談話室-香川大学学術情報リポジトリ

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全文

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69 談 話 室

指定図書のあり方について

角 田 旅 人

渡 辺 正 彦

多くの方々に,この資料をお読み頂き,指 定図書(学参図書においても同様)のあり 方について,全集,特に個人全集が購入不 可能である点について御意見を頂戴し,こ の間題の正しい解決を目ざす手がかりにし たいと思う。 ところで,手の問題は資料に・もある通 り,「文学」領域に.限らず社会,自然など の領域にも共通に存在するはずである。す なわち,全集という形でなくとも,共時 的,適時的な叢古,特定の研究に対する数 巻の叢雷,逐次刊行物などはいくらでも考 えられるからである。文学の場合,全巻で 1∼3巻く小らいお個人全集もあり,委員会 の見解は全集と名のつく以上これも不適当 というものであった。なお,この文書を提 出後,私たちはS委員と廼接会う機会を 得,S委員からこの問題を全集購入の方向 で今後の委員会の検討課題とするという好 意ある返答を得たことをここに記し,委員 会の早速の理解ある反応に感謝した次第で ある。 資料I S先生 指定図書の件についてM先生より,委 員会の御意見をうかがいましたが,疑問 がありますので,直接お話ししようと恩 昭和52年度の一小般教育用の指定図書のリ スト提出が国語教室に所属する私たち両名 にも依頼された際,私たちが投出した図書 リストに対し,指定図書委員会ほその内容 を不適当と判断したという委員会の見解が M教官を通じて私たちに伝達された。私た ちはその委員会の見解に対して素朴な疲問 を感じ,委員会との交渉の日時の余裕と機 会もなかったので,以下のような文書(メ モ)を・S委員に共同で提出Lた。この問題 は今後の,−・般教育,専門を含めての指定 図書のあり方にもかかわり,また,一L般教 育における山人文科学領域としての「文 学」の授業において,自然科学における実 験器具,薬品,外国語教育におけるLL設 備,テ・一プおよびそれに録画,録音された ものに相当する,教材(教科雷ではない) としてこの図書はいかにあるべきか,および それに関連して,図書館の図書とその機能 と文学の授業との関係−これも外国語教 育におけるLL設備,特に本学における外 国語自習室とアナ・ロジカルな関係を想定で きる−・はどうあるべきかについてきわめ て重要であると思われるので,あえて私信 の形でS委員に提出した文吉をここに発表 することにした(実は以下の文吉の文面末 尾にもある通り,あらかじめ本欄に投稿す ることを断わっておいたものである。)

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角田旅人・渡辺正彦 70 ⇔ 全集のうち必要なある巻を指定する という考えもあるようですが,「全集」 というものについての認識が全く不充分 と思われます。「全集」ほ全体(たとえ 百巻あっても)で一つの作品でありま す。でなければ「全集」で出る意味があ りません。現在端本で買ったものも館に 見られるようですが,その巻をたまたま 発行している時期にあたれば別ですが, そうでない場合は案外困難で,特に完結 した場合はセット販売になります。端本 を購入すると他の機会に.全集を買えた場 合,その該当分は余分になります。これ は大学図雷館の充実整備という問題にか かわってきます。 臼 文学の場合「全集」が不可というこ とになれば他の分野の同一魔の逐次刊行 物,分冊形式はすべて不可になります が,実際は認められているのを確認しま したので,不統一・,不公平です。 西 予算的軋不可儲である場合はもちろ ん取り下げますが,その分空白となった わけで,代わりの指定索望を認めてくだ さい。 飼 全集は学参図書でという考え方もあ りますが,学参図熟ま授業と結びついて いるわけではなく,一一・般的に対象を選ん で希望しますので性格が適い,かつ,こ こでも購入は難かしいと思います。完 結,未完結に限らず,現実には希望が認 められる機会ほほとんどないと患いま す。 閃 −・般教育課程においては,文学関係 では基本的(国民的)な全集を図普館に 整備することは,その大学の教育水準に かかわってくるうえ,学生の自主的な教 養を育てるための土台ともなるので,特 いましたが,お会いできませんので,以 下に当方の意見をメモし,御判断をお願 いしたいと思います。 H 「全集」は不可とのお話しでありま すが,指定図書について,要項によれば 「学生数に応じて,同一・種類の図書を多 数備付ける複本制が必須の条件」とあり ますが,この内容は指定図書が「全集」 であることを何ら否定しておりません。 とくに個人全集は同一偏頗匿あたり,た だ,それについて複本を要求しなかった のは,単に予算面を配慮したに過ぎませ ん。文学に.おける図書はたとえば生物・ 化学・物理などの実験の実験器具,薬品 などに該当するもので,補助的なもので はなく,基本的なものです。どうしても なくては叶わぬものなのです。講義で扱 った場合,それを学生が読んでいなけれ ば,あるいは可能性がなければ,料理番 組をテレビで見て,料理した気になった り,食べて味わったような気持になるこ とを要求しているわけです。自分が食べ ないのに,人がうまいと言ったとしても それでうまいと思えるでしょうか。さら に学生が主体的に研究する場合,特定 の,たとえば,「坊っちゃん」という作 品をやる場合でも,それを深く理解する ためには,他の「草枕」・イ明暗」な どの作品を読まなければならず,また, ェ.ッセイ,日記,昏臥 習作,メモ,書 き入れまでかかわってくるうえ,読み力 によっていままで関係ないと思われて も,関係があるのを発見できるわけで す。とくに授業のテ・一マが一イ乍品を問題 にするのではなく,大きい問題を取り上 げる場合はなお,全集それに他の作家の ものなどと広がってくるわけです。

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談 話 室 71 に配慮してください。四国のような地理 的状況,文化的状況ではなおのことで す。鼎立図書館にも全集は少いのです。 以 上 急ぎましたので,乱筆乱文になりまし たが,当方の意をお汲みとりください。 なお,このメモは後日,「一般教育研究」 の「談話室」に投稿する材料にしたいと 思いますのでお返しください。 署 名 略。 資料Ⅱ 「香川大学指定図書制度実施要 項」(昭和47年11月7日制定。昭和51年 11月16日改正)の「1目的」の項。 「大学に.おける教育ほ,原則として教室 内の講義等と教室外の自学自習とによっ てなりたつ単位制教育である。この教室 外の自学自習を効果的に行なぁせ,学生 の勉学を促進するために,指定図書制度 を実施し,これに.よって単位制教育の理 念を生かし,教官と付属図書館が一・体と なって教育効果を高揚することを目的と する。 「五 指定種項数」の項 「原則として,−・授業料日あたり5種燐 以内とする。」 「六 複本数」の項 「原則として,受講生10人に1冊の割合 とし,新規購入分については,−・般教育 で5冊,専門教育で3冊以内とする。.」

総合科目についての一つの提案

−「児童文化静」−・

渡 辺 正 彦

であって■,このテーマに関して一般的な, 常識的な理解しか持ち合わせていない。こ れほ残念なことであるが,しかし,かえっ てものおじしないで自由に.発想できる葡利 な面もあるかと思われる。もちろん,ま だ,思いつきの段階である。どうか多くの 方々の教示と助言を頂きたいと思う。 児童,すなわち子どもたちは自然的,社 会的に,特に文化的道産の蓄積の中で,そ れらを継承する形で育てられるし,また, 育って行く。退座というと固定化された過 去のものというイメ1−ジが強いので,環境 といってもよいし,情報といってもよい。 要するにこれは子どもに.とっては「既成品」 であるが,同時に刻々と新しく変化するも 総合科目は−・般教育の理想を追求する過 程で一つの試行として最も有力なものの一・ つであろうが,現実の総合科目は種々の矛 盾を胎んで釆ており,その将来は決してバ ラ色でないことは周知の通りである。以下 に私が述べる新しい科目についての投薬は それらの矛盾の解決を根本的に目ざしてい るのではない。しかし,テーマが現代的で あること,特に教育学部の学生を含む本学 の一−・般教育の受講学生にとって身近な問 題で,かつわかりやすいものであること, 学生自身が調査に取り組めることなどの特 徴を持つ点で,矛盾の現象的な解決に多少 は寄与することができるのではないかと考 える。もちろん,私の専攻は近代日本文学

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渡 辺 正 彦 が過去の歴史,社会の中でどのように扱わ れて来たか,また,その原因を考究する。 ② 現代における児童の環境 今日の児童の置かれている自然的,社会 的,家庭的環境,学校などの教育的環境の 特徴とその問題点。児童に関する法律一 児童憲章,児童保護法,学校教育法,教育 基本法など。また,比較文化人棋学的,比 較社会学的な観点から,興った社会におけ る児童に対する社会の態度,しつけ,子ど も碗などの遣い,その原因も考える。 ③ 児童心理学的アブロトーチ 児童特有の認識力,思考方法。不安な ど。 ④ 児童ジャ1−ナリズムの現状と問題点 ㊦ 映画,TVなどの児童もの。マン ガ,劇,教育番組などが児童にどのような 影響を与えるか。 ① 少年向け週刊誌−いわゆる「少 年S」とか「少年M」などのマンガ,劇画 の主題,思想,情緒の分析とそれらが児童 に与える影響。 ⑤ 児童文学 ⑦ 日本 ① 各国(ヨ仁一ロッ/く,アメリカ,ア ジアなど。) ⑥ 伝承一民謡,玩具,遊びの世界 ⑦ 児童のための地域的な文化活動の実 態と問題点,その展望 児童のための図書館,文化会館やスポ− ツ活動,母と子の読書運動など。 72 のを包含する点で流動的でもある。特に社 会的な変動期にほ実際には大人が新しい環 境を用意したのにもかかわらず,それらが 常に作り出した大人たちの意図と予想を超 えているためでもあろうが,新しい環境の 中で新しい欲求や認識,思想,行動形態を 獲得した子どもたちが作るであろう,次の 新しい環境に対して,また,そのような子 どもたちの存在そのものに対して,大人は 期待,恐怖,不安を抱く。そこに世代諭が 生まれる理由もある。特に.現代のように, 技術革新が生み出す,急激な産業構造,社 会構造,家族構成の変化,あるいはマスコ ミュニケーショソ,マスメディアの出現, 自然破慎などがどのような子どもたちを育 て,その子どもたちがさらに次の社会をど う変えて行くかについては誰もが大きな関 心を抱かざるをえない。どちらかと言えば 子どもたちに世代的にも近い学生たちにと ってほ,それほ自己の像を探求し,確認す るというこちに.もつながるだろう。そうい う意味で子どもたちに関するテーマは−・見 特殊な領域の問題のようであるが,現代, 未来における社会的,自然的状況,その中 における人間の状況などの問題が集約的に 現われてくると言える。また,この問題は 当然ある領域に限定されるものではなく, 本質的に総合的アブp−チが必要である。 その意味で一般教育における総合科目とし て適当であると言えないだろうか。 Ⅰ授業構成の概要 ① 歴史の中の児童の姿 少年十字軍,苛酷な児童労働,売買され た児童たち,ヒットラー・ユ−ゲソト,ボ・− イスカウト,ピオネール,予科練,少年 兵,親に殺される児童たち…イ′…など。児童 Ⅰ 担当教官 数青学,心理学,社会学,文化人塀学, 法学,史学,国文学(児童文学),外国文 学(英,米,独,仏,露,中国)の各教 官,および,現場の教師,指導主事などで

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児童文化の権威や指導者。 Ⅲ 受講老の活動 学生は各項目についての実地調査,アン 73 ケ1−トによる調査,資料分析などを行い, レポ1−トを書くようにする。(以上)

学生 と 文章

渡 辺 安 男

子大学生の受講を拒否した事件は,各界に. 大きな波紋を投げかけた。「ジ・一パン姿の 女性は女性らしくないなんて,それは女性 軽視だ。」とうそぶく男女同権主義者。「ジ ーパンは,今や,壮年層にまで広まりつつ ある国民的ファッションだ。特に,著名 は,ジ−ソズをほくことで,著名らしさを 主張し,自由を満喫しているのだ。」と主 張する若者。 私は,この事件によって学生の講義に対 する姿勢を考えさせられた。 ジ1一ソズほ,いくら,国民的ファッショ ンといえども,それほあくまで遊び着,労 働着でしかないと思う。それなのに,それ を身につけ,講義を受けに来る。そこに. ほ,物事のけじめというものが,少しも見 出せない。運びと勉強を同一・祝してとらえ てし、るとしか思えない。人は,やはり,そ の服装に.よって,精神まで変わるものであ る。したがって,講義を受ける時は,質素 な,心がひきしまる衣服を身につけるべき であろう。 さらに,講義に対する姿勢の面でのこと であるが,講義が開始されて,30分も過ぎ た頃に.平気な顔をして教室に入ってくる学 生がいる。あきれるはかりで物も言え.な い。教官に対しても失礼だし,他の学生に 近ごろの学生は,テレビ文化のなかで育 ってきて,文章もろくに書けなくなった, とよくいわれる。昨年度,試験の答案を一 読しても,卒論を精読しても,そのような 方がなかには見うけられた。 それで,今年から8年生と演習を行うよ うになったのをキッカケに,彼らに原稿を 書いてきてもらうことにした。新聞の社説 やコラム欄,その他現在話題になっている ことなどを素材にして,原稿用紙2枚くら いにまとめてくるのだ。専門の演習の負担 にならないように,1週間おきに書いてき てもらい,演習のはじまる前に受けとり, こちらで訂正し,次の週に手渡すことにし ている。 最初のうちは,テ1−マの書き方,氏名の 書き方をはじめ,句読点のうち方などもい いかげんであった。毎週,訂正の重点事項 を決めて,少しずつ指導を重ねていったと ころ,もう今では学生の文章は見違えるほ どに.なっている。そのなかから,≠「ジ1■− パン論争」に思う〝 と題する,ある学生の 文章を紹介しておこう。 ★ 大阪大学の,米人教授がジ・−パン姿の女

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由 利 子 ★ 教育学部の学生だけあ り,「乱塾時代」, 「受験競争」とか,現在注目をあつめてい る教育に関するものが圧倒的に多い。若者 らしい新鮮なものの見方にいつも胸をうた れている。そして,多くの示唆を受け,苛 年教育論の講義などにも大いに役立ってい る。さらに,添削を通じ,人間対人間のつ ながりが深められていくだろうと思ってい る(もちろん,専門の演習などで激論をた たかわすなど,自己の専門分野を通じての 交流が基本ではあるが,‥)。 今週は,学生たちはどんなものを執、て くるだろうか。今から楽しみである。 小 西 74 対しても失礼である。私は,彼らの人間性 を疑う。また,彼らが教師を目指している と知ると,心底から憤りをおぼえるのであ る。 以上,ジ・−パン論争から,学生の講義濫 対する姿勢を考えてみた。大学生は,誰に でも束縛されずに,自由な服装で,自由な ことをやれる特権階級かも知れない。しか し,社会の道徳から逸脱した自由は認めら れない。したがって,自由を自己コン1トロ ・−ルしなければならないわけである。そう いう意味で,ジ・−パン論争は,「大学生よ, 自由に甘えるな。」という警告であったと いう感がする。

韓国演奏 旅行

小 西 由利子 れ,イミテーションだと言ったら,やっと 通してくれた。 この様に何とか税関を通ったが,外では 困った事が起きていた。丁度この頃,韓国 のサッカ−チ・−ムが日本に釆ていて,国歌 を君が代の後から演奏されたとの事で,韓 国政府の感情が害されたらしく,3,500人 入るソウル市民会館で演奏する予定だった のに,公けの場所では,韓国のものしか演 奏してはいけないとの文部省からの命令が 出て,急拠,当日韓国日報社の600人位収 容のホ−ルに変更になった。我々も驚いた が,主催者の方々も切符を売ってしまった 以上大変お困りになった事と思う。 お陰でリハ1−サルも出来ず,どんなヒア ノが用意されているのか解らず,幕が開く 私は,3月30日より5日間,韓国日報社 の招きで,徳島少年少女合唱団第≡回韓国 公演に,ピアニストとして同行し,ピアノ 独奏及び伴奏を行った。 出発の日は,ひどい風雨で,飛行機も年 に数回あるかなしかと言うくらい,すごく 揺れ,韓国に.着いてすく、、演奏会があるとい うのに,出発そうそうどうなる事かと,心 配だった。 金浦空港に.降りると,滑連絡の両側に姿 壕を掘って,兵士が,機関銃を構えてお り,私が機内からカメラを向けると,指揮 老の上田氏があわてて止めに来た。税関ほ 大変厳しくて,隅から隅まで調べられ,舞 台用の其殊のネックレス等も,まるで密輸 でもしているみたいに.,どうするかと聞か

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談 までとても心配であったが,お陰様でとて も好評で,その後の焼肉の柔かぐてこおいし かった事…‥‥。同席した韓国の女性は民俗 衣装のチョゴリを着ていて,食事の時は, ひざを組んだり,立てひざであったり,又 お茶わんを手で持ち上げてはいけないとの 執 習慣も日本と随分違うものである。 翌日は,全州という,ソウルから南へバ スで5時間下った所で演奏会があった。途 中とても立派な教会が,いたる所にあり, 驚いてしまった。聞けば,韓国はクリスチ ャンがとても多いとの事である。全州へは 日本人ははとんど釆た額がなく,又,外国 との交流も少ないらしく,音楽にとても飢 えていて,全州市をあげての歓迎であっ た。若くてとても素適な市長さんがいらし て,市長さん自らの指揮で,切符を売って 下さったらしく,全州市民会館でほ,お客 がずらっと列を作り,1,500人位のれ一ル が超満員となり,入れない人々が押したの で,大きな正面の窓ガラスが割れ,危険に なったので警察官が10人銃を構えていたそ うである。中にほ,遠くの中学生が先生引 率で,昼から学枚を休み,半日バスに揺ら れて釆たのに入れなか、つたそうで,私はあ とでこの話しを聞いて,感激で涙が出そう になった。入れなかった人々は,演奏会が 終るまで2時間ホ−ルの外に立ちつくし, 我々を一月見ようとしていたそうで,その 熱心さにほ驚くばかりであった。 その後の晩餐会では,市長さんを始め警 察署長,教育長等々,全州市の実力者全部 が集まり,12時前までかかる,索嘱しい会 であった。45才以上の方は日本語が話せる ため,又,日本に留学していらした方が多 かったために,とても日本人が倹しいらし く,ワッーと廻りに寄ってこられ,日本語 75 を思い出しながら,話しが尽きなかった。 その夜の旅館は,韓国式のオンドルと言 う,床下にレンガを敷きつめ,石炭をたい て,暖めてある部屋で,大成功であった演 奏会の様子を,合唱団の人達と遅くまで語 り合った。 翌日の,金山寺という韓国内でも有名な 古いお寺の観光は,全州市の主催者の1人 が,KCIAの幹部の方の奥さんであったた め,参道は車乗り入れ禁止にもかかわら ず,お寺の中まで串で入る串が出来た。午 後,バスで高速道路を,ソウルまで帰って 釆た。串は右側通行で,バスの制限速度は 時速110キロメ・−トル,所々に白バイに, スピ−・ド違反で捕まっているのは,日本と 同じ風景である。高速道路の途中,何ケ所 か中央分離帯がなくなっている所があり, 兵士が立っているので,何かと思ったら, 緊急の時のジェット機の発着場所となって いるそうである。そ・の頃も,戒厳令が敷か れていて,夜12時以後ほ外出が禁止されて おり,11時から12時にかけて,家に帰る人 々で,タクシ1−を拾うのが,大変である。 食事は,どんなホテル,レストランへ行っ て−も,麦の入ったごはんであり,これは政 府命令で,全て国内で自給自足,輸入はし ないためである。 ヌ.,官公庁,デ/く・一一等の女性が全然お 化粧をしていなくて−,特にデパ・−トでは, 化粧品売場の人だけお化粧をしていたのが 不思議に感じた。韓国の人々は子供の音楽 教育にとても熱心で,外国に.留学させてい る人が多く,日報社の局長さんのお宅に招 かれた時には,息子さんがコンクールで1 位となった,索略しいヴァイオ・リニストで 二人でアンサンブルをして∴ 楽しいひとと きを過した。丁度局長さんのお誕生日のパ

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小 西 由 利 子 76 必ず打ち落されるとの事,38度線を墳に緊 張している国だと言う事をひしひしと感じ た。 帰りには,チョゴリ,民芸品の大きなう ちわ等,おみやげを沢山いただき,色々な 人々の暖かいおもてなしを胸にいだきつ つ,帰国の途についた。 1−ティが開かれていて,ソウル大学の教授 等,沢山お客様がいらしていて,色々なお 話を聞く事が出来,大変勉強になった。 翌日,ソウルでスカイラインを観光した 時ほ,やはり,頂上で写真を写すのを禁止 された。要塞があるとの事だった。朴大統 領の官邸の廻りには,レ・−ダ・−が張りめぐ らされ,その上を飛んだものは,何であれ

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