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温州ミカン幼樹の栄養生長ならびに結実におよぼす土壌湿度の影響について-香川大学学術情報リポジトリ

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籍23巻 第1号(1971) 27 温州ミカン幼樹の栄養生長ならびに結実に およぼす土壌湿度の影響について

井上 宏,末包 正,木下 隆

Ⅰ緒 口 最近,温州ミカンの果実の品質向上が叫ばれ,水分管理の面からも検討が加えられつつあるが,筆者らは幼樹を用 い,それらの栄養生長ならびに開花・結実に.およぼす土壌湿度の影響紅ついて.観察した。その結果を報告する. 本論文の要旨は,昭和36年度園芸学会秋季大会に・おいて発表した ⅠⅠ実験材料および方法 本実験はカラタチ台温州ミカン(尾張系)3年生樹を用い,香川大学農学部構内のガラス室に‥おいて行なった まず,あらかじめ5000分の1ア−ルのワグネルポットの底部紅礫1顆,上部に鳳乾土(壌土)5顆を密状態に・充して, 1959年4月17日に1鉢1樹ずつ定植した。ガラス室はなるぺく外気温と変らないように窓の開閉紅留意した。 処理区は第1表のとおりで,容水景の70,50および30%の土壌湿度にそれぞれの期間維持する区を設けた。すなわ ち,70%,50%および30%区ほ1959年4月下旬より2年間,1959年皮の70−50,70−40,70−30%区は8月1日から 9月25日まで,1960年度のそれらは前年70%の土塊湿度に.維持した個体について:7月1日から8月31日までの期間の みそれぞれ50,40,30%紅土壌湿度を低下させて.,樹体の反応を観察した。なお,1959年は着果させなかったが,1960 年紅は着果させて果実の肥大・品質に.およばす影響もあわせて調査した。1処理に.はいずれも3樹を供試した. 第1表 処理区の土壌湿度 注 容水量の%で表示 供試土壌の水分恒数は次のとおりである・ 容水盈 ‥ 47・08%(対乾土頚%) 水分当鼻:16‖54%(対乾土重%) 萎凋係数: 8.99%(対乾土壷%) (容水量の35り13%) (容水温の19.09%) 上記の処理区の設定は,供試土壌の容水豊からポット内土壌をそれぞれの土壌湿度に維持する紀要する給水愚を 算出し,ポットの秤盈に.より午前中に不足蒐を濾水した= ポットの上部からの土面蒸発を防止するため,ビニ−ルフ ィルムで完全被覆し,局部濯水のできるように.ガラス管を2本,ポットの申ごろまで挿入し,上端匿はゴム栓を施し た。土壌水分の減少時の給水は,所定の土壌湿度より容水鼻の5%の減少時を目安として,所定より5%多い点まで 行なった樹休や果実の生長による重畳増加の補正ほは場栽培のミカン樹のそれらから推定して,適宜行なった肥 料は1959年に.ほ5月8日に.,1960年に.は7月4日にチッ素5ダ(硫安),リン酸3ダ(過リン酸石灰)およびカリ2ダ

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香川大学農学部学術報舎 28 (硫酸カリ)を各ポットに.施用した. 測定項目は以下のとおりである〃 1959年:新柏伸長畳,葉数,葉面積,恭敬盈(前述の給水豊から算出) 1960年:1959年の項目の外,開花期,着花数,果実の横径の肥大,果実の収量,果実の品質(糖度一屈折糖度言†によ る;酸含良一与ioNaOH紅よる満足法;着色歩合;浮皮歩合),11月下旬に・掘りあげて各部の解体調査・ なお,ガラス室内の実験期間中の気温,湿度および水面蒸発意は籍1図のとおりである 水面激発疏︵M血 %100 1週間あたり盲混鹿 0 0 0 第1図 実験期間中の気象状態 ⅠⅠⅠ実 験 結 果 〔1〕1959年の実験 (i)新栴伸長畳

生育期間中土壌湿度を容水虫の70%,50%および30%に維持した場合の,新梢の伸長曲線(それぞれ5本の新梢紅つい

て調査)および秋相伸長停止時の全伸長鼠は儲2および発3図のとおりである・すなわら,春栴の伸長は70%区がも 第3図 全新婚伸長量(1959)

っともまさり,夏椅は50%区が他の区よりも早く伸長を開始し,合計逼では他の区よりも多く仲良した・また,70%

区のみ紅秋柏の伸長がみられ,全新棺伸長患で著しく他の区よりまさった(算4図)・・春季から70%の土壌湿度に保っ

た個体を8月1日から9月25日までそれぞれ50,40,30%紅低下させて秋栴の伸長を観察したところ(第5図),土壌

湿度の低下区ではいずれも秋杓の発芽・伸長がみられず,旧葉の落葉が著しくなったl70−30%区では8月上旬から

の約2か月の土壌湿度低下期間中に旧菜の約40%が落葉した(第2表)

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第23巻 算1号(1971) 30%区 50%区 70%区 第4図 1959年秋季の生育状態 簡5図 星季の上壌湿度の低下と新栴伸長 (1959) 欝2表 旧来の落葉状態(1959) 第6図 1樹あたり1週間の蒸散蔓(1959) 落莫率(%)」2.14.219。438.18.015.4 (ii)蒸 散 畳 70%,50%および30%区の1樹あたり1週間の蒸散景の季節的変化ほ第6図のとおりであり,土壌湿度の高い区に おいて蒸散盈が多かった前述のよう紅土壌湿度の高い区は新栴伸長包も大であり,当然葉面積も大であったので澤 位菓面層あたりの蒸散盈に換節してみると第7図のとおりである..薬面着100c遥あたりの兼散患でも70%区が最大で あり,30%区が最小となった.いずれにしても8月申・下旬の蒸散崖が各区とも最大であった. 最も蒸散量の多い夏季の2か月間に土壌湿度低下処理を行ない,蒸散藍の変化をみた,低下処理期間の8月1日か ら9月25日の56日間(第2期)と 7月31日以前の56日間(第1期)および9月26日以後の56日間(第3期)の3期の 1樹あたりの蒸散壷を比較してみると(第3衰),70%区では欝2期匿償1期の223倍,第3期に1.24倍の兼散蒐を示

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香川大学農学部学術報告 算3表 各期の1樹あたり蒸散畳(1959) 70 70 70

70%】l l

50%40%30% 50% 30% J二 J. (’( 、(; (、 11.3 11.4 13.0 16.3 12.8 4.9 (100)(100)(100)(100)(100)(100) 25.2 19.8 15.2 11.7 21.9 9.6 (223)(174)(117)(72)(171)(196) 14.0 7.7 9.0 7.5 6.9 5.0 (124)(68)(69)(46)(54)(102) ()内の6月6日∼7月31日の蒸散意を 100とした比数 したのに.対し,土壌湿度低下区では処 理期間中の煮散最低下はもちろん,第 3期でさえも,かなりの兼敵意低下の 傾向をみせた.これは70−30%区でも っとも著しかった.一方,50%区でほ 第3期に蒸散良の低下をみたが,30% 区でほ第1期と変らない蒸散盈を示し た−以上の傾向は葉面積100c適あたり の兼散愚でみて:もまったく同じであ った(第4表) 第7図 案面積100c遥あたり1週間の蒸散量(1959) 第4表 各期の葉面積100c遥あたり蒸散盈(1959) 月 日

、、 70 70 70 70% l J l 50% 40% 30% 50% 30% CC CC CC CC CC CC 317 267 366 339 312 193 (100)(100)(100)(100)(100)(100) 6,6∼7.31 81′−ノ9.25 9.26∼11町20 600 426 283 (189)(160)(77) 256 169 174 (81) (63)(48) 217 394 340 (64)(123)(176) 115 127 177 (34)(41)(92) 注:()内の数字は6月6日∼7月31日の兼散鼻を100とした 比数 「2.〕1960年の実験 (i) 開花期および着花数 籍5表 開花期と着花数(1960) 前年度土壌湿度を70,50および30%に.それぞれ保った 区の開花期および開花数は第5表のとおりである.開花 期ははとんど変らなかったが,土壌湿度の低い区はど遅 い傾向を示した.宕花数は前年の新梢伸長鼻が最大であ った70%区で多く,最も劣った30%区で最小であった. なお,供試材料はガラス室内で栽培されたためか,は場 より約2週間早く開花した. 区 開花期 着花数 (ii) 果実の肥大と新栴伸長 幼果の初期の生長ほ,30%区で著しく劣り(第8図),7月中旬になると全果が落果した.70%区と50%区のその後 の果実肥大の状態は第9図のとおりで,70%区の肥大が50%区より良好であった 70%区で7月1日から8月31日までの2か月間,前年度の実験と同様に.土壌湿度を低下させた場合の果実肥大をみ ると第6表のとおりであるり70−40%,70−30%両区では,低 ̄下処理期間中紅果実の肥大の抑制をみたが,9月から 70%の土壌湿度紅もどすと,成熟期までの横径の肥大鼻は70%区と変らなくなった.70−50%区では低下処理期間中 でも肥大の抑制は認められなかった.

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31 発23巻 籍1弓(1971) 籍6表 各期の果実横径肥大鼠(1960) 日∼8月31日 9月1日∼11月28日 20.0罰糀 21.月給況 22“0 21.1 15.8 20小9 15.4 20.8 17.0 20.5 70% 70−50% 70−40% 70−30% 50% 30%区 50%区 70%区 第8図 開花50日後の幼果の発育状態(1960) 本実験の供試樹ほ5000分の1アールのワ グネルポットでの栽培のためか,3ハノ5果の 着果をみたに過ぎなかったが,幼樹では新 杓の伸長は果実の肥大を,果実の肥大は新 栴の伸長を抑制することがあるので,両者 をまとめて図示すると第10図のとおりであ る.なお,1樹あたりの果実数および1果平 均丞は寛7表のとおりである・70%区は新 柄の伸長がよくて果実の肥大が幾分抑制さ れたのに射し,70−50%区では果実の肥大 がよく,真相の生長もはとんど認められな かった.70−40%,70−30%の両区では果実 の肥大はかなり抑制され,真相の伸びも後 者では抑えられた.50%区でほ春栴の伸び mm 60 50 果 実40 の 秩30 径 20 10 0 第9図 果実の肥大(1960) <U 動棺伸長蒐Cm20  ̄− _− 第10図 新相伸長崖と果実収竃(1960) (ii王) 果実の品質

果実の品質を比較すると第7真のとおりであるい果実比壷は50%区および夏季に土壌湿度を低下させた70−40%,

70−30%の両区に.おいて大であった・果皮の垂慮割合は70−50%区紅おいて最大で27い4%におよんでいるが,夏季に

それより土壌湿度を低下させた区では果皮率ほ低かった・浮皮の程度ほ70−50%区で大であったが,着色は他の区よ

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香川大学恩学部学術報薯 32 葦7表 具実の収患およ び品質(1960) の敵意 汁狩 ∴・ ・

鼻 果実数1県平均重宝墓誌霊湯浮皮歩合着色歩合嘉汁農

収 % % ダ % 10.2 0.858 11.3 1.016 9.9 1.135 9.1 1.280 10.9 0.990 70% 70−50% 70−40% 70−30% 50% 4 0 0 0 0 3 5 0 5 0 6 9 6 .4 7 206い1 2L3 89.6 0u89 23.8 378.0 4−0 94…5 0巾85 27.4 141.2 2.0 70.6 0.94 17.6 140.6 2.0 70.3 0.94 21.3 226.4 3.3 681.6 0.92 23.8 0 5 0 0 0 5 7 0 0 7 1 2 2 2 1 注:浮皮歩合……浮皮でないものを1,甚だしい浮皮を4とした・ 着色歩合…‥完全着色を10,緑色果を0とした。 りよかった.70叫30%区では着色が著しく悪かった.果汁の糖度は70−50%区で高く,70−40%,70−30%区では低 かった.クェソ渡合塩はこれらの区間では運の傾向な示し,糖度の高かった区が低かった.なお,70%区のク・エソ駿含 塁は最低であった. (叶)掘り上げ時の樹体重 ニヒ壌湿度を容水盛の70,50,30%に約2年間維持して生育させた幼樹を掘り上映 各部の生体壷鼠を測定した(寛 8表)ひ樹体各部とも70%区が最大で,30%区が最小であった・とくに・細根の発生遽銅こおいて−30%区が著しく劣った(第 12図)50%および30%区に根部の枯死が認められたが,70%区ではまったく認められなかった・ 算8表 掘り上げ時樹体重(1960) 貴 大 神 職 根 根 春 夏 春 夏 旧 旧 主 秋 秋

葉 菓 枝 枝 柴

枝 幹 地上部計 地下部計 全樹体窪 タ グ タ グ タ グ タ グ タ グ ダ タ グ 47−1 79い9 20…2 14.5 16 53‖1154。9 371.3 90.8 628 244‖8 398.4 769い7 19.0 56.9 10…3 4.9 1…1 19.7 102.7 214,6 67..5 445 2008 312け8 5274 3.9 12.5 4…9 1.8 0‖5 13.0 63.51001 55り3 24り8 310111.1L211い2 (Ⅴ) 要 水 盤 上述の樹体各∃βの立体頭から,実験2年目の薪成嵐(果 実を含む)を求め,それらを乾物壷に.換辞して乾物増加盈 とし,これらの数値で4月9日から11月25日にいたる70, 50および30%区の蒸散昆の値を除して要水盛を求めた(算 9表)。70%区で277CCを示したが,50%区で要水愚が最/J\ となった・30%区でほ70%区の値に.近かった 弟9表 安永畳(1960) 区 乾物増加蓮 蒸散壷 要水盈 CC 277 237 274 ダ CC 245.2 67,840 169.0 40,055 38小2 10,450 第12図 掘り上げ時の根の状態(1960)

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第23巻 籍1号(1971) 33 ⅠⅤ 考 察 果樹の生育における好適土壌水分についごて小林(7)はブドウで容水蔓・の49′−84%,森田ら(11)はナシ,カキ,リンゴ, マメガキ,イチジクで土塊湿度30∼40%(容水蓮の71∼95%),モモ,クリ,プドク,ウメ.オクトクで20∼40%(容 水盛の48∼95%)であったとしている.温州ミカンについてこの種の成績ほ.みられないが,筆者らの本実験で容水崖 の70%の区が最も生育がよかったところから,こ、の程度の土壌湿度に生育の好適点があるのではないかと考える.な お,本実験材料の台木であるカラタチの好適土壌水分について,大畑(12)はその実生の生育が土壌湿度30∼40%(容水 崖の71∼95%)の区でよかったと述べでいる.各種カソキツの兼散作用と土壌水分の関係について,飯塚(5)は温州ミ カンとナツダイダイで,B柑LORAI・MENDEl(3)はサワーオレンジとスイートライムの実生で土壌含水蔑の多い間は蒸 散鼠が大であり,含水邑が少なくなると蒸散蜃は著しく減少することを認めている.本実験でも容水愚の70%区の蒸 散愚は50%および30%区にくらぺで1樹あたりの値でも,単位莫面積あたりの値でも大であった.これらの現象は土 壌湿度の低下に.ともなう凝ゐ吸水カの減少(1・付噸や,実の気孔の開放時蘭の短縮(6叱よるものと思われる. 実験2年目の開花数は,70%区が最も多く,30%区が著しく少なかった・確水と着花数の関係についての鈴木ら(14)の 成繚紅よると,籍2年目の春の放任区の着花数は漆水区紅くらぺ著しく多かったの紅,寛3年目の春には著しく少な くなった.これらの関係について,初年度は放任区で生殖生長を盛ん紅し,次年度匹.は無液水による累積的効果が栄 欄生長ととも紅生殖生長をも極端に抑制した結果であるとの考察が加えられているが,本実験では3年生樹を5000分 の1アー・ルのワグネルポットに栽培したためか傾向が早期に.あらわれ,30%区で1年目にすでに栄養生長,生殖生長と もに潮鳩りされたものと考え.る. 果実の収量および品質については,本実験の規模では多くを論じることはできないが,最近の多くの研究の結果(9 134115)と一致し,夏季2か月間の土壌湿度の低下で果実の収塩を減じ,糖含意を低下させ,クエン酸含盈を増大させ ている. 小林ら(8)が調査した温州ミカンの要水琴は4月11日から9月 月9日から11月25日まで測定)で鱒最ても樹嘩の生育のよかった70野卑で277CCであった・土壌含水意と要水盛の関係に ついて,玉井(16)は1年性作物で既往の箪績をも含めて検討し,L飽和の含水長の50∼60%付近.に・要水盛の最少値がある としている.筆者らの実験でも容水盛の50%区での要水塁が70%区および30%区のそれより低かったご芦沢(去)は/プド クの着果樹と無意果樹の要水墨を比較して:いるが,、両者はいずれも容水量の50%の区でそれより土壌湿度が高い区や 低い区軽くらぺ要水鼠が小きかったことを認めてもナる・ Ⅴ 摘 要 1。.1959年および1960年の2か年にわたり,ガラス室内のワグネルポット(5000分の1アール)栽培の温州ミカン3 年生樹紅ついて,土壌湿度が樹体の生長ならびに結実におよぼす影響を観察した・ 2い1959年には着果させず,栄益生長のみ紅ついて調査したが,土壌湿度を容水星の70%に保った区の生育が最もよ かった.30%区の生育は著しく劣り,蒸散畳も少なかった.こ.れらの個体を1960年も引き続いて同じ土壌湿度に維 持し,着果させたところ,30%区ほすべて7月中に落果した・70%区の収穫果は50%区のそれより大であった・ 3.前年度から容水患の70%に土壌湿度を維持して生育させた個体を,1960年紅は着果させ,同年の7月1日より2 か月間のみ,土壌湿度をそれぞれ50,40,30%に低下させた区を作り,果実の肥大を見たところ,40%以下に低下 させた区では収穫時(11月下旬)の果実の大きさが劣り,着色も遅れた。. 文 献 (1)ALDRICH,W.W.,WoRK,A.:Proc・Amer ∫oc.助〃.ぶc∠,32,115−123(1934). 【2)芦沢正義:香川大学農学部紀要17,1−69(1964) (3)BIELORAI,H.,MENDEL,K.:./いAmer巾 Soc 月ゎれ㌧.ざの94,201−204(1969) (4)HAIMA,F‖F.:タグ−〃CA〝Zβ′’いぶ鋸い肋れ ∫cオ1, 31,108−109(1933) (5)飯塚一・郎:京大学位論文,1−−87(1967) (6).loNES,Ⅰ.D:PγβC..A傲絆.ぶ加.月初イいぶの, 28,6−14(1931). (7)小林章:園学雑,16,172−180(1947) (8J・−−「 島村和夫,中島芳和:小林尊者 果樹儲芸 総論(1953)より引用 (9)栗山隆明,白石真一・:昭和42年度園芸学会春季大 会研究発表要旨,132−133(1967)

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香Jll大学農学部学術報告 34 α0トMAGNESS,J.RりFuRR,J.R.;タグ〃ぐ..A明βγ‖ぶocい (1亜 鈴木鉄男,金子衛,田中実:国学雉, 肋れ∫cgり27,207−211(1930). 36(4),389−398(1967). (川 森田義彦,米山寛一・:国学雉,20(3,4), (15)−,−,軸,:国学椎, 153−157(1952). 38(4),287−294(1969). ㈹ 大畑徳輔:園学雑,18(1,2),95−100(1949). 仕掛 玉井虎太郎:作物生理講座(水分生理編)48−50, (13)坂本辰息奥地進:園学雉,39(2),107−114 東京,朝倉書店(1961). (1970).

Effects of soilmoisture on the growth and fruitingof

young Satsuma orangetrees

HiroshiINOUE,TadashiSuE壬【ANE,and TakashiKINOSHITA

SⅦmm8ry

l.Experimentswere carriedouttoclarify the effects of soilmoistureon thegrowthandfmitingof

youngSatsumaorangetreesfrom Aprilto Novemberin1959and1960.Threepyear−01dtrees were grown ina greenhouseinWagneI′spots(1/5000a.)filled withaloamsoil.

2.Soilmoiture was maintainedin70%,50%and30%of water capacity throughout two growing seasons.In the first year,r10nqbearing trees showed vigorous growtllin the 70%l−plot.The treesin the

30%−plotshowedverypoorgrowthwithdecreasing transpization・In the second year,the treesin the 70%−plotpr9ducedlargerfmitsthaninthe50%−plot・Allyotmgfruitsinthe30%−plotdropped within 80days afte士bloom.

3.h the70%−plot、SOilmoisture WaSlowered to50,40and30%of water capacity during2months OfJulyand Augustin1960.Lowering of soilmoisture under40%inhibited fIuit growthandits coloring.

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