ライフスタイルと健康に関する研究(II) : 大学生の体重観,自覚的ストレス,生活・食事の規則性,趣味,多忙観,日常生活の満足度,体調の変化と健康に関する自覚症状について
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(2) . 北海道教育大学紀要 (自然科学編) 第50巻 第1号. 平成11年8月. ido Un iver i i 1Sc i アol Joun. ty ofEducat alofHokka s on(Natura ences レ .I .50 , No. Aug t s n J ,1999. ライフスタイ ルと健康に関する研究 (1 1)大学生の体 重観, 自覚的ス トレス, 生活・食事の規則 性, 趣 味, 多 忙観,. 日常生活の満足度, 体調の変化と健康に関する自覚症状について-. 片岡. }・秋 野 繁雄1. )・ 田 中三 栄子3 }・石 本 禎見2. )・ 鈴木 詔男4. ) 一 央5. 1 〕北海道教育大学旭川校生涯健康学教室・2 )北海道自動車短期大学・3 )北海道薬科大学 4 }北海道工業大学・5 )北見工業大学. l 1 iver fes l i Study ofthe Li th ofUI ty ty Student s s esand Hea i f i i d h d f i h b i i t t t t 1 1 ( )A stu y o lm vers y s u en s on t er v ews o we g ,su jectvestresslevels, i lyl i ty ofda f i th regular eand meals,hobbies,degree ofbusyness,satisfaction wi dai lyl fe and changesin heal i ionsin relat ion to sub ive th condi t ject ,. hea l latedsyTnptoms th‐ re ) Yoshimi AKIN02 ) Tsu罫loISHロ弧OT04 ) Mieko TANAKA3 ) shigeo KATAOKAI , , , 5 ) d K an azuo SUZUK1. 1 }Hokka i ido Un iver i ikawa Campus ty ofEducat on Asah s Depa f l tmen ionand L i fe long Hea l i tofLi th Sc 1 e ong Educat enc E お 2 )Hokkai do Automot i ineer ing Col l ve Eng ege 3 )Hokka ido Col l egeofPhar lnacy 4 }Hokkaidolns i lo t tu teofTec数]o を穿 5 )Ki i tamilns t tut eofTec虚]ol o き評. Key Words:大 学生 のライ フス タイ ル, 体重 観, 自覚 的ス トレス, 生活・食 事 の規則 性, 趣 味, 多 忙観, 生. 活の満足度, 体調の変化, 健康自覚症状 Abstract ine せ To exall luenceoft festylesofunivers i i l l コ hel irheal th- tystudentsonthe einf relatedsympto ]ns. tems 003 univers i (70i legestudent ) ty and col ivate univers i ies and onecol lege t s attwo pr ,a totalof2 , in Hokkaido weresuハアeyed irviewsof weight ivestressleve l s ‐ Thestudents were askedthe ,subject , i i fe ty ofda i l i i ion wi regular ty of meals lyl thdai i f sfact yl eand ,hobbies ,degreeofbusyness ,regular ,sat ions th condi t changesin heal .. 1 ( ) Regarding 位eirviewsoftheir weight,38.3% “normal” and 162% said “underwe ” ight - -. ‘overwe “ ight 5% answered answered 鉱atthey are‘ , 45.. ‘ More female students 仕l an males said 伍ey are ‘ over‐. 001 ) weight”(p<0 ‐ ‐ ‘ver hi h’ ’’ ’ 2% said‘ ‘moderate ’ ’and 2 )Regarding 値eirsubjectivestresslevels,14.1% answered‘ ( y g , 63‐. 22 7% said “verylowぞ ‐. The percentage ofthose who said ”very high” or “moderatぎ’ was higher. 001) among femalethan malestudents(p<0 . .. ( ) 11 1.
(3) . 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 112. 3 ( )Concerning the reモ型larity. ‘ low a ‘ ly i ly l regular d 8% said they always fol i f a r dai of thei e . , 10. ’ ’ d2 3% saidtheyfol ‘ ’ ’ 29% saidthe loW an”i imesirregular irscheduleis‘ rreg漆 somet schedule ‐ , an 6 , 6‐ “ larschedule .. ’ ’ outnul ‘ i bered d]e iow an‘ inr M【aleresPondents Who saidt コ heyfol r 1 L egularschedule. 001) femalecounterparts(p<0 ‐ ‐ ‘numeroushobbies“621% saidthey have”one 4 ( )Concerning hobbies,25‐5% answeredthatthey have‘ ‐ , ‘noreaihobbies”tos eak of More malesthanfemales ” d 12. 4% saidthey have‘ ortwo hobbi p es . , an 001) saidthey have “numerous hobbies”(p<0‐ . ‘ 5 ( )lntermsofdegreeofbusyness,21‐4% answeredthey“alwaysfeelbusy,”61.1% saidthey ‘sometimes ”and175% saidthe “seldom feelbusy” fee lbusy, y ‐ ‐. More malesthanfemalessaidthey“alwaysfeel. busr ( 001 ) p<0 ‐ ‐. 6 ( )Concerning 廿l e regularity. “ 381% sa ly, id they 9% said they ”always eat regular of meal s ‐ ・ , 41. ” ‘alwa seatirre ular “somet ly. 0% saidthey‘ imeseatregularly” and20 g y . ‘alwa s eat re ular lyp said they ‘ y g. Morefemales 位an males. h id h d f A mong grades ,the percentage o respon ents w o sa t ey. ’ was hi hest amon f ”alwa s eat re ular 1e most so phomores answered they ly’ g g reshmen, whi y g “somet 001) ly”and mostjuniorsandseniorssaid 廿iey”alwayseati imeseatregular rregulariy「p<0. ‐ i 26% saidthey have a “great deal ofsat lyl ives ion wi 故ei i sfaC- ththei sfact r dai rsat ,‐ ’ ’andlo0% ‘notver sat “567% said 伍e are‘ ’ ’30 ‘ ‘ ied, i ly wel i ied, lsat ion‐ t sf sf y y ‐ ‐ . %saidthey are fair. 7 ( )Concerning. ‘di i ied力 sf saidthey are‘ ssat. f ferences were observed by gender or grade Nos igni f icantdi ‐. ‘ “7 improved, ir heal 0 5% said ions 1% saidthe th has‘ t 8 ( ) Asked aboutchangesintheir health condi ‐ ‐ ,5 ’ ’ ‘ 3% said i i t has ”worsened‐ t has ‘ remained me same“ and 24 ‐. No s f ferences were igni f icant di. observedby gender or grade ‐. 9 ( )A mongtheabove‐mentionedeightlifestylecategories,thefollowingitems werefoundto beC1osely lyl i fe l i ivestressleve ty ofdai ive heal lated symptoms:subject th‐ re relatedtosubject ,reを犯- ,reを犯iar ivesymptoms h lh dii .Subject lyl fe i i ion wi lar i th dai ty of meal sfact s ,and changesin eat con tons ,sat k f i ing eas i ly lowing:t ies werethefol ly re latedtothesecategor r which werefoundto beclose ,lac o ion, t iveness l en l ion mudd i ied thinking, inabi ty to fee joyment s concentrat , lack of ambi , indeci , ingsof i l less hl i i ted l i f f icul ing upinthe morning spi r di t tyget ,feel , meianc o a or ow‐ ,constantseep ness ki , overspending and inson コmia‐ Ke- ion,fee l ings of violence toward others oppress , hea▽y smo ng ly i ivestresslevel ty ofdai i h,subject i i festylesofunivers tystudent s s ywords: l ,regular ,viewsof we g t l dii ,subjec- lyl i fe i ion wi th dai l f sfact i eand meals モ eeofbusyness ,changesin hea 値 con tons ,sat ,de lated symptoms ive heal th‐re t. 的. 目. 我が国は結核を主体とする急性伝染病の時代を経て, 慢性疾患の時代を迎えている. 慢性疾患の原因は感 染症の疾病とは異なり, 単一の要因では説明できない. けれどもこれらの多くは 「環境への人間の働きかけ )である こ とに は間違 い ない しか し人 間 によ っ て つ く り ださ れ によ っ て人 間 自身 にもた らさ れた 健康 障害1 .. l h Care System -」 t た複雑で多様な危険要素を取り除いていくためには, 「健康な生活を主体とする-Hea ) こ れ は健康増 進のア プ ロ ーチ と して, 文 化 を持 っ た へ と変革 して いか な け れ ばな らない とする 指摘 が ある1 .. 人の生活様式 (ライフスタイル) の把握とその変化の方向性の問題でもある. ) ( 2 1 1.
(4) . ライフスタイ ルと健康に関する研究. 113. 健康生活の実践には, 個人の持っている健康観, 生活観, 健康のために好ましくない睡眠, 食事, 喫煙・ 飲酒習慣等の生活様式 (ライフスタイル) をできるだけ抑制し, 規則正しい生活や食生活習慣, ストレスや 多忙観の自己管理,-体調の保持, 趣味等を通じて生活の満足感を得る等, 健康のために望ましい行動を個人 に 内面 化 して い か な けれ ばな らな い. ) 生 活様 式(ライ フス タイ ル)の 変 革 によ り健 康 を改善 する こ と, 及 び平均 余 命の延長 に関 して,Bre l s ow ら2. )毎日 7~ 8 時間 の 睡 眠を とる こ と, ( 2 )朝 食 を欠 かさ な い こ と, ( 3 )間食 を しない こ と, ( 4 )適切 な体重 を保 は( 1 5 )規則 的 な運 動 をする こ と, ( 6 )過度 の 飲酒 を しな い こと, ( 7 )タ バ コ を 吸わ ない こ と等 の健康習 慣 を つ こ と, ( あ げて いる. これ らの こ と は健康 な生活 を続 ける こ とによ っ て, 無意 味 な死 を避 け, 生 命 を長 らえさせ, 生. 活の質を向上させ, 「生」 を楽しむという考え方がその背景にある. しかしながら健康問題の解決には, 性, 年令, 地域, 家族構成, 個人の持っている価値観, 個人を取り巻く諸条件によって大きく影響される. 4 6 } 肥満5 8 ) バ ラ ンス を欠 いた 食 生活や 飲酒7 )主 観 的健康状 ・ ・ ・ ライ フス タイ ル に関わ る 研究 には, 運 動 不足3 , , )等 生活習 慣 病 のリス ク フ ァ ク タ ー とそ の 改善 に 関する 報告 は数多く 見 られる また Bres )の 研究 態9 l ow ら1 , . o 1 3 ‐ ) の 後, 身 体 的及 び 精神 的健康度 に 影響 を与 える 具 体 的 なライ フス タイ ル が 明 らか にさ れてき て いるl ,. 著者らは先に大学生の健康観, 生活観, 睡眠, 食事, 飲酒・喫煙習慣, 運動習慣と健康に関する自覚的症 4 1 5 ) 大 学 生の健康 に関する ライ フス タイ ル が望 ま しい もの でな い こ とを指 摘 した - 状 につ いて 報告 し1 , .. 本研究では, 大学生の生活様式 (ライフスタイル) のうち, 自己の体重観, 自覚的ストレス, 生活の規則 性, 趣味, 多忙観, 食事の規則性, 日常生活の満足度, 体調の変化と健康に関する自覚的症状との関連を明 らかにし, 大学生の健康行動のあり方を検討するための基礎資料を得ることを目的とする. 方. 法. 調査は, 北海道内の私立大学2校, 短期大学1校の大学生を対象に無記名質問紙法により行い,2003名か ら回答を得た. 調査期間は平成9年4月15 日か ら4月 30 日ま で であ っ た. 調 査 内容 は, 大 学生 の 「自己 の 体重観」 , 「生活の規則性」 , 「自覚的ストレス」 , 「趣味」 , 「日常生活の満足度」 , 「食事の規則性」 , 「多忙観」 , 6 ) 「体調の変化」 0項目1 (身体的27項目, 精神的24項目, 行動的1 9項目で, , および「健康に関する自覚症状7 選択肢 は 「いつ も ある」 , 「時々 ある」 , 「全く ない」 の3 項 目) であ っ た.. なお, 結果の数値は実数値, および比率で示し, 項目間の差の検定は z2-検定で行ない, 有意差の危険率 は5%未 満 を有 意 と し, そ れ ぞれに示 した. 対 象の属 性 は, 男 子1591名 ( 79‐4%), 女子 412名 ( 20‐6%), 1 年362名 ( 18‐1%), 2 年790名 ( 39‐4%), 3 年555名 ( 27‐7%), 4 年296名 ( 14‐8%) であ っ た. 結. 果. 1) 大学生の 「自己の体重観」 について 「自己の体重観」 については, 「多すぎる」 とした者は767名 ( 38‐3%) 11名 ( 4 5 , 「丁度よい」9 ‐5%) , 「少 なす ぎる」325名 ( 16‐2%) であ っ た‐ 性別 で は表 - 1 の通り, 女子 は 「多 す ぎる」 が, 男 子 は 「丁度よ い」 及 び 「少 なす ぎる」 が高 率 であ っ た (P<0‐001 ). なお 学年別 に は有 意 な差 は認め れなか っ た.. 「自己の体重観」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係については表-2の通り, 体重が 「多すぎる」 とする者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及 び「時々ある」 に高率を示した項目は,( )「息苦しい」 3 5 ) ,( 「疲れやすい」 6 )「関節の痛み」 )「風邪を引きやすい」 8 9 )「顔が赤 ○まてる」 2 )「足 ,( ,( ,( , QP「暑さに弱い」 ,Q ( ) 11 3.
(5) . 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 114. 表-1 性 別 と 自 己 の 体 重 観 に つ い て. \\ \ぐ 輔. 性. 別. 男子 n:1591. ( 79‐4 ). 女子 n: 412. ( 20.6 ) N:2003. 多すぎる. (%). 丁度良い. 少なすぎる. 3 07 ( 19 ) ‐3. 532. 752. ( 4 ) 33‐. ( 47 ) ‐3. 235. 159. ( ) 57‐ 0. ) ( 38.6. 18. (4‐4). P<0‐001. 表-2 ライフスタイ ル8項目と身体的自覚症状との関連について 体 塘 観. 自 覚 的 ス ト レス. 生 活 の 規 則 的 ※※※. l. 疲れている. ※※※. 2. 不整脈がある. ※※※. 3. 息苦しい. 4. めまい. 5. 疲れやすい. ※※※. 6. 関節の痛み. ※※. 7. 睡眠困難・眠りが浅い. ※. ※※※ ※※※. 足が重い. ※※. 月経困難. ※※※. 2 0. 7 5 O . 5 0 O .. ※※. ※ ※. ※※※. ※. ※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. 腹痛. ※※※. ※. 2 1. 胃痛. ※※※. 2 2. 吐き気. 2 3. 足が冷える. ※※※. 2 4. 寒さに弱い. ※※※. 7 5 O . 7 5 O . 6 2 5 .. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. 6 2 5 ‐ 6 2 5 .. ※※※. 5QO. ※※※ ※※※. 8 7 5 . 6 2 5 ‐. ※※. ※※※. 5 0 O .. ※. ※※※. 8 75. ※. ※※. ※※. 6 2 5 . 3 7 5 ‐. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 5 0 O . 8 75. ※※※. ※※※. ※※※. 1 0 0 0 ・. ※. ※ ※. ※※※ ※※※. ※. ※※※. ※※. ※※※. 7 5 O . 2 5 6.. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※. ※※※. ※. ※※ ※※※. ※※※ ※※※. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. 1 3. 眠い. ※※※. ※. 2 1. 頭痛. ※※※. ※※. ※※. ※※※. 1 9. ※※※. ※※. ※※※. 暑さに弱い. 8 1. ※※※. ※※※. 1 1. 便秘. ※※※. ※. ※※※. 1 7. 関連率(%). ※※※. 背中の痛み. 身体がほてる. 体調の変化. ※※※. l o. 1 6. 日常生活 の満足度. ※※※. 風邪をひきやすい. 首と園がこる. 食 事 の 規 則 性. ※※. 顔が赤くほてる. 1 4. 多 忙 観. ※※※. 9. 1 5. 味. ※※※. ※※※. 8. 頭力淫 締めつけられる感じ. 趣. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 6 2 5 . 6 2 5 .. ※※※. ※※※. ※※※. 6 2 5 ‐. ※※※. 2 O 5 ‐. ※. 2 5. 下痢. ※※※. ※※. 三 表. ※※※. ※※. 5 0 O . 6 2 5 .. 2 6. 性欲低下. ※※※. ※※. ※※. ※※※. ※※※. 6 2 5 .. 2 7. 食欲低下. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 6 2 5 .. 1 0 0 0 ・. 6 3 O .. 7 4 I .. 8 5 2 .. 9 6 3 .. 関 連 率 (%). 4 4 4 ‐. ※※※. ※. 2 2 2 .. 2 9 5 ‐. ※ ※ ※ P<0 ‐001 ※※ P<0.01 ・ 、. ・、. ※ P<0 ‐05. 有意差のある項 日 o - 0一 項 数 目 総. 2項目であった (P< )「眠い」 )「便秘」 9 が重い」 )「首と肩がこる」 7 3 )「月経困難」 5 ,q , 御 「胃痛」 の1 ,Q ,Q ,Q ). 0‐05~ P <0‐001. 24項目)」 との関係については表-3の通り, 体重が 「多すぎる」 「自己の体重観」 と 「精神的自覚症状 ( 2 9 )「生きる希望が とする者で, 精神的自覚症状 が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( )「叫びたい」 ) ない」 )「何事にも重荷を感じる」 ,縦 ,鰹 , @の「圧迫される感じ」 , gP「何事にも感動しない」 ,鱗 ( ) 114.
(6) . ライフスタイルと健康に関する研究. 115. 表‐3 ライ フスタイ ル8項目と精神的自覚症状との関連について. 2 8. 集中できない. 体 重 観. 自 覚 的 ス トレス. 生 活 の 規 則 的. ※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※ 義 美豪 美‐ ※. 2 9. 生きる希望がない. 3 0. 頭がさえない. ヲ 美※※. ※※※. ※※※. 3 1. 落ち着かない. ※. ※※※. ※※※. 3 2. 人に会いたくない. ※※. ※※※. 3 3. 自信がない. ※※※. ※※※. 3 4. 無力感. ※※※. ※※※. 3 5. けだるい. ※※. ※※※. 3 6. 何事にも重荷を感じる. ※※※. 趣. 味. 多 忙 観 ※※. ※※※. 食 事 の 規 則 性. 日常生活 の満足度. 体調の変化. 関連率(%). ※※※. 1 0 0 0 ‐. ※※※. ※※※. ※※※. 7 5 O .. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 1 0 0 0 ・ 7 5 O ‐. ※※※. メ モ ;※※. ※. ※※※. ※※※. 7 5 O ‐. ※※※. 美 談. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 8 7 5 . 8 7 5 .. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 8 7 5 ‐ 7 5 O ‐. ※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. 1 0 0 0 ‐. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 7 5 O . 1 0 0 0 ・ 1 0 0 0 ・. 圭 三※. 3 7. 楽しくない. ′※ ※※. ※※※. 3 8. 人とうまくやっていけない. ※※※. ※※※. 3 9. 物事を決めることは困難. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 0 4. 生きがいを感じない. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. 4 1. 何事にも感動しない. ※※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※. 4 2. 圧迫される感じ. ※※※. ※. ※. ※. ※※※. ※※※. 4 3. いつも眠い. ※※※. ※※※. ※※. 4 4. 叫びたい. ※※※. ※※※. 4 5. 朝起きるのが辛い. ※※※. ※※※. ※※. 4 6. 不安・心配. ※※※. ※※. ※※. ※. 4 7. 何かを壊したくなる. ※※※. ※※※. ※. ※※. 8 4. 周囲の人の冷たさを感じる. ※※. ※※※. ※※. ※. > 圭 三 ※. 4 9. 緊張する. ※. ※※※. ※※. ※. ※※. 5 0. 元気がない. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. 5 1. 憂うつ. ※※. ※※※. 7 0 8 .. 1 0 0 0 ・. 関 連 率 (%). ※. ※. ※※. 9 1 7 .. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 莞 言※美 美. ※※※. ※※※. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※ ※※※. 7 5 O . 1 0 0 0 ・ 8 7 5 ‐ 8 7 5 . 8 7 5 -. 美 美※※. 8 7 5 ‐ 1 0 0 0 ・ 1 0 0 0 ・. ※※※. ※. ※※. ※※※. ※※※. 8 7 5 .. 6 2 5 .. 9 7 1 ‐. 1 0 0 0 ・. 1 0 0 0 ・. ※ ※ ※ P<0.001. ・ 、. ※※※. 7 5 O . 7 5 O ‐ 1 0 0 0 ‐. ※ ※ P<0‐01. ※ P<0 .05. 有意差のある項 目 市 o - -・ 十 0- 項 目 総 数. 「不 安 ・心 配」 ). , 鰹の 「何 か を壊 したく なる」 を 除く 17項 目 であ っ た (P <0.05~ P <0‐001. 「自己の体重観」 と 「行動的自覚症状 ( 1 9項目)」 との関係については表-4の通り, 体重が 「多すぎる」 とする者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 6 )「粗暴」 )「喫 5 7 ,6 )「過食」 )「浪費」 煙量の増加」 5 9 )「人と話しをしない」 の「間食が絶えない」 の7 7 ,( ,回 ,価 , 御 「死にたい」 ,( 項 目 であり (P <0‐05~ P <0‐001 ), 一 方体 重 が 「少 なす ぎる」 とす る者 で, 行動 的 自覚症 正状 が 「いつ もあ. る」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, ◎ 「不眠」 ) , ◎ 「拒食」 の2項目であった (P<0 ‐05 . 2) 大学生の 「自覚的ストレス」 について 「自覚 的ス トレス 員こつ いて は, 「非常 に多 い」 と した 者 は283名 ( 14‐1%), 「多 少 ある」1266名 ( 63‐2%), 「ほ と ん どない」454名 ( 22‐7%) であ っ た. 性別 で は表 -5 の 通 り, 女子 は 「非常 に多 い」 及 び 「多 少 ある」 が, 男 子 は 「ほ とん どない」 が高 率 であ っ た (P <0‐001 ). なお学 年別 に は有 意 な差 は認め られ なか っ た.. 「自覚的ストレス」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 自覚的ストレス が 「非常に多い」 とした者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 27項 目の す べて であ っ た (P <0‐01~ P<0‐001 ).. 「自覚的ストレス」 と 「精神的自覚症状 ( 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 自覚的ストレス が 「非常に多い」 とした者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 24項 目の すべて であ っ た (P <0.001 ).. ( ) 11 5.
(7) . 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 116. 表-4 ライフスタイ ル8項目と行動的自覚症状との関連について 体 重 観. 自 覚 的 ス ト レス. 生 活 の 規 則 的 ※※. 趣. 味. 多 忙 観. 食 事 の 規 則 性. 日常生活 の満足度. ※. ※※※. ※※※. 体調の変化. 関連率(%). ※※※. 0 O 5 . 7 5 O .. ※. ※※. 5 2. 歩行中つまづく. ※※※. 5 3. 引きこもる. ※※※. 4 5. スリルを求める. 5 5. 粗暴. 5 6. 過眠. 5 7. 鳴醜量の増加. 5 8. 多弁. ※※※. ※※※. ※※※. ※※. ※※※. 5 9. 過食. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※. ※※※. 6 0. 浪費. ※※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※. ※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. 1 6. 好色. 2 6. 常に行動している. 6 3. 不眠. 6 4. 過剰飲酒. 6 5. 拒食. 6 6. 人と話をしない. 6 7. 攻撃的になる. 6 8. 活動低下. 6 9. 死にたい. 7 0. 間食が絶えない 関 連 率 (%). ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※. ※※. ※. ※※ ・. ※※※. ※※※. ※ ※※※. ※※. 5QO. ※※※. 1 0 0 0 ・ 2 5 6 .. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※. ※※※. ※※. ※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※. ※※※. ※※※. ※. ※※※. ※※※. ※※. ※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. ※※※. 9 4 7 .. 4 7 4 ‐. 8 4 2 .. 3 7 7 .. ※※※ 6 8 4 .. 学 憲 声長 三. 9 4 7 ‐. (%). 性 別 と 自 覚 的 ス ト レス につ い て. 9 80 ( 1 ) 6‐6. 24‐6 ) (. 女子 ( 2 0‐6 ). ) ( 1 3‐8 63. ( ) 1 5.3. 8 7 5 . 8 7 5 .. ※ ※ P<0 ‐01 ※ P<0.05. 220. n: 412. N:2003. ※※※. 9 4 7 .. ほとんどない. ( 9‐4 ) 7. 8 7 5 . 7 5 O .. 7 O 5 ‐. ※※※. 多少ある. 男子. 8 7 5 . 6 2 5 ‐ 1 0 0 0 ・. 8 7 5 . 8 7 5 .. 8 9 5 .. 非常に多い. n:1591. ※※※. 7 5 O . 1 0 0 0 ‐. ※※※. ※※※. ※ ※ ※ P<0‐001. ) 関連率( % )署 意響 響項最 縄o 注 表-5. ※※※ ※※※. ※※※. 8 7 5 . 1 0 0 0 ・. 391. 286. 63. ( 69.4 ). ( ) 1 5‐3. P<0‐001. 1 9項目)」 との関係 (表-4参照) については, 自覚的ストレス 「自覚的ストレス」 と 「行動的自覚症状 ( が 「非常に多い」 とした者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, ). 回 「常 に行動 して いる」 を除く 18項 目 であ っ た (P <0‐05~ P <0.001. 3) 大学生の 「生活の規則性」 について 1 6名 ( 0. 8%) 「生活の規則性」 については, 「規則的な生活をしている」 としている者は21 , 「時々不規則 26 62. 9%) になる」1261名 ( ‐3%) であった. 性別では表-6の通り, , 「不規則な生活をしている」526名 ( 女子は 「規則的な生活をしている」 及び 「時々不規則になる」 が, 男子は 「不規則な生活をしている」 が高 ). 率 であ っ た (P <0‐001. 学年別については表-7の通り, 1年生は「規則的な生活をしている」 及び「時々不規則になる」 が, 2・ ) 1 3・4年生は 「不規則 な生活をしている」 が高率であった (P<0 ‐00 . ( ) 116.
(8) . 117. ライ フス タイ ル と健康 に 関 する 研究. (%). 表‐6 性別と生活の規則性について. \選 ミ ミ 性. 規則的な生活. 時々不規則に. 不規則な生活. を して いる. なる. を して いる. 別. 男子 n:1591. ( 79.4 ). 女子 n: 412. 20‐ ) ( 6 N:2003. 149. 969. 473. (9‐4). ( 60‐ 9 ). ) ( 29‐7. 67. 292. 53. ) ( 16‐ 3. ( 708 ). ) ( 1 2‐9. P<0‐001. (%). 表‐7 学年と生活の規則性について. 島 遠 ゞ. 規則的な生活. 時々不規則に. 不規則な生活. をして いる. なる. を して い る. 1年生 n:362. ( ) 18‐1 2年生 n:790. ( ) 39‐4. 3年生 n:555. ( 27‐7 ) 4年生 n:296. 14‐ 8 ) ( N:2003. 59. 240. 63. ) ( 1 6- 3. ) ( 66‐3. 17‐4 ) (. 72. 497. 221. (9.1). ( ) 62‐9. 28.0 ) (. 47. 338 ( ) 60 ‐9. ( 30‐6 ). (8‐5). 170. 38. 186. 72. ( 1 2.8 ). ) ( 62-9. ( 24- 3 ). P<0.001. 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「不規則な生活をし 「生活の規則性」 と「身体的自覚症状 ( )「疲れている」 1 ている」者で, 身体的自覚症状が「いつもある」 及び「時々ある」 に高率を示した項目は,( , ・ ( 8 )「 ( )「 ( 7 )「 睡眠困難 眠りが浅い 」 風邪 )「めまい」 )「疲れやすい」 ( 4 5 )「息苦しい」 3 , , 6 関節の痛み」 , ,( ,( 2 の 1 )「眠い」 )「身体がほてる」 9 5 )「首と肩がこる」 6 )「月経困難」 3 )「足が重い」 を引きやすい」 2 ,( ,( ,Q ,q ,Q ,Q ) ) 「食欲低下」の17項目であった(P<0‐ 05~P<0‐ 00 1 2 7 ) 「性欲低下」 「腹痛」 の「吐き気」 2 5 ) 「下痢」 ,α ,( ,解 ,( . 24項目)」 との関係 (表-3参照)」 については, 「不規則な生活を 「生活の規則性」 と 「精神的自覚症状 ( め「人に会いた している」 者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及 び「時々ある」 に高率を示した項目は, は ), く ない」 3 の「人 とう まく や っ て い けない」 ,邑の「圧 迫さ れる感 じ」を除く 21項 目 であり(P <0‐01~ P <0‐001 ,(. 一方 「規則的な生活をしている」 者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した 05 ) 「圧迫される感 じ」 の1項目であった (P<0‐ 項目は鰯) . 1 9項目)」 との関係 (表-4参照) については 「不規則な生活をし 「生活の規則性」 と 「行動的自覚症状 ( 5 3 )「引きこもる」 ている」 者で, 行動的自覚症状が「いつもある」 及び「時々ある」に高率を示した項目は,( , ) 01 2 )「人と話をしない」 を除く1 6項目であった (P<0 $ 2 )「常に行動している」 ‐01~P<0‐0 . ,$. ( ) 117.
(9) . 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 118. 4) 大学生の 「趣味」 について 「趣 味」 につ いて は 「3つ以 上持 っ て いる」 と した 者 は511名 ( 25‐5%), 「1~ 2つ 持 っ て いる」 者 1243名 ( 62‐1%), 「ほ と ん どない」249名 ( 12.4%) であ っ た. 性別 で は表 -8 の通り, 男 子 は 「3つ 以上 も っ てい る」 が, 女子 は 「1~2 つ持 っ て いる」 及 び 「ほと ん どない」 が高 率 であ っ た (P <0‐001 ). なお学 年別 に. は有意な差は認められなかった. 「趣味」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「ほとんどない」 者で, 身体 的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( )「疲れやすい」 7 )「睡眠困難・眠 5 ,( の「頭が締めつけられる感じ」 りが浅い」 )「月経困難」 7 )「便秘」 1 の「寒さに弱い」 の6項目であっ 3 ,( ,Q ,α .Q た (P <0,05~ P <0.001 ).. 「趣味」 と「精神的自覚症状 ( 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 「ほとんどない」 とする者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( D「落ち着かない」 3 )「叫びた ,鰹 い」 ). , 縦)「周 囲の人 の 冷たさ を感 じる」 を除く 21項 目 であ っ た (P <0‐05~ P<0‐001. 「趣味」と「行動的自覚症状 ( 19項目)」 との関係 (表-4参照) については, 目まとんどない」とする者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( 5 2 )「歩行中つまづく」 5 3 )「引き ,( こもる」 )「粗暴」 り「浪費」 5 5 6 )「不眠」 3 略「過剰飲酒」 )「活動低下」 ,( ,回 ,( ,( , 岡「人と話をしない」 ,鰯 , 回「死 にた い」 の9項 目 であ っ た (P <0‐05~ P<0‐001 ). 一 方.「3 つ以 上 持 っ て いる」 者 で, 行動 的自覚症 状 が. 「いつもある」 及 び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 回 「スリルを求める」 ) 「喫煙量の増加」 5 7 ,( , 6P「好 色」 2 )「常 に行動 して いる」 ). ,$ , 倦め 「攻 撃 的 になる」 の5項 目であ っ た (P <0‐01~ P <0‐001. 5) 大学生の 「多忙観」 について 「多 忙 観」 につ いて は 「いつ も忙 しい」 とする者 は429名 ( 21‐4%), 「時々 忙 しい」1223名 ( 61‐1%), 「ほ とん ど忙 しく ない」351名 ( 17‐5%) であ っ た. 性別 で は表 -9 の通 り, 男 子 は 「いつ も忙 しい」 が, 女 子 は 「時々 忙 しい」 及 び 目まとん ど忙 しく な い」 が 高 率 であ っ た (P <0‐001 ). 学 年別 では表-10 の通 り, 1年生 は 「時々 忙 しい」 が, 2 年生 は 「ほ と ん ど忙 しく ない」 が, 3 ・ 4 年生 は 「いつ も忙 しい」 が 高率 であ っ た (P <0‐05 ).. 「多忙観」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「 P まとんど忙しくない」 と した者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( 9 )「顔が赤くほてる」 ). 一 方 「いつ も忙 しい」 とする 者 で, 身 体 的症状 が 「いつ もある」 及 び 「時々 の1項 目 であ っ た (P<0‐05. )「疲れやすい」 1 の「背中の痛み」 )「疲れている」 ) ある」 に高率を示した項目は,( 5 5 1 ,( ,( , 鯉)「足が重い」 ,Q 表-8. \\ 趣 味 \\ 性 別 \\ 男子 n:1591. ( 7 ) 9‐4. 女子 n: 412. ( 20‐6 ) N:2003. (%). 性 別 と趣 味 につ いて. 3つ以上 持っ ている. 1~2つ持って いる. ほとん どない. 466. 968. 157. ( 29‐3 ). ( ) 60‐8. ) (9‐9. 45. 275. 92. ( 10.9 ). ( ) 66‐8. 22.3 ( ). P<0‐001. ( ) 11 8.
(10) . 119. ライ フス タイ ル と健 康 に 関 する 研 究. 表‐9. \ \\そぎ 性 別. いつも忙しい. 時々忙しい. ほとん ど忙し くない. 371. 948. 272. 23‐ ( 3 ). ( ) 59‐6. ( 17 ) ‐1. 58. 275. 79. ( ) 1 4‐1. ( 66‐7 ). ( 19‐2 ). 男子 n:1591. ( 79‐ 4 ). 女子 n: 412. ( 20‐ 6 ) N :2003. P<0‐001. 表‐10. \\ 多す 丁観 -叩 \\/’ 十\ 仔 学 年 \ 1年生 n:362. 18 ) ( ‐1 2年生 n:790. ) ( 39 ‐4. 3年生 n:555. ( 27 ) ‐7 4年生 n:296. ( ) 14‐8 N :2003. (%). 性別 と多忙 観 につ いて. (%). 学 年 と多 忙 観 につ い て. いつも忙しい. 時々忙しい. ほとんど忙し くない. 64. 236. 62. ( 1 7 ) ‐7. 2 ) ( 65‐. ( 17.1 ). 154. 480. 156. ( 19 ) ‐5. ( 60 ) ‐8. ( 1 9.7 ). 141. 331. 83. ( 2 5‐4 ). ( 59 ) ‐6. ( 15 ) ‐0. 70. 176. 50. 23‐6 ( ). ( 9-5 ) 5. ( ) 16‐9. P<0‐05. 「首 と肩 が こる」 9 )「眠 い」 の 6項 目 であ っ た (P <0‐05~ P <0‐001 ). ,Q. 「多忙観」 と 「精神的自覚症状 ( 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 「ほとんど忙しくない」 と した者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( 2 )「集中できない」 8 , 鋤 「頭がさえない」 )「楽しくない」 3 7 3 )「人とうまくやっていけない」 8 )「物事を決めることは困難」 ,( ,( ,鰯 , @の「生きがいを感じない」 Dr不安・心配」 め「緊張する」 り「元気がない」 ,櫛 ,包 ,回 , 6D「憂うつ」 の10項目で あ っ た (P <0.05~ P <0‐001 ). 一 方 「いつ も 忙 しい」 とする 者 で, 精 神 的自覚 症状 が 「いつ も ある」 及 び. 「時々ある」 に高率を示した項目は, g 3 )「いつも眠い」 )「朝起きるのが辛い」 5 )「何か 7 , 回 「叫びたい」 ,g ,g を壊 したく なる」 ). , 鰹の 「周 囲の人 の 冷たさ を感 じる」 の5 項 目であ っ た (P<0‐05~ P <0‐001. 「多忙観」 と 「行動的自覚症状 ( 1 9項目)」 との関係 (表-4参照) については, 「ほとんど忙しくない」 と する者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 6 )「引きこもる」 3 ,◎ 「過眠」 ). 一 方 「いつ も忙 , 価)「人 と話 を し ない」 , 鰯)「活 動低 下」 の 4項 目であ っ た (P <0‐05~ P <0‐001. しい」 とする者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( の「スリル 5 を求める」 )「粗暴」 )「喫煙量の増加」 5 )「浪費」 7 )「常に行動している」 )「不眠」 3 ,6 ,6 ,鯛 , $D「好色」 ,鰯 ,$ , 御 「過剰飲酒」 , 同 「攻撃的になる」 の9項目であった ). (P<0‐01~ P <0-001. ( 19 ) 1.
(11) . 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 120. 6) 大学生の 「食事の規則性」 について 63 9名 ( 41 9%) 「食事の規則性」 については, 「規則的にとる」 とする者は83 , 「あまり規則的ではない」7 . 1の通り, 女子は 「規則的にとる」 1名 ( 20 名( 3 8 ‐0%) であった. 性別では表-1 .1%) , 「不規則である」40 ) 001 が, 男子は 「あまり規則的ではない」 及び 「不規則である」 が高率であった (P<0‐ . 学年別では表- 1 2の通り, 1年生は 「規則的にとる」 が, 2年生は 「あまり規則的ではない」 が, 3・4年生は 「不規則で ある」 が高 率 であ っ た (P <0‐001 ).. 「食事の規則性」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「不規則である」 と )「顔が赤くほてる」 9 する者で, 身体的自覚症状が「いつもある」及び「時々ある」に高率を示した項目は,( , 1 7 )「便秘」 3 )「月経困難」 回 り「背中の痛み」 , 鰹)「足が ,( , 回 「頭が締めつけられる感じ」 , QP「暑さに弱い」 ,Q ) 冷える」 の「寒さに弱い」 を除く19項目であった (P<0‐05~P<0.001 . 一方 「規則的にとる」 とする ,α 1 0 0「背中の痛み」 の1項 者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,( ). 目 であ っ た (P <0‐05. 「食事の規則性」 と 「精神的自覚症状 ( 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 「不規則である」 と )「人とうまくやっ 3 8 する者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は,(. \ぐ漉 そ 性. (%). 表‐11 性別と食事の規則性について. 規則的にとる. あまり規則的 ではない. 不規則である. 別. 男子. 60 3 ( 37 ) ‐9. n:1591. ) ( 79‐4. 女子. 236 ( 57 ) ‐3. n: 412. ( 20.6 ) N:2003. 639. 349. ( ) 40‐2. 21 ) ( ‐9. 124. 52. ( ) 30‐1. 1 2‐6 ) (. P<0.001. (%). 2 学年と食事の規則性について 表‐1. 〆ミ睡. 規則的にとる. 1年生 n:362. ( 1 8‐1 ). 2年生 n:790. ( ) 3 9‐4. 3年生 n:555. ( 27 ) ‐7. 4年生 n:296. ) ( 14 ‐8 N:2003. あまり規則的 ではない. 不規則である. 193. 121. 48. ( ) 53‐3. ) ( 33‐4. ( 13‐3 ). 303 ( ) 38‐4. 321 ( ) 40‐6. 21 ) ( ‐0. 236 ( 4 2‐5 ). 98 1 ( 35‐7 ). 21-8 ) (. 107. 23 1 41 ) ( .6. 22‐3 ) (. ( 36 ) .1. P<0‐001. ( 1 20 ). 166. 121. 66.
(12) . ライ フス タイ ル と健 康 に関 する 研 究. 121. ). て い けない」 , 傾の 「緊張 する」 を除く 22 項 目 であ っ た (P <0‐05- P <0‐001. 9項目)」 との関係 (表-4参照) については, 「不規則である」 と 1 「食事の規則性」 と 「行動的自覚症状 ( 2 )「歩行中つまづく」 5 する者で, 行動的自覚症状が「いつもある」及び「時々ある」に高率を示した項目は,( , ). 6 )「過 眠」 を 除く 17項 目 であ っ た (P <0‐05~ P <0.001 6. 7) 大学生の 「日常生活の満足度」 について 2.6%), 「か なり満足 して い 「日常 生活 の満 足度」 につ いて は, 「大 い に満足 して いる」 と した 者 は52名 ( 10‐0%) であ っ 56‐7%), “まとん ど満足感 はない」200名 ( 30‐7%), 「満 足感 は少 ない」1137名 ( る」614名 (. た. なお性別, 及び学年別には有意な差は認められなかった. 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「満足感が少な 「日常生活の満足度」 と「身体的自覚症状 ( い」 及 び 「ほとんど満足感がない」 とする者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率 )「便秘」 )「足が冷える」 を除く23項目で 7 3 )「月経困難」 を示した項目は,( 8 )「風邪を引きやすい」 ,鰹 ,Q ,Q ). あ っ た (P〈0‐05~ P〈0.001. 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 「満足感が少な 「日常生活の満足度」 と 「精神的自覚症状 ( い」 及び 旨まとんど満足感 がない」 とする者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率 ). を示 した 項 目 は24項 目の す べて であ っ た (P <0.001. 「日常生活の満足度」 と 「行動的自覚症状 ( 19項目)」 との関係 (表-4参照) については, 「満足感が少な い」 及び 「ほとんど満足感がない」 とする者で, 行動的自覚症状が 「いつももある」 及び 「時々ある」 に高 )「過眠」 )「多弁」 率を示した項目は, 6 6 5 8 ‐05~P< , 岡「常に行動している」を除く16項目であった(P<0 ,( ). 一 方 「大 い に満 足 して いる」 及 び 「か なり 満足 して いる」 とする 者 で, 行動 的 自覚症 状 が 「いつ も 0‐001. ある」及 び「時々ある」に高率を示した項目は, 岡「多弁」 , 岡「常に行動している」の2項目であった (P< 0.05~ P <0.001).. 8) 大学生の 「体調の変化」 について 「体 調 の 変化」 につ いて は, 以 前 に比 べて 「よく な っ た」 とする 者 は103名 ( 5‐1%), 「変わ ら ない」 1413. 24 名( 7 0 87名 ( ‐6%) , 「わろくなった」4 ‐3%) であった. なお性別, 及び学年別には有意な差は認められな か っ た.. 「体調の変化」 と 「身体的自覚症状 ( 27項目)」 との関係 (表-2参照) については, 「わろくなった」 とす 7 )「便秘」 を除く26項目 る者で, 身体的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率をした項目は, Q ). であ っ た (P <0‐05~ P <0‐001. 「体調の変化」 と 「精神的自覚症状 ( 24項目)」 との関係 (表-3参照) については, 「わろくなった」 とす る者で, 精神的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 24項目のすべてであっ た (P <0-05~P <0-001 ).. 「体調の変化」 と 「行動的自覚症状 ( 1 9項目)」 との関係 (表-4参照) については, 「わろくなった」 とす )「歩行中つまづく」 る者で, 行動的自覚症状が 「いつもある」 及 び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 6 2 , 倦め 「常 に行動 して いる」 を 除く 17項 目 であ っ た (P <0‐01~ P <0‐001 ). 一 方 「よく な っ た」 とする者 で,. 行動的自覚症状が 「いつもある」 及び 「時々ある」 に高率を示した項目は, 倦め「常に行動している」 の1項 ). 目であ っ た (P <0‐01. ( 121 ).
(13) . 122. 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 一央. 9) ライフスタイルと健康に関する自覚症状 ( 7 0項目) との関連について ライフスタイル (自己の体重観, 自覚的ストレス, 生活の規則性, 趣味, 多忙観, 食事の規則性, 日常生 活の満足度, 体調の変化の8項目) に対する身体的自覚症状 ( 27項目) との関連率 (表-2・3・4の注 参 2%等 照) が高率であった項目は 「自覚的ストレス」10 0%, 「体調の変化」96‐3%, 「日常生活の満足度」85‐ 24項目) との関連率が高率であった項目は, 「自覚的ストレス」1 00%, であった. また, 精神的自覚症状 ( 「日常生活の満足度」1 00%, 「体調の変化」10 0%, 「生活の規則性」91 ‐7%, 「食事の規則性」91 ‐7%, 「趣味」 87‐ 5%等であった. さらに, 行動的自覚症状( 19項目)との関連率が高率であった項目は,「自覚的ストレス」 94‐7%, 「日常 生活 の満 足度」94‐7%, 「体調 の変化」94‐7%, 「食 事の規則 性」89‐5%, 「生活 の 規則 性」84‐2% 等 であ っ た.. 身体的自覚症状 ( 27項目) に対するライフスタイル (8項目) との関連率 (表-2・3・4参照) が高率 )「眠い」 )「疲れやすい」1 2 )「足が重い」87 1 )「首と肩がこる」87 9 であった症状は,( 5 00%,( 1 5 ‐5%,( ‐5%, Q 24項目) に対するライフスタイルとの関連率が高率であった症 87‐ 5%等であった. また, 精神的自覚症状 ( )「頭がさえない」1 00%, Q )「物事を決めること 状は側 「集中できない」1 00%, 例 00%, 例 「楽しくない」1 9 は困 難」100%, 鯛耳 生き がい を感 じない」100%, g 3 )「いつ も 眠い」100%, ◎ 「朝 起 きる の が 辛 い」100%,. )「けだる )「自信がない」87 5%, 鮎 街の「元気がない」1 00%, 6P「憂うつ」1 0 0%, 鰯 ‐5%, 御 「無力観」87 ‐ )「不安・心配」87 め「何かを壊したくなる」87 )「周囲の人の冷たさを感じる」 い」87 ‐5%, は .5%, 棚 .5%, 鰯 1 87 5%等であった. さらに, 行動的自覚症状 ( 9項目) に対するライフスタイルと ‐5%, 偲の「緊張する」87. )「喫煙量の増加」1 り「浪費」1 )「不眠」 )「粗暴」100%,( 7 00%, 回 00%, $ 3 の関連率が高率であった症状は, 6 5 5 の「スリルを求める」87‐ 1 00%,( 5 5%, 回「好色」87‐ 5%, 御「飲酒過剰」87 ‐5%, ‐5%, $の「人と話をしない」87 6 回 「攻撃 的 に なる」 87.5%, 鰯)「活動 低 下」 87.5%, ( の 「死 にた い」 87‐5%等 であ っ た.. 考. 察. 大学生の健康に関する自覚的症状 (身体的・精神的・行動的) は, 現在持っている 「今後の健康への考え 方」 と 「健康への具体的配慮」 と極めて密接な関連を有し, そして 「現在の健康状態」 にも影響を与えてい 4 ) また同様に, 学生の睡眠時間, 朝食の摂取, 栄養のバランス, 間食の摂取, 塩分の摂取習慣, 飲酒・喫 る1 . 5 ) 煙習 慣, 運 動習 慣 等のライ フス タイ ルの あ り 方 とも 関連 が認 め ら れた1 . 4 1 5 )か ら 現在 の大 学 生 は「疲 れて いる し 息苦しく感じ 足が冷 ・ 大 学生 のライ フス タイ ル と健康 との 関係1 , , , え, めまい があ り, 疲 れや すく, 便 秘・吐き気 が あり, 朝 起きる の が辛く, けだるく, 叫 びた い といつ も思 っ て おり, 不 眠 で憂う つ に なり, ス リ ル を求 め, 粗暴 で間食 が絶 え なく, 多 弁 ・ 浪 費・過 食 である」 という 生. 活が垣間みられる. 大学生の時代は, 発育発達の途上であるが人生の中で最も健康で体力があり, 自由な時間を有している時 期である. そして将来に対する限りない可能性と憧優がある時代でもある. したがって, 大学生は好奇心が 強く, 将来への希望と夢の実現に向かって多忙な毎日を送っているし, 同時に多様な人的・物的 「ストレス」 を受けている. しかし, 若者の柔軟な適応力で乗り越えながら, 自らの大学生活を振返り, 現在の満足度を 確認しつつ生活している. これらの生活を支えるものが 「心身の健康」 である. 健康を左右する要因として重要な働きをするライフスタイルは, その基本的な習慣形成が乳幼児期の家庭 7 - 2 1 ) ライ フ サイ ク ル を通 じてライ フス タイ ル (生活 習 慣) が どの 環境 によ り 決定さ れる という 指 摘も あり1 ,. 2 ) ように踏襲され, また健康度とどのように関連するかを探ることは2 , 生涯健康学上極めて重要な問題であ ) ( 2 2 1.
(14) . ライフスタイルと健康に関する研究. 123. る.. 本 研 究 にお ける大 学 生 の 生 活 の 「自覚 的ス トレス」 で は, 「非常 に多 い」 とする 者 が14‐1% であり, そ れら の. 9項目との間に有意な関連 0項目のうち,6 学生は身体的自覚症状, 精神的自覚症状, 行動的自覚症状の合計7 が 見 ら れ, 現在 の 大 学生 は, 「多 少 のス トレス がある」 を含 めて 生 活や 大学 にお いて 「自覚 的ス トレス を強く 感 じ」 て いる. この こ とが健 康 の劣 悪化 をもた らす 可能 性 を現わ して いる の で はない か と考 えら れる. こ れ らの こ と は, 生活 の満 足度 にお いて 「満 足感 は少 ない・ほ と ん ど満 足感 はない」 と した 者 が67‐7% で,. 00%で 0 0%, 行動的自覚症状との関連率1 2%, 精神的自覚症状との関連率1 身体的自覚症状との関連率85‐ あ っ た こ と, また 食 事の規則 性 にお い て 「あ まり 規則 的 では ない・不 規則 である」 と した 者 が58‐1% で, 身. 体的自覚症状との関連率7 4‐1%, 精神的自覚症状との関連率91 ‐5%で ‐7%, 行動的自覚症状との関連率89 あ っ た こ と, さ ら に生活 の規則 性 において, 「不規則 な 生活 を して いる」と した 者 は26‐3% で, 身 体 的自覚症. 状との関連率60 ‐0%,精神的自覚症状との関連率91.7%,行動的自覚症状との関連率84.2%であったこと等 にも みら れ, 前 述 の 「自覚 的ス トレス」 と 同様 に, ライ フス タイ ルの あり 方が健康 に影響 を与 えて いる こ と. を意味し注目に値する. 発育・発達途上の悩み, 苦しみ, 心配事, 生きがいや将来の不安等の大学生のストレスは, 大学生を 「大 人」 に成 長さ せ る 糧 であり, ス トレス を一 つ 一 つ乗 り越 える こ とが 「人 間 と して の発 達」 であり, 本来 避 け. るべき対象ではなく, 乗り越える対象である. しかし, 大学生はすでに個人としての世界, すなわち価値観, 生き る 規 範, ライ フス タイ ル を有 し, そ れを 拠り 所 と して毎 日 の生活 を送 っ ている. 自覚 的ス トレス は, 極. めて個人差があり複合的で個別的である. 自分にとってなぜストレスなのかや自分の生きてきた世界や価値 観, ライ フス タイ ル等 を分 析す る こ とが重 要 である. 特 に, 健康 に 関わ る ライ フス タイ ル の見 直 しが必 要 で. ある. また, 親から離れアパート, 間借り, 自炊生活をしている大学生の食事や生活の不規則性や大学に対 する不満足感や物足りなさが, 大学生の健康に関する自覚症状の原因になっている. このことは, 先に指摘 4 1 5 - )大学生の「今後の健康への考え方」 した1 , 「健康への具体的配慮」 , また 「睡眠時間, 食事, 飲酒・喫煙の 習慣, 運動習慣等のライフスタイルと健康に関する自覚症 正状との関連においても同様な結果であった. 今日の大学生は, 出生後, 親や教師たちによって幼稚園・小学校・中学校, そして高校を通じて, 一流学 校へ進学すること, そしてその延長線上の一流企業へ就職するという単一路線を歩むことが期待され, 学校 の成績が唯一の拠り所として育ってきている. したがって当然の結果として, 社会性, 成長に伴う自律的生 活能力, 人間としての健康で遅しく生きる能力が欠如しており, 健康で望ましいライフスタイルの実践や生 活や学業上の悩み・心配といったストレス への対処能力 が不十分 である. 我が国における高学歴社会, 高等教育への進学率の高さを見ると, もはや現在の大学教育は, 過去の大学 教育と同様に見ることができない. 特に, 現在の大学生は健康に関する基本的な生活習慣(ライフスタイル) の欠如した集団であるといえる. したがって, 大学において「健康で, 体力に満ちた心身」を基礎とした「人 生を遥しく生きる知識・態度・行動」 を育成する 「健康・スポーツに関する教育」 は, 大学生の健康に関す るライフスタイルの確立に有効な分野であり極めて重要な内容である. 大学生が自己の体重をどのように認識しているかについての 「自己の体重観」 で 「多すぎる」 とした者が 3 )平 均 体 重 は 男 子 64 21Kg 女 子 52 03Kg で あ り ま た BM1 38‐3% で あ っ た が, 学 生 の 健 康 白 書 で は2 ‐ , ‐ , (Body Mas s工ndex) の 区分別 自己 評価 にお いて, や せ て いる 女 子学 生の 50%以 上 は丁度 良く, 丁度 よ い 女 子 学 生 の約 90% は 「や せた い」 , さ らにや せ て いる 女子 学 生の 40% が 「も っ とや せた い」 と してお り, 「細 身. でよし」 とする傾向が見られたと報告している. 本研究の自己の体重観においても, 体重が 「多すぎる」 と した者は女子学生に高率を示し, 前述したように女子学生は 「丁度よい・少なすぎる」 にも関わらず 「多す ぎる」 と認 識 して いる の で は ない か考 え られる. 近 年 にお ける 「ダイ エ ッ ト ブ ーム」 やそ れ に伴う 非 科学 的. ( ) 23 1.
(15) . 124. 片岡 繁雄・秋野 禎見・田中三栄子・石本 詔男・鈴木 -央. ダイエッ ト法の氾濫は, 結果として過食症や拒食症を発生させ, 若い女性の身体的・精神的肉体をむしばみ, 特に, 女子学生の自己の体重に対する認識は 「身体の外観的側面」 に集中しているといえる. 自らの体重を「多すぎる」とした者は, 身体的自覚症状(関連率44 ‐4%) , 行動的自覚症状(関連率474%) に比べて精神的自覚症状 (関連率7 0 .8%) が高率であり, このことは 「自己の体重観」 が精神的により多く の 影響 をもた ら している こ と を意 味 して いる. とり わ け 「多 す ぎる」 と した 者 は 「人 に会 いたく ない, 自信 が ない, 楽 しく ない, 人 とう まく や っ て い けな い, 生 き がい を感 じない, 周 囲の人 の冷 たさ を感 じる, 憂う. つ」 等の対人関係に関する精神的自覚症状を有していることは注目に値する. 4 )による と, 「満足している」と 国民の「現在の生活に対する満足度」に関する内閣総理大臣広報室の調査2 した 者 は9‐8%, 「ま あ満足 して いる」56‐7%, 「やや 不満」22‐8%, 「不満」7‐8%, 「どち ら とも言 えない」. 2. 5%, 「わからない」0‐4%であり, 本研究の結果と単純には比較できないが, 大学生の生活の満足度は, 国 民調査に比べて 「満足度」 は低く, むしろ 「不満足度」 が高いことが指摘できる. これら 「日常生活の不満足」 の背景は, ここ数年来の経済構造の変化, 経済不況, 大学卒業者の就職難等 の将来不安と不本意入学や大学の授業への不満等の結果ではないかと考えられる. 17‐5%) で あり, ま た趣 味につ い 大 学生 活 において, 「ほ とん ど忙 しく ない」 とする者 は, 約 6人 に1人 (. ても約1割強 ( 1 2 ‐4%) の学生が 「ほとんどない」 とする者であったが, 現在の大学生は, 小学校・中学校・ 高校を通じて縛られてきた偏差値教育や過密なスケジュール (学校・塾等) から開放され, また親の管理か らも開放されて, 自由で, 好奇心や希望に満ちた空間で生活しているはずである. しかしそれにも関わらず, 1~2割の学生は生活に多忙観や趣味が少なく, 時間・空間的範囲の狭い生活を送っている. これら 「ほとんど忙しくなく・趣味をほとんど持たない」 学生たちは, 多くの管理や呪縛からの開放後, 大学 生活 に未 だ適 応 でき ず, キ ャ リア ー・プラ ン (Caree rP1an 人 生 設計) をもち, 計画 的 に生 きる こ とを. せず, 極めて精神的不安定な状態を有し, 意欲に乏しく, 無関心, 無感動, 無為に過 ごしており, その反面 学 業以 外の 分 野 に熱 心 である という ス チ ュー デ ント・ア パ シー (StudentApathy) 状 態 に陥 っ て いる の で は ない か と考 え られる.. 大学時代は, 家庭や学校中心のライフスタイルから実社会へ出て, 職場中心のライフスタイルへと変換を 迫られる時期であり, 今までの親や学校の指導下にあったライフスタイルから「自分自身のライフスタイル」 5 ) また 生涯 にわ たる 健康 や 体力 の増 進期 でもある を確立 して いかな けれ ばなら ない 時期 である し2 , .. 大学生の入学後の「体調の変化」において, 「悪くなった」学生は24 ‐3%で約4人に1人であり, 入学後の 環境の変化やライフスタイルの変化により心身の劣悪化をもたらしている. 特に, 健康に関するライフスタ 6‐3%, 精 イルの変化が自覚的健康状態に大きな影響を及ぼしていることは, その関連率(身体的自覚症状9 神的自覚症状1 00%, 行動的自覚症状94 ‐7%) からみても明らかである. これらの結果から, 現在の大学生はそれまでの親や学校の管理や庇護から脱却し, 健康的自律的な生活に 努める べき である. 特 に健康 に関する望 ま しい, 豊 か なライ フスタイ ルの 確立 が必 要 がある.. 大学生の自己の体重観, 自覚的ストレス, 生活の規則性, 趣味, 多忙観, 食事の規則性, 日常生活の満足 度, 体調の変化のライフスタイルのあり方と健康に関する自覚症状 (身体的・精神的・行動的) とが, 極め 5 4 1 )健康観, 生活観, 及び睡眠, 食事, 飲酒・喫煙習慣, 運動習慣と同 ・ て高い関連が見られ, すでに指摘した1 様であったことは, 大学として単に学生個人の問題として看過できない重要な 「大学教育上の問題」 として 認識する必要がある. そして特に, 近年 「大学の教育課程の大綱化」 に伴う 「体育実技や健康科学の選択制 の導入」 や 「体育・スポーツ・健康に関する科目の削減」 , さらには大学における 「保健体育教官の不足」 等 の問題は, 大学生の 「健康の悪化と体力の低下」 を生じさせ, 将来重大な国民の 「健康問題」 を招く可能性 を有 して いる も の と考 え られる.. ( ) 124.
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