8
3.独立系上位企業の動向①
•
2011-15年は借入増によりシェールオイル増産、
2015-17年の低油価の間、資本的支出は減らし
たが効率性向上等により生産増加。
• 当面は借入圧縮・配当増加への対応も必要、油
価の上昇が増産に結びつくのにはラグが生じる
可能性。
• デジタル革命がどの程度シェールオイル生産の
効率性を高めることができるかに注目。
百万ドル
百万ドル
出典:各社決算資料よりJOGMEC作成
百万ドル
9
3.独立系上位企業の動向②
• パーミアンを中心とする
Pioneerは生産拡大に応じてヘッジ取引も
増やしている。
•
EOGのヘッジ取引が増減するのはバッケンの生産見通しの変動が
影響しているものと見られる。
•
2018年分のヘッジ取引では50ドル台前半から55ドルくらいで価格を
固定化しており、足許では市場価格よりも低くなっている。
出典:各社決算資料より
JOGMEC作成
b/d
b/d
$/b
$/b
$/b
b/d
千b/d
$/b
b/d
10
3.独立系中位企業の動向①
•
2011-15年は借入増によりシェールオイル増産、
2015-17年の低油価の間、資本的支出を減らし
、有利子負債も減らしてきた。
• 油価の上昇に応じて営業キャッシュフローが増
加、資本的支出も再び増加している。レスポン
ス良く増産に結びつく可能性。
• インフラのボトルネックを克服しシェールオイル
の増産を進めることができるかも注目。
出典:各社決算資料よりJOGMEC作成
百万ドル
百万ドル
百万ドル
11
3.独立系中位企業の動向②
• バッケンを中心に生産する
Continentalはヘッジ取引に慎重な動き。
2017年末時点でカバー取引を行っておらず、結果として足許の油価
上昇の恩恵をフルに享受。
• パーミアンを中心とする
Concho Resourcesは一貫して生産を拡大し
ており、ヘッジ取引も増やしている。
•
2018年は50ドル台前半で固定化してしまっているが、来年後半には
価格上昇の恩恵をフルに享受することができる。
出典:各社決算資料よりJOGMEC作成
b/d $/b
$/b
$/b
b/d b/d
b/d $/b
千b/d
13
3.独立系下位企業の動向②
• バッケンを中心に生産する
Hessは2017年末にヘッジ取引を再
開。約
115千バレルを50ドル前後で固定化。
•
Noble、Chesapeakeも50ドル前後でヘッジ取引を行っている。
•
Apacheはパーミアンからの増産が期待されるが、インフラや労
働力不足等のボトルネックへの対応が必要。
出典:各社決算資料よりJOGMEC作成
b/d
b/d
$/b
$/b
b/d
$/b
$/b
b/d
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ご参考 ①: 企業規模別 米国における生産量推移
(千b/d) 2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 2 0 1 5 2 0 1 6 2 0 1 7
ExxonMobil 367 384 408 423 418 431 454 476 494 514
Chevron 421 484 489 465 455 449 456 501 504 519
RD Shell 272 273 237 211 222 237 271 286 281 300
BP 538 65 594 453 390 363 410 379 391 426
TOTAL 3 12 20 16 13 15 27 34 31 31
メジャーズ計 1,601 1,218 1,748 1,568 1,498 1,495 1,618 1,676 1,701 1,790
(割合) 32.0% 22.8% 31.9% 27.8% 23.1% 20.0% 18.5% 17.8% 19.2% 19.1%
ConocoPhillips 426 418 390 383 311 330 350 364 358 347
EOG 40 48 63 102 149 212 282 283 278 335
Anadarko 108 120 130 132 150 159 203 232 233 266
Occidental 263 271 271 230 255 266 183 187 189 200
Pioneer 22 25 28 41 63 70 87 105 134 159
上位4社計 433 464 492 504 617 707 755 808 834 959
(割合) 8.7% 8.7% 9.0% 8.9% 9.5% 9.5% 8.6% 8.6% 9.4% 10.3%
Continental 25 28 32 45 69 96 122 147 128 138
Marathon 63 64 70 75 107 126 157 171 131 133
Concho 13 20 28 40 46 58 72 94 93 119
Devon 46 47 44 47 57 78 130 164 128 115
中位4社計 147 159 174 207 279 358 481 576 480 506
(割合) 2.9% 3.0% 3.2% 3.7% 4.3% 4.8% 5.5% 6.1% 5.4% 5.4%
Hess 32 60 75 81 108 108 127 147 122 112
Noble 40 37 39 38 49 63 67 81 99 111
Apache 90 89 97 119 134 147 134 124 104 91
Chesapeake 31 32 50 87 85 112 115 115 90 90
下位4社計 192 218 261 325 376 430 443 467 415 405
(割合) 3.9% 4.1% 4.8% 5.8% 5.8% 5.8% 5.1% 5.0% 4.7% 4.3%
その他計 2,626 3,290 2,800 3,039 3,727 4,477 5,456 5,881 5,427 5,695
(割合) 52.5% 61.5% 51.1% 53.8% 57.4% 60.0% 62.3% 62.5% 61.3% 60.9%
独立系計 3,397 4,131 3,727 4,075 4,999 5,971 7,135 7,732 7,156 7,565
(割合) 68.0% 77.2% 68.1% 72.2% 76.9% 80.0% 81.5% 82.2% 80.8% 80.9%
計 4,998 5,349 5,475 5,643 6,497 7,466 8,753 9,408 8,857 9,355
出典:EIA統計・各社決算資料よりJOGMEC作成
17
(出典 : SM Energy決算資料よりJOGMEC作成)
•
売上高、当期利益、総借入、純資産、設備投資といった財務上の計数が過去の一定の期間や時点の企業の状態
を示すのに対し、ヘッジ取引の量や約定した価格には各企業の将来の価格に対する見方や生産計画が反映され
たものと考えられる。
•
ヘッジ取引を増やしている企業には、今後設備投資を増やして増産する準備をしているか油価が下落すると予想
している等々の事情があると考えられる。
ご参考② : ヘッジ取引に着目する理由
決算書のヘッジ取引の記載例とこの調査における集計方法