
13
編
14）15）19−
29）を メ タアナ リ シス の対 象 論 文
と し た。
2
．
採
用 し た論 文
の特 徴
抽 出 さ
れ た研 究
の個 人 特 性
と介 入 方 法
の概 要 を表
1
に示
し，
ア ウ トカ ム と結 果
の概 要
を表
2
に示 す
。ま
た，
疼
痛
に限っ ては，
複 数
の評 価 指 標
があ
る場 合
，
使 用 頻 度
の多
かっ たWOMAC
，
Visual
analogue scale（
以
下，
VAS
）
の
順
に値
を抽 出
し，
WOMAC
とVAS
の値
が ない場合
は，
各
RCT
論 文
で使 用
さ れて いる評 価 指 標 を抽 出
し た。
さ らに，VAS
な
どの値
で安 静 時
や活 動 時
の記 載
が さ れ て3
．
統 合
の結 果
術 前
の運 動 介 入
，
術 後
の早 期 運 動 介 入
，
および術 後
の 通常
の リハ プログ ラムに追 加
さ れた運 動 介
入の効
果 に 関す
るデー
タ の統 合 結
果を
，
図3 〜
15
と表
3
に 示す
。1
） 術 前
の運 動 介 入
疼
痛へ の効
果 を検
討 し てい た5
編19−
23）のRCT
論 文 は，
す
べての論
文 に おいて 運動
介 入 に よ る有
意 な効 果
を認
め てい な かっ た。
さ ら に，
これ ら5
編
19−
23 ） のデー
タ を 統 合 しても，
運 動 介 入 に よ る 疼 痛 減 少の効 果 は 認 め ら れ な かっ た（
図3
）
。
エ ビデン ス レベ ル は「中
」
と判 断
さ れ た（
表
3
）
。
股
関 節 外 転
ROM
へ の効 果
を検 討
して い た 全3
編
20一
22）のRCT
論 文 にお
い て，
有 意 な効 果 は 認 め られ
ていな
かっ た。さ ら
に，
これ ら
3
編
20−
22） のデー
タを統
合
し ても
，
運 動 介 入
に よ る股 関 節 外 転
ROM
の改 善
は認
め ら れな
かっ た（
図
4
）
。 エ ビ デン ス レベ ル は「中 」
と判 断
さ れ た（
表
3
）
。
HHS
へ の効 果 を 検 討 していた3
編 20−
22 ）のRCT
論 文
のう ち
，1
編
21）のRCT
論 文
に おいて有 意 な効 果 が 認
め ら れて いた。 こ れ ら3
編
20−
22） の デー
タを統 合 し
た結
果
運動 介 入
に よ るHHS
の有 意 な改 善
が認
め られた（
図5
）
。 エ ビ デ ンス レベ ルは「高 」
と判 断 さ
れ た（
表
3
）
。身 体 機 能 （
WOMAC
）
へ の効 果
を検 討
して い た 全2
編 19）20）のRCT
論 文で は，
有 意 な 効 果 が 認 め ら れて い な かっ た。
これ ら2
編19
）20
）のデー
タ を統 合
しても
，
運
動介
入 に よっ て身体機
能（
WOMAC
）
の改 善
は認
め ら れ な かっ た（
図6
）
。
エ ビ デ ンス レベ ルは「
非 常
に低 」
と判 断 さ
れ た（
表
3
）
。歩
行
・
階段 昇 降
・
トイレ移 乗
・
椅 子 移 乗 開 始
日へ の効
果 を 検討
してい たRCT
論 文
は．
2
編
21）22）であ
っ た。 これ らのう
ち，
運動 介
入 に より有 意
な効 果
を示
した項 目
は，
歩 行
以外
で あっ た。
こ れ ら2
編 21）22）の デー
タ を統
合
し た 結 果，
運 動 介 入 に よ る歩
行・
階 段昇
降・
トイレ移乗
・
椅
子移 乗
の開 始 日の有
意 な短
縮効 果
が認
め ら れ た（
図
7 〜10
）
。
歩 行 開 始
日のエ ビ デン ス レベ ルは，
「
低 」
と 判 断 さ れ た（
表
3
）
。
その他
の階段 昇 降
・
トイレ移 乗
・
椅
子 移 動 開始
日のエビ デ ンス レベルは「
中 」
と判 断 さ れ
た（
表
3
）
。
NII-Electronic Library Service
150
理 学 療 法学 第41巻 第3
号表
1
抽 出
され た研究
の個 人 特 性 と介
入 方 法の概 要 著 者・
年 群 個 人 特性 介人 時 期 期 間 方 法 Berge ら．
20042D
C
n
＝
21
（
79
．
0
％）
，
年
Va
＝
71
．
0
（
6
．
1
）
術前
6w
術
前介
入な し，
術 後：2
群 同様の内
容E
n＝
19
（63
．
0
％），
年 齢＝
71
．
6
（6
．
e
） 臨 床 心 理士，
PT とOT
で リラッ クスや 行 動の方 法 を認 知し股OA
の教 育 を実 施Ferrera
ら．
200818
〕C
n＝
12
（58
．
0
％），
年 齢≡
63
．
1
（6
．
9
） 術 前4w
術 前 介人 な し，
術後：2
群同様の内容En
＝
ll
（
64
．
0
％）
．
年 齢＝
63
．
8
（9
．
0
） ス ト レッチ （ハ ム ス ト リングス・
股 外 転・
屈 曲）
，
筋 力増強 運動（
股外 転・
膝
伸 展）
，
有
酸素
運動 （
LL）
，
姿勢指導
Gocen
ら．
2ee4
19｝C
n＝
30
（26
．
7
％），
年齢＝
55
．
5
（14
．
4
） 術 前8w
術 前 介 人 な し，
術 後 ：2
群 同 様の内 容 E n＝
29（44．
8％），
年齢＝
46．
9（lL5） 筋 力 増 強運動 （UL ）．
SLR
，
ス トレ ッ チ．
ADL 練 習Rooks
ら．
200417
〕C
n
＝
25
（54
．
0
％）
，
年齢＝
58．
0
（
5．
0
）
術 前6w
術 前教育
，
術 後；2
群同様の内容E
n≡
25
（44
．
D
％）．
年齢≡
58
．
0
（5
．
0
）C
群の術 前 教育，
水治療法，
全身健 康 プロ グラ ム （心 臓 血 管系・
筋 力・
柔 軟 運 動）
Vukemanovic
ら．
2008鋤C
n＝
22
（80
．
0
％），
年齢＝
56
．
2
（18
．
5
） 術 前1
回E
n＝
23
（70
．
0
％）．
年齢＝
60
．
1
（1LO
） 術 前 介 人 な し，
術 後：2群 同様の内 容 術 前 教 育，
ADL
指 導Liebs
ら，
2012
z2）C
n＝
138
（62
．
0
％），
年齢＝
69
．
1
（9
．
8
） 術後5w
術 後14
日 より水治療 法，
ROM
，
筋緊張 緩 和．
早期
バ ラン ス
，
歩 行調 整，
ADL
練 習 Munin ら．
199S
23）E
n＝
138
（63
．
8
％）．
年 齢＝
66
．
7
（10
．
3
）C
n
＝
12（
83
．
3
％）
，
年齢＝
74D（
5．
8
）
術 後
退院 早期 まで
E
n＝
14
（85
．
7
％），
年齢＝
75
．
7
（5
．
4
） 術 後6
日 よりC
群 と同様の内 容 開 始 術 後7 日 か ら 運動介
入開 始，
E
群と同様
の 内容 術 後3
凵以 内に運 動 介 人 実 施，
平 日PT
が30
分／2回，
OTfl
回．
患 者 が 理 解 あ れば PT とOT
が60
分f2回．
全 患 者は 土曜 日 に30 分／1回とアイシ ング を実 施Grange
ら．
20
〔｝415
〕C
n≡
7
（85
，
1
％），
年 齢≡
75
，
4
（5
．
1
） 術 後6w
下肢 筋 力 増 強，
ROM
，
水 治 療 法E
n
≡
7
（
85
．
1
％）
，
年齢
＝
74
．
9
（
5
．
0
）
C
群の運動，
有酸素
運 動（
LL
） Hesse ら，
200325〕 Cn
＝
40（70．
％），
年齢＝
655（
9．
9）
術 後退 院
ROM （股
・
膝）
，
筋
トレ（
外
転・
伸
展）
，
歩 まで 行ex，
階段ex，
水 治 療 法E
n＝
39
（69
、
2
％）、
年齢＝
64
．
7
（13
．
1
）C
群の運 動 トレッ ドミル運 動Husby
ら．
201014
｝C
n
＝
12
（66
．
7
％），
年 齢三
58
，
0
（8
．
0
） 術 後4w
ス リングセラ ピー
（股 関節 屈 曲，
外転 内 転 伸展），
水 治 療 法E
n
＝
12
（58
．
3
％〉
．
年 齢＝
58
．
e
（5
．
0
＞C
群の 運 動，
有 酸 素運動 （LL
） 筋 力 増 強運 動（
レ ッグ プレ ス，
股外 転）
，
＊患 者に適し た負荷Jesudason
ら，
200227
｝＊C
n
＝
19
（
57．
1
％）
，
年
齢＝
69
．
3
（
7
．
9
）
術後
lw
起 立ex
，
歩行exE
n＝
19
（42
．
8
％），
年齢＝
69
．
1（7
，
9
） C群の運 動，
ROM （股 屈 曲・
伸 展・
内転・
外 転，
膝 屈 曲・
伸 展，
足背 屈・
底屈 ），
筋 トレ （大 腿 四 頭 筋 ）Suetta
ら，
200426
）C
n＝
9
（77
．
8
％），
年 齢＝
68
．
0
術 後 12w 筋 力 増 強 運 動 （大 殿 筋，
股 外 転，
屈 曲
．
足背 屈・
底 屈．
SLR
）
膝 伸 展・
E
n；
ll
（54
．
5
％），
年 齢＝
69
．
0
C
群の運 動，
筋力 増 強 運 動 （大 腿四頭 筋，
レッ グプレ ス），
臼転 車エ ル ゴ メー
ター
：患者 に 適 した負 荷で実 施Unlu
ら．
200724
）C
n＝
9
（55
．
6
％），
年 齢＝
52
．
6
（10
．
3
）術 後
6w
歩 行だけ 実 施El
n
＝
9
（77
．
8
％），
年齢＝
45
．
4
（8
．
7
）自主 トレ （監 視 なし）：ROM
，
筋 力 増 強 運 動 （等尺性・
遠 心 性 収 縮の股 関節 運 動 ）E2
n
＝
8
（75
．
0
％），
年 齢＝
57
．
8
（7
．
5
）自主 トレ （監視 あ り）：
E1
と同 様の内 容 略 語 ：C＝
コ ントロー
ル群，
E＝
実験 群，
n＝
対 象者 （女 性 比 率 ），
w＝
weeks，
PT
＝
Physicat
Therapist
（理 学 療 法士），
OT
＝
Occupational
Therapist （作 業 療 法 士），
OA
＝
osteoarthritis．
LL
＝
lower limb，
UL＝
upper limb，
SLR＝
straight legraising
，
ADL＝
activities ofdaiLy
living
，
ROM
；
range of movement，
ex＝
exercise＊
＝
n は脱 落 者を除いた数 値
．
年
齢・
女 性率
は，
脱 落 者 を含んだ数 値．
人工股 関
節
置換 術 前 後の運 動 介 入 が身
体 機 能・
活 動に及 ぼす 影 響151
表
2
抽 出
され た研 究
の ア ウ ト カ ムと結 果
の概 要
著 者・
年 ア ウ トカ ム 結 果 （術 後デー
タ） PEDro Berge ら，
200421） 疼 痛 NRS 活 動 E（2．
4 ± 3ユ）＝
C（3．
2± 2，
2） 4flOFerrera
ら，
200S
18）身
体 機 能 疼 痛RQM
股 関 節ス コ アWOMACWOMAC
股 関 節外 転HHSE
E（18．
3
± 12，
4）＝
C
（28，
5
±10．
0
）E
（L7
±2
．
4
）＝
C
（2
，
2
±1
．
8
）E
（43
．
0
±6
．
3
）＝
C
（39
．
1
±4
．
4
）E
（69
．
5
±7
．
5
）＝
C
（65
．
2
±15
．
4
）
6
〆10Gocen
ら．
2
〔｝0419
） 疼 痛ROM
股 関 節ス コ ア 活 動 制 限VAS
活 動 股 関 節 外 転HHS
歩 行 開 始日 階段 昇 降 開 始日 トイレ移 乗 開 始 日 椅 子 移 乗開始日E
（1
．
2
±L6
）＝
C
（L3
±L7
）Eq7
．
2
±12
．
6
）＝C
（17
．
3
±13
．
8
）E
（85
，
3
±118
）＞C
（78
．
7
±9
．
4
） E（2．
1±0
，
2）＝
C
（2．
2 ±0
．
4） E（6．
2± 1．
7）＞ C（7．
4± 1．
0）E
（42
±O
．
5
）＞C
（5
．
1
±1
．
3
） E（42 ±0
．
7
）＞C
（5
．
6
±L5
）6
／10
Rooks
ら，
200417
）身
体 機 能疼 痛
WOMACWOMAC
E
（
2
．
6
±2
，
6
）
＝
C
（
2
．
7
±2
．
0
） E（
12．
8
±9
，
0
）
＝
C
（
12．
9
士8
．
0
）
5
／10
Vukomanovic
ら．
200S
2e） 疼 痛ROM
股 関節
ス コ ア 活 動 制限VAS
活 動 股 関 節 外 転 HHS歩
行 開 始日 階 段 昇 降 開始日 ト イ レ移 乗 開 始 日 椅 子 移 乗 開始日E
（
10
．
3
±17
．
3
）
＝
C
（
11
．
5
±17
．
3
）
E
（
34
．
3
±8
，
9
）
＝
C
（
36
．
0
±7
．
9
）
E（
51．
3
±82
）
＝
C
（50．
1± 6．
2
）
E（1．
4
±0
，
5）＝
C
（L8 ±0
，
6）E
（3
．
7±1
．
7
）＞C
（5．
4
±1
．
5）E
（2
、
3
±0
．
9
）＞C
（3
．
2
±1
，
2
）E
（2
．
2
±1
．
0
）
＞C
（
3
．
3
±1
．
2
）5
／10
Liebs
ら．
201222
）疼痛
WOMAC
E
（
13
．
7
±15
．
3
）
＝
C
（
13
．
1
±14
．
6
）
7
／10
Munin
ら．
199823
） 疼 痛FSI
E
（＆1
±9
．
5
），
C
（9
．
3
±12
，
2
）6
／10Grange
ら．
200415
） 運 動 強 度 歩 行 歩 行VO2
Peak
速 度 歩 行 率E
（10
．
5
±2
．
8
）＝
C
（8
．
2
±1
，
2
）E
（66
．
1
±15
、
0
）＞C
（44
．
7
±6
．
4
）E
（1052
±12
．
1
）＞C
（90
．
9
±9
．
0
）5flO
Hesse ら．
200325） 力 行 筋 歩 股 関 節 外 転 速 度 E（4，
2 ±0
，
7
）＞C
（3
．
7
±0
．
7
）E
（1D
±0
，
3
）＝
C
（0
．
9
±0
．
3
）8
／10
Husby
ら．
201014
） 筋 力 運 動 強 度歩
行 股 関節 外 転VO2MAX
歩
幅 E（50，
0
±22
．
0
）≡
C
（42，
0 ± 16．
0） E（31
．
9
± 7．
8
）＝
C
（29
．
3
± 112） E（69．
4 ±6．
6
）＝C
（71
．
8
±7
ユ） 4／10Jesudason
ら．
200227
）歩 行 速 度
E
（O．
4
±0
．
2
）＝
C
（0
．
4
±0
．
2
）7
／10
Suetta
ら．
200426
）歩
行 速 度 E（1．
1±0
．
4）＝
C
（0
，
9
±0
．
1）5
／10
Unlu ら，
200724〕・
ElorE2VSC
筋 力 歩 行歩
行 股 関 節 外 転 速度歩
行 率E
ユ（38
．
0
±1LO
）＞C
（19
．
0
±8
．
0
） E2 （30
，
0
±98
）＞C
（19
．
0
±8
．
0
） Eユ（74．
4 ± 24．
0＞＞C（59．
8± 14．
0） E2 （56
，
7
±5
，
0
）＞C
（59
．
8
±14
．
0
）E
ユ（lll
．
0
±17
，
0
）＞C
（88．
2
±16
．
O
） E2（
104．
8 ± 7．
0）＞C（88．
2± 16．
0）6
／10
略 語 ：
NRS
＝
numerical rating scale，
ROM
≡
range of movement，
WOMAC
＝
Western
Ontario
andMcMaster
Universities
Arthritis
Index
，
HHS
＝
Harris
Hip
Score
，
VAS ＝
visual analogue scale，
VO2
＝
oxygen consumptiQn，
FSI
＝
Functional
status index
，
E；
実 験 群，
C
＝
コ ントロー
ル群，
E
＝
C
：有 意 差 な し，
E
＞C
：E
群のほうが有 意に改 善St驂dγorSubgrou 葬｝
εxp鬯「
im
登 醜報匡1
｛：o隨竃ro 【 5蒙d
．
Mean Diff駐re臓ee酬鰮 n sD 和ta■ M礁a“ 5P Teta匪 Weighヒ ■V7 Fix愈雌r 93％⊂ 隔
Std
．
颶細 織Diff驚r駐n聡IVr Fi蠶礪藤？嬲 ％ 《：1
NII-Electronic Library Service
152
理 学 療 法 学 第41
巻 第3
号表
3
エ ビ デ ン ス レベ ル 試験数PEDro6
点 未 満の （群 数 ） 試験 数の割 合 統 合 効 果量 ［95％CI］−
0
．
12
［
−
0
．
39
，
0
ユ6
］
1．
29 ［−
1．
8．
4．
37］ 3．
74 ［1．
〔レ4，
6．
45］ ＊−
4．
34 ［−
14．
ll，
5．
43］−
0
．
19
［
−
O
．
39
，
0
．
00
］＊
−
1
．
37
［
−
1
、
94
，
−
0
．
79
］＊
−0．
85
［−
1
．
25
，
−
0
．
46
］ ＊−
1
、
23
［−
1
．
68
，
−
0
．
78
］＊
12
エ ビ デン ス レベ ル 術 前の運 動 介入 疼 痛 ROM（
股外
転）
HHS 身体 機 能 （WOMAC ） 歩 行 開始日 階段昇 降開始 日 トイレ移 乗 開始 日 椅子移 乗開始囗53322222
％ ％ ％ ％ ％ ％ ％ ％03300000
63355555
0
％ 中†25
％ 中‡ 0％ 高 72％非 常に低
∫
28
％低
∫
∫
0
％ 中 †0
％ 中†o
％ 中 † 術後の 早 期 運 動介入 疼 痛2
0
％ 術 後の通 常の リハ プロ グラ ムに追加 され た運 動 介 入 筋 力 （股外 転 ） 最 大 酸 素 摂 取量 歩 行 率 歩 行 速 度 42り
D60
．
03
［−
0
．
21
，
0
．
26
］0
％ 高33
％ 100％50
％40
％0
．
90
［0
．
39
，
1
．
41
］ ＊ 2．
33 ［0．
03，
4，
63］ ＊17
、
09
［9
．
85
，
24
．
34
］ ＊0
．
39
［
一
．
03
，
0
．
81
］38
％0
％o
％40
％ ‡・
丁 †亠
÷ 中 中 中 中 略 語：ROM＝
range of movemcnt，
HHS＝
Harris Hip Score，
WOMAC＝
WesternOntario
and McMasterUniversities
Arthritis Index ＊ p〈
0
．
05
†減 点理日］＝
PEDro スケー
ル6
点未 満の試 験 数の割 合≧50
％ ‡ 減 点 理 由＝
∬2＞ 25％．
∫
減 点 理 由＝
PEDro スケー
ル 6点 未 満の試験 数の割 合≧ 50％．
信 頼 区 間が大 きい，
12＞25
％．
∬
減点 理 由＝
PEDro
スケー
ル6
点未 満の試験 数の割 合≧50
％，
∬2＞25
％．
翫凵dy orSvbgrnupExperimental Co噴閲1 酬爾 n SD 1『
otal 湖紀an sg TgtalWeight 酬en睫 DiffΩren ‘ε Iv7 Fi瓦e己r 9猛％ ｛1 M廼an Dif陀r續 瞬 囎 IVr Fixに纛津
9S％ 霞1 図4
術 前の運 動 介 入による股 関節 外 転ROM
の改 善の効 果E）t
’
perimemtal Cantret 靨餡 論Dif俺陀nα ｝ M朋 闘Dlfferefica鼠驤dy or 5”bg陶 ロP 胴鰓 n 5D To脇覇 M册 n 謳D 恥 菰aIW 紐ig卜竃 Iv
，
F漉 d，
％ ％ ｛ 鑒 臥 5i聡 d，
嬲 ％｛：匡 F6rr匪ra Z蓬〕D8 69．
得7 7．
49 王1 GQ⊂enzoo4 64
，
樗5 5。
gz 2965．
25935蔦．
母 6．
62123077 毘 59．
6％ 鳳 η 卜5．
雪0014．
041 5．
蓬o［廴59，
8、
611 吾 V驢ko職a にZOO容 51、
Z5 8艦
17 18 Tgtal 哩9郵冤 （1｝ 3850 註 廊、
171 呂 虧｛皇 32．
躑 loo．
｛隅 1．
15トヨ5ε5
．
5Sl 3．
74i1．
胴，
6溺 羹◇
囚e総r四er漣誌V：匸睡［〜蟄
廴7暖，
｛響濫
Z（P＝
．
42 ｝； 【z監
Te雪ヒ衡ro サera 謎o蜘α：Z含
Z71 ζP＝
0．
0〔卜7〕 0影一
〇−
F群our5 （o臓睡 醸v難 陪 鈴 鰍 飜r瞞驚r践邑 図 5 術 前の運 動 介 入に よ るHHS
の改 善の効 果Experimenzat Centra 嚢 Mean Difference Mean Di伽 雌n
図6
術 前の運動 介 入に よ る身体機 能
（
WOMAC
）の改 善の効 果人 工 股関
節
置 換 術前
後の運動 介入が身 体機 能・
活 動に及ぼす 影 響153
flxperimental Contrel Mean Difference 麟鰓 n卩i俄 r徳n麗
図
7
術
前
の運 動 介 入に よ る歩
行 開 始 日の改 善の効 果鯉 rim紐醐聖al Ccntral 酬飆 纐bifFemertce 瞬翩 籠Differenwe
図
8
術 前の運動 介入 に よ る 階
段
昇 降 開 始日の改 善の効 果Experimen驚n蔭 ⊂ontrol Mean
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図9
術 前の運 動 介 入に よ る トイレ移
乗
開始
日の改善
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図
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術 前の運 動介 入に よ る
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2）
術後
の運動 介 入
（
1
） 術 後
の早 期 運 動 介 入
疼 痛
へ の効 果 を検 討
し てい た全
2
編
24 ）25 ）のRCT
論
文 は，．
術 後
の早 期 運 動 介
入 に よ る 疼 痛の有 意 な減少
を認
めてい な かっ た。 これ ら
2
編
24）25） の デー
ダ を統 合
して も，
術 後の早 期 運 動 介 入
に よ る疼 痛 減 少
に有
意 な効 果
は示
さ れな
かっ た（
図11）
。
エ ビデ ン ス レベ ル は 「高 」 と判 断
さ れた（
表
3
）
。
（
2
）術 後
の通 常
の リハ プログラ ム に追 加
さ れ た 運動 介
入股 関 節 外 転 筋の筋 力へ の
効 果
を検 討
して い た3
編
4
群
14）26）27）のRCT
論 文
のう ち
，
2
編
3
群
26 ）27 ）に おい て術 後
の通 常
の リハ プロ グラ ム に追 加 さ
れた運 動 介
入に よ る有 意
な 効 果 が 認 め ら れ て いた。 こ れ ら3
編4
群 14）26）27）のデー
タを 統合
し た結 果
，
術 後
の通 常
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154
理 学 療 法 学 第41巻第3号駆perimenta匪 Contrel Std
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術後の通常のリハ プロ グ ラムに追 加 され た 運 動 介 入に よ る股 関節 外 転 筋の筋力の改
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図13
術後の通 常のリハ プロ グ ラムに追 加さ れ た運 動 介 入に よ る最 大 酸 素 摂 取量の改 善の効 果
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図14
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