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Psychotherapistの属性に関する研究 : 臨床場面において出現してくるclientの動きとその評価について

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(1)Psycbotherapistの属性に閲す声研究 一路床場面において出現してくるclientの動きと その評価について小川捷之*・永井. A. Study. A. in. Terms. Therapist's. in the. Attributes. of. Toward. Change. of. Evaluation. 撤**. the. Psycbotherapeutic. Katsuyuki. OGAWA*. the. Therapists of flis Client. Situation TohruNAGAI**. and. StJ淑A(ART The purpose is to determine in wbicb the way therapists of this study use the displayed by clients during physicalmanerisms counseling sessions. As a arst step・ seventy items describe the actions which by of clients were gathered interviewing means therapists case As a second of a records・ step, and questionaire was to one hundred were to evaluate therapists・ They administered how these asked items. seventy. item. was. be. would. accompaied. in. significant. by. a. six. Asa. result of a factor analysisl These are as follows: extracted. 1・ self・reliability 2. inner con丑ict and tension 3・. the. 4・. relaxed. 5・ 7・. self・con丘dence. and. client・tberapist change. of. ll・ revelation Another purpose the. occupation the. cotlnSeling. scale. factors which. to. seem. be. Each. situation.. were. meaningful. human. relationship. perserverance. autonomy. 10・. to. eleven. of independence of a desirable. appearance. establishment. 9・. paid. psychotherapeutic. rating. energetic andflexible actions feelings frankness and. 6・. 8・. a. degree. actions. an. of. inner. the. of. a. client. of. the. investigate. to. was are. doctor. (psychoanalysis, length. spirit. of this study. (a psychologist,. therapists. therapy),. responsibility and cooperation in client・therapist relationship. emotion. to比e. related or. case. experience. *心理学教室(°ept. of Psyd101ogy) **本学大学院(学校教育専攻). of. the. attributes. worker),. hypnoanalysis,. how. the. theories. behavior counseling,. which. therapyand the. a. therapist. therapists,. suc血as. attentions of the. type. of. of. are. supported. client.oriented disorders which. by. a.

(2) 79. psychotherapistの属性に関する研究 therapist As client. observes a. result. age. and也e of this. study,. of the these. client・. attributes. were. related. to. the. therapist's. manner. of. observation.. 問. 題. 心理療法において治療者のpersonalityや態度が,重要なことほ誰しも認めることであ る。生命のない「もの+という客観的対象物を技術的に操作する場合はともかくとして, 心理療法においては治療者とclientの人間「関係+が重要な役割を演ずる。極言すれば, こめ「関係+こそがclientの病を治すとすら言い得るのである。このように考えてくる と,治療者のもつさまざまの特性が治療においてきわめて重要な要因として作用している ことは言を待たないのである。精神分析において,治療者になるための条件として教育分 析(educational. analysis)をおこなうのも,こうした観点を重視するからに姪かならないo 本研究はこのような観点から心理療法において,治療者のもつ各種の属性および心理特. 性が,治療過程にどのように反映しているのか明らかにしようとするものであるo 治療者がclientに対してどのような反応をするのかに関する一連の研究によると・治 W・Ⅴ・ J・ 1948; Snyder, 療者は大きく2つのtypeに分かれるとされている(Seeman, 1945; McGowan, ∫.ど. 1954)。それは, ①clientの提示する問題とほ直接関係なく・client. ②clientの言語的表現の非感情的・認知的側面. の表現する態度・感情に反応するtype, に反応するtypeである。 pist. Dipboye,. W.T・. (1952)は治療者の反応態度の問題をthenト. styleの分析を通して研究した。そこで重要になってくるのは技術というよりは,. clientの問題の性質が治療者の治療的な反応を決定するということであったo そこでほ理論的方向づけというよりは訓練と経験に基づいた治療者の専門性の程度が重 要な役割を果すと述べている。 F.E. またFiedler, (1950)は,精神分析,非指示的方法,. Adler溌の心理療法家を,袷. 療関係のつくり方から分析した。その結果,熟練者のつくる治療関係は同じ聴の非熟練者 よりほ,他の派の熟練者のそれに近いという結果を見出している。つまり,優れた治療関 「理論+によるものでないというのであ 係ほ「熟練+によって生み出されるものであって, るoしかし,治療における理論的立場の違いというものがまったく意味がないか,という H. H. (1955)ほ治療者の反応様式の分析から,精神分析的立場 とそうでもない。 Strupp, の治療者は,より探或的反応を示し,それに対してRogers派の治療者は,より反映的な 反応が多いという結果を提出している。 以上の研究ほ治療者の理論的背景や経験などが,治療過程にどのように反映するのかを 明らかにしようとするものであるが,この他に,治療者のもつ生来の内的資質も,当然治 療過掛こおいて大きな影響を及ぼすことが考えられる.. Whitehorn,. J・C・. 良 Betz,. (1954, 57, 60)紘,分裂病の患者についての治療者の向き不向きを明確にするために・ lnterest Blankによる23項目より成立している)を用い B scale (Strong Vocational. て研究した.その結果,. A・typeの治療者は分裂病の治療にすぐれているのに対しB・type. B・J・ A-.

(3) 80. 小)ff捷之・永井. 撒. の老はよい効果をもたらさなかったと述べている.一方, Lorr,. M・. McNair,. D.,. Collahan,. D.. &. (1962)の研究によるとB-typeの治療者は神経症レベルの患者の治療にすぐれ. ているという。. A-B. scaleなどによって測定される治療者のpersonalityという変数ほ 少なくとも心理療法の教育や訓練などによって獲得されるものではない。いってみれば, その治療者の性格として変ることなく存在し続けている ができるo最近の研究(Berzins, 又oss, W・. F・ 1972; Beutler・. 1972;西園1974,. King,. J・Ⅰ・, Seidman, L・ E・, Johnson,. D・GリBlaney,. 同じ結果を見出しているoつまり,. P.H.,. E・,. D・T・,. personality変数と考えること 1968,. Neville,. 1969,. 1970;. C・ W・. &. Berzins,. Workman,. J.H., S. M.,. 1977)でもこうした側面が検討され,ほぼ. clientによって,治療者のtypeに基本的に向き.. 不向きのあるということである。このことは,心理療法の効果は技法以前の問題として治 療者に固有の性格特質という基本的な限界があることである。しかし,これをうらがえす と,心理療法というものがそれだけ治療者とclientとの人間性の不変的な部分での交流 を通じて,はじめて効果をもちうるということでもある。小川・河合・原野はか(1969) は,治療者の内的資質の志向性が,そのよって立つ理論的・技法的立場の選択に反映する のではないかという俊説のもとに,. Jung, C・G・のtype論に基づいて研究をおこなった。. その結果,心理療法におけるそれぞれの立場を選択する治療者のtypeにほある種の関連 があることを明らかにしている。. 以上のように,治療者は,その個人に固有の内的資質のもとに選択した理論的立場に拠 って訓練を受けることから出発する。そして,その個人に固有の臨床実践の中で自己の臨 床経験を積み重ねてゆく。ここでいう臨床経験とほ,どのような client を扱うのか, の病態のレベルであるとか治療に際してどのようなかかわり方をするのかという 事柄も関係してくる。これらさまざまの要因をすべて含んだ上で,治療者はその経験を自 client. 己のうちに統合して治療に生かしている。そのうちでも特にpsychotherapistがclient に接する際, clientのもっているあらゆる面に目を向机その中から治療上の手がかりと なるものをいち早く引き出し,それを問題にしてclientに立ち向うということがいえる。. そこで・心理療法に従事するtherapistほ数多くあるclientの手がかりの中で,治療 上意味があるものとしてどういった側面にまず目を向けるのであろうかという問題が出現. してくる。従来の研究では,こうしたtberapistの特性をある1つの側面からとらえて いたが・本研究においては,治療者のもつ特性を可能な限り検討することにした。つまり, clientとの治療的な人間関係の中で治療的な手がかりとなると思われるclientの動きな いしは変化の徽供を表現する言葉を収集し,これらの項目を治療上どう評価するのかを多 数のtherapistに評定を求め,その構造を明らかにすることによって,治療者のclient に対する見方を解明しようとしたのである。そして,こうして見出されたclient認知の. 構造と治療者のもつ各種の特性との関連を多面的に吟味することによって,心理療法とい う臨床の場における治療者の特性のもつ意味を明らかにしようとした。.

(4) 81. Psychotherapistの属性に関する研究. 目. 的. 本研究の目的ほ,以下のよう軒こ2つの側面を明らかにすることである. I.まず第一に,治療者がclientとの治療的関係の中で,. clientのどのような動きな. いしほ変化を治療的に意味があると考えているのか,その構造を明らかにすることである。 具体的にいえば,治療的に意味があると思われるdientの動きを表現する形容詞,形容 動詞を収集し,精選して,その構造を因子分析によって明らかにすることである。 ⅠⅠ.次に,このようにして明らかとなったclientの動きを表わす因子をこ着目し,これ らの田子への注目のしかたが治療者のもっている属性とどのようにかかわっているのか明 lに示すようをこ,技法, らかにすることである。本研究では治療者の属性としてTable 年齢,性別,経験,対象,レベルなどを考えた。そして,それらがclientの動きを表わ す田子構造とどのようなかかわりをもっているのか明らかにしようとしたo. 方法と手続き ①精神分析的な方向づけを. 本研究の対象として以下のような治療者を被調査者とした。 もった精神科医10名,. lO名・ ②同様に精神分析的な方向づけをもつPSアChologist Table. 変. 数. ③催. 1.被調査者の属性としての変数. l. 項日. とその人数. (1)治療者の立葛. 精神分析的方向づけをもつ精神科医【10l,精神分析的方向づけをもつpsychologist 【101,催眠療法家【10】,行動療法家【10】,来談者中心療法をおこな うcotlnSelor [20】,児童相談所の相談員【2O], counselor志望の蕃【201. (2)年. 齢. -27歳【17】, 28-35歳【24】, 36-41歳【221, 42-45歳【2礼46歳以上【15】. (3)性. 別. 男性【70】,女性【30】. (4)専. 門. 精神科医【11I, clinicalpsychologist 科の医師【 5】,その他【331. (5)臨床経験 (6)技. 法. (7)臨床場面. 【45L. case. worker. t6L精神科以外の. l未【15】, 0-1年【5】, 2-6年【26】, 7-11年【19】, 12年以上【35】 Rogers等の来談者中心療法【43],催眠療法 Fretld的【17l, Jung的【2】, 【101,行動療法【10】,その他【17】. l病院【23],clinic 【9L学校【25】,その他【43]. (8)治療レベルl分裂病が主【3】,神経症のみ【6】,神経症が主【55】,その他【361 (9)治療対象. l児童のみE9l,児童が主【18],成人のみ【10】,ノ成人が主【32】,双方半々【24】. (10)治療形態. group f個人が主【62】,. (ll)診. Ⅰ治療が主【72】,診断が主【10]. 断. (12)教育分析. 【5】,双方半々【22】. l有【4乳無【57】.

(5) 82. 小川捷之・永井. 眠療法家10名,. ④行動療法家10名,. 撤. ⑤来談者中必療法をおこなうcounselor. 20名,. ⑥児童相談所の相談員20名,. ⑦治療経験をもたない勉学中のcounselor志望の者20名, 計100名o各被調査者はTablelのような分類項目によって,分類されたo 調査用紙は次のような手順で作製した。. ①. の側で生起する漁療的に意味のあると思われる動きや変化の徽俵を表わす言 葉(形容詞,形容動詞の形にしたもの)杏,次の資料の中から収集した。 a)治療関係の client. 本から収集する。. b)種々の立場に立つ臨床家と面接して実際の治療場面において注目. する事柄を提起してもらう,. c) clientのカルテ,. 1965),国府台自己像尺度(村瀬, brun,. A・B・,. 196・5). Self・differential. :Adjective. check. scale. list (Goug九,. (長島・他,. H. G.. &. Heil・. 1965)等より意味のある項目をひろいだす。. 以上のようにして,項目として200語を収集した。 ②. 次に,それぞれの立掛こ立つ)b理療法家10名(精神分析的方向づけをもつpsychologist 4名,来談者中心療法をおこなうcounselor. 2名,催眠療法家2名,行動療法家 2名)に,収集された項目をカードで提示し,意見感想を求め,それが治療的に意味 があるかどうかを分類してもらった。そして更にこれらの項目以外に不足していると思 われる変化を表わす言葉を付け加えてもらった.以上の手続きで項目を更に精選し95語 とした(附表Ⅰの()番号のある項目)0 ③. 困子的構造を明らかにするために,又,多義的な項目,あいまいな項目を除くため に,治療関係にたずさわっている者60名(心理判定員, case・workerおよびcounsel・ ing関係者)に,治療的進歩として,非常に注目するものから全然注目しないものまで, 7段階評定を依痕した。つまり,これらの項目の各々について治療的な進歩として非常 に注目するもの【+3】から,全然注目しないもの卜3】まで評定してもらったo各項目. の平均とSDが附表2に表したとおりである。この結果, した(Table. 25項目を除いて70項目と. 2の各項目)0. 以上のような手続きで,最終的に精選された70項目をランダ郎こ並べ,治療的に意味が ない【0]から治療的に非常をこ意味がある【5】までの等間隔尺度による評定尺度を作製した. 評定に際しては,各々の治療者が以下の諸点を配慮して記入するように依頼した。 。現在の自分自身の考え方に基づき記入すること。 oある特定のclientを想定して記入するのではなく,あくまで自分自身のclient一般に 対する見方,考え方を記入する。 。治療過程の初期であるとか,終結時など,ある特定の段階を想定したりして限定せず, 治療全般について考える。 。ここでいう``client''とは特定の疾患をもった対象をさしているのでほなく,治療者が 日頃の臨床で最も多く接触している患者やclient一般のことである。. 結 Ⅰ・. 果. 6段階に評定した70項目の得点の平均と標準偏差はTable2に示した通りである。.

(6) 8き. Psychotherapistの属性に関する研究 13「いじっぱりな+の 平均の最も高い項目は, 40「心が開いた+の3.98,最も低いものほ, 68 「自己に沈潜した+の1・52で, 1.68であった。また,標準偏差の一番大きい項目ほ,. 極端なばらつきを示したものは特に認められなかった。 次に,これらの境目の因子構造を追求するために,以上の手続きで得られた得点をもと Table. 項 1. 目. 前向きの. 2.本研究で用いた項目の平均と標準偏差. 1. 3. 529(1.. 項. l. M(SD). 目. M(SD). 1. 058). 36.. 親しみのある するどい. 2. 609(0. 983). 明るい. 2. 869 (1.142). 3. 信じられる. 3. 429 (1.208). 38.. 自然な. 3. 589 (1.110). 4. ほげしい. 2.. 079(1. 426). 39.. ユーモアのある. 2. 889. 5. まとまった. 2. 299(1.. 40.. 3. 989 (9.989). 6. あきらめない. 2. 899 (1.210). 41. 心が開いた 切迫した. 42. 落ち着いた. 2. 859. (1.235). 43. いきが合った. 2. 949(1. 423). 2.朗9(1. 313). 44. 暖かい. 3.. 2. 819(1. 336). 45. いなおった. 1.77. 開放的な. 3. 039 (1.238). 46. 深みのある. 3. 049(1. 157). しっかりとした. 2.. 859(1.231). 47.. きびしい. 2. 549. いじっばりな. 1. 689. (1.433). 48.. 通じ合える. 3.. 自分を認められる 安心した. 3. 889 (1.003). 49.. 意欲な. 3. 609. 2. 989. 50.. 2. 399(1. 449). こらえている. 1.. 321). 7. 人なつこい. 1. 989(1. 267). 8. 敏感な.. 2. 899. 9 10 11. 12 13 14 15. 16. 力強い 一人でいられる. (1.176). 2. 669. (1.271). 2. 37.. 2.. (1.340). 299(1. 500) (1.073) 189(1. 186) (1.453) (1.305). 699(1.091) (0.962). 839(1. 368). 51. 反抗的な 自分を受け入れられる 自律的な. 3. 709. 深刻な. 2.. 169(1. 442) 659(1. 147) 272(1. 221). 3. 979. (0.984) (1.q94). 動じない 甘えた. 1.. 899(1. 381) (1.394). 52. 1. 879. 53. 19. 迷っている. 2. 449. (1.336). 54. 好意のある. 2.. 20. ありのままの. 3.. 55. 手ごたえのある. 3.. 56. ほっきりした 余裕のある. 2.. 21. 699(1. 150) 229(1. 162). 22. ひたむきな. 2. 659(1. 288). 57. 素直な. 3. 359(1.. 23. よりかかっている. 1. 919(1. 426). 58. いらいらした. 1.. 24. 自分がある. 3. 429 (1.320). 59. 豊かな. 2. 939(1. 179). 25. 話しやすい 責任のある. 2. 659. (1.248) (1.386). 60. ねばり強い. 3.. 26. 61. 生き生きとした. 3. 389,(0. 971). 27. 挑戦的な. 2. 339 (1.471). 62. 28. 希望のある. 3. 129. (1.069). 63. 不安定な 自分なりの. 2.. 29. のびのぴとした. 3. 379. (1.080). 64. ぶつかってくる. 30. 自信のある. 3.. 65. ゆったりとした. 自分の中紅入っていく. 129(1. 177) 3. 089 (1.457). 3.019(1. 317) 2. 839 (1.152). 66. 協力的な. 2. 849(1. 233). やわらかい. 2. 809. (1.308). 67. はきはきとした 自己に沈潜した. 2. 419(1. 224). 17 18. 31 32.. 3. 089. 2. 249. (1.157) 159). 809(1. 488) 069(1. 139). 1. 869(1. 501). 819(1. 395). たくましい. 2.. 609(1.286). 68. 34.. 動きがある. 3. 089(1. 287). 69. 楽な. 2. 549. (1.524) (1.192). 35. 理性的な. 2. 089. 70. 自発的な. 3. 849. (1.095). 33.. (1.198). 2. 089.

(7) 小川捷之・永井 TaLble. 困子 Ⅰ Ⅱ ⅠⅡ. 撤. 3・因子の命名と固有値,寄与率および晃揖寄与率 禽. 名. 固有値. clientの自己倍額への動きを表わす因子 clientの内的な葛藤・緊輩を表わす因子 自己を柔軟にとらえてゆこうとするclient. の動きを表わす. 国子. 寄与率塁ヒ警 寄与率. 19. 015. 27. 2. 27. 2. 7. 619. 10. 8. 38. 0. 3. 282. 4. 7. 42. 7. Ⅳ. clientの自己開放による豊かな動きを表わす因子. 2. 503. 3. 6. 46. 3. Ⅴ. 2. 222. 3. 2. 49. 5. 1.912. 2. 7. 52. 2. Ⅶ. clientの自発的で主体的な動きを表わす因子 治療者との望ましい治療「関係+を形成するclient を表わす因子 開放的でしっかりとLたclientの動きを表わす因子. 1. 677. 2. 4. 54.6. Ⅷ. まとまりへの方向を示すclientの動きを表わす田子. 1. 355. 2. 0. 56. 6. Ⅸ. 治療者とのしっかりした人間「関係+を確立するclient 動きを表わす因子. 1. 262. 1.8. 58. 4. Ⅹ. 治療「関係+においてのclientの依存的な動きを表わす因子. 1. 081. 1. 5. 59.9. clientの内的な力の現われを表わす因子. 1.037. 1.5. 61.4. Ⅵ. Ⅹ【. の動き. の. に70x70の相関matrixを作成したoそしてそれをce'n,troid法によって因子を抽出 し,. varimax回転をおこなった。その結果,意味のあると思われる11個の国子を抽出す ることができた。各因子の固有値,寄与率および県債寄与率ほTable 3に示したとおりで ある。各因子ごとに因子負荷量の高い項目を吟味し,国子の命名をおこなった(Table 4-Table. 15)。. 第Ⅰ因子 この因子ほ,. 「はっきりした+. Table. 4・第Ⅰ因子;clientの自己信頼への動きを表わ. 「ねばり強い+などの項目に大き. す因子. な負荷量を示すものである。他に, 「深みのある+ かりとした+. 「意欲的な+. 「しっ. 「自信のある+など. の項目が表わすように, clientが 自分自身のうちに確かなものを感. Item. No.. 国子負荷量. 萌. 目. 55. ー0. 657. はっきりした. 60. -0. 625 472 -0. 454 -0. 440 -0.. ねばり強い 深みのある. 46 54. 好意のある. じ始めたことを示す動きである。. 49. それ故,こうした自己についての. 37. -0. 437. するどい. 12. -0. 371 370 -0.. しっかりとした. 倍額感にもとづく建設的な意欲の. 44. 現れを内容とする項目から成る第. 56. Ⅰ因子をわれわれはclientが自己. 35. を借療しぼじめた動きを表わす因. 30. -0. 366 355 -0. -0. 331. 子と命名した。. 67. 324. 63. -0.. -0. 316. 意欲的な. 暖かい 余裕のある 理性的な 自信のある ほきはきとした 自分なりの.

(8) psychotherapistの属性に関する研究 Table. 5.第Ⅱ因子; clientの内的な葛藤・緊 輩を表わす因子. Item No.. 項. 因子負荷司 0. 877. 58 62. 0. 872. 41. 0. 828. 27. 0. 806 0. 777. 50. 目. Table. 6.第Ⅲ因子;自己を柔軟にとらえてゆ こうとするclientの動きを表わす因子. Item No.. 項 やわらかい. いらいらした. 32. 0. 661. 不安定な. 38. 0. 555. 自然な. 切迫した 挑戦的な. 28. 0. 541. 31. 0. 517. 希望のある 自分の中匠入っていく. 反抗的な. 46. ¢.446. 深みのある. 0. 441. するどい. 19. 0. 776. 迷っている. 37. 53. 0. 715. 深刻な. 22. 0. 400. 45. 0. 684. いなおった. 1. 0. 373. ひたむきな 前向きの. 13. 0. 668. いじっぱりな. 20. 0. 340. ありのままの. 68. 0. 667. 自己に沈潜した. 39. 0. 339 0. 336. ユーモアのある たくましい. 自己に沈潜した. 23. 0. 639. よりかかっている. 33. 64. 0. 595. ぶつかってくる. 68. 0. 332 0. 331. 自分がある. 16. 0. 592. こらえている. 24. 4. 0. 580. はげしい. 57. 0. 329. 18. 0. 569. 甘えた. 47. 0. 327. 素直な きびしい. きびしい. 26. 0. 326. 責任ある. 10. 0. 325. 一人でいられる. 47. 0. 557. 37. 0. 479. するどい. 22. 0. 473. ひたむきな. 6. 0. 320. 8. 0. 318. あきらめない 敏感な. 44. 0. 314. 暖かい. 31. 0. 385. 21. 0. 370. 自分の中に入っていく 手ごたえのある. 8. 0. 359. 敏感な. 7. 0. 306. 人なつっこい. 63. 0. 302. 自分なりの. 第ⅠⅠ因子. 5に示すとおりであるoここで高い負荷量を この因子を特徴づけている項目はTable 「不安定な+ 「切迫した+ 「挑戦的な+ 「反抗的な+ 「迷って 「いらいらした+ 示した項目は, いる+ 「深亥掩+などの項目で,一見すると治療の進展に対しnegativeな動きとも受け. 取れるものである。しかし,これらの項目が示している動きを外側からでなく・. clientの. 内側からとらえると,こうした動きにほ内的な盛り上がりや切迫感が存在しているという ことができる。それ故,これらほまさしく心の内側に新たに出現してきた内的な喜藤や緊 client 掛こ由来するもので,治療の初斯こよく認められる意味のある動きと考えられたo が治療者とのかかわりの中で自己を抑制せず・自己を自由にしたときにclientの心の中 に出現してくる対立し,相反する力の衝突など心のdynamicな表現と思われた。そし て,これはclientが自己を真に解放し自己をあるがままにみつめはじめた兆候と考え られた。それ故,第ⅠⅠ因子はclientの精神内界で出現して釆た暮春や緊張などを表現す る因子と禽名した。.

(9) 86. 小川捷之・永井. 撤. 第ⅠⅠⅠ田子. この由子を特致づけている項目ほ大きく2分して考えることが出来るように思われた。 その1つは・. 「自分の中に入ってゆく+. 「深みのある+. 「するどい+. 「ロ、たむきな+ 「前向き 「自己に沈滞した+ 「きびしい+ト人でいられる+ 「あきらめない+「敏感 な+などの項目によって表現されているclientの前進的,追求的姿勢である、.これは自 の+ 「たくましい+. 分の問題を自分で解決しようとする構え・動きを表わしていると考えられた。もう一つの ものは, 「やわらかい+「自然な+「ありのままの+. ←ユーモアのある+. 「素直な+. 「暖かい+と いった項目で柔軟性のあるclientの自然な姿勢・すなわち,薯藤にふりまわされずに素 直に自分自身になっている状態であるoこれらの項目を給合すると,柔軟で自然なclient の中に自分をひたすらみつめていこうとする前向きの姿勢が見られる。それ故,こうした clientの態度の出現は治療が真に軌道に乗り始め,それが人格的変化へと連なってゆくこ とが予想されるものである。以上のことより・第ⅠⅠⅠ因子はclientが自然な態度のもとに Table. Item No.. 7・第Ⅳ因子; clientの自己開放による 豊かな動きを表わす因子. 恒子占頭¶ ̄頂. 59. 8S. 豊かな. 70. -0.. 786. 余裕のある. 52. -0.. 723. ゆったりとした. 51. -0.. 579. 暖かい. 49. 落ちついた. 61. 楽な. 34. 65. 42 69 39 57 32 40 26 61 2 34 36 38 3 46 15 9. -0. 555 0. 540・ -. -0.. 448. ユーモアのある. 14. -0.. 437. 素直な. 24. -0.. 433. やわらかい. 2官. -0.. 429. 心が開いた. -0.. 383. 責任ある. -0.. 363. 生き生きとした. -0.. 361. 明るい. -0.. 353. 動きがある. -0. 351. 親しみのある. 8・第Ⅴ因子; clientの自発的で主体的 な動きを表わす因子. Item No.. -0.. 56. 44. Table. Table. 項 -0.. 694. 自発的な. -0.. 679. 自律的な. -0.. 666. 自分を受け入れられる. 450. 意欲的な. 406 388. 生き生きとした 動きがある. -0.. 367. 自分を認められる. -0.. 329. 自分がある1. -0.. 306. 希望のある. -0. -0. -0.. 9・第Ⅵ因子;治療者との望ましい治療 「関係+を形成するclient の動きを表 わす因子. Item No.. 項. -0.. 349. 自然な. 48. 0. 699. 通じ合える. -0.. 336. 信じられる. 43. 0. 631. -0.. 332. 深みの奉る. 3. 0. 467. -0.. 330. 安心した. 15. 0. 424. いきが合った 信じられる 安心した. -0.. 322. 力強い. 25. 0. 395. 話しやすい. 36. 0. 343. 親しみのある. 20. 0. 340. ありのままの. 54. 0. 332. 好意のある. 44. 0. 315. 暖かい.

(10) 87. psycbotherapistの属性に関する研究. 自己の内的な動きを受け止めていこうとする前進的かつ柔軟性をもち七姿勢を表現する因 子と命名した。 第ⅠⅤ国子 「豊かな+. 「余裕のある+. 「ゆったりとし. この田子を特散づけているclientの動きは, た+ 「暖かい+ 「落ちついた+ 「楽な+などの項目が示すよう百こ,治療後期に現われてくる主 体性をもったclientの豊かな成長した姿を表わすように思われたoここにおいては,も ぅ葛藤にふりまわされているclientは存在せず・当面する問題を解決したあとの明るく・ 生き生きとした,人間の理想像に近い状態であるo以上のことより・第ⅠⅤ因子は自己開 放によるclientの豊かな動きを表わす田子と考えられた。 第Ⅴ因子. この因子を特徴づけている項目は, 「自発的な+ 「自律的な+ 「自分を受け入れられる+ 「意欲的な+ 「生き生きとした+などであるoこれらの動きはすべて自己を受容し・自己の 主体性を確立した状態を示すもので,第ⅠⅤ田子と同様・自己の克服した後に到達する状 態を表わしていると思われる.しかし,考えてみれば・治療の終期にのみ出現する動きと 限定せずに,. Clientの主体性の萌芽ともいえる. self・controlに基づくclientの意欲・能 動性への可能性が開かれた状態とも考えることができるoこれらのことから,第Ⅴ因子 はclientの主体性の出現に関する田子と命名した。 第ⅤⅠ因子 この田子を特徴づけている項目はTable9に示してあるようにI. ぁった+の2つの額目が特に高い負荷重を示し,次に「信じられる+. 「通じ合える+. 「いきが. 「安心した+ 「話しや. すい+「親しみのある+などである○これらの項目からもわかるように・こうした動きほ治 療者とclientとの間の好ましい治療「関係+を表わすものである。換言すれば・亡1ientが therapistを倍額してrapportが形成され,真の意味のcommunicationができるように なった状態でもある。以上のことにより,第ⅤⅠ因子ほtberapistとclientとの間の望 ましい治療的人間「関係+. -の動きを表わす田子と命名した○. 第ⅤⅠⅠ因子. この田子を特散づけているclientの動きほ,大きく2つのカテゴリーに分けて考える 「親しみのある+ 「人なつっこい+ 「のびのびとした+ ことができる。前者は「開放的な+ 「希望のある+ 「安心した+などの項目で表現されるclientのopen・mindとも呼ぷベき 「動じな. 「力強い+ 「しっかりとした+ 心を開いた状態である。後者はトー人でいられる+ 「自信のある+等の項目で表わされる孤独 「たくましい+ い+ 「はげしい+ 「あきらめない+. に対する九ねばり強さ,意志力などclientの内的な強さを表わすものである。以上のこ とより,第ⅤⅠⅠ因子はClie>ntが開放的であると同時に内的な強さを獲得する動きを表現.

(11) 小川捷之・永井 TablelO・第Ⅶ因子;開放的でLっかりとした. 撒. Table12・第Ⅸ因子;治療者とのLっかりとし. clientの動きを表わす因子 Item No. ll 10 8 9. 29 12 7 36 17 4. た人間「関係+を確立するclientの動 きを表わす因子. 桓子負荷司項 ー0. 637 541 -0. 530 -0. -0. 487. 項 I;e.T桓子負荷司. 開放的な -人でいられる. 66. 0. 667. 協力的な. 敏感な. 67. O. 658. はきはきとした. 力強い. 7. 0. 550. 人なつっこい. -0.. 472. のびのびとした. 42. 0. 519. 落ちついた. -0.. 466. しっかりとした. 35. 0. 490. 理性的な. -0.. 431. 人なつっこい. 17. 0. 482. 動じない. 377. 親しみのある. 25. 0. 459. 話しやすい. 366. 動じない. 36. 0. 389. 334. はげしい 希望のある. 26. 0. 383. 親しみのある 責任のある. 69. 0. 380. 楽な. 0. 362. こらえている. -0. -0. -0.. 28. -O. 332. 15. -0.. 330. 安心した. 16. -0.. 317. あきらめない. 21. 0. 358. 手ごたえのある. たくましい. 33. 0. 356. たくましい. 自分を認められる. 43. 0. 349. 6. 0. 331. いきが合った あきらめない. 0. 328. ひたむきな. 6 33 14 30. -0. 312 304 -0. 300 -0.. 自信のある. 22. Tablell・第Ⅷ因子;まとまりへの方向を示す Table. clientの動きを表わす因子 Item No.. 桓子負荷司項. 13・第Ⅹ因子;治療「関係+において のclientの依存的な動きを表わす因子. IfieoT桓子負頑項. 5. 0. 512. まとまった. 2. 0. 431. 明るい. 18. 1. 0. 317. 前向きの. 23 6 31. -0.. 580. 甘えた. 357. よりかかってくる. -0.. 343. あきらめない. -0.. 315. 自分の中に入っていく. -0.. ると考えた。 第ⅤⅠⅠⅠ因子. 土の因子を特敦づけているものはTable 他に・ 「しっかりとした+. llに示したclientの動きを表現する項目の 「理性的な+などの項目もプラスの負荷量をもっている。また,. これはこの因子だけの特徴であるが,符号が逆でマイナスの大きな負荷量を示す項目が存 在し・これは,. 「ぷつかってくる+. 「素直な+などの項目である′。これらのことを関連させ. て考えてみると,この因子はclientなりのまとまった動きを示すこと,つまりclientの 自律性に関係した因子と思われた。いまだ感情統御のとれていない状態から進歩して,自 分で自分を統潤することができるようになった状態を表わしているoこのような点から第.

(12) 89. Psychotherapistの属性に関する研究. vIII因子ほclient自身のまと要り-の動き,つまり,自律性への動きを表わす因子と命 命した。 第ⅠⅩ因子. 12に示すように「協力的な+. この因子を特徴づけている項目ほTable た+. 「人なつっこい+. 「落ちついた+. 「理性的な+. 「ほきはきとし. 「動じない+などを治療者とclientとの人. 間関係において協力的であると同時に安定してし,る状態を表わしている.これは,治療者 とclientの「関係+がより安定して恒常的になっている,oちなみに,この因子と同様,袷 療「関係+を表わす第ⅤⅠ因子の項目を検討してみると,より情動的であると同時に疎通 性が強調されている。ここでは,より理性的で安定した治療者とのよい関係が成立した状 態を表わしているといえる。それ故,第ⅠⅩ国子は,治療者とclientのしっかりとした よい治療的人間「関係+が確立するclientの動きを表わすものと考えられた。 第Ⅹ因子 「よりかかってく 13に示すように「甘えた+ この因子を特徴づけている項目はTable 「こら 「自分の中へ入ってゆく+などであるが,この他に「理性的な+ る+ 「あきらめない+ えている+等,いままでclielltの動きの因子としてとり上げられなかったものである。. これほ,治療関係の進展とともに生まれてくる暮春に満ちた人間関係を表わしている。そ して,こうした動きは治療の深化とともに新たなものへと発展していくことが予想される ものである。以上のことから第Ⅹ田子は治療者との「関係+の中でclientのうちに出現 してくる幕藩を秘めた依存的感情を表現する因子と命名した。 第ⅩⅠ因子 「力強い+ 「ほげし 14に示した「たくましい+ この因子を特徴づけている項目はTable 「ひ・たむきな+等であるoこれはClientの内的な強さを表 い+の他に「手ごたえのある+. わすものと考えることができる.こうした動きの出現ほ治療が終結に近づいたことを治療 者に感じさせるものと思われた.それ故,第ⅩⅠ田子はclientの内的な強さの現われを 示す因子と考えられた。 以上のことから',. clientの中に生起する変化の中で治療者の着目するものにはさまざま. なものがあり,これらはいくつかの因子としてのまとまりを持つことが明らかとなった. Table. 14.第XI田子;. clientの内的な力の現われを表. わす国子. =. l因子負荷量 -.. 33 9. -0.. 4. -0.. 0427. 頁. Ef. たくましい. 359. 力強い. 306. はげしい. ⅠⅠ.そこで,次に,.このような 手続きで明らかとなったclient. の動きを表わす因子の各々につい て,どのような治療者が意味があ るものとして評価するかと'いう問 題が生じてくる。■rっまり,. Client.

(13) 小川捷之・永井. 90. Table. 撒. 15.抽出された因子と治療者の変数(林数量化Ⅰ構による). 因子 Ⅰ. Ⅱ. Ⅲ. Ⅳ. Ⅷ. Ⅸ. Ⅹ. 0.416. 0.574. 0+487. 0.566. 0.428. 0.414. Ⅴ. Ⅵ. 0.509. Ⅶ. 刀. 変数 (1)治療者の立場. 0.595. (2)年齢. 0.401. 0.405. 0.447. 0.564. (3)性別 (4)専門 (5)臨未経験 (6)技法. 0.479. 0.483. 0.515. 0.416. 0.439. 0.517. 0.404. 0.501. 0.418. 0.483. 0.464. ■0.469 0.418. 0.442 0.576. 0.412. 0.483. 0.569. (7)臨床串面 (8)治療レベル. 0.427. (9)治療対象. 0.436. 0.407 0.445. 0.496. 0.471. 0.459. (10)治療形態 (ll)診断について (12)教育分析. が治療状況の中で表現してくる変化の徴侯は上述した研究によって因子としてとらえる ことが可能となったが,これらの因子のどれに,どのような治療者が着目するかという疑 問が生じてくる。それ故,. clientの治療状況での変化を表わすこれら田子の各々を治療者 紘,どのように捉えるのか,また,こうした評価には治療者の属性や特質が,どのように 関連しているのか明らかにしようとした。 分析の方法としては,林(1975)の数量化理論Ⅰ類によるSPSSのHAYASI・Iを用 lに挙げた治療者に関する12の変数 いて検討することにした.各因子についてTable (50の下位項目を含む)によって,どのように説明することができるか解明を試みること が目的である。. 分析の結果,各国子の各々について偏相関係数の値(0.4以上)から関連のある変数を 抽出した. (Table. 15)0. そして,. この分析によって得られた田子と関係のある変数のうちの下位項目についての 評価得点 (それぞれの各因子を表わす項目の評価得点の和)の平均値を示し,治療者のも つ属性が, どのように関わっているのかを明らかにしようとしたo以下,因子ごとに治療 老の属性のうち意味があると思われた変数について,その評価得点をもとに検討をおこな う。. 第Ⅰ因子「clientの自己信頼への動きを表わす因子+ この田子に影響を与えている治療者の12の変数のうちで偏相関係数の値から見て,意 味のあると思われたものほ, (4) 「専門+ (偏相関係数r-0.447), (9) 「治療対象+ (r-0・436) (8) 「治療レベル+ (r-0.427),. について吟味してみると, 精神科医(36.5), clinical. case. (2) 「年齢+ (r-0.401)の4つの変数であったoまず「専門+. workerが評価得点の平均が(41.7)と最も高く,次いで (35.3)の順になっている。これらのことから第Ⅰ. psychologist.

(14) Psychotherapistの属性に関する研究. 91. 因子として表わされるこうしたclientの動きを臨床場面において最も評価するのはcas.e. workerであるということができる。次に,治療考の扱う「治療対象+の変数について みると,成人を主として扱う者(38.2),児童を主として扱う者(37.3),双方半々の者 (37.3)となっている。また,成人のみの者(33.4),児童のみの老(30,3)ほ概して低くな 「治療レベル+についてみると,分裂病老を主に接している治療者(4613),莱 っている. 神経症(41.7),神経症が主(34.6)が高い値を示している。. 「年齢+についてみると27歳. 満の治療者(39.3), 46歳以上の治療者(39.4)が共に高い値を示している。以上のように 治療上,第Ⅰ国子で表わされるclientの動きに注目するのはcase. workerで,成人だ. けでほなく児童をも幅広く扱い,かつ,分裂病者を診ている年輩の,またほ若年の治療者 ということになるo 「ねばり強い+ 「深みのあ これらのことを考えると, 「はっきりした+ る+ 「好意のある+等のclientの動きに注目する臨床家は,成人・児童をも含めて分裂病. 老を主として診ているcase. vorkerに特徴的な態度であると考えられた。興味のあるこ とは,こうした態度には,治療者の年齢が関係しているということであった。すなわち 34.7-35.9の間であり,若年とか,高年の治療者 28-45歳までの治療者の平均得点ほ, に比べあまり注目しなかったのである。. 第ⅠⅠ田子「clientの内的な喜藤・緊張を表わす因子+ この因子に影響を与えている治席老のなかで,関係深い治療者の変数を偏相関係数で見 (9) (1) 「治療者の立場+ (r-0.595), (4) 「専門+ (y-0.564), (6) 「技法+ (r-0.464),. ると,. 「治療対象+ (r-0.445), た+, 「不安定な+,. (2) 「年齢+ (r-0・405)の頗であった.この国子は,. 「いらいらし. 「切迫した+, 「挑戦的な+, 「反抗的な+などのclientの内的緊張や暮. 春を表わすものであるが,この田子を代表する23項目の評価得点(平均)によって,これ らの変数を検討すると以下のようになる。 まず「治療者の立場+についてであるが,こうしたclientの動きに注目する治療者は 精神分析的方向づけをもった精神科医(66. 3)が最高の値を示した。次いで,同様の得点を 示した者は,やはり精神分析的方向づけをもったclinical. psychologist. (63.4)であった。. 逆に,最も低い得点を示したものは行動療法家(32・2),次いで催眠療法家(42・9)であっ 9) counselor志望 (58.2)であった.以上のことからもわ. た。ちなみに他の治療者の平均得点を示すと,児童相談所の相談員(50. の者(51.1)来談者中心療法をおこなうcounselor かるように,. Clientの内的緊菓の現われを重視する老は溝神分析的な方向づけをもつ治療 者であり,これらのclientの動きをあまり評価しない臨床家は行動療法や催眠を用いる 老といえる。これは,それぞれの治療者の準拠する理論的背景からいって予想されたこと であった。. 次に,この因子と関連のある治療者の変数は,治療者の「専門+である。この因子で最 も高い得点を示した者ほ,. case・worker. (64.0)と精神科医(61.5)であった。逆に得点の. 最も低い者ほ,精神科以外の他科の医師(36.2)であった。これほ,精神科医のような intra・phychicな事柄についてのtrainingないしほ心理療法等の心理臨床の経験に乏し いことから当然のことと考えられた。.

(15) 9望. 小川捷之・永井. 撤. 第3にこの因子と閑適があったのは,治療者の拠って立つ「技法+である.この因子の の得点で最も高得点を示したものは,. Freudにほじまる精神分析の立場に拠る治療者. (66.6)であった.また,最も掛、者iま予想された通り行動療法家(34.1)であったo興味 のあることは,. Jungの分析心理学の立場に立つ治療者ほわずか2名であったが(41.0)で. あったということである。そしてこれは催眠療法を自分の技法とする治療者(42.9)とほ ぼ類似した得点を示しているoこれは,. emotionalな緊輩や暮春など個人的な問題軒こつい Rogers Freudianほどにほ,あまゝり注意を払わないことを示すものである。また, てをも などの現象学的立場から来談者中心療法を用いる治療者(52.5)に比べても低くなってい るD 「治療対象+の変数について検討すると,主として児童を扱う者(5,6.6)と,主として. 成人を扱う者(56.5)が高く,児童のみの治療者(39.0)は低い値を示していた。その因 子ほ治療者の「年齢+も関係しているが,この種の動きをより評価する治療者右ま42-45 歳(57.9), 45歳以上(55.9),となっている。以上の結果から,治療上, clientの内的緊 張や幕藩に着目するのほ,精神分析的な治療的接近をおこなう老の特徴であるということ ができる。. 第ⅠⅠⅠ因子「自己を柔軟にとらえていこうとするclientの動きを表わす困子+ この因子に関連している治療者の変数は, (9) 「治療対象+ (r-0.496), 0.479), (5) 「臨床経験+ (r-0.416)の3つであった.この第ⅠⅠⅠ田子ほ, 「自然な+, 「希望のある+,. (4) 「専門+ (r「やわらかい+.,. 「自分の中に入ってゆく+等の20項目を得点化し,畢討をおこ. なったものである。これらの項目により上記の治療者の変数について吟味すると,まず 「治療対象+についていえば,主として児童を扱う治療者(62.1),主として成人を扱う治 療者(61.7),双方半々の治療者(61.5)が高く,児童のみの治療者(44.9)がかなり低い 値を示している.次に関連した治療者の変数である「専門+では,. case・worker. (62. 2),精. 神科医(61.3)が高い値を示,他科の医師(53.・2)が低い値を示している。第3に「臨床経 験+においては,. 12年以上の老(64.2)と1年未満の治療者(62.0)が共に高くなってい. る.以上のことからこの因子は,. caSe・work・erや精神科医などで臨床経験を積んだ治療者 がもっとも注目するclientの動きと考えられた。しかし,治療者の属性からほあまり明 確なことほ云い得ないように思われた。恐らくこの因子は,治療者一般がすべて注目する clientの動きを表をしているもののようである。 一 幕IV因子「clientの自己開放による豊かな動きを表わす因子+ この因子と関係がある治横着の変数ほ(4) 「専門+ (r-0. 483), (5) 「臨床経験+ (r-0・ 439) (6) 「技法+ (r-0.404)の4つであった.この第ⅠⅤ因子を (9) 「治療対象+ (r-0.418), 表わす「豊かな+,. 「余裕のある+,. 「ゆったりとした+,. 「暖かい+などの20項目の評価得点. の平均によって,これらの変数のそれぞれのカテゴリーを比較してみると,以下のように なるoまず,治療者の「専門+においてほ,精神科医(62.5), case・worker (61.8),・他科の (60.7) rで,特に大きな差は認められなかった。 「臨床 医師(60.8), clinical psychologist 経験+についてみると,. 12年以上の経験者(67.0)は最も高く,未経験(54.i)が最・も低い. 値を示した。 「治療対象+については,主として成人を扱う治療者(64・8),主として児童を.

(16) 93. Psychotherapistの属性むこ関する研究. 扱う治療者(63.0),双方とも扱う治療者(62:5)などが高い値を示し,児童のみの治療者 「技法+においてほ,精神分析に拠る治療者(65・0), (48.6)が最も低い値を示しているQ 来談者中心療法に拠る治療者(63.3),催眠療法家(63・9)などが高い値を示した。以上の ことより,これら自己開放によるclientの豊かな動きに注目するのほ,長年の臨床経験 を積み,成人だけでなく児童を扱う.治療者で,精神分析や来談者中心療法など人間の内的 世界に関心をもつ臨床家であると考えられた。. 第V因子「clientの自発的で主体的な動きを表わす因子+ この因子は「自発的な+, 「自律的な+, 「自分を受け入れられる+等の9項目より得点促 o. 515), (1). (r-0・517),. (5) 「臨東経験+. したものであるが,これと関係するのほ,. (4) 「専門+. (r-. 「治療者の立場+ (r-0. 509), (6) 「技法+ (t-0・ 501), (9) 「治療対象+ (r-0・ 483). の5つの治療者の変数であった.これらの5つの変数について評価得点をこより検討すると 2-6年 次のようになった。「臨床経験+においては,未経験(30・5)から1年未満(31・6), 12年以上(33.1)まで,わずかずつではあるが,経験年数の増加. (32.5), 7-11年(32.1),. とともにしだいに高い俵を示す債向が見出されたoまた, cal psychologist. (32.9),. case. (32.6),精神科医(31・. worker. 1)とほぼ等しく,他科の医. (35・軌来談者中心療法をおこなう 「技法+ (34.0)が次に高く,最も低いのほcounselor志望の者(30・9)であったo. ほ精神分析的な方向づけをもつClinical についていえば, 者(33.6),. clini-. 「治療者の立場+について検討すると,最も高いの. 師(26.4)のみが低くなっているo次に,. counselor. 「専門+についていえば,. psychdogist. Jungの分析心理学による治療者(36・0),. Freudの精神分析に拠る治療. Rogersの来談者中心療法による老(32・7)となっている。治療対象では,成人. と児童が半々の者(33.7),主として兇童(33・7),主として成人(32・8)であった.このこと から,こうした田子に注目するのほ,. 個の成長・発展を願う. Jung, Freud,Rogersなど人間の内的世界における. clinical. psycbologistと思われた。そして,臨未経験に比例して 重視するようになるものと考えられた。 第ⅤⅠ因子「治療者との望ましい治療「関係+を形成するclientの動きを表わす因子+ 「信じられる+等の9項目により得点化 「いきが合った+, この因子は, 「通じ合える+, (1) 「治療者の立場+ (4) 「専門+ (r-0・428), されるが,それと関係する治療者の変数ほ, (r-a.416),. 「専. (6) 「技法+ (r-0.412)の3つであった.下位分類について比較すると,. 門Jでは,飽科の医師(30.6)が最も高く,精神科医(27・6)が最も低かった。 場+.でほ,来談者中心のcounselor. 「治療者の立. (29・8),精神分析的方向づけをもつPSyChologist. (29.7)が高い値を示し,最も低い値ほ児童相談所の相談員(25・1)であったo Freudの精神分析的立場による治療者(29・3)が最も高 「技法+について検討すると, く,次いでRogers等の来談者中心療法による者(28・5)がそれに続いている.最も低いの ほJungの立場軒こもとづく治療者(25・0)であった. 以上のことより,こうした治療「関係+を重視するのは精神科以外の医師や,精神分析 あるいほ来談者中心療法を基本とするpsychologistないしcounselorであると思われ た。.

(17) 94. 小川捷之・永井. 撤. 第VII民子「開放的でしっかりしたclientの動きを表わす因子+ この因子を表わす項目は, 「開放的な+, 「一人でいられる+, 「敏感な+, 「力強い+など 16項目であるが,これらから得られた得点と関係のある治療者の変数ほ以下の2つであ (9) 「治療対象+ (r-0・459),. ったo. (8) 「治療レベル+ (タ-0.407). 「治療レベル+蔽っいて. 紘,分裂病を主に接している治療者(56・3)が最も高い値を示し,主として神経症を扱 う治療者(43・6)が最も低い値であった。 「治療対象+では,主として児童を扱う治療者 (48・3),成人が主の治療者(46・4),児童と成人双方を扱う治療者(46.. 6)が高い値を示し, 児童q)衣(35・7),成人のみ(37・4)はやや低くなっているoこれらのことから,この因子へ の着目ほ治療者のもつ理論や技法や治療年数とほ関係がなく,もっぱら分裂病などの治療 レベルによる臨床経験が反映していると思われる.. 第ⅠⅩ国子「治療者とのしっかりした人間「関係+を確立するclientの動きを表わす 国子+ 「人なつっこい+, 「落ちついた+, 「理性的 この因子ほ「協力的な+, 「はきほきとした+, な+等の16項目を得点化したものである。この因子と関連する治療者の変数は(1) 「治療 者の立場+ (r-0・487), (6) 「技法+ (r-0・483), (8) 「治療レベル+ (r-0.471)の3つであっ. た。まず「治療者の立場+でほ,精神分析的方向をもったclinical. psychologist. (47.4)が. 最も高く,次いで行動療法家(43・5),精神分析的方向づけをもった精神科医(43.0)と続い ていた。最も低いものほ児童相談所の相談員(38.1)とcounselor志望の者(38.6)であっ 「技法+でほ,精神分析にもとづく治寮者(45.5),行動療法家(43.7)が高得点を示し. た.. ていた。また,. 「治療レベル+に関していえば,主として分裂病を扱う治療者(55.7)が高得. 点を示し,主として神経症を扱う治療者(38.8)が最も低い得点を示していた。これらの ことを考えると, ⅤⅠⅠ因子同様,こうしたclientの動きは分裂病の治療に従事する治療 者にとって注目されるものと考えられた。. 第Ⅹ因子「治療「関係+においてclientの依存的な動きを表わす因子+ この因子は「甘えた+,. 「よりかかってくる+,. 「あきらめない+, 「自分の中に入ってい く+の4項目より成るものである。そして,この国子と関係するのは, (6) 「技法+ (γ0・569), (1) 「治療者の立場+ (r-0・566), (4) 「専門+ (r-0.469)の3つである.この第Ⅹ 因子, 4項目の評価得点の平均によって各変数の下位分類を検討したところ,次のことが 見出された。まず,. 「技法+においてほ,.精神分抑ち拠る治療者が最も高い値(13.1)杏. 示し・次いで催耽療法による治療者(10・2)が高得点であったoそれに反し,最も低い得点 を示した者は行動療法に拠る治療者(7・1)であった。. 「治療者の立場+においても「技法+ 3),. (ll.. psychologist 6)が高い得点 ・と同様に精神分析的方向づけをもった精神科医(13・ を示しているo 「専門+では,精神科医(12・2)が高く,他の医師(9.0)が最も低かった.. 以上のことをまとめると,この因子ほ精神分析的方向づけをもつ治療者によって評価され るclientの動きということができる。 注)棉,第ⅤⅠⅠⅠ因子,第ⅩⅠ因子は因子負荷量の高い項目が少ないため説明を割愛した。.

(18) 95. Psychotherapistの属性に関する研究. 考. 察. 本研究の目的は,第一に治療的に意味があると思われるclientの動きがどのような構造 になっているのか明らかにすることにあった。治療的意味があると思われる語嚢を収集し, 検討・選択を加えて,最終的に残った70項目の語嚢のもつ構造を田子分析によって明ら かにした。その結果,. 11個の意味あると思われる因子が抽出され,各々について命名したo. この11個の因子を,治療過程においてどの段階で生起するclientの動きを表わしてい るのか考察すると,第ⅠⅠ田子「clientの内的な葛藤・緊張を表わす因子+,第Ⅹ因子 「治療「関係+においてのclient依存的な動きを表わす国子+は治療関係における初期に 生起するclientの動きと考えられる。この動きだけをみると,健康な方向への変化とほ 言えない動きである。しかし,その後の治療関係の中での動きをも考えると,このような 動きが治療的に大きな意味をもってくると考えられる。残りの9個の田子,第Ⅰ困子・第 ⅠⅠⅠ田子,第ⅠⅤ因子,第Ⅴ因子,第ⅤⅠ因子,第ⅤⅠⅠ国子,第ⅤⅠⅠⅠ田子,第ⅠⅩ因子, 第ⅩⅠ因子は,治療過程の中期から後期にかけて生起するclientの動きを表わすと考えら れ,. clientの鹿康な方向-の動きと考えられた。. 次に, tberapistとの治療的関係という問題からみると,その中でのclientの動きを. 表わす田子としては,第ⅤⅠ田子「治療者との望ましい治療「関係+を形成するclientの の動きを表わす因子+,第ⅠⅩ田子「治療者とのしっかりとした人間「関係+を確立する clientの動きを表わす因子+,第Ⅹ因子「治療「関係+においてのClientの依存的な動 きを表わす因子+が考えられる。残りの第Ⅰ田子,第ⅠⅠ国子,第ⅠⅠⅠ因子,第ⅠⅤ因子・ 欝Ⅴ因子,第ⅤⅠⅠ田子,第ⅤⅠⅠⅠ因子,第ⅩⅠ田子はelient個人の内的な動きを表わし ていると考えられた。. 第二点として,以上の羊うにして明らかにされた治療に意味のあると考えられるclient の動きに着目するのは,治療者のどのような要田が関係しているのか明らかにすることで あった。そこで,数量化理論Ⅰ額を用いて分析をおこなった。その結果,各国子について 関係深い変数が明らかとなった。以下,これら12の変数を中心にclientの動きとの関係 で更に考察を加えてみる。 まず第一に言えることほ,今回の研究で見い出されたclientの動きの評価について・ (10)治療形態, (ll)諺 (3)性瓢(7)臨床場面, 関連のなかった治療者の属性(変数)紘, 断について, ないが,. (12)教育分析の有無であった*。これは,今回の研究に限ってのことかもしれ. clientの動きに関して,. tberapistの性ほ直挨関係がないこと,また同様に勤務. 場所が病院であるが,. clinicか,学校かなどといった臨床の場も関係がないということで ある。また,臨床の場でもっばら個人面接をしているのか, group面接をしているのかな どといった臨床形態や,治療を主としておこなうからかtestなどの診断を主にやってい るのかなどといった側面も特にClientの評価のしかたとは関係がない。また,ここでは *本研究の開始に際し,これらの治療者の変数について差異が存在することを当然の如く,予想し ていたのであるが,数量脚こはそのことについて十分な考察をする資料を持ち合わせていないo それ故,これらの事柄紅ついては,今後の課題とすることをこしたいo.

(19) 96. ヰ、川捷之・永井. 撤. 治療者の教育分析の経験も特に関係が認められなかった。以上のことから,ここで検討 の対象とした治療者の属性(変数)紘,実際のところこれらの変数を除いたものである。 以下,これらの治療の7つの変数(属性)の各々について考察を加えてみる。 (1). 「治療者の立場+の変数のうちで関係あると思われた因子ほ,第ⅠⅠ因子,第Ⅴ因. チ,第ⅤⅠ国子,第ⅤⅠⅠⅠ因子,第ⅠⅩ国子,第Ⅹ田子である。この変数は, 方向づけをもった精神科医,. ②精神分析的方向づけをもったclinical. 催眠療法家, ④行動療法家, ⑤来談者中心療法をおこなう. counselor,. ①精神分析的 ③. psychologist,. ⑥児童相談所の相. 談員, ⑦counselor志望の者に分けられている。. 上述してきた資料をこの変数から見なおしてみると,精神分析的方向づけをもった精神 科医が重要とするclientの動きほ,. clientの精神内界での喜藤・緊濃を表わす第ⅠⅠ因 チ,および"治療「関係+においてのclientの依存的な働き”を示す第Ⅹ因子であった。 この両因子ほ,ともに精神分析的方向づけをもったclinical psycbologistが重視する動 きであるが,両者ともに重視するものはこのはか``治療者との望ましい「関係+を形成す るclientの動き''を表わす第ⅤⅠ田子であった。精神分析的方向づけをもつClinical psychologistが同じ方向づけを〉もった精神科医よりも重視する因子は, "治療者とのしっ かりした人間「関係+を確立するclientの動き''を表わす第ⅠⅩ田子と``clientの自発 的で主体的な動き''を表わす第Ⅴ因子である。これらのこらから精神分析的方向づけを もつ治療者は共に内的喜藤とかtherapist. client. relationを重視するといえるが,. psy-. cbologistほ医師に比べてより健轟な側面に日を向けていることがわかる。また本研究の 結果を概観するとわかることであるが,精神分析的orientationをもったpsychologist は他のすべての治療者に比べてclientの中に出現してきた動きに対して最も敏感である と言える。. 催眠療法家についていえば,どの因子においても特徴的な債向ほ認められなかった。強 いていえば,. "clientの自発的で主体的な動き”を表わす第Ⅴ因子,および``治療者との 望ましい治療「関係+を形成するclientの動き''を表わす第ⅤⅠ因子では,行動法療家 と類似した反応のしかたをしており,. ``治療者とのしっかりした人間「関係+を確立する. clientの動き''を表わす第ⅠⅩ因子,および``治療「関係+においてのclientの依存的 な動き”を表わす第Ⅹ因子では,来談者中心療法をおこなうcounselorと類似した反応 を示している.本研究では,催眠療法家ほ,大まかにその位置を考えると,行動療法家と counselorのそれぞれの特質をもつ,ほぼその中間に存在するものと思われたo 行動療法家の特徴は"clientの内的葛藤・緊張''を表わす第ⅠⅠ因子,および"治療「関 係+においてclientの依存的な動き”を表わす第Ⅹ因子でほ,他の治療老中最も低い得点 を示している。これは行動療法家のclient理解のしかたを端的に示していると思われた。 来談者中心療法をおこなう. counselorの特徴は,全般的にいって精神分析的方向づけ. をもつClinical.  ̄やや異なる psyc血ologistと類似した反応をしているといえる。しかし, ところは"内的な喜藤・緊張を表わす”第ⅠⅠ田子と``しっかりとした人間「関係+を確. 立するclientの動き''に対してやや低い評価をしているといえる。.

(20) Psycho也erapistの属性に関する研究. 児童相談所の相談員に認められた特徴は,. 97. ``治療者との望ましい治療「関係+を形成する. clie皿tの動き''を表わす第ⅠⅤ因子を他の治療者に比べて最も低く評価していることであ counselor志望をして勉学中のものほ,上述した第ⅤⅠ因子を除き児童相談 所の所員とはば同様の傾向を示している。 った。また,. 次に臨床家の(4) 「専門的立場+の変数につし+て検討してみると,. (1)の治療者の立場と. 異なる点は関連を示した因子がより多いというこりである。すなわち(1)では関連の認め. られていなかった第Ⅰ因子,第ⅠⅠⅠ田子,第ⅠⅤ因子が(4)でほ閑適している。この変数 で特徴的な得点を示したのほcas.e. worker. workerであった.興味のあることに占a告e. は精神科医, clinical psychologist,他の科の医師に比べて``clientの自己信頼への動き” を示す第Ⅰ困子, ``clientの内的な喜藤や緊張を表す''第ⅠⅠ田子, ``clientの自己を柔. 軟にとらえていこうとする動き”を表す第ⅠⅤ因子のいずれをも最も高く評価しているこ とである。 (2). 「治療者の年齢+と(5). 「臨床経験+について考察すると,治療者の年齢に関係して. いるのは第Ⅰ田子と第ⅠⅠ因子で,これらほいずれも27歳までの治療者が高く評緬してい るが, 28歳から35歳までは,一旦得点が低下し,以後年齢が増すにつれて得点が漸次高 くなっていくことである。これほ,或る一定の年齢を過ぎると,. ``clientの自己信痕''や. "内的葛藤や緊張''などの動きをしだいに評価するようになっていくことを示していると 思われた。次に,臨床経験と関連のある田子は第ⅠⅠⅠ因子,第ⅠⅤ因子,第Ⅴ因子である が,これも未経験のものから,経験を重ねるにしたがってしだいに評価をするようになっ ている。.. 以上,治療状況において出現してくる. client. の動きの評価に閑・して治療者のもつ種々. の属性から検討を加えてきたが,. client理解についての治療者の属性が深くかかわってい ることを明らかにすることができた。今後ほ,被調査者について更に吟味し,この問題を. 明確にしてゆく所存である。しかし,ここで断っておかなければならないことがある。 それは,本調査が1972年に実施されたことであ考o. 1980年という今日の心理臨床の状況. を考えてみると,かな、りの-だたりがあるように思われるo当時は大学紛争ほ一応収拾さ れつつはあったが,学会(日本臨床心理学会)も,混迷の最中にあったといえる。また,現 在に比べ当時の心理臨床をとり巻く学問的環境も相当に異なっていたといえる. やbehavior. Jungian. therapyに従事する治療者ほ極めて少数であった。それ故,これらの成果を. ふまえ,今日的状況のもとに本研究を更に発展させてゆく所存である。 (附配)本研究は,当時の因子分析のデータ-. (秋山1973)をそのまま用い,治療者の変数との関連. のみを分析しなおしたものである。その痩由ほ,今後,この穫の研究を進めていくための資料を投出 し,明確化するためであったo当時被調査対象となられた臨床家の藷先生には,報告が大幅に選れた ことを紙面を借りて,ここでお詫び申し上げるo. 特に本研究の開始にあたって項目の推蔽などさまざ. まな点で御協力扇いた細木照敏氏(当時,東京大学保健学科,現日本大学心理学科)および乾書佑氏 (慶応大学神経科)には遅ればせながら御礼申しあげたい.また,本研究のそもそもの発端となった秩 山直美氏には,当時のデータ-の再分析を許可されたことを御礼申しあげる..

(21) 9S. 小川捷之・永井. 文. 撒. 献. 秋山直美(1973)心理療法における治療者の資質に関する研究.横浜国立大学教育学慈卒業論文. Berzins, E・ (1968) Subjective reactions to B quasi-therapists J. I. & Seidman, of A and Consult. Clin. J・ of Psychol., 32 (3) 342-347. communications・ schizoid and neurotic and Berzins, E. (1969) Diぽerential therapeutic B quasi J・ Ⅰ・ & Seidman, responding of A and ,. to. therapists. (3), Berzins,. schizoid. of brief 231-237.. E・. T・. W. D.. A-B. the. Cough,. F・. D・T・,. Adlerian. and G.. a. An. Mc. Clin・ Psychol・,. and. A.. college. H.. &. and neurotics: Gowan, ∫.F.. A. Referral. A-B. and distinction,. Psychol.,. 33. Jr, & Workman,. J. of Consult.. and. of counselor of Missouri. style. Clin. by. S・N・. topical. Clin.. and. Psychol.,. (1),. 34. to. responses. 27-32.. diagnosis. patient. J. of Consult.. clinic.. ``Types''and. therapist Clin,. and outcome Psychol., 38 (2),. (1972) ``Acctlrate 38(3), 372-375.. discussin. (伊東 博訳編(1965). units.. empa・. Unpublished. 「カウンセリングの方法+. in psychoanalytic, of therapeutic relationships Psychol., 14, 436-445.. comparison. Heilbrun,. (1970). I. of Consult. A-B therapist. Neville,マW・,. analysis University. therapy.. D・. non・direc-. J. Consult. B・. (1965) Adjective 林 知己夫(1975)数量化の方法,東洋経済新報社. King, D. G・ & Blaney, P・ H. (1977) Effectiveness Mc. J. of Consult. eommtlnications・ R・. (1972) in. dissertation,. 誠信書房9章). F. E. (1950) A. Welch,. dichotomy.. (1952). Fiedler,. tive. W・. L・ E・, Johnson,. Dipbo・ye,. &. hostility.. psychotherapy. thy''and Ed.. neurotic. 279-2弧. J・ Ⅰ・,Seidman,. patient・communicated Berzins, J. Ⅰ・ 良 Ross. Beutler,. and. study・. check. J・ of Consult・. of A. list, consulting and. andLClin.. B therapists Psychol.,. psychologists with 45. press・. schizophrenics 407-411.. (3),. as to initial interview anticipations and expectations related Unpublished Ed・ D・ dissertation, University performance and perception・ of Missouri・ D・, & Lorr, M・ to psy・ Therapist '.type''and Nair, D・, Cal1ahan, patient response (1962). chotherapy.. (1954). Client. J. of ・Consult.. Psychol・,. 26, 425-429.. 三宅一郎,他(1977) SPSS統計′1ッケージⅠⅠ解析編.東洋経済新報社. 村瀬孝雄(1965)国府台自己像尺度.臨床心理研究会. 長島貞夫,他(1965)自我と適応の関係についての研究(1)-Self・differencialscale作製の試み. 東京教育大学教育学部紀要, 12, 85-106・ 180-186. 西園昌久(1974)薬効と治療者患者関係.精神科薬療基金研究年報6集, 8 (3), 165-176・ 小川捷之,他(1969)心理療法における治療者のタイプと治療技法.臨床心理学研究, interview in Seeman, I. (1948) A Study preliminary methods vocationalcotlnSeling and of tJnpublished, Ph・ D・ dissertation, University to cQunSeling. of Minesota, client reaction Snydes, investigation J・ Jen遥 W, Ⅴ. (1945) An the psychotherapy・ nature of nondirective of Psychol., 33, 193-224. (伊東 博訳編(1960) 「カウ′ソセ1)ングの基礎+誠信書房7章) H. H・ (1955) An techniques・ of Rogerian and psychoanalytic objective comparison 19, 1-7. J. Consult. Psychol., between Whitehorn, I. C・ & Betz, B・ J. (1954) A stud,y of psychotherapeutic relationships American Psychiatry, lil, 321-331. J・ and schizophrenic patients・ of physicians bet Whitehorn, J. C. 良 Betz, B. J. (1957) A comparison of psychotherapeutic relationships Strupp,. tween. insulin is combined schizophrenic patiens when with psychbthera・ is used American Psychiatry, 113, 901T910. J. of alone. in B. J. (1960) Further as a cnlCial variable sttldies Qf the doctor American 117, treatment 2151223. J. of psychiatry, of with schizophrenics.. physicians and ins111in py and when Whitehorn, J. G・ 良 Betz, the. outcome.

(22) 99. Psychotherapistの属性に関する研究 附表1.検討のため収集した項目(カツコ内は95萌日) 1 2 3. (33)自分がある. 34. (89)自分なりの 自分をつかん. 35. でいる 4.. (13)自分を認めら れる. 5.. (70)自分紅ふれて. 36 37 38 39. いる 6.. 自分に関心が. 40.. 自分を意識し た. (12)こらえている 苦しそうな (73)深刻な 恐ろしそうな. (90)ぶつかってく. 70.. ファイトのあ る. 勇敢な. 111. 72.. カがこもる. 112. 73. 74.. 断固とした 113.. 75.. (54)居直った. 114.. つっかかって. 76.. 疑り深い. 115.. 41. 衝動的な. 42. ( 3)はげしい (49)切迫した. 77.. (35)割り切れない. 79.. (29)ぽんやりとし. 118.. いやらしい. 119.. 逃げる. 120.. 傷ついた. 121.. 絶望的な. 122.. 非観的な. いどむ. 80.. ぼっとした. 45. 81.. 頼りない. 46. I(24)挑戦する (60)反抗的な. 47.. (40)甘えた. 83.. 48.. (.69)ペたべたした. い. 13. 14.. 足場のある. 16. 17.. (48)自然な. 53.. (83)生き生きとし た. 19. 20.. 51. 52.. (93)のびのびとし. 54. 55. 56.. 21. 22.. (16)前向きの. 58.. 23.. (14)明るい. 59.. 24.. (78)素直な. 60.. 26.. たよってくる しつっこい. のんびりとし. (86)ゆったりと した. 新鮮な. 卒直な 快活な. (19)よりかかって. た. 自由な (41)開放的な. 25.. すがってくる くる. (22)ありのままの. た. 18.. 50.. (64)自分を受け入 れられる. 15,. 49.. 57.. おっとりとし た. 気長な. (47)ユーモアのあ る. ほがらかな よくわかる. (42)話しやすい. 86. 87. 88.. (84)不安定な 不安な 脅えている (91)協力的な 同調的な. 89.. 話を合わせる. 90.. 冷静な. 91. 92.. 静かな (26)ひかえめな. 93.. (34)動じない. 94.. (80)理性的な. 95. 96. 97. 98. 99.. 感情的な 忍耐強い (88)ねばり強い しんぼう強い ねたむ. だらしのない. 元気な 自分の中にこ. 64.. 誠実な. 65.. おもいやりの ある. る. もる. (43)自分の中に入. 66. っていく. 67. (56)暖かい. 68. (27)やわらかい. かたくなな. 85.. 清撫な. 29.. た. 84.. 101.. 話し好きな. 33.. た. 100.. 63.. (92)自己に沈滞し. しっとりとし. よく通ずる. 素朴な. 32.. (51)落ちついた. (25)よく反応す. 28.. 31.. 82.. 62.. さわやかな. 30.. た. 61.. 27.. β9. (61)親しみのある. ( 8)力強い. 複雑な (87)楽な. 117.. 44. ている. あやふやな. 116.. 心から何かが できる (23)責任がある. (77)自分を変えた. 型にはまった. (74)人ごとみたい. (10)離れていく 隣った. 9.. 12.. 神経質な. 78.. (71)適応できる. 自分を背負っ. (55)敏捷な. で. (36)たくましい. 43. ll.. 110. 71.. 8.. 10.. 109. る. くる. ある 7.. 頑固な. 1 02. 10. 10 3 10 4 10 5 10 6 10 7 10 8. 123. 124.. 従順な. もろい. (39)いじっぱりな. 125.. みえっばりな. 126.. きまぐれな. 127.. 無力な. 128.. やるせない. 129.. (82)いらだたしい. L30.. ( 4)人なつっこい (21)いじらしい. 131. 132.. (oちっぼい. 133.. ルーズな. 134.. (52)するどい. 135.. こわい. 136.. ざわざわした. 137.. ぎすぎすした. 138.. 煮えたぎった. 139.. 無我舞中の. 140.. 耽れている. 141. 142.. (50)上向きの ( 1)信じられる. た. 143.. (59)通じ合える. そつがない. 144.. (46)心が開いた. 慣れた. 145.. (30)肴望のある. 146.. (18)安心した. 147.. (65)好意をもった. 148.. (58)きびしい. 149・. (81)動きがあ畢. (79)さっばりとし. 幼い 子供っぼい (72)恥ずかしがる 泡立ち出てい る.

(23) 100. 小川捷之・永井 附表1,つ. 150.. (75)はっきりとし た. 151 152 153. (2)まとまった たよりになる. (ll)しっかりとし た. 154 155 156 157. 158 159. 想像力豊かな (53)呼吸があった 涙もろい (76)魅力的な ほ掩えましい. (68)余裕のある. 160. (63)邪推をしない. 16l.. (44)抵抗力をもつ. 162. (28)自分を活かす. 163. ぎこちない. 164. こだわる. 165. (62)意欲的な 怒りっぼい 激情的な. 167 168 169. 170.. 荒々しい. 171.. おおざっばな 雑な. 172. 173.. 9)一人でいられ. 174.. づ. く. (45)・わきでるよう. 175.. 186.. な 176. ふてくさる むなしい. 166. 換. (16)迷っている (37)身軽な 活発な (17)顔色がいい (66)大きな声を出. 177 178 179 180. す 181. (57)意味のある. 182. したたかな. 183.. る. 184.. 親身になる. 185.. もののわか,I) た. 感情的で理性 的な 統合した (85)豊かな. 187. 188. 189. 190. 191.. ユニークな. ( 5)あきらめない 本気な (31)診たむきな (67)自律的な. 192.. 困っている. 193.. (38)日が輝く (32)自信がついた (6)笑う 安定した (・95)自発的な (94)はきほきした. 194. 195. 196. 197. 198.. 附表2・検討のた捌こ用いた項目の平均と標準偏差値(*除いた項目) 番号 1 2 3. Mean. SD. Oの絶計. 1. 550. 1. 071. 11. 0. 700 0. 716. 1. 129 1. 305. 16 14. 番号、Mean. SD. Oの絶計 番号. 33 34. 1. 683. 1. 271. 12. 65. 0. 633. 1. 210. 23. 66*. 35*. 0. 216. 1. 156 1. 166. 28 20. 67 68. 1. 139. 26. 69*. 7. 70*. 23. 71* 72*. 4. 0. 366. 1. 124. 12. 36. 0. 650. 5 6*. 0. 933 0. 516. 1. 236 1. 488. 14 13. 37* 38*. 0. 033 1. 433. 7*. 1. 033. 1. 154. 15. 0. 233. 8 9. 1. 083 0. 483. 1. 187. 10. 39 40. 1. 130 1. 308. 0. 600. 1. 485. 11 12. 0..916 0. 450. 1. 144. 14. 1. 195 1. 258. 15 10. 74* 75. 1. 521. 20. 43 44*. 0. 883 0. 733 1. 316. 1. 225. 0. 983. 29 23. 41. 10. 1. 176 1. 244. 18 13. 76*. 1. 983. 0. 884. 45*. 25. 14. 1. 183 1. 416. 1. 087. 46 47. 1. 816. 1. 072. 77* 78. 1. 084. 5 9 9. 1. 072 1. 314. 12. 13. 1. 316 0. 850 0. 333. 1. 178. 0. 800. 1. 314. 15. 48. 1. 400. 1. 254. 9. 0. 61.6 1. 200. 0. 932 0. 932. 15. 49. 0. 500. 1. 396. 23. 80 81. 50*. 0. 866 0. 800. 1. 161 1. 045. 17. 0. 550. 1. 296. 16 25. 15 16 17* 18 19. 42. 5 19. 73. Mean. SD. 0. 883 0. 233. 1. 066. 19. 1. 400. 1. 406 1. 113. 22 9. 1. 250. 2. 843. 14. -0.100 1. 150. 1.422 1. 275. 1. 416. 1. 114. -0.100 0. 433. 0の総計. 15 15 4. 1.234. 20. 1. 333. 1.760. 23 16. 1. 029. 17. 1. 366. 1. 297 1. 110. 24 12. 1. 050 0. 133. 1. 189 0. 939. 0. 116. 1. 212 1. 101. 9. 82. 1. 050 0. 266. 11. 83. 1. 816. 1. 572 1. 072. 0. 333 0. 933. 79*. -0.366 0. 850 0. 183. 9 30 22. 0. 750. 1. 409. 11 12. 20*. 0. 483. 1. 284. 24. 51 52. 21* 22. -0.150 1. 466. 1.301. 27. 53. 1. 066. 1. 046. 14. 84 85. 1. 146 2.'901. 12. 54. 1. 384. 24. 86. 0. 700. 55*. 1. 212. 23. 1. 449. 20 15. 0. 500 0. 116. 56. 0. 983. 1. 102. 12. 87 88. 0. 550 1. 066. 1. 181 1.305. 8 20. 57. 1. 000 0. 366. 1. 378 1. 303. 13. 89. 1. 133. 1. 144. 25. 1. 800. 1. 029. 23 4. 90 91. 1. 350 0. 633. 1. 222 1.543. 10. 60 61. 1.∫379 0. 978. 14. 92. 0. 333. .14 14. 0. 783 1. 100. 1. 154 1. 422. 14. 1. 316. 1. 204. 62. 1. 750. 0. 924. 2. 93 94. 1. 117. 6 16. 18. 63*. 0. 333. 0. 994. 30. 95. 0. 533 1. 866. 0. 865. 3. 64. 1. 633. 1. 110. 9. 23. 1. 316. 24. 1. 000 1. 266. 25 26* 27 28* 29*. -0.283 0. 416 1. 150. 30 31. -0.133 1. 200 0. 766. 32. 1. 983. 1. 013 1. 085 0. 806. 2. 58 59. 1. 748 1. 222 1. 069 1. 116. 2 14 17 16 16. 0. 946 1. 322. 13. 1. 061. 7 15. 15. 22.

Table 14.第XI田子; clientの内的な力の現われを表

参照

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