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変の鳶職的な拡がりや血管構築との関係の点では不確
実さを免れなかった.そこで吾々は巣状肺炎および小
巣状肺出血例の連続切片から立体的な像の再構成を行
い,上記の聞題を検討した。
その結果からみる.と上の説明にはおおむね矛盾がな
いように考えられる。なおこの再構成によつて肺胞な
らびに血管構築に関し,従来MillerやHeyckの著
書に載せ.られているシェーマに比べて多少と.も立体的
な実状を彷彿たらしめうるよ.うな関係図を得,これら
は各種の肺内病変の考察に有力な基礎を与えると考え
られるのでそれを併せて供覧する。
2..ストレプトマイシン未使用者におけるスFレ
プトマイシン1000γ耐性菌排出の一例
(中山内科)松本帖子・斎藤文子
近時結核に対する化学療法が普逓化すると共に,抗
結核剤耐性菌の出現が多数にみとめられ,これが結核
の治療その他に関して問題となっている。一方抗結核
剤未使用者における抗結核剤耐性菌の排出に関する報
告も散見されている。このことは,結核の重感染の問
題解決に何らかの示唆を与えるものと考えられる。当
科におても,ストレプトマイシンが広く一般に使用さ
れる以前にヅベルクリン反応の陽性転化をみ,本年5
月肺結核症の発病をみ,全くス}レプトマィシンを使
用していなかったにも拘ず,ス}レプ}マ/シン1000
7耐性菌を排出していた一例に遭遇したので,ここに
報告する。
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5pヨ才の幼児にみられた踊状態に就㌣て
(精神科)南沢茂樹・田口孝源
小児期の内因性精神疾患としては,今次大戦後アメ
リカにおいて急激に小児分裂病が取り上げられて,我
国でも少数の追随者があるが,それは概念さえ未だ明
らかでない。これに対し小児躁欝病の研究,報告は欧米
ともに甚だ乏しく,症例報告的断片のものは既にクレ
ペリンが,やや纏ったものとしてはF.G. v. Stockert
(1949),J.D. Campbell(1953)らfosi挙げられる程度で,
大部分趨勢としては小児期のそれは問題の外におかれ
ている実情である。
我々は最近,2才6ヵ月の幼児に,食思不振,睡眠障.
害,画論嫌で長泣きする状態がはじまり約5ヵ月続い
た後に略回復,その後約半年の聞は軽度の元気のない
状態であったが,ついで発病より満1年後の3才6カ
月のときからは,上機嫌で,運動衝動の充進によると考
えられる動きの多い状態(Hyperkinese)がはじまっ
た。その動き振舞は自然で, bizarrな点はなく,明らか
に躁状態であって,分裂病らしいところは全然なかっ
た。この躁状態の経験によって,我々は最初の2才6カ
月のときから5ヵ月つづいたものは欝状態であり,そ
の後の6ヵ月は軽欝状態と考えるのが最も蓋然性の多
い診断であ.ろうと思はれるのであ.る。さらに今後の経
過観察により,我々の知見をさらにたしかなものとし
たいと,患って:いる。
4.最近における府県別死因分類別心臓疾患死亡
に関する研究
(衛生)妥山城元
国際死因簡単分類にしたがい,全心臓疾患を,「慢
性リュウマチ性心臓疾患」,「動脈硬化性及び変性性心
臓疾患」ならびに「その他の心臓疾患」に分類し,こ
の三型についで人口動態統計によって昭莉26年より昭
和29年までの期間について観察を行った。.
1)「慢性リュウマチ性心臓疾患」についてみると,
男女とも各年次の本型死亡率は三病型中最低で,死亡
率は人口10万に対し,男子では4.0前後,女子では5∼
10をしめし6また男女とも多数の府県で年次とともに
低率となる傾向をしめす。男女死亡率を比較すると,
各年次とも,女子が男子より高率である府県が多数と
なっている。なお本型死亡の全型死亡中に占める割合
は各年次男女とも最低率をしめしている。
2)「動脈硬細頚及び変性性心臓疾患」による死亡
は,男女とも三病劇中で最高死亡率をしめし,死亡率
は30∼60をしめしている。男子では多数の府県が年次
とともに上昇する傾向をしめすが,女子では過半数の
府県で低下する傾向をしめす。男女を比較すると,昭
和28年をのぞく他の各年次いずれも,女子が男子より
高率である府県が多数となっている。しかしその府県
数は年次とともに逓減する。本型死亡の全型死亡中に
占める割合は男女とも高率で60∼70%をしめし,全心
臓疾患死亡の主因となっている。
3)「その他の心臓部息」についてみると,本型死亡
率は男子では約15∼25,女子では15∼20をしめし,三
朝草中で中間に位している。なお男女とも多数の府県
で年次とともに低下する傾向をしめしている。男女を
比べると,各年次ともほぼ全府県において,男子が女
子より高率となっている。本型の全型死亡中に占める
割合は,男子では30%前後,女子では約20∼30%をし
めしている。
5.心臓疾頻々老の扁別例の臨床統計的観察
(耳鼻科)鈴木千鶴子
本学附属心臓血圧研究所に入院中の患者623名につ
いて心臓手術前に耳鼻咽喉を検査し,そのうち病歴及
び扁桃の精査によって慢性扁桃炎の所見ある者に対し
て,将来の禍根を芥除する目的で心臓手術後体力の恢
復をまって81例に留別を行ったので,その統計的観察
を行った。
既往にアンギ・・一ナ,.関節ロイマチス,腎炎,心内膜
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