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Title
東京歯科大学水道橋病院口腔外科における平成27年度
外来初診患者の臨床的統計
Author(s)
西田, 訓子; 西田, 紘子; 小山, 侑; 小谷地, 雅秀; 小
石沢, 理央; 和田, 朗; 勝見, 吉晴; 西山, 明宏; 関根,
理予; 大野, 啓介; 吉田, 秀児; 菅原, 圭亮; 別所, 央
城; 渡邊, 章; 笠原, 清弘; 高野, 正行; 齊藤, 力; 柴
原, 孝彦; 片倉, 朗
Journal
歯科学報, 116(5): 392-392
URL
http://hdl.handle.net/10130/4132
Right
Description
392 学 会 講 演 抄 録
№19:東京歯科大学水道橋病院口腔外科における入院手術症例の統計研究
小石沢理央1)
,吉田秀児1)
,関根理予1)
,大野啓介1)
,菅原圭亮2)
,別所央城2)
,渡邊 章1)
,
笠原清弘2)
,高野正行1)
,齊藤 力1)
,片倉
2)
(東歯大・口腔病態外科)
目的:東京歯科大学水道橋病院では初診患者数の増
加により手術件数も年々増加傾向にある。また,顎
変形症や口腔癌,唇顎口蓋裂などの,専門性の高い
手術も増加傾向にある。一方,それに伴い患者管理
についても幅広い知識にもとづいた安全な医療を提
供することが求められている。今回われわれは,現
状の入院手術症例を把握し今後の臨床の改善と向上
に活用するため,過去8年間の入院手術症例の臨床
的検討を行った。
方法:平成20年4月1日から平成28年3月31日まで
の8年間に東京歯科大学水道橋病院口腔外科で全身
麻酔下に手術を施行した患者とした。調査項目はカ
ルテならびに患者情報をもとに症例分類・性別・年
齢・手術時間・出血量を用いて統計処理を行った。
結果および考察:8年間の総手術症例は3,717件で,
年間平均は464件であった。年次推移では,近年症
例数は毎年増加傾向を示しており,27年度は557件
と8年間で最多であった。性別は男性1,659件(45
%),女性が2,058件(55%)で女性が多く,手術時
年齢は20代が1,142件(31%)と最も多かった。顎変
形症の手術が1,117件(31%)と最も多く,次いで嚢
朗1)
,柴原孝彦1)
(東歯大・口腔顎顔面外科)1)
胞摘出術730件(20%),抜歯術268件(7%)であっ
た。手 術 時 間 は1時 間 以 上2時 間 未 満 が1,252件
(34%)と最も多く,出血量は100mL 未満が2,708
件(73%)と 最 も 多 く,最 大 出 血 量 は1053mL で
あった。
26年度から口腔癌の症例は増加傾向にある。その
要因として口腔癌専門医の増員,地域の歯科医師会
と連携し定期的に行われる口腔癌検診,市民や歯科
医師会に向けた講演や啓発活動により受診率が向上
したと考えられる。また,27年度から唇顎口蓋裂の
手術件数が増加していた。これは,千葉病院,市川
総合病院との密な連携により三病院で協力し,一貫
したチーム医療を行っている結果と考える。現在,
唇顎口蓋裂患者の顎矯正手術も増加してきているこ
とから,より専門的な知識と技術が求められるた
め,さらなる体制の強化も必要と考える。今後も顎
変形症,口腔癌,唇顎口蓋裂の症例は増加し,三次
医療のニーズも高くなると予想される。専門性の高
い技術の向上と,それら患者に対応できる周術期管
理とチーム医療の充実に努めていきたい。
№20:東京歯科大学水道橋病院口腔外科における平成27年度外来初診患者の臨床的統計
西田訓子1)
,西田紘子1)
,小山 侑1)
,小谷地雅秀1)
,小石沢理央2)
,和田 朗2)
,勝見吉晴1)
,
西山明宏1)
,関根理予2)
,大野啓介2)
,吉田秀児2)
,菅原圭亮1)
,別所央城1)
,渡邊 章2)
,
笠原清弘1)
,高野正行2)
,齊藤 力2)
,柴原孝彦2)
,片倉 朗1)
(東歯大・口腔病態外科)1)
2)
(東歯大・口腔顎顔面外科)
目的:今回,われわれは今後の東京歯科大学水道橋
病院口腔外科における医療提供の内容と質のさらな
る向上をはかる目的で,外来初診患者の臨床的検討
を行った。
方法:平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
の1年間における東京歯科大学水道橋病院口腔外科
の初診患者を対象として,日本口腔外科学会調査企
画委員会が作成した実績調査票に基づき,性別,年
齢分布,月別患者数,来院地域,受診経路,疾患
別,基礎疾患について調査し,臨床統計を行った。
結 果:当 該 期 間 中 の 初 診 患 者 数 は7,980例(男 性
3,358例;42.1%,女性4,622例;57.9%)であった。
年齢は1歳から96歳までで,年齢別では20歳代が
25.3%を占め最も多く,次 い で30歳 代 で20.7%で
あった。月別患者数は7月が最も多く,次いで8
月,最も少ないのは10月であった。来科地域は東京
都内が最も多く,東京23区では江戸川区,杉並区,
世田谷区からの来院が多かった。23区外では三鷹市
が最も多かった。都道府県別では東京都に次いで,
埼玉県,千葉県の順で,遠方では北海道や鹿児島県
からの来院もみられた。受診経路は医院または歯科
医院からの紹介受診がおよそ74.2%を占めていた。
疾患別では歯の疾患が最も多く,中でも智歯や埋伏
歯,歯の位置異常に関する疾患が全体の66%を占め
ていた。次いで,口腔粘膜疾患が多く6.3%であっ
た。また,顎関節疾患が4.7%,顎変形症は3.8%,
炎症は3.5%,神経疾患は1.4%,悪 性 腫 瘍 は0.59
%,唇顎口蓋裂は0.2%であった。基礎疾患では高
血圧症に次いで,食物アレルギー,喘息の順で多
かった。
考察:前年度と比較し初診患者は63例,入院患者は
63例の増加がみられ,中でも入院患者は,前年度と
比較して顎変形症は99症例,悪性腫瘍は14症例の計
113症 例(前 年 度 比1%)の 増 加 が み ら れ た。ま
た,外来患者数においては各疾患に対して微増傾向
がみられた。平成27年度より東京歯科大学水道橋病
院口腔外科の医局員の増員,専門性の充実が図られ
たことで,より高度な対応が可能になったと考え
た。
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