東南 ア ジア研 究 10巻2号 1972年9月
資料 ・研究 ノー ト
マ レー シア東海 岸 の天 水 田地域 にお け る稲作
-
カ ンポ ン ・ガ ロにお け るケー ス ・スタデ
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内 良博*
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は じ め に 本 稿 は1
9
7
O年 か ら7
1
年 にか けて ,酉 マ レー シ ア の ク ラ ン タ ン州 に お い て 筆 者 が 行 な った実 地 調 査 の報 告 の第3
報 で あ る。 調 査 地 の 概 況 は前 回 の報 告 に お い て 述 べ て い るの で こ こで は省 略 す る。 本 稿 の 目的 は , ゴ ム間 と共 存 す る水 稲 耕 作 地 帯 に お け る稲 作 の 特 徴 を叙 述 す る こ とで あ る。1) *京都大学東南ア ジア研究セ ンタ-1)この調査は京都大学東南アジア 研究セ ンターとマ ラヤ大学経済経営学部 によるマ レー シア 農村調査計 画の一都 として行なわれた。 この調査計画はマ レーシア稲作農村の 比較を 目的 として社会科学系 と自 然科学系の研究者の協力 によって行なわれた総合的な もので, ケ ダー州, クランタン州, マ ラッカ州 の農村が選ばれた。いずれ総 合的な調査報告がなされ る予定である。 本稿の作成 にあた ってほ, 農林省熱帯農業研究セ ンター技官永井畢太郎, 杉本勝男,農林省農事試 験場技官西尾敏彦, 竃谷大学教授 H羽益生, 京都大学農学部教授富士岡義一,同助手堀 内孝次,古川 久雄,京都大学東南 アジア研究セ ンタ一致技石井米雄,久馬-剛,同助教授高谷好-A, 水野浩一, 同 助 手前 田成文氏などに責重なア ドバイスをいただいた。 ここに記 して感謝の意を表 したい。 なお筆者によるクランタン調査地 に関す る既発表の報告 としては次の二つがある。第1報 :「クラン タンの-農村 におけるタバ コ耕作 の導入 と社会 ・経済的変化」『東南アジア研究』9巻4号,1972.3. 第 2相 :「東海岸 マ レー農民 における土地 と屠住」『東南アジア研究』10巻 1号,1972.6. ケ ダー州における稲作およびそれをめ ぐる自然条件 に 関 しては,日羽・坪内 「マ ラヤ北西部の稲作 農村- 農業労働 について- 」『東南アジア研究』5巻1号,1967.6,・日羽益生 「水稲作農村バ グン ララン- その 自然条件 と二期作化 について- 」 『東南アジア研兜n9巷4号,1972.3がすでに用 普 されている。 214iTF内'.マレーシア東海岸の天水田地域における稲作 Ⅰ 稲 作 の た め の 条 件
調酎 也(.alokは クラ ンタ ン州 を貫 流す るク ラ ンタ ン川 (SungaiKclantan)の左岸 の, ゆ る やか な波状 の起 伏 を もった
申I
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:
も しくは高
位 の河
岸段丘 に位 Lr,IL.i:してい る. この地域 の水 田は一 見 した ところ一面
平 らにみえ るが, しさい に観察 すれ ば,水 1日一枚 ごとに高低 が認 め られ る. 水 田一枚 の 大きさは0.
1
5
ェ- カー (約6
ア-ル)程度 であ る。 ク ラ ンタ ン川
は, そ こか らかん がいのために水 を得 るには, 旧来 の方 法 を もって して は余 り に も崖 が高 く, また この地 域 には支 流 もないので,水 稲耕作 は全 く天水 に依存 して行 なわれ る。 粘土 質 の土壌 は水を よ く保 ち,
高い しっか り した あぜ をつ くって天水を保 持 して耕 作 が行 なわ れ る。水 かか りの
悪い ところでは陸稲 が栽培 され ることがあ る。 比較的高 い偉 琵引こあ る水 LH(また は畑) の土壌 は,黒色 のマ ンガ ン結核 を もった にぷ い灰 色 がか った黄色 を呈 して お り,比較的低 い位 置 にあ る水 かか りの よい水 Ⅲは,黄 か っ色 のほん紋 を もった黄灰色 を呈 して い る。土壌 の肥 よ く度 は決 して高い
もの とは 言え ないが,水 の条件 さ え よけれ ば無施 肥 で3
0
0
gantang/a。re2)程 度 の収 穫 が 可能 で あ る。各月
別 にみた雨量 と, それ に対応す る稲作 の農事暦 は図1
の ごと くであ る。 雨 の降 り方 は, 平均 を とってみ ると規則性 があ ることが は っき りと認 め られ るが,年次別
に眺め るとか な り不 規 則であ る。 この ことは大水 旧地域 におけ る稲作を非常 に不安定 な もの に してい る。 しば しば 水 不足 になや ま され る河
岸段丘上 の 天水Ⅲの
発達 に とって, マ レー人 の small holdersの手 によ るゴム園 の開発 は きわ めて大 きな役 割 を演 じた と思 われ る。 実際, この地域 で は ゴム閲 と水 江は はわず か の土地 の高低 に応 じて混在 し,人 々の多 くは,稲作 とゴム園経営 を同時 に行 な ってい る。 この地域 の開墾 は,かつて 重要 な交通 路 であ った ク ラ ンタ ン川 に11lって始 ま り,川沿い
の部分 が約1
0
0
年前 ,調 査地 Galok付近が約8
0
年前 ,よ り奥 の新 しい水 田が約5
5
年前 にひ らかれた と いわれ る。 ゴム閲が急激 に広 が ったのが今世紀 に入 ってか らで あ るとす ると,最
初 に集 落 がで き始 めた頃 はまだ ゴムの影響 を うけていなか ったか も知れない。 しか し,現存す る最 年長 の者 で も既 に ゴム とは 不 可分 の生活 を経験 して来 た ことにな る。人 々は ゴム園か ら現金収入 を得 る 半面,主 と して 自家用 の米 を得 るため に,上述 の不安定 かつ不利 な稲作を続 けて来たので あ る。 Galokには1
9
6
8
年か らタバ コ栽 培 が水 稲 の裏作 と して導入 されたため に,と くに若 い年齢層 を 中心 と して, ゴムに も水田に も依存せ ず,乾 期車 の水 LHを借 りて, もっぱ らタバ コに斬 って 牲活す る者 が増加 して来 た。3)このため,稲 をつ くってい る農 家 の 割 合 は相対 的 に低下 した。2) 1gantang-二1英ガロン,籾 300gantang/acre≠玄米133kg/107-ル≠玄米0.89石/反。
3) タバコ耕作の影響については
,
「クランタンの-農村におけるタバコ耕作の導入と社会 ・経済的変化」東南 ア ジア研 究 10巻2号 L 2 3 。 5 6 7 8 9 10 ll 12 播 槽 トー一一一一一一」 Ef] 臆 卜一一一・・一一一一一一→ 収 穫 ト- 一一一一一一一」 図 1
雨
量 と 農 作 業 全世帯数1
4
6
の うち半 数日射こあた る7
1
1
日
常
が稲作 に従事 してい る。本 稿 で は これ らの世帯 がい か に稲作を行 な ってい るかを叙述 す る。Ⅲ
耕 作 規 模 お よ び 収 量Ga
l
。
k
に居住 して稲 作を行 な ってい る7
1
世帯 が耕 作で きる水即 1蘭 は約1
0
0
ェ- カー(
4
0・
5
ha)で あ って,一
世帯 平均1
.4ェ- カー(
0・
5
7
ha)で あ る。 こOjうち約2
3
0
/.にあた る2
3
ェ-カー が他 人か ら借 りた耕作地で,他 は 自作地で あ る。小作 を してい る者 は1
9
世 帯を数 え るが,この うち 自小作 が1
3
世 帯で,小 作のみを行 な って い るのは6世帯
に過 ぎないo Fl小作 は小作 の延長 と して よ りもむ しろ 自作 の延長 と しての性格 の方 が強いので基本的 に小規模 な 自作農 を主体 と してい るといえ る。 上 に示 した1
0
0
ェ- カーは,毎 年完全 に耕 作 され る訳で はな く,
冊最期
におけ る雨 の壷 によ って毎 年 い くらか作付不能 の 周が残 され る。 と くに ここ数 カ年 はかん ばつ気味 の気 候が続 いて い る。1
9
7
0
/
7
1
年度 におけ る各農 家 の水 田面積 と作仲
肩積 は図2
の ごと くとな る。作付両
精 は 約81
ェ- カ-(
81
0
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で あ った。前 年度(
1
9
6
9
/
7
0
)
には もっとひ どい水不 足があ って,約6
4
ェー カー(
6
4
0
/
.
)
が作付 され た に過 ぎない。 水不足 の年 には単位 作付面積 に対す る収量 もまた低 くな る。各農家 の収穫量 を ききとり調賓 216坪 内 :マ レー シア束海岸の天水 田地域 にお け る稲作 i 2 5 図 2
水
損
面 積 と 作 付 面 積(1970/71年度) 4 7iく田 面積 によ って調べ,これか ら作付
面
積 (エー カー)あた りの もみ収量 を算 出す ると,通常 の収穫 の場合3
09ga
nt
a
ng/
a
c
r
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が期待 されてい るが,1
97
0/
71
年度 の収穫 は平均2
2
0ga
nt
a
ng/
a
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,1
969/
7
0
年度 はわずか1
2
4ga
nt
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ng/
a
c
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であ った。 小規模な経営規模のため, 生産 され る米 は しば しば 自家消費用 にさえ も十分ではない。3
09
ga
nt
a
ng/
a
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の収穫が1
000
/
.作 付け られた 耕地 か ら得 られた と して も, 一一農家 あた り43
0
ga
nt
a
ng
余 (白米換算約71
0kg)
の収穫が得 られ るに過 ぎず, 平均5.
6
人 か ら構成 され る家族 を 養 うo)がせい一杯であ るO実際 には作付面
積 の変動 と収穫量 の変動のため これだけの収量 は 到底実現 されない。か くして,毎 年米を全 く購入せず に生活で きる稲 作農家 は,3
2
世帯 (
42%)
に過 ぎない。収量 の不安定 さは, 豊作で余剰米が生 じて もそれを売 らず,翌 年のためにた くわ え るとい う傾向を牲ぜ しめてい る。 このよ うに,Ga
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ok
におけ る米の生産 はほ とん ど完全 に自
家消 費用であ って,加 古物資 の購入 に必要 な現金は, ゴムタ ッピ ング, タバ コ栽
培 あ るいは他 の仕 事を通 して得 られ る。m
土 地 の 高 低 と 作 付 品 種 既 に述 べたよ うに, この地域ではゆ るやかな土地 の起伏 が存在す るため に,天水 がた ま り易2
1
7
東 南 ア ジ ア研 究 10巻2号
い場 所 と, め った にた ま らな い場 所 とが存 在 す るo 耕 作 に と って 条件 が よ い と考 え られ るojは 古い 川 の跡 とみ られ , 現 在 も雨 の 後 で水 の流 れ 路 にな り易 い tanah alor とよ ばれ る土 地 で あ る。ta′nah alorを 含ん で 水 の深 い土 地 を村 人 は tanahdalam (水 の深 い土 地) とよぶ 。 これ に対 して 水 か か りの悪 い土 地 は tanah°arat(か わ い た土 地) とよ ば れ る。
tanahdalam に適 した水 稲 の 品 種 と して ,Piah,Pak Amat,Segupal,PadiMerak Siam
な どが 挙 げ られ る。tanahdaratに植 え られ る水 稲 と して は,Intan I3elian,Anak lkan,Ali Loghatな どが数 え られ る。 また ,水 がた ま らな い場 所 で栽 培 す る陸稲 (paditugalan)と して ,
Pok Dut,I3idor な どが あ る。
それ ぞ れ の 品種 が どの程 度 採 用 され るか を 表1に示 す 。最 も一 般 的 に採 用 され て い る品種 は,
tanahdalam で は Piah.tanahdaratで は Intan 13elianで あ る.Piahを 用 い て い る農 家 は
52,Intan Be】ianを用 いて い る農 家 は27あ る。 両 品種を合 わせ ると, 植付 け され て い る水 用 筆 数 の
7
5
%
以上 にな る。1
品 種 の み を作付 して い る農 家 は41
世帯
で あ って , 残 りの3
0
t
L川j二は 2品種 以 上 を組 み 合わ せ て使 用 して い る。 組 み 合せ o)うち最 も多い の は,Piah+lntan l主elianで あ る。 わ ず か の高 低 差 の た め に, 隣 合 って い る 閏で も別 の品種 を植 え る こ とが あ る。 表 1 使用されている晶種 と植えつけられたplot数 (197O/71) 品 種 名 Piah(Pi乱) Intan 13elian P()kPut PakAmat Segtlpa】 Anak lkan A】ilJOgha.t Memk Siam PadiKedah Mahsuri IJemlJuliasah+Piah(混合) Nalong Ri乱 Mava Batil Pulut Bjdor 不 明計
特 徴 tanah dalamむき tan°.h daratむき drypadi tanah dalamむき tanah dalamむ き tanah daratむき tilnilh dとIratむ き tとInah dalamむ き 断 lTll] 種 新 品 種 も ち 米 ←lry I)adi2
1
8
plotの数 4 00 3 4 cc /b ∴U 5 LJ 3 リり 2 2 2 1 1 2 1n 7 nU 3 2 1 1 0 2 1 5坪 内 :マ レー シア東海岸の天水田地域におけ る稲作
前 年度 に対 して 品種 を変 更 した もの は5t鋸昔あ る。 それ らは下記の通 りで あ る。 ケ ー ス I PakAmat+Intan 13elian→Piah
ケ ー ス ⅠI Segupal+Anak Kcrenga- Piah+Intan Iうelian
ケ ー ス III Intan Belian- Intan 13elian+Piah ケ ー ス ⅠV PadiKedah→Pjah ケ ー ス V Intan ]3elian一一ナI)iah
1
97
0/
71
年度 は前年度 よ り も水 の鼠 が や や 多か った ことが この よ うな変 化 に あ る 程 度 闇 係 し て い る。 (ケ ー ス III,Ⅴ)。甘年度 の収 穫 が思 わ し くなか った の で変 えた 者 もあ る。 (ケ ー ス I, ⅠⅤ)。 Mahsuri,liahagiaな どの新 品種 は,二 期 作 化 され た地 域 で は一 般 に用 い られ るが, こ こで は全 く使 用 され な い.1ケ ー スのみ Mahsuriを用 いて い るケ ー スが あ るが , これ は ク ラ ンタ ン川対 岸 の二
期
作
地 に相続 した土 地 を持
って い るた めで あ る。I
V
主 な農機 具 とそ の所 有状 況 自家 消費 を 目的 とす る小 規 模 な稲 [/吊こは,複 雑 ・高価 ・高能 率 の農 機 貝 は用 い られず , で き るだ け簡 単な装 備 で耕 作 が 行 な われ る。 主 な機 具 は, 畜耕 用 のす き一 式(igu,nangar,nayer,Penolok), くわ (chok
,標準
語 で は changkul),稲 刈 り鎌(sadat,標準語 で は sabit),脱 穀 用 の お け(tong)な どで あ る.マ ラヤ の穀倉 とい われ る Kcdah州 にお いて み られ るよ うな,tajak(大 鎌 ),penggiling(均 平機),kukukambing(「山羊 の爪」とい う意味 の 移植 道 貝),kipasangin(風選 用 送 風機) な どは全 く用い られ な い。 農 耕 用 の機 貝 は,Kedah。)それ に く らべ る と構造 が や や簡単で あ る。例 え ば Kedahで は鋼 鉄 製 のす きが用い られ るの に対 して, こ こで は木製 で,せ いぜ い先端 部 を空 缶 の ブ リキ な どで 補 強 した程 度 で あ る. 代 か き作業 に用 い る gerap(Kedahで は sisir)も,木 材 に簡単 な歯 を う え こん だ だ けで ,と って の 部 分な どが Kedahにお け るほ ど念入 りに はつ くられ て い な い。
_
主な農 具 の所
有 状 況 は表2に示 す通 りで あ る。 以下 ,それ ぞ れ の入 手方 法 や価 格 につ いて述 べ よ う。 (1)す き 木製 のす きは,農 大 が自
分で けず って つ くるか , あ るい は近 くC
/)村大工 や器 用 な者 に そ の製 作を頼 む。38名の所 有 者 の うち21名(55%)が 自分 で つ くって い る。人 に頼 む場 合 ,Galokに 帰 任 す る者 に 依 願す るケ ー スが 大 部分を占め るが, 隣 りの集 落 で あ る Ataslミctingや Paya Mengkuangの者 に頼 む場 合 も若 干 あ る.Galokの中で は Sallehbin Samatとい う名 の大工東 南 ア ジア研 究 10巻2号 表 2 主 な 農 具 の 所 有 状 況 所 有 数 別世帯 数 1 2 3 4+ 計 の 合 ・I.ITH竹 世
育
所 割 71 . 53.5% く わ 与 5 27 25 10 4 71 93・0 1 脱穀用のおけ 】 29 42 71 5り.2 僻 均 叫 平 0 l 1 0 4 5 03 q ノ 指 針 t= . 7 」 . り 数 止 有 が と くに多 くの注文を うけてい る。M$104)前 後の支払 いが行 なわれ る。 耐 用年数 は5,6年 と 考 え られ るが, ときには部分的 な修理 を加 えなが ら10年以上使用 して い る者 もあ る0 す きに付随 して gerapが あ る。 これ も大部 分は自分 でつ くるが人 に頗 む場合 もあ る。 後者 Oj場合には M$1
.
5
0-3.
5
0
が支払 われ る。 (2)くわ ((:ho女) 各農 家が所 有す る くわの購入先 を調べ ると表3のよ うにな る。 半 数が PasirMasの町で購 入 され,他 の多 くが Galok付 近で購入 されて い る。
標準的 な価格 は M$3.
5
0′
-4.
0
0
で あ る。 耐用年数 は4,
5
年 と考 え られ る。 (3)稲刈 り鎌 鋸状 の匁 を もつ鎌 が稲刈用 の もojで あ るが,草刈 り鎌 もまた稲刈 りに用 い られ るO これ らの
鎌 の入手先 も表3に示す通 りで あ る。くわの場 合に比べて,PasirMasあ るい は近辺 の集落で 購入 され る割合 が低 く,これ に代 わ って,行 商人 や州 内のやや離れた場所 , あ るい は Kedah州 表 3 く わ と か ま の 購 入 先購 入 先 集 落 内 の店
隣接集落の店
行 商 人 Pasirllas Tanah Merah そ の 他 州 内 Kedah 州 不 明 計 4) M$3≠US$1(調査時) 220 く わ 個 数(
鶴)
3 ∠U 1 0 ノ 3 0 9 山 110
0 0ノ 4 0 0 nU 2 tJ ? 4 7 7 1 2 3 2坪内 :マ レー シア東海岸の天水 田地城 におけ る稲作 で の購 入 が
目_
l
:I/)O後二者 は この村 か ら Kcdahや州 内の二 期 作地 へ収 穫 期o
)出稼 ぎに行 く者 が あ る ことと密榔 こ闇 係 して い る。鎌 の標 準的 な価 格 は,M$2.00-2.50で あ る。耐 用年数 は 4,5年で あ る。 鎌 の代 りに, あ るい は鎌 と同町 こ,穂づ み ナイ フ(tamil,標準語 で はpengetarmまた はttlai) を もつ者 が8世帯 あ り,合計1
4
個が所有 されて い る。多 くは鉄 の匁 だ けを PasirMasの 町で買 って お り,竹 と木を細
工 して 「1分で拍 手を1 け る。鉄 の匁 の価 格 はl佃
lにつ き20¢
程度 で あ る。 (4・)脱 穀 jHO
jお け (tone) 脱 穀 に用 い るお けは, す きU
)場 合 と同様 自
分でつ くる場 合がか な り多い(
42
例L
吊8
例)。 製 作 に要す る材料 の板 は約 M$4で あ る。 村 内あ るい は隣接 某蕗 の者 に製 作を頗 む場合 には,材 料 費 を 含めてM$10前後を支払 うのが 普通 で あ るo tongを所有 せ ず,収 柳 眉こ他人 の ものを 借用 して済 ませ る者 もか な り多い(71世帯 申29世 帯 )。耐用 年数 は 5,6年 と考 え られ る。V
稲作上 の慣 行 およ び稲作 労働 この地域 にお け る稲作労 働 の特 徴 は,一 言 で いえ ば,共 同労働 組織 を欠 く状 態 で,家 族 労働 を主 体 と して行 なわれ るこ とで あ る。各農 家 にお け る労 働 に参加 で きる者 の人 数 を表 示 す ると表4
ojよ うにな る。核 家族 が 多いた め に世帯 主夫妻 が主 な労働 力 とな って い る。子 が あ る程 度 成 長 して い る場 合 には,(
桐 托えや刈取 りの場合 な どにその助 けを期 待 す る ことがで き る.主要 労働 力 で あ る大 や 妻 に,病 気 や妊娠 な ど労働 で きぬ事 情 が生ず ると,労働雇 用 に頼 らざ るを得 ない ことにな る。甘
借主 の老 齢化 や,離婚 ・死別 によ る配 偶者 の欠 如 も労 働雇 用 を要 請 す るO 稲 作労 働 にお け る性 的 な 分業 は必 ず しも厳密 で はない。 この ことは作業 が家族 単 位 で行 なわ れ るため,仕 寓の 分担 に関 して ゆ うず うがつ き易 く, またつ け ざ るを得 な い場 合 が あ る ことに 闇辿 して い る。5)ゴム タ ッピ ングが 仁と して女 によ って行なわれ るので, 男 が稲 作 にお いて本 来女 の領
分 とされ る仕
事 (た とえ ばL瑚 なえ) まで も行 な うとい う側面
もあ る。 以 下 , 稲作慣 行 に闇す る若 十の説明を 加え なが ら∴
主な稲 作労働 について述 べ ることに しよ う。 と くに ことわ らなし
、
限 り,1970/71隼度 にお け るfF紺iに関す る もu
Jで あ る. 汁)苗代7
月 に入 って雨o
j嵐 が次 第 に増 して 来 ると苗珠づ くりの作業 を は じめ るO この地域 で もマ ラ ヤ〟
刃也の地域 と同 じ く, tiintanTujoh (Pleiades)の位 抑 こよ って農 事上 の 季節 が判断 され る 5) 例えばケダー州でみ られるように,女性の田植えグループが存在す る場合,男がそれに加わることはほ とんどイく
可能 となる。ef.日羽・坪内 「マラヤ北西部の稲作農村- 農業労働について--」『東 南 ア ジ ア研 究Fn5巻 1号・,1967・6.女
=T・
nU
l ウ ︼ リ J 4 蘭、杓ア ジ ア研 究 10巷 2号 表 4 家 族 内 に お け る 労 働 力0
1 2 3 4 LJ/hU
リ り ・-3 「-1 7 -1 が , 実 際 の耕 f′日ま雨の
降 り万に よ って決
定 され て い る。よ く水 が た ま る伸
折を選 ん で水甘 代 が つ く られ るが , 水 が十'
)
iL来な い と ころ には
畑苗
代 が つ く られ る こ と もあ る。 整地 が終 わ る と播種 (nlCnal)or)を行 な う。播
種 に際 して種
もみcD消 毒 な どは行 な わ な い。播種
量 は本甘1ェ - カー あ た り,平 均 lO.9gとIntang(
1
2.
31
/
1
0
ア ー ル) で あ る。 これ は 鳥 や水
牛 が リJ り1 5 「 lハU
くり .〃▲-一r:
「l 写真1 仰 木をつ くる (均平作業) 食 べ た りす る こ と と 発 芽不
良 を 予 想 して 多め に播 い て い るた め で あ る。6)実 際 に移柚 す るo
jは 717gantangr8.
71
/
1
0
ア ー ル)に相当す る量で あ る。
農務 局 の甘 吏 も農
艮 C))使 用嵐 は本田 1ェ -カー あた り 8ganta叩(
9!
/
1
0
ア ー ル)と推 定 して お り7),き き と りの結果 とほ ぼ一 致 す る。苗
味 を 準備 し播 種 す る刷 ま,_Lと して男 予冊
帯工u
j里独C
))作 業 で あ るが,男4
1に対 して1
く らい の刊 合で女 が桐
山で 行 な うこ と もあ る0 人 祁 分は自
分U
)」鳥山に日分U
力FIF!.代 を --)くるが, ま れ に は隣 人 や 親 戚 の者 に種 もみ を渡 して 頼 ん だ り(tLImpang),す で に で きあが った苗
を買 った りす る こ と もあ る。 (2)本田整地 閏の あぜ の修 理 お よ び荒 お こ しは ,1昭閏 二で あ る男 の仕 事 で あ るo荒 お こ しに は水 牛(kcrl)au) また は 牛(lemhtl)を用
い るが,近 隼人
1
T
r
rl.ojトラ クタ ー に よ る賃緋
を利
用す る もC
))が現
わ れ て 来 た。 具 体 的 な様 相 は表5に/]け 通 りで , 畜 排 に よ る もの が47廿 日・(660/o), トラク タ一貫 耕 に依 6) 田代のまわ りに厳 重にさ くをつ くって水牛やあひるなどの侵入を防 ぐことは,たまに行なわれ ることも あるが 一般的ではない。 7) 農 務局 では 木fL11ェ-カーあたり3gantang (3.41/10アール) で 卜分 とみている。 なお, ケダー 州Pa(1之m
L
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lanLrでは 2gitntang/relongr(3・21/1()ア- ル) と,昭 t;・されているQ((lf
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羽 ・坪内,op・`・Z'/.P.13)
2
2
2
坪 内 :マ レー シア東
海岸
の大水 田地城 におけ る稲l/I 表 5 本 旧 耕 起 整 地 労 働 力 万 法 lLl力 (sen〔liri) 牛 自己所 有-自己所有+pawとlh 自己所有+sewとL t)ilWilh ヽL、\V.L 水牛 口己所有 無料借用 1)ilWith Se\Vと1 無料 で手助 け 牛 雇用 (ul)ilh) 牛 水牛 トラ ク ター 陸稲耕作 の ため牛,水 牛, トラ クタ - を 用 い ず 写真2
牛を使 った荒 お こ し .li 2 27 2 1 2 2 -1 ハリ ーJ -1 ] nノ1 写実 3 水 牛を使 一,た荒 お こ し 存 す る もの が22世帯 (3
l
o
/I
,)であ
る0 番 排 に よ る もojUjう ち, 作業 を自分 で行 な う ojは40世帯 で あ って, 残 りU
)7
日
日
出 圭他人を
扉 って い るo 畜 排 の場 合, 水 牛 は 力が 強 いU
jで人拡
一頭だ けで す きを ひか せ る。
牛を用い る場 合 に は二頭 だて の こ とが 多い。
牛 に よ る荒 お こ しと水 牛 によ るそれ との比 は, だ い た い2対1く らいで , 牛 を 用 い る こと刷 まうが 'sい.用 に水 を 入れ な い 状 態 で 筆耕 を1
恒
H
j-な い(galabeloh),次 い で 川 に水が入 ってか ら も う1度 行 な う(galab`Llek,また は 糾 1alumとlt)。 さ らに代 か き(geral))を2度 行 な う。畜 耕
U
)
場
合 の 作業 時 間 は,軌
7時頃
か ら1
0
日拍
ほ で で, ll-1の大 小 に応 じて1日につ き= 1-2枚 く らい0
)
割 合 で rr・:業 を進 めて い くO耕 作山根 U)い かん に よ って,播 種 に前 後 して 作兼 が始 め られ る。東南 ア ジア研 究 10巻2号 水牛や 牛を所有 し机 、場 合 には人 か ら借 りた家畜 を使 って耕作をす ることがあ る
。
年U
)場合 には1頭
を所有 し, 他 の1
頭 を借 りること もあ る。 冊語
の形態 は二種類 あ るo第1
は pawah とよばれ,牲 まれ た仔
を 分配す るとい う条件 の下 に,借 りた者 が長期 にわた って世話 を し, そ の間の使用権 を ももつ とい う形態で あ る。第2
の形態 はsewaとよばれ, 通常1
シーズ ン0)問 有償 で借 用す る。 支払 いは収穫後 もみ米 でな され ることが多 く,年 1頭
で40-5
0
gantang, 水牛1
頭 で8
0
gantang程度 で あ る。8)これ だ けの額 を支払 って しか も自力で耕 作す るのは,あ る拙 窪11日去い土地 を耕す ことを前
根 と してい る。 IIIら作業 をせず に人 と隼 (また は水 牛)を雇 って (upah),荒 お こ しを して もらう場合 もあ る。 upahのケー スは5例 あ ったが, うち4例が親族 関係 にあ るもので,1
例 のみ他人 を雇JF=ノて いた。耕 作 面積 は平均0.
6
ェ- カーで支払 い額 は1
件 についてM$1
0-2
0
で あ る。1
ェ- カー あた り約M$21
,1
円あた りM$2
くらいの計算 にな る。 無料で作 業を して もらった場合
が 2例 あ る。 いずれ も非常 に近
い親
族 (夫 の父,妻 の弟) で あ る。 トラクタ一貫 桝 を頼 ん だ22
世帯 が実際 に賃耕 させた面
積 の平均 は1.
2
ェ- カ-で,人 を雇 っ た場合 よ りも大 きい。2
2
例 の うち1
0
例 は 自分 で水牛や牛 を所有 しない者 で あ る。3
例 は牛 を持 って い るが まだ若す ぎ るもので あ る。 他 の3
例 は牛 を1
頭 だけ しか所有 していない。1
例 は牛 を2
頭 もつ が弟 が トラクターの運 転手 を して い るた め無料 でや って くれた もの,また他 の1
例 は水 田が川 む こうにあ る。か くして4
例 だ けが利用で きる水 牛 また は2
頭 以上 の牛 を もってい るに もかかわ らず何 らかの 酎 舌のた め に トラクター賃桝 に依 存 して い る。Galokには トラクターを所有 す る者 はな く,隣 の集落 (Chekok)あ るいは他 の集落 に所有者 がいて運転 手を雇 い貨桝 をや らせ て い る
。1
ェー カ-あた りM$3
()∼35
で賃耕 を行 な うといわ れ るが, 実際 に支払 った金額 か ら計算す ると,平均 してM$1
7/
エー カーに過 ぎないO 実際 の と りきめは LU1
枚 あた りM$3
とか,1
【刷 …jEjあた りM$8
とい う形 でな され る0 兆 が運転手 で あ ったた め無料 とい う一 つ のケ ー スを除 けば,支払 い額 は最低M$8
か ら最 高M$4
0
までで,7
0?
,/OがM$8-2
0
の問で あ るO (3)闇柚え 播種
後約4
OHで移植 を行 な う。 苗代 か ら肌をひ きぬいて東 にす る作業((二habutsemai,また8) 4.0-50gantangはM$17-22,flOgantaT唱はM$3吊 三度に柚当するが,Galokの農民の間では,1galltang
をMS.50として計算することが多い。
いとこから牛2頭を50gantangで借りたケースや
,/
ト1班を40gantangの約 束で借 りたが,収穫 が悪かったので 15gantangにしてもらったというケースなどがあり,支払い額に関 しては若干ゆうず J)がきくようである. なお,ケ ダー州のPadangLahngでは水牛 1東田こ対 して,現金でM$60-120, もみ米で1-1・2kuncha(160-192gantang)が支払われているO(cf・Fl;]5巨 坪内 op・cz't・p.12)坪 内 :マ レー シア東海岸の天水 田地城 におけ る稲作 表 6 動
束
づ
く り 作 業 者 妻 女十娘 妻 卜娘1
夫
妻1-娘 卜何 日 ノ] 妻 十夫 妻+母 麦十姉妹
妻 トその他 の親族 用 riカ ト と+雇 用 雇 用 妻 +娘 +雇用
雇用 南東購 入 陸稲 直播 封 数 ス l り 3 1 7 2 2 1 2 2 1 4 1 E 3 ケ はmenyambut)は原則的 には女 の仕 事であ る。貝体 的な様相 は表6に示 され るO-家 の主婦 を 主要労働力 と し, これ に娘や夫が手助けをす ることがあ る。数 は少 ないが手 助 けの者 を雇 った り(3ケ-ス),あ るいは完全 に雇用 のみ に依存す ること(4ケース)もあ るO また例外 と して苗 を購入 した例 が一つあ るo 苗束づ くりの場合, 作業時間は, ′用刑 l
(pagi)は7
時か ら1
2
時,午 後(petang)は2
時 (ま た は3
時)か ら5
時であ る。午前中
働 くと,両手で にざれ る位 の大 きさの東を約2
0
束(
2
0
tlting) つ くることがで きる。閏 1
枚 あた り3
0-40
末位の割合で準 備す る。人 を雇 う場合 には1東 5¢
を支払 う。苗束 を購入 した場 合には1束 8¢を支払 ってい る。 準備 された市来 は閏のあぜ に運 ばれ ,適 当な箇所 で葉先 を切 られ る。農民 は葉先 を切 るのは, 強風 によ って苗 が倒れ るのを防 ぐた めで あ ると考えてい る。苗束 を水 田の要所要所 に配 置 して おいて,
自分 自身で苗 を補給 しなが ら手 で植 えてい く.5-7
本 の苗 カL-箇
所 に植 え られ る。株 と株 との間隔は約30cm に植
え られ ,で きるだけ一列にそろ うよ うに心 がけ るが,実際 にはか な りの乱雑植 え とな る。 tI]植え(chedong)は,原則的 には女 の仕事 とされ るが,実際 には男 も重要 な労働力 とな って い る。貝体的な労働参加者 は表 了の如 くであ る。夫 と妻 とい う組合せ が基本 的な形態 とな って お り, これ に娘や息子が加わ ることがあ る。共 同労働組織 は全 く欠如 していて,人手 が足 りな東 南 ア ジア研 究 10巻2号 表 7 閏 柚 作 業 者 天 日i: 夫+ 哀
十且十
大ト走卜息子 卜娘
大卜
友L付 大 日LLL・】き ょ うだ い rl 力 大 夫 卜息 予 夫 -ト娘 * 日:]: 妻 LlJ:+娘 よ1-:+息 十 FLJ力 卜 扉 用雇
用 陸稲甫播 計 夫 +雇用 敬 ス リり 3 3 1 1 2 2 1 1 ,・J C 3 1 2 .b 5 1 1 2 .I. 7 ケ い場 合 には人 を雇 う。 家族 oj労働 力 に加えて人 を雇 った場
合が2
例,糾 削)み に依存 した場合 が6例あ る。 田植 え の作 業時 間 は ,苗 束づ くりの
場合 とほ ぼ等 しいo′‖1回tに20
束 , 牛後 7-1
0
束 を柿 え るのが標 準 的な 作業 量で あ る。 実 際 には2
人 で働 いて1日1-2
枚 ず つ0
)柚 付 けを行 な った り す る。1
人 で 「=植
えをす る場 合 に は,1
1
日
杓 あた り,1-2
日かか ろ もo
jとみて い ろ0 人 を雇 う 場 合 には 】一束 5¢が通例 で あ る。 申耕 ・除草 ・追
肥 な どはいず れ も行 なわ ない0
)がiW.I-・通 で あ るo(
4
)
収 穫 稲 刈 り(cherut,meneherut)は,2月か ら3月
初伸 こか けて 行なわれ る。 すな わ ち播 種 して か ら1
5
0-2
001
1後 で あ る。現在 で は鎌 を用い 行な うが,1
0
丹 前 にはか な りの者 が触
づ み ナ イ フ(tamil)を用 いて いた とい う。 今11で は穂づ み を行 な う者 は ご く一 部 に過 ぎな い。 地上 30cm 付跡
i
t
.・]-さで刈 り取 った稲 は, 小 さな束 に して 切株 o)上 においてい く。 それ をい くつか集 めて両 手で さ さげ る ことがで きる不封変の大 きな束 をつ くり, お けの 申のは しご状 の横 木 に打 ちつ けて脱穀 (memukul)を行 な う。 もみ米 は その場
で大 日で 乾燥 され , !「後,竹製の
浅 い ざ る状 の 容 器 に入 れ て, 吊 の高 さか ら地
面に しいた ござ(tikar)oj上 にお と して 自然 の風 226坪 内:マ レー シア 東海岸の天水 田地域 におけ る稲作 写真 4 刈 取 り 写真5 脱 こ く で風選 され る。 もみ 米は ジ ュー ト某 に入 れ て,肩 にか つ い だ り自転車に
0
)せ た り して家 - 運 び , 穀倉 (baloh)が あ る場 合 には そ 跡 恒こ, な い場 合 に は大 きな竹 龍 な ど に入 れ て保 存 す る。 稲 刈 りと脱穀o
j作 業を 行 な った 者 の 詳細 は表8
に示 す通 りで あ る。大 姉 が申心 とな って一 家 総 出で 作業を
行な うU
)が基本的な 作 業 形態 で ,労 働力が足 りな い ときや ,家族内
の労 働 力に支 障 が あ る と きに は,人 を雇 う(upah)か , 粗 しい者 に手助け (tulong あ るい は pinjam)して もら う。 共同労 働 oj組織 は 全 くな い。 女 が稲刈 りを して,男が脱 穀 をす るの が通 常 の分 業 ∽ 形で あ るが,男もまた 稲 刈 りを す る こ と もあ る。
作
業を 行 な う町F
制 ま,
曲Ljiづ くりや冊 南え の場合 に ほ ぼ等 しい。大
姉
だ けで働いた場
合 ,/T
-A 抑 恒こ収 穫 で き る鼠 は2
0-5
0
gantang で あ る。 最 も能 率 よ く働 いた場 合 に可能 な収 穫 量 は2
人 でl∩1
(
)
Ogantang で あ る とい う。人 を扉 う場 合,PasirM axa)対
岸
の二期作
地 Salorへ
出
稼 ぎ に 行 った場 合 には1日5
gantang が棋
準 的な 報酬 で あ るが , こ こで は与 え られ る もみ 米 の量 に は必 ず しも一一一・定 の きま りほ な い。 例 え ば大 の妹大 姉が娘 をつ れて3
人 で や って 来て1
5
日間働 いた の に対 して4
0
gantang を 与え た とい うよ うな 例 が あ る。9)11日裾
tで はな く,全 作 業 H数 に対 して,5-1
5
gantang 程 度 の も み 米 を 与え るU
)が山
根 的で あ る。10) り) ただ しこの場 合には,招杏を捉供 し食事を与えている。 1O) 現 金で雇用す る場合の支払い額は,刈取 り,脱穀,運搬のすべてを行なって,100gantangあたりM$ 12であるとい うが,(1'こl】okでは現金を支払 ったケースは皆無である0東南 ア ジア研 究 10巻2号 蓑 8 収 11 業 者 夫 1-妻 十 千 . 大 巨妻
・
仁予
圧 f: l 夫 卜妻 一十月二 夫 ll妻十父 一日Tl.).An
)J 夫 トJil-:+その他 の親 族 F'7)).雇用
大 夫十千 妻十手 妻+父十付 ) }=+父 1rj,ll: 夫十妻 十ト ト雇用 夫+妻1雇 用 大 卜雇用 妻十雇用 妻 -1-母 +雇 用 丁 数 完 27 1 . 5 1 3 1 1 -1 1 4 -1 1 3 4 2 2 -1 7 J 一 丁 ケ 比受 払 n門川u 作業 に雇 われ るのは,親戚 ・隣人 が 多 く,父 母や き ょうだい とい う場 合 もあ る。父母や き ょうだいの場合 には,若干 の謝礼 をす ると して も,雇 うとい うよ りは手助 けの要素 が強い。他人 を雇 う場 合で も, 手伝 って くれた者 にザ カ- ト(zakat)と して もみ米 を 与えた とい う例 も存在 し11),この場 合に も雇 用 の 観念 は十 分で はない。 無料 で手 伝 うケ ースは きわめて少 ないが,父母 ,き ょうだい , 召 こ限 られ ,彼 らの問 には 日常的 に も密な相互 扶 助が認 め られ る。 風選 (menapi)は基本 的 には女 の仕事 で あ り, ほ とん どの場
合主婦 が これ を行 な う。運搬 は夫 が申心 とな って単 独で行な う 写真6 うすときねを使 う精米ll) zakatはイスラムの宗教税である。本来は300gantang以上の収穫がある場合, その10%を徴収人で あるイマムを通 して政府におさめるべきであるが, この地域では零細農が多いので, その徴収は必ず
しも厳格ではない。
坪内 :マ レーシア東海岸の天水田地城における稲作 か, あ るいは妻や子 の助 けを借 りる。
もみす りと精米 は 自分の家 の庭先 で,木製 の臼 ときねを用 いて行な うこともあるが,多 くは 隣集落 にあ る三 つの比較的小 さな規模 の精米所 のいずれかで比較的少量ず つ行な う。料金 は も み米 Ikati(約600g)あた り5¢程度で あ るO
Vl 陸稲 (paditugalan)の耕 作
Galok a)稲作 において陸稲 と水稲 とはかな り連続 的な性格 を示 して い る.すなわ ち,ほんの 少 しで も土地が高 くて十分 に水 が来な い場合 に しば しば陸稲が栽培 され るので あ って,陸稲 と 水稲 とが とな りあ って植 え られ ること もあ る。 水稲 と比較 した場合,耕作方法 にお ける基本的な相違 は
,
播種 が直接 に行なわれ ることであ る。 先 の とが った棒で地面
に穴 をあけ,種 もみを数粒か ら10粒程度ずつ まいてい く(tugal)。陸 稲 の場合水稲 に比 して雑草 の牲背が著 しいので除草 を行な う必要 があ る。 Galoka)住民 の うち陸稲 を耕 作 して い るのは9
名で,前述 のl
O
Oェ-カー申7
.
4
ェーカーが 陸稲耕作 に用い られてい る。
陸稲 のみ を耕作 してい るのは5
名で ,他 の4
名は水稲 を も耕作す る。 陸稲 の収量 は,雑草 の繁茂や鳥筈 ・病 虫害 のために,水稲 に くらべて低 い。水稲 に くらべて はや く成熟す ることもあ って ,この場合 ,集申
的な 島害や虫告 を うけ ること もあ る。1
9
7
0
/
7
1
年 度 におけ る平均収量 は,118gantang/a(・reで あ った。 Ⅶ 新 しい技術 の導入 とその限界 自給的な性格 が強 く,作柄 も不安定な この地域 の稲作 は,大 きな改良 を加 え られ ることもな く存続 しやすい傾 向を もってい るo とはいえ詳細 に観察す るとそ こに も若干 の変化が生 じてい ることが明 らか とな る。以下,変化 しつつあ る側面 と,従来 の方
法 に岡
執す る側 面 とのか らみ 合い に注意 しなが らい くつかの事実 について述べ よ う。 (1) 品種 の選択 および種 もみ使用量 農 民 は品種 の選択 に関 して決 して鈍感 ではない。従来 の経験 か ら土地 の高低 に応 じて適当な 在来種 が選 ばれてい る。以 前は もっと多 く用い られていたが,今は少な くな った品種 もあ る。 た とえばLembuBasahとよばれ る品種 がその-つ で あ るが,penyakitmerah(赤枯柄)に弱
いた めに作付が減 ったので あ る。農民 の一部 は交換な どを通 してたえず新 しい品種 を試みよ う東南 ア ジア研 究 10巻2号 と して い る。 拍稼 地 のケダ ー 州か ら持 ち帰 った米 も
Pa
diKe
da
h
12)の名 の下
に
試み られて い る。 しか しな が ら,種 もみ は原則 と して 自分 の収穫o
)
車か ら保存 され るc
Jjで あ って , この こと のた め に急激な品種 の変化 はお こ りに くい とい う事情 も存在す る。 種 もみの使用量 が農務 局 の指導す る量 を は るか に上回
ることにはそれ な りの理 由がい くらか あ るO第1
に苗
代 の水 の条件 が必ず しも良好で はないので発芽 して うま く/lA.育す る苗
の割合 が 一定で あ るとは限 らな い し, また苗代 は しば しば水牛な どにいた めつ け られ る。 第2
に,耕 作 を予定 した本 田に水 が来なか った 為 に,無駄 な苗 を準備
した ことにな る場合 もfl:.ず る。第3
に, 耕 作面精
が比 較的小 さいた め,種 もみの絶対量 が少机 10)で, それぞれ の農家で少 し多め に準 備 す ると∴ 判合 と して は非 常 に 大 き くな るとい J)側面 もあ る。第 4に,
移机 に際 して一一線 あた とい う意味か ら,安全性 に重点 を おいて稲作 が行なわれ るので あ るが,種 もみ使用量 の多 さは この安全性 と強 く結 びついて い るので あ る。(
2
)
トラクターの導入 既 に示 した よ うに現在3
分 の1
弱
の農 家 が トラクタ一貫排 に依存 して い る。この意味で トラ クターは この村 に も既 にかな り導入 された といえ る。水 稲裏 作 と して のタバ コ耕 作 の導入 は, 現金収入 の増加 を もた ら し13),現金 によ る支払 いを容易 に して, 賃桝 の受入れ に大 き く寄与 し た と考 え られ る。 しか し, トラクターを使 用 した者 は主 と して水牛 や牛を所有 せ ぬ者 で あ ると い うところに問題があ る。水牛や牛 は これ らを飼 腎す ること自体 によ って も,鎮 まれた仔 の売 却や成長 に と もな う価格 の上 昇を通 じて 利益 を年 み 出す ので あ る。 このよ うな家畜飼育 と耕作 におけ る畜耕 とが密接 に結 びついて い るた め に, トラクタ一貫桝 が全面 的 に採用 され ることは 現在 の ところ考え られ ない。 既 に述べた よ うに, この地域 の天 水 田において ほ,耕 作可能 な面鏡 が年 によ って変動す るの で,水 の到 来 を予想
して耕起 を行な って も,結 局 は田柿 えがで きぬ場合 も年 じ得 る。 また雨量 如何 によ って作況 が きわ めて悪 い場合 もあ る。 このよ うな不安定 な条件 の下 において は,他 の 軒事-の就 業機会 の少 な さを曹且 と して, 自 らの労 力の浪費 は惜 しまないが,現金支 出は情 し む者 も存在 し, この こと も トラクターの全面
的普及 を うけ入 れない一 つの要 因 とな って い る。 (3) 化学肥料 タバ コ耕 作 によ る現金収入 は化学肥料 の使用 を容易 に して い る。 これ に加 えて,政府 は化学 12) 「ケダーの米」の意で,ケダーでは別の名が与えられているはずである。 13) 1970/71年度においては,稲作農家71世帯中68世帯がタバコを耕作 し,平均M$432を得ている。 230坪 内 :マ レー シア東海岸の天水 田地域におけ る稲作
肥 料 の購 入 に対 して補 助 を与 えて お り,土 地保有 証 書
(
La
ndGr
ant
)
と身分 証 明書 (Ⅰ
.
D.Car
d)
とを
p
enggawa
14)の事務 所 に持 参 すれ ば,通 常価 格1
袋(
801
1
)
)M$9.
5
0
をM$6.
7
2
で購入 す る ことがで き る。 政 府を通 して得 られ るのはⅠ
.
C.
I.
のBa
j
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an,No.1Se
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とよばれ る配合 肥料 で, そ の構成 は
1
2:
1
2:
5
で あ る。Ga
l
ok
にお け る化学 肥料 使 用者 は,21
名 (全農 家 の約30%)
で あ るが ,この うち2
名 は川 む こ う(
s
e
be
r
ang)
の水 日1で肥料 を使 用 して い る。 これ ら2
1Y.を除 いた1
9
釦 こついて み る と,1
袋 をj机 、た者7
名,2
袋7
名,3
袋 1名,4
袋4
名で あ るo平均 す ると 1ェ ー カーあた り1
.
6
袋15) が使 用 されて い る。 化学肥料使 用者 の地域 的 分イ侶 こ闇 して は興 味深 い状況 がみ られ る. すな わ ちpe
nggawa
の 事務 所 に近 い 部 分,す なわ ち集落 の南 半分 に信 任 す る者 が使 用者 の7
割 以上(
1
9
名申
14
名)を 占めて い ることで あ る。 彼 らには 肥料 購入 に関す るpe
nggawa
か らの通 達 が履 きやす い ので あ る。 逆 にGal
ok a
)北半分 に居 住す る者 の申 には, 肥料 を購入 で き る 口時 を知 らなか ったた め購 入 で きなか った とい う者 が あ る。 北 半 分 に居住 す る者 の一 部 には, 自分 の 田の水深 が大 で,か つ既 によ く肥 えて い るか ら肥 料 を用 い る必要 がな い とい う者 もあ って,pe
ngga
wa
事務 所 か らの距 離 の ほか に,水 田の立 地条 件 が肥料使 用 を制 限 して い る場合 も若 干 あ る。 土 地 の条件 が 比 較的 似て い るGal
ok
の南 半分 の農 家 だ けを と り出 して ,化学肥 料 を用 いた 者 とm いなか った者 の収 量 を調べて み ると,1
97
0/
71
年 度 において は,化学 肥料 を用 いた者 は 平 均226ga
nt
ang/
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a)収 量を得 た の に対 し, 用 い机 、、者 の収穫 は1
65ga
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で あった 。 肥 料 を用いな か った者 の
水
田のl恒こは,水 かか りの 不安定 な水 川が よ り多 く合 まれて い る可 能 性 もあ るか ら, この 差は条件 を完全 に コ ン トロール した結果 とは言 えな い が,肥料 の効果 に 対 す る村人 の信 頼 には確rlT
-
1
1
た る ものが あ る。 現金 が なか った か ら肥 料 が買 えなか った とい う者 がな おか な り存 在 す るところか ら判 断す ると, タバ コ耕 作 の安 定 化 とそれ によ る現金収 入 の増 加 は, 今後 さ らに使 用者 や使 用量 を増加 させ ることが予想 され る。 た だ,深 水 の水 田を有 す る 者 や ,水 かか りの不安定 な水 田を もつ者 は化学肥 料 の使 用 を さ し控 え る可能 性 もあ る。 (4) 稲刈 りの方 法 現 在 で は人 部分 の者 が鎌 を用 いて 稲刈 りを行 な うが,以前 は穂づ み ナ イ フを用 いて収 穫 す る14) daerah (su上)-district)の長で, 州政府か ら任命されるoGalokは I)acrah Chetok に属 し,penggawa の事務所は集落の南に接する隣の集落 Chekokの入Hにある。
東南 ア ジア研究 10巻2号 ことが多か った。現在で もクランタ ン州 の他地方で はな お穂づ みによる収穫 を続 けてい るとこ ろがある。鎌 の導入 に関 して は, ケダー州-の稲刈 りのた めのLLll,稼 ぎの影響 を考慮す る必要 が ある。鎌 を用い るよ うにな って作業能率 はある程度高 まった と思われ る。
pa
dis
e
manga
t
とよばれ る収穫 の儀礼が,鎌 の導入 と前後 して姿を消 してい ることに触れて お きたい。 以前は,女 が稲の穂を 7本切 りとって,それを穀倉 (baloh)の小に大切 に収 めた も ので あるが,今 [1では これを行な うものはほ とん ど存在 しな くな ってい る。(
5
)
漆鶴 に対す る考 え方 水 田か ら1
/
4-1
マ イル離れて い るクランタ ン川か ら水 をひ くには, 水位が余 りにも 低いた めにかな りの資本 と近代的技術を要 す る。仮 に水 がひけた と して も,土 地 の起伏 の存在 は,水 の分配 をかな りむずか しい ものにす る。 このよ うな条件 の下で は,かんがい施設 をつ くった と して も, と うてい経済 的 にひ きあわない。従 って,近い将来 この地域 に水 田漕概 の設備 がで き ることはまず考 え られない。 上述 の条件 を認めつつ も,村人達 が漕潜 とい うものを どのように考 えてい るかをたずねてみ た。濯概 が望 ま しい と考えてい る者4
9
,よ くない とす る者1
3
,態度不 明8
で ある。 かんがい を 望んでい る者 の多 くは,水 を得れ ば,収穫 の不安定 さが解消 され ることを考えてい る。他方, かんがいを欲 しない者 の多 く(8
名)は, 水 田耕作の零細性 を強 く意識 し, 水路をつ くること によって土 地が失 われ ることに抵抗を示す。 また若干 の者(
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名)は,既 に深水地域にある自分 の水 田が, さ らに水 をひ くことによって水没 して しま うことをおそれてい る。以上 のよ うに, 起伏 の存在す る土地を条件 と して,山方で は水 に対す る強い欲求 が存在 し,他方で は水没 を心 配 して い る現象がみ られ る。 また 自給 を 目的 とす る狭い耕地面積を背景 と して,土 地を失 うこ とに対す る強い 不安 が存在す るので あ る。 ま と め 以上 に叙述 して来た よ うに,Galok を含 む この地域 にお ける地形的な制約 は,稲作 における 不安定でかつ低い収穫 を もた らし,同時 にゴム園 との並存 とい う状況 を出現 させた。か くして 稲作は,
商品作物 と してで はな く,自給用食糧 の確保 のた め とい う性
格 を顕著 に示す。 このよ うな稲作の性格 と,核家族 を主体 とす る家族形態 は,零細 的な稲作を, きわめて単 純な方法で 成 立せ しめてい る。 そ して,そ こに投入 され る労働 は,必ず しも労働能力の最大限 とは言えな い。 このよ うな メカニズムをまとめ ると図3
の ごと くとな る。 最近導入 された タバ コ栽培 は,現金収入 の機会 を増大 し,稲作に対 して も,機械化や化学肥 232坪 内 ・'マ レー シア東 海 岸の天水 田地域 におけ る稲 作 (稲 作 L-お ける特撒 ) (稲 作 の方法) 図 3 Galokにおける稲作の特徴 料 の使用な ど変 化 の方 向に進 む ことを容 易 に した。 しか しな が ら,上述 した この地域で の稲作 の条件 は, この よ うな近代化 を必ず しも全面 的 ・急速 には受 け入 れない ので あ る。 主な 稲作地 域 か らと り残 された小 さな稲 作地域 の問 題の一端 を この村 にみ ることがで きる。 こう した不安 定 な稲作地 の面 積 は比較的大 きいので あ って16),将 来 の開発計 画が, 焔 作物 とい うチ ャネルを 通 して いか に進 め られて い くかが 今後 の大 きな問題 とな る。 16) クランタン州において稲作が行なわれているのは188,000ェ-カーであるとされるが,そのうち79,50O
エーカ- (42・30,ら)が,Lemal,PasirMa岩,AlorPasir,Kemubu,Salorなどのかんがい計画に含まれて いるに過ぎない。