運賃変化によるタクシー需要と売上予測
斉藤良
1
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はじめに 今日までタクシーに関する問題として,乗車拒否,接 客性,交通事故,適正運賃,経営の近代化等,数多くの 指摘や提案がなされている.解決すべき多くの問題を現 実にタクシー業界ではかかえている.タクシーにとって 替わる交通機関が出現していない現在,利便性として, タクシーの役割j を無視することもできない. 東京都では法人,個人をあわせて 4 万台を越えるタク シーが稼動している.当レポートは,タグシーの基本問 題である運賃と需要,売上の関係について,東京乗用旅 客自動車協会加盟の法人タグシ -2 万台を対象に,分析 を加えたものである. 具体的には, 11 年間の月次データを時系列的に分析 し,これから運賃変化による需要と売上の関係を調べ, 回帰モデルをつ〈ってから,前回の昭和52年 5 月の運賃 値上に際し,需要と売上がどのように推移するか,短期 の予測を行なったものである.なお,当レポートは,早 表 1 ハイヤー・タクシー台数の推移(東京都特別区・ 稲田大学システム科学研究所のピジネス・スクールにお ける修了論文, I タクシー需要と売上予測の研究j から の抜粋である.2
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東京都の法人タクシーの輸送推移2
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車両台数推移 東京都区内のハイヤー・タクシー車両の推移は表 l の とおりである.タクシー車両に注目し,法人タクシー, 個人タクシーの推移関係を追うと,昭和40年 2 万5000台 の車両があり,法人82% ,個人 18%の比率となっている. 45年までは比較的ゆるやかな増車傾向となっていて,総 数 3 万4000台の比率は法人73%,個人27% と若干個人が 伸びている.この 45年を境に以降法人タクシーは横ばい をたどっているが,個人はいちじるしく増加し, 51 年に は 4 万 1000台の中の比率関係は法人51%,個人49% とほ ぼ並んできている.この 11 年間に総台数において1. 6 倍 伸びている. 武三地区東陸局調) ちなみに,タクシー 1 台に対する東京都の人口を調べ てみると, 40年は 420 人, 45年は 320 人, 51年は 285人と減少している.年月|事期比収グ、与グシ長|ハイヤ -1FA
昭和ω年1
4291 瓜 50o
14,兇o
125,四o
1 4,
7731 玖 853
4引1年制1
41ω8 12幻1 , 5兄29引1 5丸, 17円31 杭
7白
13, 84位21片30, 日
42年制1
3兜83 1片22, 倒3川1 5丸, 5同46 1片28, 3苅89引1 3丸
ν
,, 7引10川13匁2, 0ω99
4 3年伺1
3苅捌
8別o
1幻払,グ9幻27引1 7, 007川| 玖 9伺34川1 3, 801川| 玖 η
併年1
370 12β5, 5日65引1 7, 98制41
3η3, 5問仰
!
4久い,2勾
285ラ引1 37九, 834
4咋珂1
45日4
1 25,
074 1 9,
180 1 34,
254 1九
039 1 39,
29346年1
335 1 22,
321 1 11,
3111五五「扇町扇石
47年1
3081 札 92
6
1
1
3, 411 1 刊 337
1 6,
647 1 40,
9844昨1
3001 札制 1
15
, 480 1 玖 266
1 6,
680 142, 9臼
4咋1
297 1 20,
463 1 16,
892 1 37,
355 1 6,
9731 瓦云正
一五亙1289-1-九雨|広 45213瓦ん 1 6,瓦玩云;扇
51年1
282 1 20,
906 1 19,
96~J
40,
866 1. 6,
255 1 47,
111 2.2 運賃推移 東京都の中型車のタクシー運賃推移は表 2 のと おりである.現行のタクシー運賃は,走行距離と 走行時間(時速)の距離と時聞が併用により料金 が算定される仕組みとなっている.時間距離併用 運賃の時間運賃は,交通マヒにより引きおこされ る乗客と運転者のトラプル解消策として,昭和45 年 3 月より附帯的に制定された運賃制度である. タクシー運賃の基本体系は,やはり距離制運賃で あることは現在でも変わっていない. 図 l は距離制運賃の推移をグラフで示したもの である. 2.3 法人タクシーの輸送実績推移 東京都の法人タクシ{の輸送実績推移を分析す ると図 2'" 図 5 の結果となる.昭和40年 1 月から表 2 タクシー運賃の推移(東京都特別区・武三地区の中型車) (東旅協調) |45km乗車
区中!実施日|基本料金|爾後吟」一司ー増料金
L 時間距離併用料金
明l~~~~担竺竺旦1
500
竺
20P31
二二一」一一一一一一一
の値上率①期I
39. 1.1I
2km100円 |450m 20円I (待料金 4 締20円)
I
15.0%I
2υ%
|弘 7% |弘 0%②期I
45. 3. 1I
2km130円 I
445mm円I 23時~5 時 2 割増|時速 9km以下 3 分毎 20円
③期|47.
2. 5 1 2km 170m 1 435m30円"時速 10km以下 2 分30秒毎30円
④型住竺1
2
km 220円 1
435m40円"一一 _I__~'_'---~ 分30秒毎州
⑤世竺1工三空竺里四ι竺吐-f
-J-JL
2 分25秒毎50円
己主竺
!
払伐
⑥期1
52. 5. 6 1 2km330円 !ω5m 60円"
"2 分30秒毎60円
日2年 9 月までの月別輸送実績データに,時系列分 析をほどこしトレンドを調べたものである. lI[J) 分析手I1慣は原系列に対し,移動平均比率法を使 って季節指数を抽出し,季節調整済原系列をつく ってから,直交多項式による時系列回帰の当ては めを行なっている. トレンドは各運賃区間別(① ~⑤)のものと,全区間に相当するものをそれぞ れ求めた. 2.3.1 実動率(図 2) 実動率は,保有車両に対する実動車両の台数比 率である.全体のトレ γ ドは極端な凹型カーブを している.前出の表 1 ,台数推移と比較すると明 らかになる点は, 45年頃までの低下は車両の増加 に対して,運転者の雇用が追いつかなかった推移 を示し, 46年頃から 48年までの低下は,運転者が 個人タクシーへと流出していったことによる運転 1,000 800 。。。 500 300 200 l 以) 者不足の推移を示している.オイル・ショッグを境に49 年以降は,求人倍率の低下と逆比例にトレンドは上昇に 転じている.(
%
)
100 95 85 8075トl
①|②
ノ⑥/
./⑤dシ〈⑤
U2ι七L43
同一平均乗車4.5km 4 6 7 I トー │ (km) ト糾附 -1 基本と前後榊 図 1 距離制運賃の料金カーブ 2.3.2 実車率,実車粁(図 3 ,図 4) 実車率は走行粁に対する実車粁(乗車粁)の比率であ る.実車粁は実動 1 車 1 日当りのキロ数である. 40年当 初の部分は図上ではぶいてあるが, ⑤ 43.8 45.3 47.2 49.2 49.11 51.9 40年からの年の終盤付近までは上昇 傾向をたどっており,それ以降は運 賃値上を境界にシフトダウ γ してい る.走行粁,輸送回数,輸送人員に ついては省略した.これらも同様な 傾向を示している. 551 -① ② 45.3 1979 年 9 月号 図 2 実動率の推移 ③ 47.2 49.2 49.11 図 3 実車率の推移 5l.9 全体に共通にいえることは, 44,
45年付近がピーク点となっており, いずれも運賃に対して敏感な反応を 示している. 45年以降からは個人タ クシーの増車が顕著になっていった 時期であり,法人タクシーの各指標 の下降原因には,この影響が少なか らず作用していると考えられる.5
5
7
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3
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3
売上(図 5)
実動 1 寧 1 日当り売上の全体的傾 向は,時間とともに指数曲線型に逓 増している.各運賃区間別にみると, 運賃の値上帽に応じた形で y=a+ bt の定数項 a が上方にシフトしてお り,傾き b はその区間の景気変動や 所得上昇とかの要因により,傾きの 大きさが決まるといった次式の トレンドを示している.3
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予測モデル3
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1
タクシー需要の定義 需要予測を行なう際に,計測すベ (km/ 日車)2
5
0
1
5
0
4
3
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8
(円/日車) き需要量の単位を定めることは,筒3
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0
0
0
単なようでむずかしい問題である. 入手しているデータは法人タクシー のものだけであり,個人タクシ{の 部分は欠いている.そこで個人タク シーのデータがなくとも共通に使え る尺度として,実動 l 車 1 日当り実 車粁を需要量としてもってきた.以 下その経緯を述べる. 図 6 は経済学における需要・供給 の均衡図である . D-D が需要曲線 10 , 000 s-s が供給曲線で, p を価格とする4
3
.
8
と , po における需給の均衡点は E で ① ① あり,その時の需要量は qo であり,売上 So=Po・ qo とな る. こんどは,図 7 の実車粁当り平均売上と実車粁の推移 に注目していただきたい.実車粁当り平均売上は各運賃 区間の月次データの平均を示す.実車粁は先の時系列分 D D qo 一一一-q 図 S 需要・供給の均衡図 ② ③4
5
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3
4
7
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2
図 4 実車粁の推移 ② ③ ④4
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.
2
4
9
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1
1
④ ⑤ 51.9 ⑤4
5
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3
4
7
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2
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9
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2
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1
1
5
1.9
図 5 売上の推移 析によって算出した,各運賃区間別の傾向値を示す.縦 軸の実車粁当り売上の平均を p(運賃)とおき,横軸の実 動 1 車 l 日当り実車粁を q( 需要量)とおいてみる.そう すると運賃値上前に右下端に位置していたポイントが, 運賃値上のたびに少しずつ左側に寄りながら,次第に左 上の方向に移動している.この左上りの直線(曲線)を 需要曲線 D-D であろうとみなし,同時に運賃と需要量 もこれらを計測単位として定義することにした.この仮 定と定義から売上 S=p.q についても, (実動 1 :車 1 日当り売上)=(実車粁当り平均売上) x( 実動 1 :車 1 日当り突寧粁) と定式化される. ここで図 7 にもう i 度注目していただきたい.そうす ると,①期の運賃れが 53 円/km と一定であるにもかか わらず,需要量 qo(1
9
1
.
7km/ 日車)は横軸方向に仇 (233.1 km/ 日車)とム h(4 1. 4km/ 日車)だけ伸びている.このこ とは,つぎに示すような経済現象として説明される. 1) 運賃改定直後のタクシー運賃(名目運賃)は一定 であったはずである.ところが諸物価の高騰等によ(円;:;凶166.1
( 40.1 -45.2 (62 カ月) ( 45.3 -47.1 (23 カ月) ( 47.2 -49.1 (24 カ月) ( 49.2 -49.10(9 カ月) ( 49.11-51.9 (23 カ月) P 150円 123.1 100 円 93.4 62.5 PO53 円.0 50 150km l4)¥.186.8 186 パγ ③ 183.3¥208.7 l司1. 7 ① 23|3.1l
b.h qo200km q,
250km (km/ 日車) 一一~q 図 7 実車粁当り平均売上と実車粁の推移 り相対的な運賃水準は次第に低下していっている. この実質運賃の低下によってタグシ{需要は増加し た. 2) タクシー運賃の水準が一定であったとしても,男ー 給等により利用者の名目所得は年々上昇していって いる.この利用者の所得の上昇によりタクシー需要 は増加した. 上記 1 )の価格効果と, 2) の所得効果の 2 作用が働いて, タクシー需要も伸びたと判断される.3
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2
タクシー運賃の定義
前節において,タクシー運賃は実車粁当り平均売上と 定義した.ここで需要モデルに取り入れるキロ当り運賃 P についてさらに検討を加えることにする. ⑤期のタクシー逮賃を再記するとつぎのとおりであ る. 0距離制運賃 基本料金 2km まで 280円 爾後料金 410m ごとに 50円 0時間距離併用運賃(時速lOkm 以下の場合) 2 分25秒ごとに 50円 0割増運賃 23時から 5 時まではこれらの 2 割増 1979 年 9 月号 時間距離併用運賃の時聞に関するものは,計測の困難さ もあるし,タグシー運賃の基本は距離11111運賃であるとい う観点から,距離制運賃の場合を考えてみることにする. そこで距離制のキロ当り運賃を計算するとつぎのように なる. 1) 通常の場合 基本 280/2 =140 円/km 爾後 50/0.410= 121
.
95 円/km 2) 2 割増の場合 基本 280/1.6 =175 円 /km 爾後 50/0.328=152.44円 /km 1)と 2) の聞にキロ当り運賃があることは想定できる.し かし,各運賃区間にとらわれない連続的な推移情況を調 べようとする意図からも,予測に使用するためにも,一 本化されたキロ当り運賃の尺度があると便利である.そ こでタクシー運賃の尺度として設定したのが次式のよう な実車粁当り売上である. 実車粁当り売上=売上/実事粁 分子の売上は利用者の側からみると,タクシー利用の際 に支払った個々の料金が累計されたものに相当してい る.分母の実事粁はその利用に際して支払った料金算出 の基準となった距離に相当している.これをキロ当り運 賃と定義すると具合のよいことに,時間距離併用運賃に よって算定された料金も 2 割増運賃による料金も,す べてこの定義運賃は折り込んでいる.しかしこのままの 運賃では,時系列的に変動していて一定値とはなってい ない.したがって,月別の実車粁当り売上の平均を運賃 ρ と定義することにした.3
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3
定義運賃の推定と検定 3.3.1 定義運賃の推定式 前節で予測に用いるタクシー運賃を定義したが,それ では新運賃が設定された際に,この運賃が事前に推定で きるかという問題が残る.この定義運賃を予測に用いる に際して,ある範囲内で推定が可能であることを発見し た.その推定には次式を用いる. x 新爾後料金/新爾後キロ 推定運賃=旧運賃 旧爾後料金/旧m~ 唱 ×新キロ当り爾後料金 =旧運賃 l日キロ当り爾後料金 =旧運賃×新旧のキロ当り雨後料金比率 !日運賃はその運賃区間の実車粁当り平均売上をさす. 3.3.2 推定運賃の検定 前記の推定式によって計算される推定運賃と実際運賃 の間に,どの程度の誤差があり,これが実用に耐え得る ものかどうか,以下の要領で検定を行なった.5
5
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200~
ρ/,,,
,,
,,
,,
,,
,,
-推定運賃 。実際運賃 =実際運賃の 95%信頼区間1
5
0
1
0
0
5
0
t
① ② ③ ④ ⑤ ⑥3
9
.
1.1 4
5
.
3
.
1
4
7
.
2
.
5
4
9
.
1.2
9
4
9
.
1
1.1 5
2
.
5
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6
図 8 実際運賃と推定運賃の検定 ①期 (40年 2 月 ~45年 2 月 61 カ月) 爾後料金 =450m 20 円 実際運賃 =52.97( 円 /km) ②期 (45年 3 月 ~47年 1 月 23 カ月) 爾後料金 =445m 20 円推定運賃 =52.97X 型り竺 =53.56 (円/km)
記0/0.4コU 実際運賃 =62.45 (円/km) 標準偏差。 =0.6887 実際運賃の 95%信頼区間(正規分布を仮定)6
2
.
4
5
::l::2 6
1.07~63.8
3
(円 /km) 以下同様な計算を行ない図 8 に結果をまとめ,これから つぎのような点が明らかとなった. 1) ②期の推定運賃は実際運賃とかなり帯離してい る.この原因は②期から時間距離併用運賃が採用さ れ,運賃構造に大幅な変革が加えられたためである.2
)
④期の推定運賃は95% の信頼区聞から外れている かにみえる.これはデータ数が 9 個であるのに正規 分布を仮定したためおこった.そこで t 分布を仮定 して,自由度 8 の99%信頼区聞を計算すると, 120.98 ~125.28 となり,推定運賃の 125.16はこの区間に入 る.3
)
その他の推定運賃は実際運賃の 95%信頼区聞に納 まっている. 以上の検定結果から,特別に運賃構造が変化しない限り, 定式による推定運賃は実用に耐え得ると判断する.3
.
4
予測モデル (1)需要モデルtj=α (P)ß
(
[
r
tj: 需要 (km/ 日車) P: 運賃(円 /km) モデルの計算は対数変換y
東京都の I 人当りして次式で行なう
L
可処分所得(千円/人)
lntj=lna+゚lnP+r1
n(
[)
上記モデルによって推定される値 4 は,傾向値である ので,より実績値に近い値とするため,これに季節指 数を乗じ , q を理論需要量(予測需要量)とする. q=tj. ι lq: 需要の季節指数 (2) 売上モデル 売上の定義式は次式のとおりであった. 8=ρ ・ q そこで予測精度を上げるために,次式を売上モデノレと する.S=a+b(P・ tj)
企:売上(円/日車)
P: 運賃(円 /km) ここでも季節指数を乗じ tj : 傾向需要 (km/ 日車) 理論売上(予測売上 )8 は, 次式とする.8=~・ 1.
1
.
:売上の季節指数
4
.
予測結果 新運賃は 52年 5 月 6 日付実施で認可されたので,以下 に示す要領で需要と売上の予測を行なった. 1) 予測期間 昭和52年 4 月(旧運賃区間) 昭和ラ2年 5 月 ~53年 4 月(新運賃区間) 2) 新運賃 基本料金2km
330 円(旧2km
280円) 爾後料金405m
60 円(1日410m
50 円) バ0/0.405 推定運賃=1
6
5
.
4
9
x
:::::',:::.
~~~2
0
1.0
4
(円/km)5
0
/
0
.
4
1
0
3) 季節指数 昭和42年 4 月 ~52年 3 月のデ{タに,移動平均比 率法を用いて算出した. 4) 人当り可処分所得 (Y/L) は,当時の政府見通し の個人所得伸び率 13.3% を用いて,データ補正を 行ない予測を行なった. 5) 予測モデルのパラメータ 昭和40年 1 月 ~52年 3 月のデータを用いて,パラ メ{タの算出を行なった.表 3 需要の実績値と予測値 (km/ 日車) | ( 1
q
11
q
1 宅 T I ①一②
年月|実績値|傾向値|季節指数|:晶画q 残差
与引弱視記十三
二~ 1二2122|量|萱|三
す曜日|読書ヲ
~I 監旦 U型J里~I~堕壬I~型~I
4.7 52 1 1 177.11171
.
12611
.
02241 175.01 2.1 2 1 170.51171.56810.96001 164.71 5.8 3 1 178.5 1 172.0101 0.9824 1 169.0 1 9.5 4 1 173.2 1 172.4471 0.9768 1 168.4 1 4.8 一一一一一一 斗竺~I 155.824日型型 I~型主|ーゴ企山一町一則
町一
…一明一川
町一山一川
引一日一心
~J
---'-22~~U豆必|り坦|一旦~I
__
2. 旦
二 :~-I忠誠|遺志1=宝
一~12_1_立7.0 日堕J型出型堕 1_竺7.91~_9.旦E
L
f
lf三tz:暗号[芳三ぺ三
__~-I-笠壬三日型.23 1[~堅土 I_l~日 1_9ニ旦
4 1 163. 1 1 160.6551 0.9768 1 156.9 1 6.2 0需要モデル lnq=5.7似 -0.536021nP+0. 2
8
4
7
(0.04480)(0.00220) (0.01878)R2=89.248% R*2=89.098%
) 車 円 H n L h 180f -170ι+ 160 1501 -140 130 ⑤ 表 4 売上の実績値と予測値(円/日車) (S
I
1
.
I ②|①ー②
1 ~=~ 1 .~:_ 1___:"'~ls=S. 1.1年月|実績値|傾向値|季節指数理論値 '1 残差
型 ~J~生虫土也五型立|旦土塑25 直五竺~1=!~8 6 1 2生笠L目玉豆土|旦」堅生日五竺u ー 714 7 1 28, 284 川7 , 8ω11
.
0284 1 28,
600 1 -316 8 1 27 , 575 リ7 , 8851 1. 0108128, 1871 -612 9 1 27, 322 げ乙 961 1 0.9868 川7 , 592 1 -270 10 1 28. 115 1 2札 035 1 0.9892 川乙 733 1 382 11 1 27 , 781 日生 11 旦1 O. 兜 14 川九 5871_~ 12 1 30, 834 げ8, 1841 1. 0425129, 3811 1,
453 52 1 1 29,
125 1 28,
257 11
.
0005 1 28,
271 1 854 2 1 28,
313 1 28,
330 1 0.9702 山人 485 1 828 3 1 29, 754 日生型三11
.
01791 28,
911 I~.LI~生笠ιほ主主土直之笠主は主笠2... 1~
5 1 28, 126 げし 248 1O
.
9825 1 3ο, 701 ト 2 , 575 6 1 30, 158 げし 339 1 0.9898 げ 1 , 020 1 -862 7 1 32,
449 1 3 し 430 11
.
0284 1 3ム 322 1 127 8 1 31 , 440 川 1 , 519 11
.
0108 げし8印 1 -420 9131 , 64013 し6叩 1 0.9868 げしゅ 1 1 449 1_<L I~笠Lリι翌LI 0.9892 日L笠土| ー 107 11131 , 430131 , 78410.9814 川し ω :;1 1 237 12 1 35, 457 げし 872 11
.
0425 川丸 226 1 2,
231 53 1 1 32 , 368 げし 958 11
.
00白川し 974 1 394 2 1 32 , 185 げ乙 044 1O
.
9702 1 3 し 089 1 1,
096 3 1 33 , 527 げ2 , 1301 1. 0179 川丸 705 1 822 4 1 32 , 606 げ2 , 21410.999813仏 208 1 398 ⑥ 0売上モデル8=85.68750+0.99474
(P・ q)
(168.07708)(0.00946)R2=98.705%
R判 =98.696% 需要と売上の予測結果は表 3 , 表 4 ,図 9 ,図 10に示すとおりで ある.予測と実績の個別対比の注 釈は省略するが,概観して,それ ほどの講離は生じていない. ただし,回帰モデル以外の季節 指数の算出手法には,問題が残り そうである .11年間のデータから 算出した季節指数を詳細に検討し ていくと,とくに 12 月とか 2 月と かの大きな値が出ている季節指数 は,経年的にますます大きな波動 を示している. したがって季節指数の算出手法令 は,近時に,より大きなウエイト がかかるセンサス局法とか EPA トー→実線値 ()o-・ 4 理論似(予測値) ーー傾向値 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 1 2 3 4 5 6 7 8 D 101112 1 (51) (52) 図 9 需要の実績値と予測値 1979 年 9 月号 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.5
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(円/日車) 35